JP2821422B2 - 厚さ検知装置 - Google Patents
厚さ検知装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は厚さ検知装置に関
し、特に搬送された紙葉類の厚さを検知する厚さ検知装
置に関する。
し、特に搬送された紙葉類の厚さを検知する厚さ検知装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の厚さ検知装置は、光学式
文字読取り装置の入力部に設けられ、紙葉類が重なって
送られてきたか否かを検知するための情報である紙葉類
の厚さを測定するために用いられている。
文字読取り装置の入力部に設けられ、紙葉類が重なって
送られてきたか否かを検知するための情報である紙葉類
の厚さを測定するために用いられている。
【0003】この従来の厚さ検知装置の構成図である図
4を参照すると、従来の厚さ検知装置は、紙葉類11の
搬送経路を挟んでそれぞれ対向して設けられた、軸の位
置が固定されモータにより回転する回転ローラ41と、
この回転ローラ41に円周上で当接し送られてきた紙葉
類11の厚さ方向にその位置が変位する検知ローラ40
とを有し、この検知ローラ40の位置の変位を測定する
変位センサ42を備えた構成である。
4を参照すると、従来の厚さ検知装置は、紙葉類11の
搬送経路を挟んでそれぞれ対向して設けられた、軸の位
置が固定されモータにより回転する回転ローラ41と、
この回転ローラ41に円周上で当接し送られてきた紙葉
類11の厚さ方向にその位置が変位する検知ローラ40
とを有し、この検知ローラ40の位置の変位を測定する
変位センサ42を備えた構成である。
【0004】この従来の装置の動作は、紙葉類11が回
転ローラ41と検知ローラ40との間に挿入されると、
検知ローラ40は紙葉類11の厚さに対応する距離上方
に押し上げられ、この押し上げられた検知ローラ40の
位置の変位を変位センサ42により測定し、この測定結
果を紙葉類11の厚さの測定値として出力する。
転ローラ41と検知ローラ40との間に挿入されると、
検知ローラ40は紙葉類11の厚さに対応する距離上方
に押し上げられ、この押し上げられた検知ローラ40の
位置の変位を変位センサ42により測定し、この測定結
果を紙葉類11の厚さの測定値として出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の厚さ検
知装置は、軸の位置が固定された回転ローラ41と、紙
葉類11の厚さ方向にその位置が変位する検知ローラ4
0との間に紙葉類11を挿入したときに、検知ローラ4
0のみの位置の変位を測定し、この測定結果を紙葉類1
1の厚さの測定値として出力しているので、回転ローラ
41等の軸の歪み等により回転ローラ41と検知ローラ
40とが回転するにつれてこれらのローラの軸が偏心
し、紙葉類11がこれらのローラの間に無い場合でも図
5に示すように検知ローラ40の位置の変位が変位セン
サ42により時間軸に沿って波を打って検出される。こ
のため、厚さの薄い紙葉類11を搬送しこの紙葉類11
の厚さを測定する場合でも、変位センサ42によって図
6に示すように紙葉類11による検知ローラ40の位置
の変位と検知ローラ40の軸の偏心による検知ローラ4
0の位置の変位とが重なって検出されるため、たとえ1
枚の紙葉類11を測定したとしても変位センサ42によ
るその測定値は紙葉類11が重なって送られてきたか否
かを検知するための許容値Tを越えることがあるので、
この測定値を紙葉類11の厚さとして出力すると、この
装置に続く装置で紙葉類11が重なって送られてきたと
誤判断されるという問題があった。
知装置は、軸の位置が固定された回転ローラ41と、紙
葉類11の厚さ方向にその位置が変位する検知ローラ4
0との間に紙葉類11を挿入したときに、検知ローラ4
0のみの位置の変位を測定し、この測定結果を紙葉類1
1の厚さの測定値として出力しているので、回転ローラ
41等の軸の歪み等により回転ローラ41と検知ローラ
