JP3287062B2 - 電源回路 - Google Patents
電源回路Info
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Description
の発熱を抑制することで効率を向上させたリニア・レギ
ュレータ方式の電源回路に関する。
とするいわゆるリニア・レギュレータ方式の従来の電源
回路の構成を示す回路図である。図において、1は交流
電源接続端子、2はスイッチ、3は交流電源接続端子1
から供給される交流電圧を整流するダイオードブリッジ
回路、4はダイオードブリッジ回路3で整流された電圧
を平滑化する平滑用コンデンサ、5は制御トランジスタ
Q1のコレクタ端子とエミッタ端子との間に接続された
抵抗、6は制御トランジスタQ1を介して流れる充電電
流を制限するための電流制限用抵抗、7は制御トランジ
スタQ1のコレクタ側とベース端子間に接続された抵
抗、8は制御トランジスタQ1のベース端子とトランジ
スタQ3のコレクタ端子に接続された抵抗である。
ランドとの間に接続され、基準電圧を生成するツェナー
ダイオード、10と11はツェナーダイオード9のツェ
ナー電圧以上の出力電圧を得るための出力電圧調整用抵
抗であり、出力電圧調整用抵抗11はその抵抗値を可変
することができる。12は出力電圧に含まれるリップル
を除去するためのコンデンサ、13はツェナーダイオー
ド9のカソード端子と出力側との間に接続された抵抗、
14は+B電源供給回路である。
では、ダイオードブリッジ回路3の出力には平滑用コン
デンサ4が接続されているため、制御トランジスタQ1
のコレクタ電圧Vcの波形は、図4に示すような波形と
なる。この制御トランジスタQ1の出力電圧、すなわち
エミッタ電圧Veの波形は図4に示すような安定化され
た直流電圧波形となり、制御トランジスタQ1内で熱と
して消費される電力損失は、図4に示すコレクタ電圧V
cの波形からエミッタ電圧Veの波形を差し引いた斜線
部分により表される。
路は、以上のように構成されているので、制御トランジ
スタQ1での電力損失が大きく、発熱量が大きくなる問
題点があった。この発明は、上記した課題を除去するた
めになされたものであり、この発明の目的はトランジス
タにおける電力損失を抑制し、少ない発熱量で出力電圧
の制御を行なうことの出来る電源回路を提供することに
ある。
は、交流電源を直流化する整流回路と、前記整流回路の
直流出力の脈流分を除去して平滑化するリップルフィル
タと、前記整流回路と前記リップルフィルタとの間に介
挿接続された制御トランジスタと、ツェナー電圧を基準
電圧として生成するツェナダイオードと、前記制御トラ
ンジスタの出力変化を検出する検出回路と、前記ツェナ
ダイオードにエミッタが接続され、前記制御トランジス
タのベースにコレクタが接続され、前記検出回路にベー
スが接続されて、前記検出回路の検出電圧と前記基準電
圧との電圧差が生じることによって前記コレクタと前記
エミッタとの間がオンした場合には、前記制御トランジ
スタをオフとし、電圧差が生じず前記コレクタと前記エ
ミッタとの間がオフした場合には、前記制御トランジス
タをオンに制御する比較・増幅用スイッチング制御素子
とを備えてなり、前記整流回路の直流出力の脈流分の期
間は前記検出回路の検出電圧が上昇して、前記基準電圧
の電圧値に対して差が大きくなり、前記比較・増幅用ス
イッチング制御素子がオンとなることによって前記制御
トランジスタが間欠的にオフされるように構成したこと
を特徴とするものである。
を平滑せずに制御トランジスタに供給して、その制御ト
ランジスタを、整流回路の直流出力の脈流成分に応じて
間欠的にオフさせることにより、制御トランジスタのエ
ミッタ側の電圧波形がコレクタ側の電圧波形に近似する
よう制御しているので、制御トランジスタにおいて電力
損失となるコレクタ電圧とエミッタ電圧との差を小さく
することができ、制御トランジスタでの発熱量を可及的
に抑制できる。また、エミッタ電圧は、これのリップル
分がリップルフィルタで除去されて平滑化されたのち
に、所要の一定電圧として出力される。
説明する。図1はこの実施例における電源回路の構成を
示す電気回路図である。図において、1は交流電源接続
端子、2はスイッチ、3は交流電源接続端子1から供給
される交流電力を整流するダイオードブリッジ回路、5
は制御トランジスタQ1のコレクタ端子とエミッタ端子
との間に接続された抵抗、6は制御トランジスタQ1を
流れる充電電流を制限するための電流制限用抵抗、7は
制御トランジスタQ1のコレクタ側とベース端子間に接
続された抵抗、8は制御トランジスタQ1のベース端子
とトランジスタQ3のコレクタ端子に接続された抵抗で
ある。
を可変制御する比較・増幅用スイッチング制御素子であ
るトランジスタQ3のエミッタ端子とグランドとの間に
接続され、基準電圧を生成するツェナーダイオード、1
0と11は制御トランジスタQ1のエミッタ電圧を分圧
して検出する検出回路を構成する抵抗であり、抵抗11
はその抵抗値を可変することができる。13はツェナー
ダイオード9のカソード端子と出力側との間に接続され
た抵抗、14は+B電源供給回路である。
ルフィルタであり、コンデンサC1,C2,C3とトラ
ンジスタQ2のベースバイアス抵抗22などから構成さ
れている。図2は制御トランジスタQ1のエミッタ電圧
Veの波形とコレクタ電圧Vcの波形とを対比して示す
波形図である。
刻t0までは、検出回路の両抵抗10,11の接続点の
電圧、つまり制御トランジスタQ1のエミッタ電圧に比
例した検出電圧であってトランジスタQ3のベース電圧
がツェナー電圧よりも低いことから、制御トランジスタ
Q1はオンとなる。時刻t0とt1との間では、コレク
タ電圧Vcが高くなってトランジスタQ3導通すること
により、制御トランジスタQ1のベース電圧はグランド
側に引かれると共に制御トランジスタQ1のベース電流
が減少し制御トランジスタQ1がオフとなり、制御トラ
ンジスタQ1のエミッタ電圧Veの上昇が抑制される。
従って、この間の発熱がなくなる。
電圧Vcが低くなることによりトランジスタQ3がオフ
となり、制御トランジスタQ1がオンとなって出力電圧
