JPH07184722A - 家具の天板スライド装置 - Google Patents

家具の天板スライド装置

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JPH07184722A
JPH07184722A JP33297693A JP33297693A JPH07184722A JP H07184722 A JPH07184722 A JP H07184722A JP 33297693 A JP33297693 A JP 33297693A JP 33297693 A JP33297693 A JP 33297693A JP H07184722 A JPH07184722 A JP H07184722A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】可動する天板の大きさを、家具本体の上向面に
関わりなく、独立して決定できる構造にする。 【構成】家具本体の上向面1bに天板2を、該上向面1
bに重合する収納位置HPから該上向面1bの一端より
外方へ延出する引出位置DPまでの間でスライドさせ得
るように載設してなる家具において、天板2の下面に凹
陥部2aを設けるとともに、家具本体の上向面1bにお
ける一端近傍部と天板2の凹陥部2a内面間に、その凹
陥部2a内に収容され天板2を家具本体にスライド可能
に保持させる案内機構GMを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワゴン等の家具に好適
に使用される天板スライド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】作業台や机の下に装脱可能に配設される
ワゴン等の家具においては、その天板を、ワゴン本体に
対してスライド可能に装着したものが少なくない。しか
して、従来のものは、ワゴン本体の上端部における前
面、あるいは、一側面に開口する偏平な空洞を形成して
おき、この空洞内に天板を引出し可能に収納するように
したものや、ワゴン本体の上向面の前後、あるいは、左
右縁部にレール部材を平行に突設しておき、それら両レ
ール間に天板をスライド可能に保持させてなるものが一
般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これら従来
のものは、天板をワゴン本体の上向面よりも小さな面積
のものにせざるを得ないため、設計の自由度に難点があ
る。また、前者のものは、天板が空洞内に収納されるた
め、引き出した天板上に物品を載置したままで該天板を
収納方向に移動させることができないという不具合があ
り、また、天板を保持するための案内機構を狭い空洞内
に組み込まなければならないため、構造の複雑化や組付
作業の煩雑化を招きやすい。一方、後者のものは、天板
を前方あるいは側方に引出した場合に、ワゴン本体の上
向面にレール部材の内面が露出することになるため見栄
えが悪く、また、ワゴン本体上にOA機器等の物品を載
置しようとする際に、このレール部材が邪魔になるとい
う問題がある。
【0004】本発明は、このような不具合をことごとく
解消することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような手段を講じたものであ
る。すなわち、本発明に係る家具の天板スライド装置
は、家具本体の上向面に天板を、該上向面に重合する収
納位置から該上向面の一端より外方へ延出する引出位置
までの間でスライドさせ得るように載設してなる家具に
おいて、前記天板の下面に凹陥部を設けるとともに、前
記家具本体の上向面における一端近傍部と前記天板の凹
陥部内面間に、その凹陥部内に収容され天板を家具本体
にスライド可能に保持させる案内機構を設けたことを特
徴とする。
【0006】本発明の案内機構としては、家具本体の上
向面に平行に固設され背反する外側面に案内溝を形成す
る一対の固定部材と、天板の凹陥部内に固設され先端縁
を前記案内溝にスライド可能に係合させた一対のレール
部材とを具備してなるものが好ましい。
【0007】天板のスライドを滑らかにするためには、
レール部材を、凹陥部の天井面に添設された上水平片
と、凹陥部の内側面に添設された垂下片と、先端縁を前
記案内溝にスライド可能に係合させた下水平片とからな
る断面コ字形のものにし、前記両固定部材に前記上水平
