JPS586189B2 - バイタイノ ジドウイチギメホウシキ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、印字媒体に対する印字位置を検知するだめの
、媒体の自動位置決め方式に関する。

預金通帳などでは、預金額、払戻し金額、その日付等を
自動的にタイプライタで記入することが行なわれている
。

このためには前回に印字を行なった行を検知し、次の行
に今回の印字を行なうよう、通帳の送りおよびタイプラ
イクの作動を制御する必要がある。

従来のこの種装置には、印字時に通帳にパンチ孔をあけ
、または特別のマークを印字し、あるいは磁気的手段で
印字行を記憶させ、機械的、光学的、または電気的検出
装置でこれらのマークを読取り、次回印字行の自動位置
決めを行なっていた。

しかしこれらの方式は、通帳に孔をあけてこれを損傷し
、または特別のマークを付して通帳を見に＜＜し、ある
いは位置検出機構を複雑にするなどの欠点がある。

それ故本発明はこれらの点を改善し、通帳を破損し又は
汚損することなく、次回印字位置の確実な検知が可能で
ある自動位置決め方式を提供しようとするものである。

次に図面を参照しながら、本発明の実施例を説明する。

第１図で１は預金通帳の一部を示し、この通帳には周知
のように日付欄２、払戻し金額記入欄３、預り金額記入
欄４等がある。

５は予め印刷済の固定マークで等間隔の太い黒線からな
り、印字すべき横の行を指定するのに用いる。

図示しないタイプライタ等の印字装置は、この太い黒線
の固定マーク５間に図示のように日付、金額等を印字す
る。

通帳は、か＼るマーク、日付、金額欄等を予め印刷した
やＮ厚手の紙を複数枚、中央部分をミシン掛けで綴じて
二つ折りにして構成される。

次回に印字すべき行を検知するため、マークセンサ６を
設ける。

マークセンサ６は例えば第２図に示す如き光電検出器か
らなり、光学繊維１１，１２で発光体（図示しない）か
らの光を導いて通帳１の紙面を照射し、その反射光を光
学繊維１３，１４で受光して感光素子（図示しない）へ
導く。

マークセンサ６は２組の光電検出器を有し、これらはそ
れぞれ日付けに付されたハイフン２ａ，２ｂを狙う。

更に光電検出器の各組５ａ，５ｂは、第３図に示すよう
に５１ａ〜６３ａおよび６ｌｂ〜６３ｂからなる３組の
投受光装置からなり、これらの投受光装置の出力はそれ
ぞれオア回路２１，２２で論理和をとったのちアンドゲ
ート２３で論理積をとられる。

３組の投受光装置およびオア回路は実際には単に光を入
射させまた反射光を拾い上げる３本の光学繊維と、これ
らの光学繊維により拾い上げられた反射光を受ける共通
の感光素子で構成するのが便利である。

３組の投受光装置はそれぞれ／イフン２ａ，２ｂの左端
、中央および右端を狙う。

そしてこれらの投受光装置の出力は論理和をとられるの
で、マークセンサ６が若干位置ずれを生じても、確実に
ハイフンを検出することができる。

また各光電検出器６ａ，６ｂの出力は論理積をとるので
、一方だけの出力では検出信号を発生せず、従って通帳
にしみなどの汚点があっても誤動作しない利点が得られ
る。

更にハイフンは横に長くて縦に短く、そして日付又は金
額の数字のように変動することなく各行とも同一のマー
クであるから、前回印字位置を正確に検知するのに好都
合である。

マークセンサ６によるハイフン検出信号はそのま１通帳
駆動機構の停止およびタイプライタの印字実行用に用い
てもよいが、この方式だと印字回数を重ねるに従って前
回までの印字位置ずれが累積されることになる。

本発明ではこれを防止するため、通帳左端には予め印字
行位置を指定する固定マーク５を印刷しておき、これを
固定マークセンサ７で読取る。

センサ７もセンサ６と同様な光電式検出器で構成する。

センサ７は固定マーク５を読取って第４図１に示す如き
出力を生じるから、第３図に示すようにナンドゲート２
６で反転して第４図２に示す如きパルスとし、これをア
ンドゲート２５に加える。

マークセンサ６のハイフン検出信号は前記固定マーク検
出信号よりも前に検出されるようにセンサ６とセンサ７
を配置する。

センサ６の出力はアンドゲート２３を経て単安定回路２
４をトリガして第４図３に示す一定パルス幅Ｗのパルス
に変換される。

単安定回路２４の出力パルスでアンドゲート２５を開く
と、第４図４に示すように、ハイフンが検出された直後
の固定マーク５の検出信号Ｓがアンドゲ一ト２５から出
力される。

この検出信号Ｓの時間位置は、前回印字位置がずれてそ
のハイフン検出信号が第４図３の点線で示すように所定
位置から前後にずれても不変である。

こうして検出信号Ｓを用いれば、前回印字位置ずれを自
動的に修正して正しい行位置に次回印字を行なうことが
できる。

以上詳細に説明したことから明らかなように、本発明に
よれば、年月日間に記載されたハイフンという全印字欄
に対して不変でありかつ縦に短くて横に長いマークを利
用するので、前回印字位置の正確な検出が可能になり、
印字媒体の自動位置決めを正確に行なうことができる。

本発明の停止方式は勿論預金通帳の自動記入に限定され
ず、レシート、元帳などのハイフンを一定位置に利用す
る任意の印字媒体の停止位置制御に利用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は印字媒体の一部分の平面図、第２図はマークセ
ンサの斜視図、第３図はハイフン検出信号発生回路を示
すフ）ツク図、第４図はパルス波形図である。 図で、１は印字媒体、２ａ，２ｂはハイフン、６はマー
クセンサである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 印字媒体を印字位置へ向けて自動的に送り、該印字
   媒体に記録されているマークを検出して該印字媒体の前
   回記録行を検知することにより該印字媒体の次回記録行
   を印字位置へ自動位置決めする方式において、次回記録
   行を検知するためのマークとして、前回の印字行に印字
   された年月日を示す数字の間に挿入印字した一対のハイ
   フンを用い、該一対のハイフンが印字されるべき該印字
   媒体上の位置対応に、該印字媒体を照射すると共に該印
   字媒体からの反射光を受光する検知手段を設けたことを
   特徴とする媒体の自動位置決め方式。