JPH0410826Y2 - - Google Patents

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JPH0410826Y2
JPH0410826Y2 JP3766388U JP3766388U JPH0410826Y2 JP H0410826 Y2 JPH0410826 Y2 JP H0410826Y2 JP 3766388 U JP3766388 U JP 3766388U JP 3766388 U JP3766388 U JP 3766388U JP H0410826 Y2 JPH0410826 Y2 JP H0410826Y2
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auxiliary cushion
stay
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vibrator
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JP3766388U
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Percussion Or Vibration Massage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、シートに座つた乗員の腰椎部など、
特定部位にバイブレーシヨンを与えて効果的にマ
ツサージを行うことができるようにしたバイブレ
ータ付車両用シート装置に関する。
[従来の技術] 自動車などの車両では、同じ姿勢で座つている
ことが多いので、背部や腰部などが疲れる。
そこで従来、車両用シートにバイブレータを内
蔵させ、必要に応じて使用できるようにしたもの
もある。
この従来構造では、シートフレームにバイブレ
ータを固定し、この上をパツド材と表皮材で覆
い、非使用時におけるシートのクツシヨン性を阻
害しないようにしている。
[考案が解決しようとする課題] したがつて、上記従来構造では、パツド材と表
皮材を介してバイブレーシヨンが与えられるの
で、バイブレーシヨンの一部がパツド材と表皮材
で吸収され、効果的なマツサージが得られない。
このため比較的大きなバイブレーシヨンを発生す
るバイブレータが必要になる。これによりコスト
高になると同時に、シートも大形化する問題点が
あつた。
また逆に、パツド材を薄くし、バイブレータと
乗員との距離を狭めると、クツシヨン性が阻害さ
れ、非使用時にバイブレータが乗員に当たつて異
物感が生ずる問題点があつた。
さらに、バイブレータが固定されているため、
乗員の体形などが異なると、バイブレータの振動
面と乗員との密着性が低下し、振動が余り伝達さ
れずに、効果的なマツサージが行えないなどの問
題点もあつた。
本考案は、上記問題点に鑑みてなされたもので
あり、その目的はバイブレータと乗員との密着性
を向上させ、かつ異物感を少なくし、また、効果
的なマツサージを行うことができるとともに、必
要に応じて取り外しておくことのできる構造にし
たバイブレータ付車両用シート装置を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本考案は、リクライ
ニング機構を介してシートバツク部が傾倒できる
車両用シート装置において、前記シートバツク部
に設けた取付部に脱着自在に取り付けられるステ
ーと、前記ステーに回動自在に取り付けられて前
記シートバツク部のシート面に配設される補助ク
ツシヨン部と、前記補助クツシヨン部内に配設さ
れたバイブレータとを備える補助クツシヨン体を
有し、前記補助クツシヨン部が前記回動で前記シ
ートバツク部に対する傾きを調整し得る構成にし
たものである。
[作用] 上記構成によれば、バイブレータの非使用時に
は、ステーと取付部との間で補助クツシヨン体を
取り外しておくことができる。これによつて、非
使用時における異物感をなくすことができる。
一方、使用時には、ステーと補助クツシヨン部
との間が回動可能になつているので、体形などが
異なつた場合は、補助クツシヨン部が乗員の体形
に合つた状態へ回動調整できる。また、シートバ
ツク部がリクライニングされて傾倒し、乗員とシ
ートバツク部との角度がずれた場合でも、この乗
員の角度に合つた状態に回動調整される。したが
つて、常に補助クツシヨン部が乗員に対して密着
した状態になるので、乗員が感じる異物感が少な
くなる。また、密着された状態に調整されること
によつて振動が乗員に良く伝えられ、マツサージ
効果の向上が図れる。さらに、取り外せることに
よつて、補助クツシヨン体4を用いて他の部位を
マツサージすることも可能になる。
[実施例] 以下、本考案の実施例について図面を用いて詳
細に説明する。
第1図は、本考案を適用したシートの一例を概
略的に示したものである。
図において、シート1は、大きくは、シートク
ツシヨン部2と、シートバツク部3と、このシー
トバツク部3に脱着自在に取り付けられる補助ク
ツシヨン体4、およびシートバツク部3の上部に
取り付けられたヘツドレスト5などで構成されて
いる。また、シートバツク部3は、公知のリクラ
イニング機構6を介して後方へ傾倒し得るように
なつているとともに、補助クツシヨン体4を取り
