JPS6012487Y2 - 瞬間加温汁沸し二重なべ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、汁類を必要量だけ瞬間に沸かして取出し可
能な二重なべに関するものである。

従来、スープ、みそ汁等を沸かす時は、なべ内の全量を
沸かすか、一部を別なべにうつして沸かしていた。

この考案は、必要な量だけ瞬間に沸かせて迅速に取出す
ことを可能としたもので低温タンクの底部の一部を区切
って高温タンクとして高温タンク内のみを暖めて適温と
して取出し、減量分は低温タンク内より循環してくるよ
うにしたものである。

この考案の樹皮を図面に示す実施例について説明すれば
、１は、高温タンク２区画内に誘導管７の端末を配した
取出しバルブ８を下部に有する低温タンクである。

２は、低温スープ９が適量循環できる間隙６を下部に設
けた下面開放の高温タンクで、上部は煙突状の安全弁３
を突出させて噴出し止め４と蒸気筒５を併設させる。

１１は、バーナー１２を内設するコンロで、低温タンク
１を載置できるようにしたものである。

以上の如くに樹皮されているので、低温タンク１内に高
温タンク２を落し込み、低温スープ９区画と高温スープ
１０区画を形成させてスープを入れ、コンロ１１内のバ
ーナー１２の炎を大きくして低温タンク１底部を加熱し
て高温スープ１０区画部を暖める。

取出しバルブ８を開放して高温スープ１０を取出せば、
低温スープ９が高温タンク２の下部間隙６より減少量だ
け流入し暖められる。

高温タンク２内で暖められた高温スープ１０の取出され
ない時は沸騰するので安全弁３側に流れて緩和され噴出
し止め１で異常噴出しを防止し、蒸気筒５で警告音を発
して注意を喚起させるのでバーナー１２の炎を小さくし
て調整する。

以上説明してきた如く、取出し必要量を常に適温に保ち
、取出し開始と同時にバーナー１２の炎を大きくするの
で循環してくるスープは瞬間に暖められる。

このように必要量だけが適温に暖められ、放熱する熱は
低温スープを暖めて利用され、全量を適温まで暖める必
要があいので燃料節約に役立つ。

【図面の簡単な説明】

図面は、本考案の断面図を示す。 １・・・・・・低温タンク、２・・・・・・高温タンク
、３・・・・・・安全弁、４・・・・・・噴出し止め、
５・・・・・・蒸気筒、６・・・・・・間隙、７・・・
・・・誘導管、訃・・・・・取出しバルブ、９・・・・
・・低温スープ、１０・・・・・・高温スープ、１１・
・・・・・コンロ、１２・・・・・・バーナー。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 取出し量だけ瞬間に沸かすことの可能な二重なべにおい
   て、低温タンク１内に取出し量だけの液が循環可能な流
   入間隙を有する下面開放の高温タンク２を落し込み、高
   温タンク２内に誘導管７の端末を位置する取出しバルブ
   ８を低温タンク１下部に設けたことを特徴とする瞬間加
   温汁沸し二重なべ。