JPS605170Y2 - 伸縮可撓管継手 - Google Patents

伸縮可撓管継手

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JPS605170Y2
JPS605170Y2 JP8881979U JP8881979U JPS605170Y2 JP S605170 Y2 JPS605170 Y2 JP S605170Y2 JP 8881979 U JP8881979 U JP 8881979U JP 8881979 U JP8881979 U JP 8881979U JP S605170 Y2 JPS605170 Y2 JP S605170Y2
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JP
Japan
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nipple
flange
cord
reinforcing cord
flexible pipe
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Expired
Application number
JP8881979U
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English (en)
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JPS567191U (ja
Inventor
孝正 真坂
Original Assignee
西武ポリマ化成株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は管などの接続に用いられる伸縮可撓管継手に関
するものであり、とくに、両端に口金を有し、両口金を
、補強コードを埋入して補強された中央に彎曲部を有す
る弾性筒状体で接続したタイプの伸縮可撓管継手に関す
る。
この種の伸縮可撓管継手として従来知られているものと
して次の2種類がある。
1つは、第1図に示すように、両端の口金をハブ付きフ
ランジ1から形威し、フランジ1のハブの部分をニップ
ル2として機能させて両ニップル2,2間に補強コード
3を張設し、補強コード3の外周に縦巻きのワイヤ4を
巻設して補強コード3をニップル2゜2に固定したもの
である。
他の1つは、第2図に示すように、両端の口金を環状板
からなるフランジ5のみで形威し、外周にワイヤ6が巻
設された補強コード7を埋入した中央部が膨出した弾性
筒状体8を、両フランジの端面に沿わせるとともに両フ
ランジ5,5間に渡設したものである。
しかし、前者の、すなわち第1図に示す、伸縮可撓管継
手にあっては、補強コード3のニップル2への固定を強
固ならしめるためには、ニップル2の長さが大となるの
で、継手全長が必然的に長くなること、また強固な固定
を得るためにはワイヤ4の巻厚も大となるのでいきおい
それを埋入する弾性素材の厚さも大となり変位反力が大
となってしまうこと、フランジ1とニップル2との結合
が溶接構造であるため板厚が厚くなること、などの問題
があった。
また、後者の、すなわち第2図に示す、伸縮可撓管継手
にあっては、ニップルがないためフランジ5内周近傍の
弾性材8が接続される管同士の剪断変位時に過度の歪を
生じて破損し易いこと、内水圧が高くなるとワイヤ6が
剥離して補強コード7に沿って継手両端方向に移動し耐
圧性能が低下すること、外圧を支持するニップルがない
ため負圧、外圧に対して弱いこと、などの問題があった
本考案は、従来の問題点を解決するためになされたもの
で、両端の口金に跨って中央部が膨出したゴム又は合成
樹脂などの弾性素材からなる筒状体を配設してなる継手
において、継手の全長を短かくすると共に継手の厚みを
押えしかも負圧または外圧に対して強い伸縮可撓管継を
提供するものである。
本考案は、上記目的を遠戚するために、前記口金を、環
状板からなるフランジと該フランジの内周縁と直交し且
つ間隙をもって軸方向に延びる筒状体からなるニップル
とに分割して形成し、端部をフランジの端面に固定し、
前記間隙を通してニップルの外周に延び且つ中央に外方
に向って突出する彎曲部を有する補強コードを両口金量
に張設し補強コードの外周に該補強コードをニップルに
緊締する縦巻きコードを巻設し、前記ニップル、補強コ
ード、縦巻きコードを前記筒状体中に埋設して構成した
ものである。
以下に本考案の伸縮可撓管継手の好ましい実施例を図に
従って説明する。
第3図は実施例継手の正面状態を第4図はその断面状態
の一部を示したものである。
図において、継手の両端には口金10.10が設けられ
ている。
各々の口金10は、環状板からなる剛体のフランジ11
と、該フランジの内周縁11aと適宜の間隙δをもって
軸方向に延びるhII体筒状体からなるニップル12と
