JPH085037Y2 - 長尺成形物の自動切断機 - Google Patents
長尺成形物の自動切断機Info
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- JPH085037Y2 JPH085037Y2 JP1993034496U JP3449693U JPH085037Y2 JP H085037 Y2 JPH085037 Y2 JP H085037Y2 JP 1993034496 U JP1993034496 U JP 1993034496U JP 3449693 U JP3449693 U JP 3449693U JP H085037 Y2 JPH085037 Y2 JP H085037Y2
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- feeding
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、エア−ブレ−キ用チュ
−ブ、油圧チュ−ブ、窓枠を囲うゴム等の比較的長尺の
成形物を所定長さに切断する為の自動切断機に関し、更
に詳細には、寸法、形状等種類の異なる長尺成形物を一
緒にセットして、必要な種類の長尺成形物を選択的に切
断できる装置に関する。
−ブ、油圧チュ−ブ、窓枠を囲うゴム等の比較的長尺の
成形物を所定長さに切断する為の自動切断機に関し、更
に詳細には、寸法、形状等種類の異なる長尺成形物を一
緒にセットして、必要な種類の長尺成形物を選択的に切
断できる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の切断機、例えばエア−ブレ−キ用
チュ−ブを切断する為の装置は、チュ−ブを挟圧する繰
出ロ−ラ−を上下に配し、該繰出ロ−ラ−に巻付ドラム
から繰り出した送り管を臨ませ、該繰出ロ−ラ−の駆動
モ−タ−に制御装置を組合せて回転数を長さに換算し、
これをコンピュ−タ−で管理しつつ、上記送り管に繰り
出し、その先にカッタ−を配設して所定長さに切断して
いる。
チュ−ブを切断する為の装置は、チュ−ブを挟圧する繰
出ロ−ラ−を上下に配し、該繰出ロ−ラ−に巻付ドラム
から繰り出した送り管を臨ませ、該繰出ロ−ラ−の駆動
モ−タ−に制御装置を組合せて回転数を長さに換算し、
これをコンピュ−タ−で管理しつつ、上記送り管に繰り
出し、その先にカッタ−を配設して所定長さに切断して
いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置では、一つの巻付ドラムに対し一つの繰出ロ−ラ−及
びカッタ−しか対応させていないから、切断すべきチュ
−ブ等長尺成形物の口径や外形等の種類が異なった場合
には、装着されているチュ−ブ等を一旦装置から取り外
し、新たに異なる巻付ドラムからチュ−ブを取り出して
送り管に装着し、繰出ロ−ラ−に挟圧させて切断しなけ
ればならない。
置では、一つの巻付ドラムに対し一つの繰出ロ−ラ−及
びカッタ−しか対応させていないから、切断すべきチュ
−ブ等長尺成形物の口径や外形等の種類が異なった場合
には、装着されているチュ−ブ等を一旦装置から取り外
し、新たに異なる巻付ドラムからチュ−ブを取り出して
送り管に装着し、繰出ロ−ラ−に挟圧させて切断しなけ
ればならない。
【0004】この作業は面倒であると共に時間を要する
難点を有し、多品種少量生産が進んでいる今日、上記交
換を何度もすることとなり、製造ラインでの生産効率を
著しく悪くする要因となっている。
難点を有し、多品種少量生産が進んでいる今日、上記交
換を何度もすることとなり、製造ラインでの生産効率を
著しく悪くする要因となっている。
【0005】又、その制御を繰出ロ−ラ−から直接引出
す為、長尺成形物がスリップしたりロ−ラ−が摩耗して
いる場合等でも、これを無視して計測し、正確な寸法精
度が出ないという品質上の欠点を有している。本考案は
上記従来の装置の欠点を解決せんとして為されたもの
