JPS6051783A - バインダ−の製造法 - Google Patents
バインダ−の製造法Info
- Publication number
- JPS6051783A JPS6051783A JP16105083A JP16105083A JPS6051783A JP S6051783 A JPS6051783 A JP S6051783A JP 16105083 A JP16105083 A JP 16105083A JP 16105083 A JP16105083 A JP 16105083A JP S6051783 A JPS6051783 A JP S6051783A
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- Japan
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- tar
- fed
- line
- coal tar
- dehydrated
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- Coke Industry (AREA)
- Working-Up Tar And Pitch (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、バインダーの製造方法に関し、更に詳しくは
、コールタールを原料として電極用バインダーとして有
用なバインダーピッチを製造する方法に関する。
、コールタールを原料として電極用バインダーとして有
用なバインダーピッチを製造する方法に関する。
主としてコークス炉工場における副産物として得られる
コールタールの性状（特にキノリンネ溶分即ちＱ１分の
含有量）は、コークス炉工場の稼動状況により左右され
るところが大きい。従って、近年の鉄鋼業界における操
業率の低下は、必然的Ｖこコールタールの軽質化をもた
らしている。この為、コールタールを原料とする各ｍ電
極用バインダーピッチの品質が低下しており、重大な問
題となっている。
コールタールの性状（特にキノリンネ溶分即ちＱ１分の
含有量）は、コークス炉工場の稼動状況により左右され
るところが大きい。従って、近年の鉄鋼業界における操
業率の低下は、必然的Ｖこコールタールの軽質化をもた
らしている。この為、コールタールを原料とする各ｍ電
極用バインダーピッチの品質が低下しており、重大な問
題となっている。
本発明者は、この様な事態に鑑みて種々研究を重ねた結
果、コールタールを特定条件下に高温遠心分離して得た
固形分をコールタールに混合し、これを特定条件下に熱
処理する場合には、混合する炭素質の固形分が元来コー
ルタールに含まれているフリーカーボンでおり、コール
タール中ニ均一に分散する為、各種電極用バインダーと
しての優れた物性を有する高品質のピッチが得られるこ
とを見出し、本発明を完成するにいたった。即ち、本発
明は、（１） コールタールを１００〜４００℃で遠心
分離することにより清澄液と固形分とを分離する工程、
＜１１ 得られた固形分をコールタールに添加混合する
工程、（１） 得られた混合物を温度８００〜５００℃
、圧力常圧〜２０ｋｇ／ｃｍ２・Ｇの条件下に０．５〜
５０時間熱処理する工程、及び（１ｖ）得られた熱処理
反応生成物を減圧蒸留する工程を備えたことを特徴とす
るバインダーの製造法に係る。
果、コールタールを特定条件下に高温遠心分離して得た
固形分をコールタールに混合し、これを特定条件下に熱
処理する場合には、混合する炭素質の固形分が元来コー
ルタールに含まれているフリーカーボンでおり、コール
タール中ニ均一に分散する為、各種電極用バインダーと
しての優れた物性を有する高品質のピッチが得られるこ
とを見出し、本発明を完成するにいたった。即ち、本発
明は、（１） コールタールを１００〜４００℃で遠心
分離することにより清澄液と固形分とを分離する工程、
＜１１ 得られた固形分をコールタールに添加混合する
工程、（１） 得られた混合物を温度８００〜５００℃
、圧力常圧〜２０ｋｇ／ｃｍ２・Ｇの条件下に０．５〜
５０時間熱処理する工程、及び（１ｖ）得られた熱処理
反応生成物を減圧蒸留する工程を備えたことを特徴とす
るバインダーの製造法に係る。
以下添附図面に示すフローシートを参照しつつ本発明を
更に詳細に説明する。
更に詳細に説明する。
第１図において、原料コールタールは、タンクは）から
ライン（３）を経て脱水塔（５）に送られ、ここで得ら
れた脱水タールの大部分は、ライン（７）を経て熱処理
装置（９〉に送られる。ここで、脱水タールの一部は、
ライン（７）から分岐するライン１１１から遠心分離機
０に供給され、ライン０９からのＱＩ分含有固形分（Ｑ
Ｉ分と脱水タールとの混合物、以下固形分という）とラ
インαηからの清澄液としての０１分を含まないタール
