JPH031225B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、コンベヤベルト上に鱗状に重ねた袋
等の平らな可撓性の物品から成るストリツプのロ
ールを形成するための装置に関し、この装置は、
機械フレームに回転自在に取付けた巻取りハブ
と、鱗状に重ねた物品から成るストリツプをハブ
上に形成されるべき供給ロール上に保持するよう
に、一端が巻取りハブに固定された少なくとも一
つの保持ストリツプを供給する、機械フレームを
設置した床に対して定置の位置に配置された、供
給シヤフトと、一端に回転自在に取付けたプーリ
を貫通するピンで機械フレームに回動自在に取付
けたコンベヤフレームと、このカンベヤフレーム
に回転自在に取付けた一組のプーリに掛けた無端
コンベヤベルトと、このコンベヤベルトを駆動す
るため駆動モータに作動的に連結された駆動プー
リと、コンベヤフレームを動かしてコンベヤベル
トを巻取りハブ又は供給ロールと係合させる手段
とを有し、物品を鱗状に重ねた状態で保持ストリ
ツプと一緒に巻取りハブに供給する、ベルトコン
ベヤと、鱗状に重ねた物品から成るストリツプを
ベルトコンベヤに供給する供給装置有する。

従来の技術 西ドイツ国特許出願公開第2544135号により公
知のこの種の装置では、鱗状に重ねたストリツプ
の巻取済供給ロールの新たな巻取りハブとの交換
に装置の完全停止が必要とされ、そのため生産量
が少なくなる。

発明が解決しようとする問題点 従つて、本発明の目的は、本明細書の冒頭に記
載した種類の装置を、装置を完全停止させる必要
なしに鱗状に重ねたストリツプの巻取済供給ロー
ルを新たな巻取りハブと簡単に且つ迅速に交換で
きるように改良することである。

問題点を解決するための手段 本発明によれば、この目的は、ベルトコンベヤ
の長さ方向に対して横方向に延びる軸に一端が回
動自在に取付けられた二つのレバーアームを軸に
沿つて摺動自在に移動させることができ、レバー
アームの各々がの他端のところでピンを支持し、
これらのピン上に巻取りハブが取り外し自在に取
付けられる装置によつて達成される。レバーアー
ムは迅速に且つ簡単に往復動でき、そのため、一
方のピンが巻取り位置にあるとき地方のピンはベ
ルトコンベヤの外側にあり、次いで、鱗状に重ね
たストリツプの巻取済ロールを取り外して新たな
巻取りハブをこのピンに取付けることができる。

本発明による装置は、機械を更に頻繁に使用で
きるようにし、そのため、機械の生産を高めるこ
とができる。鱗状に重ねたストリツプの供給ロー
ルを巻取り中に駆動するコンベヤベルトの側方で
鱗状に重ねたストリツプの巻取済供給ロールの交
換を行うことができるため、鱗状に重ねたストリ
ツプの巻取済供給ロールを新たな巻取りハブと非
常に簡単に交換することができる。

鱗状に重ねたストリツプのロールの取り外しに
ついて、保持ストリツプを供給シヤフトから切り
離し、これらの保持ストリツプの端部を鱗状に重
ねたストリツプの巻取済ロールに固定するまで保
持ストリツプを一時的に固定することに関して特
殊な問題が生じる。本発明の別の好ましい特徴に
よれば、半径方向アームが巻取りハブに隣接した
レバーアームの各々に固定され且つ加圧手段を支
持し、これらの加圧手段は、保持ストリツプに隣
接した、関連した鱗状に重ねたストリツプのロー
ルの周囲と係合するように下げられ、保持ストリ
ツプをロール上で所定位置に保持するため、圧力
をロールに加えるようになつている。これらの加
圧手段は、鱗状に重ねたストリツプのロールの巻
き取りが完了し、鱗状に重ねたストリツプのロー
ルの周りに保持ストリツプを更に一回転又は二回
転巻付けた時に作動される。これらの加圧手段
は、保持ストリツプを供給シヤフトから切り離し
てこれらの保持ストリツプを鱗状に重ねたストリ
ツプのロールに縛り付け、或いは別の方法でこの
ロールに固定した時に鱗状に重ねたストリツプを
鱗状に重ねたストリツプのロールから外れる。

