JPS606132Y2 - 家具等における多段引出しの同時ロツク装置 - Google Patents

家具等における多段引出しの同時ロツク装置

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JPS606132Y2
JPS606132Y2 JP11829580U JP11829580U JPS606132Y2 JP S606132 Y2 JPS606132 Y2 JP S606132Y2 JP 11829580 U JP11829580 U JP 11829580U JP 11829580 U JP11829580 U JP 11829580U JP S606132 Y2 JPS606132 Y2 JP S606132Y2
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JP
Japan
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rotating tool
lock
furniture
drawer
pressing plate
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JP11829580U
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JPS5742062U (ja
Inventor
潔 高戸
Original Assignee
株式会社岡村製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、複数個の引出しを上下多段に重装した家具等
における多段引出しの同時ロック装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
複数個の引出しを上下多段に重装した家具等において、
例えば実開昭54−11839滑公報に記載のように、
家具の上部かまちに施錠装置を組みこみ、あるいは、任
意の引出しの鏡板に設けた錠の操作により、全引出しを
同時に施解錠しうるようにした装置は公知である。
〔本考案が解決しようとしている問題点〕しかし、従来
のものでは、構成が複雑で、家具等への組み付けが面倒
であり、かつ長期使用中に構成部材間にがたつきが生じ
て、動作が不確実となるという欠点があった。
本考案は、上述の欠点を解消して、構成が簡素で、家具
等への組み付けが簡単であり、長期使用してもがたが生
ずることのない家具等における多段引出しの同時ロック
装置を提供することを目的になされたものである。
〔実施例〕
以下、添付の図面に基いて、本考案の実施例について具
体的に説明する。
箱体1には、複数の引出し2が重装され、各引出し2は
、箱体1の側板1aの内面要所と、引出し2の側板2a
の外面要所にそれぞれ横設された固定レール3と走行レ
ール4(右方の両レールは図示せず)に案内されて、軽
快に出し入れすることができる。
以上の引出し2の鏡板2bの中央上部には、施錠装置と
しての錠5が装着され、その後部には、側方を向き、錠
5の施錠操作により左側方に移動する施錠板6が設けら
れている。
施錠板6の後面には、側方を向いて施錠板6と重合する
押圧板7が、施錠板6の両端部に固着され、押圧板7に
穿設された横長孔3へ挿入したピン9をもって、側方摺
動自存に取付けられている。
施錠板6右側の前向折曲片6aと押圧板7右側の前向折
曲片7aの間には、引張りばね10が張設され、押圧板
7は左側方に向けて付勢されている。
押圧板7の左端は、側板2aの前部に穿設された縦長孔
11を挿通し、同じく先端は、錠5の解錠時は、走行レ
ール4の上方に位置している。
各引き出し2の走行レールにおける縦長孔11の若干後
方には、横長の係合孔12が穿設されている。
13は、第3図に示すように、上下方向を向き上面形逆
向し字形をなす施錠杆で、その後向片13aの後部要所
には、各引出し2の係合孔12と対向して、内方を向く
係合片14が切起され、また左向片13bの下端には、
下向軸片15が延設され、同じく上端には、上向突片1
6が延設されている。
17は、上下方向を向きほぼ半円柱状をなすプラスチッ
ク製の回転具で、その上面におけるほぼ軸線上には、円
柱状の小突起18が上向突設されている。
回転具17は、その下面におけるほぼ軸線上に穿設され
た取付孔(図示せず)を、上記突片16に嵌合させるこ
とにより、施錠杆13の上端に固着され、回転具17の
側面の平面部17aの後部は、施錠杆13の後向片13
aの左面に当接し、突起18には、上記引張りばね10
より付勢力の弱い捩りばね19が巻装されている。
この施錠杆13は、箱体1の左前角部の角筒状の支柱2
0に、上方より挿入され、施錠杆13下端の軸片15は
、支柱20の下端前部に設けた切起し軸受片(図示せず
)に垂直軸まわりに回動可能に枢支されている。
施錠杆13上端の回転具17は、はぼ軸線上の突起18
に巻装した捩りばね19の一端を回転具17の要所に係
合し、かつ、その他端に設けた下向折曲片19aを、支
柱20の後内角部に係合させることにより、支柱20の
上端内前部に側方移動不能にかつ回動可能に支持される
とともに、捩りばね19の付勢力により、反時計まわり
に付勢され、各係合片14は、支柱20内に没入してい
る。
支柱20の内側板20aの前上部には、押し込まれた状
態の上段の引出し2の側板2aの縦長孔11と対向する
縦長孔21が穿設され、同じく内側板20aと固定レー
ル3における施錠杆13の各係合片14に対応する個所
には、横長孔22が穿設されている。
回転具17の平面部17aの前部は、施錠杆13の後向
片13a前縁より前方に突出し、縦長孔21を挾んで上
記押圧片の先端と対向し、施錠杆13の各係合片14は
、横長孔22を挾んで、各引出し2の係合孔12と対向
している。
上述構成の本考案施錠装置が、第2図に示すように解錠
されているとき、全引出し2を押し入れて、錠5を施錠
操作すると、第5図に示すように、押圧板7が左側方に
移動して、その先端が支柱20の縦長孔21に突入し、
回転具、17の平面図17aの前部を引張りばね10の
付勢により弾圧するので、回転具17は、施錠杆13と
ともに捩りばね19に抗して時計方向に回動する。
すると、施錠杆13の各内向係合片14は、支柱20の
横長孔22より右側方に突出し、各引出し2の係合孔1
2に突入して係合され、全引出し2は箱体1に同時にロ
ックされる。
この状態において、錠5を解錠操作すると、捩りばね1
