JPS607715Y2 - 疲労回復シ−ト - Google Patents
疲労回復シ−トInfo
- Publication number
- JPS607715Y2 JPS607715Y2 JP1978146217U JP14621778U JPS607715Y2 JP S607715 Y2 JPS607715 Y2 JP S607715Y2 JP 1978146217 U JP1978146217 U JP 1978146217U JP 14621778 U JP14621778 U JP 14621778U JP S607715 Y2 JPS607715 Y2 JP S607715Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat back
- scapula
- support plate
- moderation
- torsion spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
- Finger-Pressure Massage (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は座乗する乗員の肩甲骨に略対応する位置のシ
ートバック内に、肩甲骨周辺の肉体を押圧する肩甲骨支
持板を設けた自動車等車両のシートバックに関するもの
で、長時間の座乗運転による乗員の疲労を肩甲骨周辺の
押圧刺激によって回復させる疲労回復シートの提供を目
的としている。
ートバック内に、肩甲骨周辺の肉体を押圧する肩甲骨支
持板を設けた自動車等車両のシートバックに関するもの
で、長時間の座乗運転による乗員の疲労を肩甲骨周辺の
押圧刺激によって回復させる疲労回復シートの提供を目
的としている。
自動車等車両のシートに長時間座乗していると、誰もが
疲労を感じるが、特に運転者は甚しく疲労するものであ
る。
疲労を感じるが、特に運転者は甚しく疲労するものであ
る。
その疲労を回復させるため、従来シートバックの腰部を
突出させる機構(ランバーサポート)を設けたものがあ
る。
突出させる機構(ランバーサポート)を設けたものがあ
る。
例えば第1図に示すシートバックAにヘッドレストB1
両サイドの盛り上り部Ct C’、意匠上の引込線[)
、D’等のほか、腰部に盛り上り部E(ランバーサポー
ト部)を設けて疲労を防止または回復させる措置が講じ
られている。
両サイドの盛り上り部Ct C’、意匠上の引込線[)
、D’等のほか、腰部に盛り上り部E(ランバーサポー
ト部)を設けて疲労を防止または回復させる措置が講じ
られている。
しかしそれだけでは不十分で、さらに一層の疲労回復を
狙いとしたのが本考案の疲労回復シートである。
狙いとしたのが本考案の疲労回復シートである。
すなわち、人間が疲れたとき肩甲骨の周辺に沿って按摩
を受けると、極めて快適に感じることは人の日常生活に
おいてよく知られていることである。
を受けると、極めて快適に感じることは人の日常生活に
おいてよく知られていることである。
本考案はこの点に着目し、例えば第1図のシートバック
Aの表面背もたれ個所の肩甲骨対応位置に示したように
、肩甲骨底部周辺に沿う如くハの字形に隆起する隆起部
Fを設けたシートを提供しようとするものである。
Aの表面背もたれ個所の肩甲骨対応位置に示したように
、肩甲骨底部周辺に沿う如くハの字形に隆起する隆起部
Fを設けたシートを提供しようとするものである。
これにより疲れた人がシートバックに体をこすりつけ、
弾力的な按摩作用の押圧刺激を受けることができるから
疲労の回復に頗る有効である。
弾力的な按摩作用の押圧刺激を受けることができるから
疲労の回復に頗る有効である。
而して常時前述の如き隆起部Fがあると疲れていないと
きには不快感を与える可能性があるので、本考案はこの
隆起部Fの隆起状態を着席者の意志により適宜調整可能
にしたものである。
きには不快感を与える可能性があるので、本考案はこの
隆起部Fの隆起状態を着席者の意志により適宜調整可能
にしたものである。
以下本考案の実施例を図面と共に説明すると、第2図お
よび第3図は第1図のシートバックAの内部に施した本
考案の機構を示すための要部断面図で、第2図は第1図
に示すX、X方向の横断面図であり、第3図はシートの
背後から見た機構を示すシートバックAの一部破断面図
である。
よび第3図は第1図のシートバックAの内部に施した本
考案の機構を示すための要部断面図で、第2図は第1図
に示すX、X方向の横断面図であり、第3図はシートの
背後から見た機構を示すシートバックAの一部破断面図
である。
第2図に断面で示したシートバックAの表皮1には第1
図に示した隆起部Fを構成するために、断面が半円形で
柔軟性の隆起面2,2′が形成されており、その平面形
状は第3図に示す肩甲骨支持板3.3′と共に、さきに
述べた肩甲骨直辺部周辺に沿う如く形成され、隆起面2
,2′および肩甲骨支持板3,3′はそれぞれ互に対称
的なノ\の字形の形状に配置されている。
図に示した隆起部Fを構成するために、断面が半円形で
柔軟性の隆起面2,2′が形成されており、その平面形
状は第3図に示す肩甲骨支持板3.3′と共に、さきに
述べた肩甲骨直辺部周辺に沿う如く形成され、隆起面2
,2′および肩甲骨支持板3,3′はそれぞれ互に対称
的なノ\の字形の形状に配置されている。