に分割して形成されている。
フランジ11とニップル12とは、接続される管A、A
’間に剪断変位が生じていないときは、ニップル12外
端附近で互に直交している。
両口金10.10間には、補強コード13が張設されて
いる。
補強コード13は、変形が可能で囲りの弾性素材を補強
できるものであればその材質は問わないが、たとえば樹
脂製スダレ、布などは使用に適する。
補強コード13の端部13aは、フランジ11の端面1
1bすなわち被接続管A、 Aのフランジへの当たり面
に沿って折り曲げられており、かつフランジ11の内周
縁11aとニップル12の外周との間の間隙δを通り抜
けてニップル12の外周に沿って継手中央へと向ってい
る。
そして、補強コード13はフランジ11端面11bに接
着される。
一方、補強コード13の軸方向中央部には、外方に向っ
て突出するように彎曲する彎曲部13bが形成されてい
る。
彎曲部13bの形状は外方に向って突出するものであれ
ば如何なる形状のものであってもよいが、望ましくは彎
曲部13bに内外圧がかかったときに、彎曲部13bの
立上り部に半径方向分力Yのみならず軸方向分力Xも発
生するように、両側の対称のテーパ部13b−1とそれ
に滑らかに続く頂部13b−2とから形成されることが
よい。
彎曲部13bから更に継手の軸方向に延びる筒状部分1
3Cには、内外圧に対する強度を上昇するために、プラ
イ増し13cm1が沿設されてもよい。
このプライ増し13cm1は彎曲部13bのテーパ部1
3b−1に延びていてもよい。
補強コード13の外周には、フランジ11の内周縁11
a近傍から彎曲部13bの立上り部迄にわたって縦巻き
コード14が巻回されている。
縦巻きコード14は、たとえば合成樹脂コードのスダレ
縦巻きから戒っており、補強コード13を強固にニップ
ル12に固定している。
縦巻きコード14の継手軸方向内側端部には、すなわち
彎曲部13bの立上り部には、継手の周方向に延びる、
剛体からなる環状の補強リング15が設けられることが
望ましい。
この補強リング15は補強コード13の彎曲部13bの
立上り部のコーナ部に接触させて設けられており、彎曲
部13bに内外圧がかかったときにその荷重は補強リン
グ15によっても有効に支持されるようになっている。
また、内外圧が大のときは、補強コード13の彎曲部1
3bに、とくにテーパ部13b−1から頂部13b−2
への移行部近傍に、図示の如く補強用金網16を沿設し
てもよい。
これによって彎曲部13bのアーチの剛性は増大される
ただし、補強用金網16は必ず沿設されなければならな
いものではなく、必要に応じて沿設されるものである。
ニップル12、フランジ11の端面11b及び内周縁1
1a、補強用コード13、縦巻きコード14、補強リン
グ15、必要に応じて設けられる補強用金網16は、ゴ
ムまたは合成樹脂などの弾性素材からなる筒状体17中
に埋入される。
筒状体17のうち、補強コードの端部13a1補強コー
ドの彎曲部13b1補強コードの筒状部分13Cに対応
する部分を、それぞれ17 a、 17 bt17c
とすると、彎曲部17bの厚さはそれに続いて延びる筒
状部17c、17cの厚さより小に形成されており、接
続される管A、A’に相対変位が生じたときに生じる反
力の減少を図っである。
また端部17aには軸方向に突出するシール面17dが
形成されている。
なお18はボルト孔であり、継手を管A、A’に接続す
るときに用いるボルトが挿通される。
上記構成を有する伸縮可撓管継手は次のように作用する
まず口金がフランジ11とニップル12とに分割形成さ
れ、その間に間隙δが形成されているので、補強コード
13がその間隙δを折り曲げて通して容易にフランジ端
面11bに導かれる。
これによって補強コード13の端部13aをフランジ端
面11bに接着焼付等により固定できる他、該端部13
aをフランジ端面11bと接続される管のフランジ端面
間に締付けて挟持でき更に、変形しない剛体よりなるフ
ランジ11とニップル12とにより、間隙δでの移動を
規制されるので、引張り、剪断などに対する固定は強固
なものとなり、抜けが防止される。
このフランジ端面11bにおける補強コード13の固定
は強固なものであるので、ニップル12への補強コード
13の固定はそれだけ少なくて済み、ニップル12の長
さも小となる。
これによって継手全長が縮小される。つぎに、剪断変形
に対しては、ニップル12、縦巻きコード14が、接続
される管A、A’のフランジ端面および継手のフランジ
11により継手軸方向に変位することを抑制されるので
、剪断変形に対して抵抗し、フランジ内周11a近傍に
過度の歪、変形を生じることを阻止する。
すなわち、剪断変位に対する継手の損傷を防止する。
また、継手中央部の彎曲部17bは、その弾性素材の厚
さが他より小に形成されているので、接続される管A、
A’間の軸方向または剪断方向変位に対する継手の反力
が小となり、配管系に無理な荷重をかけない。
