JPS6048473B2 - 可撓性黒鉛材料およびその製造法 - Google Patents
可撓性黒鉛材料およびその製造法Info
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- JPS6048473B2 JPS6048473B2 JP52089984A JP8998477A JPS6048473B2 JP S6048473 B2 JPS6048473 B2 JP S6048473B2 JP 52089984 A JP52089984 A JP 52089984A JP 8998477 A JP8998477 A JP 8998477A JP S6048473 B2 JPS6048473 B2 JP S6048473B2
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- expanded graphite
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は耐酸化性に優れた可撓性黒鉛材料およびその製
造法に関する。
造法に関する。
従来、可撓性黒鉛材料として膨張黒鉛粒をフェノール樹
脂などのバインダー存在下あるいは無バインダーで圧縮
成形し、さらに必要ならば熱処理するなどをしたものが
使用されて来た。
脂などのバインダー存在下あるいは無バインダーで圧縮
成形し、さらに必要ならば熱処理するなどをしたものが
使用されて来た。
すなわち天然黒鉛、キッシュ黒鉛等層状結晶構造を有す
る黒鉛粒を硫酸、硝酸あるいは臭素などで処理して層間
化合物を形成させ100゜C以上の高温て熱処理するこ
とにより層平面に直角な層間距離が黒鉛原寸の10倍以
上に膨張(以下この倍率をC軸方向膨張倍率という。)
したいわゆる膨張黒鉛粒が生成する。この膨張黒鉛粒を
圧縮成形して得られる可撓性黒鉛材料はその特徴とする
可撓性、気密性、弾力性に加えて黒鉛自体の特徴である
熱および電気伝導性、耐薬品性、熱安定性、自己潤滑性
、耐放射線性とが加味されるところから特にパッキン、
ガスケット材料として広く利用されて来た。これらは従
来の石綿あるいはPTEF材ではカバーし得ない極低温
(例えはLNGなど)あるいは200゜C以上の高温雰
囲気でもその効果を発揮出来たがし力士ながらそれが酸
化性雰囲気である場合は酸化消耗により消失するため酸
化性雰囲気での実用限界温度は開放の状態で約450゜
C)フランジ又は弁箱等に封入されている状態で600
’C程度に制限されていた。本発明はこれら従来の可撓
性黒鉛材料とポリシルメチレンのような炭素とケイ素と
を主な骨格成分とする有機ケイ素高分子化合物の熱処理
によつて得られるSiCとの複合効果、あるいはエチル
シリケートのようなケイ酸ゾルの熱処理によつて得フら
れるSi0。
る黒鉛粒を硫酸、硝酸あるいは臭素などで処理して層間
化合物を形成させ100゜C以上の高温て熱処理するこ
とにより層平面に直角な層間距離が黒鉛原寸の10倍以
上に膨張(以下この倍率をC軸方向膨張倍率という。)
したいわゆる膨張黒鉛粒が生成する。この膨張黒鉛粒を
圧縮成形して得られる可撓性黒鉛材料はその特徴とする
可撓性、気密性、弾力性に加えて黒鉛自体の特徴である
熱および電気伝導性、耐薬品性、熱安定性、自己潤滑性
、耐放射線性とが加味されるところから特にパッキン、
ガスケット材料として広く利用されて来た。これらは従
来の石綿あるいはPTEF材ではカバーし得ない極低温
(例えはLNGなど)あるいは200゜C以上の高温雰
囲気でもその効果を発揮出来たがし力士ながらそれが酸
化性雰囲気である場合は酸化消耗により消失するため酸
