JPS6049669B2 - 平版印刷インキ - Google Patents

平版印刷インキ

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JPS6049669B2
JPS6049669B2 JP51065102A JP6510276A JPS6049669B2 JP S6049669 B2 JPS6049669 B2 JP S6049669B2 JP 51065102 A JP51065102 A JP 51065102A JP 6510276 A JP6510276 A JP 6510276A JP S6049669 B2 JPS6049669 B2 JP S6049669B2
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ink
medium
oil
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トーマス、ケネス、レイモンド、シヤープ
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PPG Industries Inc
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/02Printing inks
    • C09D11/10Printing inks based on artificial resins

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Printing Methods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は平版印刷インキに関するものである。
これは新規なインキに関し、特に基本的平版印刷インキ
媒体(Vehicle)、顔料、選択性変性ワニス及び
流動調整剤及び有利には特定の粘着性マスク剤からなる
、ドリオグラフイー(DriOgr′Aphy)として
公知の平版印刷法に使用するのに特に適するものである
。平版印刷では、その言葉通りに、像区域と非像区域の
両方が実質的に同一平面上にある。
非像区域はインキ反撥性にされ、このためインキがロー
ラーにより版面に適用された時、像区域のみがインキを
受取つてコピーシートへ転写される。リトグラフイーは
平版印刷の最も公知の型てあり、そして従来平版印刷の
よく知られた実際的かつ成功した方法てあつた。これは
水と油が不混和性であ】る原理に基づいて操作される。
非像区域が水受容性(親水性)に作られ、そして水て湿
潤された時に、これらは油性インキを反撥する。像区域
はインキ受容性(親有機性)かつ水反撥性(疎水性)て
ある。印刷機ては、この版は通常には最初に阿(背景又
は非像区域を湿らせる)溜め(FOllntain)溶
液で給湿され、その後にインキがフォームローラーで版
の上に伸ばされる。
現在では、版がコピーシートとそれ自体接触せず、代り
にゴム状のブランケットローラー又はシノリンダーとそ
れらが1回転する間に接触する“オフセットにより殆ど
のリトグラフイーが行なわれる。
このブランケットがインキ像を受容し、そして次に回転
し、そしてそれをコピーシートへ転写する(“オフセッ
トする゛)。リトグラフイーは190師代初期に印刷工
業の別分野として完全に確立された。
印刷の平版法により多くの利点が実現されるので、リト
グラフイー印刷は多年の間印刷技術のよく認められかつ
よく広く受け入れた部分てあつた。多年にわたつて行な
われた多くの開発と改良にもかかわらず、そしてそれに
固有の問題があるにもかかわらず、印刷表面の非像区域
の上に塗られる水は油と不混和性であり、油を基にした
印刷インキを排除するという原則的概念にリトグラフイ
ーは全く信頼していた。インキ及び溜め溶液即ち給湿溶
液を存在させることに固有の問題点の一つは、版へ適用
された給湿溶液が印刷工程中印刷機上のインキ塗布ロー
ラー又はフォームローラーの列へ逆流して、インキの乳
化を引き起こすことである。
この逆流の外に、この溜め溶液はまたオフセット又はブ
ランケットシリンダーの上に流入する傾向を示し、紙を
湿らせてこれをカールし、大きさを変えたりする。これ
は紙を印刷機に何度も通すカラー印刷の場合に、正確な
整合を確実に行わせるのを特に困難にする。像の忠実性
と均一性を得るために必要であるインキと溜め溶液の間
の微妙な均衡を制御して維持することは困難であり、か
つ特に印刷工程の途中て印刷機の条件変化として常に監
視されねばならない。これは特に長い印刷工程で、印刷
機の溜め溶液の所望の化学的粘稠性(COnsiste
ncy)を保つことが困難であることにより更に複雑に
なつている。
このため溶液は一般に、版の非像区域を不働態化にかつ
インキ反撥性に保つてこれらの区域がインキを受容しな
いように考えられた水、酸、緩衝液及びゴムの混合物で
ある。溜め溶液の性質は使用されるインキの作用性質に
影響を与える。酸が多すぎると像の欠除を引き起こし(
シャープニング)、乾燥を遅延させそしてローラースト
リツピングを引き起こす。ゴムが多すぎると乳化を促進
する。リトグラフイー法はインキと溜め溶液の間に均衡
が保たれることを要する。版上の水層がある点以下に低
下すると、インキは非像区域に捕えられ始め、そして非
像区域の汚れ即ち付着性化が起こる。版に達する水の量
を増加すること、又は溜め溶液の温度を下けることによ
りこの汚れは排除できる。この後者の変化はフォームロ
ーラー及び版上のインキの粘度を増加し、インキの流動
性を小さくし、これにより非像区域への水のとり上け及
ひ機械的分断を低下しがちになる。これらの問題を最少
にしようと努力して、多くの場合溜め溶液がリトグラフ
イー印刷で得られる美術的及び商業上認容し得る品質の
水準を決定すので、溜め溶液自体の適正な調合は極めて
複雑なかつ簡単にいかない技術になた。半世紀以上の間
、リトグラフイーは確立された゛印刷の商業的型式であ
り、そこでは水を版に給湿する工程を省略することが望
まれていたが、最近のドリオグラフイーの出現までイン
キ不混和性液体により予め給湿しなくてもインキ反撥性
である背景区域と共に印刷表面を有する成功した平版印
刷版を開発することは誰もできなかつた。
ドリオグラフイーはすべての複雑化した給湿系に対する
必要性がなくなつた実質上単純化された平版印刷法を初
めて与えたものである。ドリオグラフイー印刷版と方法
はジエイ・エル・カーテン(J上●Curtin)の米
国特許第3511178号に記載されており、参考のた
めここに記載する。
ドリオグラフイー法は接着性を含む版の性質に基づいて
いる。一般に、ドリオグラフイーは背景面、即ち印刷イ
ンキに対して十分に低い接着性を有する非像区域を有す
る印刷版からなり、このため版を予め湿らせることなし
に、この区域で版に適用されたインキは分離せず、そし
てインキ付与ローラーから版へ転写される。即ち、イン
キ付与ローラーへのインキの接着性とインキ粒子間の凝
集性の両方共インキと版表面との間の接着性より大きく
、インキはその表面へ転移しない。ドリオグラフイーを
利用した印刷機が始動された時にはインキは全印刷版の
上に拡げられるが、この版の非像表面は、フォームロー
ラーにより迅速に清浄にされる。なぜならそのローラー
とインキの間の力がインキと非像区域の間の力より大き
いからである。ドリオグラフイーは従来のリトグラフイ
ーに優る多くの利点を有する。
最終製品の印刷品質及び美的魅力は、湿式オフセットを
使用した従来のリトグラフイーより良好である。印刷機
はより早い速度で作動できる。インキと溜め溶液の間又
はこの溶液と印刷板の間に均衡を得る必要はないので、
むら取り(Makeready)はより短かくかつ簡単
てあり、そして従来の湿式リトグラフイー法ではこの均
衡の各々を得るためにかなりの量の時間を要し、然も成
功した印刷を行うためにそれを維持するのに一定の監視
を必要とする。更に、溜め溶液系の不存在はこの方法を
より経済的にする。ドリオグラフイーはこれら及びその
他の利点を有するけれども、ドリオグラフイーにより供
される明白な利点が実際の方法で利用可能である場合に
は解決を必要とする新しい問題を生ずる。プラノグラフ