0の付勢力により、回転具17は、施錠杆13とともに
反時計方向に回動して、全引出し2のロックは解除され
、自由に引出すことができる。
また、たとえば第1図に示すように、中段の引出し2を
引き出した状態で、上段の引出し2の錠5を施錠操作す
ると、中段の引出し2をロックすべき保合片14の先端
が、走行レール4に当該するので、施錠杆13が完全に
回動せず、上段と下段の引出し2,2のロックは不完全
である。
しかし、中段の引出し2を挿し入れた時は、その引出し
2の係合孔12が係合片14に臨むようになるので、引
張りばね10の付勢により、押圧板7に弾圧されている
施錠杆13は完全に回動して、全引出し2がロックされ
る。
なお、上述の実施例においては、押圧板7を引張りばね
10をもって付勢するようにしたが、押圧板7と施錠板
6の形状を若干変えて、圧縮ばねをもって付勢したり、
適宜の付勢手段を内設した錠を使用してもよい。
また、押圧板7の付勢手段を省略するときは、たとえば
中段の引出し2が引出されているときは、どの引出し2
もロックできないが、全引出し2が押し入られた状態に
あるときは、全引出し2を同時にロックし、あるいはロ
ックを解除することができる。
〔本考案の効果〕
上述のように、本考案装置は、従来の同種の装置の効果
をすべて具備するだけでなく、家具が大型となっても、
小型軽量の引出し2に施錠装置の錠5と押圧板7を組み
込めばよいから、家具の製作能率が向上し、また、係合
片14を係合孔12より離間させるべく回転具17を付
勢する捩りばね19により、回転具17を支柱20の上
端内前部に側方移動不能にかつ回動可能に支持させてお
り、支柱20に回転具17を支持するための特別な加工
を施すこともなく、構成が簡素で、家具への組み付けが
簡単であり、長期使用してもがたが生じることがなく、
さらに、施錠杆13の上端は、精絨に多量製産の容易な
プラスチック酸の回転具17によって枢支され、この回
転具17の側面の平面図17aの前部を、押圧板7の先
端により押圧して、施錠杆13を回動させるようになっ
ており、作動が円滑で、押圧板7と回転具17とが衝接
した際の不快音はなく、しかも、回転具17を支点とし
た施錠杆13の回動を確実に行なうことができ、万一回
転具17が破損しても簡単に取り換えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案装置を具備する家具の斜視図、第2図
は、同じく解錠時における天板を取去った要部の一部欠
拡大平面図、第3図は、施錠杆と回転具の分解斜視図、
第4図は、施錠杆上部附近の右側面図、第5図は、施錠
時における第2図の一部に相当する図である。 1・・・・・・箱体、1a・・・・・・側板、2・・・
・・・引出し、2a・・・・・・側板、2b・・・・・
・鏡板、3・・・・・・固定レール、4・・・・・・走
行レール、5・・・・・・錠、6・・・・・・施錠板、
6a・・・・・・折曲部、7・・・・・・押圧板、7a
・・・・・・折曲部、8・・・・・・横長孔、9・・・
・・・ピン、10・・・・・・引張りばね、11・・・
・・・縦長孔、12・・・・・・係合孔、13・・・・
・・施錠杆、13a・・・・・・後向片、13b・・・
・・・左向片、14・・・・・・係合片、15・・・・
・・軸片、16・・・・・・突片、17・・・・・・回
転具、17a・・・・・・平面部、18・・・・・・突
起、19・・・・・・捩りばね、19a・・・・・・折
曲片、20・・・・・・支柱、21・・・・・・縦長孔
、22・・・・・・横長孔。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)複数個の引出し2を重装した家具等において、各
    引出し2の側板2a要所に係合孔12を穿設するととも
    に、上段の引出し2の鏡板2bに錠5を装着し、この錠
    5に、側方を向き、錠5の施錠操作により、側方移動し
    て、先端が引出し2の側板2aより外側方に突出する押
    圧板7を設け、かつ、箱体1の前角部の角筒状支柱20
    に、上下方向を向き、後部に上記係合孔12と対向する
    係合片14を設けた施錠杆13を内嵌し、その前下端を
    、垂直軸まわりに回動可能に適宜枢支するとともに、同
    じく前上端に、上下方向を向くほぼ半円柱状のプラスチ
    ック製回転具17を、その側面の平面部17a前部が、
    上記押圧板7の先端と対向するように固着し、この回転
    具17の上面におけるほぼ軸線上に突起18を上向突設
    し、該突起18に巻装した捩りばね19の一端を回転具
    17の要所に係合し、かつ、その他端を支柱20の後内
    角部に係合することにより、回転具17を支柱20の上
    端内前部に側方移動不能にかつ回動可能に支持させると
    ともに、上記係合片14が係合孔12より離間する方向
    に回転具17を付勢してなる家具等における多段引出し
    の同時ロック装置。
  2. (2)施錠装置の錠5と押圧板7の間に、捩りばね19
    よりも付勢力の強く、かつ押圧板7を施錠杆13に向け
    て付勢する引張りばね10を設けてなる実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の家具等における多段引出しの同時
    ロック装置。
JP11829580U 1980-08-21 1980-08-21 家具等における多段引出しの同時ロツク装置 Expired JPS606132Y2 (ja)

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JPS5742062U JPS5742062U (ja) 1982-03-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2508242B2 (ja) * 1989-02-28 1996-06-19 コクヨ株式会社 ワゴンの引出し施錠装置
JP5288376B2 (ja) * 2009-06-29 2013-09-11 コクヨ株式会社 回転体の支持構造並びにこれを適用した引出し装置及び家具

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JPS5742062U (ja) 1982-03-06

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