化性雰囲気での実用限界温度は開放の状態で約450゜
C)フランジ又は弁箱等に封入されている状態で600
’C程度に制限されていた。本発明はこれら従来の可撓
性黒鉛材料とポリシルメチレンのような炭素とケイ素と
を主な骨格成分とする有機ケイ素高分子化合物の熱処理
によつて得られるSiCとの複合効果、あるいはエチル
シリケートのようなケイ酸ゾルの熱処理によつて得フら
れるSi0。
との複合効果によつて従来品の特徴を失なうことなくか
つ600゜C以上の酸化性雰囲気においても使用出来、
強度、耐摩耗性にも優れたシート状、ラミネート状、ブ
ロック状その他任意の形状で特にパッキン、ガスケット
材に最適な可5撓性黒鉛材料を提供するものであつて、
その要旨とするところは、C軸方向膨張倍率が10倍以
上である膨張黒鉛粒と炭素とケイ素を主な骨格成分とす
る有機ケイ素高分子化合物およびケイ酸ゾルの内から選
はれたケイ素化合物とを混合したのち俵形しさらに80
0’C以上に熱処理するかもしくはIi−記膨張黒鉛粒
を成形して得た膨張黒鉛成形体に前記ケイ素化合物を含
浸したのち800゜C以上に熱処 う理することを特徴
とする可撓性黒鉛材料の製造法にある。さらに本発明を
詳細に説明すると、本発明の可撓性黒鉛材料の製造に使
用するC軸方向膨張倍率■倍以上に膨張した黒鉛粒は士
状黒鉛などの天然1黒鉛、熱分解黒鉛などの人造黒鉛お
よびキッシュ黒鉛等、層状結晶構造を有する黒鉛を硫酸
、硝酸、リン酸、塩素酸、クロム酸、臭素などの強酸化
剤に浸漬するなどして層間化合物を形成させそれを必要
に応じて水洗するなどしたのち、非酸化性雰囲気下10
0’C以上(特に好ましくは1000℃以上)に熱処理
することによつて得られるもので酸化剤との反応条件熱
処理条件などによりC軸方向膨張倍率を調節できる。
つ600゜C以上の酸化性雰囲気においても使用出来、
強度、耐摩耗性にも優れたシート状、ラミネート状、ブ
ロック状その他任意の形状で特にパッキン、ガスケット
材に最適な可5撓性黒鉛材料を提供するものであつて、
その要旨とするところは、C軸方向膨張倍率が10倍以
上である膨張黒鉛粒と炭素とケイ素を主な骨格成分とす
る有機ケイ素高分子化合物およびケイ酸ゾルの内から選
はれたケイ素化合物とを混合したのち俵形しさらに80
0’C以上に熱処理するかもしくはIi−記膨張黒鉛粒
を成形して得た膨張黒鉛成形体に前記ケイ素化合物を含
浸したのち800゜C以上に熱処 う理することを特徴
とする可撓性黒鉛材料の製造法にある。さらに本発明を
詳細に説明すると、本発明の可撓性黒鉛材料の製造に使
用するC軸方向膨張倍率■倍以上に膨張した黒鉛粒は士
状黒鉛などの天然1黒鉛、熱分解黒鉛などの人造黒鉛お
よびキッシュ黒鉛等、層状結晶構造を有する黒鉛を硫酸
、硝酸、リン酸、塩素酸、クロム酸、臭素などの強酸化
剤に浸漬するなどして層間化合物を形成させそれを必要
に応じて水洗するなどしたのち、非酸化性雰囲気下10
0’C以上(特に好ましくは1000℃以上)に熱処理
することによつて得られるもので酸化剤との反応条件熱
処理条件などによりC軸方向膨張倍率を調節できる。
C軸方向膨張倍率がm倍以下であると成形後可撓性を有
した黒鉛材料を得ることは困難である。本発明において
、該膨張黒鉛粒は炭素とケイ素を主な骨格成分とする有
機ケイ素高分子化合物およびケイ酸ゾルの内から選ばれ
たケイ素化合物と混合しのち成形される。炭素とケイ素
を主な骨格成分とする有機ケイ素高分子化合物は次のよ
うな構造を持つものである。n=1,ポリシルメチレン
シロキサン n=2,ポリシルエチレンシロキサン n=6,ポリシルフエニレンシロキサン n=1,ポリメチレンオキシシロキサン n=2,ポリエチレンオキシシロキサン n=6,ポリフェニレンオキシシロキサンn =12,