イーインキの評価は三つの範鴫、(1)周辺条件下でイ
ンキの取扱い特性を評価するもの;(2)インキが印刷
機でいかに作用するかに関するもの;そして(3)製造
された印刷物の品質(例えば物理的、光学的及び化学的
性質)に関するものに分けることができる。生じた新規
の問題の例は、溜め溶液系が存在しないことに関し、こ
れは溜め溶液の水の大体40%が印刷機から蒸発し、そ
うすることでローラー及び印刷版が冷却される従来の湿
式リトグラフイーの場合より、印刷機が熱くなりかつ印
刷版がより高い温度に達する結果になることによる。
従来の湿式リトグラフイー法では、印刷機は周辺条件、
印刷室の空気調節等に応じて約32.2〜37.8゜C
(90ないし100゜F)までの温度で正常に作動し、
そしてインキが適用される印刷版は代表的にはこの印刷
温度より約5.6゜C(10′F)下である。ドリオグ
ラフイーでは、印刷機は通常溜め溶液がないため湿式印
刷温度より約5.6゜C(10′F)又はそれ以上高い
。ドリオグラフイーでのこの余分の熱、及びインキの乾
燥を遅らせる効果を与えるようにインキ乾燥系の一部を
不動化するため溶液中に入れた或る酸が失われるために
、従来のリトグラフイーインキは従来の湿式リトグラフ
イーの場合よりドリオグラフイーの場合の方が印刷機で
より早く乾燥する傾向を示す。例えば一般に印刷機で1
0゜Cの上昇はインキ乾燥速度を2倍にし、このためイ
ンキは大体半分の時間で印刷機上で乾燥する。印刷機中
の温度は湿式リトグラフイーよりドリオグラフイーの方
が約11.rC(20′F)高いので、従来のリトグラ
フイーインキをドリオグラフイーで使用すると、印刷機
で乾燥する傾向を示し、かつコピーシートへ転写するの
に不適切な状態で印刷機中を移動する。それ故に印刷安
定性はドリオグラフイーでは従来の湿式リトグラフイー
ほど良くはない。
印刷安定性とは、印刷操作条件下(例えは温度及ひ剪断
速度)で印刷機を通して(例えばローラー、版及びブラ
ンケットを通して)移動し、印刷版へそして印刷板から
移るインキの能力、及び一連のローラー、版及びブラン
ケット中で乾燥しないインキの傾向を意味する。印刷工
程中この塗布ローラー及びフォームローラーは、インキ
を供給し、かつ版の非像区域からインキを除去すること
によつて印刷版を清浄に保つ。インキが一連のローラー
列の中或は印刷版又はブランケット上て乾燥する時、又
はインキがフォームローラーから印刷版へ転写できない
場合には、インキの安定性は低いことになる。トーニン
グ(TOning)がドリオグラフイーに関する問題の
他の例である。
インキが印刷版の非像区域によつて反撥されない時にト
ーニングが起こる。トーニングの結果、非像区域でコピ
ーシートにインキが塗布される。トーニングはコピーシ
ートの非像区域で薄く背景が着色した形になり、このた
めコピーが汚れて見える。激しいトーニングではコピー
シートの背景又は非像区域と、印刷区域即ち像の区域と
の区別がつかなくなる。トーニングは温度に関連づける
ことができる。
インキのトーニング温度は、与えられた剪断速度を失い
インキが内部凝集を失い、擬可塑性の挙動を示すように
なる温度である。この温度では、インキ適用の調節、即
ちフォームローラーによる印刷版からの取り上げが行な
われなくなる。従つ)て、トーニングは従来の湿式リト
グラフイーの汚れに類比している。従来のリトグラフイ
ーインキをドリオグラフイーに使用すると非常に低いト
ーニング温度を有し、約24.0′C(75゜F)以下
ならドリオグラフイーで充分機能を果す。若干の従来の
リトグラフイーインキは僅かに高い温度、例えば29.
5゜C(85゜F)以下ても機能を果すが、操作の不確
定性と着色に関する限界によりその利用が限定される。
従来の平版印刷インキはドリオグラフイー印刷)では十
分性能を発揮しない。
それらは、特に溜め溶液により与えられる利点をもたな
いドリオグラフイー印刷で生ずる高い温度と剪断速度の
下では印刷安定性をもたない。更に、トーニングが生じ
、そして印刷物自体の品質が所望されるものより劣る。
低い剪断速度では、典型的にはこのドリオグラフイーイ
ンキ系はニュートン流動の近くにあり、そして高い剪断
速度では、膨張域(DilatantzOne)へ移行
すると考えられる。
これによつて、版の上でフォームローラーのふき取り作
用が行われてインキが低エネルギー表面からきれいにと
り除かれる傾向を示す版/フォームローラー挙動を説明
することができる。この型式の系では、ローラ運動が早
くなるにつれて、この系の運動に対する抵抗性は一層大
きくなる。更に、ドリオグラフイーインキ系は熱くなる
傾向を示し、それ故に感熱性である。本発明は特にドリ
オグラフイー法に使用するのに適した改良された平版印
刷インキに関する。
本発明の目的はドリオグラフイー印刷系に使用するのに
適した平版印刷インキを与えることである。別の目的は
周囲条件下て取扱いに適した粘度を示すインキを与える
ことである。更に別の目的はドリオグラフイー印刷機で
生ずる温度と応力の条件下、例えは29.5〜60′C
(85〜140′F)で(この範囲は従来の湿式リトグ
ラフイーインキを使用するのに適した温度より高い温度
を含む)有益な性能を生ずるレオロジー性質(例えば粘
度、流動性、接着性及ひ粘度)を有し、一方トーニング
を避けながら高い印刷安定性を示すインキを与えること
てある。ドリオグラフイーに使用される乾性版の非像区
域は、通常低いエネルギー表面を有するシリコーンゴム
の層である。なお別の目的はインキ媒体と顔料成分間の
相互作用により著しく有害な影響を受けることのないレ
オロジーを有するインキを与えることである。別の目的
は高い粘度と内部凝集及び低い降状値と表面エネルギー
を示し、従つて前記の温度範囲を含めて広範囲の印刷機
操作条件にわたつて、低い剪断速度でも高い剪断速度(
例えば高速印刷、例えば1000fpm以上の高速て生
ずる剪断速度)で流動し、転写しそして整置することか
てき、一方高い粘度と内部凝集を保ち、擬可塑性を生じ
ないインキを与えることである。別の目的は、応力がか
かつた状態及びかかつていない状態の両方で実質上のシ
ネレシス(Syneresis)を避けながら低い粘着
性を有するインキを与えることである。シネレシスは更
に印刷操作中、インキの流動、インキの転写性、及び刷
り重ねのトラツピング回収に有害な影響を与える。なお
別の目的は高品質印刷物、例えば鮮明で、忠実性、色調
の深さにおける優れた再現性を示し、トーニングがなく
、そして耐摩耗性である印刷物を与えるインキを与える
ことである。
これらの目的と他の有利な目的は、特にドリオグラフイ
ーで生ずる厳しい操作条件下でレオロジー性と有利な性
能特性との独特な均衡を示し、かjつ高品質の印刷物を
与える本発明のインキにより達成される。
レオロジー性と有利な性能特性との独特な均衡及び高品
質の印刷物は、互に作用する成分を、新規な平版印刷イ
ンキへ、それらの有益な効果の各々を高め、同時にそれ
らの有害な効果を排除するように、新たに組合わせるこ
とにより与えられる。
本発明の新規なインキは基本的平版印刷インキ媒体、顔
料、従来のインキ成分、選択された変性”ワニス、及び
流動調整添加剤、及び有利には或る粘着性マスク剤(T
ackmasker)からなる。
〔本文中、粘着性をマスクするとは、実際上粘着性を減
少させることなく、ぬらぬらした性質(SIipper
yness)を与えることを言う。
例えば有機シリコンオイルはそのような効果を与える性
質をもつている。〕この基本的インキ媒体は、インキが
熱により乾燥される熱固化印刷系に使用できるように設
計されるか或はインキが酸化により固化し乾燥されるシ
ート供給印刷系に使用できるように設計される。基本的
媒体はゲル化(化学的又は物理的にゲル化された)又は
非ゲル化媒体でよい。“化学的にゲル化された媒体゛と
は媒体が“化学的ゲル化剤゛と化学反応の結果としてゲ
ル化されたものであり、媒体と゜゜物理的ゲル化剤゛と
間の物理的相互作用の結果として基本的にゲル化された
媒体である゜゜物理的ゲル化媒体゛とは区別される。媒
体のゲル化はこれがインキの熱安定性を高めそしてトー
ニングの見込みを減するので本発明の一つの態様である
。化学的ゲル化媒体が好ましい。本発明の別の態様とし
