JPS605422Y2 - 異常紙幣検出装置 - Google Patents

異常紙幣検出装置

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JPS605422Y2
JPS605422Y2 JP1975152066U JP15206675U JPS605422Y2 JP S605422 Y2 JPS605422 Y2 JP S605422Y2 JP 1975152066 U JP1975152066 U JP 1975152066U JP 15206675 U JP15206675 U JP 15206675U JP S605422 Y2 JPS605422 Y2 JP S605422Y2
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Japan
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detection
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banknotes
bill
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Application number
JP1975152066U
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JPS5264591U (ja
Inventor
義継 田中
Original Assignee
オムロン株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は異常紙幣検出装置に関し、特に例えば現金自
動両替機や自動預金機等に用いられるものであって、テ
ープ等で継ぎ合わせて変造された紙幣を検出するような
異常紙幣検出装置に関する。
一般に、銀行の窓口業務の省力化の目的で、現金自動両
替機や自動預金機等が実用に供されている。
たとえば、この現金自動両替機は、紙幣が挿入されると
、該紙幣の金額(何円孔か)を読取り、当該金額を顧客
の指定する貨幣に両替するものである。
ところが、最近、複数孔の紙幣を切細工したのち、これ
らを適当に粘着テープでつなぎあわせて、複数枚(n枚
)よりも一枚多い(n+1枚)の紙幣が変造されるとい
う事件があった。
このような変造紙幣は、目視的には容易に識別されるが
、現金自動両替機等のよう番ト機械的に検出するものに
おいては識別できない場合がある。
従って、前述のような変造紙幣を容易に検出できるよう
な異常紙幣検出装置が要望される。
それゆえに、この考案の目的は、紙幣の一部を切加工し
たものを薄いテープのようなもので貼り合わせた変造紙
幣を簡単な構成かっ高精度に検査できるような異常紙幣
検出装置を提供することである。
この考案の上述の目的およびその他の目的と特徴は、図
面を参照して行なう以下の詳細な説明から一層明らかと
なろう。
この考案を要約すれば、ローラを検知レバーの一端で回
転自在に支持するように厚さ検知機構を構威し、紙幣が
ローラに当接しながら搬送される際に、紙幣の厚さによ
りローラが振動するのに連動して検知レバーの他端が変
位するときの急激な変化速度をピックアップを含む変位
検出器で検出する。
この場合、紙幣の突入および通過時においても変位検出
器が検知レバーの変位を検出するため、紙幣がローラ配
設位置を突入したのち通過する手前までの期間を規定し
、この期間内に変位検出器の出力があったとき、搬送さ
れている紙幣がテープ等でつなぎあわせた変造紙幣であ
ることを検出するものである。
第1図はこの考案の一実施例の厚さ検知機構の機構図を
示し、第1図aはその正面図、第1図すはその平面図を
示す。
構成において、紙[Aの搬送経路には、回転部材の一例
としてのローラR1〜R3が配設される。
このローラR1〜R3は回転自在に軸支され、かつバネ
部材SP1〜SP3によって下方を圧接するように付勢
される。
ローラR1〜R3の下部には、ローラR1’〜R3’が
それぞれ相対して設けられる。
ローラR1〜R3は矢符方向へ関連的に回転駆動され、
ローラR1′〜R3’はローラR1〜R3の回転方向と
逆方向に回転駆動される。
すなわち、ローラR1とR1’、R2とR2’およびR
3とR3’とがそれぞれ協働して紙幣CAを搬送する。
前記ローラR2とローラR3との間に、検知ローラDR
とDR’とが上下に相対して設けられる。
検知ローラDRは検知レバーLDの一方端に回転自在に
軸支される。
検知レバーLDは支点pで固定的に軸支され、バネ部材
SP4で引張り付勢される。
検知レバーLDの他方端は変位検出器DTに接続され、
検知ローラDRとDR’との間に紙幣CAまたはテープ
で継ぎ合された紙幣が挿入されたとき、検知レバーLD
の一方端が上下に変位するのを変位検出器DTに伝達す
る。
また、ローラR2とローラR3との間には、光学的検出
器PH1とPH2とが設けれる。
この光学的検出器(例えばフォトセンサ)PH1は紙幣
の突入を検出し、PH2は紙幣の通過を検出する。
第2図はこの考案の一実施例の電気回路図である。
構成において、前記変位検出器DTは、ピックアップy
