JPS6062655A - Ｖ型エンジンの吸気装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、Ｖ型エンジンの吸気装置、特に吸気通路に各
シリンダへの吸気の供給を制御する制御弁が設（プられ
た吸気装置に関する。

（従　来　技　術） 各々複数のシリンダを有する２つのバンクからなるＶ型
エンジンの吸気装置として、例えは米国特許第３３０３
８３２号公報のＦｌｇｌ、２によれば、２つのバンク９
，９ａの上方にクランクシトフト方向に延びる２つの共
通通路５２．５４を配置り゛ると共に、該共通通路５２
．５１から人々吸気通路５５〜５８．５９〜６２を分岐
しＣ１これらを互いに反対側に位置するバンク９ａ、９
のシリンダに向（プで交差状に設け′Ｃ４する吸気装置
が「１１示されている１、このような構成の吸気装置に
よれば、各シリンダへの吸気通路が曲りの少ない形状と
されると共に、吸気慣性を利用する場合に必要とされる
所要の通路長さが確保され、しかも吸気装置の全体がコ
ンパクトに構成される。

一方、エンジンに４３いては、主として低負荷ｎＩｆの
燃焼状態を改善づる目的で、吸気通路内に流路断面積の
小ざい低負荷用通路と流路断面積の大きい高負荷用通路
とを設（プるど几に、高負荷用通路にはシャッタバルブ
を設け、低負荷時に該バルブを閉じて低負荷用通路のみ
から吸気をシリンダに供給することにより、吸気の流速
を高めて混合気の形成や燃焼時の火炎伝播を促進するよ
うにしたシステム（以下、ＤＩＳシステムという）が採
用されることがある。また、運転状態に応じて吸気通路
の開通時期を制御して充填効率を可及的向上させるため
、吸気弁とは別に吸気通路内にロータリバルブを備える
場合がある。

これらのシャッタバルブ及びロータリバルブは、いずれ
も各吸気通路内において回動動作して各シリンダへの吸
気の供給を制御するものであるが、２つのバンクを有す
るＶ型エンジンの場合に、各バンク毎に回動輪を設けて
各軸上のバノυブを夫々開閉動作させる構成どすると、
該回動軸を含む駆動系統が両バンクの夫々について必要
となって構成が著しく複雑化し、また両側のバンクでバ
ルブの開度或いは開閉タイミングが相違して、燃焼状態
がばらつくといった問題が生じる。

（発　明　の　目　的〉 本発明は■型エンジンの吸気装置に関する上記のような
問題に対処するもので、各吸気通路にＤ１Ｓシステムに
おけるシャッタバルブ、或いはロータリバルブ等の吸気
制御＋弁を備える場合に、例えば上記公報に示されてい
るような構成、即ち両側のバンクのシリンダに向って夫
々延びる吸気通路が両バンクの中央部で重合している構
成を利用して、各吸気通路内の制御弁を一本の軸上に配
置するように構成する。これにより、該制御弁の駆動系
統を簡素化すると共に、該弁の開度や間開タイミングを
両バンクのシリンダで略等しくして、燃焼状態のばらつ
きを防止することを目的とづる。

（発　明　の　構　成） 本発明に係るＶ型エンジンの吸気装置は、上記目的達成
のため次のように構成される。

即ち、各々複数のシリンダなイｊリ−６２つのバンクが
クランクシャフト回りに角度をもって配置され、且つ両
バンクのシリンダに向って夫々延びる吸気通路が両バン
クの中央部で重合されている構成において、上記各吸気
通路内に設置ノられて吸気の供給を制御する制御弁を各
吸気通路の重合部を貫通してクランクシャフト方向に延
びる一本の軸上に設ける。このような構成によれば、各
吸気通路内に設けられた制御弁の駆動系統を一本化する
ことが可能となり、上記目的が達成される。

（実　施　例） 以下、本発明を図面に示す実施例について説明する。

第１図に示すように、Ｖ型エンジン１は１つのシリンダ
ブロック２と、２つのシリンダヘッド３゜３′とにより
クランクシャフト４の回りに一定角度をもって配置され
た２つのバンク５．５′を有する。これらのバンク５，
５′にはシリンダ６゜６′がクランクシャフト方向に沿
って夫々複数個づつ設けられていると共に、各シリンダ
６．６′にはピストン７，７′が嵌装されて、コンロッ
ド８．８′を介して上記クランクシレフト４に連結され
ている。また、上記各シリンダヘッド３．３′には、夫
々、シリンダ６．６′に通じる吸気ボート９．９′　と
排気ポート１０．１０’　とが設けられていると共に、
各ボートのシリンダ６．６′への開口部には動弁機構１
１．１１’　によって開閉される吸気弁１２．１２’及
び排気弁１３，１３′が備えられており、また両シリン
ダヘッド３゜′３′の外側の側面にはその各々における
複数の排気ポートｉｏ、ｉｏ’を合流させる排気マニホ
ルド１４．１４’が装着されている。

