JPS607275Y2 - フロントフオ−ク - Google Patents
フロントフオ−クInfo
- Publication number
- JPS607275Y2 JPS607275Y2 JP1887081U JP1887081U JPS607275Y2 JP S607275 Y2 JPS607275 Y2 JP S607275Y2 JP 1887081 U JP1887081 U JP 1887081U JP 1887081 U JP1887081 U JP 1887081U JP S607275 Y2 JPS607275 Y2 JP S607275Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- inner cylinder
- front fork
- outer cylinder
- seat pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は２輪自動車等に使用されているフロントフォ
ークに関するもので、いわゆる倒立型フロントフォーク
のオイルロック性能の向上を目的をするものである。
ークに関するもので、いわゆる倒立型フロントフォーク
のオイルロック性能の向上を目的をするものである。
フロントフォークは周知のごとく、車輪の上下運動を緩
和する緩衝器であり、基本的には、外筒と内筒が摺動自
在に嵌合され、内部に封入された作動油により車輪の上
下運動が緩和される仕組みとなっている。
和する緩衝器であり、基本的には、外筒と内筒が摺動自
在に嵌合され、内部に封入された作動油により車輪の上
下運動が緩和される仕組みとなっている。
この種のフロントフォークで、内筒を下側（車軸側）に
取付け、外筒を上側（車体側）に取付ける方式の、いわ
ゆる倒立型フロントフォークは、外筒側に取付けられた
シートパイプの先端部が内筒の上部に摺動自在に嵌挿さ
れ、フロントフォークが縮まる押し工程（内筒が外筒内
に進入）では内筒内の作動油がシートパイプを通って外
筒内と、外筒および内筒の摺動嵌合部に流入し、フロン
トフォークが長くなる引き工程（内筒が外筒内より後退
）では外筒内、および外筒と内筒の摺動嵌合部の作動油
がそれぞれシートパイプ内を逆方向に流れて内筒へ戻る
ことにより、車輪の上下運動が緩和される機構となって
いる。
取付け、外筒を上側（車体側）に取付ける方式の、いわ
ゆる倒立型フロントフォークは、外筒側に取付けられた
シートパイプの先端部が内筒の上部に摺動自在に嵌挿さ
れ、フロントフォークが縮まる押し工程（内筒が外筒内
に進入）では内筒内の作動油がシートパイプを通って外
筒内と、外筒および内筒の摺動嵌合部に流入し、フロン
トフォークが長くなる引き工程（内筒が外筒内より後退
）では外筒内、および外筒と内筒の摺動嵌合部の作動油
がそれぞれシートパイプ内を逆方向に流れて内筒へ戻る
ことにより、車輪の上下運動が緩和される機構となって
いる。
しかし従来提案されている倒立型フロントフォークの内
部構造は、単に減衰力を発生する機構を有するのみで、
フロントフォークの長さが最小となる最圧縮時行程にお
いて効果的にオイルロックを働かせる機構を備えていな
い。
部構造は、単に減衰力を発生する機構を有するのみで、
フロントフォークの長さが最小となる最圧縮時行程にお
いて効果的にオイルロックを働かせる機構を備えていな
い。
このようなフロントフォークにおいては、フロントフォ
ークの最圧縮時において機械的衝突音の発生あるいは機
械的損傷の危れもあり車両の操安性を著しく劣化させる
ものである。
ークの最圧縮時において機械的衝突音の発生あるいは機
械的損傷の危れもあり車両の操安性を著しく劣化させる
ものである。
この考案は従来の上記欠点を除くために改良を施したも
ので、効果的にオイルロックを生じさせ得る機構を備え
たフロントフォークを提供するものである。
ので、効果的にオイルロックを生じさせ得る機構を備え
たフロントフォークを提供するものである。
以下、この考案を図面に基づいて説明する。
１は外筒、２は内筒であり、その摺動嵌合部の隙間はオ
イルシール４によりシールされている。
イルシール４によりシールされている。
３は先端部に内筒２内を摺動する補助ピストン５を有し
、基端部はロッド６を介して外筒上部のフォークボルト
７に固着されているシートパイプである。
、基端部はロッド６を介して外筒上部のフォークボルト
７に固着されているシートパイプである。
８は内筒２の底部に螺着したナツト部材９にロッド１０
を介して取付けられたオイルロックピースである。
を介して取付けられたオイルロックピースである。
このオイルロックピースはシーＩ・パイプ３の先端部に
設けた補助ピストン５と相対向する面に、シートパイプ
３内に摺動可能に嵌合し得る突起１１を有し、内筒２と
は環状パツキン１２を介して気密に嵌合されている。
設けた補助ピストン５と相対向する面に、シートパイプ
３内に摺動可能に嵌合し得る突起１１を有し、内筒２と
は環状パツキン１２を介して気密に嵌合されている。
図中、１３は内筒戻しばね、１４はフロントフォークを
車軸に取付けるためのスティである。
車軸に取付けるためのスティである。
上記構造のフロントフォークにおいて、フロントフォー
クが短かくなる押し工程では内筒２が外筒１内に進入す
ることにより油室Ｃ内の作動油がシートパイプ３に穿設
された油路１５から油室Ａ内へ流入し、さらに油室Ｂ内
へは油路１６及び逆止弁１７を介して油が補充される。
クが短かくなる押し工程では内筒２が外筒１内に進入す
ることにより油室Ｃ内の作動油がシートパイプ３に穿設
された油路１５から油室Ａ内へ流入し、さらに油室Ｂ内
へは油路１６及び逆止弁１７を介して油が補充される。