40とが回転するにつれてこれらのローラの軸が偏心
し、紙葉類11がこれらのローラの間に無い場合でも図
5に示すように検知ローラ40の位置の変位が変位セン
サ42により時間軸に沿って波を打って検出される。こ
のため、厚さの薄い紙葉類11を搬送しこの紙葉類11
の厚さを測定する場合でも、変位センサ42によって図
6に示すように紙葉類11による検知ローラ40の位置
の変位と検知ローラ40の軸の偏心による検知ローラ4
0の位置の変位とが重なって検出されるため、たとえ1
枚の紙葉類11を測定したとしても変位センサ42によ
るその測定値は紙葉類11が重なって送られてきたか否
かを検知するための許容値Tを越えることがあるので、
この測定値を紙葉類11の厚さとして出力すると、この
装置に続く装置で紙葉類11が重なって送られてきたと
誤判断されるという問題があった。
【0006】本発明の目的はこのような従来の欠点を除
去するため、回転ローラと検知ローラとの軸が偏心した
場合でも、この装置に続く装置で誤判断しない正しい紙
葉類の厚さを測定する厚さ検知装置を提供することにあ
る。
去するため、回転ローラと検知ローラとの軸が偏心した
場合でも、この装置に続く装置で誤判断しない正しい紙
葉類の厚さを測定する厚さ検知装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の厚さ検知装置
は、円周上で当接し対向して設けられ互いに逆方向に回
転することにより紙葉類を狭圧して搬送し前記紙葉類を
狭圧したときに前記紙葉類の厚さ方向にその位置がそれ
ぞれ変位する2つのローラと、前記2つのローラの一方
のローラの位置の変位を測定する第1の測定部と、前記
2つのローラの他方のローラの位置の変位を測定する第
2の測定部と、前記第1の測定部が測定した第1の測定
値と前記第2の測定部が測定した第2の測定値とに応答
して前記2つのローラで狭圧した前記紙葉類の厚さの測
定値を出力する厚さ検出部と、を備え、前記第1の測定
値を前記一方のローラの位置の変位に対応した値に増幅
する第1の増幅部と、前記第2の測定値を前記他方のロ
ーラの位置の変位に対応させて、前記一方のローラの位
置の変位と前記他方のローラの位置の変位とが等しいと
きには前記第1の増幅部が増幅した増幅値と同値となる
値に増幅する第2の増幅部と、前記第1の増幅部で増幅
した第1の増幅値と前記第2の増幅部で増幅した第2の
増幅値とに応答して前記2つのローラで狭圧した前記紙
葉類の厚さの測定値を出力する演算部と、を備えて構成
されている。
は、円周上で当接し対向して設けられ互いに逆方向に回
転することにより紙葉類を狭圧して搬送し前記紙葉類を
狭圧したときに前記紙葉類の厚さ方向にその位置がそれ
ぞれ変位する2つのローラと、前記2つのローラの一方
のローラの位置の変位を測定する第1の測定部と、前記
2つのローラの他方のローラの位置の変位を測定する第
2の測定部と、前記第1の測定部が測定した第1の測定
値と前記第2の測定部が測定した第2の測定値とに応答
して前記2つのローラで狭圧した前記紙葉類の厚さの測
定値を出力する厚さ検出部と、を備え、前記第1の測定
値を前記一方のローラの位置の変位に対応した値に増幅
する第1の増幅部と、前記第2の測定値を前記他方のロ
ーラの位置の変位に対応させて、前記一方のローラの位
置の変位と前記他方のローラの位置の変位とが等しいと
きには前記第1の増幅部が増幅した増幅値と同値となる
値に増幅する第2の増幅部と、前記第1の増幅部で増幅
した第1の増幅値と前記第2の増幅部で増幅した第2の
増幅値とに応答して前記2つのローラで狭圧した前記紙
葉類の厚さの測定値を出力する演算部と、を備えて構成
されている。
【0008】
【0009】さらに、本発明の厚さ検知装置の前記2つ
のローラは、狭圧して搬送された前記紙葉類の厚さ方向
にその位置がそれぞれ変位したときに変位した方向と反
対の方向へ復元力が発生するようにしている。
のローラは、狭圧して搬送された前記紙葉類の厚さ方向