て、非反応性ポリアミドを化学的ゲル化媒体と共に使用
し、更にインキの粘性を増大させる。選択された変性ワ
ニスはインキへ特定の所望のレオロジー性、例えば高い
粘度と内部凝集、低い降状値、及びドリオグラフイーで
生する上昇した印刷機温度及び高印刷速度(剪断速度)
で高い粘度の維持、それによる印刷機中でのインキの良
好な転写と流動特性を付与するのに十分な量で配合され
る。
使用さえる特別の変性ワニスは、そのようなワニスの或
る選択された群の中から、使用される基本的平版印刷用
媒体と特定の顔料の組成に応じてそれを゜゜変性゛し、
所望の媒体含有インキを与えるように選択される。流動
調整添加剤は特定のレオロジー性を与えるように添加さ
れ、例えばインキの高い粘度と内部凝集に寄与し、或る
流動又は低い降状値を与え、そして非像区域に関してイ
ンキの表面エネルギーを減少し、それによつてインキを
非像区域から離すのを助けるように添加される。
それは、変性ワニスにより付与された粘度特性を有害に
変えることのない量で添加される。内部凝集は印刷版の
像区域を濡らし、その区域へのインキの移動を保つのに
十分であり、これに対して表面エネルギーはインキが版
操作温度範囲内て印刷版の非像区域を濡らさないほど十
分に低い。基本的媒体、選択された変性ワニス、及び流
動調整添加剤を使用することにより、或る流動又は低い
降状値と共に高い粘度と内部凝集を有する新規なインキ
を与え、インキのトーニング温度を増加し、そしてこれ
によりドリオグラフイーで使用される高い印刷機温度と
高い印刷機速度コピーシートにトーニングを起す見込み
が少なくなる。
本発明のインキはシート供給系に使用されるように設計
されたインキに対して40℃で一般に300ポイズより
高く、そして熱固化系に使用されるべきインキに対して
40てCて100より高く、典型的には約125〜17
5ポイズの範囲内の高い粘度を有する。この粘度は円錐
及び板型粘度計で測定される。これはラーレイ(Lar
ay)粘度計で測定して、一般に約5000ダイン/d
より低く、好ましくは約3000ダイン/Cltより低
い降状値を有する。降状値零のインキが好ましい。従来
の湿式リトグラフイーインキは約10000〜2000
0ダイン/dの降状値を有する。この高い降状値を有す
る多くのインキは、小滴が版と接触すると切れて離れ、
フォームローラーで引き戻されない傾向を示すので、ド
リオグラフイーでは十分な働きをさせることができない
。本発明のインキの所望の粘度は、他のリトクラフイー
系に使用するように設計された従来のインキに正常な粘
度に比較して高い。
シート供給系に使用するための従来のリトグラフイーイ
ンキは、典型的には40℃で約90〜100ポイズの粘
度を有し、そして熱固化系に使用するためのインキは典
型的には4000Cて40〜50ポイズ、又はそれ以下
の粘度を有する。しかしながら、高い粘度系は通常、高
い粘着性即ち1分にわたつて120RPM及び32.2
゜C(90′F)でインコメーター(InkOmete
r)で測定して25〜40の粘着性、及び飛行傾向(F
lyingtendency)、即ち帯電粒子の微細ミ
スト(Mist)が早い回転ローラーにより投げ出され
る傾向を伴なう。
ここで言及されるすべての粘着性測定は特記しない限り
同様にして得られたものである。この系に伴われる高い
粘着性は、粘着性を現わさないようにするような量の媒
体変性ワニス、本発明の新規なインキと相溶性でありか
つこれに有゛害な影響を与えない粘着性マスク剤の添加
により減少させるのが有利である。
基本的な平版印刷インキ媒体は、顔料キャリアでありそ
して乾性、硬度、光沢、耐薬品性及び印刷物品質のよう
な特性を与える。
これは例えば印刷操作中分散物として顔料を保持するの
に十分な量て使用され、そして従来の媒体には乾性油及
び合成乾性油;天然又は変性樹脂例えばロジン、コパル
、ダマー、シエラツク、硬化樹脂、ロジンエステルニフ
エノール樹脂、ロジン変性フェノール・樹脂、100%
フェノール樹脂、マレイン酸樹脂アルキド樹脂、石油樹
脂、ビニル樹脂、アクリル樹脂、ポリアミド樹脂、エポ
キシ樹脂、アミノアルキド樹脂、ポリウレタン樹脂、及
びアミノプラスチック樹脂の如き合成樹脂:セルロース
誘導体、例えばニトロセルロース及びエチルセルロース
ニゴム誘導体、例えば塩素化ゴム、環化ゴム;及びにか
わ、力ティン、デキストリン及びティンのようなものが
含まれる。好適な基本的媒体にはフェノール樹脂及びマ
レ・イン酸樹脂が含まれる。
この樹脂は油を基にした媒体を作る際に使用でき、そし
てこれを油に配合することにより有益に変性される。こ
の変性樹脂は好ましくは金属一有機ゲル化剤のような化
学的ゲル化剤、例えばアルミニウム錯化剤でゲル化され
る。所望に応じて、溶剤が粘度と粘着性を調整するため
に添加できる。基本的媒体系の製造で使用するのに適し
た油には、あまに油、加熱増粘化あまに油であるリトグ
ラフイーワニス、及び長油(10ng011)(油高含
有)の市販されているあまに油変性アルキド樹脂が含ま
れる。あまに油は約0.5ポイズの粘度を有し、そして
あまに油リトグラフイーワニスは150ポイズを超える
粘度を有する。印刷インキ媒体中の油成分として使用す
るのに適したアルキド樹脂は、多価アルコール、例えば
グリセロールと多塩基性酸、例えば無水フタル酸、テレ
フタル酸、イソフタル酸等との縮合によつて形成され、
あまに油のような乾性油で変性される。印刷インキに使
用するため、これらは長油系、例えば70%を超える油
含有量を与えるように変性される。市販のアルキド樹脂
にはイオバイト・ケミカルス社(IOvjteChem
icals,sInc.)から販売されているイオバイ
ト(IOvite)I−57、イオバイトI−110及
びイオバイトC−428及びローター●ケミカルス(L
awLerChemjcals)社から販売されている
ターロン(TerlOn)3が含まれ、そして約5〜5
00ポイズの粘度で入手される。この樹脂は、単独で使
用すると硬度と光沢を欠く油により変性される。好適な
樹脂には市販のエステル化、ロジン変性、フェノール樹
脂及びエステル化、ロジン変性、マレイン酸樹脂が含ま
れる。これらのフェノール樹脂は一般にペンタエリトリ
トール、グリセリン又はソルビトールのようなエステル
化用多価アルコールでポリペイルーロジン又は二量体化
ロジンのようなロジンをエステル化し、その生成物に、
バラオクチルフェノール、ビス−フェノールAlO−フ
ェニルフェノール、キシレノール、クレゾール等でよい
置換フェノールを反応させることにより製造される。通
常には樹脂の約20〜30%のフェノール変性が行われ
ているであろう。市販のフェノール樹脂には、ユニオン
●キヤンプ(UnjOnCamp)社のM−93、M−
88及びアメベロールωMeberOl)F−7及びロ
ーター・ケミカルス社のクラムバール(Krumlba
ar)K−1387が含まれる。マレイン酸樹脂は典型
的にはロジン、例えばゴムロジンと、無水マレイン酸の
付加物を形成し、グリセリン又はペンタエリトリトール
のような多価アルコールでエステル化することによつて
製造される。樹脂のマレイン酸含量は典型的に約7〜1
4%てある。アシユランド ケミカルス(Ashlan
dChemicals)のアロケム(ArOchem)
532及び533は適切なマレイン酸樹脂である。高沸
点で、芳香族及びオレフィン含有量の少ない炭化水素溶
剤を一般に油及び樹脂と組み合せて使用される。マギー
(Magje)470、マギー500又はマギー535
のようなパラフィン系飽和環式溶剤が好適である。これ
らの溶剤は237C(450゜F)より高温度て沸騰し
、そして芳香族とオレフィン系の含有量は15%より少
ない。基本的媒体の粘度は典型的にインキ系と大体同じ
、即ちシート供給系で使用されるインキについては40
シCで約300ポイズより高く、そしてウェブ系に使用
されるインキについては400Cで100〜125ポイ
ズ以上であるべきである。
しかしながらこれらの初期粘度は一般にインキの調合中
添加剤の添加によつて低下する。この粘度は媒体中の油
、ロジン及び溶剤の比率を変えること、錯化剤又はゲル
化剤の使用、ゲル化剤の量、ポリアミドの添加、等によ
り変えられる。一般に、媒体は40〜60重量%の樹脂