ポリジフェニレンオキシシロキサン4rn=1,ポリシ
ルメチレンn=2,ポリシルエチレン n=3,ポリシルトリメチレン n=6,ポリシルフエニレン n =12,ポリシルジフエニレン 9目 前記(イ)〜(−→記載の骨格成分を鎖状、環状
およびΞ次元構造のうち少くとも一つの部分構造として
含むもの、または(イ),(口),←→の混合物。
した黒鉛材料を得ることは困難である。本発明において
、該膨張黒鉛粒は炭素とケイ素を主な骨格成分とする有
機ケイ素高分子化合物およびケイ酸ゾルの内から選ばれ
たケイ素化合物と混合しのち成形される。炭素とケイ素
を主な骨格成分とする有機ケイ素高分子化合物は次のよ
うな構造を持つものである。n=1,ポリシルメチレン
シロキサン n=2,ポリシルエチレンシロキサン n=6,ポリシルフエニレンシロキサン n=1,ポリメチレンオキシシロキサン n=2,ポリエチレンオキシシロキサン n=6,ポリフェニレンオキシシロキサンn =12,
ポリジフェニレンオキシシロキサン4rn=1,ポリシ
ルメチレンn=2,ポリシルエチレン n=3,ポリシルトリメチレン n=6,ポリシルフエニレン n =12,ポリシルジフエニレン 9目 前記(イ)〜(−→記載の骨格成分を鎖状、環状
およびΞ次元構造のうち少くとも一つの部分構造として
含むもの、または(イ),(口),←→の混合物。
該高分子化合物は、そのまま粉末状または液状であるい
は必要に応じて、これらを可溶する溶剤例0えばベンゼ
ン、トルエン、キシレン、ヘキサン、エーテル、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、クロロホルム、メチレンク
ロリド、石油エーテル、石油ベンジン、リグロイン、D
MSO)DMF)DVB)その他有機ケイ素高分子化合
物を可溶すテる溶媒を用いて、粘稠な液状となし、前記
膨張黒鉛粒と混合する。膨張黒鉛粒に対する混合割合は
、該高分子化合物のSi/C比、平均分子量によつて調
節されるが平均分子量800〜5000の主としてポリ
シルメチレンからなる有機ケイ素高分子化J合物、主と
してポリシラプロピレンからなる有機ケイ素高分子化合
物あるいは主としてポリフエニールポロシロキサンから
なる有機ケイ素高分子化合物の場合5 〜4腫量%が好
ましい。ケイ酸ゾルはSIO。濃度30%程度のものが
好ましく、これを5〜浦重量%と膨張黒鉛粒とを混合し
成形する。これらは混合の際、加熱する必要はなく、常
温で混合するだけで十分である。特にケイ酸ゾルの場合
、加熱により混合中にSiO。が析出するのでむしろ好
ましくない。成形は型込圧縮成形、ロール圧縮成形など
を用いカサ比重0.3〜2.哨度に圧縮成形する。成形
に際して酸化黒鉛(添加量3 〜50重量%)、ホウ酸
(添加量3〜15重量%)、リン酸アルミニウム(添加
量0.1〜3踵量%)などの無機質結合剤あるいは炭素
および黒鉛粉、耐火物粉末、石綿、炭素繊維などの無機
質充填剤を添加することにより、より高強度で耐食性、
耐熱性にすぐれたものを得ることもできる。
は必要に応じて、これらを可溶する溶剤例0えばベンゼ
ン、トルエン、キシレン、ヘキサン、エーテル、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、クロロホルム、メチレンク
ロリド、石油エーテル、石油ベンジン、リグロイン、D
MSO)DMF)DVB)その他有機ケイ素高分子化合
物を可溶すテる溶媒を用いて、粘稠な液状となし、前記
膨張黒鉛粒と混合する。膨張黒鉛粒に対する混合割合は
