JPS604704B2 - 生餡の製造法 - Google Patents

生餡の製造法

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JPS604704B2
JPS604704B2 JP52090439A JP9043977A JPS604704B2 JP S604704 B2 JPS604704 B2 JP S604704B2 JP 52090439 A JP52090439 A JP 52090439A JP 9043977 A JP9043977 A JP 9043977A JP S604704 B2 JPS604704 B2 JP S604704B2
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JP
Japan
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pressure
water
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legume
steaming
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JP52090439A
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JPS5426361A (en
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直 塚田
孝行 成塚
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KITSUKOOMAN KK
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KITSUKOOMAN KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、豆類原料より著しく食感の優れた生館を製造
する方法に関する。
従来、豆類原料より生離を製造する方法としては、豆類
原料に加水、浸債後、これを存在下で常圧もしくは加圧
下で蒸煮した後、該蒸煮物を贋砕、節分け、水晒し、更
に脱水等の処理を経て生鰭を製造していた。
しかしながら、上記浸債後の豆類原料を水の存在下で常
圧蒸煮した場合には、必然的に煮汁が生成するが、該煮
汁は、極めてB.0.Dの高い有機性のものであるので
、その煮汁廃水の処理設備の建造および運転のためには
膨大な資金が必要となることの他、該豆類原料の蒸煮に
著しく長時間を要する等の欠点があった。
また一方、豆類原料を水の存在下で加圧蒸煮する場合に
は、該蒸煮中に存在する水が著しく高温、高圧状態とな
るため蒸煮工程は、極めて危険なものとなり、しかも該
加圧蒸煮工程に於いても前記と同様に極めてB.0.D
の高い有機性廃液が生成する等の欠点があった。
そこで本発明者等は、生鍵の製造法について鋭意検討し
た結果、豆類原料に加水、浸薄後、水切りしたものを、
圧力0.5〜5k9/鮒(ゲージ圧力)の飽和水蒸気の
存在下で蒸煮すれば、該蒸煮工程において廃水は、ほと
んどもし〈は全く生成しないが、これを贋砕、節分け、
水晒しおよび脱水等の通常の製鍵処理を施して得られる
生雛は、著しく硬いものであり、しかも赤館の場合色調
の著しく淡いものしか得られない。
そこで前記欠点を解消するため、上記浸債後水切りした
豆類原料を飽和水蒸気の存在下で加圧蒸煮したのち、該
蒸煮原料に直ちに加水して、品塩を30qo〜70oo
に冷却すれば、豆類原料は、著しく軟らかいものとなり
、次いでこれを通常の製館工程によって製解すれば、豆
類原料の表皮に存在する色素を極めて効率良く利用する
ことが出来、しかも口あたりのなめらかな生稲が得られ
ることを知り、本発明を完成した。
すなわち本発明は、生館製造工程において、豆類原料を
水に浸債後水切りしたものを、圧力0.5〜5k9/汝
(ゲージ圧力)の飽和水蒸気の存在下で加圧蒸煮し、次
いで該蒸煮物に直ちに加水して品温を3000〜700
0に低下させることを特徴とする生稲の製造法である。
以下に、本発明を詳細に説明する。先ず本発明に使用さ
れる豆類原料としては、小豆、手亡豆、青エンドウ、エ
ンドウ豆、オジョカブラ、白インゲン、ウズラ豆、ピー
ビーンズ、バタービーンズ、ベビーライマ、ローズビー
ソズ等であり、特に好まれるものとしては、小豆が挙げ
られる。
上述した豆類原料を、そのま)か、必要により付着する
爽雑物を常法により取り除いたのち、これを水に浸債す
る。
上記浸債処理は、豆類原料に5℃〜2000の水を適量
加え、1加持間〜2勿時間放置することが望ましく、こ
れにより豆類原料は、吸水膨潤する。
次いで、上記浸債後の豆類原料を水切りしたのち、これ
を加圧蒸煮する。上記加圧蒸煮処理操作は、猿涜、水切
り後の豆類原料を圧力0.5〜5kg/の(ゲージ圧力
)、好ましくは1〜3k9/c鰭(ゲージ圧力)の飽和
水蒸気の存在下で1分〜60分間程度、加圧蒸煮する。
この際、加圧蒸煮条件は、浸簿条件によっても多少異な
るが、例えば5k9ノ鮒(ゲージ圧力)を越える場合に
は、あん粒子の破壊により、該粒子内の澱粉は粒子外に
溶出し、食味に悪影響を及ぼすと同時に、生館の収率も
低下し、逆に蒸煮圧力が0.5kg/の(ゲージ圧力)
未満の場合には、該蒸煮処理に著しく長時間を要する等
の為、好ましくない。なお、この際飽和水蒸気の存在下
で加圧蒸煮処理することにより豆類原料中の蛋白質が、
変性すると同時に、原料中の澱粉が十分に膨潤、アルフ
ァ化して優良なあん粒子が形成される。
次いで、上記加圧蒸煮後の豆類原料を直ちに水で品塩を
3000〜70午0に好ましくは40qo〜60このこ
、通常の浸積、撒布等の冷却操作により冷却する。
本発明に於ける冷却操作は、特に重要で、これにより、