にその位置がそれぞれ変位したときに変位した方向と反
対の方向へ復元力が発生するようにしている。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【0011】図1は、本発明の厚さ検知装置の一つの実
施の形態を示すブロック図である。
施の形態を示すブロック図である。
【0012】円周上で当接し対向して設けられ互いに逆
方向に回転することにより紙葉類11を狭圧して搬送し
紙葉類11を狭圧したときに紙葉類11の厚さ方向にそ
の位置がそれぞれ変位する2つのローラと、この2つの
ローラの一方のローラ(以後、第1の検知ローラ1と記
載する)の位置の変位を測定する第1の測定部3と、第
1の測定部3が測定した第1の測定値を記録する第1の
記録部5と、2つのローラのうちの他方のローラ(以
後、第2の検知ローラ2と記載する)の位置の変位を測
定する第2の測定部4と、第2の測定部4が測定した第
2の測定値を記録する第2の記録部6と、第1の測定値
と第2の測定値とに応答して2つのローラで狭圧した紙
葉類11の厚さの測定値を出力する厚さ検出部7と、に
より構成されている。
方向に回転することにより紙葉類11を狭圧して搬送し
紙葉類11を狭圧したときに紙葉類11の厚さ方向にそ
の位置がそれぞれ変位する2つのローラと、この2つの
ローラの一方のローラ(以後、第1の検知ローラ1と記
載する)の位置の変位を測定する第1の測定部3と、第
1の測定部3が測定した第1の測定値を記録する第1の
記録部5と、2つのローラのうちの他方のローラ(以
後、第2の検知ローラ2と記載する)の位置の変位を測
定する第2の測定部4と、第2の測定部4が測定した第
2の測定値を記録する第2の記録部6と、第1の測定値
と第2の測定値とに応答して2つのローラで狭圧した紙
葉類11の厚さの測定値を出力する厚さ検出部7と、に
より構成されている。
【0013】厚さ検出部7は、第1の測定値を第1の検
知ローラ1の位置の変位に対応した値に増幅する第1の
増幅部8と、第2の測定値を第2の検知ローラ2の位置
の変位に対応させて、第1の検知ローラ1の位置の変位
と第2の検知ローラ2の位置の変位とが等しいときには
第1の増幅部8が増幅した増幅値と同値となる値に増幅
する第2の増幅部9と、第1の増幅部8で増幅した第1
の増幅値と第2の増幅部9で増幅した第2の増幅値とに
応答して2つのローラで狭圧した紙葉類11の厚さの測
定値を出力する演算部10と、により構成されている。
知ローラ1の位置の変位に対応した値に増幅する第1の
増幅部8と、第2の測定値を第2の検知ローラ2の位置
の変位に対応させて、第1の検知ローラ1の位置の変位
と第2の検知ローラ2の位置の変位とが等しいときには
第1の増幅部8が増幅した増幅値と同値となる値に増幅
する第2の増幅部9と、第1の増幅部8で増幅した第1
の増幅値と第2の増幅部9で増幅した第2の増幅値とに
応答して2つのローラで狭圧した紙葉類11の厚さの測
定値を出力する演算部10と、により構成されている。
【0014】次に、本実施の形態の厚さ検知装置の動作
を図2および図3を参照して詳細に説明する。
を図2および図3を参照して詳細に説明する。
【0015】図2は、第1の検知ローラと第2の検知ロ
ーラとの構造の一例を示す図であり、第2の検知ローラ
2は、図示しないモータにより回転し予め定めた位置か
ら上下に変位可能で変位したときに変位した方向と反対
の方向へ復元力が発生するようにしている。この復元力
は、たとえば一端a2をこの検知ローラの軸に取り付け
中央b2の位置を固定し回動可能にした第2のレバー2
1と、このレバーの他端c2を中央に接続し一端と他端
とを固定した第2のバネ23等と、により発生するよう
にしている。第1の検知ローラ1は、第2の検知ローラ
2と対向して設けられ円周上で当接しており、摩擦によ
り第2の検知ローラ2の回転方向と反対の方向へ回転
し、予め定めた位置から上下に変位可能で変位したとき
に変位した方向と反対の方向へ復元力が発生するように
している。この復元力は、たとえば一端a1をこの検知