更に内圧に対しては補強コード13で支持された荷重は
補強リング15により支持されるが、この場合に補強リ
ング15にかかる力Fは図示の如く斜め外方に向ってい
る。
力Fのうち半径方向の分力Yは補強リング15のたがは
りの引張力により十分に支持され、軸方向外方に向かう
分力Xは縦巻きコード14の軸方向圧縮力の反力により
十分に支持される。
したがって内圧に対して極めて強い継手となっている。
また、負圧または外圧に対しては、補強リング15、ニ
ップル12が有効に働らくので、管内部が負圧になって
外圧がかかったような場合でも十分に耐える。
なお彎曲部の形状が前述の如くテーパ部を有している場
合は、補強リング15と共同して外圧に対する耐圧アー
チを形成することとなり、外圧に対しても極めて強い継
手となる。
本考案による伸縮可撓管継手によるときは、次の種々の
効果を得る。
すなわち、両端の口金を、環状板からなるフランジとニ
ップルとに分けて形成し、フランジとニップル間に間隙
をもたせたので、補強コードを該間隙を通してフランジ
端面にもってくることができ、ニップル必要長さの減少
により継手全長を短かくすることができる。
また、フランジ内周に間隙をもたせて軸方向に延びる筒
状体のニップルを設け、補強コードの外周に該補強コー
ドをニップルに緊締する縦巻きコードを巻設したので、
剪断変形に対してニップル、縦巻きコードが抵抗し、剪
断変形に対してもフランジ内周近傍の弾性素材が十分耐
える、剪断変形に強い継手を得ることができる。
また、両口金量に、端部がフランジの端面から前記間隙
を折り曲げて通し、ニップルの外周に延びかつ中央に外
方に向って突出する彎曲部を有する補強コードを張設し
、補強コードの外周に該補強コードをニップルに緊締す
る縦巻きコードを巻設したので、補強コードをフランジ
端面における接着焼付等による固定、緊締及びニップル
への緊締とが共働して更には、変形しない剛体よりなる
フランジとニップルとにより間隙での移動を規制するた
め引張りに対して抜けない信頼性の高い継手を得ること
ができる。
また継手の彎曲部の弾性素材の厚さを薄肉に形成すれば
、接続すべき管間に相対変位が生じたときの継手の反力
を小にすることができる。
さらに縦巻きコードの軸方向内端、すなわち彎曲部の立
上り部に補強リングを設ければ、内圧の半径方向分力を
補強リングで受け、軸方向分力を縦巻きコードで受ける
ことができるので、内圧に対する耐圧性能を著しく向上
することができる他、負圧または外圧も補強リングとニ
ップルで受けることができるので、負圧または外圧に対
しても強い継手を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の伸縮可撓管継手の部分断面図、第2図は
従来の別のタイプの伸縮可撓管継手の部分断面図、第3
図は本考案の一実施例に係る伸縮可撓管継手の正面図、
第4図は第3図の伸縮可撓管継手の部分断面図、である
。 10・・・・・・口金、11−−−−−・フランジ、1
1a・・・・・・フランジ内周、11b・・・・・・フ
ランジ端面、12・・・・・・ニップル、13・・・・
・・補強コード、13a・・・・・・補強コード端部、
13b・・・・・・補強コード彎曲部、13c・・・・
・・補強コード筒状部分、14・・・・・・縦巻きコー
ド、15・・・・・・補強リング、17・・・・・・筒
状体、17a・・・・・・筒状体(弾性素材)端部、1
7b・・・・・・筒状体(弾性素材)彎曲部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両端の口金に跨って、中央部が膨出したゴム又は合成樹
    脂などの弾性素材からなる筒状体を配設してなる伸縮可
    撓管継手において、前記口金を、環状板からなるフラン
    ジと該フランジの内周縁と直交し且つ間隙をもって軸方
    向に延びる筒状体からなるニップルとに分割して形威し
    、端部をフランジの端面に固定し、前記間隙を通してニ
    ップルの外周に延びかつ中央に外方に向って突出する彎
    曲部を有する補強コードを両口金量に張設し、補強コー
    ドの外周に該補強コードをニップルに緊締する縦巻コー
    ドを巻設し、前記ニップル、補強コード、縦巻コードを
    前記筒状体中に埋設したことを特徴とする伸縮可撓管継
    手。
JP8881979U 1979-06-28 1979-06-28 伸縮可撓管継手 Expired JPS605170Y2 (ja)

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JPS567191U JPS567191U (ja) 1981-01-22
JPS605170Y2 true JPS605170Y2 (ja) 1985-02-16

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