JPS6048874B2 - 架橋ポリエチレン電力ケ−ブルモ−ルド接続部の製造法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、架橋ポリエチレン電力ケーブルモールド接続
部の製造法に関するものである。

一般に架橋ポリエチレン電力ケーブル（以下ＣＶケーブ
ルと称す）のモールド接続部の内部半導電層の製造は、
ケーブル導体を導体接続管で接続後、導体接続管外周に
半導電性テープを巻き、更にこれを加熱モールドするこ
とにより当該部分に所定の内部半導電層を形成している
。

そして、内部半導電層と、内部半導電層の外周に形成す
る絶縁層とをそれぞれ個別にモールド加熱し一体成形し
ている。しかるに、以上の製造法の場合長い作業時間を
要する欠点があつた。本発明の目的は、上記欠点を解消
し、施工時間を短縮できるとともに作業が容易なＣＶケ
ーブルモールド接続部の製造法を提供することにある。

本発明のＣＶケーブルモールド接続部の製造法は、導体
を導体接続管にて接続した後、当該接続管上に内部半導
電層、絶縁層、外部半導電層を順次形成し、然る後、こ
れらを加熱し、もつて全体を加熱モールドしてなり、上
記内部半導電層は、テープ巻により形成された内部半導
電層とほぼ同様の円筒状に予め成形され、かつ、それ自
身の軸方向全長に亙つて切り込みを形成せしめてなるプ
レモールドユニツトを導体接続管に取り付け、然る後、
当該プレモールドユニツト上に形成された、絶縁層、外
部半導電層と共に加熱されてモールド形成されるもので
ある。以下本発明のＣＶケーブルモールド接続部の製造
法の一実施例を第１図ないし第３図により説明する。

まず、ＣＶケーブル２、２を導体接続管１フを用いて電
気的かつ機械的に接続し、然る後、半導電性ゴムあるい
は半導電性ポリオレフィンの材料から形成され、テープ
巻内部半導電層とほぼ同様の形状に予め成形されかつ自
身の軸方向全長に亙つて切り込みを形成せしめてなるプ
レモールド５ユニット３を、この切り込み部分を開いて
ＣＶケーブル２、２間を接続した導体接続管１に側方か
ら被せて当該部分に内部半導電層３を形成する。然る後
、この内部半導電層３上に公知の手段により絶縁層４、
外部半導電層５を順に形成し、更に、これら全体を同時
に加熱してモ−ルドー体化する。従つて、内部半導電層
３、絶縁層４毎に個別にモールド加熱する場合に比較し
施工時間を大幅に短縮できる。このように本実施例のＣ
Ｖケーブルモールド接続部の製造法によれば、内部半導
電層を予めプレモールドユニット化して部品化しておき
、そして取り付け形成するように施工するので、従来の
テープ巻きの時間を短縮できる。

また部品化により作業性も向上する。以上記述した如く
本発明のＣＶケーブルの接続部の製造法によれば、施工
時間を大幅に短縮できるとともに、作業が容易になるな
どの効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明のＣＶケーブル接続部の製造法の一実
施例を説明するための説明図、第２図は第１図の一実施
例において用いられるプレモールドユニットの正面図、
第３図は第２図のプレモールドユニットの一部を断面で
示した正面図である。 １ ・・・導体接続管、２ ・・・ＣＶケーブル、３
・・・内部半導電層（プレモールドユニット）、４ ・
・・絶縁層、５ ・・・外部半導電層。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 導体を導体接続管にて接続した後、当該接続管上に
   内部半導電層、絶縁層、外部半導電層を順次形成し、然
   る後、これらを加熱し、もつて全体を加熱モールドする
   架橋ポリエチレン電力ケーブル接続部の製造法において
   、上記内部半導電層は、テープ巻きにより形成される内
   部半導電層とほぼ同様の形状に予め成形され、かつ、そ
   れ自身の軸方向全長に亙つて切り込みを形成せしめてな
   るプレモールドユニツトを、この切り込み部分を開いて
   導体接続管に側方から被せ、然る後、当該プレモールド
   ユニツト上に形成された絶縁層、外部半導電層と共に加
   熱されてモールド形成されることを特徴とする架橋ポリ
   エチレン電力ケーブルモールド接続部の製造法。