JPS6046804B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPS6046804B2
JPS6046804B2 JP58070977A JP7097783A JPS6046804B2 JP S6046804 B2 JPS6046804 B2 JP S6046804B2 JP 58070977 A JP58070977 A JP 58070977A JP 7097783 A JP7097783 A JP 7097783A JP S6046804 B2 JPS6046804 B2 JP S6046804B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は半導体装置の製造方法に関し、特にLDD(L
ightlydopeddrain)構造のCMOS半
導5体装置の製造方法に係る。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
近年、MOS半導体装置が微細化されるにつれ、ドレイ
ン領域近傍でのチャネル領域における強電界によつて引
き起こされるホットキャリアの発生に伴うしきい値電圧
の変動等の諸特性の劣化が問題となつている。
こうした問題を解消するためにLDD(Lightly
dOpeddrain)構造が提案されている。
このLDD構造はMOS半導体装置のドレイン領域(及
びソース領域)をチャネル領域近傍の低濃度(例えばN
一型)不純物領域(不純物濃度1σ゜〜10′゜CTn
−゜)とこの低濃度(N一型)不純物領域に隣接する高
濃度(N+型)不純物領域(不純物濃度〜1019C7
7!−3)とから構成したものである。このLDD構造
のMOS半導体装置はチャネル領域における強電界1を
緩和することができるので、上述したような種々の問題
を解消することができる。ところで、従来、LDD構造
は主にホツトエレクトロンの発生による悪影響が大きい
NチャネルMOSトランジスタに採用されており、例え
ば以2下の(1)及び(Ii)のような方法により製造
されているが、これらの製造方法にはそれぞれ問題点が
ある。
また、LDD構造をCMOS半導体装置に適用しようと
すると新たな問題点が生じる。以下、従来技術とその欠
点について第1図a〜2.d及ひ第2図a−dを参照し
て説明する。
(1)まず、P型シリコン基板1表面に選択酸化法によ
りフィールド酸化膜2を形成した後、このフィールド酸
化膜2によつて囲まれた素子領域表面にゲート酸化膜と
なる熱酸化膜3を形成す3Cる。
次に、全面に多結晶シリコン膜、シリコン窒化膜及ひC
VD酸化膜を順次堆積した後、これらを順次パターニン
グして、最終的なゲート電極より面積の大きい多結晶シ
リコン膜パターン4、シリコン窒化膜パターン5及びC
VD酸3b化膜パターン6を形成する。つづいて、これ
らのパターンをマスクとしてN型不純物を高ドーズ量で
イオン注入する(第1図a図示)。次いで、多結晶シリ
コンパターン4の周辺部のみを選択的にサイドエッチン
グしてゲート電極7を4θ形成する(同図b図示)。次
いで、CVD酸化膜パターン6とゲート電極7に覆われ
ていない熱酸化膜3を除去してゲート酸化膜8を形成し
た後、シリコン窒化膜パターン5を除去する。つづいて
、ゲート電極7をマスクとしてN型不純物を低ドーズ量
でイオン注入する(同図c図示)。次いで、熱処理を行
ない、前記2回の不純物イオン注入層を活性化して、チ
ャネル領域近傍のN一型不純物領域9a,10aとこれ
らの領域に隣接するN+型不純物領域9b,10bとか
らなるソース、ドレイン領域9,10を形成する(同図
d図示)。この方法は多結晶シリコンパターン4のサイ
ドエッチングの前後に高ドーズ量のイオン注入と低ドー
ズ量のイオン注入を行ない、N一型不純物領域9a,1
0aの幅を制御しようとするものである。
しかし、多結晶シリコンパターン4のサイドエッチング
量を制御することは困難であり、LSIレベルでは安定
した歩留りを確保することができない。
CMOSプロセスに適用する場合にも同様な欠点が生じ
るのは勿論である。(Ii)まず、P型シリコン基板1