で、長尺成形物の多品種の切断処理が可能であると共
に、その寸法精度を向上させ得る装置を開発せんとする
ものである。
す為、長尺成形物がスリップしたりロ−ラ−が摩耗して
いる場合等でも、これを無視して計測し、正確な寸法精
度が出ないという品質上の欠点を有している。本考案は
上記従来の装置の欠点を解決せんとして為されたもの
で、長尺成形物の多品種の切断処理が可能であると共
に、その寸法精度を向上させ得る装置を開発せんとする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本案長尺成形物の自動切
断機は、形状、材質等種類の異なる複数の長尺成形物を
巻着できる巻付ドラムを配した巻付部と、該長尺成形物
を昇降自在な押圧ロ−ラ−と測定用ロ−ラ−との間に挟
圧し、該測定用ロ−ラ−に繰り出し長さを測定するエン
コ−ダを連設した演算部を有する。又、前後ロ−ラ−間
に無端ベルトを掛架して成る繰出ベルト体を長尺成形物
を挟圧するよう上下一対に並設すると共に、下側繰出ベ
ルト体の前後いずれか一方のロ−ラ−に軸棒を連通させ
て駆動モ−タ−を共有させ、一方、上側繰出ベルト体は
シリンダを各個別に連結して不使用列の繰出ベルト体を
浮上させ、選択された列の繰出ベルト体のみを下降させ
て送り出す繰出部を有する。更に、その繰り出された長
尺成形物を固定するクランプと、切断刃を配設した切断
部と、長尺成形物の種類に合わせた列の選択と、切断長
さ、及び本数を設定して各部に指令する管理部とから成
ることを特徴とする。該繰出部の駆動モ−タ−を、繰り
出しの最終点付近で減速するようエンコ−ダの測定値と
の関係で管理部が指令するのが好ましい。
断機は、形状、材質等種類の異なる複数の長尺成形物を
巻着できる巻付ドラムを配した巻付部と、該長尺成形物
を昇降自在な押圧ロ−ラ−と測定用ロ−ラ−との間に挟
圧し、該測定用ロ−ラ−に繰り出し長さを測定するエン
コ−ダを連設した演算部を有する。又、前後ロ−ラ−間
に無端ベルトを掛架して成る繰出ベルト体を長尺成形物
を挟圧するよう上下一対に並設すると共に、下側繰出ベ
ルト体の前後いずれか一方のロ−ラ−に軸棒を連通させ
て駆動モ−タ−を共有させ、一方、上側繰出ベルト体は
シリンダを各個別に連結して不使用列の繰出ベルト体を
浮上させ、選択された列の繰出ベルト体のみを下降させ
て送り出す繰出部を有する。更に、その繰り出された長
尺成形物を固定するクランプと、切断刃を配設した切断
部と、長尺成形物の種類に合わせた列の選択と、切断長
さ、及び本数を設定して各部に指令する管理部とから成
ることを特徴とする。該繰出部の駆動モ−タ−を、繰り
出しの最終点付近で減速するようエンコ−ダの測定値と
の関係で管理部が指令するのが好ましい。
【0007】
【作用】必要な長尺成形物の種類、その長さ及び本数を
管理部のコンピュ−タ−に入力すると、その選択された
列の演算部の押圧ロ−ラ−と繰出部の上側繰出ベルト体
が下降し、駆動モ−タ−の回転で繰出ベルト体に挟まれ
た長尺成形物を繰り出し、これに合わせて押圧ロ−ラ−
とで挟圧したエンコ−ダが回転角度から繰り出し長さを
測定する。選択されない列の繰出ベルト体等は浮上した
ままで、下側繰出ベルト体が空転するだけなので、随時
必要な種類の長尺成形物のみを取り出すように働く。
管理部のコンピュ−タ−に入力すると、その選択された
列の演算部の押圧ロ−ラ−と繰出部の上側繰出ベルト体
が下降し、駆動モ−タ−の回転で繰出ベルト体に挟まれ
た長尺成形物を繰り出し、これに合わせて押圧ロ−ラ−
とで挟圧したエンコ−ダが回転角度から繰り出し長さを
測定する。選択されない列の繰出ベルト体等は浮上した
ままで、下側繰出ベルト体が空転するだけなので、随時
必要な種類の長尺成形物のみを取り出すように働く。
【0008】又、エンコ−ダを含む演算部を繰出部とは
分離独立させて設けたので、繰出部にスリップ等が生じ
ても、それを無視して計測してしまうことがなく、実際
にエンコ−ダを通過した長さだけを正確に計測する。
分離独立させて設けたので、繰出部にスリップ等が生じ