、約15〜40%の油及び約15〜35%の溶剤を含む
。シート供給印刷系に対して、この媒体は好ましくは約
45〜55%の樹脂、約20〜30%の油及び約20〜
30%の溶剤を含み、一方熱固化印刷系に対しては、媒
体の含有する油は少く、樹脂は多く、例えば約50〜6
0%の樹脂、約10〜20%の油及び約25〜35%の
溶剤を含む。本発明の新規なインキの好適な基本的媒体
系はアルミニウム錯化剤でゲル化された高沸点、エステ
ル化、ロジン変性フェノール樹脂を含む高粘性含油樹脂
媒体である。このフェノール樹脂は、樹脂を可溶化しか
つ高沸点脂肪族炭化水素て希望の粘度へ調節されるよう
に、植物油又は長油アルキドへ溶解する。シート供給系
用につくらされたインキに使用するのに特に適した非ゲ
ル化基本的媒体系はイオバイト(IOvite)2−1
08としてイオバイト●ケミカルス社により供給されて
おり、40%のエステル化したロジン変性フェノール樹
脂、6%の100%l油溶性フェノール樹脂、30%の
油、23%の溶剤及び1%の増粘剤(BOdyinga
gent)を含んでいる。イオバイト3−311−4ヌ
XP585又は2−178としてまた供給されている、
好適なゲル化媒体系は約16〜20%の増粘化あまに油
、11〜15.5%の油高含有あまに油アルキド、32
.5〜37.5%のビスフェノール変性ロジンエステル
、29〜33%のマギー53釉及び1〜2%のアルミニ
ウムイソプロポキシドを含む。熱固化印刷系用につくら
れたインキに使用するのに適した媒体には、ゲル化され
かつマギー50軸に溶解された、イソフタル酸アルキド
中のペンタエリトリトールエステルフエノール樹脂であ
るイオバイト3−236が含まれる。この媒体は400
RPMて14の粘着性を有する62%の固形物を含有す
る高度な組織をもつゲルである。本発明に使用するのに
適した顔料には、平版印刷インキとして使用可能な無機
及び有機顔料のような着色剤が含まれる。典型的な無機
及び有機顔料にはAAA,.AAOA及びAAOT型の
ジァリーライドイエロー、フタローシアニドブルーGS
lグリーンシェードベータ型、パーマネントレツド?カ
ルシウム、リトールルピン(4B)、ローダミンYSl
カーボンブラック金属変性フアーネス型(アルカリブル
ートナーと共に)クロ−ムイエロー、アイアンブルー、
酸化鉄、二酸化チタン、アルミナ水和物、硫酸バリウム
、炭酸カルシウム、レーキ顔料、PMTAカラー、ケイ
光顔料、金属顔料、粘土、ナフトール及び他の有機顔料
が含まれる。これらの顔料は媒体に分散可能な量で使用
される。
一般に、インキ中にてきるだけ多く顔料を保有すること
が望ましい。使用される典型的な顔料範囲の例はインキ
の約12〜50重量%である。有機顔料を添加する好適
な方法はフラッシュ分散のようなやり方である。この分
散物は、顔料表面から一水を選択的に発散させ或は除去
する基本的媒体成分で顔料ブレス塊を処理することによ
り製造される。分散物の顔料含有量はできるだけ高く、
それていて依然としてその分散物を取扱い易くする。一
般に、分散物の約30〜45%が顔料である。シー.卜
供給系用インキに使用するための媒体を製造するのに使
用される好ましい媒体は1:1:1比のイオバイト2−
10ベイオバイトI−110及びイオパイトI−102
である。顔料分散物を使用することにより流動特性を一
層良くし、印刷機ての取扱・いを容易にしている。シー
ト上の乾燥も一層早くなつている。更に、低温、例えば
21.1℃(70゜F)でのインキ性能が改良される。
熱固化系のために構成されたインキに使用する、フラッ
シュによつて乾燥した粉末顔料を製造するのに適した媒
体は、イオバイト102のような二量体化ロジンエステ
ルであり、それはマギー53釉中の53%ペンタリン(
Pentalyn)Kであり、50ないし55%の固形
物を有する。マギー50珀も使用てきる。選択された変
性ワニスは基本的にはインキのレオロジー性を調節する
ために添加され、そして一般に、十分な量で添加されて
、室温から40℃(10+゜F)又は51.9℃(12
5゜F)の範囲に及ふ温度及lび大きな印刷機速度、例
えば1000fpmまて又はそれ以上から生する前剪断
速度を含めて印刷機操作条件の広い範囲にわたつて高い
粘度と内部凝集及び低い降状値を与える。
流動調整剤は基本的には印刷機の操作条件範囲にわたつ
て所望の表面エネ.ルギーを与えるのに有効な量で添加
される。内部凝集は印刷版の像区域をインキで濡らし、
それへ移す状態を維持するのに十分てあるのに対して、
この表面エネルギーはインキが版操作温度範囲内で印刷
版の非像区域を湿潤しない程十分に低い。゛シート供給
系で使用するためにつくられたインキ円錐・板型粘度計
で測定して、望ましくは40℃て約300ポイズより高
い粘度を有する。熱固化系に使用するためにつくられた
インキの粘度は400Cで100ポイズより高く、典型
的には約125〜175ポイズの範囲内にあることが望
ましい。ここでいうインキ粘度測定は特記しない限り、
3比秒−1剪断速度を示す16RPMの定常速度て駆動
されたPKII円錐を使用して40゜Cでパーク(Ha
ake)粘度計を用いて行なわれる。最初のピークを粘
度としてとる。インキとして適した最大粘度は、インキ
が室温、例えば21.1℃(70粘F)に保たれた時に
そのインキがローラー列を通して動かなくなる粘度、即
ち、約700ポイズである。本発明のインキの所望の粘
度は、他のリトグラフイー系に使用するためにつくられ
た従来のインキに通常の粘度と比較して高い。シート供
給系に使用するための従来のリトグラフイーインキは、
典型的には40℃で約90〜100ポイズの粘度を有し
、そして熱固化系に使用するためのインキは典型的には
40℃て40〜50ポイズ、又はそれ以下の粘度を有す
る。それ故に、所望の最終用途のために好適なレオロジ
ー性を有するインキを与えるように十分に変性ワニスが
インキ媒体に配合される。流動調整剤、ポリアミド又は
ゲル化剤の添加は、このインキ粘度を更に増大する傾向
を示す。一般に、変性ワニスはインキ系の約3〜35重
量%の占めるが、しかし好ましくはこれはインキの20
重量%以下より少ない。与えられたインキに使用される
変性ワニスの特定の量は、基本的媒体系により決定され
るのみでなく、インキ粘度と流動性が特定の基本的媒体
一顔料関係に関連づけられるので、一つには使用される
顔料により決定される。この選択された変性ワニスもま
た印刷性能、例えば印HII機とセットを通して転写、
及ひ最終使用要件、例えは耐摩擦性の両方に対してイン
キ系の性能を改良する。化学的にゲル化された媒体はこ
れが更に基本的媒体変性ワニスインキ系の熱安定性を改
良しかつ低い粘着性を有するインキを与えるので、シー
ト供給インキ系に適している。
物理的ゲル化剤はまた非ゲル化基本的媒体から作られた
インキの熱安定性を改良するようにインキ系へ添加でき
る。しかしながら、基本的媒体変性ワニス系を安定性に
関して調整することが好ましい。変性ワニスは、化学的
にゲル化された媒体、又はゲル化剤で物理的にゲル化さ
れた媒体と同様に、温度によるインキ粘度の変動性を変
える。これに対して、一般的に言つて変性ワニス及び化
学的又は物理的にゲル化された媒体を使用せすに、イン
キの粘度は1゜Cの変動に対して約10%変化する。変
性ワニス、ゲル化媒体又はゲル化剤を使用すると、この
粘度変化が遅くなる。更に粘度の調整は、特にゲル化媒
体を使用する時には、粘度を増加するように媒体にバー
サミド(Versamid)2950のようなバーサミ
ド型のポリアミドを少量ではあるが十分量配合すること
によつて行うことができる。このようなポリアミドは二
量体化脂肪族の非反応性縮合生成物であり、約3〜8の
アミン価と約90〜100′Cの軟化点を有する。基本
的インキ媒体と共に使用される選択的変性ワニスには、
環化ゴム;二量体化ロジンエステル;アルキド及びロジ
ン変性アルキド;エステル化したロジン変性フェノール
含油樹脂ゲル;及び炭化水素樹脂溶液を含む。
変性ワニスは、これが基本的ビヒクルのレオロジーを変
化するので、基本的インキ媒体とは異なる。アメリカン
・ヘシユト社(AmerjcanHOeshtCOrp
.)のアルペツクス(Alepex)C84l5のよう
な比較的低分子量の環化コムがインキの固化性を改良す