1表面に選択酸化法に従いフィールド酸化膜12を形成
し、素子領域にゲート酸化膜13を介してゲート電極1
4を形成した後、このゲート電極14をマスクとしてN
型不純物を低ドーズ量でイオン注入する(第2図a図示
)。
次に、全面にCVD酸化膜15を堆積する(同図b図示
)。つづいて、このCVD酸化膜15を異方性エッチン
グによりエッチングし、ゲート電極14の側面に残存C
VD酸化膜(以下、サイドウォール膜と称する16,1
6を形成する。このサイドウォール膜16,16の幅は
形成すべきN一型不純物領域の幅と等しくなるように異
方性エッチングの条件を規制する。つづいて、ゲート電
極14及びサイドウォール膜16,16をマスクとして
N型不純物を高ドーズ量でイオン注入する(同図c図示
)。次いで、熱処理を行ない前記2回の不純物イオン注
入層を活性化してチャネル領域近傍のN一型不純物領域
17a,18aとこれらの領域に隣接するN+型不純物
領域17b,18bとからなるソース、ドレイン領域1
7,18を形成する(同図d図示)。この方法には以下
のような種々の欠点がある。
(イ)CVD酸化膜15を異方性エッチングによりエッ
チングし、サイドウォール膜16,16を形成する際、
オーバーエッチングが起こり、N一不純物領域17a,
18aの幅の制御性が悪くなる。
(ロ)プロセスマージンが少ない。
(ハ)CVD酸化膜15を用いた場合、ステツプカバレ
ツジがよくないうえにマージンを見込んで余分にエッチ
ングすると、異方性エッチング種によつて基板11表面
がダメージを受けたり、フィールド酸化膜12の膜厚が
減少してしまう。
また、この方法をCMOSプロセスに適用すると、N型
不純物の低ドーズ量と高ドーズ量のイオン注入及びP型
不純物の低ドーズ量と高ドーズ量のイオン注入(Nチャ
ネルMOSトランジスタのみLDD構造とするときはP
型不純物の高ドーズ量のイオン注入)のそれぞれについ
てP型あるいはN型の素子領域を覆うホトレジストパタ
ーンを形成しなければならないので、写真蝕刻工程が増
加して歩留りの低下を招く。
更に、この方法では通常サイドウォール膜16,16を
除去しないので、第2図c図示の工程のN型不純物の高
ドーズ量のイオン注入の前に必ずP型不純物(通常ボロ
ン)をイオン注入する工程が必要となる。しかし、ボロ
ンは拡散し易いので、イオン注入後の熱加工によつてP
チャネルMOSトランジスタのソース、ドレイン領域の
制御性が悪くなる。〔発明の目的〕 本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、LDD
構造をCMOSプロセスに適用した坑合、低濃度不純物
領域を制御性よく形成でき、しかも歩留りが低下するこ
とのない半導体装置の?造方法を提供しようとするもの
てある。
〔発明の↑既要〕
本発明の半導体装置の製造方法は第1導電型σ第1の素
子領域(例えばP型シリコン基板にN匹ウェル領域を形
成した場合、ウェル領域以外のノ5板の素子領域)と第
2導電型の第2の素子領上(ウェル領域の素子領域)と
を有する半導体基東の各素子領域表面にゲート絶縁膜を
介してゲー1電極を形成した後、ゲート電極表面及び素
子領土表面に第1の被膜を形成し、全面に非単結晶シコ
ン膜(例えば多結晶シリコン膜)を堆積し、にその表面
に第2の被膜を形成し、つづいて第の被膜及び多結晶シ
リコン膜を順次異方性エッチングしてゲート電極側面に
多結晶シリコン膜を残存させる。
つづいて、第1の素子領域に選択的にゲート電極及び残
存多結晶シリコン膜をマスクとする第2導電型(N型)
不純物の高ドーズ量のイオン注入と、残存多結晶シリコ
ン膜の除去後のゲート電極をマスクとする低ドーズ量の
イオン注入とを行ない、熱処理してLDD構造のNチャ
ネルMOSトランジスタを形成する。つづいて、第2の
素子領域に選択的にゲート電極及ひ残存多結晶シリコン
膜をマスクとする第1導電型(P型)不純物の高ドーズ
量のイオン注入と、残存多結晶シリコン膜の除去後のゲ
ート電極をマスクとする低ドーズ量のイオン注入とを行
ない、熱処理してLDD構造のPチャネルトランジスタ