ても、それを無視して計測してしまうことがなく、実際
にエンコ−ダを通過した長さだけを正確に計測する。
【0009】所定長さに近づいたら、駆動モ−タ−を減
速させ、微調整しつつ正確な長さのところで駆動モ−タ
−を停止し、クランプで固定した後、切断刃で切断する
ことにより、所定長さの長尺成形物を正確に切断する。
速させ、微調整しつつ正確な長さのところで駆動モ−タ
−を停止し、クランプで固定した後、切断刃で切断する
ことにより、所定長さの長尺成形物を正確に切断する。
【0010】下側繰出ベルト体の駆動モ−タ−を共有さ
せることで装置のコンパクト化を図り、一方、上側繰出
ベルト体には個別に昇降シリンダを連結させたことで選
択された列のみを稼働させて合理的機構を具現する。
せることで装置のコンパクト化を図り、一方、上側繰出
ベルト体には個別に昇降シリンダを連結させたことで選
択された列のみを稼働させて合理的機構を具現する。
【0011】繰出部の駆動モ−タ−を繰り出しの最終点
付近で減速させると、クランプする位置が正確となり、
切断長さの精度を向上させる。
付近で減速させると、クランプする位置が正確となり、
切断長さの精度を向上させる。
【0012】
【実施例】本考案自動切断機は、種類の異なる複数の長
尺成形物を装着できる巻付部10と、繰り出し長さの設
定及びその測定を司さどる演算部20と、選択的に長尺
成形物を繰り出しできる繰出部30と、これを固定して
切断する切断部40と、上記各部を系統的に管理する管
理部とから成る。
尺成形物を装着できる巻付部10と、繰り出し長さの設
定及びその測定を司さどる演算部20と、選択的に長尺
成形物を繰り出しできる繰出部30と、これを固定して
切断する切断部40と、上記各部を系統的に管理する管
理部とから成る。
【0013】巻付部10は、多品種に対応する為、図3
に示す如く、複数の巻付ドラム14例えば5個の巻付ド
ラム14を配設し、四方形の支柱枠11の横杆に支軸1
2を配設し、該支軸12に芯軸13を延設し、該芯軸1
3に巻付ドラム14を装着する。該巻付ドラム14に
は、繰り出しの際、慣性で長尺成形物に弛みが生じるの
を防止する為、ブレ−キシュ−15を付設し、後述のク
ランプ41の締緩と関連させる。
に示す如く、複数の巻付ドラム14例えば5個の巻付ド
ラム14を配設し、四方形の支柱枠11の横杆に支軸1
2を配設し、該支軸12に芯軸13を延設し、該芯軸1
3に巻付ドラム14を装着する。該巻付ドラム14に
は、繰り出しの際、慣性で長尺成形物に弛みが生じるの
を防止する為、ブレ−キシュ−15を付設し、後述のク
ランプ41の締緩と関連させる。
【0014】演算部20は、図1及び図4に示す如く、
後述の繰出部30とは分離独立して設け、測定用ロ−ラ
−21及びその押圧ロ−ラ−22を一対に配設し、測定
用ロ−ラ−21は、所定長さを測定する為のエンコ−ダ
(図示省略)を接続させて、測定用ロ−ラ−21を通過
した長尺成形物の長さを演算できるようにする。又、押
圧ロ−ラ−22は、該測定用ロ−ラ−21の上に臨ま
せ、中央にエア−シリンダ23を配し、左右にリニアガ
イド24,24から伸びたリニアバ−25,25を配し
て枠体26に連結させて昇降自在に形成する。即ち、該
演算部20は、繰出部30と直結させた際のスリップ等
による精度の狂いを防ぐ為、これと分離させて設け、測
定用ロ−ラ−21を通過した長さだけを正確に測定する
よう形成し、且つ、長尺成形物の材質が異なる場合に
は、補正項を導入して微調整を可能とする。尚、27は
巻付ドラム14からの導引を促す為の受けロ−ラ−であ
り、28は案内の為のガイド枠である。
後述の繰出部30とは分離独立して設け、測定用ロ−ラ
−21及びその押圧ロ−ラ−22を一対に配設し、測定
用ロ−ラ−21は、所定長さを測定する為のエンコ−ダ
(図示省略)を接続させて、測定用ロ−ラ−21を通過
した長尺成形物の長さを演算できるようにする。又、押
圧ロ−ラ−22は、該測定用ロ−ラ−21の上に臨ま
せ、中央にエア−シリンダ23を配し、左右にリニアガ
