JPS6060797A - 積層板用ガラス布および積層板 - Google Patents
積層板用ガラス布および積層板Info
- Publication number
- JPS6060797A JPS6060797A JP17029283A JP17029283A JPS6060797A JP S6060797 A JPS6060797 A JP S6060797A JP 17029283 A JP17029283 A JP 17029283A JP 17029283 A JP17029283 A JP 17029283A JP S6060797 A JPS6060797 A JP S6060797A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- laminate
- glass cloth
- laminated board
- cloth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
この発明は、産業機器、電子機器、電気機器等に用いら
れる印刷配線板用の積層板とその基材に関する。
れる印刷配線板用の積層板とその基材に関する。
多層印刷配線板は、一般に、表面に電気回路が形成され
た内層（内装）用積層板と、外層（外装）用回路板との
間に、樹脂含浸基材（樹脂含浸ガラス布等の樹脂含浸布
や樹脂含浸紙）を介在させて積層成形することによりつ
くられているが、多層印刷配線板の高多層化、高密度化
に伴い、リート線のハンダ付けが脱落するという事故が
多発するようになってきた。これは、熱負荷時における
積層板の寸法変化が大きいことが主要な原因である。こ
のため、寸法安定性に優れた積層板が強く要望されてい
た。
た内層（内装）用積層板と、外層（外装）用回路板との
間に、樹脂含浸基材（樹脂含浸ガラス布等の樹脂含浸布
や樹脂含浸紙）を介在させて積層成形することによりつ
くられているが、多層印刷配線板の高多層化、高密度化
に伴い、リート線のハンダ付けが脱落するという事故が
多発するようになってきた。これは、熱負荷時における
積層板の寸法変化が大きいことが主要な原因である。こ
のため、寸法安定性に優れた積層板が強く要望されてい
た。
（発明の目的〕
ここに開示する発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、寸法安定性に優れた積層板と、そのような積層
板をつくるのに適し寸法安定性に優れたガラス布を提供
することを目的としている〔発明の開示〕 前記のような目的を達成するため、第１の発明は、Ｓ
Ｉ０２ 、Ａ Ｉ２０３ 、ＭｇＯの含有量が、それぞ
れ、６０重量％以上、２０重量％以上、１５重量％以下
で、かつ、これら３成分の合計が９７重量％以上である
ことを特徴とする積層板用ガラス布をその要旨とし、第
２の発明は、ガラス布が基材として用いられている積層
板であって、ガラス布として、Ｓ ｉｏ２．Ａ Ｉ２０
３ 、ＭｇＯの含有量が、それぞれ、６０重量％以上、
２０重量％以上、１５重量％以下で、かつ、これら３成
分の合計が９７重量％以上となっているものが用いられ
ていることを特徴とする積層板をその要旨としている。
もので、寸法安定性に優れた積層板と、そのような積層
板をつくるのに適し寸法安定性に優れたガラス布を提供
することを目的としている〔発明の開示〕 前記のような目的を達成するため、第１の発明は、Ｓ
Ｉ０２ 、Ａ Ｉ２０３ 、ＭｇＯの含有量が、それぞ
れ、６０重量％以上、２０重量％以上、１５重量％以下
で、かつ、これら３成分の合計が９７重量％以上である
ことを特徴とする積層板用ガラス布をその要旨とし、第
２の発明は、ガラス布が基材として用いられている積層
板であって、ガラス布として、Ｓ ｉｏ２．Ａ Ｉ２０
３ 、ＭｇＯの含有量が、それぞれ、６０重量％以上、
２０重量％以上、１５重量％以下で、かつ、これら３成
分の合計が９７重量％以上となっているものが用いられ
ていることを特徴とする積層板をその要旨としている。
以下に、上記二つの発明の詳細な説明する。
従来、積層板用の基材として紙、ガラス布等様々なもの
が用いられているが、いずれも、熱膨張率が大きいため
、寸法安定性が劣っている。発明者らは、ガラス布に着
目し、寸法安定性の優れたものを得ようとして研究を重
ねた。その結果、ガラス布におけるＳｉＯ２、Ａｌ２Ｏ
３、ＭｇＯの含有量が重要であり、それぞれ、６０重量
％以上、２０重量％以上、１５重量％以下で、がっ、こ
