JPS5827334B2 - ジユメツト線 - Google Patents
ジユメツト線Info
- Publication number
- JPS5827334B2 JPS5827334B2 JP53051720A JP5172078A JPS5827334B2 JP S5827334 B2 JPS5827334 B2 JP S5827334B2 JP 53051720 A JP53051720 A JP 53051720A JP 5172078 A JP5172078 A JP 5172078A JP S5827334 B2 JPS5827334 B2 JP S5827334B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- copper
- borate
- wire
- dumet wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/14—Extreme weather resilient electric power supply systems, e.g. strengthening power lines or underground power cables
Landscapes
- Conductive Materials (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ダイオード、整流素子等の半導体装置用リー
ド線、真空管、表示管、電球等のガラス封着用リード線
等として使用されるジュメット線に関し、特にボレート
層とその下地の銅層との密着性を向上したジュメット線
に関するものである。
ド線、真空管、表示管、電球等のガラス封着用リード線
等として使用されるジュメット線に関し、特にボレート
層とその下地の銅層との密着性を向上したジュメット線
に関するものである。
ジュメット線は、第1図に示す如く、41〜48重量%
(以下、単にφと記す)のニッケルと鉄の二元合金1を
心線として使用し、これを銅層2で被覆した後、その表
面にガラスとのぬれ、接着に際して有利なように、亜酸
化銅(Cu20)を主成分とするボレート層3が形成さ
れたものである。
(以下、単にφと記す)のニッケルと鉄の二元合金1を
心線として使用し、これを銅層2で被覆した後、その表
面にガラスとのぬれ、接着に際して有利なように、亜酸
化銅(Cu20)を主成分とするボレート層3が形成さ
れたものである。
しかしながら、この亜酸化銅層は、酸化銅(Cub)に
比して下地の銅層との密着性ははるかに良好であるもの
の、苛酷な条件下での伸直、切断、曲げなどの機械DO
工工程や、急冷時の熱膨張係数の差異などにより、ボレ
ート層3と銅層2の間に剥離現象が生じて、実用上大き
な問題となることもあった。
比して下地の銅層との密着性ははるかに良好であるもの
の、苛酷な条件下での伸直、切断、曲げなどの機械DO
工工程や、急冷時の熱膨張係数の差異などにより、ボレ
ート層3と銅層2の間に剥離現象が生じて、実用上大き
な問題となることもあった。
本発明は、上述の問題点を解決する為に、ボレート層と
銅層の間の密着性を更に向上させ、ジュメット線使用時
の信頼性を向上させることのできるジュメット線を提供
せんとするものである。
銅層の間の密着性を更に向上させ、ジュメット線使用時
の信頼性を向上させることのできるジュメット線を提供
せんとするものである。
本発明は、ジュメット線において、被覆鋼層がScO,
01〜1.5重量優(以下、単にφと記す)Yo、05
〜1.5%、Ce O,001〜1.5 %およびLa
0.001〜1.5係のうちの1種または2種以上を添
カロした無酸素銅より成ることを特徴とするボレート層
3と銅層2の間の密着性を向上したジュメット線である
。
01〜1.5重量優(以下、単にφと記す)Yo、05
〜1.5%、Ce O,001〜1.5 %およびLa
0.001〜1.5係のうちの1種または2種以上を添
カロした無酸素銅より成ることを特徴とするボレート層
3と銅層2の間の密着性を向上したジュメット線である
。
以下、本発明を図面を用いて実施例により説明する。
実施例 1:
ニッケル42φ、残部鉄から成る二元合金の棒にCe
O,001、0,05、0,38、0,65および1.
31%添加した無酸素銅を冷間圧接法やろう付性などの
方法で被覆接着させた線を、引伸と焼鈍をくり返して0
,5Mφの銅被覆鉄ニツケル合金線(以下、素線と記す
)を作成し、第2図に示すような通常のボレート層形成
装置によりボレート層形成処理を行なった。
O,001、0,05、0,38、0,65および1.
