JPS6047397B2 - セルロ−ズ系繊維の染色方法 - Google Patents
セルロ−ズ系繊維の染色方法Info
- Publication number
- JPS6047397B2 JPS6047397B2 JP55032077A JP3207780A JPS6047397B2 JP S6047397 B2 JPS6047397 B2 JP S6047397B2 JP 55032077 A JP55032077 A JP 55032077A JP 3207780 A JP3207780 A JP 3207780A JP S6047397 B2 JPS6047397 B2 JP S6047397B2
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- Japan
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- dye
- general formula
- group
- cellulose fibers
- dyeing
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はセルローズ系繊維を橙色に染色する方法に関す
る。
る。
更に詳しくは本発明は遊離酸の形で5下記一般式(I)
←゛” (I) ’N’11”’NH−CH。
←゛” (I) ’N’11”’NH−CH。
oso。HΥ゛
メトキシ基、カルボン酸基またはスルホン酸基を25表
わす。
わす。
)で示される染料を用いることを特徴とするセルローズ
系繊維の染色方法である。
系繊維の染色方法である。
P−スルフアートエチルスルホニル基を有する染料がい
わゆるビニルスルホン型反応染料として繊維材料の染料
に適用されることは公知である。
わゆるビニルスルホン型反応染料として繊維材料の染料
に適用されることは公知である。
しかし、P−スルフアートエチルスルホニル基を有する
アゾ系の反応染料による染色物は、一般に塩基堅牢度が
低く、水道水に含まれる塩素による退色現象がしばしば
問題となつており、そのため塩素堅牢度のすくれた反応
染料の出現が強く要望されていた。p−スルフアートエ
チルスルホニル基と異なるもう一つの代表的な反応基と
してモノクロルトリアジニル基を反応基とする染料も知
られているが、これらの反応染料は一般に染色温度に高
温を要し、また吸尺染色適性に欠けるため捺染用に使用
されるにすぎず、更に得られた染色物の酸安定性が低い
という欠点を有しているため、実用的には決して充分と
は言えなかつた。
アゾ系の反応染料による染色物は、一般に塩基堅牢度が
低く、水道水に含まれる塩素による退色現象がしばしば
問題となつており、そのため塩素堅牢度のすくれた反応
染料の出現が強く要望されていた。p−スルフアートエ
チルスルホニル基と異なるもう一つの代表的な反応基と
してモノクロルトリアジニル基を反応基とする染料も知
られているが、これらの反応染料は一般に染色温度に高
温を要し、また吸尺染色適性に欠けるため捺染用に使用
されるにすぎず、更に得られた染色物の酸安定性が低い
という欠点を有しているため、実用的には決して充分と
は言えなかつた。
このようなことから本発明者らは、特に塩素堅牢度のす
ぐれた橙色のビニルスルホン型反応染料を求めて鋭意検
討を行つた結果、前記一般式(1)で示される染料、す
なわち反応基としてP−スルフアートエチルスルホニル
基とモノクロルトリアジニル基を有するモノアゾ染料が
すぐれた塩素堅牢度の橙色の染色物を与えることを見い
出した。また、本発明の染料は前記のようなモノクロル
トリアジニル基を有する反応染料の欠点をも解消できる
ことを見い出した。本発明においてセルローズ系繊維と
しては、たとえば木綿、麻、ビスコース人絹、ビスコー
ススフ等の天然あるいは再生セルローズ系繊維をあげる
ことができる。
ぐれた橙色のビニルスルホン型反応染料を求めて鋭意検
討を行つた結果、前記一般式(1)で示される染料、す
なわち反応基としてP−スルフアートエチルスルホニル
基とモノクロルトリアジニル基を有するモノアゾ染料が
すぐれた塩素堅牢度の橙色の染色物を与えることを見い
出した。また、本発明の染料は前記のようなモノクロル
トリアジニル基を有する反応染料の欠点をも解消できる
ことを見い出した。本発明においてセルローズ系繊維と
しては、たとえば木綿、麻、ビスコース人絹、ビスコー
ススフ等の天然あるいは再生セルローズ系繊維をあげる
ことができる。
本発明の染料は吸尽法の場合、炭酸ソーダ、第三リン酸
ソーダ、苛性ソーダ等の酸結合剤の存在下に芒硝または
