JPS6065111A - 高衝撃結節強度ポリエステルモノフィラメント - Google Patents
高衝撃結節強度ポリエステルモノフィラメントInfo
- Publication number
- JPS6065111A JPS6065111A JP17488583A JP17488583A JPS6065111A JP S6065111 A JPS6065111 A JP S6065111A JP 17488583 A JP17488583 A JP 17488583A JP 17488583 A JP17488583 A JP 17488583A JP S6065111 A JPS6065111 A JP S6065111A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- monofilament
- knot strength
- strength
- high impact
- polyester
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、衝撃結節強度の高いポリエステルモノフィラ
メントに関するものであり、エチレンテレフタレート単
位を主成分とし、脂肪族化合物成分を2〜12重量%含
有するポリエステルからなるモノフィラメントであって
1曲げヤング率が700kg/ mm”以下であり、か
つ〔結節強度/引張強度〕の値が0.85以上であるこ
とを特徴とする高衝撃結節強度ポリエステルモノフィラ
メントを要旨とするものである。
メントに関するものであり、エチレンテレフタレート単
位を主成分とし、脂肪族化合物成分を2〜12重量%含
有するポリエステルからなるモノフィラメントであって
1曲げヤング率が700kg/ mm”以下であり、か
つ〔結節強度/引張強度〕の値が0.85以上であるこ
とを特徴とする高衝撃結節強度ポリエステルモノフィラ
メントを要旨とするものである。
釣糸、漁網などの漁業用資材としてポリエチレンテレフ
タレート系モノフィラメントは広く展開されているが、
その欠点として引張りに対する結節強度は十分であるも
のの3衝撃に対する結節強度がナイロン6系のモノフィ
ラメントに比較して低いことが指摘されている。そのた
め、衝撃結節強度を向上させるべく多くの検討がなされ
ている(例えば特公昭57−23006号、特開昭57
−191323号)が、上述の問題を解消したとは言え
ないのが実情である。
タレート系モノフィラメントは広く展開されているが、
その欠点として引張りに対する結節強度は十分であるも
のの3衝撃に対する結節強度がナイロン6系のモノフィ
ラメントに比較して低いことが指摘されている。そのた
め、衝撃結節強度を向上させるべく多くの検討がなされ
ている(例えば特公昭57−23006号、特開昭57
−191323号)が、上述の問題を解消したとは言え
ないのが実情である。
本発明者らは、このような状況のもとに、十分な衝撃結
節強度を有するポリエステルモノフィラメントを提供す
べく鋭意検討の結果、冒頭に記載したごとき本発明を完
成した。
節強度を有するポリエステルモノフィラメントを提供す
べく鋭意検討の結果、冒頭に記載したごとき本発明を完
成した。
本発明のモノフィラメントが高い衝撃結節強度を示す理
由は明らかでないが、脂肪族化合物成分の導入による可
塑化効果1本発明の範囲に曲げヤング率及び〔結節強度
/引張強度〕の値を保つことによる結晶構造の特異化な
どと太き(関係しているものと考えられる。
由は明らかでないが、脂肪族化合物成分の導入による可
塑化効果1本発明の範囲に曲げヤング率及び〔結節強度
/引張強度〕の値を保つことによる結晶構造の特異化な
どと太き(関係しているものと考えられる。
本発明におけるポリエステルは公知の方法で得ることが
できる。すなわち、ポリエチレンテレフタレートの合成
完結前の任意の工程でグルタル酸。
できる。すなわち、ポリエチレンテレフタレートの合成
完結前の任意の工程でグルタル酸。
アジピン酸、ピメリン酸、スペリン酸、アゼライン酸、
セバシン酸等のジカルボン酸あるいはそれらのエステル
、ε−オキシカプロン酸、ω−オキシラウリン酸等のオ
キシカルボン酸あるいはそれらのエステル、カプロラク
トン、ラウリルラクトン等のラクトン、トリメチレング
リコール、テ1へラメチレングリコール、ヘキサメチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレング
リコール、ネオペンチルグリコール等のエチレングリコ
ール以外のジオールから選ばれた1種以上を所定量添加
共重合させて得られる。また、上記組成を満足するよう
に共重合ポリエステルを重縮合法で直接製造する方法の
他、脂肪族化合物成分が比較的リッチなポリエステルと
エチレンテレフタレート成分が比較的リッチなポリエス
テルとを別々に重縮合し、モノフィラメントの紡糸以前
の任意の工程でブレンドする(できたものはランダムあ
るいはブロックコポリエステル又はポリエステル組成物
のいずれでもよい。)方法も採用できる。
セバシン酸等のジカルボン酸あるいはそれらのエステル
、ε−オキシカプロン酸、ω−オキシラウリン酸等のオ
