JP2671167B2 - 開き窓 - Google Patents

開き窓

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JP2671167B2
JP2671167B2 JP3063813A JP6381391A JP2671167B2 JP 2671167 B2 JP2671167 B2 JP 2671167B2 JP 3063813 A JP3063813 A JP 3063813A JP 6381391 A JP6381391 A JP 6381391A JP 2671167 B2 JP2671167 B2 JP 2671167B2
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敏博 嶋崎
準二 沼田
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ワイケイケイアーキテクチュラルプロダクツ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、窓枠内に障子を室内・
室外方向に回動自在に配設した開き窓に関する。
【0002】
【従来の技術】上枠、下枠、一対の縦枠を四方枠組みし
てなる窓枠内に、上框、下框、一対の縦框を四方枠組み
してなる障子を配し、この障子の一方の縦框を軸として
室外方向に回動する外開き窓。前記枠内に配設した障子
を一方の縦框を軸として室内方向に回動する内開き窓。
前記窓枠内に一対の障子を配し、一対の障子における窓
枠の縦枠側の縦框の軸として室内方向又は室外方向に回
動する両開き窓。等が一般に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】開き窓の機能としては
室内と室外に空気を流通する換気及び室内と室外とに荷
物等を出し入れする機能などであり、内開き窓、外開き
窓であると換気の際に窓枠全部が開口するので換気機能
としては開口面積が大き過ぎ、窓枠を小さくして開口面
積を小さくすると出し入れできる荷物の大きさが小さく
なる。これに対して、両開き窓であれば換気の際に一方
の障子を開放して開口面積を小さくできるし、荷物の出
し入れの際には一対の障子を開放して開口面積を大きく
できるが、障子を室内方向に開く両開き窓においては換
気の際に障子が室内に突出して室内空間を使用するので
居住空間に制約を受けて一般的でなく、障子を室外方向
に開く両開き窓においては室内からガラスの室外側面の
清掃がしずらい。
【0004】そこで本発明は前述の課題を解決できるよ
うにした開き窓を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】第1の発明は、上枠2と
下枠3と一対の縦枠4,4を四方枠組みしてなる窓枠1
内に、上框、下框、一対の縦框を四方枠組みしてなる第
1障子5と第2障子6を配設し、前記第1障子5は窓枠
側の框を軸として室外方向に回動する開き窓とし、前記
第2障子6は窓枠側の框を軸として室内方向に回動する
開き窓とし、室内方向に回動する第2障子6の召合せ框
における室内側に面内方向の突出片51を設け、室外方
向に回動する第1障子5の召合せ框を、前記突出片51
の室外側に収納される形状としたことを特徴とする開き
窓である。第2の発明は、第1の発明における室外方向
に回動する第1障子5の各框外面に、四周連続し障子閉
鎖時に窓枠1の上部、下部、縦部の室外面に圧接する上
下縦框水密材40,41,42を装着し、窓枠1の上枠
2、下枠3、一対の縦枠4,4に、四周連続し障子閉鎖
時に第2障子6の上框、下框、戸当り框の室外面に圧接
し前記上下縦框水密材40,41,42と対向する上下
縦枠水密材23,27,31を装着し、該上下枠水密材
23,27に第1障子5を閉鎖した時にその縦框水密材
42に圧接する連結水密材32を設けたことを特徴とす
る開き窓である。
【作用】第1の発明によれば、第1障子5を室外方向に
回動して換気できるから、換気時の開口面積があまり大
きくならず、しかも第1障子5によって室内居住スペー
スが制限されることがなく、第1・第2障子5,6を開
くことで荷物出し入れ時の開口面積を大きくでき、しか
も第2障子6を室内方向に開くことで第1・第2障子
5,6のガラス室外面を室内から容易に清掃できる。第
