JPS6051277A - 自動車用ドアハンドル装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、自動車のドアに設けられ、ドアロックを解除
して、ドアの開扉操作を行なう自動車用ドアハンドル装
置に関する。

従来、自動車用ドアのアウターパネル（以下ドア・ξネ
ルという）に装着されるアウトサイドハンドル装置の把
手は、自動車工学全１１６巻１−乗用車の車体」（山海
堂版）１ろ３貞に記載されているように、常時ドア・ξ
ネルの表面より突出しており、またドア・ξネルの要所
には、把手の下部内方に手を挿入し得る間隙を確保する
だめの四部が形成されている。

このような把手の突出や凹部の存在により、自動車の高
速走行時に、空気の流れに乱れが生じて、走行抵抗が大
となるとともに、風切り音が発生したり、また外観上の
体裁もよくない等の欠点がある。

本発明は、ハンドル操作をしない場合には、把手の外面
をドア・ξネルの外面と同一面をなすようにし、かつド
アロックの施錠時には、ドアノ々ネルから把手を突出さ
せることができないようにすることにより、上述のよう
な欠点を解消し、あわせて、いたずらに対する装置保護
性を向上した自動車用ドアハンドル装置を提供すること
を目的とするものである。

以下、本発明の実施例を第１図乃至第５図にもとづいて
説明する。

（１）は、自動車のドアのアウターパネルで、その適所
には、硬質合成樹脂等によって成形されたケース（２）
が固着されている。このケース（２）は、アウター・ξ
ネル（１）よシ凹入する矩形の凹部（２ａ）を有し、そ
の中央には、左右方向の軸（３）が枢支されている。

ケース（２）の下半部には、四部（２ａ）の開口を閉塞
するように、把手（４）が上記軸（３）に軸着されて収
納されている。まだ、この把手（４）に隣接するように
ケース（２）の」二手部には、押ボタン（５）が収納さ
れている。

上記把手（４）には、その正面左上部において、ケース
（２）の奥部に向かって延出する突片（４ａ）が一体に
形成され、との突片（４ａ）は、ケース（２）の奥端面
に穿設された縦長の開孔（２＋））を貫通して、ケース
（２）の裏面に突出している。

把手（４）を、第６図における時開方向に付勢している
スプリング（６）は、上記突片（４ａ）の内側方におけ
る軸（３）に巻回され、このスプリング（６）の一端は
、との突片（４ａ）の下端面に、他端はケース（２）の
奥端面にそれぞれ掛止されている。

（力は、上記軸（３）に軸着された解除レバーで、この
解除レバー（力は、ケース（２）の裏面に突出するアー
ム（７ａ）が、ケース（２）の奥端面に穿設された縦長
の開孔（２ｃ）内を回動することによって、アーム（７
ａ）の遊端に穿設された連結孔（７１）　）に連結され
たロッド（８）を、下方向に押動するものである。

ロッド（８）の下端は、ドアロック（図示路）に連係さ
れている。

解除レバー（力の上端には、軸（３）の軸線方向と平行
をなす段部（７ｃ）が形成され、かつ下方には、垂下片
（７ｄ）が連設されている。なお、上記把手（４）の上
端における内方を向く端面（４ｂ）と段部（７ｃ）とは
、把手（４）が第６図に想像線（４つで示すように、ケ
ース（２）の凹部（２ａ）から若干突出したときに係合
するようになっている。

また、垂下片（７ｄ）は、把手（４）の裏面（４ｃ）と
当接して、把手（４）から手を離し、把手（４）がスプ
リング（６）によってケース（２）の四部（２ａ）内に
没入状態に復帰するに従って、ケース（２）の奥端面に
当接するまで押動されるものである。

上記把手（４）に隣接収納された押ボタン（５）は、軸
（３）のほぼ中央部において軸着され、ケース（２）の
前面で、指押部（５ａ）が把手（４）と同一面になるよ
うに形成されている。この押ボタン（５）には、ケース
（２）の奥部に穿設された開化（２ｄ）から、その裏面
に突出するように突片（５ｂ）が突設されている。

突片（５ｂ）は、ケース（２）の裏面において後述のよ
うに軸止されたコネクトレバー（９）の一端と係合して
おり、指押部（５ａ）を押し込むことにより、軸（３）
まわりで押ボタン（５）が回動して、この突片（５ｂ）
が開孔（２ｄ）内で下方に押し下げられるようになって
いる。

上記コネクトレ、＜　−（９）は、そのほぼ中央部に穿
設された左右方向の長孔（９ａ）を、ケース（２）の裏
面のほぼ中央部に植設されたピン（１０１に係合させる
ことにより、ピン００）まわシに回動可能で、かつ左右
方向に摺動可能として軸支されている。また、このコネ
クトレバー（９）は、ピン０（））に巻回されたコイル
スプリング０υによシ、第１図における時計方向に付勢
されている。なお、コイルスプリング（１１）の一端は
ピ１００）に止着され、かつ他端は、コネクトレバー（
９）の下縁に係止されている。