イド24,24から伸びたリニアバ−25,25を配し
て枠体26に連結させて昇降自在に形成する。即ち、該
演算部20は、繰出部30と直結させた際のスリップ等
による精度の狂いを防ぐ為、これと分離させて設け、測
定用ロ−ラ−21を通過した長さだけを正確に測定する
よう形成し、且つ、長尺成形物の材質が異なる場合に
は、補正項を導入して微調整を可能とする。尚、27は
巻付ドラム14からの導引を促す為の受けロ−ラ−であ
り、28は案内の為のガイド枠である。
【0015】繰出部30は、図1に示す如くで、上記演
算部20を経た長尺成形物がカッタ−42に至るまでの
間所定長さに精度良く長尺成形物を繰り出すため、先
ず、下側に前ロ−ラ−31aと後ロ−ラ−31b及び中
間に転進ロ−ラ−31cを配し、各ロ−ラ−間に無端ベ
ルト31dを掛架して下側繰出ベルト体31を形成す
る。そして、上側に、下側繰出ベルト体31と同様に、
前ロ−ラ−32aと後ロ−ラ−32b及び中間に転進ロ
−ラ−32cを配し、無端ベルト32dを掛架して上側
繰出ベルト体32を形成し、当該繰出ベルト体31を上
下に並設する。且つ、上側繰出ベルト体32は、ケ−ス
の上枠に固定したエア−シリンダ−33に連結し、左右
にリニアガイド34,34から伸びたリニアバ−35,
35を配して枠体36に連結させて昇降自在に形成し、
長尺成形物を挟圧可能とする。
算部20を経た長尺成形物がカッタ−42に至るまでの
間所定長さに精度良く長尺成形物を繰り出すため、先
ず、下側に前ロ−ラ−31aと後ロ−ラ−31b及び中
間に転進ロ−ラ−31cを配し、各ロ−ラ−間に無端ベ
ルト31dを掛架して下側繰出ベルト体31を形成す
る。そして、上側に、下側繰出ベルト体31と同様に、
前ロ−ラ−32aと後ロ−ラ−32b及び中間に転進ロ
−ラ−32cを配し、無端ベルト32dを掛架して上側
繰出ベルト体32を形成し、当該繰出ベルト体31を上
下に並設する。且つ、上側繰出ベルト体32は、ケ−ス
の上枠に固定したエア−シリンダ−33に連結し、左右
にリニアガイド34,34から伸びたリニアバ−35,
35を配して枠体36に連結させて昇降自在に形成し、
長尺成形物を挟圧可能とする。
【0016】該下側繰出ベルト体31の駆動は、各列毎
にモ−タ−を別設すると、装置が複雑大型化してしまう
ので、5列に並設した各繰出ベルト体31の前ロ−ラ−
31aに1本の軸棒31eを貫通し、該軸棒31eを駆
動モ−タ−に連結して駆動源を共有する。
にモ−タ−を別設すると、装置が複雑大型化してしまう
ので、5列に並設した各繰出ベルト体31の前ロ−ラ−
31aに1本の軸棒31eを貫通し、該軸棒31eを駆
動モ−タ−に連結して駆動源を共有する。
【0017】一方、上側繰出ベルト体32は各列毎の繰
り出しを可能にする為、上述の如く昇降動を司どるエア
−シリンダ−33,33・・・を各列毎に別設し、且
つ、上部にアジャストロ−ラ−37を設け、下側前ロ−
ラ−31aと上側前ロ−ラ−32a及びアジャストロ−
ラ−37との間にチェ−ンベルト38を掛架し、駆動モ
−タ−に連結した下側前ロ−ラ−31aを駆動させるこ
とで、上側前ロ−ラ−32aを反対方向に回転させ、ア
ジャストロ−ラ−37がその循回を調整するよう形成す
る。そして、駆動モ−タ−は、比較的速い送り速度と、
最終段階で微調整の為の低速度との、段階的な変速をエ
ンコ−ダとの連動で可能にする。
り出しを可能にする為、上述の如く昇降動を司どるエア
−シリンダ−33,33・・・を各列毎に別設し、且
つ、上部にアジャストロ−ラ−37を設け、下側前ロ−
ラ−31aと上側前ロ−ラ−32a及びアジャストロ−
ラ−37との間にチェ−ンベルト38を掛架し、駆動モ
−タ−に連結した下側前ロ−ラ−31aを駆動させるこ
とで、上側前ロ−ラ−32aを反対方向に回転させ、ア
ジャストロ−ラ−37がその循回を調整するよう形成す
る。そして、駆動モ−タ−は、比較的速い送り速度と、
最終段階で微調整の為の低速度との、段階的な変速をエ
ンコ−ダとの連動で可能にする。