キシカルボン酸あるいはそれらのエステル、カプロラク
トン、ラウリルラクトン等のラクトン、トリメチレング
リコール、テ1へラメチレングリコール、ヘキサメチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレング
リコール、ネオペンチルグリコール等のエチレングリコ
ール以外のジオールから選ばれた1種以上を所定量添加
共重合させて得られる。また、上記組成を満足するよう
に共重合ポリエステルを重縮合法で直接製造する方法の
他、脂肪族化合物成分が比較的リッチなポリエステルと
エチレンテレフタレート成分が比較的リッチなポリエス
テルとを別々に重縮合し、モノフィラメントの紡糸以前
の任意の工程でブレンドする(できたものはランダムあ
るいはブロックコポリエステル又はポリエステル組成物
のいずれでもよい。)方法も採用できる。
ここで、脂肪族化合物成分のポリエステルへの導入量は
その合計が2〜12重量%であることが重要である。2
重量%より少ない量では衝撃結節強度の向上が十分でな
く、12重量%を越えるとそれ以上の効果がないばかり
か、むしろ低下する(順向があるからである。
その合計が2〜12重量%であることが重要である。2
重量%より少ない量では衝撃結節強度の向上が十分でな
く、12重量%を越えるとそれ以上の効果がないばかり
か、むしろ低下する(順向があるからである。
なお1本発明においてはポリエステルを形成する成分は
エチレンテレフタレート成分と脂肪族化合物成分である
が、少量(好ましくは10重量%以下)のテレフタル酸
以外の芳香族化合物成分を含んでいてもよいことはもち
ろんである。
エチレンテレフタレート成分と脂肪族化合物成分である
が、少量(好ましくは10重量%以下)のテレフタル酸
以外の芳香族化合物成分を含んでいてもよいことはもち
ろんである。
また、ポリエステルはフェノール/テトラクロルエタン
1/1混合溶媒中、20℃における固有粘度が0.7
以上、好ましくは0.9以上のものであることが強度の
高いモノフィラメントを得るのに適している。
1/1混合溶媒中、20℃における固有粘度が0.7
以上、好ましくは0.9以上のものであることが強度の
高いモノフィラメントを得るのに適している。
本発明のモノフィラメントの他の要件は9曲げヤング率
が700kg/ mm”以下であり、かつ〔結節強度/
引張強度〕の値が0.85以上であることである。この
特性値領域を保たないと高衝撃結節強度のモノフィラメ
ントとならないからである。
が700kg/ mm”以下であり、かつ〔結節強度/
引張強度〕の値が0.85以上であることである。この
特性値領域を保たないと高衝撃結節強度のモノフィラメ
ントとならないからである。
このような特性値を有するモノフィラメントを得るには
、上述の化学組成のポリエステル未延伸モノフィラメン
トを延伸するに際して、第1段の延伸倍率を従来知られ
ているよりも低い領域で行うのがより、85〜100℃
の液体(不活性の液体が好ましく、水が最適である)浴
中で2.1〜2.8倍に第1段延伸し2次いで160〜
260℃の気体雰囲気中で全延伸倍率(第1段延伸倍率
×後段延伸倍率)が6.0〜7゜0となるように延伸し
、必要に応じてさらにリラックス熱処理する(160〜
280°Cの気体雰囲気中180〜260℃で行うのが
よい)ことで得られる。この延伸条件を外れると上述の
特性値の領域外となることが多い。また2上述の延伸条
件範囲で本発明の成分組成のモノフィラメントはその透
明性はほとんど損なわれず、結節強度も大きい。
、上述の化学組成のポリエステル未延伸モノフィラメン
トを延伸するに際して、第1段の延伸倍率を従来知られ
ているよりも低い領域で行うのがより、85〜100℃
の液体(不活性の液体が好ましく、水が最適である)浴
中で2.1〜2.8倍に第1段延伸し2次いで160〜
260℃の気体雰囲気中で全延伸倍率(第1段延伸倍率
×後段延伸倍率)が6.0〜7゜0となるように延伸し
、必要に応じてさらにリラックス熱処理する(160〜
280°Cの気体雰囲気中180〜260℃で行うのが
よい)ことで得られる。この延伸条件を外れると上述の
特性値の領域外となることが多い。また2上述の延伸条
件範囲で本発明の成分組成のモノフィラメントはその透
明性はほとんど損なわれず、結節強度も大きい。
づ一
本発明のモノフィラメントは優れた強度特性を有してい
るものであり、漁網、釣糸等の漁業用資材としてのみな
らず、他の用途にも使用できることは言うまでもない。
るものであり、漁網、釣糸等の漁業用資材としてのみな
らず、他の用途にも使用できることは言うまでもない。
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが
、結節強度及び引張強度はJIS−L−1013法によ
り1曲げヤング率の測定は加藤鉄工所製純曲げ試験機(
KES−P2)を用いて曲げモーメントを測る方法で行
った。また、1¥1撃結節強度は日本電子社製ストレー
ジコーダーUS−226型により、落下荷重0.5kg
、落下距離50cmの条件で測定した。
、結節強度及び引張強度はJIS−L−1013法によ
り1曲げヤング率の測定は加藤鉄工所製純曲げ試験機(