片の下面を添接支持する固定側ローラを軸着している構
成とすればよい。より滑らかにするには、天板の他端近
傍部に、家具本体の上向面上を転動する可動側ローラを
軸着している構成を適用すればよい。
【0008】天板の収納位置における駐止及び引出位置
における駐止をそれぞれ、より確実なものとするには、
両固定部材に軸着された固定側ローラを、両固定部材間
に架設した共通軸により支持させておき、天板の一端近
傍部に設けられ前記共通軸に着脱可能に弾性係合して天
板を収納位置に保持する弾性係合要素を設けること、及
び天板に軸着された一対の可動側ローラの外方端を略半
球状に形成しておき、引出位置においてこれら両可動側
ローラの外方端が嵌入する凹溝を前記両固定部材の内側
面に形成することが好適である。
【0009】
【作用】このような構成のものであれば、天板の下面に
設けられた凹陥部と家具本体一端近傍部との間に、凹陥
部内に収容される形で案内機構が設けられるので、家具
本体の上向面の一端より外方へ天板が延出されても、案
内機構は露出しない。つまり、家具本体側における案内
機構は、家具本体の一端近傍部に設けられるので、天板
が家具本体上向面上にある場合は、その上向面は天板に
覆われて隠れており、外方に延出された際も一端近傍部
にしかなく、かつ凹陥部内に収容されているので、この
時にも露出しない。したがって、天板を延出した際に、
案内機構が家具本体上向面に存在しないために、見栄え
をよくしているとともに、天板に物品を載置したままで
の引き出しが可能であるので、使い勝手をよくしてい
る。また、案内機構を天板の凹陥部内に収容しているこ
とから、天板の大きさは案内機構により規制を受けるこ
とがなく、家具本体との関係において自由に設定するこ
とが可能となる。
【0010】ことに、案内機構を、背向する外側面に案
内溝が形成され、家具本体の上向面に平行に固設される
一対の固定部材と、凹陥部内に固設されて固定部材の案
内溝にスライド可能に係合されるレール部材とにより構
成することにより、単純な構造にすることができる。こ
の場合、レール部材を凹陥部の天井面に添設された上水
平片と、同じくその内側面に添設された垂下片と、先端
縁を小底部材の案内溝に係合させた下水平片とからなる
構成とし、このようなレール部材に対応して、両固定部
材に上水平片の下面を添接支持する固定側ローラを軸着
する構成にすれば、レール部材と固定部材との摩擦が案
内溝以外ではなくなるため、スムーズに天板をスライド
移動させることができる。さらに、天板の他端近傍に、
家具本体の上向面上を転動する可動側ローラを軸着すれ
ば、天板のスライド移動はさらに滑らかなものにするこ
とができ、摩擦部分が減少するので耐久性を向上させる
ことができる。
【0011】一方、上記固定側ローラを両方の固定部材
間に架設した共通軸により支持し、この共通軸を、天板
の一端近傍に設けた弾性係合要素に着脱可能に弾性係合
させると、天板を引き出す際に大きな力を必要とするこ
となく、天板を収納位置に確実に保持することができ
る。また、可動側ローラの外側端を略半球状に形成し、
その半球状部分を両方の固定部材の内側面に形成した凹
溝に嵌入させれば、天板を引出した位置で確実に停止し
た状態に保持することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1〜9を参照
して説明する。
【0013】図1は、机と組み合わされて使用されるこ
との多いワゴンW(キャスタは図示を省略する)で、複
数の引き出し1aを備える家具本体たるワゴン本体1
と、その上向面1bに、上向面1bに重合する収納位置
HPから該上向面1bの一端すなわち右側端より右方向
の外方へ延出する引出位置DPまでの間でスライドさせ
得るように載設される天板2と、ワゴン本体1の上向面
1bにおける一端近傍部1cと天板2の凹陥部2a内面
間に設けられて、その凹陥部2a内に収容され天板2を
ワゴン本体1にスライド可能に保持させる案内機構GM
とからなる。この実施例においては、案内機構GMが、
ワゴン本体1の上向面1bに固定される一対の固定部材
3と、天板2の凹陥部2a内面に取り付けられるレール
部材4とを備えて構成される。
【0014】ワゴン本体1は、天板2を載設する上向面
1bを除いて、通常のワゴンにおける場合と同様の構造
を有するものであってよい。ワゴン本体1の最上部分す
なわち上向面1bは、この実施例では、その前縁部に天
板2と板厚を同じくする飾り板1dが固定してあり、そ
