JPS6047176A - 自動車用ドアハンドル装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、自動車のドアの適所に設けら１（、ドアロッ
クを解除してドアの開閉操作を行なう自動車用ドアハン
ドル装置に関する。

ハンドルを揺動式とした従来の自動車用ドアのアウトサ
イドハンドル又はインザイドハンドルにおいては、ハン
ドルの下方又は側方のドアの外面に形成した凹所に手を
差し入れてハント′ルを把持し、かつハンドルを上方又
は側方に回動させることにより、ドアロックを解除操作
して、ドアを開けるようになっている。

このような装置は、自動車工学全書１３巻（乗用車の車
体）（山海堂版）］３３頁に記載されている。

しかし、このような従来の揺動式のハンドル装置におい
ては、ドアロックを解除するだめのハンドルの回動方向
が一方向に限られているため、操作するときの姿勢その
他の状況によっては、非常に操作がしずらくなる場合が
ある。

本発明は、このような場合に鑑み、操作者の姿勢その他
の状況に応じて、いずれの方向からでも、簡単にハンド
ル操作を行なえるようにした、操作性のよい自動車用ド
アハンドル装置を提供すると。

とを目的とするものである。

この目的を達成するため、本発明においては、ハンドル
を、常時は中立位置に保持されているが、この中立位置
から、正逆いずれの方向に回動させることによっても、
開扉操作を行なえるようにし、さらに、ハンドルの一端
に第１操作部を、かっ他端に第２操作部をそれぞれ設け
、このいずれの操作部を牽引又は押動することによって
も、開扉操作を行なえるようにしである。

以下本発明を、添付図面に示す実施例に基づいて説明す
る。なお、この実施例は、本発明を自動車のｌ゛アのア
ウトザイドハンドル装置に適用した場合のものである。

（１）は、自動車のドアのアウターパネルで、その適所
に穿設された矩形の開口（２）には、前方に向かって開
口する凹部（３）を備えるほぼ箱状のケース（４）が嵌
合され、アウターパネル（１）と一体重に固着されてい
る。なお、このケース（４）の周縁部の前面は、アウタ
ーパネル（１）の外面と同一面をなすようにしである。

ケース（４）におけるハンドル回動用凹部（３）の奥端
面には、両側部に前方を向く側片（５ａＸ５ｂ）が連設
されたブラケット（５）における板状の基部（５ｃ）が
、止めねじ（６）をもって固着されている。

（７）は、上端部が第１操作部（７ａ）をなし、かつ下
端部が第２操作部（７ｂ）をなす横長垂直板状のハンド
ルで、その後面の一側部近傍には、後方に向かって水平
に延出する突片（８）が連設されている。

ハンドル（７）の後面における突片（８）よ゛り若干中
央寄シの部分には、第１の作動部としての後上方を向く
アーム（９）が、またハンドル（力の後面における他側
部近傍には、第２の作動部としての後下方を向くアーム
θ０）が、それぞれ一体重に連設されている。

これらの突片（８）及びアーム（９）　（ｔｏ）の各基
部には、それぞれ、左右方向をなし、かつ同一軸線上に
整合する軸孔α１）が穿設されている。

ハンドル（７）は、これらの軸孔α１）に貫挿された左
右方向の軸０２）をもって、ブラケット（５）における
両側片（５ａ）（５ｂ）間に枢着され、その前面は、第
５図に示すように、アウターパネル（１）の外面と整合
し、かつケース（４）における凹部（３）の開口部をほ
ぼ完全に閉塞する中立位置よシ、軸（１２）を中心とし
て、正逆（この実施例では、第５図における反時計方向
を正方向、同じく時計方向を逆方向と呼ぶ。）いずわ、
の方向にも回動し得るようになっている。

