JPS60467Y2 - ドア体におけるドア枠構造 - Google Patents

ドア体におけるドア枠構造

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JPS60467Y2
JPS60467Y2 JP1978076704U JP7670478U JPS60467Y2 JP S60467 Y2 JPS60467 Y2 JP S60467Y2 JP 1978076704 U JP1978076704 U JP 1978076704U JP 7670478 U JP7670478 U JP 7670478U JP S60467 Y2 JPS60467 Y2 JP S60467Y2
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JP
Japan
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door
frame
door frame
heat insulating
door body
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JP1978076704U
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JPS54178432U (ja
Inventor
昭夫 岡田
Original Assignee
三和シヤツタ−工業株式会社
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Publication date
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【考案の詳細な説明】 本考案は、−側縁部が蝶番によって回動自在に蝶着せし
められたドア体におけるドア枠構造に関するものである
従来、この種−側縁部の蝶番を支点とした回動によって
開閉するドア体用のドア枠は、鋼板を折曲したりして一
体的に底形しているので、仮令断熱材等を用いて断熱性
能の優れたドア体を使用したとしても、ドア枠は熱伝導
率の高い部材によって形成されていたため、ドア枠を通
して熱が逃げてしまい、二のため開口部における実質的
な断熱性能が低下してしまう許りでなく、ドア枠が室内
外の温度差によって結露したりするなどの不都合があっ
た。
そこで従来、ドア枠を室内側と室外側との分割型にし、
両者を断熱連結体で連結してドア枠に断熱性を具備せし
めるようにする試みもあるが、前記回動によって開閉す
るドア体用のドア枠の場合、ドア枠には、ドア体の閉戸
位置を規制するための戸当り部を設ける必要がある。
しかもこの戸当り部には、閉戸するドア体が戸当り部に
直接衝接しないよう戸当り材を突設し、これにょって閉
戸時における衝撃を弾性的に吸収して、衝撃音の発生や
塗料の剥離、ドア体の破損等を防止する必要がある。
しかしながらこの場合、戸当り材に接当することで閉戸
したドア体とドア枠との間には、戸当り材が突出してい
ることもあってどうしても隙間が生じることとなり、こ
のため室内外の断熱性をより確実なものとするためには
、この隙間を封止できる気密材をさらに別途設けて室内
外の気密性を確保する必要があり、この様に断熱性や騒
音防止機能等の点て満足のいく性能を具備したドア体用
のドア枠を形成するには、前記内外の枠材と断熱連結体
とによる分割型で構成する他に、衝撃を吸収する戸当り
材、隙間を封止する気密材等の専用の部材が別途に必要
になることとなり、従って部品点数が多くなってしまう
許りてなく、これらを組付ける部位をさらに設けたりし
なければならないから、構造が複雑になってしまううえ
に、組立工程が煩雑化してしまい、ひいてはコストアッ
プとなる等の欠点があり、このためドア体用のドア枠の
場合には未だ満足するものはなかった。
本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃す
ることができるドア体におけるドア枠構造を提供するこ
とを目的として創案されたものであって、殊に、−側縁
部が蝶番を介して回動自在に蝶着されてなるドア体用の
ドア枠を、ドア枠の戸当り部位て分割せしめた内外の枠
材と、該両枠材によって略戸当り部位て内包される状態
て両枠材を一体的に連結する断熱連結体とて形成すると
共に、前記断熱連結体を、閉戸するドア体を弾性的に受
止めてドア体に気密状に接当すべくドア枠よりも外側に
突出せしめるように構成したことを特徴とするものであ
る。
そして本考案は、この構成によって、ドア体用のドア枠
を、内外の枠材と、該両枠材を一体的に連結する断熱連
結体て構成するようにした分割型のものでありながら、