、該高分子化合物のSi/C比、平均分子量によつて調
節されるが平均分子量800〜5000の主としてポリ
シルメチレンからなる有機ケイ素高分子化J合物、主と
してポリシラプロピレンからなる有機ケイ素高分子化合
物あるいは主としてポリフエニールポロシロキサンから
なる有機ケイ素高分子化合物の場合5 〜4腫量%が好
ましい。ケイ酸ゾルはSIO。濃度30%程度のものが
好ましく、これを5〜浦重量%と膨張黒鉛粒とを混合し
成形する。これらは混合の際、加熱する必要はなく、常
温で混合するだけで十分である。特にケイ酸ゾルの場合
、加熱により混合中にSiO。が析出するのでむしろ好
ましくない。成形は型込圧縮成形、ロール圧縮成形など
を用いカサ比重0.3〜2.哨度に圧縮成形する。成形
に際して酸化黒鉛(添加量3 〜50重量%)、ホウ酸
(添加量3〜15重量%)、リン酸アルミニウム(添加
量0.1〜3踵量%)などの無機質結合剤あるいは炭素
および黒鉛粉、耐火物粉末、石綿、炭素繊維などの無機
質充填剤を添加することにより、より高強度で耐食性、
耐熱性にすぐれたものを得ることもできる。
さらに該成形体は非酸化性雰囲気800℃以上で熱処理
するが、膨張黒鉛粒と炭素とケイ素を主な骨格成分とす
る有桟ケイ素高分子化合物を混合した場合、該有桟ケイ
素司分子化合物は、加熱により熱分解し、1部の炭素や
水素やケイ素を含む有機物は揮発成分として軍散し、残
存する炭素とケイ素は約800゜C以上で化合して除々
にSiCを形成して膨張黒鉛粒との間で良好な複合効果
を示し、耐酸化性に優れた可撓性黒鉛材となるが、さら
に該ケイ素高分子化合物は1250’C以上になると、
ほぼ完全にSICとなるので処理温度が1250゜Cを
こえると本発明の可撓性黒鉛材料の結合が強化され耐酸
化性は一層著るしく向上する。一方、ケイ酸ゾルを用い
た楊合、800゜Cをわずかにこえる程度の処理温度で
耐酸化性に優れた可撓性黒鉛材料となるが、1550’
Cをこえると一部SiCの正成がみとめられ、耐酸化性
はさらに向上する。上記の処理温度が800゜C以下の
場合は前記ケイ素化合物と膨張黒鉛粒との複合効果は十
分でなく耐酸化性に優れた可撓性黒鉛材料を得るには8
00’C以上が特に好ましい。また、膨張黒鉛粒を成形
したのち、それに炭素とケイ素を主な骨格成分とする有
機ケイ素高分子化合物およびケイ酸ゾルの内から選ばれ
たケイ素化合物を含浸し、さらに800’C以上に熱処
理する方法の場合、膨張黒鉛粒は、それにケイ素化合物
を混合、成形する前記製造方法に使用するものと.同一
のものでよい。
するが、膨張黒鉛粒と炭素とケイ素を主な骨格成分とす
る有桟ケイ素高分子化合物を混合した場合、該有桟ケイ
素司分子化合物は、加熱により熱分解し、1部の炭素や
水素やケイ素を含む有機物は揮発成分として軍散し、残
存する炭素とケイ素は約800゜C以上で化合して除々
にSiCを形成して膨張黒鉛粒との間で良好な複合効果
を示し、耐酸化性に優れた可撓性黒鉛材となるが、さら
に該ケイ素高分子化合物は1250’C以上になると、
ほぼ完全にSICとなるので処理温度が1250゜Cを
こえると本発明の可撓性黒鉛材料の結合が強化され耐酸
化性は一層著るしく向上する。一方、ケイ酸ゾルを用い
た楊合、800゜Cをわずかにこえる程度の処理温度で
耐酸化性に優れた可撓性黒鉛材料となるが、1550’
Cをこえると一部SiCの正成がみとめられ、耐酸化性
はさらに向上する。上記の処理温度が800゜C以下の
場合は前記ケイ素化合物と膨張黒鉛粒との複合効果は十
分でなく耐酸化性に優れた可撓性黒鉛材料を得るには8
00’C以上が特に好ましい。また、膨張黒鉛粒を成形
したのち、それに炭素とケイ素を主な骨格成分とする有
