JPH0455156Y2 - - Google Patents

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JPH0455156Y2
JPH0455156Y2 JP3372686U JP3372686U JPH0455156Y2 JP H0455156 Y2 JPH0455156 Y2 JP H0455156Y2 JP 3372686 U JP3372686 U JP 3372686U JP 3372686 U JP3372686 U JP 3372686U JP H0455156 Y2 JPH0455156 Y2 JP H0455156Y2
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slider
cylinder lock
handle
metal
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車等のグローブボツクスのロツ
ク装置に関するものである。
(従来技術) 従来、この種のグローブボツクスロツク装置と
しては実願昭60−141299号(実開昭62−49569号)
に示されているようなものがある。すなわち、第
4図に示すように、固定端部がシリンダ錠ロータ
21の背面に設けられた偏心ピン22に軸支され
た金属製の揺動片23の自由端部23aが、解錠
位置ではスライダ24の背面に固着されたスライ
ダピン25の上部及び金属製のケース26とに当
接し、ハンドル27の引き操作を行うとハンドル
27の背面に固着されたハンドル突子29が揺動
片23の略中央部に設けられた長孔29aを介し
て揺動片23の自由端部23aを押し下げ、その
結果スライダピン25も押し下げられ、ボツクス
側のストライカ28との係合を解くようにされて
いる。
また、施錠位置では金属製の揺動片23の自由
端部23aがスライダピン25の作動軌跡上から
離脱しているので、ハンドル27の引き操作を行
いハンドル突子29により揺動片23を押し下げ
てもスライダ24は下動しないが、その場合にも
揺動片23の自由端部23aはケース26と当接
している。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような揺動片とスライダピ
ンとの関わりにおいては、シリンダ錠の解錠位置
においてグローブボツクスの蓋体を閉蓋する際に
スライダが一旦押し下げられた後再び上昇する
際、金属製のスライダピンの上部と金属製の揺動
片の自由端部が直接衝接し、金属どうしの衝接に
よるガチヤ音が発生するという問題点がある。ま
た、シリンダ錠の施錠位置において、グローブボ
ツクスの蓋体が閉蓋状態にあるとき、施錠状態に
あるかどうか確認するため、ハンドルを引いて離
す際に金属製の揺動片の自由端部と金属製のケー
スとが直接衝接し、金属どうしの衝接によるガチ
ヤ音が発生するという問題点がある。さらに、揺
動片の自由端部が常には金属製のケースに当接し
た状態にあるので、シリンダ錠ロータを回動させ
て揺動片をロツク位置とアンロツク位置との間で
変位させる際に、金属どうしが摺動することにな
り、その結果、キーによるシリンダ錠ロータの回
動動作を円滑に行うことができないという問題点
がある。
(本考案の目的) 本考案は、従来技術における上記のような問題
点に鑑み、閉蓋時には、揺動片とスライダピンと
の間にガチヤ音が発生することがなく、ハンドル
操作時には、揺動片とケースとの間のガチヤ音が
発生することがなく、しかもキーによるシリンダ
錠ロータの回動動作を円滑に行うことのできるグ
ローブボツクスのロツク装置を提供することを目
的とするものである。
(考案の構成) このため本考案では、ハンドルの背面に固着さ
れたハンドル突子と、固定端部がシリンダ錠ロー
タの背面に設けられた偏心ピンに軸支され、自由
端部が該ロータの回動によりシリンダ錠の解錠位
置ではスライダの背面に固着された金属製のスラ
イダピンの上部に臨み、シリンダ錠の施錠位置で
はその自由端部がスライダピンの作動軌跡上から
離脱する長さの金属製の揺動片とを備え、該揺動
片の略中間部に設けられた長孔内に前記ハンドル
突子を臨ませ、常には揺動片の自由端部をロツク
装置の金属製のケースに当接させてなるグローブ
ボツクスのロツク装置において、前記揺動片の自
由端部に弾性部材を嵌着させ、該弾性部材の上面
を前記ケースに当接させる一方、前記弾性部材の
下面を前記スライダピンに当接させるようにした