を形成する、というものである。こうした方法によれば
、各トランジスタの低濃度不純物領域を制御性よく形成
することができ、しかも多結晶シリコン膜のステツプカ
バレツジがよいこと等によりプロセスマージンも多く、
かつ写真蝕刻工程も増加しないのて歩留りの低下を防止
することができる。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を第3図a−kを参照し5て説明
する。
まず、P型シリコン基板21の一部にN型ウェル領域2
2を形成した後、通常の選択酸化法に従つてフィールド
酸化膜23を形成し、ウェル領域22以外の基板21に
フィールド酸化膜23に囲ノOまれた第1の素子領域2
4を、ウェル領域22にフィールド酸化膜23によつて
囲まれた第2の素子領域25をそれぞれ形成する。
次に、第1及び第2の素子領域24,25表面に厚さ約
250Aの熱酸化膜を形成した後、全面に厚さ3000
〜6000A35の多結晶シリコン膜を堆積する。つづ
いて、多結晶シリコン膜をパターニングして第1及び第
2の素子領域24,25にそれぞれゲート電極261,
26。を形成した後、これらゲート電極161,262
をマスクとして前記熱酸化膜をエッチ40ングし、ゲー
ト酸化膜271,272を形成する(第3図a図示)。
次いで、熱酸化を行ないゲート電極261,26。
表面及び露出した第1及び第2の素子領域24,25表
面に第1の被膜として厚さ400Aの熱酸化膜28を形
成する。つづいて、LPCVD法により全面に多結晶シ
リコン膜29を堆積する。?結晶シリコン膜はステツプ
カバレツジがよいので、ゲート電極261,262の形
状に対応するほぼ垂直な段差形状が得られる。また、こ
の多紀晶シリコン膜29の膜厚は後記するソース、ドレ
イン領域のN一型不純物領域の幅を決定する重要な因子
となるので、慎重な膜厚制御が要求される。つづいて、
熱酸化を行ない、前記多結晶シリコン膜29表面に第2
の被膜として熱酸化膜30を形成する。この熱酸化膜3
0の一部は後の工程で多結晶シリコン膜29の異方性エ
ッチングを行なう際のマスクとして使用され、N一型不
純物領域の幅を決定する重要な因子となる(同図b図示
)。次いで、前記熱酸化膜30を異方性エッチングによ
りエッチングし、ゲート電極261,26。の形状に対
応する多結晶シリコン膜29の段差部の側壁にのみ残存
熱酸化膜3『,・・・を形成する(同図c図示)。次い
で、これら残存熱酸化膜3『,・・・をマスクとして前
記多結晶シリコン膜29を異方性エッチングによりエッ
チングし、前記ゲート電極261,262の側壁に前記
熱酸化膜28を介して、その端部に前記残存熱酸化膜3
『, ・・を残した−状態で残存多結晶シリコン膜29
″, ・・を形成する。
この多結晶シリコン膜をエッチングする際に、残存熱酸
化膜3『,・・・によつて多結晶シリコン膜29のサイ
ドエッチングが防止されるので、その膜厚に等しい幅の
残存多結晶シリコン膜329″,・・・が制御性よく形
成される(同図d図示)。次いで、前記N型ウェル領域
22上にホトレジストパターン31を形成し、ゲート電
極261及びその側面の残存多結晶シリコン膜29″,
239″をマスクとして第1の素子領域24に例えは砒
素の高ドーズ量(通常のソース、ドレイン形成のための
ドーズ量程度)でイオン注入する(同図e図示)。次い
で、エッチング液を用いた等方性エツチン4(グにより
第1の素子領域24上の残存多結晶シリコン膜29″,
29″を除去する。
この際、残存多結晶シリコン膜29″,29″上の残存
熱酸化膜30″,3『がリフトオフされる。つづいて、
ゲート電極261をマスクとして第1の素子領域24に
例えば砒素を低ドーズ量でイオン注入する(同図f図示
)。次いで、ホトレジストパターン31を除去した5後
、熱処理して前記2回の砒素イオン注入層を活性化し、
第1の素子領域24にチャネル領域近傍のN一型不純物
領域32a,33aとこれらの領域に隣接するN+型不
純物領域32b,33bとからなるソース、ドレイン領
域32,33を形成Oする。
これによりLDD構造のNチャネルトランジスタが形成
される(同図g図示)。次いで、ウェル領域22以外の