機ケイ素高分子化合物およびケイ酸ゾルの内から選ばれ
たケイ素化合物を含浸し、さらに800’C以上に熱処
理する方法の場合、膨張黒鉛粒は、それにケイ素化合物
を混合、成形する前記製造方法に使用するものと.同一
のものでよい。
また、膨張黒鉛成形体は該膨張黒鉛を型込圧縮成形、ロ
ール圧縮成形などによりカサ比重0.3〜2.曜度に圧
縮成形して得られるもので、成形に際して、酸化黒鉛(
添加量3 〜50重量%)、ホウ酸(添加量3〜15重
量%)、リン酸アルミニウム(添加量0.1〜30重量
%)などの無桟質結合剤、あるいは炭素および黒鉛粉、
耐火物粉末、石綿、炭素繊維などの無機質充愼材を添加
してもよい。ついで該膨張黒鉛成形体に炭素とケイ素を
主な骨格成分とする有機ケイ素高分子化合物およびケイ
酸ゾルの内から選ばれたケイ素化合物を含浸する。炭素
とケイ素を主な骨格成分とする有桟ケイ素化合物は、そ
れを膨張黒鉛粒と混合、成形する前記製造方法と同一の
構造のもので良いが含浸率を適宜ならしめるために、溶
剤で濃 ・度を調節する必要がある。平均分子量800
〜5000の主としてポリシルメチレンからなる有機ケ
イ素化合物、主としてポリシラプロピレンからなる有機
ケイ素高分子化合物あるいは主としてポリフエニールポ
ロシロキサンからなる有機ケイ素高分子 フ化合物てD
VB(ジヒニールベンゼン)を溶剤とした場合40〜6
0重量%溶液を使用することが好ましい。含浸の場合、
上記有機ケイ素高分子化合物の平均分子量800〜30
00のものを使用することが、溶剤の比率をあまり上げ
ることなく適宜な含浸を行うことが出来特に好ましい。
また、ケイ酸ゾルの場合SiO.濃度10〜20%程度
のものが好ましい。含浸に際して膨張黒鉛成形体はオー
トクレーブ中で1〜5T0rrに減圧脱気したのち該ケ
イ素化合物の溶液に含浸し4〜6k9IdGのガス圧下
で5 〜2紛間保持する。さらにこれを溶剤の蒸発温度
より数度高い温度て溶剤を蒸発させるかあるいは、DV
Bなどを使用した場合、加熱硬化させる。そののち、非
酸化性雰囲気下で800℃以上に熱処理をする。この熱
処理によつて、膨張黒鉛粒とケイ素化合物と混合成形す
る前記製造方法におけると同様な複合効果を持つた可撓
性黒鉛材料を得ることができる。実施例−1 膨張黒鉛粒(C軸方向膨張倍率30晧)9(2)と平均
分子量1800の主としてポリシルメチレンからなる有
機ケイ素高分子化合物m部(いずれも重量部)とを混合
し、型込圧縮成形でカサ比重1.5の成形体を作り、N
。
ール圧縮成形などによりカサ比重0.3〜2.曜度に圧
縮成形して得られるもので、成形に際して、酸化黒鉛(
添加量3 〜50重量%)、ホウ酸(添加量3〜15重
量%)、リン酸アルミニウム(添加量0.1〜30重量
%)などの無桟質結合剤、あるいは炭素および黒鉛粉、
耐火物粉末、石綿、炭素繊維などの無機質充愼材を添加
してもよい。ついで該膨張黒鉛成形体に炭素とケイ素を
主な骨格成分とする有機ケイ素高分子化合物およびケイ
酸ゾルの内から選ばれたケイ素化合物を含浸する。炭素
とケイ素を主な骨格成分とする有桟ケイ素化合物は、そ
れを膨張黒鉛粒と混合、成形する前記製造方法と同一の
構造のもので良いが含浸率を適宜ならしめるために、溶
剤で濃 ・度を調節する必要がある。平均分子量800
〜5000の主としてポリシルメチレンからなる有機ケ
イ素化合物、主としてポリシラプロピレンからなる有機
ケイ素高分子化合物あるいは主としてポリフエニールポ
ロシロキサンからなる有機ケイ素高分子 フ化合物てD
VB(ジヒニールベンゼン)を溶剤とした場合40〜6
0重量%溶液を使用することが好ましい。含浸の場合、