本発明の別の好ましい特徴は、特許請求の範囲
の従属項に記載してある。

本発明の一実施例を添付図面を参照して以下に
詳細に説明する。

実施例 センサー２６が鱗状に重ねた物品を検出する
と、これらの物品は、個々のベルト区分を有し且
つプーリ２９，３０，３１，３２，３３，３４と
接触する無端ベルト２８上に落下する。これらの
プーリは、コンベヤの回動フレーム即ちコンベヤ
フレーム３５に回転自在に取付けられている。駆
動プーリ３６の周りには、コンベヤベルトがフレ
ーム３５の回転自在に取付けたプーリ２９に戻る
ように掛けられている。フレーム３５は、プーリ
３１の軸線を中心として回転自在であり且つ巻付
けた供給ロール３７のほぼ真下に配置した空気圧
シリンダ３８によつて支持される。これらの空気
圧シリンダ３８は、供給ロール３７が巻取り作業
中に円形からずれないようにするため、フレーム
３５を供給ロール３７に追従させる。また、供給
シヤフト３９を床に対して定量の位置に配置し、
この供給シヤフト３９から保持ストリツプ４０を
引き出してこれを供給ロール３７上に層をなして
巻付ける。

駆動プーリ３６の軸にはパルス発生器４１が設
けられ、このパルス発生器はパルスをカウンター
４２に送出する。カウンター４２及び駆動プーリ
３６を駆動するためのモータ（図示せず）は、処
理回路２７に電気的に接続されている。カウンタ
ー４２は、予め選択したカウント数に設定するこ
とができ、このカウント数に到つたとき駆動モー
タを停止するようになつている。選択したカウン
ト数は鱗状に重ねた物品の所望の間隔に対応する
カウント数よりも幾分大きい。物品の端の通過に
応じて、センサー２６がカウンター４２をゼロに
再設定する。物品が見つからない場合には、カウ
ンター４２は予め設定したカウント数まで計算し
コンベヤベルト２８を停止させる。コンベヤベル
トは、次の物品が通過するまで再始動されない。
この結果、コンベヤベルト２８上に鱗状に重ねた
物品は、ほぼ規則的に間隔を隔てられる。

供給ロール３７のハブ４５は、レバーアーム４
７の自由端に固定したピン４６によつて保持され
る。レーバーアーム４７の他端は、第２レバーア
ーム４９と共にブツシユ４８に回転自在に取付け
られる。レバーアーム４９はその自由端にピン５
０を支持する。このピン５０はピン４６と同様で
あるが、反対方向に延びている。レバーアーム４
７，４９に回動自在に連結された圧力流体シリン
ダ５１，５２は、レバーアーム４７，４９及び供
給ロール３７をコンベヤベルト２８上に下ろした
りコンベヤベルト２８から持ち上げるように作動
することができる。

ブツシユ４８は、コンベヤベルト２８の両側に
配置したスタンド５４に固定した軸５３上に、長
さ方向に摺動自在に取付けられている。このブツ
シユ４８は、ローラ５７が回転自在に取付けられ
たキヤリツジ５５にウエブ５６で連結されてい
る。ローラ５７は、二つのスタンド５４を相互連
結するチャンネル型鋼５８内を移動する。圧力流
体シリンダ５１，５２の自由端はキヤリツジ５５
に回動自在に連結されている。ブツシユ４８は、
ピン４６がコンベヤベルト２８上に配置され且つ
ピン50が巻取り範囲から外れた位置に配置される
位置にレバーアーム４７，４９と共に選択的に移
動させることができる。新たな供給ロール３７を
ピン４６上に巻取る際、巻取済供給ロールをピン
５０から外して新たなハブを準備することができ
る。ピン４６上の供給ロール３７の巻取りが完了
したとき、この供給ロールを圧力流体シリンダ５
１でコンベヤベルト２８上から持ち上げ、ブツシ
ユ４８を他方の端位置まで移動させる。次いで供
給ロール３７を床に下ろしてピン４６から引き抜
く。