基板21上にホトレジストパターン34を形成した後、
ゲート電極26。
及びその側面の残存多結晶シリコン膜279゛,29″
をマスクとして第2の素子領域25に例えばボロンを高
ドーズ量でイオン注入する(同図h図示)。次いで、エ
ッチング液を用いた等方性エッチングにより第2の素子
領域25上の残存多結晶シリコン膜29゛,29″を除
去する。
この際、残存多結晶シリコン膜29″,29″上の残存
熱酸化膜30″,3『がリフトオフされる。つづいて、
ゲート電極262をマスクとして第2の素子領域25に
例えばボロンを低ドーズ量でイオン注入する(同図1図
示)。次いで、前記ホトレジストパターン34を除去し
た後、熱処理により前記2回のボロンイオン注入層を活
性化し、第2の素子領域25にチャネル領域近傍のP一
型不純物領域35a,36aとこれらの領域に隣接する
P+型不純物領域35b,36bとからなるソース、ド
レイン領域35,36を形成する。
これによりLDD構造のPチャネルトランジスタが形成
される(同図j図示)。次いで、全面にCVD酸化膜3
7を堆積した後、コンタクトホール38,・・を開孔す
る。更に、全面にA1膜を蒸着した後、パターニングし
てA1配線39,・・を形成し、LDD構造のCMOS
インバータを製造する(同図k図示)。しかして、上述
した方法によれば、第3図c図不の工程における熱酸化
膜(第2の被膜)30の民方性エッチングと同図d図示
の工程における残7熱酸化膜3『をマスクとする多結晶
シリコン葵29の異方性エッチングにより、ゲート電極
231,262側面の残存多結晶シリコン膜(いわゆる
サイドウォール膜)29″, ・・の幅を良好に制御す
ることができる。
また、ゲート電極261,26。の側面に残存させるサ
イドウォール膜としてステツプカバレツジぐ良好で膜質
の均一な多結晶シリコン膜を用いているので、サイドウ
ォール膜としてCVD酸化膜を用いた場合よりプロセス
マージンがはるかに大きくなる。例えば、第3図c図示
の工程における熱酸化膜30の異方性エッチングは60
%のオーバーエッチングが可能であり、同図d図示の工
程における残存熱酸化膜30″をマスクとする多結晶シ
リコン膜30の異方性エッチングは装置のエンドポイン
トの検知が容易であり、また同図f及びi図示の工程に
おける残存多結晶シリコン膜29″の等方性エッチング
による除去はフィールド酸化膜23及び熱酸化膜28と
の選択比が大きいことから200%のオーバーエッチン
グも可能である。このようなことからNチャネルトラン
ジスタのN一型不純物領域32a,33aあるいはPチ
ャネルトランジスタのP一型不純物領域35a,36a
の幅の制御が極めて良好となる。また、異方性エッチン
グ種によつて基板21やフィールド酸化膜23が侵食さ
れるおそれもない。更に、Nチャネルトランジスタのイ
オン注人工程の後にPチャネルトランジスタのイオン注
入を行なうことができ、写真蝕刻工程の回数も通常のC
MOSの製造工程と同じであるのでCMOSプロセスへ
の適用が容易となる。したがつて、CMOS半導体装置
の微細化が進んでも歩留りの低下をもたらすことなくチ
ャネル領域における強電界を緩和することができ、ホッ
トキャリアの発生による種々の悪影響を解消することが
できる。なお、上記実施例ては第1及び第2の被膜とし
ていずれも熱酸化膜を用いたが、これに限らずCVD法
あるいはスパッタ法により酸化膜、窒化膜を形成しても
よい。
また、上記実施例ではPチャネルトランジスタについて
もLDD構造としたが、Pチャネルトランジスタはホッ
トキャリアによる悪影響が比較的少ないのでNチャネル
トランジスタのみLDD構造としてもよい。
この場合、第3図h図示の工程におけるボロンの高ドー
ズ量のイオン注入を行なわずに、第2の工程領域25上
の残存多結晶シリコン膜3『を除去し、この後ゲート電
極262をマスクとしてボロンの高ドーズ量のイオン注
入を行なえばよい。また、上記実施例では砒素の低ドー
ズ量のイオン注入を第3図f図示の工程で行なつたが、
第3図a図示の工程でゲート電極261,262を形成
した後、N型ウェル領域22上にホトレジストパターン