【0018】切断部40は、図5に示す如く、上記繰出
ベルト体31,32の後に、繰り出された長尺成形物を
固定してカッタ−42による切断を正確に行う為のクラ
ンプ41を配し、該クランプ41は、長尺成形物を挟圧
可能な形状寸法とした下台41aと上台41bとを対設
し、該上台41aにシリンダ−41cを連結して昇降自
在に形成する。該クランプ41に隣設させて、枠体42
bに刃42aを交換自在に取着し、該枠体42bをシリ
ンダ−42cで上下させて長尺成形物を切断するカッタ
−42を配設する。
ベルト体31,32の後に、繰り出された長尺成形物を
固定してカッタ−42による切断を正確に行う為のクラ
ンプ41を配し、該クランプ41は、長尺成形物を挟圧
可能な形状寸法とした下台41aと上台41bとを対設
し、該上台41aにシリンダ−41cを連結して昇降自
在に形成する。該クランプ41に隣設させて、枠体42
bに刃42aを交換自在に取着し、該枠体42bをシリ
ンダ−42cで上下させて長尺成形物を切断するカッタ
−42を配設する。
【0019】管理部は、演算部20、繰出部30及び切
断部40と接続し、目的とする長尺成形物を巻着した巻
付ドラム14と連結した演算部20及び繰出部30等の
列の選択と、その長さの設定と、クランプ41の固定の
タイミング及び切断を指令する(図示省略)。又、駆動
モ−タ−に通常の送り速度と、切断位置に近づいた際、
エンコ−ダの測定値から減速を指令するようコンピュ−
タ制御する。
断部40と接続し、目的とする長尺成形物を巻着した巻
付ドラム14と連結した演算部20及び繰出部30等の
列の選択と、その長さの設定と、クランプ41の固定の
タイミング及び切断を指令する(図示省略)。又、駆動
モ−タ−に通常の送り速度と、切断位置に近づいた際、
エンコ−ダの測定値から減速を指令するようコンピュ−
タ制御する。
【0020】次に本実施例の作用を説明すると、先ず、
5個の巻付ドラム14に形状、材質等の種類の異なる長
尺成形物を巻着させて置き、その中から必要な種類を選
択し、望む長さ及び本数を管理部にセットして、スイッ
チを入力する。このとき、当初は手動で長尺成形物を引
出し、クランプ41で固定して末端をカッタ−42で切
断して先端を揃えておく。
5個の巻付ドラム14に形状、材質等の種類の異なる長
尺成形物を巻着させて置き、その中から必要な種類を選
択し、望む長さ及び本数を管理部にセットして、スイッ
チを入力する。このとき、当初は手動で長尺成形物を引
出し、クランプ41で固定して末端をカッタ−42で切
断して先端を揃えておく。
【0021】すると、切断ケ−ス内の5列の演算部20
及び繰出部30の中から選択された列の各部が作動し、
先ず、演算部20のエア−シリンダ23を伸張させて、
リニアガイド24,24及びリニアバ−25,25と共
に押圧ロ−ラ−22を降下させ、測定用ロ−ラ−21と
の間に長尺成形物を挟圧する。同時に、繰出部30のエ
ア−シリンダ33を伸張させて、リニアガイド34,3
4及びリニアバ−35,35と共に上側繰出ベルト体3
2を降下させ、下側繰出ベルト体31との間に長尺成形
物を挟み、若干の圧力で押圧する。
及び繰出部30の中から選択された列の各部が作動し、
先ず、演算部20のエア−シリンダ23を伸張させて、
リニアガイド24,24及びリニアバ−25,25と共
に押圧ロ−ラ−22を降下させ、測定用ロ−ラ−21と
の間に長尺成形物を挟圧する。同時に、繰出部30のエ
ア−シリンダ33を伸張させて、リニアガイド34,3
4及びリニアバ−35,35と共に上側繰出ベルト体3
2を降下させ、下側繰出ベルト体31との間に長尺成形
物を挟み、若干の圧力で押圧する。
【0022】そして、駆動モ−タ−を始動させると、下
側の前ロ−ラ−31aが前進方向に回転し、連れて後ロ
−ラ−31b及び転進ロ−ラ−31cが従動して無端ベ
ルト31dを回動させる。同時に、前ロ−ラ−31aに
掛着したチェ−ンンベルト38が回動して、上側の前ロ
−ラ−32aを下側とは反対方向に回転し、このときア