1障子5の召合せ框が第2障子6の召合せ框に設けた突
出片51で覆われて室内から見えないので、第1・第2
障子5,6の召合せ框が一体的に見え意匠性が良好なも
のとなる。第2の発明によれば、第1障子5を閉鎖した
時に縦水密材42と連結水密材32が圧接するから第1
障子5の召合せ部上下の水密性を向上できる。
【0005】
【実 施 例】図1に示すように、窓枠1は上枠2と下
枠3と一対の縦枠4,4を四方枠組みしてなり、その窓
枠1内に第1障子5と第2障子6が配してあり、第1障
子5は上框7、下框8、戸当り框9と召合せ框10とな
る一対の縦框を四方枠組みしてガラス11を装着してあ
り、その戸当り框9を軸として図2に示すように室外方
向に回動自在となり、前記第2障子6は上框12、下框
13、戸当り框14と召合せ框15となる一対の縦框を
四方枠組みしてガラス16を装着してあり、その戸当り
框14を軸として図2に示すように室内方向に回動自在
となり、第1障子5の見付寸法は第2障子6の見付寸法
よりも小さくなっている。このようであるから、換気す
る際には見付け寸法の小さな第1障子5を室外方向に回
動すれば良く、換気の際の開口面積を小さくできるし、
室内の居住スペースを狭くすることがないし、第1障子
5を閉じて第2障子6を室内方向に回動すれば大きな開
口より見付寸法の小さな第1障子5のガラス室外側面を
容易に清掃できる。前記上枠2は図3、図4に示すよう
に、本体20の室外側に垂下片21が長手方向に亘って
一体形成され、本体20の室外寄りに水密材取付片22
が長手方向に亘って一体形成され、水密材取付片22に
上枠水密材23が装着してある。前記下枠3は図3、図
4に示すように、本体24の室外側に立上り片25、室
外寄りに水密材取付片26が長手方向に亘ってそれぞれ
一体形成され、その水密材取付片26に下枠水密材27
が装着してある。前記一対の縦枠4は図5に示すように
本体28の室外側に内向片29が、室外寄りに水密材取
付片30が長手方向に亘ってそれぞれ一体形成され、そ
の水密材取付片30に縦枠水密材31が装着され、この
縦枠水密材31と前記上枠水密材23、下枠水密材27
は四周連続し、上下枠水密材23,27における第1障
子5の召合せ框10と対向する部分に連結水密材32,
32が図6、図7のように下方、上方に突出してそれぞ
れ一体形成してある。この連結水密材32は別体として
も良い。前記上枠2と下枠3における第1障子5と対向
する長手方向一側部分に図3に示すように補助上枠3
3、補助下枠34が取付けられ、前記一対の縦枠4にお
ける第1障子5側の縦枠4には補助縦枠35が図5に示
すように取付けられ、これら補助上枠33、補助下枠3
4、補助縦枠35は室内板36と室外板37と横板38
でコ字状断面となり、室内板36が室外板37より長く
なって、その室内板36の突出端に補助枠水密材39が
コ字状に連続して室外側に向けて装着してあり、室外板
37が上下縦枠水密材23,27,31に圧接してい
る。前記第1障子5の上下方向寸法は図3に示すように
上枠2の垂下片21と下枠2の立上り片25との間の寸
法、つまり窓枠1の室外側上下寸法よりも小さくなり、
第1障子5を閉塞した時に上框7の面外方向中間上部に
装着した上框水密材40が上枠2に取付けた補助上枠3
3の室外板37に圧接し、上枠7の室内側面7aが補助
枠水密材39に圧接するようにしてある。同様に第1障
子5を閉塞した時にその下框8の面外方向中間下部に装
着した下框水密材41が下枠3に取付けた補助下枠34
の室外板37に圧接し、下枠8の室外側面8aが補助枠
水密材39に圧接するようにしてある。前記第1障子5
の戸当り框9と召合せ框10は図5に示すように上枠
2、下枠3と同一断面形状となり、その面外方向中間外
部に縦框水密材42がそれぞれ装着され、この縦框水密
材42と前記上下框水密材40,41は四周連続し、戸
当り框9に装着した縦框水密材42が補助縦枠35の室
外板37に圧接し、その室内側面9aが補助枠水密材3
9に圧接し、召合せ框10に装着した縦框水密材42の
上下端部が図6、図7のように前記連結水密材32に圧
接するようにしてある。前記第2障子6の上框12、下
框13、戸当り框14、召合せ框15は図4、図5に示
すように本体50の室内側に突出片51を面内方向側方