れら３成分の合計が９７重量％以上、すなわち、Ｂ２０
３ 、に２０．Ｎａ２ ｏ、ＣａＯ等の他の成分の合計
が３重量％未満となるようにすれば、熱膨張率を３ Ｘ
１０ ’ ｍｍ／ｍｍ’ｃ程度と小さくすることも可
能であって、寸法安定性を優れたものとすることができ
るということを見い出したのである。Ｓ ｉ ０２の含
有量が６０重量％未満の場合や、ＭｇＯの含有量が２０
重量％未満の場合は寸法安定性が悪くなり、Ａｌ２Ｏ３
の含有量力月５重量％を超えるとドリル加工性が悪くな
る。また、ガラス布がＡｌ２Ｏ３あるいは５ｉ０２の１
成分からなる場合は硬度が上昇して、加工性が悪くなる
通常の基材用ガラス布と第１の発明にかかるガラス布の
組成を第１表に示す。
が用いられているが、いずれも、熱膨張率が大きいため
、寸法安定性が劣っている。発明者らは、ガラス布に着
目し、寸法安定性の優れたものを得ようとして研究を重
ねた。その結果、ガラス布におけるＳｉＯ２、Ａｌ２Ｏ
３、ＭｇＯの含有量が重要であり、それぞれ、６０重量
％以上、２０重量％以上、１５重量％以下で、がっ、こ
れら３成分の合計が９７重量％以上、すなわち、Ｂ２０
３ 、に２０．Ｎａ２ ｏ、ＣａＯ等の他の成分の合計
が３重量％未満となるようにすれば、熱膨張率を３ Ｘ
１０ ’ ｍｍ／ｍｍ’ｃ程度と小さくすることも可
能であって、寸法安定性を優れたものとすることができ
るということを見い出したのである。Ｓ ｉ ０２の含
有量が６０重量％未満の場合や、ＭｇＯの含有量が２０
重量％未満の場合は寸法安定性が悪くなり、Ａｌ２Ｏ３
の含有量力月５重量％を超えるとドリル加工性が悪くな
る。また、ガラス布がＡｌ２Ｏ３あるいは５ｉ０２の１
成分からなる場合は硬度が上昇して、加工性が悪くなる
通常の基材用ガラス布と第１の発明にかかるガラス布の
組成を第１表に示す。
（以 下 余 白）
第１表 （単位は重量％）
第２の発明にかかる積層板は第１の発明にかかる積層板
用ガラス布を使用し、従来と同様の製法によりつくるこ
とができる。たとえば、第１の発明にかかる積層板用ガ
ラス布に樹脂フェスを含浸させてなる樹脂含浸基材（プ
リプレグ）を少なくとも１枚用いるようにして、樹脂含
浸基材を所定枚重ね合わせ、必要に応じてその上面およ
び／または下面に金属箔を載置したのち積層成形すると
第２の発明にかかる積層板が得られるの′である。
用ガラス布を使用し、従来と同様の製法によりつくるこ
とができる。たとえば、第１の発明にかかる積層板用ガ
ラス布に樹脂フェスを含浸させてなる樹脂含浸基材（プ
リプレグ）を少なくとも１枚用いるようにして、樹脂含
浸基材を所定枚重ね合わせ、必要に応じてその上面およ
び／または下面に金属箔を載置したのち積層成形すると
第２の発明にかかる積層板が得られるの′である。
前記のようにして得られた積層板は、第１の発明にかか
るガラス布が基材として使用されているので、熱膨張率
が小さくなって、寸法安定性、特に熱時の寸法安定性が
向上し、誘電率も低くなる。たとえば、一般に使用れれ
ている、Ｅ−ガラスからなるガラス布を基材として用い
た積層板の熱膨張率が１２ Ｘ １０’〜１６ Ｘ １
０−”ｍｍ／ｍｍ’ｃ程度と大きいのに対し、第２の発
明にかかる積層板の熱膨張率は８Ｘ１０’〜１１ Ｘ
１０−” ｍｍ／ｍｍ’ｃ程度、含浸用樹脂としてポリ
イミド樹脂（ケルイミド６０１）を使用した場合は９
Ｘ １． Ｏ−６程度と小さくなる。そのうえ、積層板
の加工における加工用ドリル刃の寿命も実用範囲内にお
さまることが判明した。
るガラス布が基材として使用されているので、熱膨張率
が小さくなって、寸法安定性、特に熱時の寸法安定性が
向上し、誘電率も低くなる。たとえば、一般に使用れれ
ている、Ｅ−ガラスからなるガラス布を基材として用い
た積層板の熱膨張率が１２ Ｘ １０’〜１６ Ｘ １
０−”ｍｍ／ｍｍ’ｃ程度と大きいのに対し、第２の発
明にかかる積層板の熱膨張率は８Ｘ１０’〜１１ Ｘ
１０−” ｍｍ／ｍｍ’ｃ程度、含浸用樹脂としてポリ
イミド樹脂（ケルイミド６０１）を使用した場合は９
Ｘ １． Ｏ−６程度と小さくなる。そのうえ、積層板
の加工における加工用ドリル刃の寿命も実用範囲内にお
さまることが判明した。
つぎに、この発明にかかるガラス布とそれを用いた積層
板の実施例について説明する。
板の実施例について説明する。
つぎのようにして、実施例の積層板をつくった。Ｓ Ｉ
０２ 、Ａ１２０３ 、ＭｇＯの含有量がそれぞれ６４
重量％、２４重量％、１２重量％であるガラス布を基材
