JPS6046793B2 - 誘導加熱装置 - Google Patents

誘導加熱装置

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Publication number
JPS6046793B2
JPS6046793B2 JP5349177A JP5349177A JPS6046793B2 JP S6046793 B2 JPS6046793 B2 JP S6046793B2 JP 5349177 A JP5349177 A JP 5349177A JP 5349177 A JP5349177 A JP 5349177A JP S6046793 B2 JPS6046793 B2 JP S6046793B2
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JP
Japan
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pulse
circuit
transistor
anode
induction heating
Prior art date
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JP5349177A
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JPS53138532A (en
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民次 永井
登 山口
多聞 池田
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Sony Corp
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Sony Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は誘導加熱装置に関し、特に、いわゆるかみつき
現象を防止しようとするものてある。
第1図に一般的な誘導加熱装置を示す。ここで1は商用
電源で、この商用電源1からの商用電源電圧を電源スイ
ッチ2を介してダイオードブリッジから成る整流回路3
及びコイル4a)コンデンサ4b、4cから成る平滑回
路を介して、ワークコイル5に供給する。この誘導加熱
装置の共振系の回路はテレビジョン受像機の水平偏向回
路と同様の構成になされており、共振用コンデンサ6、
スイッチング素子を構成するGCS7、ダンパーダイオ
ード8により共振回路を構成する。ここで9は駆動パル
ス作成回路で、この駆動パルス作成回路9からの駆動パ
ルスを駆動回路10を介してGCS7のゲートに制御パ
ルスとして供給するものである。
以下第1図に示す誘導加熱装置の動作を第2図を参照し
ながら説明する。
第2図Aに示すものはGCS7のゲートの電流波形であ
る。Toの時点でGCS7のゲートにON信号が供給さ
れているとαゝのアノード・カソード間は導通し、ワー
クコイル5を介して第2図Bに示す様なアノード電流が
流れる。Tiの時点でGCS7のゲートにOFF信号が
供給されると、GCS7のアノード・カソード間が非導
通となる。ワークコイル5を流れる電流は共振コンデン
サ6に流れ込む様になる。T。の時点でコンデンサ6が
充電され飽和し、次にワークコイル5を介して逆向きの
放電電流が流れ始める。即ち、コンデンサ6とワークコ
イル5によつて共振電流が流れる。T。の時点になると
ダンパーダイオード8が順バイアスとなり、電流はダン
パーダイオード8を流れて、コンデンサに充電された電
荷が放電する。Tlの時点でGCS7・のゲートにON
信号が供給されているとGCS7は再び導通する。以上
の動作が繰返される。第2図Aに示すパルスを制御パル
スと称する。
GCS7が非導通となるとワークコイル5に逆起電力が
発生する。GCS7のアノード電圧VAは第、2図Cの
ようになる。又第2図Dはワークコイル5に流れる電流
1wを示す。この第2図に示すタイミングで各部の動作
がなされている場合は、GCS7のアノード電流hが流
れている時、アノード電圧VAは低いので、GCS7の
電力消費はきわめてわずかである。
しかしながら実際は第2図A−Dに示す誘導加熱装置各
部の電流及び電圧は第3図A−Dに示す様に商用電源周
波数で変調されている為に、このような電圧変動により
GCS7のストレージタイムが増大したり、負荷変動、
即ちワークコイル5によつて加熱される負荷の材質によ
り、ワークコイル5の実質的なインダクタンスが変化し
て、アノードパルスのパルス幅が増大したりして、GC
S7にアノード電流1Aが流れている時、アノード電圧
VAが低くならずにGCS7に過大な電力消費を生じる
いわゆるかみつき現象が起こる恐れがある。但し、第3
図AにはGCS7のゲート電流を、第3図BにはGCS
7のアノード電流を、第3図CにはGCS7のアノード
電圧を、第3図Dにはワークコイル5に流れる電流を示
す。
そしてこの第3図に於いて破線は商用電源周波数で実線
は夫々第2図A,B,C,Dに生じる波形を時間的に圧
縮したものである。
以下、第4図及び第5図を参照しながらこのかみつき現
象を説明しよう。但し第4図A,第5図AはGCS7の
ゲート電流を、第4図B,第5図BはGCS7のアノー
ド電圧を第4図C,第5図CはGCS7のアノード電流
を夫々示す。
第4図は負荷変動の為、第4図Bに示すアノードパルス
のパルス幅が大きくなり、GCS7が夕.−ンオフして
いる区間を越えた場合である。