るために望ましい。環化ゴムは典型的にはマギー油のよ
うな高沸点脂肪族炭化水素溶剤の溶液として添加され、
ゲル化されたインキ系に使用するのに適している。マギ
ー470即ち85%の飽和物、10%の芳香族、及び5
%のオレフィンを有する石油が使用できる。二量体化ロ
ジンエステルは二量体化ロジンとペンタエリトリトール
のエステル化生成物であり、ハーキユレス社(Herc
ulesInc.)により製造されたペンタリンKをマ
ギー油535中に53%入れたものであるイオバイトI
−102又は3−103として市販されている。イオバ
イト3−105は変性ワニスとして使用するのに適した
ロジン変性アルキドの例である。このアルキドは、70
%のポリエステル樹脂、30%のトール油及び0.03
%のアルミニウムイソプロピレートを、マギー535で
固形物60%に調節したものからなる。フェノール含油
樹脂ゲルはゲル化剤、一般にアルミニウムイソプロピレ
ートのようなアルミニウム錯体でゲル化された前記のよ
うな熱硬化フェノール樹脂である。多くのこれらのゲル
はローター・ケミカル社のL■−322として市販され
ている。ローター(12wter)931はイオバイト
3−23幀体と組合わせて使用するのに好適な変性ワニ
スである。ローター931は、マギー470中に67%
の固形物を含む低組織変性ペンタエリトリトールエステ
ルである これは400RPMて20の粘着性を有する
約140′Cより高い温度で融解する(ボール及びリン
グ)ネビル・ケミカルス(NevillChemica
ls)社のネブケム(Nevchem)140のような
炭化水素樹脂が適している。マギー535のような溶剤
中で約60%の樹脂固形物を含む樹脂溶液が特に適して
いる。シート供給及び熱固化インキ系の両方で使用され
る本発明の流動調整添加剤は、ポリシロキサン、例えば
ポリシロキサンが有機表面活性剤、好ましくはポリエー
テル表面活性剤と化学的又は物理的に結合される化学的
反応性の基を有する本質的に線状のポリシロキサンであ
るのが有利である。
このポリシロキサンは一般に25有Cで約25〜150
センチストークスの範囲の粘度を有し、化学″的反応性
の基は一般に鎖末端基、例えば水素、水酸基;−0R1
ここでRは低級アルキル、例えばメチル又はエチル、又
はアリール、例えばフェニル;又はハロゲン、例えば塩
素;のような基であり、好ましくは水酸基又は−0R基
てあるが、最も好ましくは水酸基である。このポリシロ
キサンの一群は一般式:(式中Xは化学的反応性基であ
り、Rは上に記載したものと同一の意味を有し、別々の
R基は同一又は異なり、そしてnは約3〜約100であ
る。
好ましくはRはメチルである)を有する。表面活性剤と
化学的に結合したポリシロキサンには、シリコーン重合
体、例えばシリコーンブロック共重合体、例えばシリコ
ーンアルキレンブロック共重合体、シリコーンフェニル
ブロック共重合体、シリコーンクロロフェニルブロック
共重合体及び好ましくはシリコーンアルキレンオキシド
ブロック共重合体を含めた樹脂が含まれ、最後のものは
異なるポリアルキレンオキシド単位、例えば2〜4個の
炭素原子を有するものを含むアルキレンオキシド単位を
含むことができ、そして更にこの異なる単位は適当な連
結性有機官能基、例えばカルボキシル、アルキレン、ア
ミン、エステル又はエーテル基により連結させることが
できる。
好適なものにはシリコ−ンーポリエーテル共重合体、例
えばシリコ−ンーエチレンオキシド、シリコ−ンープロ
ピレンオキシド、及びシリコーンーエチレンオキシドー
プロピレンオキシド共重合体が含まれる。これらは例え
ば水酸基又は低級アルコキシ基、例えばブトキシ基のよ
うな末端封鎖基で終つていてもよい。これらの流動調整
材料(添加剤)を炭化水素、好ましくは芳香族の溶剤、
例えばキシレン又はトルエン中の10〜60重量%溶液
として添加するのが便利てあり、有利である。
これらの材料はインキの表面エネルギーを変化し、然も
粘度を増大する作用を有する。好適なポリエーテルの化
学的又は物理的に結合された群にはプロピレンオキシド
ポリエーテル及び大体約1:1〜1:2、好ましくは約
1:1.2〜1:10の範囲のC2対C3の重量比を有
するポリエチレン●オキシド−ポリプロピレンオキシド
ポリエーテルが含まれる。
使用に適した特別の材料は、キシレン中の12重量%溶
液として配合された、約20重量%のジメチルポリシロ
キサン成分、及び実質上残りのポリプロピレンオキシド
成分を含有するシリコ−ンーポリエーテル組合わせ体で
あるユニオンカーバイト社のS−30である。使用に適
した別の材料は約43:57のC2対C3の重量比でエ
チレンオキシドとプロピレンオキシド単位を含有するシ
リコ−ンーポリエーテル組合わせ体のトルエン溶液であ
るダウコーニング社のDC−11である。このシリコ−
ンーポリエーテルの別の例は構造式:を有する。
トーニングが印刷操作中で起こらない温度へインキのト
ーニング温度を増大するのに十分な量の流動調整添加剤
を使用する。
添加の最少量は、印刷版の温度又はそれ以下の温度でニ
ュートン流動にならない、即ち、そのトーニング温度に
達しないインキを与えるのに必要な量である。好ましく
は、トーニング温度は予想される版温度より少なくとも
2.8グC(5予F)上である。32.2〜51.9■
C(900〜125゜F)、又はそれ以上の版温度がド
リオグラフイーで予想されるので、29.5〜51.9
℃(85〜125゜F)、好ましくは60゜C(140
′F)のトーニング温度を有するインキが望ましい。
明らかに、冬期間及び暖戻した設備中の操作に対しては
、夏期間又は温度調節してない設備中の場合より低いト
ーニング温度を許容できる。一般に、この流動調整添加
剤はインキの約0.25から1.5又は2重量%を占め
る。好ましくは使用される流動調整添加剤の・量はイン
キの約0.50〜1重量%である。それより量が多くて
も明白な増大した効果を示さないが、添加した量が希釈
剤として作用し始めてインキ系全体の有効性を減じない
限り、インキを害することはない。好適な基本的媒体を
化学的にゲル化するために本発明に使用するのに適した
錯化剤又は化学的ゲル化剤には、金属一有機キレート化
化合物、例えばアルミニウムアルキオキシレート、例え
ば市販のメトキシル化、エトキシル化及びブトキシル化
ノアルミニウム誘導体が含まれる。アルミニウムオクト
エートが使用できる。アルミニウムイソプロポキシドが
特に適している。この錯化剤は所望の増加した粘度を生
ずるのに十分な量で、例えば177〜237C(350
〜450′F)に加熱することにより基本的媒体系に迅
速にかつ完全に分散される。基本的媒体を約1〜5重量
%、好ましくは約1〜3%の量が適している。もし望む
なら媒体中に溶剤のようなキャリアを使用して媒体中に
錯化剤を配合することによつて錯化剤の分散を助けるこ
とができる。非ゲル化基本的媒体を用いたインキ系にゲ
ル化剤を使用した場合とは対照的に、錯化剤はインキ系
を物理的にゲル化することよりむしろ媒体中の樹脂を錯
化する。前記のようなポリアミドは、またゲル化基本的
媒体から製造されたインキの粘度を増加するように錯化
剤と共に使用することもできる。
その作用は物理的効果てあり、そしてこのポリアミドは
粘度を所望量に増加するのに有効な量で添加される。一
般に、このポリアミドは基本的媒体の約1〜3重量%の
量で使用される。40℃で約300ポイズの粘度を有す
るインキ系で約2%ポリアミドを使用すると、粘度は約
450ポイズに増加する。
非ゲル化媒体から製造された本発明のインキを熱安定化
するための物理的ゲル化剤には、粘土ゲル化剤例えばモ
ンモリロナイト粘土ゲル化剤及びベントン(BentO
ne)38ゲル化剤、有機的に変性されたモンモリロナ
イト;フユームドシリカゲル化剤、特に極めて微粒の、
即ち1y当り200〜400dの表面積を有する、特に
フユームド、コロイド状無定形シリカゲル化剤、例えば
四塩化ケイ素の蒸気相分解により作られるCab−0−
SllM−5及びM−7;及びステアリン酸アルミニウ
ム又はアルミニウムイソプロピレートのようなアルミニ
ウムケル化剤が含まれる。このゲル化剤は所望の熱安定
性、即ち所望の温度より高いトーニング温度、そして2
