JPS6053427B2 - 非水電解液電池 - Google Patents
非水電解液電池Info
- Publication number
- JPS6053427B2 JPS6053427B2 JP53017977A JP1797778A JPS6053427B2 JP S6053427 B2 JPS6053427 B2 JP S6053427B2 JP 53017977 A JP53017977 A JP 53017977A JP 1797778 A JP1797778 A JP 1797778A JP S6053427 B2 JPS6053427 B2 JP S6053427B2
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- JP
- Japan
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- lithium
- battery
- solute
- anion
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- Y02E60/12—
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は負極活物質としてリチウム、ナトリウム等の軽
金属を用い、正極活物質として金属の酸化物、硫化物、
塩化物等を用い、電解液としてプロピレンカーボネイト
、γ−ブチロラクトン等の有機溶媒に過塩素酸リチウム
、硼弗化リチウム等の無機塩を溶解したるものを用いる
非水電解液電池に関するものである。
金属を用い、正極活物質として金属の酸化物、硫化物、
塩化物等を用い、電解液としてプロピレンカーボネイト
、γ−ブチロラクトン等の有機溶媒に過塩素酸リチウム
、硼弗化リチウム等の無機塩を溶解したるものを用いる
非水電解液電池に関するものである。
非水電解液電池は電解液の凝固点が水溶液電池のそれに
比して低く、広範囲の温度範囲で作動できることが大き
な特長となつているが、−２０℃以下の低温になると作
動電圧が低下すると共に放電容量も著しく減少して実用
に供しがたいという問題があつた。
比して低く、広範囲の温度範囲で作動できることが大き
な特長となつているが、−２０℃以下の低温になると作
動電圧が低下すると共に放電容量も著しく減少して実用
に供しがたいという問題があつた。
本発明者は斯る点に鑑み、種々実験検討したところ、特
にリチウムを負極活物質とし、二酸化マンガンを正極活
物質とする電池系において、電解液を構成する溶質とし
て過塩素酸リチウムと、過塩素酸リチウムのアニオンと
異なるアニオンを含んだ無機塩との混合溶質を用いるこ
とにより低温特性が改善されることを見い出した。
にリチウムを負極活物質とし、二酸化マンガンを正極活
物質とする電池系において、電解液を構成する溶質とし
て過塩素酸リチウムと、過塩素酸リチウムのアニオンと
異なるアニオンを含んだ無機塩との混合溶質を用いるこ
とにより低温特性が改善されることを見い出した。
本発明は上記事実に基づいてなされたものであり、以下
その実施例を詳述する。
その実施例を詳述する。
実施例 １
プロピレンカーボネイトと１｜２−ジメトキシエタンの
等体積混合溶媒に０．９モル／ｌの過塩素酸リチウム（
ＬＩＣＩ０）を溶解し、更に０．１モル／ｅの硼弗化リ
チウム（ＬｉＢＦ０）を添加・溶解したるものを電解液
とする。
等体積混合溶媒に０．９モル／ｌの過塩素酸リチウム（
ＬＩＣＩ０）を溶解し、更に０．１モル／ｅの硼弗化リ
チウム（ＬｉＢＦ０）を添加・溶解したるものを電解液
とする。
正極は二酸化マンガン活物質粉末に炭素粉末（導電剤）
、フッ素樹脂（結着剤）を混合し、加圧成型後、フッ素
樹脂の溶融温度で熱処理したものを用いた。
、フッ素樹脂（結着剤）を混合し、加圧成型後、フッ素
樹脂の溶融温度で熱処理したものを用いた。
又負極はリチウム圧延板を所定形状に打抜いたものを用
い、外径２５ｗｔφ、高さ２．８ｗｒｍの扁平型電池Ａ
を作成した。実施例 ２ 硼弗化リチウムの代りに０．１モル／ｅの四塩化アルミ
ニウムリチウム（ＬｉＡｌＣ１０）を添加、溶解し゛た
るものを電解液とすることを除いて他は実施例１と同様
の扁平型電池Ｂを作成した。
い、外径２５ｗｔφ、高さ２．８ｗｒｍの扁平型電池Ａ
を作成した。実施例 ２ 硼弗化リチウムの代りに０．１モル／ｅの四塩化アルミ
ニウムリチウム（ＬｉＡｌＣ１０）を添加、溶解し゛た
るものを電解液とすることを除いて他は実施例１と同様
の扁平型電池Ｂを作成した。
又、比較のためにプロピレンカーボネイトと１、２−ジ
メトキシエタンの等体積混合溶媒に０．９モル／ｌの過
塩素酸リチウムを溶解しただけ・のものを電解液とし、
他は実施例１と同様の扁平型電池Ｃを作成した。
メトキシエタンの等体積混合溶媒に０．９モル／ｌの過
塩素酸リチウムを溶解しただけ・のものを電解液とし、
他は実施例１と同様の扁平型電池Ｃを作成した。
図はこれら電池の−２０℃における５．６にΩ定抵抗放
電特性図を示し、図より本発明電池によれば低温時の作
動電圧及び放電容量が改善されることが伺える。