コネクトレバー（９）の右側端部に穿設した上下方向の
長孔（９ｂ）には、コネクトロッド（１２）の一端が摺
動可能に挿入され、そのコネクトロッド（Ｉ２）の他端
は、キーシリンダーα３）のベルクランク（１３ａ）の
一端に連結されている。尚、コネクトロッド（（りの一
端近値は、上下方向に振れないようにして、第５図に示
すように、ケース（２）に形成された保持部（２ｅ）に
よって摺動自在に挟持されている。

キーシリンダー（Ｉ３）のベルクランク（１３ａ）の他
端には、図示しないドアロックの施解錠用レバーを押動
牽引するロッドＩが連結され、キーシリンダー側を、第
１図における時計方向に回動するとドアロックが施錠さ
れ反時計方向に回動すると解錠されるようになっている
。なお、ベルクランク（１３ａ）は、車内側のノブ（図
示路）とも連動連係されている。

ドアロックが施錠された状態では、コネクトレバー（９
）はピン（１０）に対して右方にスライドされ、コネク
トレ、”　−（９）の左方の端部（９Ｃ）が把手（４）
の突片（４ａ）に係合しないようになっている。

また、キーシリンダー（１３）により、ドアロックを解
錠状態としたときには、コネクトロッド（１２）を介し
て、コネクトレノ：　−（９）は左方に押動され、その
端部（９ｃ）は、第１図に想像線（９′）で示すように
、把手（４）の突片（４ａ）の上端に係合し得るように
なっている。

次に、このように構成された本発明の実権例の作動及び
取扱いについて説明する。

ドアロックが解錠状態にある場合に、押ボタン（５）の
指押部（５ａ）を押すと、その突片（５１）　）は、コ
ネクトレバー（９）の上端面に当接し、ピン（１０）を
支点として、コネクトレバー（９）を第１図における塊
時計方向に回動させる。

そして、コネクトレバー（９）の端部（９ｃ）下面に当
接可能な把手（４）の突片（４ａ）が、押し下げられる
ことにより、把手（４）は、第６図に想像線（４′）で
示す位置まで、軸（３）まわりに反時計方向に回動され
、ケース（２）の凹部（２ａ）から突出する。

突出した把手（４）を把んで、第６図に想像線（４“）
で示す位置まで、さらに軸（３）４わりに反時計方向に
回動すると、把手（４）の端面（４１３）は、解除レバ
ー（力の段部（７ｃ）に当接して、解除レバー（力は把
手（４）とともに軸（３）まわシに反時計方向に回動し
、ロッド（８）を押し下げて、ドアロックを解除する。

その後、押ボタン（５）及び把手（４）から手を離すと
、コイルスプリング（６）αυの付勢力により、把手（
４）及び押ボタン（５）は復帰回動して、第４図に示す
もとの状態に戻る。また、解除レバー（力も垂下片（７
ｄ）が把手（４）の裏面（４ｃ）によシ押されることに
より、第５図に示す状態に復帰する。

て説明する。

このとき、コネクトレバー（９）は、キーシリンダー（
１３１を時計方向に回動して、コネクトロッド（Ｉ２）
を右方向に牽引することにより、コネクトレバ’　−（
９１の端部（９ｃ）が把手（４）の遊端部（４ａ）から
離脱して、係合しない状態となっている。

そのため、押ボタン（５）を押して、コネクトレバー（
９）をピン（１０まわりに第１図における反時計方向に
回動させても把手（４）は、ケース（２）の四部（２ａ
）内に没入した状態でとどまっている。

第６図は別の実施例を示し、コネクトレバーが前記実施
例と異なっており、それ以外は前記実施例と同一である
。

すなわち、第６図に示す実施例では、コネクトレバー（
９）に凹部（９ｄ）を設け、施錠状態のとき、との凹部
（９ｄ）を押ボタン（５）の突片（５ｂ）の下方に位置
させることによって、押ボタン（５）とコネクトレバー
（９）とを非保合状態として、施錠時においては、押ボ
タン（５）を操作して突片（５ｂ）を作動さしてコネク
トレバー（９）が連動しないようになっている。このよ
うにすることによって施錠状態のときには、押ボタン（
５）以外は何ら作動しないので無駄な動きがなくなｐ作
動が円滑になるとともに、押ボタン（５）と把手（４）
との連係を確実に断つことができる。

以−Ｆのように構成され操作される本発明の自動車用ド
アハンドル装置は、ノンドル操作をしない場合には、把
手（４）の外面はドアパネルの外面と同一面をなしてお
り、かつドアロックの施錠時には、押ボタン（５）を押
しても、把手（４）はケースの凹部（２ａ）から突出す
ることがない。