として使用し、樹脂量が５０重量％となるようにポリイ
ミド（ケルイミド６０１）をガラス布に含浸させて樹脂
含浸基材をつくった。この樹脂含浸基材を８枚重ね合わ
せ、さらに、上下面に厚み３５ｍｍの銅箔を重ね合わせ
たのち、２００°ｃ、７０ｋｇ／ｃＪの条件で９０分間
加熱、加圧することによって積層成形を行い、積層板を
得た。
０２ 、Ａ１２０３ 、ＭｇＯの含有量がそれぞれ６４
重量％、２４重量％、１２重量％であるガラス布を基材
として使用し、樹脂量が５０重量％となるようにポリイ
ミド（ケルイミド６０１）をガラス布に含浸させて樹脂
含浸基材をつくった。この樹脂含浸基材を８枚重ね合わ
せ、さらに、上下面に厚み３５ｍｍの銅箔を重ね合わせ
たのち、２００°ｃ、７０ｋｇ／ｃＪの条件で９０分間
加熱、加圧することによって積層成形を行い、積層板を
得た。
得られた積層板の熱膨張率および誘電率を測定した。測
定結果を第２表に示す。
定結果を第２表に示す。
第２表
第２表の測定結果により、実施例の積層板は従来のもの
に比べ、熱膨張率が小さく、誘電率も低いことがわかっ
た。
に比べ、熱膨張率が小さく、誘電率も低いことがわかっ
た。
また、実施例の積層板のドリル摩耗性を調べると、従来
一般に用いられているガラス布にエポキシ樹脂を含浸さ
せてなる樹脂含浸基材を用いて弓くった銅張積層板より
も悪かったが、クォーツ銅張積層板よりも良いことがわ
かった。
一般に用いられているガラス布にエポキシ樹脂を含浸さ
せてなる樹脂含浸基材を用いて弓くった銅張積層板より
も悪かったが、クォーツ銅張積層板よりも良いことがわ
かった。
第１の発明にかかる積層板用ガラス布は、５ｉ０２、Ａ
ｌ１ ｏ３．ＭｇＯの含有量が、それぞれ、６０重量％
以上、２０重量％以上、１５重量％以下で、かつ、これ
ら３成分の合計が９７重量％以上であるので、寸法安定
性に優れている。そのため、このようなガラス布を基材
として用いた第２の発明にかかる積層板は、寸法安定性
が向上し、熱負荷時にハンダ付けが脱落するなどの問題
を生しにくい。
ｌ１ ｏ３．ＭｇＯの含有量が、それぞれ、６０重量％
以上、２０重量％以上、１５重量％以下で、かつ、これ
ら３成分の合計が９７重量％以上であるので、寸法安定
性に優れている。そのため、このようなガラス布を基材
として用いた第２の発明にかかる積層板は、寸法安定性
が向上し、熱負荷時にハンダ付けが脱落するなどの問題
を生しにくい。
代理人 弁理士 松 本 武 彦
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 （ＩＩ ５ｉ０２．Ａｌ１０３．ＭｇＯの含有量が、そ
れぞれ、６０重量％以上、２０重量％以上。 １５重量％以下で、かつ、これら３成分の合計が９７重
量％以上であることを特徴とする積層板用ガラス布。 （２） ガラス布が基材として用いられている積層板で
あって、ガラス布として、ＳｉＯ２，Ａｌ２Ｏ３、Ｍｇ
Ｏの含有量が、それぞれ、６０重量％以上、２０重量％
以上、１５重量％以下で、かつ、これら３成分の合計が
９７重量％以上となっているものが用いられていること
を特徴とする積層板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17029283A JPS6060797A (ja) | 1983-09-13 | 1983-09-13 | 積層板用ガラス布および積層板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17029283A JPS6060797A (ja) | 1983-09-13 | 1983-09-13 | 積層板用ガラス布および積層板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6060797A true JPS6060797A (ja) | 1985-04-08 |
| JPS6256679B2 JPS6256679B2 (ja) | 1987-11-26 |
Family
ID=15902250
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17029283A Granted JPS6060797A (ja) | 1983-09-13 | 1983-09-13 | 積層板用ガラス布および積層板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6060797A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01136736A (ja) * | 1987-10-14 | 1989-05-30 | Akzo Nv | 金属シート及び連続ガラスフィラメントで強化された合成材料のラミネート |