ものである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図は本考案に係るグローブボツクスのロ
ツク装置の背面図、第2図は揺動片の自由端部の
部分正面断面図、第3図は第1図のA−A断面図
である。第1図、第2図に示すように、開閉装置
1に併設されたシリンダ錠2のロータ3の背面に
突設された偏心ピン4には、金属製の揺動片5の
固定端部が回動自在に軸支され、ロータ3の回動
により前進、後退運動ができるようにされてい
る。この揺動片5の略中央部には、長孔6が設け
られ、この長孔6にはグローブボツクスのハンド
ル7の背面に固着されたハンドル突子8の先端が
挿入されて包含されている。また、この揺動片5
の自由端部5aはその上下側面に溝5b,5cが
形成されており、この自由端部5aには内側上・
下面に係合突片19a,19bが形成された弾性
部材であるスペーサー19が嵌着されている。こ
のスペーサー19を揺動片5の自由端部5aに嵌
着した際には、溝5b,5cと係合突片19a,
19bが係合しスペーサー19が容易に抜けない
ようにされている。第1図に示すように、シリン
ダ錠2の解錠位置においては、前記揺動片5の自
由端部5aの下面は、スプリング12により付勢
され下動できるスライダ9の背面に固着された金
属製のスライダピン10の上面に当接した状態に
ある。そして、ロータ3の回動によつてシリンダ
錠2を施錠位置に移すと、揺動片5の自由端部5
aは前記スライダピン10の上部(作動軌跡上)
から離脱するようにされている。第1図、第3図
に示すように、スプリング12とスライダ9の下
部を内装する金属製のケース11の上部には鉤錠
のストライカ受部13が設けられ、ハンドル7は
このケース11の前面の位置に、スプリング20
が巻回された軸棒15によつて軸支され、このス
プリング20の一端がハンドル7の裏面に、他端
のケース11が前面に各々係止されてハンドル7
を閉蓋方向(第3図の時計方向)に付勢してい
る。これにより、揺動片5の自由端部5aに嵌着
された前記スペーサー19の上面は、ハンドル7
の前面ハンドル突子8を介して常には前記ケース
11に当接した状態にある。従つて、ロータ3を
回動させて揺動片5をロツク位置とアンロツク位
置との間で変位させる際には、金属製の揺動片5
の自由端部5aがスペーサー19を介して金属製
のケース11に当接した状態で摺動することにな
るので、キーによるロータ3の回動動作を円滑に
行うことができる。
さらに、施錠状態でハンドル7を引き、ハンド
ル突子8を押し下げてもグローブボツクスの蓋体
が開かないため、ハンドル7を引いたままシリン
ダ錠2を解錠位置に移して開蓋しようとする誤操
作が行われた場合、上記操作が許されると揺動片
5のスライダピン10側の自由端部がスライダピ
ン10の下部にもぐり込み、故障の原因となる。
これを防ぐため、揺動片5には係合突子18が設
けられ、ケース11の裏面に設けられた係合突子
受部17と係合できるようにされている。
また、ケース11の背面にはスペーサー抜け防
止板30が設けられており、これにより揺動片5
が揺動してもスペーサー19が抜けるのをさらに
防止できるようにされている。
次に本実施例の作用について説明する。
(a) まず、施錠状態で閉蓋されている蓋を開蓋す
る場合にはキー挿入孔(図示せず)にキー(図
示せず)を挿入し、シリンダ錠2のロータ3を
第1図に示す如く同図右側に回動させて解錠位
置に移すと、揺動片5の自由端部5aに嵌着さ
れたスペーサー19の下面にはスライダピン1
0の上面に当接する。この状態で、ハンドル7
の引き操作を行うと、ハンドル突子8が揺動片
5の長孔6を介して揺動片5を押し下げ、その
結果スライダピン10も押し下げられて(第1
図・一点鎖線状態)スライダ9が下動する。こ
れによりボツクス側のストライカ14と蓋体側
のストライカ受部13の係合が解かれ、開蓋が
可能になる。
(b) こうして開かれた状態から閉蓋し、施錠をす
る場合には、蓋体をボツクス側に押し付けボツ
クス側のストライカ14とスライダ9を衝接さ
せるとスライダ9がスプリング12に抗して下
動し、ストライカ14がスライダ9を乗り越え
て、再びスライダ9がスプリング12により上
動し、ストライカ14がスライダ9とストライ
カ受部13との間に保持される。この際、スラ
イダ9の上動によりスライダピン10が揺動片
5の自由端部5aに衝接しても、この自由端部
5aに弾性部材であるスペーサー19が嵌着さ
れているので、金属どうしの衝接によるガチヤ
音が発生することはない。