を形成し、ゲート電極261をマスクとして第1の素子
領域24に砒素を低ドーズ量でイオン注入してもよい。
更に、上記実施例ではP型シリコン基板にN型ウェル領
域を形成する場合について説明したが、N型シリコン基
板にP型ウェル領域を形成してもよいことは勿論である
〔発明の効果〕
以上詳述した如く、本発明の半導体装置の製造方法によ
れば、素子が微細化しても歩留りの低下を招くことなく
、チャネル領域における電界集中による種々の悪影響を
緩和し得る高性能のCMOS半導体装置を製造できると
いう顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図a−d及び第2図a−dはそれぞれLDD構造の
NチャネルMOSトランジスタを得るための従来の製造
方法を示す断面図、第3図a〜kは本発明の実施例にお
けるLDD構造のCMOSインバータを得るための製造
方法を示す断面図である。 21・・・・・・P型シリコン基板、22・・・・・・
N型ウエノル領域、23・・・・フィールド酸化膜、2
4・・・・・・第1の素子領域、25・・・・・・第2
の素子領域、261,26。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1導電型の第1の素子領域及び第2導電型の第2
    の素子領域を有する半導体基板の各素子領域にそれぞれ
    ゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、各
    素子領域上のゲート電極表面及び露出した各素子領域表
    面に第1の被膜を形成する工程と、全面に非単結晶シリ
    コン膜を堆積した後、該非単結晶シリコン膜表面に第2
    の被膜を形成する工程と、該第2の被膜を異方性エッチ
    ングによりエッチングし、前記非単結晶シリコン膜の段
    差部の側面にのみ第2の被膜を残存させる工程と、残存
    した第2の被膜をマスクとして前記非単結晶シリコン膜
    を異方性エッチングによりエッチングし、前記ゲート電
    極の側面に前記第1の被膜を介して非単結晶シリコン膜
    を残存すせる工程と、第1の素子領域上のゲート電極及
    びその側面に残存した非単結晶シリコン膜をマスクとし
    て第1の素子領域に選択的に第2導電型の不純物を高ド
    ーズ量でイオン注入する工程と、第1の素子領域上のゲ
    ート電極側面に残存した非単結晶シリコン膜を除去した
    後、このゲート電極をマスクとして第1の素子領域に選
    択的に第2導電型の不純物を低ドーズ量でイオン注入す
    る工程と、熱処理により前記2回のイオン注入層を活性
    化し、第1の素子領域にチャネル領域近傍の低濃度不純
    物領域とこれらの領域に隣接する高濃度不純物領域とか
    らなる第2導電型のソース、ドレイン領域を形成する工
    程と、第2の素子領域上のゲート電極及びその側面に残
    存した非単結晶シリコン膜をマスクとして第2の素子領
    域に選択的に第1導電型の不純物を高ドーズ量でイオン
    注入する工程と、第2の素子領域のゲート電極側面に残
    存した非単結晶シリコン膜を除去した後、このゲート電
    極をマスクとして第2の素子領域に選択的に第1導電型
    の不純物を低ドーズ量でイオン注入する工程と、熱処理
    により前記2回のイオン注入層を活性化し、第2の素子
    領域にチャネル領域近傍の低濃度不純物領域とこれらの
    領域に隣接する高濃度不純物領域とからなる第1導電型
    のソース、ドレイン領域を形成する工程を具備したこと
    を特徴とする半導体装置の製造方法。 2 第1及び第2の被膜が熱酸化膜またはCVD法もし
    くはスパッタ法により形成された酸化膜もしくは窒化膜
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の半
    導体装置の製造方法。
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