従って、ドアパネルの凹凸部がないため、自動車の高速
走行時にも、空気の流れに乱れが生じて、走行抵抗が大
きくなったり、風切り音が発生したりすることがなく、
しかも外観上の体裁もよい。

また、本発明は、次のような効果を奏することもできる
。

（１）　ドアロックの施錠時には、押ボタン（５）を押
しても、把手（４）がケース（２）の凹部（２ａ）から
突出しないようになっているため、自動車のドアがロッ
クされているか否かは、この押ボタン（５）を押すだけ
で確認できる。しだがって、従来のドア・・ンドル装置
の場合のように、ピアノンドルを把んで引張ってみる必
要がなくなる。

（２）同様に、施錠された状態にあれば、押ボタン（５
）を押しても、把手（４）は四部（２ａ）内に没入した
ままになっているから、ドアハンドル誤操作や駐車時等
におけるいたずらを防止することができ、いたずらによ
る装置破損や作動不良を防止することができ保護性が良
い。

（３）従来、車室内のノブを押し下げてドアロックを施
錠する動作と、ドアハンドルをロック解除操作しながら
閉扉する動作によって、キーを用いることなく、ドアを
施錠することができる、所謂キーレスロック“操作によ
って発生する車室内へのキ・−忘れを未然に防上するこ
とができる。すなわち、本発明装置においては、キーし
・スロック操作を行なう場合は、押ボタンを押して突出
させた把手を掴む動作と、車室内のノブを押し下げる動
作と、把手をロック解除操作しながらドアを閉扉する動
作とを必要とするために、従来に比してキーレスロック
操作を再認識できるので、車室内へのキー忘れ防止に極
めて有効的そある。

以上、本発明によると、ドアパネルに四部がなかったた
め自動車の高速走行時にも空気の流れの乱れが著減し走
行抵抗や風切シ音を低減することができ外観品質も向上
する。また施錠時には把手を突出作動さぜることかでき
ないようにしているため、いたずらにより装置を破損し
たり作動不良を起こすこともなく装置保護性が向上する
し、キーレスロック操作が手順上若干複雑になり、その
分キーレスロック操作を再認識できるため車室内へのキ
ー忘れ防止に有効である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例を示す正面図、第２図は、
第１図のＩＩ−Ｉ線に沿う横断面図、第６図ないし第５
図は、それぞれ第１図のｍ−■線、ＩＶ−ＩＶ線、ｖ−
ｖ線に沿う縦断面図、第６図は、本発明の他の実施例を
示す正面図である。 （１）アウターパネル　（２）ケース （２ａ）四部　（３）軸 （４）把手　（５）押ボタン （６）スプリング　（力解除レノ２−

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）　ドア・ξネルに設けられて凹部を有するケース
   と、該ケースの凹部に出没自在に枢着され、常時は凹部
   を閉塞する位置に付勢されかつ該凹部よシ突出させて操
   作することによって、ドアロックを解除する把手と、前
   記把手の近傍に配置された押ボタンと、ドアロック解錠
   時には前記把手と押ボタンとを連係して、該押ボタンの
   操作によって前記凹部かも把手を突出させるとともに、
   ドアロック施錠時には前記把手と押ボタンとの連係を断
   ち把手の四部からの突出を不能とするコネクトレバーと
   を具備することを特徴とする自動車用ドアハンドル装置
   。
2. （２）把手と押ボタンとを、把手の閉塞位置において略
   同−面となるように配置したことを特徴とする特許請求
   の範囲第（１）項に記載の自動車用ドア／・ンドル装置
   。
3. （３）把手を、その閉塞位置においてケースとともにド
   アパネルと略同−面となるように配置したことを特徴と
   する特許請求の範囲第（１）項まだは第（２）項に記載
   の自動車用ピアノンドル装置。
4. （４）　コネクトレバーの一端部を、ドア・ξネルに配
   設された゛キーシリンダに連結するとともに、コネクト
   レバーの中間部を、ケース背面に、キーシリンダのドア
   ロック解錠位置とドアロック施錠位置との間で摺動自在
   にピン枢支し、かつコネクトレバーの他端部においてド
   アロック解錠時に把手と押ボタンとを連係するようにし
   たことを特徴とする特許請求の範囲第（１）項乃至第（
   ３）項のいずれかに記載の自動車用ピアノンドル装置。
5. （５）　コネクトレバーの他端部側におけるドアロック
   施錠時に押ボタンと対向する部位に凹部を形成し、該四
   部により、ドアロック施錠状態において押ボタンとコネ
   クトレバーとの連係を断つように構成したことを特徴と
   する特許請求の範囲第（４）項に記載の自動車用ピアノ
   ンドル装置。