肩甲骨支持板3,3′は第2図にその断面の1例を半円
形で示したように角のない曲面を肩甲骨支持面とし、裏
面をトーションスプリング4に取付けて保持される。
形で示したように角のない曲面を肩甲骨支持面とし、裏
面をトーションスプリング4に取付けて保持される。
第4図はその取付は状態の1例を示す拡大斜視図である
。
。
次にトーションスプリング4を形成するスプリングワイ
ヤーはその回動軸5の外周で図示の如く巻回されてワイ
ヤ一端6が偏心カム7のカム面に当接している。
ヤーはその回動軸5の外周で図示の如く巻回されてワイ
ヤ一端6が偏心カム7のカム面に当接している。
回動軸5、偏心カム7等はそれぞれ軸承等を介してシー
トバックのフレーム8に取付けられる。
トバックのフレーム8に取付けられる。
これらの取付は方法は従来のこの種のものの取付は構造
に準じるものとする。
に準じるものとする。
なお上述の肩甲骨支持板3゜3′、トーションスプリン
グ4等の形状、取付けの構造等においても図示に限るも
のではなく、適宜変形され得るものである。
グ4等の形状、取付けの構造等においても図示に限るも
のではなく、適宜変形され得るものである。
第5図は偏心カム7のフレーム8への取付は状態を表わ
した拡大側面図で、偏心カム7はフレーム8に設けた軸
受ブツシュ9に偏心軸10を通し、その軸端にレバー1
1を突設して回転可能に取付けられるが、偏心カム7に
は同図に一部破断て示したように、回転節度用のボール
12とスプリング13とを収納する節度用穴14が複数
の所要個所に設けられている。
した拡大側面図で、偏心カム7はフレーム8に設けた軸
受ブツシュ9に偏心軸10を通し、その軸端にレバー1
1を突設して回転可能に取付けられるが、偏心カム7に
は同図に一部破断て示したように、回転節度用のボール
12とスプリング13とを収納する節度用穴14が複数
の所要個所に設けられている。
また節度用のボール12を受は止めて節度位置を設定す
る節度板15がフレーム8に係止されて、偏心カム7と
の間に挟設されている。
る節度板15がフレーム8に係止されて、偏心カム7と
の間に挟設されている。
第6図は回転節度設定の説明図である。
すなわち同図のaは偏心カム7の節度板15に対向する
面に複数個の節度用穴14a〜14dを設けた1例図で
、各穴は偏心カム7の偏心軸10と同心円をなす同一の
円周上に穿たれている。
面に複数個の節度用穴14a〜14dを設けた1例図で
、各穴は偏心カム7の偏心軸10と同心円をなす同一の
円周上に穿たれている。
同図すは節度板15の平面図で、偏心軸10を通す軸孔
16と同心円で、前記円周と半径の等しい円周上に節度
用ボール12の直径より適当に小さな直径のボール受孔
17があけられている。
16と同心円で、前記円周と半径の等しい円周上に節度
用ボール12の直径より適当に小さな直径のボール受孔
17があけられている。
而して節度板15は任意の手段でフレーム8に付設固定
されているので、レバー11を操作して偏心カム7を回
転させると、設定された回転角度で節度用のボール12
がボール受孔17に嵌り、回転節度が得られる。
されているので、レバー11を操作して偏心カム7を回
転させると、設定された回転角度で節度用のボール12
がボール受孔17に嵌り、回転節度が得られる。
偏心カム部の上述の機構により、例えば節度用穴14a
とボール受孔17との位置が重なったとキ、トーション
スプリング4の端部6がカム7の最短偏心半径の外周面
に当接し、肩甲骨支持板3.3′が、第2図、第3図に
示すようにメインパッド1Bに各支持板の外形に沿って
設けた溝19.19’内の中間にあって、隆起面2,2
′の内面に向いパッド体20.20’を介して概略15
mm程度前進し得る余地を存している。
とボール受孔17との位置が重なったとキ、トーション
スプリング4の端部6がカム7の最短偏心半径の外周面
に当接し、肩甲骨支持板3.3′が、第2図、第3図に
示すようにメインパッド1Bに各支持板の外形に沿って
設けた溝19.19’内の中間にあって、隆起面2,2
′の内面に向いパッド体20.20’を介して概略15
mm程度前進し得る余地を存している。
つぎにレバー11を1800回転して節度用穴14cを
ボール受孔17に合わせると、トーションスプリング4
の端部6は第5図に破線で示したように、回動軸5を支
点にして偏心カム7の最長偏心半径の外周面上に回動す
ると共に、スプリング4のトーションによって肩甲骨支
持板3,3′はそれぞれ隆起面2,2′に向って約15
7rarL程度前進し各隆起面に弾力的な押力を加圧す
る。
ボール受孔17に合わせると、トーションスプリング4
の端部6は第5図に破線で示したように、回動軸5を支
点にして偏心カム7の最長偏心半径の外周面上に回動す
ると共に、スプリング4のトーションによって肩甲骨支
持板3,3′はそれぞれ隆起面2,2′に向って約15
7rarL程度前進し各隆起面に弾力的な押力を加圧す
る。
なお第6図aには肩甲骨支持板3,3′の位置または押
圧力調整のための節度用穴14を偏心カム7に4個設け
て、レバー11の1回転で偏心カム7の偏心半径を小、
中、大の3段に切換える場合を例示したが、節度用穴を
3個とし、レバー11を往復回動する構造でもよいこと
は勿論であり、また調整密度を高めるためには節度用穴
14の数を増せばよい。