KES−P2)を用いて曲げモーメントを測る方法で行
った。また、1¥1撃結節強度は日本電子社製ストレー
ジコーダーUS−226型により、落下荷重0.5kg
、落下距離50cmの条件で測定した。
実施例1〜6.比較例1,2
テレフタル酸、ε−カプロラクトン及びエチレングリコ
ールから通常の溶融重縮合法により固有粘度1.1のε
−オキシカプロン酸酸成分共重合ポリエト・ンテレフタ
レートを合成し、エクストルーダー型溶融紡糸機を用い
て280〜290℃で溶融紡糸し、60°Cの温水中に
未延伸モノフィラメントを通した後、90℃の温水中で
倍率2.3〜2.5倍で第1段延伸し1次いで180℃
の気体雰囲気中で全延6一 伸倍率が6.3〜6.8となるように第2段延伸を行い
、最後に230°Cで2〜8%リラックスさせてボビン
に巻き取り、約250dのモノフィラメントをilた(
スピンドロ一方式)。
ールから通常の溶融重縮合法により固有粘度1.1のε
−オキシカプロン酸酸成分共重合ポリエト・ンテレフタ
レートを合成し、エクストルーダー型溶融紡糸機を用い
て280〜290℃で溶融紡糸し、60°Cの温水中に
未延伸モノフィラメントを通した後、90℃の温水中で
倍率2.3〜2.5倍で第1段延伸し1次いで180℃
の気体雰囲気中で全延6一 伸倍率が6.3〜6.8となるように第2段延伸を行い
、最後に230°Cで2〜8%リラックスさせてボビン
に巻き取り、約250dのモノフィラメントをilた(
スピンドロ一方式)。
結果を第1表に示す。
第1表
実施例7,8.比較例3.4
セバシン酸成分を20重量%共重合したポリエチレンテ
レフタレート(固有粘度1.2)と通常のポリエチレン
テレフタレート(固有粘度1.1)とをセバシン酸成分
が3.0重量%となるようにブレンドして、溶融紡糸し
、前述の実施例1〜6と同様の条件で延伸した(ただし
、第1段延伸は種々の倍率とした)。
レフタレート(固有粘度1.2)と通常のポリエチレン
テレフタレート(固有粘度1.1)とをセバシン酸成分
が3.0重量%となるようにブレンドして、溶融紡糸し
、前述の実施例1〜6と同様の条件で延伸した(ただし
、第1段延伸は種々の倍率とした)。
得られた結果を第2表に示す。
第2表
Claims (1)
- (1)エチレンテレフタレート単位を主成分とし。 脂肪族化合物成分を2〜12重量%含有するポリエステ
ルからなるモノフィラメントであって。 曲げヤング率が700kg/ 111111”以下であ
り、かつ〔結節強度/引張強度〕の値が0.85以上で
あることを特徴とする高衝撃結節強度ポリエステルモノ
フィラメント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17488583A JPS6065111A (ja) | 1983-09-20 | 1983-09-20 | 高衝撃結節強度ポリエステルモノフィラメント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17488583A JPS6065111A (ja) | 1983-09-20 | 1983-09-20 | 高衝撃結節強度ポリエステルモノフィラメント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6065111A true JPS6065111A (ja) | 1985-04-13 |
Family
ID=15986365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17488583A Pending JPS6065111A (ja) | 1983-09-20 | 1983-09-20 | 高衝撃結節強度ポリエステルモノフィラメント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6065111A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0637642A1 (en) * | 1993-01-07 | 1995-02-08 | Unitika Ltd. | Binder fiber and nonwoven fabric produced therefrom |
-
1983
- 1983-09-20 JP JP17488583A patent/JPS6065111A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0637642A1 (en) * | 1993-01-07 | 1995-02-08 | Unitika Ltd. | Binder fiber and nonwoven fabric produced therefrom |
EP0637642A4 (en) * | 1993-01-07 | 1998-12-16 | Unitika Ltd | BINDING FIBER AND NONWOVEN FABRIC PRODUCED THEREFROM. |
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