食塩を加えた染浴で比較的低い温度で行われる。
ソーダ、苛性ソーダ等の酸結合剤の存在下に芒硝または
食塩を加えた染浴で比較的低い温度で行われる。
また、捺染法による染色もできる。本発明の染料は、た
とえば次のようにして製造することができる。
とえば次のようにして製造することができる。
2−アミノナフタレンー1−スルホン酸を通常の方法で
ジアゾ化し、一般式(I[)(式中、R1は前記の意味
を有する。
ジアゾ化し、一般式(I[)(式中、R1は前記の意味
を有する。
)で示されるJ酸と中性ないしアルカリ性でカップリン
グさせて、一般式(I[[ )(式中、R1は前記の意
味を有する。
グさせて、一般式(I[[ )(式中、R1は前記の意
味を有する。
)で示されるモノアゾ化合物を得、これを塩化シアヌル
と一次的に縮合させてジクロルトリアジニル化合物を得
る。
と一次的に縮合させてジクロルトリアジニル化合物を得
る。
ついて一般式(IV)
(式中、Xl,X2は前記の意味を有する。
)で示されるアニリン化合物を二次的に縮合させて一般
式(1)の染料を得ることができる。あるいは塩化シア
ヌルに一次的に一般式(IV)のアニリン化合物を縮合
させ、ついで二次的に一般式(11)のモノアゾ化合物
を縮合させることによつても一般式(1)の染料を得る
ことができる。
式(1)の染料を得ることができる。あるいは塩化シア
ヌルに一次的に一般式(IV)のアニリン化合物を縮合
させ、ついで二次的に一般式(11)のモノアゾ化合物
を縮合させることによつても一般式(1)の染料を得る
ことができる。
あるいは、一般式(H)と一般式(IV)のアニリン化
合物を任意の順序で塩化シアヌルと縮合させて一般式(
V)(式中、R,,X,,X,は前記の意味を有する。
合物を任意の順序で塩化シアヌルと縮合させて一般式(
V)(式中、R,,X,,X,は前記の意味を有する。
)で示されるモノクロルトリアジニル化合物を得、続い
て2−アミノナフタレンー1−スルホン酸のジアゾニウ
ム塩とカップリングさせることによつても一般式(1)
の染料を得ることができる。 国あるいは一般式(n)
を塩化シアヌルと一次的に縮合させた後、2−アミノー
ナフタレンー1ースルホン酸のジアゾニウム塩とカップ
リングさせて一般式(VI)(式中、R,は前記の意味
を有する。
て2−アミノナフタレンー1−スルホン酸のジアゾニウ
ム塩とカップリングさせることによつても一般式(1)
の染料を得ることができる。 国あるいは一般式(n)
を塩化シアヌルと一次的に縮合させた後、2−アミノー
ナフタレンー1ースルホン酸のジアゾニウム塩とカップ
リングさせて一般式(VI)(式中、R,は前記の意味
を有する。
)で示されるモノアゾ化合物を得、これに一般式(IV
)のアニリン化合物を縮合させることによつても一般式
(1)の染料を得ることができる。
)のアニリン化合物を縮合させることによつても一般式
(1)の染料を得ることができる。
あるいは一般式(Vll)(式中、X,,X,は前記の
意味を有する)て示されるP−ヒドロキシエチルスルホ
ン体を一般式(IV)のアニリン化合物の代わりに用い
それぞれ同様の反応を行つた後、最後に硫酸中でエステ
ル化することによソー般式(1)の染料としてもよい。
意味を有する)て示されるP−ヒドロキシエチルスルホ
ン体を一般式(IV)のアニリン化合物の代わりに用い
それぞれ同様の反応を行つた後、最後に硫酸中でエステ
ル化することによソー般式(1)の染料としてもよい。
一般式(IV)の化合物としては、たとえば次のものが
あげられる。
あげられる。
1−アミノベンゼンー3又は4−P−スルフアートエチ
ルスルホン、1−アミノー2−メトキシベソゼ゛ンーS
−B−スルフアートエチルスルホン、1−アミノー4−
メトキシベンゼンー3−P一スルフアートエチルスルホ
ン、1−アミノー2ーメトキシー5−メチルベンゼンー
4 −P −スルフアートエチルスルホン、1−アミ/
−2−スルホベンゼンー4−P−スルフアートエチルス
ルホン、1−アミノー2−スルホベンゼンー5 −P
−スルフアートエチルスルホン、1−アミノー2ーカル
ボキシベンゼンー4−P−スルフアートエチルスルホン
、1−アミノー2−クロルベンゼンー4−P−スルフア
ートエチルスルホン、1−アミノー2−メチルベンゼン
ー5 −P −スルフアートエチルスルホン、1−アミ
ノー4−メチルベンゼンー3−P−スルフアートエチル
スルホン。
ルスルホン、1−アミノー2−メトキシベソゼ゛ンーS
−B−スルフアートエチルスルホン、1−アミノー4−
メトキシベンゼンー3−P一スルフアートエチルスルホ