ジャストロ−ラ−37が上下動してチェ−ンの弛みを防
止する。この上側の前ロ−ラ−32aの回転に従って、
後ロ−ラ−32b及び転進ロ−ラ−32cが回転して無
端ベルト32dを回動させる。
側の前ロ−ラ−31aが前進方向に回転し、連れて後ロ
−ラ−31b及び転進ロ−ラ−31cが従動して無端ベ
ルト31dを回動させる。同時に、前ロ−ラ−31aに
掛着したチェ−ンンベルト38が回動して、上側の前ロ
−ラ−32aを下側とは反対方向に回転し、このときア
ジャストロ−ラ−37が上下動してチェ−ンの弛みを防
止する。この上側の前ロ−ラ−32aの回転に従って、
後ロ−ラ−32b及び転進ロ−ラ−32cが回転して無
端ベルト32dを回動させる。
【0023】すると、両無端ベルト31d,32d間に
挟まれた長尺成形物が繰り出され、切断部40に向って
前進するが、このとき、前ロ−ラ−31a,32a、後
ロ−ラ−31b,32b及び転進ロ−ラ−31c,32
cを介した両無端ベルト31d,32dにより長尺成形
物が広い接触面積で捕促されるので、殆どスリップの生
じる虞がなく、繰り出し長さに対する送り精度が著しく
向上する。
挟まれた長尺成形物が繰り出され、切断部40に向って
前進するが、このとき、前ロ−ラ−31a,32a、後
ロ−ラ−31b,32b及び転進ロ−ラ−31c,32
cを介した両無端ベルト31d,32dにより長尺成形
物が広い接触面積で捕促されるので、殆どスリップの生
じる虞がなく、繰り出し長さに対する送り精度が著しく
向上する。
【0024】更に、この繰り出しと同時に、押圧ロ−ラ
−22と測定用ロ−ラ−21の間を長尺成形物が進行
し、その測定用ロ−ラ−21に連結したエンコ−ダが回
転角度の演算から長さを正確に計測する。このとき、該
演算部20は、繰出部30と分離させてあるので、もし
繰出ベルト体31,32と長尺成形物との間にスリップ
が生じてロ−ラ−が空転した場合でも、これに関係なく
実際に測定用ロ−ラ−21を通過した長尺成形物の長さ
を実測するので精度の狂いがない。
−22と測定用ロ−ラ−21の間を長尺成形物が進行
し、その測定用ロ−ラ−21に連結したエンコ−ダが回
転角度の演算から長さを正確に計測する。このとき、該
演算部20は、繰出部30と分離させてあるので、もし
繰出ベルト体31,32と長尺成形物との間にスリップ
が生じてロ−ラ−が空転した場合でも、これに関係なく
実際に測定用ロ−ラ−21を通過した長尺成形物の長さ
を実測するので精度の狂いがない。
【0025】そしてこのとき、選択されない列の繰出ベ
ルト体は、浮上したままで、下側繰出ベルト体が空転す
るだけなので、多種類の中から随時必要な種類の長尺成
形物Sのみ取り出すように働き、不必要な列を稼働させ
た場合に生じる大きなロスを防止し、効率的作業を可能
とする。
ルト体は、浮上したままで、下側繰出ベルト体が空転す
るだけなので、多種類の中から随時必要な種類の長尺成
形物Sのみ取り出すように働き、不必要な列を稼働させ
た場合に生じる大きなロスを防止し、効率的作業を可能
とする。
【0026】上記繰り出しに伴って、所定長さに近づい
たことをエンコ−ダが感知したら、それを駆動モ−タ−
に管理部から変速指令を送り、回転速度を約1/10程
度の低速に減速させる。この結果、減速分だけ長さの設
定が正確に調整でき、精度が一段と向上する。
たことをエンコ−ダが感知したら、それを駆動モ−タ−
に管理部から変速指令を送り、回転速度を約1/10程
度の低速に減速させる。この結果、減速分だけ長さの設
定が正確に調整でき、精度が一段と向上する。
【0027】そして、エンコ−ダが所定長さを計測した
ら、直ちに駆動モ−タ−を停止し、次いで、クランプ4
1の昇降シリンダ41cを下降させて、下台41aと上
台41bの間に長尺成形物を固定し、隣設したカッタ−
42の刃42aを下降させて切断し、この結果、正確な
長さに長尺成形物の切断が可能となる。必要な本数が複
数本の場合には、同様の作業を必要回数繰り返せば良
く、当初に管理部のコンピュ−タ−にその繰り返し回数
を指定すれば良い。