次にこの状態でシリンダ錠2を施錠位置に移
すと、揺動片5の自由端部5aが、スライダピ
ン10の作動軌跡上である上部から離脱する。
この結果。ハンドル7の引き操作を行いハンド
ル突子8により揺動片5を押し下げてもスライ
ダ9は下動せず(第3図・一点鎖線状態)、開
蓋することはできなくなる。
(c) この状態において、施錠状態にあるかどうか
確認する為ハンドル7を一度引いて離すと金属
製の揺動片5の自由端部5aと金属製のケース
11が衝接するか、自由端部5aには弾性部材
であるスペーサー19が嵌着されているので、
金属どうしの衝接によるガチヤ音が発生するこ
とはない。
(d) 次にシリンダ錠2が施錠位置のままで開かれ
ている状態の蓋を閉蓋する場合には、第3図に
示されるようにスライダ9自身は何ら規制され
ずに外力により下動することができるので、(b)
と同様の作用で閉蓋することができる。
(e) 次に、シリンダ錠が施錠位置にあるままでハ
ンドル7を引き、そのままシリンダ錠2を解錠
位置に移動させて開蓋しようとする前記誤操作
が行われた場合には、揺動片5の係合突子18
が係合突子受部17によつて係止され、その以
上の回動を規制して誤操作が防止される。
(考案の効果) 以上のように本考案では、ハンドルの背面に固
着されたハンドル突子と、固定端部がシリンダ錠
ロータの背面に設けられた偏心ピンに軸支され、
自由端部が該ロータの回動によりシリンダ錠の解
錠位置ではスライダの背面に固着された金属製の
スライダピンの上部に臨み、シリンダ錠の施錠位
置ではその自由端部がスライダピンの作動軌跡上
から離脱する長さの金属製の揺動片とを備え、該
揺動片の略中間部に設けられた長孔内に前記ハン
ドル突子を臨ませ、常には揺動片の自由端部をロ
ツク装置の金属製のケースに当接させてなるグロ
ーブボツクスのロツク装置において、前記揺動片
の自由端部に弾性部材を嵌着させ、該弾性部材の
上面を前記ケースに当接させる一方、前記弾性部
材の下面を前記スライダピンに当接させるように
したので、シリンダ錠の解錠位置でグローブボツ
クスを閉蓋する際、スラインダピンと揺動片の自
由端部との衝接によるガチヤ音、あるいはシリン
ダ錠の施錠位置でグローブボツクスが閉蓋状態に
あるかどうかを確認するため、ハンドルを引いて
離す際に揺動片の自由端部とケースとの衝接によ
るガチヤ音等を防止することができるというすぐ
れた効果がある。また、シリンダ錠ロータを回動
させて揺動片をロツク位置とアンロツク位置との
間で変位させる際には、金属製の揺動片の自由端
部が弾性部材を介して金属製のケースに当接した
状態で摺動することになるので、キーによるシリ
ンダ錠ロータの回動動作を円滑に行うことができ
るというすぐれた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るグローブボツクスのロツ
ク装置の背面図、第2図は揺動片の自由端部の部
分正面断面図、第3図は第1図のA−A断面図、
第4図は従来技術を示す背面図である。 2……シリンダ錠、3……ロータ、4……偏心
ピン、5……揺動片、5a……自由端部、6……
長孔、7……ハンドル、8……ハンドル突子、9
……スライダ、10……スライダピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハンドルの背面に固着されたハンドル突子と、
    固定端部がシリンダ錠ロータの背面に設けられた
    偏心ピンに軸支され、自由端部が該ロータの回動
    によりシリンダ錠の解錠位置ではスライダの背面
    に固着された金属製のスライダピンの上部に臨
    み、シリンダ錠の施錠位置ではその自由端部がス
    ライダピンの作動軌跡上から離脱する長さの金属
    製の揺動片とを備え、該揺動片の略中間部に設け
    られた長孔内に前記ハンドル突子を臨ませ、常に
    は揺動片の自由端部をロツク装置の金属製のケー
    スに当接させてなるグローブボツクスのロツク装
    置において、前記揺動片の自由端部に弾性部材を
    嵌着させ、該弾性部材の上面を前記ケースに当接
    させる一方、前記弾性部材の下面を前記スライダ
    ピンに当接させたことを特徴とするグローブボツ
    クスのロツク装置。
JP3372686U 1986-03-08 1986-03-08 Expired JPH0455156Y2 (ja)

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