Uと増幅器APとパルス化回路PCとからなり、その出
力がANDゲートG1の一方入力として与えられる。
前記フォトセンサPH1の出力はフリップフロップF1
のセット入力として与えられる。
なお、フリップフロップF1には前記フォトセンサPH
2の出力がリセット入力として与えられる。
すなわち、フリップフロップF1は実用新案登録請求の
範囲に記載された期間規定手段の一例を示すものであっ
て、フォトセンサPH1が紙幣CAの突入を検出した後
、フォトセンサPH2が紙幣CAの通過を検出するまで
の期間において、セットされる。
このフリップフロップF1のセット出力はANDゲート
G1の他方入力として与えられる。
ANDゲートG1の出力は、異常検出回路の一例である
フリップフロップF2のセット入力として与えられる。
このフリップフロップF2のセット出力は異常紙幣検出
出力として導出される。
第3図は第2図会部の波形図である。
次に、第1図ないし第3図を参照してこの実施例の動作
を説明しよう。
例えば、紙幣CAの成る一部分が短冊状に切取られ、そ
の残余の両端部がテープTPで継ぎ合わされた変造紙幣
を検出する場合を想定しよう。
通常、前記ローラR1〜R3および前記検知ローラDR
は矢符方向に回転駆動され、かつその方向と逆方向にロ
ーラR1’〜R3’および検知ローラDR’が回転駆動
されている。
変造紙幣CAが挿入されると、前記ローラR1とR1’
とが協働して紙幣を矢符X方向へ搬送する。
この紙幣CAの先端がローラR2およびR2’の位置に
達したとき、ローラR2とR2’とが協働して紙幣をさ
らにX方向へ搬送する。
紙幣CAの先端が検知ローラDRおよびDR’の位置に
達したとき、検知ローラDRとDR’とが協働して紙幣
を搬送するとともに、検知ローラDRを軸支する前記検
知レバーLDの一方端が矢符Y方向へ押し上げられる。
このため、検知レバーLDの他方端が、バネ部材SP4
の付勢に抗しかつ支点Pを中心として矢符Z方向に回動
する。
応じて、前記変位検出器DTに含まれるピックアップf
Uが、厚さの変位を検出して出力a(第3図aに示され
る31点の波形)を導出する。
このピックアップ出力aが増幅器APで増幅され、かつ
パルス化回路RCでパルスに波形整形されてANDゲー
トG1に与えられる。
このとき、前記フリップフロップF1は、前の紙幣が通
過したときに前記フォトセンサPH2の出力によってリ
セットされたままであるため、セット出力すを導出しな
い。
従って、ANDゲートG1は出力Cを導出しない。
紙[Aがさらに矢符X方向に搬送され、その先端が前記
フォトセンサPH1の位置に達したとき、フォトセンサ
PH1が紙幣CAの突入を検出してフリップフロップF
1をセットする。
このフリップフロップF1のセット出力は、ANDゲー
トG1を能動化させる。
紙幣CAがさらに搬送され、テープ■で継ぎ合わされた
部分が検知ローラDRの位置に達したとき、前述の動作
と同様にして検知レバーLDの一方端が矢符Y方向へさ
らに押し上げられる。
このため、検知レバーLDの他方端が矢符Z方向に回動
される。
応じて、ピックアップ部PUは厚さの変位を検出して出
力a(第3図aに示す32点の波形)を導出する。
このピックアップ出力aが増幅器APで増幅され、かつ
パルス化回路PCでパルスに波形整形されてANDゲー
トG1に与えられる。
ANDゲートG1は出力C(第3図C参照)を導出して
、フリップフロップF2のセット入力として与える。
従って、フリップフロップF2がセットされ、このセッ
ト出力が異常紙幣検出出力として導出される。
この異常紙幣検出出力は、変造紙幣であることを知らせ
る警報信号として警報器に与えられ、または表示信号と
して表示器に与えられる。
さらに、フリップフロップF2のセット出力は、変造紙
幣の返却信号として適宜用いられる。
このフリップフロップF2は、変造紙幣CAが検出され
たことに応じてセットされ、係員が返却された紙幣を確
認して抜取るまでセット状態を持続する。
なお、紙幣CAがさらに搬送され、テープ■の継ぎ合わ
せ部分が過ぎたとき、検知レバーLDの一方端が押し下
げられる。
応じて、ピックアップ部puが出力a(第3図aに示す
33点の波形)を導出する。
このため、テープ■で継ぎ合わされた場合は、紙幣が突
入後かつフォトセンサPH2の位置を通過するまでの期
間において、変位検出器DTは2個のパルスを導出する
また、紙幣CAがさらに搬送されて、その後端がフォト
センサPH2の位置を通過すると、フォトセンサPH2
は紙幣通過を検出して、フリップフロップF1をリセッ
トする。
このようにして、異常紙幣の検出が行なわれる。
なお、紙幣CAに継ぎ合わせ部分が存在しない場合は、
紙幣が突入後かつフォトセンサPH2の位置を通過する
までの期間において、変位検出器DTが変位検出出力を
導出せず、かつ従ってフリップフロップF2から異常紙
幣検出出力が導出されない。
上述のごとく、この実施例によれば、紙幣の一部分を短
冊状に切り取り、その残余の部分をテープ等で継ぎ合せ
たような変造紙幣が、容易に検出できる。
なお、上述の実施例では、紙幣CAが幅方向(搬送方向
に直交する方向)に継ぎ合わされた場合の検出について
述べたが、紙幣CAが長手方向(搬送方向に並行する方
向)に継ぎ合わされた場合は次のようにすれば容易に検