電特性図を示し、図より本発明電池によれば低温時の作
動電圧及び放電容量が改善されることが伺える。
このように本発明電池の低温特性が改善される理由を考
察するに、−２０℃において試作した電池を分解したと
ころ、電池Ｃにおいては負極のリチウム表面に結晶が析
出しておりこれが劣化の原因てあると推察され、且つこ
の結晶は分析の結果過塩素酸リチウムイオンであること
を確認した。
察するに、−２０℃において試作した電池を分解したと
ころ、電池Ｃにおいては負極のリチウム表面に結晶が析
出しておりこれが劣化の原因てあると推察され、且つこ
の結晶は分析の結果過塩素酸リチウムイオンであること
を確認した。
一方、電解液中に溶質のアニオンと異なるアニオンを含
んだ無機塩を添加せる本発明電池Ａ，Ｂにおいては結晶
の析出が認められなかつた。この添加効果については、
実施例のように溶質（ＬｉＣｌＯ４）と、この溶質のア
ニオン（ＣｌＯ４）とは異なるアニオン（ＢＦ４，Ａｌ
Ｃｌ４）を含む無機塩が共存することにより、溶質（Ｌ
ｉＣｌＯ４）の結晶化が抑制されるものと推定され、そ
の結果電池特性の改善が計れると考えられる。添加塩の
濃度としては、実験の結果０．０５モル／′〜０．２モ
ル／ｆ程度までで効果があり、これ以一上添加すると結
晶が析出し電池特性の劣化が確認された。
んだ無機塩を添加せる本発明電池Ａ，Ｂにおいては結晶
の析出が認められなかつた。この添加効果については、
実施例のように溶質（ＬｉＣｌＯ４）と、この溶質のア
ニオン（ＣｌＯ４）とは異なるアニオン（ＢＦ４，Ａｌ
Ｃｌ４）を含む無機塩が共存することにより、溶質（Ｌ
ｉＣｌＯ４）の結晶化が抑制されるものと推定され、そ
の結果電池特性の改善が計れると考えられる。添加塩の
濃度としては、実験の結果０．０５モル／′〜０．２モ
ル／ｆ程度までで効果があり、これ以一上添加すると結
晶が析出し電池特性の劣化が確認された。
尚、電解液を構成する混合溶質としては実施例で示した
もの以外に、一方の溶質として過塩素酸リチウム、他方
の溶質として、リチウムヘキサフルオロホスフェート（
ＬｉＰＦ６）、リチウムヘキサフルオロアルセネート（
Ｌｉ，ＡｓＦ６）、ポタシユウムヘキサフルオロホスフ
エート（ＫＰＦ６）等が挙げられ、いずれも過塩素酸リ
チウムのアニオンと異なるアニオンを含んだ無機塩に限
定される。
もの以外に、一方の溶質として過塩素酸リチウム、他方
の溶質として、リチウムヘキサフルオロホスフェート（
ＬｉＰＦ６）、リチウムヘキサフルオロアルセネート（
Ｌｉ，ＡｓＦ６）、ポタシユウムヘキサフルオロホスフ
エート（ＫＰＦ６）等が挙げられ、いずれも過塩素酸リ
チウムのアニオンと異なるアニオンを含んだ無機塩に限
定される。
上述した如く、本発明はリチウムを活物質とする負極と
、二酸化マンガンを活物質とする正極とを備えた非水電
解液電池の改良に関するものであり、電解液を構成する
溶質として過塩素酸リチウムと、該過塩素酸リチウムの
アニオンと異なるアニオンを含んだ無機塩との混合溶質
を用いることを特長とするものであり、この種電池の低
温特性を改善でき、その工業的価値は極めて大なるもの
である。
、二酸化マンガンを活物質とする正極とを備えた非水電
解液電池の改良に関するものであり、電解液を構成する
溶質として過塩素酸リチウムと、該過塩素酸リチウムの
アニオンと異なるアニオンを含んだ無機塩との混合溶質
を用いることを特長とするものであり、この種電池の低
温特性を改善でき、その工業的価値は極めて大なるもの
である。
図は本発明電池と従来電池との−２０℃における放電特
性比較図である。
性比較図である。
Claims (1)
- １ リチウムを活物質とする負極と、二酸化マンガンを
活物質とする正極と、有機溶媒に無機塩よりなる溶質を
溶解せしめてなる非水系電解液とを備えるものであつて
、前記溶質として過塩素酸リチウムと、該過塩素酸リチ
ウムのアニオンと異なるアニオンを含んだ無機塩との混
合溶質を用いたことを特徴とする非水電解液電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53017977A JPS6053427B2 (ja) | 1978-02-16 | 1978-02-16 | 非水電解液電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53017977A JPS6053427B2 (ja) | 1978-02-16 | 1978-02-16 | 非水電解液電池 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24023087A Division JPS63119160A (ja) | 1987-09-24 | 1987-09-24 | 非水電解液電池 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54110429A JPS54110429A (en) | 1979-08-29 |
| JPS6053427B2 true JPS6053427B2 (ja) | 1985-11-26 |
Family
