JPS60621Y2 - 断熱性単位パネル - Google Patents
断熱性単位パネルInfo
- Publication number
- JPS60621Y2 JPS60621Y2 JP13974479U JP13974479U JPS60621Y2 JP S60621 Y2 JPS60621 Y2 JP S60621Y2 JP 13974479 U JP13974479 U JP 13974479U JP 13974479 U JP13974479 U JP 13974479U JP S60621 Y2 JPS60621 Y2 JP S60621Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit panel
- vacuum
- vacuum pack
- plate
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Building Environments (AREA)
- Thermal Insulation (AREA)
- Refrigerator Housings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は断熱性単位パネルに関する。
冷凍冷蔵倉庫等の壁体を構成するために従来一般に使用
されている断熱パネルは、何れも発泡性ウレタン等の断
熱材によってパネル内部に断熱層を形成した構造のもの
である。
されている断熱パネルは、何れも発泡性ウレタン等の断
熱材によってパネル内部に断熱層を形成した構造のもの
である。
このような断熱材を使用した構造によれば、−30℃程
度の冷凍庫壁体を構成するのにパネル厚さく詳しくは断
熱層の厚さ)が10抽〜】5餉程度なけれは良好な低温
維持ができない。
度の冷凍庫壁体を構成するのにパネル厚さく詳しくは断
熱層の厚さ)が10抽〜】5餉程度なけれは良好な低温
維持ができない。
万−火災等によって高熱を受けるとウレタン等の断熱材
は溶失してしまい、壁体としての機能も損ってしまう。
は溶失してしまい、壁体としての機能も損ってしまう。
またこれらの断熱材は炭化水素を素材としており、石油
問題を考えた場合に今後価格の上昇が予想されてコスト
高となる恐れが強いうえ、一旦断熱パネルの断熱層とし
て成形された後はパネル廃却時に断熱材の再利用が殆ん
どできない。
問題を考えた場合に今後価格の上昇が予想されてコスト
高となる恐れが強いうえ、一旦断熱パネルの断熱層とし
て成形された後はパネル廃却時に断熱材の再利用が殆ん
どできない。
しかも断熱材は容易に焼却できず、後処理に経費が掛る
。
。
このような多くの問題点があった。
本考案の目的はこのような現状に鑑みて考案されたもの
であり、高価な断熱材を使用せず、簡単な構造で製造が
容易であるうえ壁体等の組立も容易となす断熱性単位パ
ネルを提供することである。
であり、高価な断熱材を使用せず、簡単な構造で製造が
容易であるうえ壁体等の組立も容易となす断熱性単位パ
ネルを提供することである。
このために本考案は、真空パックを使用して断熱性を得
たことを特徴とする特に、1枚の表面板と1個のパック
との組合せとして単一の断熱性単位パネルを構成し、表
面板を各側に交互にずらして配して組立てることにより
真空パックが互違いに重ね合わされるようにしたことを
特徴とする。
たことを特徴とする特に、1枚の表面板と1個のパック
との組合せとして単一の断熱性単位パネルを構成し、表
面板を各側に交互にずらして配して組立てることにより
真空パックが互違いに重ね合わされるようにしたことを
特徴とする。
以下に本考案の実施例につき図面を参照して説明する。
第1図は本考案により構成された断熱性単位パネルを示
している。
している。
この単位パネルは第2図に示す如<、アルミニウム材等
の押出成形やアルミニウム板や鋼板等を折曲げ成形した
表面板1および真空パック2とより構成される。
の押出成形やアルミニウム板や鋼板等を折曲げ成形した
表面板1および真空パック2とより構成される。
表面板1は一端縁に沿って表面板接合のための段部IA
が形成されている。
が形成されている。
また真空パック2を嵌合する凹部1B(第2図)が一方
の端縁寄りに偏倚させて形成されている。
の端縁寄りに偏倚させて形成されている。
表面板1の幅寸法Wは真空パック2の幅寸法W′より充
分大きく(詳しくは2W’>W>W′)、後述する如く
単位パネルを組合せた場合に真空パック2が互違いに重
なり合うような寸法とされている。
分大きく(詳しくは2W’>W>W′)、後述する如く
単位パネルを組合せた場合に真空パック2が互違いに重
なり合うような寸法とされている。
真空パック2は凹部2′の形成された上板2Aと平板状
の下板2Bとを全周に沿ってシーム溶接等により密封接
合した外殻体を有している。
の下板2Bとを全周に沿ってシーム溶接等により密封接
合した外殻体を有している。
この外殻体内部には波状に押曲げた丸棒のステー3が収
容されている。
容されている。
真空パック2は内部空間すなわち凹部2′内を真空引き
して密封されることで完成され、ステー3が真空引きに
よる外殻体の潰れ変形を防止するようになっている。
して密封されることで完成され、ステー3が真空引きに
よる外殻体の潰れ変形を防止するようになっている。