とに分離される。遠心分離操作は、１００〜４００℃の
条件下に行なう。
ライン（３）を経て脱水塔（５）に送られ、ここで得ら
れた脱水タールの大部分は、ライン（７）を経て熱処理
装置（９〉に送られる。ここで、脱水タールの一部は、
ライン（７）から分岐するライン１１１から遠心分離機
０に供給され、ライン０９からのＱＩ分含有固形分（Ｑ
Ｉ分と脱水タールとの混合物、以下固形分という）とラ
インαηからの清澄液としての０１分を含まないタール
とに分離される。遠心分離操作は、１００〜４００℃の
条件下に行なう。
温度が１００℃未満の場合には、０１分の分離が充分に
行なわれ錐〈なり、一方４００℃を上回る場合には、タ
ールの熱分解によるガス発生やタールの変質を生じるこ
とがある。遠心分離時の温度は、２００〜８５０℃がよ
り好ましい。遠心分離機としては、１００〜４００℃の
温度範囲内で操作可能な各種形式の装置が使用可能であ
る。遠心力は、通常５００〜４０００Ｇ程度であり、２
０００〜８５００Ｇ 程度がより好ましい。ライン＋１
７１からの０１分を含まないタールは、更に熱処理及び
遠心分離を経て、炭素繊維、ニードルコークス等の製造
原料として有効に利用される。
行なわれ錐〈なり、一方４００℃を上回る場合には、タ
ールの熱分解によるガス発生やタールの変質を生じるこ
とがある。遠心分離時の温度は、２００〜８５０℃がよ
り好ましい。遠心分離機としては、１００〜４００℃の
温度範囲内で操作可能な各種形式の装置が使用可能であ
る。遠心力は、通常５００〜４０００Ｇ程度であり、２
０００〜８５００Ｇ 程度がより好ましい。ライン＋１
７１からの０１分を含まないタールは、更に熱処理及び
遠心分離を経て、炭素繊維、ニードルコークス等の製造
原料として有効に利用される。
熱処理装置（９）内では、予め混合槽（図示せず）にお
いて混合されたライン（７）からの脱水タールとライン
（１５Ｉからの固形分との混合物が熱処理される。
いて混合されたライン（７）からの脱水タールとライン
（１５Ｉからの固形分との混合物が熱処理される。
脱水タールと固形分との混合割合は、原料コールタール
中のＱＩ分含有量、目的とするバインダーピッチの性状
等により異なるが、通常混合物中の０１分含量が１〜７
重量％となる様にすることが好ましい。熱処理条件は、
通常温度８００〜５００℃、圧力常圧〜２０ ｋｇ／、
ｍ２− Ｇ、時間０．５〜５０時間である。温度が８０
０℃未満では、コールタール中の各種成分の重縮合反応
が充分に進行し難い為、高品質のピッチを得難く、一方
５００℃を上回る場合には、コークス化を生ずる為、運
転操作が困帷となり、高品質のピッチも生成し雛い。
中のＱＩ分含有量、目的とするバインダーピッチの性状
等により異なるが、通常混合物中の０１分含量が１〜７
重量％となる様にすることが好ましい。熱処理条件は、
通常温度８００〜５００℃、圧力常圧〜２０ ｋｇ／、
ｍ２− Ｇ、時間０．５〜５０時間である。温度が８０
０℃未満では、コールタール中の各種成分の重縮合反応
が充分に進行し難い為、高品質のピッチを得難く、一方
５００℃を上回る場合には、コークス化を生ずる為、運
転操作が困帷となり、高品質のピッチも生成し雛い。
圧力は、２０ｋｇ／ｃｍ２・Ｇを上回っても効果のより
以上の改善は認められないのに対し、常圧を下回る場合
には、低沸点成分が留出し、ピッチ収率が低下する。尚
、反応温度が高くなれば、反応時間は通常短縮される。
以上の改善は認められないのに対し、常圧を下回る場合
には、低沸点成分が留出し、ピッチ収率が低下する。尚
、反応温度が高くなれば、反応時間は通常短縮される。
熱処理反応生成物は、ラインＵωを経て公知の蒸留装置
、例えばフラッシュドラム＋２１１に送られ、夫々の用
途に応じて軟化点を調整されるＯかくして得られるピッ
チは、原料コールタールの品位の如何にかかわらず、ア
ルミニウム精錬用電極、黒鉛電極等の電極用バインダー
ピッチに好適の高品質のものとなる。
、例えばフラッシュドラム＋２１１に送られ、夫々の用
途に応じて軟化点を調整されるＯかくして得られるピッ
チは、原料コールタールの品位の如何にかかわらず、ア
ルミニウム精錬用電極、黒鉛電極等の電極用バインダー
ピッチに好適の高品質のものとなる。
尚、第１図においては、遠心分離機（１３１は、ライン
（７）から分岐して設けられているが、遠心分離機を全
く独立して設け、得られた固形分をライン（７）内で脱
水タールに添加混合しても良いことは、言うまでもない
。
（７）から分岐して設けられているが、遠心分離機を全
く独立して設け、得られた固形分をライン（７）内で脱
水タールに添加混合しても良いことは、言うまでもない
。
本発明によれば、以下の如き効果が達成される。
（１）原料コールタールの性状にかかわらず、高品位の
バインダーが得られる。
バインダーが得られる。
（ＩＩ）遠心分離により固形分を分離した残余の０１分
