JPS606304A

JPS606304A - 高圧ホ−スの端末切断装置

Info

Publication number: JPS606304A
Application number: JP11347083A
Authority: JP
Inventors: Hiroo Minae; 薬袋　裕男
Original assignee: Yokohama Rubber Co Ltd
Current assignee: Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date: 1983-06-23
Filing date: 1983-06-23
Publication date: 1985-01-14
Also published as: JPH0415078B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は、高圧ホースの端末切断装置に関し、とくに
、成形用鉄心を入れて加硫された高圧ホースを駆動ロー
ラにより回転させ、カッターの原位置から切込開始位置
までの送ｐ量は流体圧シリンダによシ高速送りさせ、切
込開始位置から切込終了位置までの間は、パルスモータ
に連結された減速機のねじロッドによシ低速送シさせる
ことにより、鉄心を傷つけることなく、高圧ホースのみ
を高鞘度で短時間内に切断するようにしたものである。

一般に、高圧ホースは、鉄心（マンドレル）にチューブ
ゴムを被せてその上にスチールワイヤの補強層を編上げ
、補強層の上をカバーゴムで被覆して成形し、この状態
のまま加硫して製造している。このようにして加硫され
た鉄心入シ高圧ホースを、鉄心から抜き出すためには、
高圧ホースの端末部を切断して除去し、鉄心にクランプ
化を作る必要がある。

従来、鉄心入シ高圧ホースの端末部を切断する作業は、
鉄心入シ高圧ホースを手で持って回転させながら、切断
個盾をサーキュラ−カッターに当てて切断している。七
かし、このような手作業による切断では、カッターの切
込量を目視で決めなければならないため、切込量にばら
つきができて高圧ホースだけを切断することが困難であ
シ、鉄心の表面に傷がつき易く、鉄心の再使用時に表面
を平滑にするための修理が必要となる欠点がある。

また、鉄心を傷つけないように切込量を力０？Ｗシなが
ら切断すると、高圧ホースのスチールワイヤの切断を円
滑に行なうのがきわめて困難となシ、切断終了までに長
時間を要して生産性が低下する欠点がある。

この発明は、上記の欠点を解消するため罠なされたもの
であシ、この発明の目的は、鉄心入り高圧ホースの機械
的回転機構とカッターの送シ速贋を藁速と低速との２段
階に変換する自動切替機構とを備える高圧ホースの端末
切断装置を提供することにあシ、また、この発明の目的
は、カッターの切込量が高圧ホースのサイズとカッター
の減径分とに応じて自動調整可能であシ、鉄心を傷つけ
ることなく、高圧ホースのみを高精度で切断することが
できる端末切断装置を提供することにある。

すなわち、この発明は、後述する実施例および図面に示
すように、鉄心５０を入れて加硫成形された高圧ホース
５１を載せて回転させる受けロール１２．１３が取シ付
けられた切断機台１０に、高圧ホースの端末部５２押圧
用の押えロール３０と端末部５２切断用のカッター２４
とが装着されたスライドフレーム２１と、該スライドフ
レーム２１の下方に配設された上下プレート２６とを、
案内部材２０に沿って上下方向に移動可能に取シ付け、
上下プレート２６に設置した流体圧シリンダ６５０ロツ
ド３７をスライドフレーム２１に固着するとともに、パ
ルスモータ４３に連結された減速機４１のねじロッド４
２を上下プレート２６に螺合し、前記カッター２４の反
位ｆｆ１Ａと切込開始位ｆ［Ｂとの間の送り　ｆｉ：　
Ｌｔはスライドフレーム２１を介して流体圧シリンダ３
５により、前記カッター２４の切込開始位置Ｂと切込終
了位＆Ｃとの間の送シ量り、は上下プレート２６を介し
て減速機４１のねじロッド４２によシ、それぞれ前進お
よび後退させる構成としたことを特徴とする高圧ホース
の端末切断装ｋに係る。　４以下、この発明の実施例について、図面を参照して説明
する。

第１図は、この発明の実施例の正面斜視図であシ、鉄心
入シ高圧ホースの端末切断時における作動状態を示し第
２図は、第１図の背面斜視図である。

上図において、符号１０は切断機台を示し、移動用のキ
ャスタ１１が取シ付けである。この切断機台１０上にウ
レタン、硬質ゴム等からなる受けロール１２．１３をそ
れぞれ２個宛直列にして、互に適宜間隔で平行に配設し
て回転可能に軸承しである。この受けロール１２．１３
は、ギャードモータ１６のスプロケット１７と受けロー
ル１２゜１３の支軸のスブロケツ）１４．１５との間に
掛は渡されたチェーン１８．１９によって同一方向に低
速度で回転駆動されるよう罠なっている。