そして最圧縮時においてはオイルロックピース８の突起
１１の外周と内筒２の内面との間にシートパイプ３の先
端に設けた補助ピストン５が進入することにより油室り
が形成され、該油室の油は逃げ場を失ないいわゆるオイ
ルロックを働かせる。
１１の外周と内筒２の内面との間にシートパイプ３の先
端に設けた補助ピストン５が進入することにより油室り
が形成され、該油室の油は逃げ場を失ないいわゆるオイ
ルロックを働かせる。
次に、フロントフォークが長くなる引き工程では内筒２
の後退に伴って逆止弁１７が閉じ油室Ｂの油は油路１６
を介して油室Ｃへ戻る。
の後退に伴って逆止弁１７が閉じ油室Ｂの油は油路１６
を介して油室Ｃへ戻る。
この時油路１６の面積を小さくすることにより大きな減
衰力を発生させることができる。
衰力を発生させることができる。
さらに油路１６が逆止弁１７より上部にくると油室Ｂの
油は逃げ場を失ない引き工程時のオイルロック効果を発
生するようにしている。
油は逃げ場を失ない引き工程時のオイルロック効果を発
生するようにしている。
このようにして車輪の上下運動が緩和されるのでこの考
案では倒立型フロントフォークの最圧縮時において効果
的なオイルロック機構を備えることができる。
案では倒立型フロントフォークの最圧縮時において効果
的なオイルロック機構を備えることができる。
しかもロッド６あるいは１ｏの長さを任意に選択するこ
とによりフロントフォークのストロークに応じ適当なオ
イルロック効果を得ることができるものである。
とによりフロントフォークのストロークに応じ適当なオ
イルロック効果を得ることができるものである。
この考案は上記のごとく、シートパイプの先端部に補助
ピストンを設け、この補助ピストンと内筒内に設けたオ
イルロックピースとの間でオイルロックを生じさせるご
とく構成上でなるから、オイルロックピース側のロッド
により内筒内の作動油を節減できるとともに、フロント
フォークの緩衝性能の向上もはかられる効果があり、極
めて有用性に富むものである。
ピストンを設け、この補助ピストンと内筒内に設けたオ
イルロックピースとの間でオイルロックを生じさせるご
とく構成上でなるから、オイルロックピース側のロッド
により内筒内の作動油を節減できるとともに、フロント
フォークの緩衝性能の向上もはかられる効果があり、極
めて有用性に富むものである。
図面はこの考案の一実施態様を示す縦断面図である。
１・・・・・・外筒、２・・・・・・内筒、３・・・・
・・シートパイプ、４・・・・・・オイルシール、５・
曲・補助ピストン、６・・・・・・ロッド、７・・・・
・・フォークボルト、訃・・・・・オイルロックピース
、９・・・・・・ナツト部材、１０・・・・・・ロット
、１１・・・・・・突起、１２・・・・・・環状パツキ
ン、１３・・・・・・戻しばね、１４・・・・・・ステ
ィ、１５，１６・・・・・・油路、１７・・・・・・逆
止弁。
・・シートパイプ、４・・・・・・オイルシール、５・
曲・補助ピストン、６・・・・・・ロッド、７・・・・
・・フォークボルト、訃・・・・・オイルロックピース
、９・・・・・・ナツト部材、１０・・・・・・ロット
、１１・・・・・・突起、１２・・・・・・環状パツキ
ン、１３・・・・・・戻しばね、１４・・・・・・ステ
ィ、１５，１６・・・・・・油路、１７・・・・・・逆
止弁。
Claims (1)
- 内筒と外筒が摺動自在に嵌合され、外筒を上側に、内筒
を下側にして用いる倒立型フロントフォークであって、
外筒内に嵌挿固定されるシートパイプの先端に内筒内を
摺動自在となす補助ピストンが設けられ、該補助ピスト
ンと相対向する面にシートパイプに摺動可能に内嵌し得
る突起を有するオイルロックピースが内筒に気密に内嵌
固定され、上記突起がシートパイプに嵌合することによ
りシートパイプ先端の補助ピストンとオイルロックピー
スとの間でオイルロックされるごとく構成してなるフロ
ントフォーク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1887081U JPS607275Y2 (ja) | 1981-02-13 | 1981-02-13 | フロントフオ−ク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1887081U JPS607275Y2 (ja) | 1981-02-13 | 1981-02-13 | フロントフオ−ク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57133486U JPS57133486U (ja) | 1982-08-19 |
| JPS607275Y2 true JPS607275Y2 (ja) | 1985-03-11 |
Family
ID=29816821
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1887081U Expired JPS607275Y2 (ja) | 1981-02-13 | 1981-02-13 | フロントフオ−ク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS607275Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-02-13 JP JP1887081U patent/JPS607275Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57133486U (ja) | 1982-08-19 |
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