JPS6047682B2 - ジユメット線 - Google Patents
ジユメット線Info
- Publication number
- JPS6047682B2 JPS6047682B2 JP5846880A JP5846880A JPS6047682B2 JP S6047682 B2 JPS6047682 B2 JP S6047682B2 JP 5846880 A JP5846880 A JP 5846880A JP 5846880 A JP5846880 A JP 5846880A JP S6047682 B2 JPS6047682 B2 JP S6047682B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- copper
- surface treatment
- wire
- treatment layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Non-Insulated Conductors (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ダイオード、整流素子等の半導体装置用リー
ド線、真空管、表示管、電球等のガラス封着用リード線
等として使用されるジユメツト線に関し、特に表面処理
層とその下地の銅層との密着性を向上したジユメツト線
に関するものである。
ド線、真空管、表示管、電球等のガラス封着用リード線
等として使用されるジユメツト線に関し、特に表面処理
層とその下地の銅層との密着性を向上したジユメツト線
に関するものである。
ジユメツト線は、第１図に示す如く、４１〜４踵量％（
以下、単に％と記す）のニッケルと鉄の二元合金を１を
心線として使用し、これを銅層２で被覆した後、その表
面にガラスとのぬれ、接着に際して有利なように、亜酸
化銅（Ｃｕ。
以下、単に％と記す）のニッケルと鉄の二元合金を１を
心線として使用し、これを銅層２で被覆した後、その表
面にガラスとのぬれ、接着に際して有利なように、亜酸
化銅（Ｃｕ。
０）からなる表面処理層３が形成されたものてある。
しかしながら、この亜酸化銅層は、酸化銅（ＣｕＯ）に
比して下地の銅層との密着性ははるかに良好てあるもの
の、苛酷な条件下での仲直、切断、曲け等の機械加工工
程や、特に変形量の大きいヘツデイング加工工程、並び
に急冷時の熱膨脹・・ ・− ・−１゛・−Ｌ、八 十
；ｈｎ皿回、レ泪同クの間に剥離現象が生じて、実用上
人きな問題となることもあつた。
比して下地の銅層との密着性ははるかに良好てあるもの
の、苛酷な条件下での仲直、切断、曲け等の機械加工工
程や、特に変形量の大きいヘツデイング加工工程、並び
に急冷時の熱膨脹・・ ・− ・−１゛・−Ｌ、八 十
；ｈｎ皿回、レ泪同クの間に剥離現象が生じて、実用上
人きな問題となることもあつた。
特にこの問題は、表面に硼砂を被覆せずに表面処理層３
を形成した場合において、重要な問題てある。本発明は
、上述の問題点を解決する為に、表面処理層と銅層の間
の密着性を更に向上させ、ジユメツト線使用時の信頼性
を向上させることのできるジユメツト線を提供せんとす
るものである。
を形成した場合において、重要な問題てある。本発明は
、上述の問題点を解決する為に、表面処理層と銅層の間
の密着性を更に向上させ、ジユメツト線使用時の信頼性
を向上させることのできるジユメツト線を提供せんとす
るものである。
本発明は、ジユメツト線において、被覆銅層がＣｒ０．
１〜１』重量％を添加した無酸素銅より成ることを特徴
とする上記表面処理層と上記銅層の間の密着性を向上し
たジユメツト線である。本発明において、表面処理層と
は、主として亜酸化銅層からなる層で、硼砂を含まない
、或いは、含んだ層を意味する。
１〜１』重量％を添加した無酸素銅より成ることを特徴
とする上記表面処理層と上記銅層の間の密着性を向上し
たジユメツト線である。本発明において、表面処理層と
は、主として亜酸化銅層からなる層で、硼砂を含まない
、或いは、含んだ層を意味する。
以下、本発明を図面を用いて実施例により説明する。
実施例 １
ニッケル４２％、残部鉄から成る二元合金の棒フに、Ｃ
ｒ０．０５〜１．１３％を添加した無酸素銅を冷間圧接
法やろう付法などの方法て被覆接着させた線を、引伸と
焼鈍をくり返して０．５−φの銅被覆鉄ニッケル合金線
（以下、素線と記す）を作成し、第２図に示すような表
面処理層形成装置により表・５面処理層形成処理を行な
つた。
ｒ０．０５〜１．１３％を添加した無酸素銅を冷間圧接
法やろう付法などの方法て被覆接着させた線を、引伸と
焼鈍をくり返して０．５−φの銅被覆鉄ニッケル合金線
（以下、素線と記す）を作成し、第２図に示すような表
面処理層形成装置により表・５面処理層形成処理を行な
つた。
先ず素線４を供給機５から送出し、電気炉またはガスバ
ーナー等の加熱装置６で加熱して亜酸化銅層を形成し、
水槽７中で冷去し、巻取機９に巻取る。加熱装置６によ
る加熱温度は８００ ある。
ーナー等の加熱装置６で加熱して亜酸化銅層を形成し、
水槽７中で冷去し、巻取機９に巻取る。加熱装置６によ
る加熱温度は８００ ある。
なお比較のためＣｒを添加しない無酸素銅を用いた従来
のものについても同様の処理を行なつた。この間、本発
明のジユメツト線と従来のものとの相違は、使用する無
酸素銅の組成のみで他の点については全く従来の設備、
条件などを適用することができる。このようにして得ら
れた本発明によるジユメツト線と従来のジユメツト線の
それぞれの表面処理層の密着強度を測定した結果は表１
に示した通りである。
のものについても同様の処理を行なつた。この間、本発
明のジユメツト線と従来のものとの相違は、使用する無
酸素銅の組成のみで他の点については全く従来の設備、