| JPH03112650A (ja) * | 1989-09-27 | 1991-05-14 | Shin Kobe Electric Mach Co Ltd | 熱硬化性樹脂積層板および積層板用ガラス織布基材 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4825076A (ja) * | 1971-07-30 | 1973-04-02 | ||
| JPS4830125U (ja) * | 1971-08-12 | 1973-04-13 | ||
| JPS4830125A (ja) * | 1971-08-23 | 1973-04-20 |
-
1983
- 1983-09-13 JP JP17029283A patent/JPS6060797A/ja active Granted
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4825076A (ja) * | 1971-07-30 | 1973-04-02 | ||
| JPS4830125U (ja) * | 1971-08-12 | 1973-04-13 | ||
| JPS4830125A (ja) * | 1971-08-23 | 1973-04-20 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01136736A (ja) * | 1987-10-14 | 1989-05-30 | Akzo Nv | 金属シート及び連続ガラスフィラメントで強化された合成材料のラミネート |
| JPH03112650A (ja) * | 1989-09-27 | 1991-05-14 | Shin Kobe Electric Mach Co Ltd | 熱硬化性樹脂積層板および積層板用ガラス織布基材 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6256679B2 (ja) | 1987-11-26 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS6060797A (ja) | 積層板用ガラス布および積層板 | |
| JPH05261861A (ja) | 積層板 | |
| JPS59109349A (ja) | 電気用積層板 | |
| JP2503601B2 (ja) | 積層板 | |
| JPS6061256A (ja) | 積層板用ガラス布および積層板 | |
| JPS60190344A (ja) | 電気用積層板 | |
| JPS60201944A (ja) | 金属箔張エポキシ樹脂積層板 | |
| JPH01115627A (ja) | 銅張積層板 | |
| JPS62152745A (ja) | 積層板 | |
| JPS62112393A (ja) | 回路用基板 | |
| JP2917645B2 (ja) | 銅張積層板の製造方法 | |
| JPS61202834A (ja) | 銅張積層板 | |
| JPS6140094A (ja) | 多層積層板の製造法 | |
| JPS62292428A (ja) | 銅張積層板 | |
| JPS595057A (ja) | 金属箔張積層板の製法 | |
| JPS62148257A (ja) | 積層板 | |
| JPS6143550A (ja) | 金属張積層板用接着剤 | |
| JPH04215492A (ja) | 印刷回路用積層板の製造方法 | |
| JPH01118539A (ja) | 銅張積層板の製造法 | |
| JPS5833455A (ja) | 金属箔張り積層板の製法 | |
| JPH01101148A (ja) | 積層板 | |
| JPH0720626B2 (ja) | 銅張積層板の製造法 | |
| JPH03226B2 (ja) | ||
| JPH06320671A (ja) | 積層板 | |
| JPH05327149A (ja) | 印刷回路用積層板 |