蒸煮処理によって形成されたあん粒子は、軟化して口当
りの良い色調の優れたものとなる。なお、上記冷却操作
を行わなかった場合には、加圧蒸煮装置により放出され
た蒸煮原料は、著し*く高温となっているため、該原料
中に保持される水分は、冷却中に蒸発し、蒸煮物自体、
硬化するため好ましくない。
ここで、蒸煮原料の冷却温度を検討するため、以下の実
験を行った。
実験例 小豆1.6k9を、約20℃の水に1鞘時間浸潰したの
ち、該浸漬水を除去し、次いでこれをバッチ式加圧釜を
用い2k9/地(ゲージ圧力)の飽和水蒸気で7分間加
圧蒸煮したのち、該釜内の圧力を大気圧力迄除々に低下
させた。
次いで、上記蒸煮小豆の200夕(1試験区)に、直ち
に冷水を撒布し、試料の品温を、1000(試料一1)
、20qo(試料−2)、30午0(試料−3)、40
qo(試料−4)、6000(試料−5)、70こC(
試料−6)および75q0(試料−7)に夫々急速に低
下させた。
なお対照は、蒸煮後の小豆に全く冷却処理を施さなかっ
たものである。
上述の如くして得た試料の硬度を、夫々レオ・メーター
(サン科学株式会社製)により測定した結果を下表に示
す。
また官能検査は、上述の冷却後の試料を贋砕、輪分け、
水晒し、脱水さらに甘味料を加えて得られた赤小豆鎚に
ついて、色調の濃淡、あじ及び口どけの各項目‘こつい
て、熟練したパネル10名により官能検査を行った。
なお官能検査の判定は、対照を0として各試料を下記評
点に準じて行ない、その合計点で示した。
表 上記表より明らかな如く、冷却温度が30午0未満およ
び70q0を超える場合には、蒸煮、冷却後の小豆自体
が著しく硬く、したがってこれを製離しても、著しく食
味、色調共に劣り、しかも、著しく口どけの悪い赤館し
か得られない。
したがって、加圧蒸煮後の原料に、加水して急速に30
oC〜70qoに低下させることにより得られる製品は
、極めて口どけが良好で、しかも食味、色調共に極めて
優れた製品が得られる。
次に、前記冷却後の豆類原料を、以下通常の生鎚の製造
工程すなわち暦砕、節分け、水晒し、および脱水工程を
経て、生稲を得る。
なお、上述の生稲は、これにさらに甘味料、着色料等を
適宜添加、混合すれば良好な稲製品となる。
以上述べた如く本発明によれば、豆類原料の蒸煮工程に
於いて有機性の廃液を全く廃出することなく、しかも得
られる生鰭は、著しく軟かく、色調、香味共に優れたも
のが得られる。
上記生稲の用途としては、和・洋菓子等の菓子類等の原
料として好適に用いられ、産業上極めて有意義である。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。実施
例 1 小豆200夕を、約20こ0の水に約12時間浸薄した
のち、該浸債水を除去し、次いでその浸漬物をバッチ式
加圧釜に投入し、これを3k9/嫌(ゲージ圧力)の飽
和水蒸気で7分間加圧蒸煮し、次いで、その圧力を大気
圧迄除々に低下させた。
次いで、上記加圧蒸煮後の小豆原料に、直ちに、冷水2
00のとを撒布し、小豆原料の品温を51℃に、急速に
低下させた。次に、冷却後の小豆原料を、麿砕、駒分け
、水晒しおよび脱水し、高品質の赤小豆生鰭415夕を
得た。
実施例 2 オジョカプラ200夕を、約200○の水に約1母音間
浸潰したのち、該浸導水を除去し、次いでその浸漬物を
、2k9/地(ゲージ圧かの飽和水蒸気と共に連続式加
圧蒸煮装置に連続的に投入し、9分間端溜させ、次いで
、その滞溜物を排出させた。
次いで、上記加圧蒸煮後のオジョカブラを、直ちに、連
続的に水槽に投入し、5秒間通過させ、オジョカブラ原
料の品温を48ooに低下させた。次に、冷却後のオジ
ョカブラ原料を、暦砕、筋分け、水晒しおよび脱水し、
高品質の赤生解438夕を得た。実施例 3 小豆200夕を、約20℃の水に約10時間浸潰したの
ち、該浸糟水を除去し、次いでその浸漬物をバッチ式加
圧釜に投入し、これを0.5k9/地(ゲージ圧力)の
飽和水蒸気で2分間加圧蒸煮ざせ、次いで、その圧力を
lk9/地(ゲージ圧力)に上昇させ、さらにその圧力
で10分間加圧黍煮した。
次いで、該圧力を大気圧力迄除々に低下させたのち、バ
ッチ式加圧釜内の上部に装着した撒水ノズルからへ80
の‘の水を撒布し、小豆原料の品温を5をCに低下させ
た。次に、冷却後の小豆原料を、贋砕、節分け、水晒し
および脱水し、高品質の小豆生館390夕を得た。
さらに、上述の生館全量に、270夕の精製上白糖を添
加したのち、これを常法により練りあげて赤小豆鰭66
0夕を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 生■製造工程において、豆類原料を水に浸漬後水切
    りしたものを、圧力0.5〜5kg/cm^2(ゲージ
    圧力)の飽和水蒸気の存在下で加圧蒸煮し、次いで該蒸
    煮物に直ちに加水して品温を30℃〜70℃に低下させ
    ることを特徴とする生■の製造法。 2 豆類原料が、小豆である特許請求の範囲第1項記載
    の生■の製造法。
JP52090439A 1977-07-29 1977-07-29 生餡の製造法 Expired JPS604704B2 (ja)

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JPS5426361A JPS5426361A (en) 1979-02-27
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JP2568501B2 (ja) * 1986-02-07 1997-01-08 松下電器産業株式会社 テ−プレコ−ダ
JP7406770B2 (ja) * 2020-09-01 2023-12-28 国立大学法人東海国立大学機構 小豆餡の製造方法

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