に一体形成し、外面の面外方向中間に突片52を一体形
成した同一断面形状となり、上框12の突片52が前記
上枠水密材23に圧接し、下框13の突片52が下枠水
密材27に圧接し、戸当り框14の突片52が縦枠水密
材31に圧接して上框12、下框13、戸当り框14と
窓枠1との間の水密を保ち、召合せ框15の突片52が
第1障子5の召合せ框10に装着した補助框水密材42
に圧接し、突出片51に装着した縦水密材53が第1障
子5の召合せ框10室内面10aに圧接して第1障子5
と第2障子6の召合せ部の水密を保つようにしてある。
以上の実施例は縦框を中心として第1・第2障子5,6
を回動自在としたが、図8に示すように第1障子5の下
框8、第2障子6の上框12を中心として回動自在とし
ても良く、この場合には第1障子5の上框7と第2障子
6の下框13が召合せ框となる。
【0006】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、第1障子
5を室外方向に回動して換気できるから、換気時の開口
面積があまり大きくならず、しかも第1障子5によって
室内居住スペースが制限されることがなく、第1・第2
障子5,6を開くことで荷物出し入れ時の開口面積を大
きくでき、しかも第2障子6を室内方向に開くことで第
1・第2障子5,6のガラス室外面を室内から容易に清
掃できる。第1障子5の召合せ框が第2障子6の召合せ
框に設けた突出片51で覆われて室内から見えないの
で、第1・第2障子5,6の召合せ框が一体的に見え意
匠性が良好なものとなる。請求項2に係る発明によれ
ば、第1障子5を閉鎖した時に縦水密材42と連結水密
材32が圧接するから第1障子5の召合せ部上下の水密
性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】開き窓の正面図である。
【図2】開き窓の斜視図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】図1のB−B線断面図である。
【図5】図1のC−C線断面図である。
【図6】第1障子召合せ部の斜視図である。
【図7】第1障子召合せ部の縦断面図である。
【図8】変形例を示す全体正面図である。
【符号の説明】
1 窓枠、2 上枠、3 下枠、4 縦枠、5 第1障
子、6 第2障子、7上框、8 下框、9 戸当り框、
10 召合せ框、12 上框、13 下框、14戸当り
框、15 召合せ框、 23 上枠水密材、27 下枠
水密材、31 縦枠水密材、40 上框水密材、41
下框水密材、42 縦框水密材、51 突出片。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上枠2と下枠3と一対の縦枠4,4を四
    方枠組みしてなる窓枠1内に、上框、下框、一対の縦框
    を四方枠組みしてなる第1障子5と第2障子6を配設
    し、前記第1障子5は窓枠側の框を軸として室外方向に
    回動する開き窓とし、前記第2障子6は窓枠側の框を軸
    として室内方向に回動する開き窓とし、室内方向に回動
    する第2障子6の召合せ框における室内側に面内方向の
    突出片51を設け、室外方向に回動する第1障子5の召
    合せ框を、前記突出片51の室外側に収納される形状と
    したことを特徴とする開き窓。
  2. 【請求項2】室外方向に回動する第1障子5の各框外面
    に、四周連続し障子閉鎖時に窓枠1の上部、下部、縦部
    の室外面に圧接する上下縦框水密材40,41,42を
    装着し、窓枠1の上枠2、下枠3、一対の縦枠4,4
    に、四周連続し障子閉鎖時に第2障子6の上框、下框、
    戸当り框の室外面に圧接し前記上下縦框水密材40,4
    1,42と対向する上下縦枠水密材23,27,31を
    装着し、該上下枠水密材23,27に第1障子5を閉鎖
    した時にその縦框水密材42に圧接する連結水密材32
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の開き窓
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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