ン、1−アミノー2ーメトキシー5−メチルベンゼンー
4 −P −スルフアートエチルスルホン、1−アミ/
−2−スルホベンゼンー4−P−スルフアートエチルス
ルホン、1−アミノー2−スルホベンゼンー5 −P
−スルフアートエチルスルホン、1−アミノー2ーカル
ボキシベンゼンー4−P−スルフアートエチルスルホン
、1−アミノー2−クロルベンゼンー4−P−スルフア
ートエチルスルホン、1−アミノー2−メチルベンゼン
ー5 −P −スルフアートエチルスルホン、1−アミ
ノー4−メチルベンゼンー3−P−スルフアートエチル
スルホン。
この様にして得られた本発明の染料は特に塩素堅牢度、
耐光堅牢度、汗日光堅牢にすぐれている。塩素堅牢度は
ISO法で3〜4級ないし4級てあり、特に最近の一般
家庭における洗濯に塩素系漂白剤を使用することが普及
してきていることを考えると、塩素堅牢度にすぐれてい
る本発明染料の価値は高い。
耐光堅牢度、汗日光堅牢にすぐれている。塩素堅牢度は
ISO法で3〜4級ないし4級てあり、特に最近の一般
家庭における洗濯に塩素系漂白剤を使用することが普及
してきていることを考えると、塩素堅牢度にすぐれてい
る本発明染料の価値は高い。
また近年スポーツウェアの量的拡大とともに問題となつ
ている汗日光堅牢度も3〜4級ないし4級とすぐれてお
り、この点からも本発明染料の価値は高い。更に従来の
反応染料においては、その染色物が空気中の酸性ガス等
により変化を受け時間の経過とともに堅牢度の低下をき
たす現象が見られたが、本発明染料はその問題点も解消
している。すなわち、本発明染料の染色物の酸安定性(
試験法は染布を1%酢酸に30分浸漬後、バースピロメ
ータを使用して37±2℃の温度で125y/CTlで
6時間処理する)は4〜5級ないし5級と良好であり、
この点からも価値が高い。また、本発明染料は吸尽染色
において高い吸尽*8率および固着率を示すので、濃度
の高い染色物を得ることができるのみならず、同時にウ
ォッシュオフ性もすぐれており、未固着染料の除去が簡
単にできると言う大きな利点を有している。さらに本発
明染料は吸尽染色において染色温度、アルカリ剤、無機
塩添加量、浴比を変化させても影響を受けにくく、極め
て再現性良く染色できると言う特異的な性能を有してい
る。
ている汗日光堅牢度も3〜4級ないし4級とすぐれてお
り、この点からも本発明染料の価値は高い。更に従来の
反応染料においては、その染色物が空気中の酸性ガス等
により変化を受け時間の経過とともに堅牢度の低下をき
たす現象が見られたが、本発明染料はその問題点も解消
している。すなわち、本発明染料の染色物の酸安定性(
試験法は染布を1%酢酸に30分浸漬後、バースピロメ
ータを使用して37±2℃の温度で125y/CTlで
6時間処理する)は4〜5級ないし5級と良好であり、
この点からも価値が高い。また、本発明染料は吸尽染色
において高い吸尽*8率および固着率を示すので、濃度
の高い染色物を得ることができるのみならず、同時にウ
ォッシュオフ性もすぐれており、未固着染料の除去が簡
単にできると言う大きな利点を有している。さらに本発
明染料は吸尽染色において染色温度、アルカリ剤、無機
塩添加量、浴比を変化させても影響を受けにくく、極め
て再現性良く染色できると言う特異的な性能を有してい
る。
本発明に近似する染料としては、たとえば特公昭39−
18184号公報には、下記式で示される染料が記載さ
れている。
18184号公報には、下記式で示される染料が記載さ
れている。
しかし、これらの染料は、本発明染料に比べて溶解度が
低く、さらにビルドアップ性が劣るため3の濃度の高い
染色物が得られないと言うだけでなく、ウォッシュオフ
性が極めて劣る欠点を有しており、実用上の価値は小さ
い。
低く、さらにビルドアップ性が劣るため3の濃度の高い
染色物が得られないと言うだけでなく、ウォッシュオフ
性が極めて劣る欠点を有しており、実用上の価値は小さ
い。
※さらに後者の染料では特に耐光堅牢
度も劣つている。次に本発明方法を実施例によつて説明
する。
度も劣つている。次に本発明方法を実施例によつて説明
する。
文中、部は重量部を表わす。実施例1
式(1)
ついで3紛経過後、炭酸ソーダ4部を加え同温で1時間
染色する。
染色する。
染色終了後、水洗、ソーピングを行つて塩基堅牢度のす
ぐれた鮮明な橙色の染色物が得られた。上記染料は例え
ば次の様にして合成される。
ぐれた鮮明な橙色の染色物が得られた。上記染料は例え
ば次の様にして合成される。
0.1部のノニオン系界面活性剤を水1(1)部に溶解
した液にO〜5ニCで塩化シアヌル9.2部を加えて分