の飾り板1dより後側は天板2のためのスペースとして
空けてある。上向面1bの右側端近傍部分で、かつ前端
及び後端近傍には、背反する外側面に案内溝3aが形成
された一対の固定部材3が、相互に平行に固設されてい
る。
【0015】この固定部材3は、例えば硬質の合成樹脂
製で、図2〜3に示すように、外側面3b、つまり前側
の固定部材3においては前向の側面であり、後側の固定
部材3においては後向の側面の、上向面1bとの間に、
後述するレール部材4の下水平片4cの厚みに略等しい
高さの案内溝3aが形成されている。固定部材3の天板
2移動方向の長さは、上向面1bの前記移動方向の1/
2以下が好ましく、この実施例では上向面1bのおよそ
1/4程度に設定してある。この固定部材3の長さによ
り天板2をワゴン本体1の外方に延出させ得る長さが調
整できるが、極端にその長さを短くすると、天板2を延
出させた際にその上に載置される物品の重さを支持でき
ない場合も起こり得るので、上記したような割合で設定
するのが好ましい。また、前側の固定部材3と後側の固
定部材3との案内溝3aが形成される外側面3b、3b
間の間隔は、天板2の凹陥部2aの内法に略等しくして
ある。このようにそれぞれの固定部材3を配設すること
により、天板2の両縁部を浮きあがりにくくしている。
そして、それぞれの固定部材3の天板2引き出し方向の
端部には、後述するレール部材4の上水平片4aの下面
を添接支持する固定側ローラ5が、両方の固定部材3間
に架設される共通軸6の両端に回転自在に軸着されてい
る。固定側ローラ5は、合成樹脂製で、レール部材4の
上水平片4aの下面を添接支持するため、その上面が固
定部材3の上面より高くなるように軸着されている。さ
らに、両固定部材3の対向する内側面3cには、後述す
る可動側ローラ7の外方端7aが嵌入する凹溝3dが形
成してあり、固定部材3の凹溝3d部分が弾性変形する
ように、スリット3eが形成してある。可動側ローラ7
が進入してくると、面取りをしてある端部3fがスリッ
ト3eにより外側に弾性変形し、可動側ローラ7は固定
部材3の内側面3cを摺動移動して容易に凹溝3dに到
達するようになっている。凹溝3dは、スリット3eの
端部近傍に設けられているので、押圧力がかかっても位
置が偏位することなく、可動側ローラ7を強固に係止す
る。
【0016】天板2は、図4に示すように、その下面に
凹陥部2aが設けてある。すなわち、天板2は裏返す
と、長方形の平板部分と、その平板部分の4辺に垂直上
向きに設けられる壁部分とから構成されており、平板部
分がその周囲の壁部分より低くなって凹陥部2aを形成
している。この凹陥部2aには、案内機構GMを構成し
ているレール部材4と、天板2を収納位置HPで保持す
るための弾性係合部材8とがそれぞれ取り付けられてい
る。
【0017】レール部材4は、板金製で、図6〜8に示
すように、凹陥部2aの天井面2bに添設された上水平
片4aと、凹陥部2aの内側面2cに添設された垂下片
4bと、先端縁4dを案内溝3aにスライド可能に係合
させた下水平片4cとからなる断面コ字形のものであ
る。この実施例では、固定部材3に合わせて凹陥部2a
の前側の内面と後側の内面とに垂下片4bを密着させて
取り付けてあり、天板2が引出された際に上向面1bに
残る側の端部、左側端部近傍に、上向面1bを転動する
可動側ローラ7が軸着してある。すなわち可動側ローラ
7は、凹陥部2aに固定される軸受7bに支承された回
転軸7cの両端に軸着されるもので、円柱の一方端が略
半球状に膨出した形状をしている。この可動側ローラ7
と上記した固定側ローラ5とは同一の形状のものを使用
しており、可動側ローラ7は上向面1bを転動するよう
に、固定側ローラ5が円柱の半径よりわずかに高い位
置、つまり上向面1bに接しない位置に軸着されている
のと同様に、天板2の下方つまり凹陥部2aに接しない
位置に軸着されている。また、一方の可動側ローラ7の
外方端7aから他方の可動側ローラ7の外方端7aまで
の距離は、固定部材3に内側面に形成された凹溝3dの
内側面間の距離と略同一になっており、天板2が最も引
き出された位置すなわち引出位置DPにおいて、可動側
ローラ7が凹溝3dに圧接するようにしてその外方端7
aが凹溝3dに嵌入する。
【0018】弾性係合部材8は、図9に示すように、天
板2の凹陥部2aの一端側つまり引き出された際に延出
する側の端部に取り付けられており、天板2が収納位置