9.5〜51.9゜C(85〜1255F)又は60#
aC(140゜F)、又はそれ以上の範囲内のトーニン
グ温度を有するインキを与えるのに十分な量で添加され
る。しかしながら、インキに含有されるゲル化剤の量が
多すぎると、インキの粘度は大きくなり過ぎ、即ち21
.1、C(700F)で700ポイズより大きくなり、
インキは印刷機を通して移動しなくなる。使用されるゲ
ル化剤が少な過ぎると、インキに対して何の効果もない
。ゲル化剤は一般にインキの約1〜4%、好ましくは1
〜2重量%てある。しかしながら、本発明のインキの粘
度を高くする結果として、インキの粘度性も高くなる。
シート供給系及びウェブインキ系の両方の高粘着性はイ
ンキの表面エネルギーを下げるがまた粘着性をマスクす
る有機シリコーン油の添加によりマスクされる。有効量
の効果的粘着性マスク用有機シリコーン油は、溶剤、例
えばゲル化溶剤、炭化水素溶剤又は植物油と一緒にして
しばしばかつ有利に使用される。しかし、インキに含ま
れるこの粘着性マスク剤が多すぎると、シネレシスが起
り、インキはローラーの列を通つて印刷版の方へ移動し
なくなるであろう。一般に約0.5〜2重量%、好まし
くは1〜2%の粘着性マスク剤が本発明のインキに使用
される。10〜100センチストークスの低分子量、低
粘度ジメチルポリシロキサンが像/非像コントラストを
得るためにこれまでドリオグラフイー用インキに使用さ
れてきたが、今迄一層多い量、例えば5重量%を越える
量が必要であり、そして応力状態及び非応力状態の両方
でシネレシスのような副効果を生じていた。
このことは、インキに関してインキがローラー列を通し
て移動できないこと及びオーバープリントでトラップで
きないこととなつて現われてくる。本発明のインキに相
溶性である少量の、一般に2重量%より少ない量の高い
分子量と粘度をもつジメチルポリシロキサンを用いるこ
とにより、これらの副効果は起こらなくなる。本発明の
新規なインキに粘着性マスク剤として使用可能な有機シ
リコーン油は、25゜Cで200センチストークスより
大きい粘度を有する水不溶性、実質上不揮発性、液体ポ
リシロキサン、及びこの新規なインキに相溶性であり、
有害でなく、そして粘着性マスク性を与える種類の公知
化合物の何れをも使用てきる。
本質的に線状のポリシロキサンで、有機基が低分子量脂
肪族基、例えばメチル又はエチルのような低級アルキル
基であるもの、或は大きな割合で低分子量脂肪族基が存
在するものが好ましい。特に好適なポリシロキサンは、
化学的に非反応性の基、例えばトリアルキルのような有
機基、例えばトリメチル基で末端ブロックされたもので
ある。
他のものにはアリール、例えばフェニル及び置換(例え
ばクロロ置換)フェニル、及びアルキル−アリール、例
えばメチル−フェニル、シリコーン油が含まれる。一般
に使用されるオルガノシリコーン油は25℃て約200
〜600、好ましくは200〜500の粘度を有する。
中間的分子量、中間的粘度のジメチルポリシロキサンが
特に適している。L−45シリコーン流体としてユニオ
ンカーバイドにより販売される材料及びダウコーニング
のDC一200が本発明に使用するのに適している。こ
れらの材料は標準的粘度の範囲内で入手できる。U字毛
細管粘度計で測定して、約350センチストークス、又
は僅かにそれ以上、例えば約500センチストークスま
ての粘度を有する材料が特に適切である。ゲル化基本的
媒体から製造されたインキ系の粘着性は、非ゲル化媒体
から製造されたインキ系の粘着性よソー般に小さいので
、ゲル化媒体が好ましい。粘着性はまた溶剤のような粘
着性減少剤、例えばマギー470油、マギー500油、
ゲル化マギー470等を含有させることにより有利に調
整される。
植物油、例えは桐油、又は非常に低粘度の油高含有あま
に油アルキド、例えばローターソルバー(Lawter
SOlvar)がシート供給系で使用するのに適した粘
着性減少剤である。インキの5〜10%、好ましくは5
〜8重量の量が、粘着性減少剤として典型的な量である
。あまに油アルキドは一般に0.75〜1ポイズ、又は
それ以下の粘度を有する。一般に、インキの粘着性は1
200RPM及び32.2にC(900F)でインコメ
ーターで1分間に亘つて測定して約20より低いのが望
ましく、好ましくは16より低く、そして粘着性マスク
剤と粘着性減少剤は粘着性を減少しかつこの目的に合致
するように選択された量で一緒に添加されるのが有利で
ある。例えば、粘着性減少剤の使用は一般に溶剤型作用
を含み、これは粘着性を減少する一方、また粘度を減少
する傾向を示し、そして非溶剤型の粘着性マスク剤は粘
度を有害に減少することなく、粘着性を下ける効果を示
す。従つて、粘度の減少があるとしてもそれを最少にし
て粘着性を減少する組み合せが特に有利である。従来技
術で基本的媒体系に添加される添加剤には、ろう(Wa
x)化合物、乾燥剤促進剤及び酸化防止剤が含まれる。
このろう化合物又はろう化合物の組み合せは、すベリと
耐摩擦性を与える。印刷インキ級ポリエチレン、例えば
アライド・ケミカル社(AllledChemical
sCO.)のAC−6、又はイーストマン●ケミカル社
(EastmanChemicalCO.)のエポレン
(EpOIene)N−10及び市販のろうが本発明に
使用できる。このポリエチレンろうは低い密度と中程度
の結晶性をもち、そしてイオバイトXPlO7又はロー
ター697のようにアルキド樹脂中の分散物として販売
されている形のものがシート供給インキに使用するのに
適し、これに対して440マギー油中の分散物として販
売される形のものは熱固化インキ系に使用するのに適し
ている。ローター・ケミカルス社のテキソロン(Tex
OIOn)のように脂肪族炭化水素溶媒に入れたものと
して一般に入手されるフィッシャー・トロプシユ(Fi
sher−TrOpsch)(FT)もまた適している
。一般に、約1呼量%より少なく、好ましくは約8%よ
り少ないろう化合物が、インキ粘度と光沢を減するので
インキに使用される。乾燥促進剤は市販のコバルト/マ
ンガン組合せ物の一つでよい。多くのコバルト/マンガ
ン乾燥促進剤がコバルト/マンガンリノレート、ヘキサ
デコネート又はオクトエートとして市販されている。ム
ーニイ ケミカルス(MOOneyChemjcals
)社のリン(Lin)印刷インキ乾燥促進剤が好適な乾
燥促進剤である。
ムーニイの鉛を含まない乾燥促進剤1(EX−CEXも
適している。このインキ系と反応しない任意の通常の酸
化防止〕剤を使用してもよい。特定の例には市販のブチ
ル化ヒドロキシトルエン、オイゲノール(Eu痔NOり
及びパータイル(Bartyl)が含まれる。
また、グリースが印刷機を通るインキの移動を改良する
ために使用できる。オレンジ固体油、.通常の印刷イン
キグリースが適している。有機顔料を使用した本発明に
従つた代表的なインキ調合品は下記の通りである(重量
%)黒色顔料が使用される時には、青色トナーが望まし
く、これはビヒクルの一部と置換される。
また、顔料フラッシュを使用する際には、この分散物を
製造するため媒体の実質的部分を最初に使用する。更に
無機顔料を用いた調合品は、その高い比重のために、媒
体成分を必要なだけ減少させて顔料含有量を一層大きく
して使用されるであろう。グリースと溶剤の使用は熱固
化インキ系に特に望ましく、そのような系では乾燥促進
剤と酸化防止剤は多くの用途て省略してもよい。本発明
を更に下記の実施例により例示する。
実施例1第1表に記載した色のインキを製造するため必
要な量(重量)の下記の材料を使用した。
材料7〜10を別々に秤量し、そして混合した。材料1
〜6を秤量して粉砕した。二つの部分を一緒にし、そし
て鑵に詰めた。このインキは均一な粘稠性とNPIRI
グラインドメーター(GrindOmeter)で測定
して2より小さな粒径をもつていた。ラーレイ粘度計て
測定してこの粘度は70゜Fで800〜900ポイズで
あつた。前記の米国特許第3511178号に記載され
ているように、4色シート供給38インチ・ミラー(M
lller)印刷機を使用して、ドリオグラフイー法で
、諦ドリオグラフイー版にインキを印刷した。
印刷操作中トーニングは起らなかつた。
印刷機温度を監視するため赤外線センサーを使用した。