又第5図は電源電圧が高くなりアノード電流が増大して
GCS7のストレージタイムが増大した場合である。本
発明は上述の恐れに鑑み、駆動パルスを.GCS7のア
ノード電圧を基に作成し、GCS7のかみつき現象を防
止しようとするものである。
以下第6図及び第7図を参照しながら本発明の一実施例
を説明しよう。第6図に示す本発明による誘導加熱装置
に於い・ては、GCS7のアノードに生じる第7図Aに
示す様なアノードパルスをパルス区間抜取回路11に供
給し、第7図Bに示す様に波形整形し、この抜取りパル
スを引算パルス発生回路12に供給する。
この引算パルス発生回路12はその前縁は抜取りパルス
の前縁と同じタイミングで、後縁は抜取りパルスの後縁
からダンパー区間より小さい所定時間γ1遅れた第7図
Cに示す様な引算パルスを作成し、この引算パルスを引
算ゲート回路13に供給する。
この引算ゲート回路13は駆動パルス発生回路9からの
第7図Dに示す様な駆動パルスの後縁で〔立ち下がり、
第7図Cに示す引算パルスの前縁で立ち上がる第7図E
に示すパルスを発生する。
そしてこの第7図Eに示すパルスを駆動回路10を介し
てGCS7のゲートに制御パルスとして供給する。この
為、GCS7のゲートの電流は第7図Fに示す様になる
以上述べた本発明によれば、第7図Fに示すゲート電流
によりGCS7がターンオフしている区間はアノードパ
ルスに基づいて、作成される。
この時アノードパルスの後縁から所定時間τ1経過して
からドライブオン区間が開始し、これはダンパー区間内
であるためGCS7の導通はタンパー区間終了と同時に
開始されることになりかみつき現象が生じる恐れはない
。次に、第6図に示す誘導加熱装置の具体的な回路例を
第8図を参照しながら説明しよう。
この第8図に於いては、電源スイッチ2″を介して供給
される商用電源を整流回路3に供給すると共にトランス
15を介して整流回路16に供給する。そしてこの整流
出力を電源とする非安定マルチバイブレータ17を駆動
パルス作成回路とする。そしてこの非安定マルチバイブ
レータ17の出力をエミッタフォロア増幅器18を介し
てトランジスタ19のベースに供給する。一方、GCS
7のアノードパルスは直流阻止用のコンデンサ20及び
抵抗器21を介してNPN形トランジスタ22のベース
に供給し、このトランジスタ22のベース(まクランプ
用のダイオード23を介して接地する。そしてトランジ
スタ22のコレクタはトランジスタ19のベースに接続
するものである。そしてこのトランジスタ19の出力を
駆動回路を構成するトランジスタ24のベースに供給す
る。
ここでこのトランジスタ24のコレクタには、トランス
15、整流回路25、トランス26の1次巻線を介して
電源電圧を加えるものである。
そしてトランス26を介したトランジスタ24の出力を
ダイオード27と抵抗器228の並列回路を介してGC
S7のゲートに制御パルスとして供給する。この場合、
トランジスタ24がオンした瞬間にGCS7のゲート電
流が負となりGCS7はオフし、またトランジスタ24
がオフするとGCS7はオンしてゲートに負電流が流れ
るまてオンし続ける。この第8図に示す誘導加熱装置に
於いて、かみつき現象の防止はコンデンサ20、抵抗器
21、トランジスタ22及びダイオード23により行な
われる。
即ち、電源スイッチ2″が投入された時、まず非安定マ
ルチバイブレータ17が動作し、第7図Dに示す様な駆
動パルスが発生する。
そして次に共振系の主回路が動作し始めコンデンサ20
、抵抗器21を介してアノードパルスがトランジスタ2
2のベースに供給される。このアノードパルスはダイオ
ード23によりクランプされる。この為トランジスタ2
2のベースには第7図Bに示す抜取りパルスが発生する
。この為トランジスタ22のコレクタの電圧は第7図C
に示す様になる。ここて時間遅れτ1は回路素子による
遅れによつて生じるものてある。この為トランジスタ1
9のベースの電位は、上述の第7図C,Dに示す電圧が
アンドをとられて第7図Eに示す様になる。この為GC
S7のゲートには第7図Fに示す様なゲート電流が得ら
れる。尚、直流阻止用のコンデンサ20は以下に示す理
由により設けられているものである。
即ち電源投入時、非安定マルチバイブレータに比して共
振系の動作の初まりが遅れる為、GCS7のアノードが
正の所定電位となつており、直流阻止用のコンデンサを
設けなけれは回路は動作を開始しないからである。
ところで、電源電圧が急に上昇した場合には、GCS7
のアノードの電位も上昇する。
ここでこのアノードの電位の上昇分はコンデンサ20の
キャパシタンス、抵抗器21の抵抗値により定まる時定
数で下降する。この為、コンデンサ20、抵抗器21、
を通じてトランジスタ22のベースに電流が流れ、所定
時間トランジスタ22がオンし続ける。そしてこのトラ
ンジスタ22がオフするタイミングは電源電圧の変動量
により定まる。
この為GCS7がターンオンするタイミングは不定期と
なつてしまうという問題が生じる。この問題を解決する
為の回路を第9図及び第10図を参照しながら説明しよ
う。
第9図は第8図に示す誘導加熱装置の一部の改良例を示
す。
第9図に於いては非安定マルチバイブレータ17の一方
の出力をエミッタフォロア増幅器18を介してトランジ
スタ30のコレクタに供給すると共に、この非安定マル
チバイブレータ17の他方の出力をエミッタフォロア増
幅器31及びパルス遅延回路32を介してトランジスタ
30のベースに供給する。
そしてこのトランジスタ30のコレクタを、第8図に示
す回路におけるトランジスタ19に対応する駆動用のN
