JPS605864Y2 - ドリップ式コ−ヒ沸し器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、プラスチックなどの樹脂ボトルあるいは紙容
器を用いて、ボトル内のコーヒ液を保温するドリップ式
コーヒ沸し器に関するものである。

従来ドリップ式コーし沸し器は、第１図細断面図から基
台５の上面一部に、水タンク１を備へ、この水タンク１
の底面に逆止弁２を介し、導水管３を基台５内に配し、
基台５内の導水管３は基台５内で、熱板４に備えられた
湯導管７と接続される。

熱板４には、シーズヒータの如くヒータ６が備えられ、
基台５上面のボトル９を保温するとともに、熱板４の湯
導管７はボトル９上方向へ延在される。

ボトル９は、コーヒ粉を収納する濾過器１０と、この濾
過器１０上に湯拡散蓋１１が備えられ、湯拡散蓋１１上
方向に、前記湯導管７の湯吐出口８が位置するものであ
る。

水タンク１から流入される水は、熱板４の湯導管７で加
熱され、湯吐出口８から湯拡散蓋１１を通り、濾過器１
０からボトル９内にコーヒ液を貯溜するものである。

第２図は、従来のドリップ式コーヒ沸し器熱板部分断面
図で、実施例ではアルミニウム材からなる熱板４でヒー
タ６と、湯導管７が鋳込まれている。

さらに基台５は開口されており、この開口部を塞ぐよう
にアルミニウム板である保温板１２を設け、この保温板
１２上にボトル９がおかれる。

上記ドリップ式コーヒ沸し器は、ボトル９がガラスある
いは、陶器であるため高温に耐えるものであったが、プ
ラスチックあるいは、紙などのボトル９を保温板１２上
に置いた場合には、ボトル９の底部が変形したり、変色
したりするため、従来のドリップ式コーヒ沸し器では、
実際に用いることが不可能である。

本考案は、上述の点を鑑み考案されたドリップ式コーヒ
沸し器であり、第３図は、本考案の実施例を示す熱板平
面図、第４図は、熱板部分側断面図である。

第３図、第４図において、従来例と同要素のものは同符
号を用いて説明をすると、熱板４の周面には適選孔１３
を設け、この孔１３に金具１４を挿通ずるとともに、金
具１４の一方端を基台１６の一辺にビス１５によって固
定する。

基台１６は、ボトルが置かれるボトル位置決め部１７が
設けられ、金具１４によって支持される熱板４は、ボト
ル位置決め部１７の内側面に離間して設けられる。

金具１４は、第５図斜視図で示す如く、熱板４の孔１３
に一方が挿入され、他方をビス１５によって固定するこ
とができ、熱板４の孔１３が第３図の如く三ケ所であれ
ば、三つの金具１４を用い熱板４を保持させるものであ
る。

金具１４を、熱板４の孔１３に係止することによって、
上下左右に熱板４は移動することなく、安定に位置され
る。

また熱板４からの熱は、直接基台１６に伝わることなく
、基台１６は高温で加熱されることがなくなるため、プ
ラスチックなどの樹脂、あるいは紙容器を基台１６に置
いても変形。

変色を防げるものである。

実際には、基台１６のボトル位置決め部１７付近の温度
は、１２０℃〜１３０℃に保持することが可能である。

以上本考案は、熱板４を基台１６から離間して設けるこ
とができるため、樹脂ボトルあるいは紙容器を基台１６
面上に置いて保温ができ、従来の如く保温板１２あるい
は、この保温板１２から基台５内に、水漏れを防止する
ためのパツキンなどを必要とせず、部品も少なくなり、
効果は大なるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来のドリップ式コーヒ沸し器の側断面図、
第２図は、熱板部分側断面図、第３図。 第４図および第５図は、本考案の実施例を示すもので、
第３図は、熱板平面図、第４図は、熱板部分断面図、第
５図は、金具斜視図である。 第１図〜第５図において、１・・・・・・水タンク、３
・・・・・・導水管、４・・・・・・熱板、５・・・・
・・基台、６・・・・・・ヒータ、７・・・・・・湯導
管、９・・・・・・ボトル、１３・・・・・・孔、１４
・・・・・・金具である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 基台１６上の水タンク底部から基台１６内に導水管３を
   設け、この導水管３と基台１６内で熱板４の湯導管７を
   接続してなり、この湯導管７を基台１６上に置かれるボ
   トル９上方向に延在したドリップ式コーヒ沸し器におい
   て、熱板４の周囲面に適選された孔１３を設け、この孔
   １３に一方が挿入係止され、他方が基台１６の一辺に固
   定され、基台１６のボトル位置決め部１７内側と、熱板
   ４が離間して位置されることを特徴とするドリップ式コ
   ーヒ沸し器。