一方、２つのバンク５．５′に挾まれた空間ないし両バ
ンク５．５′の上方にかけては、上記各吸気ボート９，
９′を介してシリンダ６．６′に燃焼用空気を供給する
吸気装置１５が設りられている。この吸気装置１５は、
バンク５，５′の」上方において略クランクシャフト方
向に配置された２つのサージタンク１６．１６’　と、
これらのサージタンク１６．１６’から夫々複数本づつ
分岐されて、互いに反対側の側方に位置するバンク５゜
５′にあける吸気ボー１〜９．９′に向け（交互に交差
するように設【プられた分岐通路１７．１７’とを有す
る。そして、両ザージタンク１（３，１６′の一端部は
スロットルバルブ１８．１ε３′を介して連通管１９に
よって連通され、且っ該連通管１９は一側方に延長され
て、その先端部にエアフローメータ２０を介してエアク
リーナ２１が取付けられている。

また、上記各分岐通路１７．１７’　には、これに連通
ずるシリンダヘッド３．３′の吸気ボート９．９′内を
臨ませ゛Ｃ夫々燃料噴射ノズル２２゜２２′が装着され
、燃料供給管２３及び燃料分配管２４．２４’を介して
各ノズル２２．２２’に燃料が分配供給されるようにな
っている。

然して、この吸気装置１５においては、上記各分岐通路
１７．１７’の下流部ないし吸気ボート９．９′内が、
流路断面積の大きい高負荷用通路２５．２５’　と流路
断面積の小さい低負荷用通路２６．２６’　とに仕切ら
れていると共に、高負荷用通路２５．２５’の上流端部
には夫々回動開閉式のシャッタバルブ２７．２７’　が
設（プられている。

これらのシャッタバルブ２７．２７’は、第１図及び第
２図に示すように、両側のサージタンク１６．１６’　
から反対側の側方に位置するバンク５．５′に向って延
びる分岐通路１７．１７’が両バンク５．５′の中央部
で重なり合った位置に設けられ、該重合部をクランクシ
ャツ１一方向に貫通する一方の回動軸２８に夫々取ｆ号
けられて、該軸２８の回動によって一斉に開閉動作する
ようになっている。そして、回動軸２８はエンジンの負
荷に応じて変化する吸気負圧が導入されるダイセフラム
２９によって回動され、上記各シャ・ンタバルブ２７．
２７’が低負荷時には閉じ、高負荷時には開くように構
成されている。

尚、図示のＪ：うに両側のサージタンク１６，１６′は
スロットルバルブ１８．１８’　の下流側で圧力バラン
ス＠３０によって連通され、両タンク１６．１６’内の
圧力が等しくなるように図られている。

次に、上記実施例の作用を説明りる。

エアクリーナ２１から吸入された空気はエアフローメー
タ２０を通過した後、一方のス［１ツトルバルブ１８′
を経て一側方のサージタンク１６′内に、また連通管１
９及び使方のスロットルバルブ１日を経て他側方のサー
ジタンク１６内に夫々　′流入する。そして、両サージ
タンク１６．１６’から夫々複数の分岐通路１７．１７
’　に分岐流入して、互いに反対側の側方に位置するバ
ンク５゜５′における各吸気ボート９，９′を経てシリ
ンダ６．６′内に吸入される。

その場合に、上記各分岐通路１７．１７’　の下流部な
いし吸気ボート９，９′内は高負荷用通路２５．２５’
　と低負荷用通路２６．２６’　とに仕切られ且つ高負
荷用通路２５．２５’　には低負荷時に閉じるシャッタ
バルブ２７．２７’が備えられているから、吸気聞の少
ない低負荷時には流路断面積の小さい低負荷用通路２６
．２６’　のみから吸気がシリンダ６．６′に供給され
ることになる。これにより、吸気の流速が高められ、燃
料噴射ノズル２２．２２’　から噴射される燃料との混
合気の形成或いは燃焼時における火炎伝播が促進され、
低負荷時に不安定となり易い燃焼状態が改善されること
になる。

また、高負荷時には、上記シャッタバルブ２７゜２７′
が開いて流路断面積の大きい高負荷用通路２５．２５’
を吸気が通過し、シリンダ６．６′に十分な最の吸気が
導入されて所要の出力が得られることになる。

