JPS606239A - 等速自在継手の内輪のプレス成形法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、等速自在継手の内輪のプレス成形法に関す
るものである。

まず、等速自在継手の代表例として、周知のバーフィー
ルド量等速自在継手を第１図にしたがって簡単に述べる
と、従動軸１０のスプライン部１１に内輪２０を取付け
、内輪２０と駆動軸１２の外輪１５との間には、ケージ
１４にて保持された通常６個のボール１５が各輪１３，
２０の各ボール溝１３ａ、２０ａを介して配設されてお
シ、駆動軸１２と従動軸１０は折れ角に関係なく等速性
を保つようになっている。しかして、前記の内輪２０は
、第２図および第６図に示すように、中央にパリ部２２
をもつ断面■字状をかしかつ外周にボール溝２６〜２３
を形出したプレス成形品２１に対し、そのパリ部２２を
打抜く打抜き加工、および従動軸１０のスプライン部１
１に嵌合するスプラインを形成する研削加工などの各種
の後加工を施して製造される。

そして、上記した内輪２０のプレス成形品２１は、従来
、第４図に示すように、上盤１６と下盤１７とを型合わ
せした状態で、下のポンチ１９上の素材（インゴット）
２４に上のポンチ１８を下動せしめて、素材２４を上下
方向にプレスして成形されていた。しかし、この成形法
では、上下のポンチ１８，１９による軸（上下）方向の
すえ込み荷重のみで素材２４を成形するため、所定のプ
レス成形品２１の外側隅角部分に亘る充分な成形を行う
には、かなシ大きなすえ込み荷重が必要であシ、その荷
重によシ各成形型（上下のポンチおよび上下の各型を指
す。）の寿命が短縮されたり、プレス成形品２１の成形
精度が低下したりするなどの問題があった。まだ、上記
の成形法の他には、例えば、特開昭５７二５６１３２号
公報に開示されたものがある。この成形装置は素材の上
下面を成形する上下のポンチと、素材の外側面を成形す
る複数の分割型（割シダイス）とを備えているが、この
分割型は素材のプレス直前に所定位置に位置決めされる
ため、この装置にあっても、前述の成形法と同様に、上
下のポンチによる軸方向のすえ込み荷重のみで素材を成
形するものであυ、前述した問題が存在した。

そこで、この発明が目的とするととけ、等速自在継手の
内輪をプレス成形するための成形型の寿命の延長、およ
びプレス成形品の成形精度の向上を図ることのできるプ
レス成形法を提供することである。

上記した目的を達成するためのとの発明は、素材を上下
のポンチにてその軸方向にプレスするとともに、それに
並行して素材を複数の分割型にてその軸心方向にプレス
することにより、等速自在継手の内輪のプレス成形品を
得ることを要旨とするプレス成形法で軒ト以下、この発
明を実施したプレス装置の一例を第５図〜第８図にした
がって説明する。成形前のプレス装置を断面で示した第
５図、同装置の分割型の平面をその周辺部材とともに示
した第６図において、台座３０上にはリング状をしたガ
イドリング３１が固定されている。ガイドリング３１の
外周には補強リング６２が圧入嵌合されている。

このガイドリング６１の上部には白下が如状の斜面６３
が六方に形成されている。ガイドリング３１の内側には
リング状をしたホルダ６４がキー３５を介して上下方向
へ移動可能に設けられている。

ホルダ５４は台座３０下方から上方へ向けて突出された
クッシ冒ンビン３６により上動位置に弾性支持されてい
る。ホルダ６４の内方に位置される下のポンチ６７は台
座３０上に固定リング３８を介して固定されている。下
のポンチ６７の軸心部に設けられた通し孔３９には、台
座３０下方から上方へ向けて突出されたノックピン４０
が嵌挿されている。また、ホルダ３４上には、ガイドリ
ング６１の斜面６３〜６３に対応して６個分割型４１〜
４１が配設されている。分割型４１の外側部にはガイド
リング３１の斜面３６〜６６に摺接する斜面４２が形成
されるとともにガイドリンク６１の斜面６６〜３３上に
は分割型４１〜４１の相互間に位置し、その型４１の側
面をガイドするガイド片４３〜４３が固定されており、
分割型４１〜４１がその上下移動時にその半径方向に開
閉可能にガイドされるようになっている。分割型４１は
ホルダ５４との間に介装されたスプリング４４によシ常
には外方へ付勢されている。