条件などを適用することができる。このようにして得ら
れた本発明によるジユメツト線と従来のジユメツト線の
それぞれの表面処理層の密着強度を測定した結果は表１
に示した通りである。
表面処理層の密着強度の試験は、ジユメツト線を各種半
径を有する線に巻きつけた時に、表面処理層の剥離か生
じる最大半径を示す方法によつた。すなわち、剥離が生
じる最大半径が小さい程、密着強度が大きいと言うこと
になる。表１より、Ｃｒの添加量が多くなる程表面処理
層と下地銅層の密着強度が大きくなることが分る。本発
明において、Ｃｒの添加量を０．１〜１．０％に規定し
たのは、０．１％未満では、本発明の表面処理層の密着
性向上の効果が得られず、また１．０％を越えると、電
気伝導度の低下や塑性変形能の低下が認められる他、酸
化速度が著しく低下するためである。
径を有する線に巻きつけた時に、表面処理層の剥離か生
じる最大半径を示す方法によつた。すなわち、剥離が生
じる最大半径が小さい程、密着強度が大きいと言うこと
になる。表１より、Ｃｒの添加量が多くなる程表面処理
層と下地銅層の密着強度が大きくなることが分る。本発
明において、Ｃｒの添加量を０．１〜１．０％に規定し
たのは、０．１％未満では、本発明の表面処理層の密着
性向上の効果が得られず、また１．０％を越えると、電
気伝導度の低下や塑性変形能の低下が認められる他、酸
化速度が著しく低下するためである。
以上述べたように、本発明は従来のジユメツト線に用い
られている無酸素銅の代わりに、ＣｒＯ．ｌ〜１．０％
を添加した無酸素銅を用いることにより、ジユメツト線
の基本的性質をそこなうことなく、表面処理層と下地の
銅層との間の密着性を向上させたジユメツト線を提供す
る利点がある。
られている無酸素銅の代わりに、ＣｒＯ．ｌ〜１．０％
を添加した無酸素銅を用いることにより、ジユメツト線
の基本的性質をそこなうことなく、表面処理層と下地の
銅層との間の密着性を向上させたジユメツト線を提供す
る利点がある。
従つて本発明によるジユメツト線は従来のジユメツト線
に比して作業性の向上、信頼性の向上に大きく寄与する
効果かある。
に比して作業性の向上、信頼性の向上に大きく寄与する
効果かある。
第１図はジユメツト線の構造を示す断面図である。
第２図はジユメツト線の製造において表面処理層を形成
する装置の一例を示す図てある。１・・・・・ニッケル
と鉄の二元合金、２・・・・・・銅層、３・・・・・・
表面処理層、４・・・・・・銅被覆鉄ニッケル合金線（
素線）、５・・・・・・供給機、６・・・・・・加熱装
置、７・・・・・水槽、９・・・・・・巻取機。
する装置の一例を示す図てある。１・・・・・ニッケル
と鉄の二元合金、２・・・・・・銅層、３・・・・・・
表面処理層、４・・・・・・銅被覆鉄ニッケル合金線（
素線）、５・・・・・・供給機、６・・・・・・加熱装
置、７・・・・・水槽、９・・・・・・巻取機。
Claims (1)
- １ 銅被覆鉄ニッケル合金線の表面に表面処理層を形成
して成るジユメツト線において、被覆銅層がＣｒ０．１
〜１．０重量％を添加した無酸素銅より成ることを特徴
とする上記表面処理層と上記銅層との密着性を向上した
ジユメツト線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5846880A JPS6047682B2 (ja) | 1980-04-30 | 1980-04-30 | ジユメット線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5846880A JPS6047682B2 (ja) | 1980-04-30 | 1980-04-30 | ジユメット線 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56153607A JPS56153607A (en) | 1981-11-27 |
| JPS6047682B2 true JPS6047682B2 (ja) | 1985-10-23 |
Family
ID=13085255
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5846880A Expired JPS6047682B2 (ja) | 1980-04-30 | 1980-04-30 | ジユメット線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6047682B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5574260B1 (en) * | 1995-03-06 | 2000-01-18 | Gore & Ass | Composite conductor having improved high frequency signal transmission characteristics |
| CN103474400A (zh) * | 2013-09-14 | 2013-12-25 | 许晗 | 一种无硼氧化杜镁丝及其制造工艺 |
| CN108672516A (zh) * | 2018-03-25 | 2018-10-19 | 江阴六环合金线有限公司 | 一种套铜管气烧的氧化杜镁丝的生产方法 |
-
1980
- 1980-04-30 JP JP5846880A patent/JPS6047682B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56153607A (en) | 1981-11-27 |
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