JPH059404Y2 - - Google Patents

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JPH059404Y2
JPH059404Y2 JP18704587U JP18704587U JPH059404Y2 JP H059404 Y2 JPH059404 Y2 JP H059404Y2 JP 18704587 U JP18704587 U JP 18704587U JP 18704587 U JP18704587 U JP 18704587U JP H059404 Y2 JPH059404 Y2 JP H059404Y2
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plate
latch
cabinet
tip
guide frame
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はキヤビネツトのラツチ機構に関し、殊
に外装を木製としたキヤビネツトに好適なラツチ
機構に関するものである。
(ロ) 従来の技術 キヤビネツトが収容する抽斗の側方に係止方向
に弾力的に設けたラツチ部材で、抽斗収納時は常
時キヤビネツト本体への係止が行われると共に抽
斗の表板の一部に設けた押釦により、係止を解除
するようにした実公昭62−15411号公報記載のラ
ツチ機構は周知である。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 上記のラツチ機構においては、押釦に連繁する
三角形状の作動子を設ける一方、先端にラツチ部
を有するラツチ板を横方向に摺動自在に設け、ス
プリングによりラツチ板を側方に弾圧して常時ラ
ツチ部をキヤビネツト本体側のストツパーに係止
するようにしてあり、押釦による解除は押釦の押
圧によつて降下する三角形状の作動子の斜面をこ
れに対向したラツチ板基端の傾斜部に対向せし
め、作動子の降下により前記斜面及び傾斜部を介
してラツチ板を側方に強制移動して前記ラツチ機
構を解除するようにしてあつた。
従つて経年的使用においては、前記作動子とラ
ツチ板端部との摩擦摺動及び横方向に配置され、
而もその縦長に沿つて移動されるラツチ板と該ラ
ツチ板の支持枠との摩擦摺動等により摩擦音や衝
合音を発することとなり、これらは経年的使用に
よつて相互の騒音を次第に増大させる一方、これ
らを操作する押釦にもそれだけ負担がかかること
となつた。
殊に外装を木製仕上げによつて重厚な外観を呈
するように構成したキヤビネツトにおいては、押
釦操作に伴う金属的騒音は極めて不自然であり、
引いては著しく商品価を低下させる重要な要因と
なり兼ねないという問題点があつた。
(ニ) 問題点を解決するための手段 このため本考案においては、この種の金属的騒
音を回避するため、移動する板体の作動を回転軸
の回転作動に変換すると共に板体と支持体との間
には緩衝材を介在せしめて両者間に生ずる騒音を
極力回避するように構成したもので、以下図面に
示した実施例に基いて本考案の要旨を説明する。
(ホ) 実施例 第1図は本考案装置を施したキヤビネツトの斜
視図で、キヤビネツト本体1は三段の抽斗2,…
…を収容し、各抽斗2には前面板3を具えると共
に、上下の前面板3,3間には夫々〓間4を設
け、この〓間4には押釦5を夫々装備する一方、
〓間4は抽斗の引手の役割を果たすようにしてあ
る。
前述の前面板3は、第2図の分解斜視図から明
らかなように、木製の表板3aと金属製の裏板3
bとからなり、裏板3bには角形のガイド枠6を
固定し、このガイド枠6内には押釦5に連結する
連繁板7先端のコ字形部7aを収容し、連繁板7
を案内する切欠部6aを設けると共にこの切欠部
6aには緩衝材8を嵌設してある。
9はスプリングで前記コ字形部7aを介して連
繁板7を常時押上するようにしてある。
10はガイド枠6に軸装した回動軸で、ガイド
枠6の内側に位置する部分に屈曲部10aを形成
して前記連繁板7のコ字形部7aの底面に対向せ
しめると共に突出した回動軸10の先端には折曲
部10bを形成し、後述するラツチ部材12の支
軸13の先端13aに対向せしめてある。
11は裏板3bに固定し、前記回動軸10の折
曲部10bを案内する溝11aを具えた〓形の支
持板である。
12はラツチ部材で、これに固定した支軸13
をラツチ受け具14に回動自在に軸装し、該ラツ
チ受け具14は、第3図の断面図にあるように表
板3aと裏板3bの折曲周縁3cとの間に固定し
てあり、前記支軸13の折曲した先端13aを前
記回動軸10の折曲部10bに対向せしめてあ
る。
15はラツチ部材12を支軸13を中心に第3
図上反時計方向に回動するスプリングで、支軸1
3はその先端13aを第2図上反時計方向に回動
し、回動軸10の折曲部10bを矢印のように反
時計方向に回動し、従つて屈曲部10aをコ字形
部7aの底面に常時当接せしめるようにしてあ
る。
尚、16は本体1側のストツパー、17は木ネ
ジ、18は抽斗2の側板である。
(ヘ) 作用 以上の構成からなる本考案ラツチ機構におい
て、抽斗2を収納した状態では、スプリング9に
よつて連繁板7を介して押釦5は上昇位置にある
と同時に、スプリング15によりラツチ部材12
は本体1側のストツパー16に係止し、更にラツ
チ部材12に固定した支軸13及び回動軸10を
介して屈曲部10aを連繁板7のコ字形部7aの
底面に当接せしめてある。
この状態において、押釦5を押下すると、連繁
板7のコ字形部7aは、スプリング9の弾力に抗
して回動軸10の屈曲部10aを同時に押下し、
回動軸10を第2図上反矢印方向に回動するた
め、その先端折曲部10bも同方向に回動され、
支軸13の先端13aを介して同軸13を図上時
計方向にスプリング15に抗して回動する結果、
ラツチ部材12はストツパー16から離脱してラ
ツチ機構が解放されることとなり、抽斗2の引き
出しを可能にするもので、押釦5への押圧力を解
除すればスプリング9及び15により押釦5及び
ラツチ部材12は自動的に原位置に復帰する。
次に抽斗2の収納に当つては、同抽斗2をキヤ
ビネツト本体1内に挿入することにより、ラツチ
部材12は、第3図示のストツパー16の斜面に
沿つて時計方向にスプリング15に抗して自動的
に回動され、ストツパー16を乗り越えて係止位
置に押入され、係止が行われるものである。
この実施例のラツチ機構は、抽斗の一側に装備
したものであるが、両側に設け得ることは云うま
でもない。
(ト) 考案の効果 以上述べた如く本考案においては、作動の伝達
が主として回動する軸体によつて行われると共に
板体と支受部との間には、緩衝材を設けて摩擦を
軽減している構造であるから、部材間に生ずる摩
擦音、衝合音等の騒音を確実に軽減し得ると共に
作動が円滑となるから、必要な押力をも減少せし
め、軽快に操作し得るのみならず木製外装を施し
たキヤビネツトの重厚感に対応し得る優れた特徴
を有し、実用上に利益するところきわめて顕著で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案ラツチ機構を施したキヤビネツ
トの一実施例を示す斜視図、第2図は同キヤビネ
ツト抽斗の前面板の要部を示す拡大分解斜視図、
第3図は第2図X−X線部分の断面図、第4図は
第2図Y−Y線部分の断面図である。 1……キヤビネツト本体、2……抽斗、5……
押釦、6……ガイド枠、6a……切欠部、7……
連繁板、7a……コ字形部、8……緩衝材、9…
…スプリング、10……回動軸、10a……屈曲
部、10b……折曲部、12……ラツチ部材、1
3……支軸、13a……先端、15……スプリン
グ、16……ストツパー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 抽斗の前面板の一部に設けた押釦の押圧動作に
    連繁して、キヤビネツト本体への係止性向を有す
    るラツチ部材の係止作用を解除するようにしたキ
    ヤビネツトのラツチ機構において、前記押釦に連
    繁する連繁板の先端をコ字形に屈曲してスプリン
    グを介して上方へ弾圧する一方、前記コ字形部を
    収容し且つ連繁板の一部を挿通する切欠部に緩衝
    材を嵌設した角形のガイド枠を設けると共に該ガ
    イド枠には、先端に折曲部を有する回動軸を軸装
    し、該回動軸のガイド枠内に位置する屈曲部を前
    記連繁板のコ字形部に対向せしめ、更にキヤビネ
    ツト本体側のストツパーに常時弾圧係止するラツ
    チ部材に支軸を固設し、該支軸の折曲した先端を
    前記回動軸の先端折曲部に対向せしめたことを特
    徴とするキヤビネツトにおけるラツチ機構。
JP18704587U 1987-12-08 1987-12-08 Expired - Lifetime JPH059404Y2 (ja)

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JPH0190972U JPH0190972U (ja) 1989-06-15
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