付けるための一対の貫通穴7がシート表面に設け
られている。
そして、シートバツク部3のシート面側に形成
された各貫通穴7は、シートバツク部3の表皮材
8とパツド材9とを貫通してフレーム10に至る
状態で設けられている。また、各貫通穴7が設け
られている表皮材8の部分には、樹脂製のアイレ
ツト11が取り付けられ、このアイレツト11に
よつて孔縁を画成した状態になつている。さら
に、貫通穴7内には、フレーム10に一端が固定
された取付部材12が外側へ向かつて配設されて
いる。この取付部材12は、貫通穴7とともにシ
ートバツク部3側の取付部を構成しているもの
で、他端が開放された筒状体を成し、また内面に
弾性を有した係止用突起部12aが設けられてい
る。
次に、シートバツク部3に取り付けられる補助
クツシヨン体4は、補助クツシヨン部4aと、一
対の貫通穴7と対応して補助クツシヨン部4aの
両端にそれぞれ設けられた一対のステー4bなど
で構成され、また補助クツシヨン部4a内にはバ
イブレータ14が内蔵されている。そして補助ク
ツシヨン部4aと各ステー4bの一端とは、デイ
テント機構13(第2図参照)を介して回動調整
可能に取り付けられている。
さらに詳述すると、各ステー4bの他端は、取
付部材12内に差し込み可能で、また取付部材1
2内に設けられた係止用突起部12aと対応する
係合用の周回溝15が形成されている。そして、
各ステー4bの他端を奥壁12bとぶつかるま
で、取付部材12内に差し込むと、係止用突起部
12aが周回溝15に弾性係合され、この係合で
取付部材12に対して各ステー4bが取り付けら
れる。また、逆に取り付け状態から、ステー4b
を強制的に引き抜くと、周回溝15に対する係止
用突起部12aの係合が外れる。これによつて、
ステー4bを取付部材12から取り外すことがで
きる。一方、各ステー4bの一端側には、内面に
ローレツト加工が施された貫通穴16が設けられ
ており、この貫通穴16に差し込まれるボルト2
3を介して補助クツシヨン部4aに取り付け得る
ようになつている。
補助クツシヨン部4aは、外周部にフレーム1
7を設けるとともに、このフレーム17にパツド
材(不図示)とバルブ14を配設し、さらに外周
面が表皮材18で覆われた状態になつている。そ
してバイブレータ14は、振動面を表皮材18の
裏面にできるだけ近ずけた状態で配設され、補助
クツシヨン部4aに寄り掛かつた乗員に振動を良
く伝えることができるようになつている。また、
補助クツシヨン部4aの両側部には、上記デイテ
ント機構13がそれぞれ設けられている。
このデイテント機構13は、フレーム17に固
定されたリング状の固定円板19と、上記ボルト
23に固定された弾性を有する回転円板20と、
固定円板19と回転円板20との間に配置される
ボール21とで構成されている。また、互いに対
向配置される固定円板19と回転円板20には、
対応した位置に複数のデイテント係止孔22が円
周に沿つて等間隔で設けられている。そして、こ
のデイテント機構13は、ステー4bを補助クツ
シヨン部4aを取り付けるときに一緒に取り付け
られるもので、まず最初に固定円板19と回転円
板20との間にボール21を挟んだ状態で、フレ
ーム17の貫通穴17aにボルト23を挿入させ
る。次いで、このフレーム17から突出したボル
ト23の部分をステー4bの孔16に挿入させ、
さらに外側からナツト24で固定すると、ステー
4bとデイテント機構13とがフレーム17に対
して一体に取り付けられる。なお、ボルト23に
は、ステー4bと対応している外周部分に、孔1
6内のローレツトと対応したローレツト加工が施
されている。したがつて、このように構成された
デイテント機構13の部分では、デイテント係止
孔22に対するボール21のデイテント係止によ
つて、ステー4bに対する補助クツシヨン部4a
の位置決めが行えるようになつている。そして、
ステー4bに対して補助クツシヨン部4aが回動
されると、デイテント係止孔22のピツチ分回動
するごとに補助クツシヨン部4aが位置決めさ
れ、またこの回動した位置で仮保持しておくこと
ができる。
次に、補助クツシヨン部4a内に配設されたバ
イブレータ14は、補助クツシヨン部4a内に配
設されたバツテリー(不図示)を電源として駆動
するようになつている。なお、このバツテリー
は、充電式バツテリー形にし、シートバツク部3
aに取り付けられているときは、車両側のバツテ
リー(不図示)の給電を受けて駆動および充電が
行える、いわゆる二電源方式を用いている。そし
て、バイブレータ14を駆動するスイツチ25
は、補助クツシヨン部4aの側面に設けられてお
り、このスイツチ25で起動・停止の制御の他
に、振動を弱−中−強の3段階に調整し得るよう
になつている。
このように構成されたシート1にあつては、貫
通穴17内にステー4bを差し込み、このステー
4bを取付部材12に支持させると、補助クツシ
ヨン部4aがシートバツク部3の表面から少し浮
き上がつた状態で装着される。なお、これはシー
トバツク部3のシート面に当接した状態であつて
も良いものである。そして、第4図aに示すよう
に、シートバツク部3が起き上がつた通常のシー
ト状態で乗員が座ると、補助クツシヨン部4aが
乗員の腰椎部に当接した状態になる。また、この
とき補助クツシヨン部4aは、ステー4bに対し