の安定化が行われるのであるが、制御トランジスタQ1
のコレクタ電圧Vcの波形とエミッタ電圧Veとの波形
は図2に示すようにほぼ等しい波形となる。従って、制
御トランジスタQ1において熱として消費される電力損
失は、図2に示す時刻t0〜t1の間のコレクタ電圧V
cの波形とエミッタ電圧Veの波形との差となる。この
ため、時刻t0からt2までの制御トランジスタQ1の
発熱は、従来の電力損失量に比べて著しく抑制されたも
のとなる。そして、制御トランジスタQ1の出力は、リ
ップルフィルタ21により平滑化されて安定化されて+
B電源供給回路14に供給される。
に示すように制御トランジスタQ1のコレクタ電圧波形
の振幅も大きくなることになるが、それに応じて制御ト
ランジスタQ1のオフ期間が長くなると共にオン期間は
短くなり、出力電圧の調整が行なわれる。
整流回路の直流出力を平滑化することなく制御トランジ
スタに供給して、制御トランジスタをコレクタ電圧の脈
流分に応じて間欠的にオフさせることにより、制御トラ
ンジスタのエミッタ電圧をコレクタ電圧に近似させるよ
うにしたので、制御トランジスタにおける電力損失量を
格段に抑制することができる。また、制御トランジスタ
のエミッタ電圧はリップルフィルタによりリップルを除
去されるので、一定の直流電圧を支障なく出力すること
ができる。
す電気回路図である。
ンジスタのコレクタ電圧波形とエミッタ電圧波形を示す
波形図である。
る。
電圧波形とエミッタ電圧波形を示す波形図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 交流電源を直流化する整流回路と、 前記整流回路の直流出力の脈流分を除去して平滑化する
リップルフィルタと、 前記整流回路と前記リップルフィルタとの間に介挿接続
された制御トランジスタと、 ツェナー電圧を基準電圧として生成するツェナダイオー
ドと、 前記制御トランジスタの出力変化を検出する検出回路
と、 前記ツェナダイオードにエミッタが接続され、前記制御
トランジスタのベースにコレクタが接続され、前記検出
回路にベースが接続されて、前記検出回路の検出電圧と
前記基準電圧との電圧差が生じることによって前記コレ
クタと前記エミッタとの間がオンした場合には、前記制
御トランジスタをオフとし、電圧差が生じず前記コレク
タと前記エミッタとの間がオフした場合には、前記制御
トランジスタをオンに制御する比較・増幅用スイッチン
グ制御素子とを備えてなり、 前記整流回路の直流出力の脈流分の期間は前記検出回路
の検出電圧が上昇して、前記基準電圧の電圧値に対して
差が大きくなり、前記比較・増幅用スイッチング制御素
子がオンとなることによって前記制御トランジスタが間
欠的にオフされるように構成したことを特徴とする電源
回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13279893A JP3287062B2 (ja) | 1993-05-11 | 1993-05-11 | 電源回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13279893A JP3287062B2 (ja) | 1993-05-11 | 1993-05-11 | 電源回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH06327149A JPH06327149A (ja) | 1994-11-25 |
JP3287062B2 true JP3287062B2 (ja) | 2002-05-27 |
Family
ID=15089819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13279893A Expired - Lifetime JP3287062B2 (ja) | 1993-05-11 | 1993-05-11 | 電源回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3287062B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7473130B2 (ja) | 2020-09-23 | 2024-04-23 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 | アルカリ金属イオン検出センサー及び放射性セシウムイオン検出センサー |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5352372B2 (ja) * | 2009-08-03 | 2013-11-27 | サクサ株式会社 | Ac/dc電源装置 |
US9093903B2 (en) * | 2011-09-28 | 2015-07-28 | Monolithic Power Systems, Inc. | Power converter with voltage window and the method thereof |
CN108153368B (zh) * | 2017-11-22 | 2021-06-04 | 珠海格力电器股份有限公司 | 闭环反馈稳压电路 |
-
1993
- 1993-05-11 JP JP13279893A patent/JP3287062B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7473130B2 (ja) | 2020-09-23 | 2024-04-23 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 | アルカリ金属イオン検出センサー及び放射性セシウムイオン検出センサー |
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---|---|
JPH06327149A (ja) | 1994-11-25 |
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