上記有機ケイ素高分子化合物の平均分子量800〜30
00のものを使用することが、溶剤の比率をあまり上げ
ることなく適宜な含浸を行うことが出来特に好ましい。
また、ケイ酸ゾルの場合SiO.濃度10〜20%程度
のものが好ましい。含浸に際して膨張黒鉛成形体はオー
トクレーブ中で1〜5T0rrに減圧脱気したのち該ケ
イ素化合物の溶液に含浸し4〜6k9IdGのガス圧下
で5 〜2紛間保持する。さらにこれを溶剤の蒸発温度
より数度高い温度て溶剤を蒸発させるかあるいは、DV
Bなどを使用した場合、加熱硬化させる。そののち、非
酸化性雰囲気下で800℃以上に熱処理をする。この熱
処理によつて、膨張黒鉛粒とケイ素化合物と混合成形す
る前記製造方法におけると同様な複合効果を持つた可撓
性黒鉛材料を得ることができる。実施例−1 膨張黒鉛粒(C軸方向膨張倍率30晧)9(2)と平均
分子量1800の主としてポリシルメチレンからなる有
機ケイ素高分子化合物m部(いずれも重量部)とを混合
し、型込圧縮成形でカサ比重1.5の成形体を作り、N
。
雰囲気炉中で900℃でIhr熱処理した。実施例−2
実施例1と同じ成形体を同じ方法で1400℃で1hr
熱処理した。
熱処理した。
実施例−3
膨張黒鉛粒(C軸方向膨張倍率5晧)7榔と平均分子量
1500の主としてポリシルメチレンからなる有機ケイ
素高分子化合物30部(いずれも重量部)とを混合、型
込圧縮成形でカサ比重1.5の成1形体を作りArガス
雰囲気炉中で900℃で1hr熱処理した。
1500の主としてポリシルメチレンからなる有機ケイ
素高分子化合物30部(いずれも重量部)とを混合、型
込圧縮成形でカサ比重1.5の成1形体を作りArガス
雰囲気炉中で900℃で1hr熱処理した。
実施例−4
実施例−3と同じ成形体を同じ方法でさらに1400’
Clhr熱処理した。
Clhr熱処理した。
・実施例−5
カサ比重1.4の膨張黒鉛成形体をあらかじめDVB(
ジビニルベンゼン)に溶解した平均分子量900の主と
してポリシラプロピレンからなる有機ケイ素高分子化合
物溶液(重量比1/1溶液),に浸漬、含浸し、150
゜Cで5hr硬化した後さらにN2雰囲気炉で900’
C2hr熱処理した。
ジビニルベンゼン)に溶解した平均分子量900の主と
してポリシラプロピレンからなる有機ケイ素高分子化合
物溶液(重量比1/1溶液),に浸漬、含浸し、150
゜Cで5hr硬化した後さらにN2雰囲気炉で900’
C2hr熱処理した。
実施例−6膨張黒鉛粒(C軸方向膨張倍率30晧)8臨
とSiO2濃度30%のケイ酸ゾル20部(いずれも重
量部)とを混合し、型込圧縮成形してカサ比重1.5の
成形体とし、真空中で850゜C)2hr熱処理し。
とSiO2濃度30%のケイ酸ゾル20部(いずれも重
量部)とを混合し、型込圧縮成形してカサ比重1.5の
成形体とし、真空中で850゜C)2hr熱処理し。
実施例−7カサ比重1.4の膨張黒鉛成形体をオートク
レーブ中て5T0rrに減圧脱気した後でSiO2濃度
20%のケイ酸ゾル中に浸漬したのち、6k9IcイG
の空気圧て加圧含浸し、105℃で5hr硬化した。
レーブ中て5T0rrに減圧脱気した後でSiO2濃度
20%のケイ酸ゾル中に浸漬したのち、6k9IcイG
の空気圧て加圧含浸し、105℃で5hr硬化した。
これを真空中で900’C)2hr熱処理した。実施例
−8 実施例−7と同じ成形体を同じ方法でさらに フ160
07C)1hr熱処理した。
−8 実施例−7と同じ成形体を同じ方法でさらに フ160
07C)1hr熱処理した。
実施例−9
実施例1と同じ膨張黒鉛粒とケイ素高分子化合物を実施
例1と同一割合混合し、型込成形によつてカサ比重1.