HPまで移動された時に、固定部材3間に架設された共
通軸6に着脱可能に弾性係合するように配設されてい
る。弾性係合部材8は、図9に示すように、直方体形状
の上面部分に廂部分8aが延出した形状をしており、廂
部分8aにおいて天板2に取り付けるものである。廂部
分8aの下面は、共通軸6の案内面8bになっており、
直方体部分8cの廂部分8a側の側面に、共通軸6が係
合する係合溝8dが形成されている。
【0019】このような構成において、レール部材4は
天板2の凹陥部2a内面に取り付けられ、またそれぞれ
の固定部材3も、レール部材4とその対向配置された下
水平片4cと係合するように上向面1bに固定されるた
め、天板2がワゴン本体1の上向面1bに重合する収納
位置HPにおいて、天板2とワゴン本体1と間に固定部
材3とレール部材4とが存在することとなり、外部から
は全く視認できない。この収納位置HPでは、共通軸6
が弾性係合部材8に係合して、天板2がその位置から移
動することを制限している。つまり、収納位置HPから
天板2を引き出すには、弾性係合部材8の弾性係合力以
上を天板2に加えなければならない。さらにこの収納位
置HPにおいて、レール部材4の下水平片4cの先端縁
4dが、両固定部材3の案内溝3aに係合しており、天
板2の反引出端2d近傍が可動側ローラ7により支持さ
れるとともに、その引出端2e近傍が固定側ローラ5に
より支持されている。したがって、弾性係合部材8の係
合が解除された場合に、ただちに天板2が上向面1b上
を容易にしかも滑らかに移動し得るようになっている。
【0020】次に、天板2が引き出されると、固定側ロ
ーラ5が天板2の移動に対応してレール部材4の上水平
片4aの下面を転接支持するので、それぞれの固定部材
3と天板2の凹陥部2a内面とは摺接しない。また可動
側ローラ7が上向面1bを転動するので、天板2の反引
出端2dは上向面1bと摺接しない。したがって、天板
2と上向面1bあるいは上向面1b上の固定部材3との
摩擦はまったく存在せず、天板2の耐久性を向上させて
いる。この移動の間、固定部材3の案内溝3a内にレー
ル部材4がスライド移動しながら係合しているので、ワ
ゴン本体1から延出した天板2部分を下方に押し下げた
としても、上向面1b側に残っている天板2部分が上向
面1bから浮き上がることはない。また、この間におい
ても、固定部材3とレール部材4とは、天板2により覆
い隠された状態にて、外部に露出することはない。
【0021】この後、さらに天板2が移動されて、天板
2が最も引き出された引出位置DPに達した際には、図
3及び図8に示すように、可動側ローラ7の先端が固定
部材3の凹溝3dに嵌入して、可動側ローラ7の転動が
固定部材3により停止されるので、天板2は引出位置D
Pに駐止される。この引出位置DPにおいても、固定部
材3がレール部材4をその案内溝3aにおいて係合して
いることにより、天板2のワゴン本体1側の端部がその
反対側の端部にかかった荷重により浮き上がることはな
い。
【0022】このように、天板2をスライド可能に保持
する案内機構GMは、天板2の凹陥部2aの内面とワゴ
ン本体1の上向面1bとの間に配設してあるので、天板
2の収納位置HP、その移動の間及び引出位置DPの全
てに亘って露出することがなく、したがって、天板2を
引き出した際には、上向面1bに物品を載置するにあた
って障害となるものが全くなく、天板2とワゴン本体1
上とを有効に活用することができる。また、天板2は、
その移動方向において、案内機構GMにより大きさの制
限を受けることがないので、ワゴン本体1の幅よりも大
なる幅にすることが可能になる。
【0023】なお、本発明は以上説明した実施例に限定
されるものではない。例えば、上記実施例では、ワゴン
本体1の前端部分に飾り板1dを設けたが、天板2をこ
の飾り板1dをも含む大きさにしてもよい。また、ワゴ
ン本体1に対して横方向に移動する天板2を説明した
が、固定部材3をワゴン本体1の奥行き方向に一致して
平行に配置し、これに対応してレール部材4も天板2奥
行き方向に平行に配置すれば、天板2を奥行き方向に移
動可能に保持することができる。この場合、固定部材3
はワゴン本体1の前端部近傍に設け、レール部材4は天
板2の凹陥部2aの左右端部に設ければよい。
【0024】また、家具本体としては、上記したワゴン
本体1の他に、脇机、サイドテーブルなどであってもよ
い。
