JPH0310992Y2 - - Google Patents

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JPH0310992Y2
JPH0310992Y2 JP1988037666U JP3766688U JPH0310992Y2 JP H0310992 Y2 JPH0310992 Y2 JP H0310992Y2 JP 1988037666 U JP1988037666 U JP 1988037666U JP 3766688 U JP3766688 U JP 3766688U JP H0310992 Y2 JPH0310992 Y2 JP H0310992Y2
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vibrator
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、車内の前後にシートが並置された車
両用シート装置中、特に前側シートに設けられた
バイブレータを、後側シートに座る乗員も足部等
のマツサージ用としても使用し得るようにしたマ
ツサージ器付車両用シート装置の改良に関する。
[従来の技術] 自動車などでは、同じ姿勢で座つていることが
多いので、足などがうつ血し疲れる。またハンド
ル操作などにより特にドライバーの肩部が疲れ易
い。
そこで従来、特開昭49−103319号公報などに示
す如く車両用シートにバイブレータ装置を着脱自
在に装着することが提案されたが、シートとの一
体感に欠けること等の採用し難い欠点があること
から、車両用シートの一部にバイブレータを内蔵
させることが考えられ必要に応じて使用できるよ
うにしたものも提案されており、例えば実開昭61
−152530号公報で見ることができる。
また、肩叩き用としては、例えば本出願人が提
案した特開昭61−48362号公報で知ることができ
る。
このうち、実開昭61−152530号公報に記載され
る車両用シート装置は、前側シートバツク部の下
部に後方向へ倒状可能な可動部を設け、この可動
部に按摩器を内蔵した構成となつており、前側シ
ートの座者の腰部をもみほぐすとともに、後側シ
ートの座者が可動部を後方へ倒してその上に足を
乗せて使用できるようにしたものである。
また、特開昭61−48362号公報に記載される車
両用シートは、ヘツドレスト側に肩叩き機能を兼
用させて、前後に移動することによりドライバー
等の肩部疲労をやわらげることを特長としてい
る。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、前者の車両用シート装置では、
前記可動部がシートバツク部のうち座者の体圧が
最も加わる下部(下側中央部)に設けられている
ので、内蔵する按摩器による異物感が無視できな
く、不使用時の着座感を損ない易いという問題な
どに加えて、特にハンドル操作などにより疲れ易
い肩部に対して作用できなかつた。
また、前記可動部を後席側へ倒状可能にして後
席座者も足を載せて按摩することができるよう多
目的使用を可能にしているが、可動部自体を大き
く後方へ倒さなればならないため、シートバツク
を角度調整するために設けられる傾倒機構と同程
度の強度をもたせなければならず、傾倒構造が複
雑かつ高価になるという問題もあつた。
一方、後者の場合には、ヘツドレスト部自体を
ステー等を介して前後に可動させて肩叩きするの
で、可動範囲が大きくなつて違和感を与えたり、
機構の複雑化とともに座者の肩部に密着させ難く
かつた。また、肩部だけに使用できて他の部位、
例えば足のマツサージなどは行うことができない
ので、足のマツサージなども行えるようにしたい
場合は別にマツサージ器を用意しなければなら
ず、設置費用も高くなる。
したがつて、一つのバイブレータで種々な部位
をマツサージすることのできることを前提とし
て、ハンドル操作などにより疲労し易い背部を効
果的にマツサージすることができる構造にしたマ
ツサージ器付車両用シート装置が望まれていた。
本考案は、上記問題点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は外観や着座感を損なうことな
く、ドライバー等の肩部をより効果的にマツサー
ジすることができ、加えて前側シートに設けたバ
イブレータを、後側シートに座つて、足部のマツ
サージ用としても使用することのできる構造にし
たマツサージ器付車両用シート装置を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本考案に係るマツサ