を含まないタールは、各種の炭素材の原料として有用で
ある。
を含まないタールは、各種の炭素材の原料として有用で
ある。
（１） 脱水タールに固形分を混合し、更に熱処理を行
なうので、炭化歩どまりが高い。
なうので、炭化歩どまりが高い。
実施例１
脱水したコールタール（ＱＩ分２重量％）を高温遠心分
離し、清澄液Ｃ０１分トレース）と固形分Ｃ０１分８５
重Ｍ％）とに分離した。遠心分離機としては、保有容量
４（１？の横型遠心分離機を使用し、回転数８００Ｏｒ
ｐｍ、遠心力２２８０Ｇ。
離し、清澄液Ｃ０１分トレース）と固形分Ｃ０１分８５
重Ｍ％）とに分離した。遠心分離機としては、保有容量
４（１？の横型遠心分離機を使用し、回転数８００Ｏｒ
ｐｍ、遠心力２２８０Ｇ。
温度２０５℃、処理量１【Ｏｎ／ｈｒの条件下に操作し
た。
た。
次いで上記と同様の脱水コールタール１００重量部に上
記固形分７重量部を加えた混合物（ＱＩ分４重量％）を
温度８６０℃、圧力１５ ｋｇ／ｃｍ２ 。
記固形分７重量部を加えた混合物（ＱＩ分４重量％）を
温度８６０℃、圧力１５ ｋｇ／ｃｍ２ 。
０で８．６時間熱処理した後、蒸留により、第１表に示
す性状を有するピッチを得た。ピッチの収率は、固形分
混合後のコールタール基準で６０％であった。
す性状を有するピッチを得た。ピッチの収率は、固形分
混合後のコールタール基準で６０％であった。
第 １ 表
実施例２
脱水コールタール（ＱＩ分２重重量）を実施例１と同様
の遠心分離機を使用して清澄液Ｃ０１分トレース）と固
形分（ＱＩ分８８重ｉ＃％）とに分離した。遠心分離条
件は、回転数８００ Ｏｒｐｍ。
の遠心分離機を使用して清澄液Ｃ０１分トレース）と固
形分（ＱＩ分８８重ｉ＃％）とに分離した。遠心分離条
件は、回転数８００ Ｏｒｐｍ。
遠心力２２８０Ｇ、温度２００’Ｃ１処ｍ ｉ ｉ ｔ
Ｏｒ／ｂ。
Ｏｒ／ｂ。
であった。
得られた固形分５重量部と上記と同様の脱水コールター
ル１００重量部とからなる混合物ｆＱ１分８．４重ｔ％
）を温度４０４℃、圧力１５ ｋｇ／ｃｍ”Ｇで５．２
時間熱処理した後、蒸留により、第２表に示す性状のピ
ッチを得た。ピッチの収率は、固形分混合後のコールタ
ール基準で５８％であった。
ル１００重量部とからなる混合物ｆＱ１分８．４重ｔ％
）を温度４０４℃、圧力１５ ｋｇ／ｃｍ”Ｇで５．２
時間熱処理した後、蒸留により、第２表に示す性状のピ
ッチを得た。ピッチの収率は、固形分混合後のコールタ
ール基準で５８％であった。
第２表
第１図は、本発明方法の概要を示すフローシートである
。 （１）はコールタールタンク、 （５）は脱水塔、 （９）は熱処理装置、（１３１は遠
心分離機、Ｉ２１１はフラッシュドラム。 （以上） ■
。 （１）はコールタールタンク、 （５）は脱水塔、 （９）は熱処理装置、（１３１は遠
心分離機、Ｉ２１１はフラッシュドラム。 （以上） ■
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 ■（１） コールタールを１００〜４００℃で遠心分離
することによｐｍ ＩＶ液と固形分とを分シ（トする工
場、 （１１）得られた固形分をコールタールに添加混合する
工程、 （ＩＩ） 得られた混合物を温度３００〜６００℃、圧
力常圧〜２０ ｋｇ／ｃａｍ２． Ｇの条件下に０．５
〜５０時間熱処理する工程、及び （ＩＶ） 得られた熱処理反応生成物を減圧蒸留する工
程を備えたことを特徴とするバインダーの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16105083A JPS6051783A (ja) | 1983-08-31 | 1983-08-31 | バインダ−の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16105083A JPS6051783A (ja) | 1983-08-31 | 1983-08-31 | バインダ−の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6051783A true JPS6051783A (ja) | 1985-03-23 |
| JPH0149317B2 JPH0149317B2 (ja) | 1989-10-24 |
Family
ID=15727649
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16105083A Granted JPS6051783A (ja) | 1983-08-31 | 1983-08-31 | バインダ−の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6051783A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103965931A (zh) * | 2013-01-31 | 2014-08-06 | 北京宝塔三聚能源科技有限公司 | 一种改质沥青的制备方法 |