また、上方に位置するラム４５の下面には上型４６が分
割型４１〜４１の上方に位置して固着されている。上型
４１のほぼ中央には上のポンチ４７が配設されている。

しかして、下のポンチ６７の上部は等速自在継手の内輪
のプレス成形品２１（第２図および第６図参照）の下面
形状に対応する形状に形成され、また分割型４１〜４１
の内側部はプレス成形品２１の外側面形状に対応する形
状に形成され、また上のポンチ４７の下部はプレス成形
品２１の上面形状に対応する形状に形成されていて、上
下のポンチ４７，３７および分割型４１〜４１の集合に
よシブレス成形品２１の外形を形出するように設定され
ている。

次に、上記したプレス装置において、素材２４をプレス
成形するときには、下のポンチ４７上に素材（ビレット
）２４をセットした後、ラム４５を下動させる。すると
、素材２４が上下のポンチ４７．３７にてその軸方向に
プレスされる。さらに、ラム４５の下動によシ上型４６
が分割型４１〜４１をホルダ６４と共に押下げていくに
したがって、同分割型４１〜４１がスプリング４４の弾
性に抗してガイドリング３１の斜面５３〜６３を摺動し
てホルダ３４と上型４６の間を軸心方向に移動する。こ
れにより、素材２４は上下のポンチ４７．３７にてその
軸方向にプレスされるとともに、分割型４１〜４１によ
シその軸心方向にプレスされ、素材２４がその軸方向と
の双方の同時プレスを受けることになる。ラム４５の下
動を完了すると、素材２４は、第７図および第８図に示
すように、上下のポンチ４７，３７および６個の分割型
４１〜４１によシ内輪のプレス成形品２１に成形される
ことになる。

その後、ラム４５を上動させると、クフシ目ンピン５６
によりホルダ３４を介して分割型４１〜４１が上動され
ていくとともに、同分割型４１〜４１はスプリング４４
の弾性によシガイドリング３１の斜面３３〜３３を摺動
し表から、ホルダ５４上を外方へ開動し、原状（第５図
および第６図参照）に戻る。次いで、プレス成形品２１
を上方へ取出せば良い。なお、プレス成形品２１が取出
し難いときには、ノックビン４０を上動させて、プレス
成形品２１を上方へ押上げると容易に取出すことができ
る。

す々わち、この発明によれば、素材を上下のポンチにて
その軸方向にプレスすると同時に、同素材を複数の分割
型にてその軸心方向にプレスして、等速自在継手の内輪
のプレス成形品を得るものであるから、素材に対するす
え込み荷重が上下のポンチだけでなく、分割型によって
も加えられることにたり、素材の成形に必要なすえ込み
荷重が上下のポンチおよび複数の分割型の各成形型に分
散され、従来の上下のポンチのみによる成形法のすえ込
み荷重に比し、各成形型のすえ込み荷重を低く設定する
ことができ、これによって、各成形型の寿命の延長を図
ることができる。オた、素材をその軸方向および軸心方
向にプレスするととによシ、素材の外形を全面的に成形
するため、プレス成形品の成形精度を向上することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図はバーフィールド量等速自在継手の断面図、第２
図は内輪のプレス成形品の平面図、第３図は第２図の１
−１線断面図、第４図は従来のプレス装置を示す断面略
示図、第５図〜第８図はとの発明の一実施例を示すもの
で、第５図は成形前のプレス装置の断面略示図、第６図
はその装置の分割型を周辺部材を含めて示す平面図、第
７図は成形時のプレス装置の断面略示図、第８図はその
装置の分割型を周辺部材を含めて示す平面図である。 ２０・・・内輪　２１・・・内輪のプレス成形品２４・
・・素材　３０・・・台座 ３１・・・ガイドリンク　６５・・・斜面３４・・・ホ
ルダ　３７・・・下のポンチ４１・・・分割型　４６・
・・上型 ４７・・・上のポンチ 出　願　人　トヨタ自動車株式会社 代理人　弁理士　岡田英彦

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 素材を上下のポンチにてその軸方向にプレスするととも
   に、それに並行して素材を複数の分割型にてその軸心方
   向にプレスすることにより、尋速自在継手の内輪のプレ
   ス成形品を得ることを特徴とする等速自在継手の内輪の
   プレス成形法。