【0025】その他、各部の構成は図示例に限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形が可能である。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上に詳述したように、天板
をスライド可能に保持する案内機構を家具本体の上向面
と天板下面の凹陥部との間に設けたので、天板の上面は
常時家具本体の最上面となり、その上に物品を載置した
ままで移動することができ、使い勝手を向上させること
ができる。また、案内機構による制約がないので、天板
の大きさを家具本体の上向面の大きさよりも大きくする
ことができる。さらに、案内機構は、天板が収納位置、
移動中及び引出位置のいずれにある時においても露出す
ることがなく、したがって、天板が引き出された際に上
向面上に露出していないので、上向面をも有効に利用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】同実施例の固定部材を拡大して示す斜視図。
【図3】同実施例の固定部材を拡大して示す斜視図。
【図4】同実施例の天板の断面形状を示す図1のA−A
線に沿った端面図。
【図5】同実施例の要部を分解して示す一部省略斜視
図。
【図6】同実施例の天板を収納位置に保持した状態を示
す一部省略斜視図。
【図7】同実施例の天板を引出位置に保持した状態を示
す一部省略斜視図。
【図8】同実施例の弾性係合部材に共通軸が係合してい
る状態を示す断面図。
【図9】同実施例の可動側ローラが固定部材の凹溝に嵌
入した状態を示す断面図。
【符号の説明】
1…ワゴン本体 2…天板 2a…凹陥部 2b…天井面 3…固定部材 3a…案内溝 3d…凹溝 4…レール部材 4a…上水平片 4b…垂下片 4c…下水平片 4d…先端縁 5…固定側ローラ 6…共通軸 7…可動側ローラ 8…弾性係合部材 DP…引出位置 GM…案内機構 HP…収納位置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】家具本体の上向面に天板を、該上向面に重
    合する収納位置から該上向面の一端より外方へ延出する
    引出位置までの間でスライドさせ得るように載設してな
    る家具において、前記天板の下面に凹陥部を設けるとと
    もに、前記家具本体の上向面における一端近傍部と前記
    天板の凹陥部内面間に、その凹陥部内に収容され天板を
    家具本体にスライド可能に保持させる案内機構を設けた
    ことを特徴とする家具の天板スライド装置。
  2. 【請求項2】案内機構が、家具本体の上向面に平行に固
    設され背反する外側面に案内溝を形成する一対の固定部
    材と、天板の凹陥部内に固設され先端縁を前記案内溝に
    スライド可能に係合させた一対のレール部材とを具備し
    てなるものであることを特徴とする請求項1記載の家具
    の天板スライド装置。
  3. 【請求項3】レール部材を、凹陥部の天井面に添設され
    た上水平片と、凹陥部の内側面に添設された垂下片と、
    先端縁を前記案内溝にスライド可能に係合させた下水平
    片とからなる断面コ字形のものにし、前記両固定部材に
    前記上水平片の下面を添接支持する固定側ローラを軸着
    していることを特徴とする請求項2記載の家具の天板ス
    ライド装置。
  4. 【請求項4】天板の他端近傍部に、家具本体の上向面上
    を転動する可動側ローラを軸着していることを特徴とす
    る請求項2又は3記載の家具の天板スライド装置。
  5. 【請求項5】両固定部材に軸着された固定側ローラを、
    両固定部材間に架設した共通軸により支持させておき、
    天板の一端近傍部に設けられ前記共通軸に着脱可能に弾
    性係合して天板を収納位置に保持する弾性係合要素を設
    けたことを特徴とする請求項3又は4記載の家具の天板
    スライド装置。
  6. 【請求項6】天板に軸着された一対の可動側ローラの外
    方端を略半球状に形成しておき、引出位置においてこれ
    ら両可動側ローラの外方端が嵌入する凹溝を前記両固定
    部材の内側面に形成したことを特徴とする請求項4又は
    5記載の家具の天板スライド装置。
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