前記内外の枠材を一体的に連結する断熱連結体がそのま
ま戸当り作用と気密作用とを具備することとなって、断
熱連結体がこれら部材に有効に兼用てきることとなり、
もってドア枠を、断熱性に極めて優れる許りでなく、部
品点数を減少し得て構造や組付工程の簡略化に著しく寄
与することができ、大幅なコスイダウンを計り得るよう
にしたものである。
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図に示す第−及び第二実施例において、
1は室外側の外枠材、2は室内側の内枠材てあって、こ
れら内外の枠材2,1はドア体りの戸当り部位において
断熱性を有した樹脂製の断熱連結体3によって一体的に
連結されており、これらによって本考案のドア枠Aが構
成せしめられている。
即ち、外枠材1と内枠材2とはドア体りの戸当り部位に
おいて内外に二分割されており、かつ外枠材1には係合
突条1a、lbが、また内枠材2には係合突条2a、2
bがそれぞれ形成されている。
そして断熱連結体3は、前記各係合突条1a、lb、2
a、2bが断熱連結体3のコーナ一部に係合したりある
いは断熱連結体3内へ直接嵌入係合したりすることによ
って戸当り部位において略内包されるようにして両枠材
1,2を一体的に連結固定している。
さらに断熱連結体3と外枠材1とはネジ4によって強固
に固定されており、また内枠材2にあっては各係合突条
2a、2bの他に、後述するボルト孔5の断熱連結体3
への嵌入係合によっても連結固定され、これらの係合及
び螺着等によって三者の相互のずれが阻止されるように
なっており、これらによってドア枠Aは、外枠材1と内
枠材2とが断熱連結体3によって強固一体的に連結され
た状態て室内外が熱的には遮断された状態になっている
一方前記断熱連結体3は、外枠材1及び内枠材2が面接
触することでドア枠Aの略戸当り部位で両枠材1,2に
よって内包されるようになっているが、断熱連結体3の
係合突条1a、2aに係合せしめられた部位、即ちドア
体りに対向する部位側からは舌片3aが係合突条1a、
2aよりも突出するよう形成されており、閉戸するドア
体りは、前記突出した舌片3aに衝接することで弾性的
に受止められてその衝撃が吸収されると共に、舌片3a
がドア体りの周縁部に気密状に接当してドア体りとドア
枠Aとの隙間を封止するようになっている。
また前述の如く構成されたドア枠Aは、同一のものを上
枠、下枠並びに側枠のすべてに使用することができるが
、第一実施例のものと第二実施例のものとの組合せによ
ってもよ<、シかもその結合手段は、第3図に示す如く
側枠の戸当り部を削除した部位に上枠を係合しポルト6
を上枠側のホルト孔5に螺入することによって固定され
るようになっている。
また側枠の削除部位にはシーラー7を圧着介在せしめて
断熱性を一段と高く確保できるようになっている。
叙述の如く構成された本考案の実施例において、ドア枠
Aは、外枠材1と内枠材2とを戸当り部位にて断熱連結
体3を用いて一体的に連結形成せしめたものてあって、
外枠材1と内枠材2とが中間の断熱連結体3によって熱
的に分断されたものであるから、室内外の熱伝導が効果
的に遮断されることとなり、従ってドア枠Aを通じての
熱損失が著しく減少し、断熱性の優れたドア枠Aとする
ことができる。
しかも本考案にあっては、分割された外枠材1と内枠材
2とを一体的に連結する断熱連結体3にはドア枠Aから
突出するよう舌片3aが形成されているが、この突出し
た舌片3aに閉戸すべく回動してきたドア体りが衝接し
て弾性的に受止められることとなる。
即ちドア体りは、ドア枠Aによって内包された部位から
外側に突出した部位である舌片3aまでを含めた肉厚な
断熱連結体3によって弾性的に受止められて衝撃が吸収
されることとなり、しかも閉戸したドア体りには突出し
た舌片3aが気密状に接当して、ドア体りとドア枠Aと
の間の隙間を確実に封止していることとなる。
このため、閉戸時の衝撃はドア枠Aに内包された部分を
も含めた断熱連結体3によって極めて効果的に吸収され
て閉戸時における衝撃音を小さくすることがてきると共
に、ドア体りとドア枠Aとの間に形成される隙間を突出
した舌片3aによって完全に封止し得て、室内外の気密
断熱性を著しく向上し得ることとなる。
この様に本考案にあっては、ドア枠Aは、内外の枠材2
,1及び断熱連結体3からなる分割型のものでありなが
ら、断熱連結体3を、単にドア枠Aから突出するように
構成したのみの極めて簡単な構成によって、分割型のド
ア枠Aに必ず必要な断熱連結体3自体に戸当り作用と気
密作用とを具備せしめ得ることがてき、従って断熱連結
体3を戸当り材及び気密材として兼用できることとなり
従来別個に準備しなけれはならなかったこれら部材が全