また、切断機台１０には、案内部材である左右一対のガ
イドロッド２０が立設され、ガイドロッド２０には、ス
ライドフレーム２１のブラケット２２を挿通するととも
に、スライドフレーム２１の背面側の下方に上下プレー
ト２３を挿通し、スライドフレーム２１と上下プレート
２３とが、ガイドロッド２０に案内されて上下方向に移
動できるようにしである。スライドフレーム２１の正面
側には、サーキュラ−カッター２４を回転可能に軸支す
る軸受台２５とカッター駆動用モータ２６とが固着され
、カッター駆動用モータ２６のプーリ２７とカッター軸
のブー９２８とに掛は渡された■ベルト２９を介してカ
ッター２４を回転駆動するようになっている。上記の軸
受台２５には、前記受はロール１２．１３と同一材質か
らなる押えロール３０を、ばね６１によシ斜下方に押圧
した状態で取シ付け、受はロール１２．１３の中間位置
の上方に配置しである。

上記のスライドフレーム２１は、上端に止着したワイヤ
ーローブ３１を、ガイ＋゛ロッド２０の上端の連結板６
２に軸支したプーリ６６に掛は渡し、ワイヤーロー７６
１の先端にバランスウェイト６４を取υ付けて、全体の
重量の平衡を保つようにしである。

上下プレート２３には、スライドフレーム送り用のエア
シリンダ３５が、高さ調整ねじ６６を介して設ｆｊｆｆ
ｉされ、エアシリンダ６５０ロツド６７をスライドフレ
ーム２１の背面側に同調している。

このエアシリンダ３５の給排気用配’７１５８．３９に
は、それぞれ速度制御弁４０．４１を挿入して、ロッド
６７の前進および後退速度が調節できるようになってい
る。また、上下プレート２６には、上下プレート送シ用
のウオーム減速機４１のねじロッド４２が螺合されてい
る。このウオーム減速機４１は、パルスモータ４３によ
って回転駆動するようにしである。パルスモータ４６は
、制御盤４４に組込まれた制御回路から投与されるパル
ス信号に基づいて回転駆動する。第２図において、符号
４５は、制御回路から投与されるパルス数を計数するカ
ウンタである。

上記のように構成することによシ、スライドフレーム２
１は、上下プレート２６に設置されたエアシリンダ６５
のロンドロアの縮小および伸長によって、上下プレート
２３はウオーム減速機４１のねじロッド４２の正逆回転
によって、それぞれ前進（下降）および後退（上昇）送
りされることになるが、スライドフレーム２１は、上下
プレート２３とは独立して上下プレート２３よシも早い
速度で前進および後退送りされ、上下プレート２６は、
スライドフレーム２１とともにスライドフレーム２１に
装備されたカッター２４、カッタ駆動用モータ２６およ
びエアシリンダ６５その他の全ての１飯を支持して、ス
ライドフレーム２１の単独送シの場合よシも遅い速度で
前進および後退送りされることになる。

上記構成の装置を使用して、鉄心入シ高圧ホースの端末
部を切断するときは、装置の受けロール１２．１３上に
鉄心５０入り高圧ホース５１を載せて、端末部５２の先
端をストッパ４６に当接させる。このストッパ４６は、
取付位置がスライド式にＭできるようになっており、高
圧ホース５１の端末部５２の切断長さく通常１００〜１
５０ｍ）をストッパ４６によりｉ宜変更することができ
る。

次に、上記構成の装置の作動を、第３図に示したカッタ
ーの行程図に基づいて説明する。

第３図において、Ａ線は、高速送シ開始前の後端位置に
おけるカッター２４の中心（カッターの原位置）である
。Ｂ線は、受はロール１２．１３に載せられた高圧ホー
ス５１の端末部５２にカッター２４が接触する直前の高
速送シ前端位珈におけるカッター２４の中心（カッター
の切込開始位置）であって、低速送シ後端位置に一致す
る。Ｃ線は、凧末部５２の切断が終了し、鉄心５０にカ
ッター２４が接触する直前の低速送り前端位置における
カッター２４の中心（カッターの切込終了位ｋ）である
。

上記装置の作動開始時においては、スライドフレーム２
１は、エアシリンダ３５のロッド３７の伸長によシ、上
下フレーム２３はウオーム減速機４１のねじロッド４２
の逆回転により、それぞれ後退させて、カッター２４の
中心を高速送シ後端の原位置Ａと一致させて停止してお
く。