圧力調整のための節度用穴14を偏心カム7に4個設け
て、レバー11の1回転で偏心カム7の偏心半径を小、
中、大の3段に切換える場合を例示したが、節度用穴を
3個とし、レバー11を往復回動する構造でもよいこと
は勿論であり、また調整密度を高めるためには節度用穴
14の数を増せばよい。
以上の実施例により説明した如く、本考案はシートバッ
クの背もたれ部に、座乗者の肩甲骨周辺に弾力的な押圧
刺激を与え、かつ座乗者が偏心カムを回動させることに
より、押圧状態を調節可能にしたもので、座乗者は疲労
時に肩甲骨支持板を利用して弾力的な按摩作用を受ける
ことができるから、疲労の回復に極めて大きな効果を奏
する。
クの背もたれ部に、座乗者の肩甲骨周辺に弾力的な押圧
刺激を与え、かつ座乗者が偏心カムを回動させることに
より、押圧状態を調節可能にしたもので、座乗者は疲労
時に肩甲骨支持板を利用して弾力的な按摩作用を受ける
ことができるから、疲労の回復に極めて大きな効果を奏
する。
また肩甲骨支持板は、不使用時にはシートバック内に没
入させて非作用状態としうるから本来のシートバックの
機能に何ら支障を来たすものではない。
入させて非作用状態としうるから本来のシートバックの
機能に何ら支障を来たすものではない。
第1図は本考案の1実施例たるシートバックを示す疲労
回復シートの外観斜視図、第2図は同上シートバックの
要部横断面図、第3図は同上シートバックの背面要部の
破断面図、第4図は肩甲骨支持板取付の1実施例を示す
拡大斜視図、第5図はトーションスプリングとの当接関
係を示す偏心カム取付の一部を断面で表わした拡大側面
図、第6図は偏心カムの回転節度説明図で、同図aはカ
ム平面に設けた節度式配置の1例図、同図すは同図aに
対応する節度板の1例図である。 A・・・・・・シートバック、F・・・・・・隆起部、
1・・・・・・表皮、2,2′・・・・・・隆起面、3
,3′・・・・・・肩甲骨支持板、4・・・・・・トー
ションスプリング、5・・・・・・回動軸、6・・・・
・・スプリングワイヤーの端部、7・・・・・・偏心カ
ム、11・・・・・・レバー。
回復シートの外観斜視図、第2図は同上シートバックの
要部横断面図、第3図は同上シートバックの背面要部の
破断面図、第4図は肩甲骨支持板取付の1実施例を示す
拡大斜視図、第5図はトーションスプリングとの当接関
係を示す偏心カム取付の一部を断面で表わした拡大側面
図、第6図は偏心カムの回転節度説明図で、同図aはカ
ム平面に設けた節度式配置の1例図、同図すは同図aに
対応する節度板の1例図である。 A・・・・・・シートバック、F・・・・・・隆起部、
1・・・・・・表皮、2,2′・・・・・・隆起面、3
,3′・・・・・・肩甲骨支持板、4・・・・・・トー
ションスプリング、5・・・・・・回動軸、6・・・・
・・スプリングワイヤーの端部、7・・・・・・偏心カ
ム、11・・・・・・レバー。
Claims (1)
- 自動車等車両のシートバックにおいて、座乗者の肩甲骨
まわりに対応する位置のシートバック内に、表皮を肩甲
骨の周辺に沿って押圧、隆起させる肩甲骨支持板を設け
、この肩甲骨支持板を、シートバックフレームの回動軸
に回動自在に巻回されているトーションスプリングの一
端に取り付け、該トーションスプリングの他端を、シー
トバックフレームに配置され、外部の操作レバーで回動
する偏心カムのカム周面に当接させ、肩甲骨支持板が座
乗者の肩甲骨まわりに弾力的な押圧力を作用させうる位
置と非作用の位置とを選択的に占めうるようにしたこと
を特徴とする疲労回復シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978146217U JPS607715Y2 (ja) | 1978-10-24 | 1978-10-24 | 疲労回復シ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978146217U JPS607715Y2 (ja) | 1978-10-24 | 1978-10-24 | 疲労回復シ−ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5562257U JPS5562257U (ja) | 1980-04-28 |
JPS607715Y2 true JPS607715Y2 (ja) | 1985-03-15 |
Family
ID=29126508
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978146217U Expired JPS607715Y2 (ja) | 1978-10-24 | 1978-10-24 | 疲労回復シ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS607715Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-10-24 JP JP1978146217U patent/JPS607715Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5562257U (ja) | 1980-04-28 |
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