ローラの軸に取り付け中央b1の位置を固定し回動可能
にした第1のレバー20と、このレバーの他端c1を中
央に接続し一端と他端とを固定した第1のバネ22等
と、により発生するようにしている。
ーラとの構造の一例を示す図であり、第2の検知ローラ
2は、図示しないモータにより回転し予め定めた位置か
ら上下に変位可能で変位したときに変位した方向と反対
の方向へ復元力が発生するようにしている。この復元力
は、たとえば一端a2をこの検知ローラの軸に取り付け
中央b2の位置を固定し回動可能にした第2のレバー2
1と、このレバーの他端c2を中央に接続し一端と他端
とを固定した第2のバネ23等と、により発生するよう
にしている。第1の検知ローラ1は、第2の検知ローラ
2と対向して設けられ円周上で当接しており、摩擦によ
り第2の検知ローラ2の回転方向と反対の方向へ回転
し、予め定めた位置から上下に変位可能で変位したとき
に変位した方向と反対の方向へ復元力が発生するように
している。この復元力は、たとえば一端a1をこの検知
ローラの軸に取り付け中央b1の位置を固定し回動可能
にした第1のレバー20と、このレバーの他端c1を中
央に接続し一端と他端とを固定した第1のバネ22等
と、により発生するようにしている。
【0016】図3は、本発明の実施の形態の測定値の一
例を示す図であり、図3の(1)は、第1の測定部3と
第2の測定部4との出力値をそれぞれ記録する第1の記
録部5と第2の記録部6との記録結果を示し、第1の検
知ローラ1と第2の検知ローラ2の位置の予め定めたそ
れぞれの位置からの変位が時間軸に沿って波を打ち、t
1の時刻に紙葉類11が2つのローラ間に挿入され、こ
のとき、この紙葉類11の厚さにより第1の検知ローラ
1の位置が上方にまた第2の検知ローラ2の位置が下方
に不連続に変位していることを示している。また、図3
の(2)は、第1の測定値と第2の測定値とをそれぞれ
増幅する第1の増幅部8と第2の増幅部9との出力結果
である第1の増幅値と第2の増幅値とを示し、t1以前
の時刻では、第1の検知ローラ1と第2の検知ローラ2
との位置がこれらのローラの軸の偏心等のために同一位
相で同一方向に同一距離変位し、各々の増幅値が同一に
なっていることを示している。また、図3の(3)は、
演算部10の出力結果すなわち第1の増幅部8の増幅値
から第2の増幅部9の増幅値を減じた値を示し、t1以
前には0の値が、t1以後は紙葉類11の厚さの測定値
が出力されていることを示している。
例を示す図であり、図3の(1)は、第1の測定部3と
第2の測定部4との出力値をそれぞれ記録する第1の記
録部5と第2の記録部6との記録結果を示し、第1の検
知ローラ1と第2の検知ローラ2の位置の予め定めたそ
れぞれの位置からの変位が時間軸に沿って波を打ち、t
1の時刻に紙葉類11が2つのローラ間に挿入され、こ
のとき、この紙葉類11の厚さにより第1の検知ローラ
1の位置が上方にまた第2の検知ローラ2の位置が下方
に不連続に変位していることを示している。また、図3
の(2)は、第1の測定値と第2の測定値とをそれぞれ
増幅する第1の増幅部8と第2の増幅部9との出力結果
である第1の増幅値と第2の増幅値とを示し、t1以前
の時刻では、第1の検知ローラ1と第2の検知ローラ2
との位置がこれらのローラの軸の偏心等のために同一位
相で同一方向に同一距離変位し、各々の増幅値が同一に
なっていることを示している。また、図3の(3)は、
演算部10の出力結果すなわち第1の増幅部8の増幅値
から第2の増幅部9の増幅値を減じた値を示し、t1以
前には0の値が、t1以後は紙葉類11の厚さの測定値
が出力されていることを示している。
【0017】図1において、送られてきた紙葉類11を
図2に示す第1の検知ローラ1と第2の検知ローラ2と
によりt1の時刻から挟圧して搬送すると、挟んだ紙葉
類11の厚さにより第1の検知ローラ1の位置は上方
に、また第2の検知ローラ2の位置は下方にそれぞれ変
位する。
図2に示す第1の検知ローラ1と第2の検知ローラ2と