31%添加した無酸素銅を冷間圧接法やろう付性などの
方法で被覆接着させた線を、引伸と焼鈍をくり返して0
,5Mφの銅被覆鉄ニツケル合金線(以下、素線と記す
)を作成し、第2図に示すような通常のボレート層形成
装置によりボレート層形成処理を行なった。
先ず素線4を供給機5から給出し、電気炉またはガスバ
ーナー等の加熱装置6で加熱して亜酸化銅層を形威し、
はう砂50〜500g/lを含むほう砂溶液7中に浸漬
した後、再び前記6と同様の加熱装置8で刃口熱し、ボ
レート層を形成し巻取機9に巻取る。
ーナー等の加熱装置6で加熱して亜酸化銅層を形威し、
はう砂50〜500g/lを含むほう砂溶液7中に浸漬
した後、再び前記6と同様の加熱装置8で刃口熱し、ボ
レート層を形成し巻取機9に巻取る。
加熱装置6,8による加熱温度は8000〜1000℃
である。
である。
なお比較のためCeを添加しない無酸素銅を用いた従来
のものについても同様の処理を行なった。
のものについても同様の処理を行なった。
この間、本発明のジュメット線と従来のものとの相違は
、使用する無酸素銅の組成のみで他の点については全〈
従来の設備、条件などを適用することができる。
、使用する無酸素銅の組成のみで他の点については全〈
従来の設備、条件などを適用することができる。
このようにして得られた本発明によるシュメツ1線と従
来のジュメット線のそれぞれのボレート層の密着強度を
測定した結果は表1に示した通りである。
来のジュメット線のそれぞれのボレート層の密着強度を
測定した結果は表1に示した通りである。
ボレート層の密着強度の試験は、ジュメット線を各種半
径を有する線に巻きつけた時に、ボレート層の剥離が生
じる最大半径を示す方法によった。
径を有する線に巻きつけた時に、ボレート層の剥離が生
じる最大半径を示す方法によった。
すなわち、剥離が生じる最大半径が小さい程、密着強度
が大きいと言うことになる。
が大きいと言うことになる。
表1よりCeの添加量が多くなる程ボレート層と下地の
銅層との密着強度が大きくなることがわかる。
銅層との密着強度が大きくなることがわかる。
実施例 2:
被覆銅層に表2に示すようなSc、Y、Laおよびそれ
らとCeを組合せて添加した無酸素銅を使用し、他は実
施例1と同じ条件で製造したジュメット線について、ホ
ゝレート層の密着強度を測定した結果は表2に示す通り
である。
らとCeを組合せて添加した無酸素銅を使用し、他は実
施例1と同じ条件で製造したジュメット線について、ホ
ゝレート層の密着強度を測定した結果は表2に示す通り
である。
表2より、本発明によるジュメット線は従来のものに比
し、ボレート層と下地の銅層との密着強度が大きく、そ
れぞれの添加元素の添加量が多くなる程大きくなること
がわかる。
し、ボレート層と下地の銅層との密着強度が大きく、そ
れぞれの添加元素の添加量が多くなる程大きくなること
がわかる。
本発明において、Sc、Y、Ce又はLaの添カロ元素
の添加量をそれぞれ上記所定範囲に規定したのはそれぞ
れ下限値未満では、本発明のボレート層の密着性向上の
効果が得られず、また上限値を越えると、電気伝導度の
低下や塑性変形態の低下が認められる他、酸化速度が著
しく低下するためである。
の添加量をそれぞれ上記所定範囲に規定したのはそれぞ
れ下限値未満では、本発明のボレート層の密着性向上の
効果が得られず、また上限値を越えると、電気伝導度の
低下や塑性変形態の低下が認められる他、酸化速度が著
しく低下するためである。
以上述べたように、本発明は従来のジュメット線に用い
られている無酸素銅の代わりに、Sco、o1〜1.s
%、YO105〜1.5%、CeO,001〜1.5%
およびLa 0.001〜1.5%のうちの1種以上を
添加した無酸素銅を用いることにより、ジュメット線の
基本的性質をそこなうことなく、ボレート層と下地の銅
層との間の密着性を向上させたジュメット線を提供する
特長がある。
られている無酸素銅の代わりに、Sco、o1〜1.s
%、YO105〜1.5%、CeO,001〜1.5%
およびLa 0.001〜1.5%のうちの1種以上を
添加した無酸素銅を用いることにより、ジュメット線の
基本的性質をそこなうことなく、ボレート層と下地の銅
層との間の密着性を向上させたジュメット線を提供する
特長がある。
従って本発明によるジュメット線は従来のジュメット線
に比して作業性の向上、信頼性の向上に大きく寄与する
効果がある。
に比して作業性の向上、信頼性の向上に大きく寄与する
効果がある。
第1図はジュメット線の構造を示す断面図である。
第2図はジュメット線の製造においてボレート層を形成
する装置の一例を示す図である。 1・・・・・・ニッケルと鉄の二元合金、2・・・・・
・銅層、3・・・・・・ボレート層、4・・・・−・銅
被覆鉄ニツケル合金線(素線)、5・・・・・・供給機
、6,8・・・・・・加熱装置、I・・・・・・はう砂
溶液、9・・・・・・巻取機。
する装置の一例を示す図である。 1・・・・・・ニッケルと鉄の二元合金、2・・・・・
・銅層、3・・・・・・ボレート層、4・・・・−・銅
被覆鉄ニツケル合金線(素線)、5・・・・・・供給機
、6,8・・・・・・加熱装置、I・・・・・・はう砂
溶液、9・・・・・・巻取機。
Claims (1)
- 1 銅被覆鉄ニツケル合金線の表面にボレート層を形威
して成るジュメット線において、被覆銅層が5cO00
1〜1.5重量多、Yo、05〜1.5重量φ、Ce
O,001〜1.5重量多およびLaO,OO1〜1.
5重量φのうちの1種以上を添加した無酸素銅より成る
ことを特徴とする上記ボレート層と上記銅層との密着性
を向上したジュメット線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53051720A JPS5827334B2 (ja) | 1978-04-27 | 1978-04-27 | ジユメツト線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53051720A JPS5827334B2 (ja) | 1978-04-27 | 1978-04-27 | ジユメツト線 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54142124A JPS54142124A (en) | 1979-11-06 |
JPS5827334B2 true JPS5827334B2 (ja) | 1983-06-08 |
Family
ID=12894715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53051720A Expired JPS5827334B2 (ja) | 1978-04-27 | 1978-04-27 | ジユメツト線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5827334B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5838406A (ja) * | 1981-08-29 | 1983-03-05 | 住友電気工業株式会社 | ジユメツト線 |
CN103400657A (zh) * | 2013-08-12 | 2013-11-20 | 丹阳利华电子有限公司 | 一种二元杜美丝的制备方法 |
CN108672516A (zh) * | 2018-03-25 | 2018-10-19 | 江阴六环合金线有限公司 | 一种套铜管气烧的氧化杜镁丝的生产方法 |
-
1978
- 1978-04-27 JP JP53051720A patent/JPS5827334B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54142124A (en) | 1979-11-06 |
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