ID=11958773
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP53017977A Expired JPS6053427B2 (ja) | 1978-02-16 | 1978-02-16 | 非水電解液電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6053427B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6025790B2 (ja) * | 1979-11-15 | 1985-06-20 | ヤマハ株式会社 | 電子楽器 |
| JPS5772271A (en) * | 1980-10-21 | 1982-05-06 | Yuasa Battery Co Ltd | Organic electrolyte battery |
| JPS5951471A (ja) * | 1982-09-17 | 1984-03-24 | Sanyo Electric Co Ltd | 非水電解液電池 |
| JPS63119160A (ja) * | 1987-09-24 | 1988-05-23 | Sanyo Electric Co Ltd | 非水電解液電池 |
| US5786110A (en) * | 1992-06-22 | 1998-07-28 | Arizona Board Of Regents | Alkali-metal-ion conducting electrolytes |
| US5506073A (en) * | 1992-06-22 | 1996-04-09 | Arizona State University (Arizona Board Of Regents, A Body Corporate Acting On Behalf Of Arizona State University) | Lithium ion conducting electrolytes |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4844497A (ja) * | 1971-10-13 | 1973-06-26 | ||
| JPS50136628A (ja) * | 1974-04-19 | 1975-10-30 | ||
| JPS5142933A (en) * | 1974-09-27 | 1976-04-12 | Union Carbide Corp | Suruhoran mataha sonoarukiruchikanjudotaiofukumudenkaishitsuojusuruhisuiseidenchi |
| JPS5170418A (ja) * | 1974-12-16 | 1976-06-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Denchi |
| JPS5274829A (en) * | 1975-12-16 | 1977-06-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Battery |
-
1978
- 1978-02-16 JP JP53017977A patent/JPS6053427B2/ja not_active Expired
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4844497A (ja) * | 1971-10-13 | 1973-06-26 | ||
| JPS50136628A (ja) * | 1974-04-19 | 1975-10-30 | ||
| JPS5142933A (en) * | 1974-09-27 | 1976-04-12 | Union Carbide Corp | Suruhoran mataha sonoarukiruchikanjudotaiofukumudenkaishitsuojusuruhisuiseidenchi |
| JPS5170418A (ja) * | 1974-12-16 | 1976-06-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Denchi |
| JPS5274829A (en) * | 1975-12-16 | 1977-06-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Battery |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54110429A (en) | 1979-08-29 |
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| JPS60253166A (ja) | 非水電解液電池 | |
| JPH0454349B2 (ja) | ||
| JPH053113B2 (ja) | ||
| JPH0351061B2 (ja) |