1の成形体を作りN。
例1と同一割合混合し、型込成形によつてカサ比重1.
1の成形体を作りN。
雰囲気炉中で900℃1hr熱処理した。比較例
膨張黒鉛粒(C軸方向膨張倍率30晧)を従来の方法に
より型込成形してカサ比重1.50および1.40の膨
張黒鉛成形体を得た。
より型込成形してカサ比重1.50および1.40の膨
張黒鉛成形体を得た。
実施例−1〜9、比較例の可撓性を有する膨張黒鉛成形
体の耐酸化試験結果および曲げ強度(試験片:巾10×
長60×厚9TIUn)結果を第1表に示す。
体の耐酸化試験結果および曲げ強度(試験片:巾10×
長60×厚9TIUn)結果を第1表に示す。
また、この実施例1〜9の可撓性を有する膨張黒鉛成形
体の荷重100k91c遭における圧縮率は5〜6%、
復元率は99%以上であり、比較例の同荷重下の圧縮率
9〜11%復元率68〜72%に比較してもすぐれた可
撓性を有していた。
体の荷重100k91c遭における圧縮率は5〜6%、
復元率は99%以上であり、比較例の同荷重下の圧縮率
9〜11%復元率68〜72%に比較してもすぐれた可
撓性を有していた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 黒鉛層平面に直角な層間距離が黒鉛原寸の10倍以
上に膨張した膨張黒鉛粒と炭素とケイ素を主な骨格成分
とする有機ケイ素高分子化合物およびケイ酸ゾルの内か
ら選ばれたケイ素化合物とを混合したのち成形しさらに
800℃以上で熱処理することを特徴とする可撓性黒鉛
材料の製造法。 2 黒鉛層平面に直角な層間距離が黒鉛原寸の10倍以
上に膨張した膨張黒鉛粒を成形して得た膨張黒鉛成形体
に炭素とケイ素を主な骨格成分とする有機ケイ素高分子
化合物およびケイ酸ゾルの内から選ばれたケイ素化合物
を含浸したのち800℃以上で熱処理することを特徴と
する可撓性黒鉛材料の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52089984A JPS6048473B2 (ja) | 1977-07-27 | 1977-07-27 | 可撓性黒鉛材料およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52089984A JPS6048473B2 (ja) | 1977-07-27 | 1977-07-27 | 可撓性黒鉛材料およびその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5424910A JPS5424910A (en) | 1979-02-24 |
JPS6048473B2 true JPS6048473B2 (ja) | 1985-10-28 |
Family
ID=13985910
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52089984A Expired JPS6048473B2 (ja) | 1977-07-27 | 1977-07-27 | 可撓性黒鉛材料およびその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPS6048473B2 (ja) |
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-
1977
- 1977-07-27 JP JP52089984A patent/JPS6048473B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
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