まず、エアシリンダ６５を作動してロッド６７を縮小さ
せ、スライドフレーム２１を前進速シする。エアシリン
ダ６５０ストローク長は、カッター２４の原付ＩＡと切
込開始位置Ｂとの間の送シ量Ｌ□であシ、カッター２４
が切込開始位置Ｂに達した時点で一旦作動を停止する。

スライドフレーム２１の一時停止と同時に、カッター２
４を図示矢印方向に回転駆動し、さらに受けロール１２
．ｊ３をカッター２４と同一方向に回転駆動する。受は
ロール１２．１３に載せられた鉄心５０人シ高圧ホース
５１は、スライドフレーム２１の前進速シに伴って下降
する押えロール３０によりばね６１を介して押し付けら
れ、受はロール１２．１３と同一回転数で反対方向にス
リップすることなく回転する。

次いで、パルスモータ４３が、あらかじめ設定された値
だけ回転して停止する。設定される値は、カッター２４
の切込開始位ｔＢと切込終了位置Ｃの間の送シ量（切込
ｔＦｔ）Ｌｓでアシ、ウオーム減速機４１のねじロッド
４２は、パルスモータ４３によシ減速駆動されて送シ量
り、に対応するピッ・チ数だけ正回転する。ねじロッド
４２の正回転によって、スライドフレーム２１が、上下
プレート２３を介して前進送りされ、切込開始位置Ｂに
一旦停止していたカッター２４が回転しながら切込終了
位置Ｃに達する。これによシカツ〕−２４が、カッター
２４と反対方向に回転している鉄心５０人シ高圧ホース
５１の切断を開始して、高圧ホース５１の端末部５２が
、外面から内面まで全周に亘って切断される。

カッター２４が切込終了位置Ｃに達した時点でパルスモ
ータ４６の回転が停止すると同時に、パルスモータ４６
を逆回転するとともに、エアシリンダ６５を後退作動す
る。これによシラオーム減速機４１のねじロッド４２が
逆回転し、エアシリンダ６５のロッド３７が伸長して、
スライドフレーム２１と上下プレート２３とがそれぞれ
後退送シされ、カッター２４は原位置Ａに徨帰する。

上記のスライドフレーム２１と上下プレート２３との後
退送シ開始と併行して、カッター２４の回転および受け
ロール１２．１３の回転を停止する。

上記の作動によシ、−サイクルの切断工程が完了する。

切断された高圧ホース５１の端末部５２は、鉄心５０か
ら引き抜いて除去したのち、この鉄心印の露出部分を別
の装置によシフランプして高圧ホース５１を引き抜く。

上記の装置の上下プレート２３によるカッター２４の送
多量Ｌ２は、切断される高圧ホース５１のサイズによシ
異なるので、パルスモータ４３の回転数は、あらかじめ
高圧ホース５１のサイズに応じた設定値を設けておく。

また、使用するカッター２４が、一般に常用されている
レジノイド砥石である場合には、高圧ホースの切断回数
が増加するにしたがって摩耗する。

このときは、第３図に示すように、上下プレート２３に
よる送シ量Ｌ２を摩耗したカッター２４ａの減径分に相
当する量だけ補正してＬ８とする。第３図におけるＤ線
は、摩耗したカッター２４ａの切込終了位置を示す。

カッター２４の直径の変化は、スライドフレーム２１に
取シ伺けであるスケール４７によって読み取シ、読取シ
量を当初のパルスモータ４３の設定値にフィードバック
して新たな設定値に補正する。

なお、カッター２４の砥石材として、ダイヤモンド粒子
が電着された砥石を使用して、一定サイズの高圧ホース
を切断する場合は、エアシリンダ、またはパルスモータ
の設定値を補正することなく、所定ロット数の切断を継
続して行なうことができる。

また、高圧ホースのサイズが著しく異なる場合は、高さ
調整ねじ６６によシェアシリンダ３５の設置高さを変更
して、スライドフレーム２１の送ｐ量を調整することが
できる。

スライドフレーム２１の前進および稜退送シは、上記実
施例のエアシリンダに代えて油圧シリンダによシ行なう
こともできる。

第４図は、カッターによる高圧ホースの切断完了をセン
ターによって検出するようにした実施例である。

同図において、符号５５はセンサー本体であシ、センサ
ー本体５５には、作動子５６の一端が回転可能に枢着さ
れ、ばね５７により鉄心５０入り高圧ホース５１側に押
圧されている。この作動子５６は、カッター２４による
高圧ホース５１の切込幅よシも小さい幅に成形して、カ
ッター２４と同一平面内に取υ付け、カッター２４によ
る切断進行に伴って高圧ホース５１の切断部分に進入し
て行くようにしである。