ら、直ちに駆動モ−タ−を停止し、次いで、クランプ4
1の昇降シリンダ41cを下降させて、下台41aと上
台41bの間に長尺成形物を固定し、隣設したカッタ−
42の刃42aを下降させて切断し、この結果、正確な
長さに長尺成形物の切断が可能となる。必要な本数が複
数本の場合には、同様の作業を必要回数繰り返せば良
く、当初に管理部のコンピュ−タ−にその繰り返し回数
を指定すれば良い。
【0028】扨て、次に別の種類の長尺成形物が必要と
される場合には、一旦使用した列の演算部20及び繰出
部30のエア−シリンダ23及び33を退縮させて、押
圧ロ−ラ−22及び上側繰出ベルト体32を上昇させ
る。そして、必要な列を選択して、前述と同様の操作を
繰返せば良く、一切の交換作業は必要なく、作業の面倒
さを解消すると共に、交換に伴う待ち時間を無くし、作
業効率を改善する。
される場合には、一旦使用した列の演算部20及び繰出
部30のエア−シリンダ23及び33を退縮させて、押
圧ロ−ラ−22及び上側繰出ベルト体32を上昇させ
る。そして、必要な列を選択して、前述と同様の操作を
繰返せば良く、一切の交換作業は必要なく、作業の面倒
さを解消すると共に、交換に伴う待ち時間を無くし、作
業効率を改善する。
【0029】又、下側繰出ベルト体31の駆動モ−タ−
の共有により装置をコンパクト化することができ、一
方、上側繰出ベルト体32は各列毎に昇降可能とし、必
要とされる列の繰出ベルト体を個別的に選択稼働するこ
とができ、系統化された合理的な装置となる。
の共有により装置をコンパクト化することができ、一
方、上側繰出ベルト体32は各列毎に昇降可能とし、必
要とされる列の繰出ベルト体を個別的に選択稼働するこ
とができ、系統化された合理的な装置となる。
【0030】
【考案の効果】以上の構成及び作用に基づく本案装置
は、油圧チュ−ブ等の長尺成形物を切断するに当って、
多品種の中から必要な種類を必要な長さで、必要本数を
選択的に揃えることができるという優れた効果を奏す
る。その際、着脱作業は一切必要なく管理部のボタン操
作で自動的に行えるので、交換に伴う煩わしさが解消さ
れ、且つ、瞬時に行えるので待ち時間がなくなり、生産
効率を著しく向上させることができる。品質上も、演算
部を繰出部とは分離独立させたので、測定用ロ−ラ−を
実際に通過した長さだけを測定でき、切断精度を高める
ことができる。装置もコンパクトで工場内で場所をとら
ない等の副次的効果も発揮する。
は、油圧チュ−ブ等の長尺成形物を切断するに当って、
多品種の中から必要な種類を必要な長さで、必要本数を
選択的に揃えることができるという優れた効果を奏す
る。その際、着脱作業は一切必要なく管理部のボタン操
作で自動的に行えるので、交換に伴う煩わしさが解消さ
れ、且つ、瞬時に行えるので待ち時間がなくなり、生産
効率を著しく向上させることができる。品質上も、演算
部を繰出部とは分離独立させたので、測定用ロ−ラ−を
実際に通過した長さだけを測定でき、切断精度を高める
ことができる。装置もコンパクトで工場内で場所をとら
ない等の副次的効果も発揮する。
【図1】本案装置の演算部、繰出部及び切断部を示す一
部側面図である。
部側面図である。
【図2】同上平面図である。
【図3】巻付部を示す側面図である。
【図4】演算部を示す側面図である。
【図5】切断部を示す側面図である。
10 巻付部 20 演算部 21 測定用ロ−ラ− 22 押圧ロ−ラ− 30 繰出部 31 下側繰出ベルト体 32 上側繰出ベルト体 40 切断部 41 クランプ 42 カッタ−
Claims (1)
- 【請求項1】 形状、材質等種類の異なる複数の長尺成
形物を巻着できる巻付ドラムを配した巻付部と、 該長尺成形物を昇降自在な押圧ローラーと測定用ローラ
ーとの間に挟圧し、該測定用ローラーに繰り出し長さを
測定するエンコーダを連設した演算部と、 前後ローラー間に無端ベルトを掛架して成る繰出ベルト
体を長尺成形物を挟圧するよう上下一対に並設すると共
に、下側繰出ベルト体の前後いずれか一方のローラーに