| CN104232130A (zh) * | 2013-06-09 | 2014-12-24 | 任相坤 | 一种针状焦的生产工艺 |
| CN104232136A (zh) * | 2013-06-09 | 2014-12-24 | 任相坤 | 一种用于生产针状焦的原料沥青的处理工艺 |
| CN104232143A (zh) * | 2013-06-09 | 2014-12-24 | 任相坤 | 一种生产针状焦的工艺 |
| CN108102692A (zh) * | 2016-11-25 | 2018-06-01 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种煤基原料生产针状焦的工艺方法 |
| CN108102712A (zh) * | 2016-11-25 | 2018-06-01 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种混合原料生产针状焦的组合工艺方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57209989A (en) * | 1981-06-18 | 1982-12-23 | Kawasaki Steel Corp | Preparation of coal tar pitch |
| JPS581783A (ja) * | 1981-06-27 | 1983-01-07 | Nippon Steel Chem Co Ltd | ピツチの製造法 |
-
1983
- 1983-08-31 JP JP16105083A patent/JPS6051783A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57209989A (en) * | 1981-06-18 | 1982-12-23 | Kawasaki Steel Corp | Preparation of coal tar pitch |
| JPS581783A (ja) * | 1981-06-27 | 1983-01-07 | Nippon Steel Chem Co Ltd | ピツチの製造法 |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103965931A (zh) * | 2013-01-31 | 2014-08-06 | 北京宝塔三聚能源科技有限公司 | 一种改质沥青的制备方法 |
| CN104232130A (zh) * | 2013-06-09 | 2014-12-24 | 任相坤 | 一种针状焦的生产工艺 |
| CN104232136A (zh) * | 2013-06-09 | 2014-12-24 | 任相坤 | 一种用于生产针状焦的原料沥青的处理工艺 |
| CN104232143A (zh) * | 2013-06-09 | 2014-12-24 | 任相坤 | 一种生产针状焦的工艺 |
| CN104232143B (zh) * | 2013-06-09 | 2016-08-10 | 任相坤 | 一种生产针状焦的工艺 |
| CN104232130B (zh) * | 2013-06-09 | 2016-08-10 | 任相坤 | 一种针状焦的生产工艺 |
| CN104232136B (zh) * | 2013-06-09 | 2016-08-10 | 任相坤 | 一种用于生产针状焦的原料沥青的处理工艺 |
| CN108102692A (zh) * | 2016-11-25 | 2018-06-01 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种煤基原料生产针状焦的工艺方法 |
| CN108102712A (zh) * | 2016-11-25 | 2018-06-01 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种混合原料生产针状焦的组合工艺方法 |
| CN108102712B (zh) * | 2016-11-25 | 2019-11-15 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种混合原料生产针状焦的组合工艺方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0149317B2 (ja) | 1989-10-24 |
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