PN形トランジスタ33のベースに接続する。このトラ
ンジスタ33のエミッタは順接続されたダイオード34
を介して接地する。この第9図に示す回路を使用した誘
導加熱装置の動作を第10図を参照しながら説明しよう
第10図Aにはコンデンサ20と抵抗器21の接続点の
電圧を示す。ここて破線に示すタイミングは電源電圧が
ステップ状に上昇した場合を示し、この時コンデンサ2
0と抵抗器21の接続点の電圧はコンデンサ20のキャ
パシタンスと抵抗器21・の抵抗値とて定まる時定数で
下降してゆく。この時のトランジスタ22のベースの電
位を第10図Bに示す。ここで、第10図の破線で示す
様に、電源電圧がステップ状に上昇した場合には第10
図Bに示すトランジスタ22のベース電圧のパルス幅は
電源電圧が正常であつた場合に比べて長くなる。そして
このパルスの後縁の位置は電源電圧の変化の大きさによ
り定まる。ところで、非安定マルチバイブレータ17に
よりエミッタフォロア増幅器31の出力には第10ノ図
Cに示ず様な駆動パルスが生じ、トランジスタ30のベ
ースには遅延回路32によりその後縁の位置が遅らせら
れた第10図Dに示す様なパルスが供給される。
ここでトランジスタ30のベースに供給される第10図
Dに示すパルス電圧のパルス幅は、駆動パルスのパルス
幅や電源電圧が正常な時のアノードパルスのパルス幅よ
り充分大きく選ばれているので、電源電圧が正常な時、
第8図に於ける誘導加熱装置のかみつき防止回路の波形
Cと同様の動作をなす。
即ち、トランジスタ30のコレクタに加えられる第10
図Cに示す駆動パルスの前縁で立ち下がり、トランジス
タ22のベースに加えられるGCS7の第10図Bに示
すパルスの後縁で立ち上がる制御パルスがトランジスタ
33のベースに得られる。しかし電源電圧がステップ的
に上昇し、第10図Bに示す様なトランジスタ22のベ
ースに供給されるパルス幅がトランジスタ30のベース
に加えられるパルスのパルス幅より大となつた時には、
トランジスタ30のコレクタに加えられる第10図Cに
示すパルスと逆相の駆動パルスの後縁で立ち下がりトラ
ンジスタ30のベースに加えられる第10図Dに示すパ
ルスの後縁で立ち上がる制御パルスがトランジスタ33
のベースに得られる。
従つてトランジスタ33のベースに入力される制御パル
スは第10図Eに示すようになる。この為、電源電圧が
ステップ的に上昇してもGCS7は正常なオンオフを続
ける。この第9図に示す回路を使用した場合のGCS7
のアノードパルスを第10図Fに示す。本発明は上述の
様にアノードパルスに基づいてGCS7の制御パルスを
作成しているので、電源電圧や負荷が変動しても、GC
,S7のアノード電圧とアノード電流が同時に大となる
ことはない。
従つてGCS7は過大な電力消費を起すことはなく、い
わゆるかみつき現象を防止することがてきる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の誘導加熱装置を示す構成図、第2〜第5
図は第1図を説明する為の波形図、第6図は本発明の一
実施例を示す構成図、第7図は第6図を説明する為の線
図、第8図は第7図の具体例を示す接続図、第9図は第
8図の接続図中の一部の他の実施例、第10図は第9図
を説明する為の波形図である。 6は共振用コンデンサ、7はGCSl8はダンパーダイ
オード、9は駆動パルス作成回路、11はパルス区間抜
取回路、12は引算パルス発生回路、13は引算ゲート
回路てある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 直流電源の端子間にワークコイルとコンデンサの直
    列回路が接続されると共に、上記ワークコイルと上記コ
    ンデンサの接続点と基準電位との間にスイッチング素子
    とダンパーダイオードの並列回路が接続され、上記スイ
    ッチング素子のオフ期間にアノードに発生する電圧パル
    スの後縁を検出し、この検出出力により上記ダンパーダ
    イオードの導通する期間に、上記スイッチング素子に対
    してドライブ回路から与えられるドライブ信号の前縁が
    位置するように、該ドライブ回路を規定するようにした
    誘導加熱装置。
JP5349177A 1977-05-10 1977-05-10 誘導加熱装置 Expired JPS6046793B2 (ja)

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JP5349177A JPS6046793B2 (ja) 1977-05-10 1977-05-10 誘導加熱装置

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JP5349177A JPS6046793B2 (ja) 1977-05-10 1977-05-10 誘導加熱装置

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JPS53138532A JPS53138532A (en) 1978-12-04
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JPS5642984A (en) * 1979-09-17 1981-04-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd Induction heater

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