軸棒を連通させて駆動モーターを共有させ、一方、上側
繰出ベルト体はシリンダを各個別に連結して不使用列の
繰出ベルト体を浮上させ、選択された列の繰出ベルトの
みを下降させて送り出す繰出部と、 その繰り出された長尺成形物を固定するクランプと、切
断刃を配設した切断部と、 長尺成形物の種類に合わせた列の選択と、切断長さ、及
び本数を設定して各部に指令し、且つ、繰出部の駆動モ
ーターを繰り出しの最終点付近で減速するようエンコー
ダの測定値との関係で指令する管理部とから成る長尺成
形物の自動切断機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993034496U JPH085037Y2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 長尺成形物の自動切断機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993034496U JPH085037Y2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 長尺成形物の自動切断機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07696U JPH07696U (ja) | 1995-01-06 |
JPH085037Y2 true JPH085037Y2 (ja) | 1996-02-14 |
Family
ID=12415867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993034496U Expired - Fee Related JPH085037Y2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 長尺成形物の自動切断機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH085037Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS535902U (ja) * | 1976-06-30 | 1978-01-19 | ||
JPS539601U (ja) * | 1976-07-09 | 1978-01-26 | ||
KR101934844B1 (ko) * | 2017-03-29 | 2019-03-18 | 최태식 | 환봉 절단장치 |
CN110539347B (zh) * | 2019-09-28 | 2020-07-17 | 海门市精惠模具有限公司 | 一种管状塑件的切割装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT1146017B (it) * | 1981-04-09 | 1986-11-12 | Sasib Spa | Metodo e dispositivo per l alimentazione continua autoselettiva di nastri anche con tratti di scarto in un dispositivo elettronico per il taglio progressivo di bobine di carta stampata a foglietti |
JPS63300893A (ja) * | 1987-05-28 | 1988-12-08 | 株式会社リコー | ロ−ル状記録媒体の供給装置 |
-
1993
- 1993-05-31 JP JP1993034496U patent/JPH085037Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07696U (ja) | 1995-01-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |