JP2559502Y2 - スライド天板付机 - Google Patents

スライド天板付机

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JP2559502Y2
JP2559502Y2 JP1991094502U JP9450291U JP2559502Y2 JP 2559502 Y2 JP2559502 Y2 JP 2559502Y2 JP 1991094502 U JP1991094502 U JP 1991094502U JP 9450291 U JP9450291 U JP 9450291U JP 2559502 Y2 JP2559502 Y2 JP 2559502Y2
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JP
Japan
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plate
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JP1991094502U
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JPH0534925U (ja
Inventor
祥司 塚原
雄二 倉橋
Original Assignee
株式会社イトーキクレビオ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スライド天板付机に係
わり、更に詳しくは机に着座したオーナーの対面側に接
客用のスライド天板を引き出し可能となしたスライド天
板付机に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オーナーが使用する机と、接客用
のテーブル又は応接セットとは全く分離して用意されて
いるのが普通である。このように、執務用の机と接客用
のテーブル等が分離設置される場合、接客用のテーブル
等の使用頻度が少ないにも係わらずそれぞれに独立した
設置スペースを必要とし、オフィス空間の有効利用の観
点からすると問題があった。
【0003】また、一側を執務者の着座用として、他側
を来客者の着座用とした両面使用可能な机も考慮される
が、互いに向き合って座った際に、両者の間に十分な間
隔が取れないばかりでなく、書類等の置き場所及び筆記
場所が十分に確保できないといった問題を有する。
【0004】尚、従来は一つの机を執務用と接客用に兼
用するといった発想は全くなく、またそのような目的で
使用できる机も提供されていなかった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、スライド天板を押し
込み格納した状態では、通常の執務用机として使用でき
るとともに、接客時にスライド天板をオーナーの着座側
と対面側へ引き出し使用できるようになしたスライド天
板付机を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、前述の課題解
決のために、平面視長方形の机天板の長辺側一側に執務
者が着座し、長辺側他側に来客者が着座できる執務兼接
客用の机であって、机天板の下方に奥行方向へ移動可能
にスライド天板を配し、該スライド天板を執務者の対面
側に引き出して来客者が利用可能となしたスライド天板
付机を構成した。
【0007】また、両側に固設した脚板で支持された机
天板の下方であって両脚板間に、該机天板との間に前記
スライド天板を収容し且つ移動し得る空所を形成して書
棚を固定し、該空所に臨む両脚板内面に対向形成したガ
イドレールでスライド天板の両側を奥行方向へ移動可能
に支持するとともに、前記書棚の上部中央部に形成した
凹所内に、前記スライド天板の下面奥行方向に突設した
横振れ規制板を移動可能に収容してなることが好まし
い。
【0008】
【作用】以上の如き内容からなる本考案のスライド天板
付机は、机天板下方から執務者の対面側へスライド天板
を接客時にのみ引き出すことにより、該スライド天板を
接客用に用いることが可能となり、天板を広く使用でき
るものである。また、スライド天板を押し込み格納する
ことにより、通常の執務用机として使用できるものであ
る。
【0009】
【実施例】次に添付図面に示した実施例に基づき更に本
考案の詳細を説明する。図1〜図6は、本考案のスライ
ド天板付机の代表的実施例を示し、机天板1の下方に奥
行方向へ移動可能にスライド天板2を配し、該スライド
天板2を執務者の対面側へ引き出し可能となしたもので
ある。尚、前記机天板1は平面視長方形であり、その長
辺側一側に執務者が着座し、長辺側他側に来客者が着座
できるなっており、図1中Oは執務者側(オーナーの着
座側)Gはその対面側(来客の着座側)をそれぞれ示
している。
【0010】前記机天板1は、両側下面に固設した脚板
3,3で支持され、そして両脚板3,3間の後部寄りに
該机天板1と上面との間にスライド天板2を収容し且つ
移動し得る空所4を形成して書棚5を固定している。
【0011】前記スライド天板2は、前記両脚板3,3
の間隔より若干幅が狭く且つ奥行幅は机天板1よりも小
さく設定した形状を有し、前記空所4内に配してその両
側前端部を空所4に臨むように脚板3内面に対向形成し
たガイドレール6,6で支持案内するとともに、奥行端
下面両側に下端にキャスター7を有する脚体8,8で支
持している。
【0012】また、前記書棚5は、両側板9,9、背板
10、地板11及び棚天板12とで執務者側に開口した
収容空間を形成し、更に中間に上面まで延びた二枚の仕
切板13,13を立設し、前記棚天板12を三分割し、
両側の分割天板14は側板9と仕切板13の上端間に固
定し、中央の中天板15を上面よりやや下方に段落ち状
態で両仕切板13,13間に固定している。また、前記
背板10は書棚5の上面、即ち分割天板14と面一とな
し、前記両仕切板13,13の対向面に沿って中天板1
5の上面に至る切込溝16,16を形成し、該切込溝1
6,16の間の背板10上端部分を移動規制板17とな
している。つまり、前記書棚5の上部中央部には、両仕
切板13,13と中天板15とで前記空所4に連続する
凹所が形成され、該凹所内に、前記スライド天板の下面
奥行方向に突設した後述の横振れ規制板を移動可能に収
容できるようになっている。更に、前記側板9と仕切板
13間及び両仕切板13,13間には適宜棚板18を着
脱可能且つ上下高さ調節可能に装着している。そして、
前記脚板3,3と書棚5との連結は、書棚5の側板9,
9を脚板3,3にネジ止めして行うのである。尚、机天
板1の下方であって書棚5の後方に前記脚体8,8を収
容し得る空間を形成し、スライド天板2を押し込み格納
した際に、該脚体8,8が後方へ突出しないようにして
いる。
【0013】そして、スライド天板2を奥行方向へ移動
可能にガイドレール6で支持案内する構造としては、本
実施例では図7に示す如く、脚板3の内面に凹溝19を
横設し、該凹溝19内に金属板を折曲形成したガイドレ
ール6の断面コ字形のガイド部20を嵌合するととも
に、脚板3にネジ21にて固定し、更にガイド部20の
上縁から断面L字形に延設した取付部22を脚板3の上
端内面と机天板1の下面に密接状態で、その水平な取付
板23を机天板1に埋設したオニメナット24にネジ2
5を螺合して固定し、該ガイド部20の溝26内にスラ
イド天板2の前端部側面に突設したローラ27を載支す
る構造を採用している。しかし、このスライド案内機構
は、前述の実施例に限定されるものではなく、従来から
公知の各種案内機構、例えばスライダーを用いるもの等
を適宜採用できる。尚、本実施例では、前記ガイドレー
ル6のガイド部20を脚板3に固定するとともに、取付
部22を机天板1に固定しているので、机天板1と脚板
3との連結も同時に行えるのである。
【0014】また、スライド天板2の下面には、図8及
び図9に示すように移動規制及び横振れ規制を行える補
助案内機構を設けている。即ち、スライド天板2の下面
の中央部には前記切込溝16,16内を移動可能な横振
規制板28,28を奥行方向に下設するとともに、両
規制板28,28の後端間に後規制板29を固定し、前
端部間に前規制板30を固定している。そして、スライ
ド天板2を押し込み格納した際には、後規制板29が前
記移動規制板17の背面に当接し、また引き出した際に
は、前規制板30が該移動規制板17の前面に当接する
のである。また、中天板15より上方に位置する仕切板
13,13の対向面側には奥行方向に所定間隔毎にボー
ルを突出方向に弾性付勢したボールキャッチ31,…を
固定し、両側に位置するボールキャッチ31,…を前記
横振れ規制板28,28の外側面に圧接し、その横振れ
を規制してガタつきのない奥行方向移動を実現するので
ある。
【0015】ここで、前記書棚5は前述の構造に限定さ
れるものではなく、書棚5の中央部にスライド天板2の
下面に突設した横振れ規制板28,28及び前規制板3
0が移動し得る凹所が形成され、該凹所内の適所に後規
制板29と前規制板30の互いの対向面に当接し得る移
動規制板17又は突片を突出したものであればよい。
【0016】更に、前記脚板3に形成するガイドレール
6装着用の凹溝19は、製造上若しくはスライド天板2
の装着を前後方向から容易に行えるようにするため、脚
板3の奥行方向全長にわたって若しくは奥行方向一方に
切り抜いて形成するが、その凹溝19の端部は、執務者
側O及び/又は対面側Gに露出すると見苦しいので、執
務者側にあっては図10に示すように、凹溝19内に埋
設し得る形状の前キャップ32をネジ止めする。また、
対面側にあっては図11に示すように、凹溝19の端部
と脚板3の端面にわたって切込段部33を形成し、凹溝
19内に後キャップ34の突出部35を嵌入するととも
に、前記切込段部33の形状と一致した化粧部36を該
切込段部33に嵌合し且つ脚板3の端面に後方からネジ
止めする。
【0017】
【考案の効果】以上にしてなる本考案のスライド天板付
机は、平面視長方形の机天板の長辺側一側に執務者が着