く不用になって、分割型のドア枠Aにおける部品点数を
少なくすることがてきる。
しかも断熱連結体3における戸当り作用と気密作用とを
、単に外枠材1と内枠材2とを断熱連結体3て連結して
ドア枠Aを組立てるという作業のみて、他の作業は全く
不用なもので有効に発揮せしめ得ることとなり、もって
部品の兼用化に加えて組立工程の著しい簡略化を計るこ
とがてきるものである。
そのうえ断熱連結体3は、前述したように単に突出した
舌片3a部位のみて受止めて戸当り作用を行なうのては
なく、枠材1,2に内包された部分をも含めた肉厚なも
のて下ア体りの閉戸時における衝撃を受止めて弾性的な
戸当り作用を行なうこととなるので、仮令舌片3aの突
出幅を小さくしてドア体りとドア枠Aとの隙間を可及的
小さくしたものであってもドア体りの閉戸時における衝
撃吸収作用が確実であって、閉戸時の衝撃音等の発生を
殆んどなくしえて、騒音のない快適なドア体りの閉戸を
行なうことができるものである。
以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたものであ
るから、ドア枠は、戸当り部位で分割された内外の枠材
と、該枠材を連結する断熱連結体とからなる分割型のも
のにして、優れた断熱性を具備するようにしたものであ
りながら、両枠材によって略戸当り部位で内包せしめら
れた状態の断熱連結体を、閉戸するドア体を弾性的に受
止めて気密状に接当するよう外側に突出せしめただけの
極めて簡単な単純構成のみによって、両枠材を一体的に
連結するために必要な断熱連結体自体に戸当り作用と気
密作用とを具備せしめ得ることができく従って従来別途
に必要だった専用の戸当り材や気密材等の部材を全く不
用にし得て部品の兼用化を計ることがてきるうえに、構
造の簡略化、組立作業性の大幅な改善を計ることがてき
る。
しかも断熱連結体における戸当り作用は、断熱連結体の
突出した部位のみではなく、ドア枠に内包された部位ま
でをも含めた肉厚なもので行なわれることとなるので、
閉戸時におけるドア体の衝撃は、殊更舌片を大きく突出
した大型のものにしなくても、突出幅の小さい、換言す
れは下ア体とドア枠との隙間を可及的小さくしたもので
あっても、確実に吸収し得て衝撃音の発生や塗料の剥離
等の不都合を効果的に防止することができ、もって、−
側縁部が蝶着されたドア体用のドア枠において、本考案
の断熱連結体を用いるのみて、優れた気密断熱性に加え
て、部品の兼用化、構造の簡略化、組立作業性の大幅な
改善を確実に計ることができて、回動によって開閉する
ドア体用の優れた断熱ドア枠を大幅なコストダウンをし
て大量に提供することがてきるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るドア体におけるドア枠構造の一実施
例を示したものであって、第1図はドア枠の断面図、第
2図は他の実施例を示すドア枠の断面図、第3図は縦枠
と上枠の結合部位を示ず要部正面図である。 図中、1は外枠材、2は内枠材、3は断熱連結体、3a
は舌片、4はネジ、5はポルト孔、6はボルト、7はシ
ーラーである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一側縁部が蝶番を介して回動自在に蝶着されてなるドア
    体用のドア枠を、ドア枠の戸当り部位で分割せしめた内
    外の枠材と、該両枠材によって略戸当り部位で内包され
    る状態て両枠材を一体的に連結する断熱連結体とて形成
    すると共に、前記断熱連結体を、閉戸するドア体を弾性
    的に受止めてドア体に気密状に接当すべくドア枠よりも
    外側に突出せしめるように構成したことを特徴とするド
    ア体におけるドア枠構造。
JP1978076704U 1978-06-07 1978-06-07 ドア体におけるドア枠構造 Expired JPS60467Y2 (ja)

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JPS54178432U JPS54178432U (ja) 1979-12-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63215359A (ja) * 1987-03-05 1988-09-07 Nkk Corp 連続鋳造機における鋳片の引抜き方法

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JPS5897266U (ja) * 1981-12-24 1983-07-01 ワイケイケイ株式会社 下枠と中骨材との連結装置

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