て回動し得るようになつているので、補助クツシ
ヨン部4aが乗員の体形に合つた状態に回動調整
され、腰椎部に振動面が密着された状態になる。
さらに、この状態でバイブレータ14を起動させ
ると、乗員の腰椎部をマツサージすることができ
る。
次に、リクライニング機構6の操作レバー6a
を操作し、第4図bに示すようにシートバツク部
3を後側へ倒すと、シートバツク部3と一体に補
助クツシヨン体4も倒れる。そして、この状態で
乗員が寝ると、補助クツシヨン部4aが乗員の体
形に合つた状態に再び回動調整され、振動面が腰
椎部に密着された状態になる。さらに、この状態
でバイブレータ14を起動させると、寝たままの
状態で乗員の腰椎部をマツサージすることができ
る。
また次に、補助クツシヨン体4を使用しない場
合、あるいは脚などの他の部分をマツサージする
場合は、補助クツシヨン体4をステー4bの部分
でシートバツク部3から取り外すことができる。
そして、この取り外した補助クツシヨン体4の補
助クツシヨン部4aを、マツサージを必要とする
部分に当接させることによつて、他の部分をマツ
サージすることができる。
したがつて、このように構成したシート1で
は、補助クツシヨン部4aを常に乗員の身体に密
着させた状態でマツサージすることができるの
で、効果的なマツサージが得られ、疲労回復が早
められる。また、常に密着した状態が得られるの
で、乗員に対する異物感を少なくすることができ
る。
また、非使用時に、異物感を感じるような場合
およびクツシヨン性を得たい場合は、取り外して
おくこともできるので、補助クツシヨン部4aに
おいてはクツシヨン性を余り考慮する必要もな
く、バイブレータ14を優先して乗員に直接当接
させる構造にすることもできる。これによつて、
強い振動を乗員に与えることもできるので、効果
的なマツサージが行える。また、取り外した補助
クツシヨン体4で、他の部分をマツサージするこ
ともでき、多目的使用が可能になる。
[考案の効果] 以上説明したとおり、本考案に係るバイブレー
タ付車両用シート装置によれば、バイブレータの
非使用時には、ステーと取付部との間で補助クツ
シヨン体を取り外しておくことができる。これに
より非使用時の補助クツシヨン部による異物感を
なくすことができる。
一方、使用時には、ステーと補助クツシヨン部
との間が回動可能になつているので、体形などが
異なつた場合は、補助クツシヨン部が乗員の体形
に合つた状態へ回動調整することができる。ま
た、シートバツク部がリクライニングされて傾倒
し、乗員とシートバツク部との角度がずれた場合
でも、この乗員の角度に合つた状態に回動調整さ
れる。したがつて、常に補助クツシヨン部が乗員
に対して密着した状態になるので、乗員が感じる
異物感が少なくなる。また、密着された状態に調
整されることによつて振動が乗員に良く伝えら
れ、マツサージ効果の向上が図れる。さらに、補
助クツシヨン体4を取り外せることによつて、他
の部位をマツサージすることも可能になり、多目
的化も図れ、実用性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るバイブレータ付車両用シ
ート装置を適用したシートの一例を補助クツシヨ
ン体を取り外した状態で示した外観斜視図、第2
図は同上シートの要部拡大断面図、第3図は第2
図のA−A線に沿う要部断面図、第4図a,bは
同上シートの使用状態を一部破断して各々示した
側面図である。 1……シート、3……シートバツク部、4……
補助クツシヨン体、4a……補助クツシヨン部、
4b……ステー、6……リクライニング機構、1
2……取付部材、14……バイブレータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リクライニング機構を介してシートバツク部が
    傾倒できる車両用シート装置において、前記シー
    トバツク部に設けた取付部に脱着自在に取り付け
    られるステーと、前記ステーに回動自在に取り付
    けられて前記シートバツク部のシート面に配設さ
    れる補助クツシヨン部と、前記補助クツシヨン部
    内に配設されたバイブレータとを備える補助クツ
    シヨン体を有し、前記補助クツシヨン部が前記回
    動で前記シートバツク部に対する傾きを調整し得
    ることを特徴としたバイブレータ付車両用シート
    装置。
JP3766388U 1988-03-24 1988-03-24 Expired JPH0410826Y2 (ja)

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JP3766388U JPH0410826Y2 (ja) 1988-03-24 1988-03-24

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JP3766388U JPH0410826Y2 (ja) 1988-03-24 1988-03-24

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JPH01140945U JPH01140945U (ja) 1989-09-27
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