散させる。
した液にO〜5ニCで塩化シアヌル9.2部を加えて分
散させる。
これにN−メチルJ酸12.0部を水100部にPH7
〜8で溶解した液を0〜5゜Cで1時間で滴下する。滴
下終了後、20%炭酸ナトリウム水溶液を加えてPH3
に調整し、さらに2時間攪拌する。ついで1−アミノベ
ンゼンー3−β−スルフアートエチルスルホン15.5
部を加え、20%炭酸ナ斗外リウム水溶液でPHを5〜
6に調整しながら40゜Cに昇温し、同温度で2時間攪
拌する。ついで再度0〜5゜Cに冷却した後、炭酸水素
ナトリウム12.6部を加える。これに、2−アミノナ
フタレンー1ースルホン酸11.1部を通常の方法でジ
アゾ化した懸濁液を、O〜5℃で1時間加える。同温度
で2時間攪拌した後、塩酸でPHを5〜6に調整し、塩
化ナトリウムを2巾加えて結晶を析出させ、吸引淵化し
、洗浄した後60℃で乾燥して染料(1)を得“た。実
施例2 式(2) で示される染料0.3部を2(1)部の水に溶解し、芒
硝(9)部を加え、木綿w部を加えて60゜Cに昇温す
る。
〜8で溶解した液を0〜5゜Cで1時間で滴下する。滴
下終了後、20%炭酸ナトリウム水溶液を加えてPH3
に調整し、さらに2時間攪拌する。ついで1−アミノベ
ンゼンー3−β−スルフアートエチルスルホン15.5
部を加え、20%炭酸ナ斗外リウム水溶液でPHを5〜
6に調整しながら40゜Cに昇温し、同温度で2時間攪
拌する。ついで再度0〜5゜Cに冷却した後、炭酸水素
ナトリウム12.6部を加える。これに、2−アミノナ
フタレンー1ースルホン酸11.1部を通常の方法でジ
アゾ化した懸濁液を、O〜5℃で1時間加える。同温度
で2時間攪拌した後、塩酸でPHを5〜6に調整し、塩
化ナトリウムを2巾加えて結晶を析出させ、吸引淵化し
、洗浄した後60℃で乾燥して染料(1)を得“た。実
施例2 式(2) で示される染料0.3部を2(1)部の水に溶解し、芒
硝(9)部を加え、木綿w部を加えて60゜Cに昇温す
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 遊離酸の形で下記一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1は水素、メチル基またはエチル基を表わ
す。 X_1,X_2はそれぞれ水素、塩素、メチル基、メト
キシ基、カルボン酸基またはスリホン酸基を表わす。)
で示される染料を用いることを特徴とするセルローズ系
繊維の染色方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55032077A JPS6047397B2 (ja) | 1980-03-12 | 1980-03-12 | セルロ−ズ系繊維の染色方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55032077A JPS6047397B2 (ja) | 1980-03-12 | 1980-03-12 | セルロ−ズ系繊維の染色方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60062814A Division JPS60215064A (ja) | 1985-03-26 | 1985-03-26 | 繊維反応性モノアゾ化合物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56128377A JPS56128377A (en) | 1981-10-07 |
JPS6047397B2 true JPS6047397B2 (ja) | 1985-10-21 |
Family
ID=12348810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55032077A Expired JPS6047397B2 (ja) | 1980-03-12 | 1980-03-12 | セルロ−ズ系繊維の染色方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6047397B2 (ja) |
-
1980
- 1980-03-12 JP JP55032077A patent/JPS6047397B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56128377A (en) | 1981-10-07 |
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