真空引きし密封することは適当な交知技術によって容易
にできる。
にできる。
この真空パック2は表面板1の凹部IB内に第1図の如
く嵌込まれて単位パネルが構成される。
く嵌込まれて単位パネルが構成される。
この場合、予め表面板1と真空パック2とを接着等の手
段で固定すること、あるいは現地で組合せて壁体構造と
なすことが可能である。
段で固定すること、あるいは現地で組合せて壁体構造と
なすことが可能である。
ここで、単位パネルの後述する如き組付けのために、真
空パック2の周縁部は表面板1から間隔dを隔てられ(
第1図)、連結具を周縁部の適当位置に取付けできるよ
うになっている。
空パック2の周縁部は表面板1から間隔dを隔てられ(
第1図)、連結具を周縁部の適当位置に取付けできるよ
うになっている。
このような単位パネルによって壁体を構成する場合、第
3図に示すように組合わされる。
3図に示すように組合わされる。
すなわち、単位パネルは表面板1の凹部IBが各側に交
互に位置するように配置される。
互に位置するように配置される。
この際表面板1の幅寸法Wが真空パック2の幅寸法W′
と前述の如< 2W’>W>W’なる関係にあるため、
真空パック2は両端部付近にて重なり合うように互違い
に配置されることになる。
と前述の如< 2W’>W>W’なる関係にあるため、
真空パック2は両端部付近にて重なり合うように互違い
に配置されることになる。
この真空パック2の端部同志を第4図に示す如ぎ連結具
4によって密着状態に保持し、表面板1の段部IAを利
用して表面板同志を連結し、壁体が完成される。
4によって密着状態に保持し、表面板1の段部IAを利
用して表面板同志を連結し、壁体が完成される。
連結具4は第4図に示したように各線が反対側に折曲さ
れて一対の凹溝4Aを形成されており、この凹溝4Aは
真空パック2の端縁を緊密に嵌込める寸法とされている
。
れて一対の凹溝4Aを形成されており、この凹溝4Aは
真空パック2の端縁を緊密に嵌込める寸法とされている
。
連結具4がこのような形状であるために、単位パネルを
幅方向に押付けることで真空パック同志の連結保持が完
了し、厚さ方向の分離は防止される。
幅方向に押付けることで真空パック同志の連結保持が完
了し、厚さ方向の分離は防止される。
このような連結具4は金属や樹脂材等で作られ、予め一
方の単位パネルに接着等で固定することができるが、現
地の組付時に所定位置に配置するだけでも良い。
方の単位パネルに接着等で固定することができるが、現
地の組付時に所定位置に配置するだけでも良い。
このような構造の単位パネルによって構成された壁体は
各側を表面板1で覆われ、内部に互違いに真空パック2
を重ね合わせた構造となる。
各側を表面板1で覆われ、内部に互違いに真空パック2
を重ね合わせた構造となる。
従って壁体全面にわたって真空パックによる断熱層が形
成されることになる。
成されることになる。
勿論ながら、第3図において真空パックの重なり部分を
さらに大きくする如く表面板1および真空パック2の寸
法を定めることが任意にできる。
さらに大きくする如く表面板1および真空パック2の寸
法を定めることが任意にできる。
また、各真空パック2と同一位置に重なり合う如く空間
部5が形成される。
部5が形成される。
このような空間部5は断熱性能を補助する効果を有する
。
。
ここで連結具4は各真空パックと密着されるが、表面板
1との間には熱伝導を防止するために間隔d′を形成さ
れることが望ましい。
1との間には熱伝導を防止するために間隔d′を形成さ
れることが望ましい。
このために前述した間隔d(第1図)と連結具4の端部
厚さd″(第4図)との寸法をd″≧d >d’定める
ことが好ましい。
厚さd″(第4図)との寸法をd″≧d >d’定める
ことが好ましい。
さらにこのように構成された壁体は表面板1により凹凸
表面を形成することになり、これは冷凍冷蔵倉庫におい
て内壁面に沿う冷気通路を形成することにもなり、また
壁面に他の物品を取付けるためにも好ましく、壁体自体
の剛性強度も向上できる。
表面を形成することになり、これは冷凍冷蔵倉庫におい
て内壁面に沿う冷気通路を形成することにもなり、また
壁面に他の物品を取付けるためにも好ましく、壁体自体
の剛性強度も向上できる。
しかしながら、平面状の表面が望まれる場合には第5図
に示す如く表面板1′を平板となし、真空パック2を嵌
込む壁部1’Cおよび1’Dを有するように押出成形す
ることが可能である。
に示す如く表面板1′を平板となし、真空パック2を嵌
込む壁部1’Cおよび1’Dを有するように押出成形す
ることが可能である。
また丸棒に代えて中空丸棒のステー3′(第5図)とす
ることができる。
ることができる。
何れにしてもステー3,3′を丸形とするのは上、下板
2A、2Bとの接触面積を小さくできるので伝熱を最小
限に抑えるうえで有利である。
2A、2Bとの接触面積を小さくできるので伝熱を最小
限に抑えるうえで有利である。
また表面板1や連結具4に断熱性を有する塗料や樹脂シ
ートコーティングをして真空パック2との伝熱を抑える
ことも有利である。
ートコーティングをして真空パック2との伝熱を抑える
ことも有利である。
尚、壁体の隅部は第6図に示す如く隅枠部材6を使用し
て固定できる。
て固定できる。
この隅枠部材6は内部に断熱材7を充填され、壁体のパ