上記の作動子５６は、接触作動式または磁気作動式のも
のを使用する。接触式の作動子は、カッター２４による
高圧ホース５１の切断が完了して鉄心５０に接触したと
きに１機械的あるいは電気的に作動して検出信号を出す
。磁気式の作動子は、高圧ホース５１のチューブゴム５
６を極く薄く残した位置まで達したときに鉄心５０を磁
気的に感知して検出信号をｔＪ」す。

コレラの検出４３号に基ついて、パルスモータの回転を
停止すると同時に逆回転させる。

この実施例によると、カッター２４の切込開始位＠Ｂか
ら切込終了位置（ＣまたはＤ）までの送多量（Ｌ２また
はＬ８）を、あらかじめ設定する必要がなくなる。した
がって、高圧ホース５１のサイズが異なる場合でも、カ
ッター２４の設定送りｉを変更することなく、切込開始
位置におけるパルスモータの回転を停止！−で逆回転さ
せることができる。

以」二、説明したように、この発明は、カッターが装置
されたスライドフレームを、上下プレートに設置された
流体圧シリンダによって上下動させ、上下プレートをパ
ルスモータに連結された減速機のねじロッドによって上
下動させる送り速度２段切替機構と、鉄心入り高圧ホー
スの回転機構とを設け、カッターの原位置と切込開始位
置との間は、流体圧シリンダによりスライドフレームラ
介シて前進および後退送りさせ、カッターの切込開始位
置と切込終了位置との間は、パルスモータによシ駆動さ
れる減速機のねじロッドにより上下プレートを介して前
進および後退送りさせる構成としている。したがって、
この発明によれは、カッターが高圧ホースに近接すると
きと、高速ホースの切断後に離隔するときとの送りを高
速度で行ない、高圧ホースの切断時のみを低速度の送り
とすることができるから、−ザイクルの工程が短時間で
完了する。また、この発明によれば、高圧ホースの切断
時におけるカッターの低速送りが、パルスモータによっ
て駆動される減速機のねじロッドを介して行なわれるか
ら、鉄心を傷つけることなく、高圧ホースのみをきわめ
て高い精度で切断することができる。さらに、この発明
によれば、高圧ホースのサイズの変更やカッターの摩耗
等がある場合でも、それぞれに対応する切込量をあらか
じめ設定するか、あるいは切込終了位置を検出してパル
スモ〜りの作動を制御することにより、カッターの切込
量を適宜調整することも可能であり、高圧ホースのサイ
ズの変更、カッターの摩耗等の影響を受けることがなく
、生産性の高い端末切断装置が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の実施例を示す正面斜視図、第２図
は、第１図の一部を省略した背面斜視図、第３図は、カ
ッターの行程図、第４図は、カッターの切込終了検出セ
ンサーを示す断面図である。図中、１０は切断機台、１２．１３は受けロール、２０
はガイドロッド、２１はスライドフレーム、２６は上下
プレート、２４はカッター、６゜Ｕ　ｒｌｌ　、ｔロー
ル、６５はエアシリンダ、３７はエアシリンダのロッド
、４１は減速機、４２は減速機のねじロッド、４６はパ
ルスモータ、５ｏは鉄心、５１は高圧ホース、５２は高
圧ホースの端末部、Ａ、Ｂ、Ｃは、それぞれカッターの
原位置、切込開始位置、切込終了位＆、Ｌｌはエアシリ
ンダによるカッターの送りｆｉｔ、Ｌ２は減速機のねじ
ロッドによるカッターの送り釦である。第２図第３図第４図

Claims

【特許請求の範囲】

鉄心を入れて加硫成形された高圧ホースを載せて回転さ
せる受けロールが取り付けられた切断機台に、高圧ホー
スの端末部抑圧用の押えロールと端末部切断用のカッタ
ーとが装着されたスライドフレームと、該スライドフレ
ームの下方に配設された上下プレートとを、案内部材に
沿って上下方向に移動可能に城シ伺け、上下プレートに
設置した流体圧シリンダのロッドをスライドフレームに
固着するとともに、パルスモータに連結された減速機の
ねじロッドを上下プレートに螺合し、前記カッターの原
位置と切込開始位置との間の送シ量はスライドフレーム
を介して流体圧シリンダにより、前記カッターの切込開
始位置と切込終了位置との間の送り量は上下プレートを
介して減速機のねじロッドによシ、それぞれ前進および
後退させる構成としたことを特徴とする高圧ホースの端
末切断装置。