JPS605528Y2 - モ−ルドコイルの端子装置 - Google Patents

モ−ルドコイルの端子装置

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JPS605528Y2
JPS605528Y2 JP9855479U JP9855479U JPS605528Y2 JP S605528 Y2 JPS605528 Y2 JP S605528Y2 JP 9855479 U JP9855479 U JP 9855479U JP 9855479 U JP9855479 U JP 9855479U JP S605528 Y2 JPS605528 Y2 JP S605528Y2
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JP
Japan
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coil
resin
seat
terminal
molded
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Expired
Application number
JP9855479U
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English (en)
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JPS5616903U (ja
Inventor
弘一 水野
Original Assignee
株式会社愛知電機工作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は変圧器等に用いられるコイルを樹脂モールドし
たモールドコイルの端子装置に関するものである。
一般に変圧器等のモールドコイルの端子装置としては、
第1図に示すように、樹脂モールドしたモールドコイル
101の外側面に膨出部101aを一体に形威し、この
膨出部101aに素コイル101bから導出した口出導
体102と接続させた端子金具103を一体に埋設固定
させ、この端子金具103に外部導体104をボルト・
ナツト等の締着手段によって接続するように構成されて
おる。
しかし、このように構成されたものにあっては、モール
ドコイル101の外側に膨出部101aを突出形成する
ため樹脂量が増大して不経済であると共に、端子金具1
03と樹脂との熱膨張の差により内部応力が発生してク
ラックを生じるおそれがあり、しかもコイルを樹脂モー
ルドするのは主として絶縁強度を目的をしているため、
端子金具103を膨出部101aに埋設して固定させる
ことは、機械的強度に対して十分とは云えず、突出した
膨出部101aや端子金具103に外力が加わった場合
、膨出部101aにクラックが生じるという問題を有し
ている。
加えて膨出部101aをモールドコイル101の外側に
突出させて一体に形成するために、注形金型も端子金具
103を支持して樹脂モールドできる構造としなければ
ならないため金型を複雑化して金型操作に手間を要する
という問題も有している。
本考案は上述の点にかんがみてなされたもので、その目
的とするところは、モールドコイルの外側に膨出部を一
体に形成することなくしかも金型を用いることなく端子
金具を突出させたモールドコイルの端子装置を提供する
ことにある。
以下、本考案の実施例を第2図乃至第8図によって説明
する。
口材、第2図乃至第6図は箔状のコイル導体を巻回して
形成するモールドコイルに適用した例を示したものであ
る。
1は樹脂モールド前の素コイルである。
2はアルミ材、銅材からなる箔状のコイル導体で、ガラ
ス不織布、ポリエステル不織布等樹脂含浸性のよいシー
ト材を巻回形成した図示しない内側絶縁材上にコイル導
体2の巻回巾より広巾のガラス不織布、ポリエステル不
織布等の層間絶縁材3を挾み込んで所要回数巻回されて
おる。
4は外部導体10と接続するための端子金具で、鋼材か
らなる矩形板状の座5とこの座5の表面から突設した鋼
材からなる接続端子6とからなっている。
そして上記座5はコイル導体2の巻回巾と略同巾の側端
部を有した矩形状をなし、かつ接続端子6に加わる外力
に耐える板厚が選定され、上記座5の側端部はコイル導
体2の巻終端2aに突き合せ又は重ね合せて銀ロウ付又
は冷間圧接等により固着して接続するようになっている
又、上記接続端子6は板状に形成され、側端縁を座5の
表面に銀ロウ付により固定して突出し、突出端部にはボ
ルト挿通孔6aが穿設されておる。
7は上記座5とコイル外側にテープ状のガラス繊維材8