座し、長辺側他側に来客者が着座できる執務兼接客用の
机であって、机天板の下方に奥行方向へ移動可能にスラ
イド天板を配し、該スライド天板を執務者の対面側に引
き出して来客者が利用可能となしたので、机天板下方か
ら執務者の対面側へスライド天板を接客時に引き出すこ
とにより、該スライド天板を接客用に用いることが可能
となり、スライド天板を引き出すことで天板を広く使用
でき、書類等の置き場所及び筆記場所が十分に確保でき
るとともに、執務者と来客者との間隔を十分に確保でき
るのである。また、スライド天板を押し込み格納するこ
とにより、通常の執務用机としても勿論使用できるも
である。このように、従来は執務用の机以外に接客用の
テーブル又は応接セットを用いていたが、それらを不要
とし、一つの机を執務用と接客用に兼用できるので、小
規模なオフィスではその空間の有効利用を図ることがで
きるので、極めて実用的である。
【0018】また、両側に固設した脚板で支持された机
天板の下方であって両脚板間に、該机天板との間に前記
スライド天板を収容し且つ移動し得る空所を形成して書
棚を固定し、該空所に臨む両脚板内面に対向形成したガ
イドレールでスライド天板の両側を奥行方向へ移動可能
に支持するとともに、前記書棚の上部中央部に形成した
凹所内に、前記スライド天板の下面奥行方向に突設した
横振れ規制板を移動可能に収容してなることにより、ス
ライド天板の横振れを規制してガタつきのない奥行方向
移動を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のスライド天板付机の全体斜視図
【図2】同じく正面図
【図3】同じく背面図
【図4】同じく机天板の一部を省略した平面図
【図5】図3のA−A線断面図
【図6】図3のB−B線断面図
【図7】スライド天板の支持案内機構を示す要部拡大断
面図
【図8】スライド天板の移動規制機構を示す要部の省略
斜視図
【図9】スライド天板の横振れ規制機構を示す要部拡大
断面図
【図10】机天板と脚板との連結部の前部を示す部分拡
大斜視図
【図11】机天板と脚板との連結部の後部を示す部分拡
大斜視図
【符号の説明】
O 執務者側(オーナーの着座側) G 対面側(来客
の着座側) 1 机天板 2 スライド天板 3 脚板 4 空所 5 書棚 6 ガイドレール 7 キャスター 8 脚体 9 側板 10 背板 11 地板 12 棚天板 13 仕切板 14 分割天板 15 中天板 16 切込溝 17 移動規制板 18 棚板 19 凹溝 20 ガイド部 21 ネジ 22 取付部 23 取付板 24 オニメナッ
ト 25 ネジ 26 溝 27 ローラ 28 横振れ規制
板 29 後規制板 30 前規制板 31 ボールキャッチ 32 前キャップ 33 切込段部 34 後キャップ 35 突出部 36 化粧部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面視長方形の机天板の長辺側一側に執
    務者が着座し、長辺側他側に来客者が着座できる執務兼
    接客用の机であって、机天板の下方に奥行方向へ移動可
    能にスライド天板を配し、該スライド天板を執務者の対
    面側に引き出して来客者が利用可能となしたことを特徴
    とするスライド天板付机。
  2. 【請求項2】 両側に固設した脚板で支持された机天板
    の下方であって両脚板間に、該机天板との間に前記スラ
    イド天板を収容し且つ移動し得る空所を形成して書棚を
    固定し、該空所に臨む両脚板内面に対向形成したガイド
    レールでスライド天板の両側を奥行方向へ移動可能に支
    持するとともに、前記書棚の上部中央部に形成した凹所
    内に、前記スライド天板の下面奥行方向に突設した横振
    れ規制板を移動可能に収容してなる請求項1記載のスラ
    イド天板付机。
JP1991094502U 1991-10-21 1991-10-21 スライド天板付机 Expired - Lifetime JP2559502Y2 (ja)

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JPH0534925U JPH0534925U (ja) 1993-05-14
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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN114434776A (zh) * 2020-11-04 2022-05-06 厦门新技术集成有限公司 用于制造板材的方法、板材及具有板材的家具

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JPS6456731U (ja) * 1987-10-02 1989-04-10

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