然して、上記各分岐通路１７．１７’　は、２つのバン
ク５，５′に向って異なる方向に設りられているが、各
分岐通路１７．１７’　が両バンク５゜５′の中央部で
重含する箇所にシャッタバルブ２７．２７’が設【プら
れて、−木の軸２８によって全てのシャッタバルブ２７
．２７’　を開閉動作させる構成とされている。従って
、各シャッタバルブ２７．２７’　の駆動系統を一本化
づ°ることができ、また各シャッタバルブ２７．２７’
　の開度が等しくなる。

次に、第３図に示寸実施例について説明づるとこの実施
例においては、吸気装置１５ａにお【プる２つのサージ
タンク１６ａ、１６ａ’　から夫々反対側のバンク５ａ
、５ａ’　に向けて延びる分岐通路１７８．１７ａ’が
両バンク５ａ、５ａ’の中央部で重なり合っている構成
にＪ３いて、上記各分岐通路１７ａ、１７ａ’の重合部
にロータリバルブ２７ａが夫々設りられている。このロ
ータリバルブ２７ａは、上記重合部を貫通してクランク
シャフト方向に延びる一本の軸２Ｂａ上に設りられ、該
軸２８ａがクランクシャツ１〜に同期して回転駆動され
ることにより一斉に回動して、分岐通路１７ａ、１７ａ
’を所定のタイミングで開通させるにうに構成されてい
る。

従って、この実施例においても各ロータリバルブ２７ａ
を一つの駆動系統により間開駆動Ｊることかでき、且つ
その開閉タイミングを等しくＪることができる。

尚、本発明は上記各実施例に示でように、両側のバンク
のシリンダに向って延びる分岐通路が２つのサージタン
クから夫々分岐されている構成の吸気装置に限らず、第
４図に示１−吸気技置１５０のように、両側のバンク５
ｂ、５ｂ’の中央部上方に１つのサージタンク１６ｂが
備えられ、このサージタンク１６ｂから両側のバンク５
ｂ、５ｂ′のシリンダに向けて分岐通路１７ｂ、１７ｂ
’が夫々分岐されている構成についても同様に適用する
ことができる。この場合も、シャッタバルブ或いはロー
クリバルブ等の吸気の供給を制御づる制御弁２７ｂは、
両側のバンク５ｂ　、　５ｂ＋　に向って延びる分岐通
路１７ｂ、１７ｂ’　のｍ合部に面えられ、該重合部を
貫通してクランクシャフト方向に延びる一本の軸２８ｂ
の回動にＪ、って開閉動作される。

（発　明　の　効　果） 以」二のように木花明によれば、２つのバンクのシリン
ダに向かって夫々延びる吸気通路が両バンクの中央部で
重合されているＶ型］−クランにａ３いて、ＤＩＳシス
テムにおけるシャッタバルブ或いはロータリバルブ等の
吸気の供給を制御り−る制０１１弁を上記各吸気通路の
重合部に設りると其に、該重合部をクランクシ！７７１
へ方向に貫通りる一本の軸に取イ」りる構成としたから
、吸気通路が両ハングに対応させＣ異なる方向に設けら
れ−Ｃいるにも拘らず、上記制御弁の駆動系統を一本化
することが可能となる。これにより、この種の制御弁を
備えた型エンジンにおいて、吸気装置が簡素に構成され
ると共に、上記制御弁の開度或いは開閉タイミングが両
バンクのシリンダでばらつくことが防止され、各シリン
ダの燃焼状態が均一化されることになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例を示すＶ型エンジンの縦断
背面図、第２図は第１図ＩＩ−Ｉ［線で切断し１〔要部
縦断側面図、第３図は第２実施例を示づ要部縦断背面図
、第４図は第３実施例の要部背面図である。 １・・・エンジン、４・・・クランクシトフト、５゜５
’　、５ａ　、５ａ’　、５ｂ　、５ｂ’　−・・バン
ク、１７．１７’　、１７ａ、１７ａ’　、１７ｂ。 １７ｂ′・・・吸気通路（分岐通路）、２７．２７’　
、２７ａ　、２７ｂ−・・制御弁、２８，２８ａ。 ２８ｂ・・・軸 出願人　東洋工業株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　各々複数のシリンダを右する２つのバンクがク
   ランクシャフト回りに角度をもって配置され、且つ両バ
   ンクのシリンダに向って夫々延びる吸気通路が両バンク
   の中火部で重合されているＶ型エンジンの吸気装置であ
   って、上記各吸気通路内に設（プられて吸気の供給を制
   御する制御弁が、各吸気通路の重合部を貫通してクラン
   クシャフｌ〜方向に延びる一本の軸上に設けられている
   ことを特徴とするＶ型エンジンの吸気装置。