ージ器付車両用シート装置は、車内の前後にシー
トを並置するとともに、前側シートのシートバツ
ク部が傾倒自在に角度調整され、かつバイブレー
タを内蔵配置したマツサージ用クツシヨン部を有
してなるマツサージ付車両用シート装置におい
て、前記マツサージ用クツシヨン部をシートバツ
ク部における着座者の両肩と対応する上部両側部
位に略面一、かつそれぞれ前後方向へ回動調整可
能に設けるようにしたものである。
[作用] 以上の構成によれば、前側シートの座者は、マ
ツサージ用クツシヨン部に内蔵されたバイブレー
タで両肩部をマツサージすることができる。
また、後側シートに座つて足のふくらはぎや、
足の裏をマツサージしたい場合は、前側シートの
シートバツク部を傾倒させてマツサージ用クツシ
ヨン部を低い位置に倒し、マツサージ用クツシヨ
ン部に足を載せてマツサージすることができる。
したがつて、一つのバイブレータを多目的に使
用することが可能になることを前提として、マツ
サージ用クツシヨン部が前後方向へ回動調整可能
となつており、座者の肩部により密着した状態や
足を最も載せて置き易い状態を容易に得られるの
で、効果的なマツサージを行うことができる。
[実施例] 以下、本考案の実施例について図面を用いて詳
細に説明する。
第1図乃至第3図は、本考案を適用したマツサ
ージ器付車両用シート装置の要部構成を示したも
のである。また、この装置では、第2図に示すよ
うに、車内の前後に前側シート1と後側シート2
をそれぞれ設置している。
そして、前側シート1は、大きくは、シートバ
ツク部1aと、シートクツシヨン部1bと、シー
トバツク部1aの上部に取り付けられたヘツドレ
スト1cなどで構成されている。
また、シートクツシヨン部1bは、シートアジ
ヤスタ4を介して車体フロア5に取り付けられて
いる。そして、このシートアジヤスタ4によつ
て、前側シート1の全体を前後の位置にスライド
調整し得るようになつている。
一方、シートバツク部1aは、リクライニング
デバイス3を介して前後方向に回動され、シート
クツシヨン部1bに対して傾倒し得るようになつ
ている。さらに、シートバツク部1aの上部は、
ヘツドレスト1cを挟んだ左右両側の一部、すな
わちシート1に乗員が座つた場合に、この乗員の
両肩部と対応する部分を、それぞれ回動し得るマ
ツサージ用クツシヨン部6としている。そして、
このマツサージ用クツシヨン部6内にバイブレー
タ7を配設している。
このマツサージ用クツシヨン部6は、シートバ
ツク部1aの両側からそれぞれ突き出している支
軸10の両端10a,10bに、各々不図示のデ
イテント機構を介して回動可能に取り付けられて
いる。なお、支軸10は、Sスプリング11など
が取り付けられたシートバツク部1aのフレーム
8に、ブラケツト9を介して取付固定されてい
る。さらに、各マツサージ用クツシヨン部6は、
両端10a,10bの下端部分が回動可能に支持
されており、この支軸10を支点に回動させる
と、上端部分がシートバツク部1aから前側また
は後側に突き出した状態が得られるようになつて
いる。そして通常、各マツサージ用クツシヨン部
6は、第1図に実線で示すように、シートバツク
部1aの一部を構成して、シートバツク部1aと
面一状態になつている。また、必要に応じて前方
または後方側に回動させると、デイテント的に位
置調整されながら傾倒できるようになつている。
次に、マツサージ用クツシヨン部6内に配設さ
れたマツサージ器を構成しているバイブレータ7
は、不図示のスイツチで起動・停止が制御され
る。そして起動されると振動し、この振動がマツ
サージ用クツシヨン部6の前面側で得られるよう
になつている。また、このスイツチで供給電流値
が変えられ、振動の強さを弱−中−強の3段階に
調整し得ようになつている。
このように構成されたマツサージ器において、
前側シート1の座者がマツサージをかけたい場合
は、第1図に実線で示すように、マツサージ用ク
ツシヨン部6がシートバツク部1aと面一になつ
た通常状態にする。そして、バイブレータ7を起
動させてシートバツク部1aに寄り掛かる。する
と、マツサージ用クツシヨン部6に座者の両肩部
がそれぞれ当接され、バイブレータ7の振動で両
肩部に保持面側からマツサージを受けることがで
きる。また、この場合、必要に応じてマツサージ
用クツシヨン部6を前方へ傾けるべく回動調整す
ることにより、座者の肩部の形状にならつて、よ
り密着させた状態が得られるのでマツサージ効果
はより良好となる。
次に、乗員が足等にマツサージをかけたい場合
には、後側シート2に座る。また、シートアジヤ
スタ4で前側シート1全体を前側へ移動させ、次