（１３＋は、ハンドル（力に、中立位置に向かう復帰回
動力を付与するためのねじシばねで、中間部を、ブラケ
ット（５）の一方の側片（５ａ）よシ側方に突出する軸
（１２まわシに巻回されるとともに、両端近傍部を互い
に交差させ、かつ両端部をブラケット（５）の中央に向
けて折曲して形成した折曲端部（＋３ａ）（＋３ｂ）を
、ブラケット（５）の一方の側片（５ａ）に穿設された
軸（１２を中心とする弧状をなす上下１対の長孔（＋４
ａ）（１４ｂ）に貫通し、との長孔（１４ａ）（１４ｂ
）を貫通した両折曲端部（１３ａ）（＋３ｂ）の先端部
をもって、ノンドル（力のの突片（８）を上下より挾ん
でいる。

かくして、ハンドル（７、）が中立位置より正逆いずれ
の方向に回動した場合にも、ノンドル（７）を中立位置
に復帰回動させるようになっている。なお、上下の長孔
（１４ａ）（１４ｂ）間の間隔は、ばね０３）の両折曲
端部で挾む突片（８）の中間部の上下幅とほぼ同一とす
るのがよい。

ハンドル（７）におけるアーム（９）及び（１０）は、
ブラケツｌ□　（５）に穿設された上下方向の長孔（１
（ト）（１６）及びケース（４）における凹部（３）の
奥端に穿設された上下方向の長孔ｕ７）０υをそれぞれ
貫通して、ケース（４）の後面に突出している。

ケース（４）の後面中央には、中央下部よシ第４図にお
ける右側方に延びる′第１腕部（１９ａ）と、中央上部
よシ第４図における左側方に延びる第２腕音障９ｂ）と
を備える解除部材吐の中央部が、後方を向く軸（２０）
をもって枢着されている。

ケース（４）の後面と解除部材０９）との間における軸
００）址わ）には、一端がケース（４）の後面適所に突
設さねた突起ｃ２１）に、かつ他端が解除部材ａωにお
ける第」腕部（１９ａ）の下縁にそれぞれ係止されたね
しシコイルばね（２２）の中間部が巻回されている。

このはね０りによシ、解除部材００は、第４図における
反時計方向に付勢され、常時は、第２腕部（１９ｂ）の
先端下部が、ケース（４）の後面適所に突設されたスト
ンパピンＱ３１に当接した第４図に実線で示す位置に停
止している。

解除部材０＠における第１腕部（１９ａ）の先端には、
後方を向く折曲片（１９Ｃ）が連設され、この折曲片（
１９ｃ）には、下端部がドアロックの解除レバー（図示
路）に連結された上下方向のロッドＣ・１）の上端部が
連結されている。

しかして、解除部材００を、ばね（２２１の付勢力に抗
して、第４図における時計方向をなす解除方向に回動さ
せることにょシ、ロッド（２沿を押し下げて、ドアロッ
クを解除し、ドアを開けることができるようになってい
る。

解除部材０！１における第１腕部（］−９ａ）の中間部
は、ハンドル＋７）　Ｋおけるアーム（９）の中立位置
よｐ下向きの回動軌跡内に位置し、ハンドル（７）を中
立位置より正方向に回動させたとき、アーム（９）にょ
９、第１腕部（＋９ａ）が押し下ずられ、解除部材０■
は解除方向に回動させられるようになっている。

また、解除部材０■における第２腕部（＋９ｂ）の中間
部は、ハンドル（刀におけるアームＧＯ）の中立位置よ
シ上向きの回動軌跡内に位置し、ハンドル（７）を中立
位置よシ逆方向に回動させたとき、アーム（１０）によ
シ、第２腕部（１９ｂ）が押し上げられ、解除部拐卸は
解除方向に回動させられるようになっている。