によりt1の時刻から挟圧して搬送すると、挟んだ紙葉
類11の厚さにより第1の検知ローラ1の位置は上方
に、また第2の検知ローラ2の位置は下方にそれぞれ変
位する。
【0018】第1の測定部3は、この第1の検知ローラ
1の位置の変位を測定し、たとえばこの変位に比例した
電圧を第1の測定値として出力する。第2の測定部4
は、この第2の検知ローラ2の位置の変位を測定し、た
とえばこの変位に比例した電圧を第2の測定値として出
力する。
1の位置の変位を測定し、たとえばこの変位に比例した
電圧を第1の測定値として出力する。第2の測定部4
は、この第2の検知ローラ2の位置の変位を測定し、た
とえばこの変位に比例した電圧を第2の測定値として出
力する。
【0019】第1の記録部5は、第1の測定値をたとえ
ば一定間隔でA/D変換し図3の(1)に示すように記
録する。第2の記録部6は、第2の測定値をたとえば一
定間隔でA/D変換し図3の(1)に示すように記録す
る。
ば一定間隔でA/D変換し図3の(1)に示すように記
録する。第2の記録部6は、第2の測定値をたとえば一
定間隔でA/D変換し図3の(1)に示すように記録す
る。
【0020】第1の増幅部8は、図3の(2)に示すよ
うに、第1の測定値を第1の検知ローラ1の位置の変位
に対応した値になるように増幅し第1の増幅値として出
力する。第2の増幅部9は、第2の測定値を第2の検知
ローラ2の位置の変位に対応させて、第1の検知ローラ
1の位置の変位と第2の検知ローラ2の位置の変位とが
等しいときには、図3の(2)のt1以前の波形に示す
ように第1の増幅部8が増幅した増幅値と同値となる値
に増幅し第2の増幅値として出力する。
うに、第1の測定値を第1の検知ローラ1の位置の変位
に対応した値になるように増幅し第1の増幅値として出
力する。第2の増幅部9は、第2の測定値を第2の検知
ローラ2の位置の変位に対応させて、第1の検知ローラ
1の位置の変位と第2の検知ローラ2の位置の変位とが
等しいときには、図3の(2)のt1以前の波形に示す
ように第1の増幅部8が増幅した増幅値と同値となる値
に増幅し第2の増幅値として出力する。
【0021】演算部10は、図3の(3)に示すよう
に、第1の増幅値から第2の増幅値を減算して出力す
る。
に、第1の増幅値から第2の増幅値を減算して出力す
る。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の厚さ検知
装置によれば、紙葉類の厚さ方向にその位置がそれぞれ
変位する2つのローラを使用して紙葉類を狭圧して搬送
し、紙葉類を狭圧したときのこの2つのローラの位置の
変位をそれぞれ測定し、これらの測定結果に応答して紙
葉類の厚さを測定しているので、ローラの軸の歪み等に
よりローラの軸が偏心した場合でも紙葉類の厚さを正し
く測定できる。
装置によれば、紙葉類の厚さ方向にその位置がそれぞれ
変位する2つのローラを使用して紙葉類を狭圧して搬送
し、紙葉類を狭圧したときのこの2つのローラの位置の
変位をそれぞれ測定し、これらの測定結果に応答して紙
葉類の厚さを測定しているので、ローラの軸の歪み等に
よりローラの軸が偏心した場合でも紙葉類の厚さを正し
く測定できる。
【図1】本発明の厚さ検知装置の一つの実施の形態を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図2】第1の検知ローラと第2の検知ローラとの構造
の一例を示す図である。
の一例を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態の測定値の一例を示す図で
ある。
ある。
【図4】従来の厚さ検知装置の構成図である。
【図5】紙葉類がローラ間に無い場合の検知ローラの位
置の変位を示す図である。
置の変位を示す図である。
【図6】紙葉類がローラ間に有る場合の検知ローラの位
置の変位を示す図である。
置の変位を示す図である。