レバーアーム４７，４９をキヤリツジ５５に連
結する圧力流体シリンダ５１，５２は、液圧ピス
トン−シリンダユニツトから成る。コンベヤフレ
ーム３５の周りを移動するコンベヤベルトは、巻
取りハブ、及び鱗状に重ねた物品から成るストリ
ツプのロールの形成中にはこのロールに空気圧シ
リンダで押付けられる。空気圧シリンダ３８な、
ほぼ100mmのストロークを有し、液圧シリンダ５
１，５２が巻取り作業の進行に従つてレバーアー
ム４７，４９を持ち上げるため、中間位置に保持
される。この空気圧シリンダには、液圧シリンダ
５１，５２の作動を制御するためのリミツトスイ
ツチを設けるのがよい。空気圧シリンダ３８は、
フレーム３５を供給ロール３７に押付けるため、
例えば、弾性特性を有する。

ロール３７が所定直径まで巻付けられると、保
持ストリツプ４０がロール３７の周りに更に２回
転程巻付けられる。次いで、加圧装置６０を作動
させて、ロール３７を加圧ベルト及び鱗状に重ね
たストリツプから持ち上げる際にストリツプ４０
を所定位置に保持する。保持ストリツプは、新た
な巻取りハブが巻取り位置にあるとき、新たな巻
取りハブに手で固定される。

加圧装置はレバーアーム４７に固定されたアー
ム６１に取付けられている。横ビーム６２がアー
ム６１に固定されている。ピストンロツドを持つ
液圧シリンダ６３が横ビーム６２の自由端に枢着
され、ピストンロツドはレバー６４に枢着されて
いる。レバー６４の一端はブラケツト６５に枢着
されている。２アームレバー６６はその支点でレ
バー６４の他端に枢着されている。加圧部材６７
が前記２アームレバーに枢着されている。液圧シ
リンダ６３は、供給ロール３７に巻付けた保持ス
トリツプ４０に前記加圧部材６７で圧力を加える
ように作動される。

ブラケツト６５はアーム６１の半分を包囲す
る。第２ブラケツト６８は、ブラケツト６５と同
じ高さにアーム６１によつて支持され、このブラ
ケツト６８はブラケツト６５と対称であり、これ
らのブラケツトをアーム６１にクランプするた
め、ブラケツト６５ににねじ６９で連結されてい
る。これによつて、ブラケツト６５はアーム６２
に種々の高さで固定又はクランプされるようにな
つている。