次に、上述の装置の作動及び取扱いについて説明する。

ハンドル（７）を操作しないときには、ハンドル（７）
は、ばねθ３）により、第２図乃至第７図に示す中立位
置に保持されている。このとき、ケース（４）のノンド
ル回動用凹部（３）は、ノンドル（７）により閉塞され
、ハンドル装置の外面は、アラクーパネル（１）の外面
と同一の平滑表面をなし、外部に突部や凹部が全く存在
しなくなるので、自動車疋行時の風切シ音の発生や、歩
行者その他の車外の物体を傷つける恐れ等をなくすこと
ができるとともに、美麗な外観のものとすることができ
る。

この状態から、ノンドル（力を操作してドアを開くには
、操作者の姿勢その他の状況に応じて、次のような種々
の態様で操作することができる。

まず、その一つとして、ハンドル（７）が中立位置−に
ある状態から、第８図に示すように、アーム（９）が解
除部材００の第１腕部（１９ａ）に当接する寸で、ねじ
りはね０３）の付勢力に抗して、ハンドル（力の第１操
作部（７ａ）を、例えば親指等で第８図矢示のように、
正方向に軽く押し込み、そのとき形成されるハンドル（
７）の第２操作部（７ｂ）と、ケース（４）における凹
部（３）の開口部との間の間隙に他の指を挿入し、その
指で、第２操作部（７ｂ）を手前に牽引するととにより
、ハンドル（７）をさらに正方向に回動させ、第９図に
示すように、アーム（９）で、解除部材Ｇ９ｊの第］腕
部（１９ａ）を押し下げ、解除部材吐を解除方向に回動
させて、ドアロックを解除し、ドアを開けることができ
る。

このとき、アーム００）は、解除部材Ｑ！１１の第２腕
部（１９ｂ）から離れる方向にハンドル（７）とともに
回動するだけで、何の作用もしない。

なお、第２操作部（７ｂ）を手前に牽引する際に、同時
に親指等で第１操作部（７ａ）を押し込むようにすれば
、そわらの協同作用で、ハンドル操作はよシ楽に行なえ
る。

また、第１操作部（７ａ）を、第９図に示す位ｉｔで一
気に押し込むだけでも、上述の場合と同様の作動でドア
ロックを解除し、ドアを開くこともできる。− ハンドル（７）を第９図に示す位置まで正方向に回動さ
せると、第１操作部（７ａ）がケース（４）の凹部（３
）の奥端に当接し、ハンドル（７］のそれ以上の正方向
の回動を阻止する。

この状態で、ハンドル（７）から手を離すと、ばねｕ３
ｉの付勢力によシ、ハンドル（力ばもとの中立位置に復
帰回動するとともに、解除部材０９）も、ばね（２りの
伺勢力によシ、ストッパピン（２３）に当接するもとの
停止位置に戻る。

１：た逆に、ハンドル（７）を、中立位置にある状態か
ら、逆方向に回動させることによっても、ドアを開くこ
とができる。

例えば、第１０図に示すように、アーム（１０）が解除
部材０９）の第２腕部（１９ｂ）に当接するまで、ばね
０３）の付勢力に抗して、ハンドル（７）の第２操作部
（７ｂ）を、適宜の指で軽く押し込み、そのとき形成さ
れるハンドル（７）の第１操作部（７ａ）と、ケース（
４）における凹部（３）の開口部との間の間隙に他の指
を挿入し、その指で、第１操作部（７ａ）を手前に牽引
することにより、ハンドル（７）をさらに逆方向に回動
させ、第１１図に示すように、アーム（１０）で解除部
材０翅の第１腕部（１９ｂ）を押し上げ、解除部材０■
を解除方向に回動させて、ドアロックを解除し、ドアを
開けることができる。

このとき、アーム（９）は、解除部材（１９）の第］腕
部（１９ａ）から劇ｆれる方向に、ハンドル（７）とと
もに回動するだけで、何の作用もしない。

また、この場合にも、第１操作部（７ａ）を手前に牽引
する際に、同時に第２操作部（７ｂ）を押し込むように
すれば、それらの協同作用で、ハンドル操作を楽に行な
える。