印刷機の操作温度は黒色32.6゜C(9rF):黄色
32.2操C(90′F);赤色、37.8FC(10
0′F);そして青色、32.6〜34。4゜C(91
〜94゜F)であることが測定された。
トーニングは起らなかつた。続いて別の印刷機で黒色は
36.rC(97たF)のトーニング温度を有すること
が判明した。乾燥及び表皮形成速度は開放印刷機で4時
間であつた。粘着性は湿式オフセット法と同じであつた
。5種類の工程条件、中心シート上の標準GATF(ピ
ツッバーグのGraphicArtsTechnjca
lFOundatiOnの略)の着色した帯状印刷と星
印状の印刷、完全なGATF着色ブロック状印刷、一組
の多層網模様印刷、多重ブロック状及び一組の単一帯状
網模様状印刷を行なつた複合形で、認容し得るカラコピ
ーをつくつた。次の四種類の紙を使用した:マウンテイ
(MOL]11Tie)オフセット●スムーズ80#、
マウンテイ●ベラム(Vel]Unl)、シヤスタ(S
hasta)スエード及びレターブレス光沢塗布紙。
印刷の順序は青色、赤色、黄色及び黒色てあつた。紙上
の固化速度と乾燥速度は次の通りであつた:すべての色
でトラツピングまたは良好であり、そしてプリントの品
質と状態は認容しうるものであつた。
耐摩擦性は認容し得るものであつた。実施例 ■4色シ
ート供給38インチ、ハリス(Harris)印刷機を
使用してドリオグラフイー法で4種類のインキを印刷し
た。
この版はクロメコート(KrOmecOte)及びバラ
ンタイン(Ballantine)塗布表紙用材料に印
刷されたブックカバーからなつていた。
第■表はインキを調合するために使用された材料の必要
重量を示す。すべての色て認容し得るコピーを作つた。
固化速度はクロメコートで瞬間的であり、バランタイン
表紙材料では良好であつた。乾燥速度は2〜4時間、そ
して表皮形成速度は2〜4時間(青色2時間)てあつた
。トラツピングは良好でありかつプリント品質と状態は
認容し得るものであつた。黒色は若干のまだらを生じた
。すべてのカバーは問題なしにラツカー塗工された。こ
れらのインキを印刷する時の版温度は次の通りであつた
。黄色36.10C(9TF) ノ赤色36.5℃(98゜F)、 青色36.5℃(988F)、 黒色32.7C(900F)。
実施例 ■ 下記の組成のインキを製造した: 第■表 媒体(イオバイト2−108) 40.0%木
一ワニス 13.5ポ
リエチレンー印刷インキ級(アルキドに45%)(イオ
バイトCN−56N) 4.0マギ
ー50σ油に40%FTろう 4.0顔
料 16.0.アルカリブルートナー
10.0ゲル化剤
1.0)f(桐油 7.0ジメチ
ルポリシロキサン(L−4\35センチストークス)
1.5流動調整添加
剤)10I( 2.0乾燥促進剤(
2.8%コバルト、3.0%マンガン)0.5アルキド
で増量したブチル化ヒドロキシトルエン
0.5*ゲル化剤の量を変え
、そしてゲル化剤を1%より多く又は少なく使用した時
に媒体の量を調製した。
** 実施例1と同じ 顔料はフアーネスブラツクであつた。
変性ワニスは53%の固形物を含有するマギー470油
中の溶液として添加された、環化ゴム、アルペツクスC
84l5であつた。二つのゲル化剤、ベントン38とC
ab−0−SllM−5を使用して多数のインキを調製
し、そしてシート供給系でドリオグラフイー法を使用し
てインキを成功裡に印刷した。第■表にはインキのトー
ニング温度と粘着性と共に、インキに使用したゲル化剤
の量が記載されている。インキの粘度は21.rc(7
0載F)て1000ないし1100ポイズであつた。黒
色顔料と青色トナー、第1表に示した顔料16%、及び
10%の媒体に置き換えて、1%ベントン38と2%C
ab−0−SilM−5を各々含有する別のインキを調
製した。
これらのインキのトーニング温度と粘度は次の通りであ
つた:実施例 ■ 実施例1に記載したように青色インキを下記のように製
造した:媒体(イオバイト2−108) 36%(重
量で)ワニス(イオバイト3−105)
36ポリエチレン(イオパイトCN−56M) 5
フタロシアニンブルーGSlO桐油 7 S−303L −45(350センチストークス) 1乾
燥促進剤(2.8%コバルト/3.0マンガン) 21
00.0%このインキはシート供給系で成功裡に印刷さ
れ、そして49.4゜C(12ドF)のトーニング温度
をもつていた。
粘着性は1分にわたつて1200RPMと32.2゜C
(90゜F)てインコメーターて21−22でありそし
て粘度は21.rC(70゜F)で約1000てあつォ
8た。実施例 ■ 更に媒体でゲル化剤を置き換えて実施例■のインキを使
用して成功裡に印刷された。
そのインキは29.5しC(85にF)のトーニング温
度をもつていた。実施例 ■ 重量%で第■表に記載した組成を有するインキを調製し
、ドリオグラフイー版と方法を使用してシート供給印刷
機に使用して成功裡に印刷された。
この粘度、粘着性及びトーニング温度を示す。トーニン
グ温度は接触高温計で測定した版表面温度である。印刷
機は水令式温度調節ATF4−7印刷機であつた。変性
ワニス52%のアルペツクスC84l5環化ゴム、2%
のトリデカノール及び46%のマギー470からなる溶
液であつた。
基本的ワニスはゲル化後一つの媒体に1.5%のポリア
ミド〔バーサミド2950〕を添加した以外同じであつ
た。基本的媒体は16〜20%の増粘化あまに油、11
〜15.5%の油高含有あまに油アルキド、32.5〜
37.5%のビスフェノール変性ロジンエステル、17
7〜232゜C(350〜4500F)で約1%のアル
ミニウムイソプロポキシドと1〜3%のアルミニウムオ
クトエートでゲル化されたマギー53釉29〜33%か
ら構成されていた。実施例 ■ 重量%で第■表に示した配合によりインキを製造し、そ
してシート供給系で印刷して成功した。
ゲル化を177〜232゜C(350〜450′F)で
1〜2%のアルミニウムイソプロポキシドで行い、そし
てポリアミドを含有しないこと以外、基本的媒体は実施
例■と同じであつた。変性ワニスは実施例■と同じであ
つた。実施例 ■ 重量%で第■表に記載した各インキ調合品50ボンドを
製造してシート供給ミラー38インチ系で印刷した。
4色で3700敗のコピー操作で印刷、乾燥又はバック
アップになんの問題もみられなかつた。
イオバイト2−108、1−110及び1−102の等
量部からなる媒体を使用して顔料フラッシュから、使用
したカラー顔料を製造した。顔料は次の通りであつた:
黄色インキの残りの0.250%は、色を調整するため
に使用されたオレンジベースであつた。
6000〜67000刷りの印刷は、4色ハリス38イ
ンチ系を使用して第■表に記載した組成のインキを用い
て行い成功した。
実施例 ■ 重量%で第■表に記載した組成のインキは、圧縮可能な
ブランケットがソフトトップの従来型と置き換えられた
、熱固化印刷機、ハンチヨウ(HantshO)MKI
Iブランケット−ブランケット印刷機で成功裡に印刷さ
れた。
乾燥はオフエネール(0ffena1re)乾燥器で2
18゜C(425゜F)で675F′PMで行われた。
顔料フラッシュは次のものを使用した: 実施例x インキは実施例1に記載したものと本質上同じであるが
、ただし実施例1に記載した流動調整添.加剤の代りに
、?動調??加剤は式:(式中Xは水酸基であり、そし
てnは50である)のポリシロキサンからなり、そして
このポリシロキサンは約1:9のエチレンオキシド対プ
ロピレンオキシド単位の重量比を有するポリーテルと物
理的に混合された。
実施例 ■ このインキは実施例Xのインキと本質上同じであるが、
ただしポリシロキサンは約1:1.4のエチレンオキシ
ド対プロピレンオキシド単位の重量比を有するポリエー
テルと化学的に一緒にされた。
実施例X■−X■ これらのインキは実施例Mのインキと本質上同じである
が、ただしポリシロキサンの化学的に反応性の基(X)
は各実施例に対して次に示すようなものである点が異な
つている:本発明の新規なインキに使用するのに特に適
した平版印刷版には、ここで参考に挿入された前記の米
国特許第3511178号に記載されたものが含まれる
これらには、乾いている時に親油性で油性インキ受容性
である像で像形成され、そしてこのように像形成された