ネル端縁を受は入れる溝を予め形成しておくか、あるい
はパネル端縁を隅枠部材6と組合せた後内部に断熱材を
注入して完成できる。
ネル端縁を受は入れる溝を予め形成しておくか、あるい
はパネル端縁を隅枠部材6と組合せた後内部に断熱材を
注入して完成できる。
この他の方法として、前述した単位パネル900折曲げ
た形状の隅パネルを予め別途形成し、これを使用して連
結することも可能である。
た形状の隅パネルを予め別途形成し、これを使用して連
結することも可能である。
以上説明したように、本考案による断熱性単位パネルは
構造が簡単で強固且つ容易に製造でき、壁体の組立も簡
単作業によって行え、安価で断熱性および耐火性に優れ
る等の多くの利点を有する。
構造が簡単で強固且つ容易に製造でき、壁体の組立も簡
単作業によって行え、安価で断熱性および耐火性に優れ
る等の多くの利点を有する。
第1図は本考案による断熱性単位パネルの一実施例を示
す単位パネルの断面図。 第2図は第1図の分解斜視図。 第3図は第1図の単位パネルを組付けて壁体を形成した
状態を示す断面図。 第4図は第3図に使用した連結具の拡大斜視図。 第5図は他の実施例を示す断面図。 第6図は隅部を示す断面図。 1・・・・・・表面板、2・・・・・・真空パック、3
・・・・・・ステー、4・・・・・・連結具、6・・・
・・・隅枠部材。
す単位パネルの断面図。 第2図は第1図の分解斜視図。 第3図は第1図の単位パネルを組付けて壁体を形成した
状態を示す断面図。 第4図は第3図に使用した連結具の拡大斜視図。 第5図は他の実施例を示す断面図。 第6図は隅部を示す断面図。 1・・・・・・表面板、2・・・・・・真空パック、3
・・・・・・ステー、4・・・・・・連結具、6・・・
・・・隅枠部材。
Claims (5)
- (1)1枚の表面板と、真空空間が内部に形成された真
空パックとの組合せにより構成され、表面板には真空パ
ックを嵌込むための凹部が一方の端縁寄りに偏倚されて
形成され、真空パックは前記凹部に嵌合する如く凸状に
行形された上板および平板状の下板とを全周に沿って密
封接合されて形成され、表面板に真空パックを組付けた
状態にて表面板と真空パックの周縁部との間に連結具取
付けのための間隔が形成される如く構成されたことを特
徴とする断熱性単位パネル。 - (2)前記表面板の幅寸法が真空パックの幅寸法より大
きくその2倍より小さい寸法である実用新案登録請求の
範囲第1項記載の断熱性単位パネル。 - (3)前記連結金具が両端を反対側に折返して真空パッ
ク周縁部を背中合せ状態に受入れる一対の凹溝を有し、
各単位パネルをその表面板の凹部が各側に交互に位置す
る如く配置した状態にて該連結具が近接する各真空パッ
クを互違いに重ね合わせて連結保持するものである実用
新案登録請求の範囲第1項又は2項記載の断熱性単位パ
ネル。 - (4)真空パックが真空空間確保のために内部にステー
を配置されている実用新案登録請求の範囲第1項記載の
断熱性単位パネル。 - (5)前記表面板の他方の端縁寄りに、隣接する断熱パ
ネルの前記間隔に嵌入し、両表面板を接合させる段部を
形成してなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の断熱
性単位パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13974479U JPS60621Y2 (ja) | 1979-10-09 | 1979-10-09 | 断熱性単位パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13974479U JPS60621Y2 (ja) | 1979-10-09 | 1979-10-09 | 断熱性単位パネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5656590U JPS5656590U (ja) | 1981-05-16 |
JPS60621Y2 true JPS60621Y2 (ja) | 1985-01-09 |
Family
ID=29371090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13974479U Expired JPS60621Y2 (ja) | 1979-10-09 | 1979-10-09 | 断熱性単位パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60621Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
MY152066A (en) * | 2008-09-30 | 2014-08-15 | Chevron Usa Inc | A 110 neutral base oil with improved properties |
-
1979
- 1979-10-09 JP JP13974479U patent/JPS60621Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5656590U (ja) | 1981-05-16 |
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