いでリクライニングデバイス3を操作し、シート
バツク部1bを後側へ所望の状態まで倒す。さら
に、マツサージ用クツシヨン部6を後側へ倒す
と、第2図に示すような状態が得られる。この状
態で後側シート2に座つた乗員がマツサージ用ク
ツシヨン部6上に足を載せることができ、さらに
バイブレータ7を起動させると、その足をマツサ
ージすることができる。なお、この場合にも、マ
ツサージ用クツシヨン部6がデイテント的に角度
調整し得るようになつているので、足を載せた傾
きに応じてマツサージ用クツシヨン部6の傾きを
調整することで、足を載せておき易い最適状態が
得られるのである。
[考案の効果] 以上説明したとおり、本考案に係るマツサージ
器付車両用シート装置によれば、前側シートの座
者は、マツサージ用クツシヨン部に内蔵されたバ
イブレータでハンドル操作などにより疲れ易い両
肩部をマツサージすることができる。この場合
は、マツサージ用クツシヨン部がシートバツク部
の上部両側に設けられ、かつ前後方向へ回動調整
可能となつているので、従来の様に違和感を与え
ることなく、両肩部により密着させた状態で保持
面側から効果的にマツサージすることができる。
また、後側シートに座る乗員が足のふくらはぎ
や、足の裏をマツサージしたい場合は、前側シー
トのシートバツク部を傾倒させてマツサージ用ク
ツシヨン部を低い位置に配置させ、このマツサー
ジ用クツシヨン部に足を載せることでマツサージ
することができる。この場合は、シートバツク部
自体の傾倒機構によりおおよその後傾位置が得ら
れることから、従来の様なシートバツク部自体の
傾倒機構と同様な大がかりな傾倒機構が不用とな
り、簡易化が図られる。またマツサージ用クツシ
ヨン部も回動調整可能なので、足を最適状態でマ
ツサージすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用したマツサージ器付車両
用シート装置の要部構成を示した外観斜視図、第
2図は同上シート装置の使用状態を示した側面
図、第3図は同上シート装置の要部構成を示した
斜視図である。 1……前側シート、1a……シートバツク部、
2……後側シート、6……マツサージ用クツシヨ
ン部、7……バイブレータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車内の前後にシートを並置するとともに、前側
    シートのシートバツク部が傾倒自在に角度調整さ
    れ、かつバイブレータを内蔵配置したマツサージ
    用クツシヨン部を有してなるマツサージ付車両用
    シート装置において、前記マツサージ用クツシヨ
    ン部をシートバツク部における着座者の両肩と対
    応する上部両側部位に略面一、かつそれぞれ前後
    方向へ回動調整可能に設けたことを特徴とするマ
    ツサージ器付車両用シート装置。
JP1988037666U 1988-03-24 1988-03-24 Expired JPH0310992Y2 (ja)

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JP1988037666U JPH0310992Y2 (ja) 1988-03-24 1988-03-24

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JP1988037666U JPH0310992Y2 (ja) 1988-03-24 1988-03-24

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JPH0310992Y2 true JPH0310992Y2 (ja) 1991-03-18

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49103319A (ja) * 1973-02-09 1974-09-30
JPS6148362A (ja) * 1984-08-16 1986-03-10 池田物産株式会社 車両用シ−トにおける肩叩きヘツドレスト機構

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61152530U (ja) * 1985-03-15 1986-09-20

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JPH01140948U (ja) 1989-09-27

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