同様に第２加圧装置６０がレバーアーム４９に
よつて支持されているが、これは第２図には図示
しない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、巻取り装置の概略側面図であり、第
２図は、第１図の巻取り装置の平面図であり、第
３図は、鱗状に重ねたストリツプの巻取済ロール
に保持ストリツプを押付けるための手段の平面図
である。 ２６……計測装置、２７……電子処理回路、２
８……無端コンベヤベルト、２９，３０，３１，
３２，３３，３４……プーリ、３５……コンベヤ
フレーム、３６……駆動プーリ、３７……供給ロ
ール、３８……空気圧シリンダ、３９……供給シ
ヤフト、４０……保持ストリツプ、４１……パル
ス発生器、４２……カウンター、４５……巻取り
ハブ、４６……ピン、４７，４９……レバーアー
ム、５０……ピン、５１，５２……液圧シリン
ダ、５３……軸、５５……キヤリツジ、６０……
加圧装置、６１……アーム、６２……横ビーム、
６３……液圧シリンダ、６４……レバー、６５…
…ブラケット、６６……２アームレバー、６７…
…加圧部材、６８……第２ブラケツト。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 機械フレームに回転自在に取付けた巻取りハ
   ブ４５と、 鱗状に重ねた物品から成るストリツプを前記ハ
   ブ４５上に形成されるべき供給ロール３７上に保
   持するように、一端が前記巻取りハブ４５に固定
   された少なくとも一つの保持ストリツプ４０を供
   給する、前記機械フレームを設置した床に対して
   定置の位置に配置された、供給シヤフト３９と、 一端に回転自在に取付けたプーリ３１を貫通す
   るピンで前記機械フレームに回動自在に取付けた
   コンベヤフレーム３５と、このコンベヤフレーム
   ３５に回転自在に取付けた一組のプーリ２９，３
   ０，３１，３２，３３，３４に掛けた無端コンベ
   ヤベルト２８と、このコンベヤベルト２８を駆動
   するため駆動モータに作動的に連結された駆動プ
   ーリ３６と、前記コンベヤフレーム３５を動かし
   て前記コンベヤベルト２８を巻取りハブ４５又は
   前記供給ロール３７と係合させる手段３８とを有
   し、前記物品を鱗状に重ねた状態で前記保持スト
   リツプ４０と一緒に前記巻取りハブ４５に供給す
   る、ベルトコンベヤと、 鱗状に重ねた物品から成るストリツプを前記ベ
   ルトコンベヤに供給する供給装置と、を有する、
   コンベヤベルト上に鱗状に重ねた袋等の平らな可
   撓性の物品から成るストリツプのロールを形成す
   るための装置において、 前記ベルトコンベヤ２８の長さ方向に対して横
   方向に延びる軸５３に一端のところで回動自在に
   取付けられた二つのレバーアーム４７，４９を前
   記軸５３に沿つて摺動自在に移動させることがで
   き、前記レバーアーム４７，４９の各々がその他
   端のところでピン４６，５０を支持し、これらの
   ピン上に前記巻取りハブ４５が取り外し自在に取
   付けられる、ことを特徴とする装置。 ２ 一方のレバーアーム４７に取付けた前記巻取
   りハブ４５及び他方のレバーアーム４９に取付け
   た前記巻取りハブ４５が夫々反対方向に延びる、
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の
   装置。 ３ 前記レバーアーム４７，４９は、液圧シリン
   ダ５１，５２によつて回動自在に動かされるよう
   になつており、前記液圧シリンダの各々の一端
   は、夫々前記レバーアームに回動自在に連結さ
   れ、前記液圧シリンダの各々の他端は、前記軸５
   ３の上方でこの軸に平行に移動自在のキヤリツジ
   ５５に回動自在に連結されている、ことを特徴と
   する特許請求の範囲第１項又は第２項に記載の装
   置。 ４ 前記レバーアーム４７，４９の各々の前記一
   端が、前記軸５３に摺動自在に取付けられたブツ
   シユを介して前記軸５３に連結されている、こと
   を特徴とする特許請求の範囲第１項、第２項、及
   び第３項のうちのいずれか一項に記載の装置。 ５ 半径方向アーム６１が巻取りハブに隣接した
   前記レバーアーム４７，４９の各々に固定され、
   加圧手段６７を支持し、これらの加熱手段は、保
   持ストリツプ４０に隣接した、関連した鱗状に重
   ねたストリツプから成るロールの周囲と係合する
   ように下げられ、前記保持ストリツプを前記ロー
   ル３７上で所定位置に保持するため、圧力を前記
   ロールに加えるようになつている、ことを特徴と
   する特許請求の範囲第１項乃至第４項のうちのい
   ずれか一項に記載の装置。 ６ 前記加圧手段６７を作動させるため、液圧シ
   リンダ６３が設けられている、ことを特徴とする
   特許請求の範囲第５項に記載の装置。 ７ 前記加圧手段６７は、２アームレバー６６の
   端部で支持され、この２アームレバーはその支点
   でレバー６４に取付けられ、このレバー６４はロ
   ール３７上を延び、アーム６１に固定されたブラ
   ケツト６５にその他端で枢着されている、ことを
   特徴とする特許請求の範囲第５項又は第６項に記
   載の装置。 ８ 各加圧手段６７が２アームレバーの一端に枢
   着されている、ことを特徴とする特許請求の範囲
   第７項に記載の装置。 ９ 液圧シリンダ６３が供給ロール３７上に延び
   るレバー６４に一端で枢着され、一端が前記アー
   ム６１に固定された横ビーム６２に他端で枢着さ
   れている、ことを特徴とする特許請求の範囲第６
   項、第７項、及び第８項のうちのいずれか一項に
   記載の装置。 １０ 前記ブラケツト６５がアーム６２に種々の
   高さで固定又はクランプされるようになつてい
   る、ことを特徴とする特許請求の範囲第７項又は
   第８項に記載の装置。