出できる。
すなわち、搬送経路を検知ローラDRの位置で90°回
転させておき、紙幣を90’回転させて搬送すればよい
また、幅方向で検出したのち、紙幣CAを900回転し
て搬送し、かつその回転された搬送経路に紙幣CAの長
さよりも大きい幅の検知ローラをさらに設けて検出して
もよい。
そのとき、両検知ローラの厚さ変位検知に基ずく変位検
出器DTは2個設けられ、この変位検出器の両出力はO
Rゲートを介して導出される。
以上のように、この考案によれば、テープ等で継ぎ合わ
せて変造された紙幣を簡単な構成であって安価にして高
精度に検出できる。
また、紙幣についた折目をテープ等で貼り合せたものと
誤検出するのを防止できる。
この考案は、現金自動両替機や自動預金機等に関連的に
設けられれば、その実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の機構図を示す。 第2図はこの考案の一実施例の電気回路図である。 第3図は第2図番部の波形図である。図において、CA
は紙幣、R1−R3およびR1′〜R3’はローラ、D
RおよびDR’は検知ローラ、LDは検知レバー、DT
は変位検出器、PH1およびPH2は光学的検出器、F
l、F2はフリップフロップ、G1はANDゲートを示
す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 紙幣を搬送するための回転部材を含む搬送経路、 前記搬送経路上に設けられかつ紙幣の搬送時において紙
    幣に当接しながら回転する検知ローラと、その一端で該
    検知ローラ□を回転自在に支持しかつ搬送紙幣の厚さの
    変位による該検知ローラの振動に連動してその他端の位
    置を変位する検知レバーと、該検知レバーに作用して該
    検知ローラを前記搬送経路に弾性的に押しつけるばね部
    材とから成る厚さ検知機構、 前記検知レバーの他端が変位するときの急激な変化速度
    に応答して信号を導出するピックアップを含む変位検出
    器、 前記検知ローラの近傍に設けられ、搬送紙幣の存在を検
    出する紙幣検出器、;・ 前記紙幣検出器の出力に基づいて紙幣が前記検知ローラ
    の配設位置に突入したのち通過する手前までの時間に相
    当する期間を規定する期間規定手段、および 前記期間規定手段で規定される期間内に前記変位検出器
    の出力がある二とに基づいて搬送紙幣の異常を検出する
    異常検出回路を備えた異常紙幣検出装置。
JP1975152066U 1975-11-07 1975-11-07 異常紙幣検出装置 Expired JPS605422Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1975152066U JPS605422Y2 (ja) 1975-11-07 1975-11-07 異常紙幣検出装置

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JP1975152066U JPS605422Y2 (ja) 1975-11-07 1975-11-07 異常紙幣検出装置

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Publication Number Publication Date
JPS5264591U JPS5264591U (ja) 1977-05-12
JPS605422Y2 true JPS605422Y2 (ja) 1985-02-19

Family

ID=28631384

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1975152066U Expired JPS605422Y2 (ja) 1975-11-07 1975-11-07 異常紙幣検出装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0688682B2 (ja) * 1984-06-22 1994-11-09 株式会社東芝 書状の選別装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4964497A (ja) * 1972-10-19 1974-06-21
JPS4991419A (ja) * 1972-12-29 1974-08-31
JPS5016066A (ja) * 1973-06-15 1975-02-20

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4964497A (ja) * 1972-10-19 1974-06-21
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JPS5016066A (ja) * 1973-06-15 1975-02-20

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JPS5264591U (ja) 1977-05-12

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