時及び湿気がない状態で、像区域でのみ油性インキを受
容しかつそこから印刷するのに適し、一方非像区域で油
性インキを反撥するようになつている平版印刷版で、乾
いている時に油性インキ反撥性である非像区域を形成す
るのに適した高度に接着性の層をその上に結合した裏張
りを有し、乾いている時に1インチ当り約゛100yよ
り少ない接着剥離値を特徴とする印刷版が含まれる。こ
の版は予かじめ感度を増大させることができ、かつ写真
透明画を通して露光し、現像することにより像形成する
ことができる。接着性層は、硬化した、固体の、本質上
線状のエラストマー性有機ポリシロキサン、例えば約1
.95対2.1の有機基対シリコーン原子の比を有する
ものからなつていてもよい。露光前に水性媒体に関して
一つの溶解度状態を有し、露光後に水性媒体に関して別
の溶解度状態を有し、そして前記の状態の一つで可溶性
であり、他の状態で不溶性になる感光性材料が、その感
光性材料の上にのせた高度に接着性の層を有する裏張り
の上にそれと接触させて置かれ、そして刻感光性材料が
不溶性状態になつた時に下方の層にしつかりと結合させ
ることができる。
この感光性材料は、感光性状態で水溶性であることと、
露光した状態で水不溶性になることを特徴とする感光性
ジアゾ樹脂である。
それは、露光前に不溶性であり、露光すると分解して容
易に洗い流されることを特徴とする不溶性感光性ポリ錯
体酸素化アニオンジアゾニウム塩でもよい。その場で形
成された分解ジアゾ下地層を、感光性材料とその上にの
る高度に接着性の表面層との間に挿入してもよい。湿気
がない状態で印刷するのに適した平版印刷版で、印刷機
で油性インキと共に回転した際に、像区域においてのみ
そのインキを受容しかつそこから印刷し、一方非像区域
ではインキを反撥するようになつている像形成された平
版印刷版は、本質的に平らな表面で、像区域になつてい
る前記表面部分が、乾いている時には親油性で油性イン
キを受けつけ、前記表面の非像区域は高度に接着性で、
乾いている時には油性インキを反撥するようになつてい
る表面を有する裏張りを有するのが有利てある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 重量で約25〜60%の油を基にした平版印刷用基
    本的印刷インキ媒体、約10〜50%の顔料、約3〜3
    5%の、基本的印刷インキ媒体とは異なりかつ環化ゴム
    、二量体化ロジンエステル、アルキド、ロジン変性アル
    キド、熱硬化エステル化ロジン変性フェノール性含油樹
    脂ゲル及び炭化水素樹脂溶液からなる群から選択された
    変性ワニスで、変性ワニスの量が高い内部凝集と共に約
    5000ダイン/cm^2より低い降伏値と40℃で1
    00ポイズより高い粘度有するインキを供するのに十分
    である変性ワニスと、約0.25〜2%の(乾燥量基準
    )シリコーン重合体で、このシリコーン重合体の量が、
    インキが擬塑性になる温度を少くとも29.5℃(85
    ゜F)に増加し、かつ低い表面エネルギーを有するイン
    キを供するのに十分であるシリコーン重合体からなり、
    然も前記内部凝集が、印刷版の像区域をインキが濡さず
    、それへ移動する状態に保つのに十分であり、これに対
    して前記の表面エネルギーが版の操作温度内で印刷版の
    非像区域をインキが濡らさないようにするのに十分な低
    さであることを特徴とする約29.5〜60℃(85〜
    140°F)の温度で熱安定性を有する平版印刷インキ
    。 2 平版印刷インキ媒体がフェノール又はマレイン酸樹
    脂であり;変性ワニスが環化ゴム、二量体化ロジンエス
    テル、又は熱硬化エステル化ロジン変性フェノール系含
    油樹脂ゲルであり;シリコーン重合体流動調整添加剤が
    シリコーン−ポリエーテル共重合体であり、そしてイン
    キが約200〜600センチストークスの粘度を有する
    粘着性マスキング剤オルガノ−シリコーン油を含む前記
    第1項記載のインキ。 3 シリコーン−ポリエーテル流動調整添加剤のシリコ
    ーンが、ヒドロキシル鎖末端基を有するアルキルポリシ
    ロキサンである前記第2項記載のインキ。 4 シリコーン−ポリエーテル流動調整添加剤のポリエ
    ーテルが、約1:1〜1:12の範囲のエチレンオキシ
    ド対プロピオンオキシド単位重量比を有するものである
    前記第3項に記載のインキ。 5 基本的媒体が化学的にゲル化されているか、又はイ
    ンキが、インキ粘度を21.1℃(70゜F)で700
    ポイズより高く増加することなくインキトーニング温度
    を増加するのに十分な量で物理的ゲル化剤を含む前記第
    2項に記載のインキ。 6 基本的媒体が金属−有機キレート化合物で化学的に
    ゲル化され、又はインキが粘度ゲル化剤及びフユームド
    シリカゲル化剤からなる群から選択された物理的ゲル化
    剤を含む前記第5項に記載のインキ。 7 粘着性マスク剤が約200〜500センチポイズの
    粘度を有するジメチルポリシロキサンであり、この粘着
    性マスク剤が20より低くインキの粘着性を減するのに
    十分であるが、インキのシネレシスを引き起こすには不
    十分な量で使用される前記第2項に記載のインキ。 8 平版印刷インキ媒体がエステル化ロジン変性フェノ
    ール樹脂及びエステル化ロジン変性マレイン酸樹脂から
    なる群から選択された樹脂を含み、然もこの樹脂があま
    に油、あまに油リトグラフイーワニス及び油高含有あま
    に油アルキド樹脂及びパラフィン系飽和溶剤からなる群
    から選択された油で変性されており、しかも前記媒体が
    約40〜60重量%の樹脂、約15〜40重量%の油及
    び約15〜35重量%の溶剤を含有する前記第7項に記
    載のインキ。 9 シリコーン−ポリエーテル流動調整添加剤のシリコ
    ーンが、ヒドロキシル鎖末端基を有するアルキルポリシ
    ロキサンである前記第8項に記載のインキ。 10 シリコーン−ポリエーテル流動調整添加剤のポリ
    エーテルがポリプロピレンオキシドである前記第9項に
    記載のインキ。 11 媒体が21.1℃(70°F)で700ポイズよ
    り高くインキ粘度を増加することなく、インキトーニン
    グ温度を増加するのに十分な量の化学的ゲル化剤でゲル
    化される前記第8項に記載のインキ。 12 ゲル化剤がアルミニウムゲル化剤である前記第1
    1項に記載のインキ。 13 基本的印刷インキ媒体が約16〜20重量%の増
    粘化あまに油、約11〜15.5%の油高含有あまに油
    アルキド、約32.5〜37.5%のエステル化ロジン
    変性フェノール樹脂、及び約29〜33%の炭化水素溶
    剤からなり、しかも40℃で少くとも300ポイズの粘
    度を有する媒体を供するのに有効な量のアルミニウムキ
    レート化剤でゲル化されている、前記第1項に記載のイ
    ンキ。 14 アルミニウムキレート化剤がアルミニウムイソプ
    ロポキシドであり、媒体の約1〜2重量%の量で使用さ
    れる前記第13項に記載のインキ。 15 3〜8のアミン価を有する約1〜3%の非反応性
    ポリアミドが粘度を増加するためにゲル化後媒体に配合
    される前記第13項に記載のインキ。 16 基本的インキ媒体が油と溶剤で変性された樹脂を
    含むシート供給印刷インキ媒体であり、そして約45〜
    55%の樹脂、約20〜30%の油、及び約20〜30
    %の溶剤を含有し、この変性媒体が40℃で300ポイ
    ズより高いインキ粘度を与えるのに十分な量で添加され
    る前記第1項に記載のインキ。 17 基本的インキ媒体が油と溶剤で変性された樹脂を
    含む熱固化印刷インキ媒体であり、そして約50〜60
    %の樹脂、約10〜20%の油及び約25〜30%の溶
    剤を含有する、前記第1項に記載のインキ。
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