1 第1の検知ローラ 2 第2の検知ローラ 3 第1の測定部 4 第2の測定部 5 第1の記録部 6 第2の記録部 7 厚さ検出部 8 第1の増幅部 9 第2の増幅部 10 演算部 11 紙葉類 20 第1のレバー 21 第2のレバー 22 第1のバネ 23 第2のバネ 40 検知ローラ 41 回転ローラ 42 変位センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大沢 国雄 神奈川県横浜市神奈川区新浦島町 1丁 目1番地25 日本電気ロボットエンジニ アリング株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−27554(JP,A) 実開 昭48−28459(JP,U) 特公 昭45−20582(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01B 5/00 - 5/30 B65H 7/12
Claims (3)
- 【請求項1】 円周上で当接し対向して設けられ互いに
逆方向に回転することにより紙葉類を狭圧して搬送し前
記紙葉類を狭圧したときに前記紙葉類の厚さ方向にその
位置がそれぞれ変位する2つのローラと、 前記2つのローラの一方のローラの位置の変位を測定す
る第1の測定部と、 前記2つのローラの他方のローラの位置の変位を測定す
る第2の測定部と、 前記第1の測定部が測定した第1の測定値と前記第2の
測定部が測定した第2の測定値とに応答して前記2つの
ローラで狭圧した前記紙葉類の厚さの測定値を出力する
厚さ検出部と、を備え、前記厚さ検出部は、 前記第1の測定値を前記一方のローラの位置の変位に対
応した値に増幅する第1の増幅部と、 前記第2の測定値を前記他方のローラの位置の変位に対
応させて、前記一方のローラの位置の変位と前記他方の
ローラの位置の変位とが等しいときには前記第1の増幅
部が増幅した増幅値と同値となる値に増幅する第2の増
幅部と、 前記第1の増幅部で増幅した第1の増幅値と前記第2の
増幅部で増幅した第2の増幅値とに応答して前記2つの
ローラで狭圧した前記紙葉類の厚さの測定値を出力する
演算部と、 を備えたことを特徴とする厚さ検知装置。 - 【請求項2】 前記2つのローラは、狭圧して搬送され
た前記紙葉類の厚さ方向にその位置がそれぞれ変位した
ときに変位した方向と反対の方向へ復元力が発生するよ
うにしたことを特徴とする請求項1記載の厚さ検知装
置。 - 【請求項3】 前記第1の測定値を記録する第1の記録
部と、 前記第2の測定値を記録する第2の記録部と、 を備えたことを特徴とする 請求項1又は2記載の厚さ検
知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12577396A JP2821422B2 (ja) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | 厚さ検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12577396A JP2821422B2 (ja) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | 厚さ検知装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09304002A JPH09304002A (ja) | 1997-11-28 |
JP2821422B2 true JP2821422B2 (ja) | 1998-11-05 |
Family
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1996
- 1996-05-21 JP JP12577396A patent/JP2821422B2/ja not_active Expired - Fee Related
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