を重ね巻回して形成した樹脂含浸層である。
9は上記座5とコイル外側との間及び座5の周辺部に充
填させたガラスウール、ガラス不織布等からなる充填材
で、ガラス繊維材8によって座5の表面に樹脂含浸層7
を重ね巻きして設ける際にコイル導体2と座5の接続部
に荷重をかけることなく座5をコイル外側に沿わせて固
定し得るようにしたものである。
尚、上記座5は板厚の関係からコイル外側に沿わせにく
いときはあらかじめコイル外側の円弧に近い円弧状に彎
曲させてもよい。
又、接続端子6は第6図に示すように、ネジを刻設した
ボルト状6a、切起し板状6b等外部導体10との接続
に合せて任意の形状に選定してもよい。
次に、上記端子金具4を突出させたモールドコイルにつ
いて説明する。
先ず素コイル1を形成する。
これは図示しない巻型に内側絶縁材を巻回形成腰その上
にコイル導体2を層間絶縁材3を挾み込んで所要回数巻
回する。
そして、コイル導体2の巻終端2aに予め接続端子6を
突設させた座5のコイル導体2の巻回巾と略同巾の側端
部を例えば重ね合せて冷間圧接により固着して接続する
次に、座5の裏面及び周辺に充填材9を充填させて上記
座5とコイル外側にテープ状ガラス繊維材8によって上
記接続端子6を突出させて例えばハーフラップ巻きによ
り重ね巻きして樹脂含浸層7(例えば2〜3mm)を設
けると共に、座5をコイル外側に固定して素コイル1を
形成する。
この際上記充填材9はガラス繊維材8により巻締めされ
て挟着される。
尚、上記ガラス繊維材8の巻回時、該ガラス繊維材8に
張力を与え乍ら巻回すれば座5はより強固に巻締めされ
て固定される。
そして、上記素コイル1を図示しないシート状の金属材
上に載置して素コイル1の内周と外周に図示しないシー
ト状の金属材を上記接続端子6を突出させてそれぞれ巻
きつけて素コイル1のコイル上面を除いて素コイル1を
被覆する。
この際、素コイル1の全周と接する面には離形剤を塗付
しておけば樹脂モールド後の金属材の除去が容易となる
又、素コイル1を被覆した金属材の合せ目と接続端子6
の貫通部には粘着テープ及パテ等によりそれぞれシール
して樹脂の漏出を防止して、図示しない真空乾燥装置内
で真空に引いた後、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂等
の熱硬化性の樹脂を素コイル1のコイル上面から注入す
る。
これにより素コイル1の層間及び全周に上記樹脂がすみ
ずみまで含浸され、樹脂注入完了後これを硬化させて上
記金属材を除去することにより、端子金具4の接続端子
6を膨出部を形成することなくコイルから突出させたモ
ールドコイルが形成される。
この際、素コイル1の外側に設けた樹脂含浸層7は樹脂
を含浸硬化して樹脂膜厚のうすい絶縁外被を形成するこ
とになり、樹脂の使用量が少なくてすむ。
第7図及び第8図は本考案を線状のコイル導体を巻回し
て形成するモールドコイルに適用した例を示したもので
、素コイル1は図示しない内側絶縁材上に層間絶縁材3
を挾み込んで絶縁被覆した平角線からなるコイル導体2
を整列巻して所要の層数巻回し、巻終端2a’の絶縁被
覆をはいで接続端子6′を突設した矩形板状の座5′の
側端縁を例えば銀ロウ付によって突き合せ溶接して接続
して座5′をコイル外側に沿わせ、上記座5′の裏面に
上述同様、充填材9を充填すると共に、座5′とコイル
外側に接続端子6′を突出させてガラス繊維材8を重ね
巻きして樹脂含浸層7を設けて素コイル1′を形成する
この際コイル導体2′の巻終端2a′が層の途中にくる
場合は上記充填材9を更に充填して樹脂含浸層7が段付
にならないように補正すればよい。
又、上記座5′はコイル導体2′との接続部の接触面積
がコイル導体2′の断面積よりも大きくかつ接続端子6
′を外力に対して支持し得る大きさと厚さを有した矩形
状に形成すればよく、上述の箔状のコイル導体2の場合
よりは小形化される。
そして、上記素コイル1′を上述同様シート状の金属材
により接続端子6′を突出させてコイル上面を除いて被
覆させ、樹脂を含浸硬化せしめることにより接続端子6
′を膨出部を形成することなく突出させたモールドコイ
ルが形成される。
尚、実施例においてガラス繊維材8はテープ状で説明し
たが糸状であってもよく、この場合は10数本並列状に
して重ね巻きして樹脂含浸層7を形成すればよい。
本考案は上述したように、層間絶縁材を挾み込んで巻回
したコイル導体の巻終端に、接続端子を突設した矩形板
状の座の側端を接続し、この座とコイル外側にガラス繊
維材を上記接続端子を突出させて重ね巻きして樹脂含浸
層を設け、コイル全周をシート状の金属材によって接続
端子を突出させてコイル上面を除いて被覆し樹脂含浸層
に樹脂を含浸硬化せしめて接続端子を突出せしめるよう