さらに、第２操作部（７ｂ）を、第１１図に示す位置１
で一気に押し込むだ９でも、上述の場合と同様の作動で
、ドアを開くことができる。

ハンドル（７）を第１１図に示す位置まで逆方向に回動
させると、第２操作部（７ｂ）がケース（４）の四部（
３）の奥端に当接し、ハンドル（カのそれ以上の逆方向
の回動を阻止する。

この状態で、ハンドル（７）から手を離すと、ばね（１
３）の付勢、力によシ、ハンドル（カはもとの中立位置
に復帰回動するとともに、解除部材（１９）も、ストッ
パビンｅＪに当接するもとの停止位置に戻る。

以上から明らかなように、本発明によると、操作者の姿
勢その他の状況に応じて、いすねの方向からでも簡単に
ノンドル操作を行なうことができ、頗る便利である。

なお、上述の実施例は、本発明を自動車のドアのアウト
サイトノンドルに適用した場合のものであるが、本発明
は、インサイトノンドルにも適用できるととはもちろん
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例の分解斜視図、第２図は、
同じく正面図、 第３図は、同じく平面図、 第４図は、同じく背面図、 第５図は、第２図及び第４図の■−Ｖ線に沿う拡大縦断
面図、 第６図は、第２図及び第４図の■−■綜に沿う拡大縦断
面図、 第７図は、第２図及び第４図の■］−■線に沿う拡大縦
断面図、 第８図は、ノンドルを中立位置よυ若干正方向に回動し
た状態を示す第６図と同様な部分の縦断面図、 第９図は、第８図示の状態よジノンドルをさらに正方向
に回動した状態を示す第６図と同様な部分の縦断面図、 第１０図は、ハンドルを中立位置よシ若干逆方向に回動
した状態を示す第７図と同様な部分の縦断面図、 第１１図は、＠１０図示の状態よりハンドルをさらに逆
方向に回動した状態を示す第７図と同様な部分の縦断面
図である。 （１）アウターパネル　（３）ハンドル回動用凹部（４
）ケース　（５）ブラケット （カバンドル　（７ａ）第１操作部 （７ｂ）第２操作部　（８）突片 （９）アーム（第１の作動部） ００）アーム（第２の作動部） ０２）軸　０３）ねじシばね （１，５）　（ｌ［ｉ＋　１１７）　（１８）長孔　ａ
１解除部制０■軸　０りばね

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （旬　一端に第１操作部を、かつ他端に第２操作部を備
   えるハンドルの中間部を、中立位置よシ正逆いずれの方
   向にも回動可能で、かつ中立位置に向かう復帰回動力を
   付与して、ドア側に枢着するとともに、前記ハンドルに
   近接したドア側のドア内の適所に、適宜の解除方向に回
   動させら、＋１．ることによシ、ドアロックを解除する
   ようにドアロックと連係された解除部材の中間部を枢着
   し、かつ前記ハンドルに、該）・ンドルを中立位置から
   正方向に回動させた際に、前記解除部材の一端を解除方
   向に押動する第１の作動部と、同ハンドルを中立位置か
   ら逆方向に回動させた際に、前記解除部材の他端を解除
   方向に押動する第２の作動部とを設けたことを特徴とす
   る自動車用ドアハンドル装置。 （２）　ハンドルを、ドアアウタパネルに、その中立位
   置でドアアウタパネルと大略同一平面をなすように配置
   したことを特徴とする特許請求の範囲第＋１＋項に記載
   の自動車用ドアハンドル装置。 （３）　ドアアウタパネルにケースを取り付け、このケ
   ースにハンドルを軸支し、このハンドルによシその中立
   位置において、ケース内のハンドル回動用凹部を覆うよ
   うにしたことを特徴とする特許請求の範囲第（２）項に
   記載の自動車用ドアハンドル装置。