にしたもので、端子金具をモールドコイルの外側に一体
に形成した膨出部に埋設固定することなくコイルから突
出せしめることができ、膨出部を形成する必要もないの
でモールドコイルを筒状にして熱膨張によるクラックの
発生しいくい形状とすることができ、しかも座はコイル
外側に設けた樹脂含浸層を形成するガラス繊維材の重ね
巻きによってコイル外側に強固に取付けることができ、
上記樹脂含浸層に金型を用いることなくシート状の金属
材を被覆せしめて樹脂を含浸硬化せしめて絶縁外被とし
ているから樹脂の膜厚を薄くしてコイルから突出させた
接続端子に加わる外力によって生ずるクラックの発生を
防止することができる。
又、端子金具は接続端子を突設した座をコイル外側に取
付けて樹脂モールドするようになっているから接続端子
の突出させる位置の変更も容易となり、外部導体との接
続に適した形状寸法とすることができ、設計の自由度を
拡大して多種少量生産のモールドコイルにも好適な端子
装置とすることができる。
更に、膨出部を形成する必要もなく、かつ金型を用いる
ことなく接続端子を突出させてモールドコイルを形成す
るようにしであるからコイル全周の樹脂膜厚を薄くする
ことができ、樹脂使用量を軽減した経済的なモールドコ
イルとすることができる等実用上着しい効果を有するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を一部欠截して示す断面図、第2図は本
考案の実施例におけるコイル導体と端子金具の接続を示
す斜視図、第3図は本考案の実施例の素コイルを一部切
欠いて示す斜視図、第4図は第3図を横断した要部拡大
断面図、第5図は第4図のX−X線で断面した要部拡大
断面図、第6図は端子金具の変形例を示した斜視図で、
同図イは接続端子がボルト状を承部同図用よ接続端子が
切起し板状を示したものである。 第7図及び第8図は本考案の他の実施例を示したもので
、第7図はコイル導体と端子金具の接続を示す斜視図、
第8図は素コイルを一部切欠いて示す斜視図である。 1.1’:素コイル、2.2’:コイル導体、2、 2
a/ :巻終端、4.4’:端子金具、5゜5′二座
、6.6’:接続端子、7:樹脂含浸層、8ニガラス繊
維材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 層間絶縁材を挾み込んで巻回したコイル導体の巻終端に
    、接続端子を突設させた矩形板状の座の一側端を接続し
    、この座とコイル外側にテープ状のガラス繊維材を上記
    接続端子を突出させて重ね巻きした樹脂含浸層を設け、
    コイルの全周をシート状の金属材により上記接続端子を
    突出させてコイル上面を除いて被覆し、上記樹脂含浸層
    に樹脂を含浸硬化させて接続端子をコイルから突出させ
    たモールドコイルの端子装置。
JP9855479U 1979-07-16 1979-07-16 モ−ルドコイルの端子装置 Expired JPS605528Y2 (ja)

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JP9855479U JPS605528Y2 (ja) 1979-07-16 1979-07-16 モ−ルドコイルの端子装置

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JP9855479U JPS605528Y2 (ja) 1979-07-16 1979-07-16 モ−ルドコイルの端子装置

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Publication Number Publication Date
JPS5616903U JPS5616903U (ja) 1981-02-14
JPS605528Y2 true JPS605528Y2 (ja) 1985-02-21

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ID=29331329

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60179027U (ja) * 1984-05-08 1985-11-28 愛知電機株式会社 モ−ルド変圧器の充電部保護装置

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JPS5616903U (ja) 1981-02-14

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