JPH06233541A - スイッチングレギュレータ - Google Patents

スイッチングレギュレータ

Info

Publication number
JPH06233541A
JPH06233541A JP3603793A JP3603793A JPH06233541A JP H06233541 A JPH06233541 A JP H06233541A JP 3603793 A JP3603793 A JP 3603793A JP 3603793 A JP3603793 A JP 3603793A JP H06233541 A JPH06233541 A JP H06233541A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
switching
switching element
output
switching regulator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3603793A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Ogura
伸郎 小倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP3603793A priority Critical patent/JPH06233541A/ja
Publication of JPH06233541A publication Critical patent/JPH06233541A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Voltage And Current In General (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Power Conversion In General (AREA)
  • Rectifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 力率を改善し、高調波電流を低減するととも
に、制御系の安定化と低コスト化を可能にする。 【構成】 商用電源電力を整流した脈流電力をスイッチ
ング素子7によりスイッチングし、このスイッチングに
より得られる電圧を、チョークコイル4、ダイオード5
およびコンデンサ8によりリップルの少ない直流電圧に
変換するスイッチングレギュレータであって、スイッチ
ング素子7をスイッチング制御するPWM制御回路11
の誤差増幅器13の出力電圧を、ローパスフィルタ16
を介してPWM用の電圧比較器15に入力し、これによ
って商用電源周期の電圧変動に対するPWM信号のパル
ス幅の変動を小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、商用電源電圧を整流し
た脈流電圧を半導体素子により直接スイッチングして、
直流安定化電源を得られるようにしたスイッチングレギ
ュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スイッチングレギュレータにおい
て、整流した脈流電圧を直接スイッチングするスイッチ
ング素子をスイッチング動作させて直流出力を制御する
場合、直流出力電圧に比例した電圧と基準電圧との差を
取り出す誤差増幅器からの出力電圧と、入力電圧に比例
した電圧とを乗算することにより、電流比較器にしきい
値を与え、このしきい値とスイッチング電流の瞬時値と
を比較することにより、スイッチング素子の導通角を制
御するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来のスイッチングレギュレータでは、回路が複
雑になるとともに検出信号が多いため、これらの系が不
安定になり易いという問題がある。また、従来において
は、PWM(パルス幅変調)方式を用いてスイッチング
素子をオン、オフ制御することにより、直流安定化電源
を得られるようにしたスイッチングレギュレータも種々
提案されているが、この種のPWM制御によるスイッチ
ングレギュレータにあっては、商用電源周期に対するパ
ルス幅の変動が大きいため、入力電流は大きくなり、力
率の低下を招く問題があった。本発明は、上述のような
従来の問題を解決するものであり、力率を改善し、高調
波電流を低減するとともに、制御系の安定化と低コスト
化を可能にしたスイッチングレギュレータを提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、商用電源電力を整流する整流器と、前記整
流器で整流した脈流電力の通過量をオン、オフ動作によ
り制御するスイッチング素子と、前記スイッチング素子
のオン、オフにより得られる電圧波形をリップルの少な
い直流出力電圧に変換するフィルタ部と、前記直流出力
電圧が一定となるように前記スイッチング素子に対して
パルス幅変調されたパルス信号を出力し、該スイッチン
グ素子をオン、オフ制御するPWM制御回路とを有する
スイッチングレギュレータであって、前記PWM制御回
路を、前記スイッチング素子の出力電圧と基準電圧との
差を増幅して出力する誤差増幅部と、該誤差増幅部の出
力信号と発振器からの信号と比較し、該出力信号のレベ
ル変化に応じてパルス幅の変化するスイッチング用のパ
ルス信号を出力する電圧比較部と、該電圧比較部に入力
される前記誤差増幅部の出力信号中の商用周波数成分を
除去するローパスフィルタとで構成したことを特徴とす
る。また、本発明は、前記ローパスフィルタをコンデン
サで構成してもよい。
【0005】
【作用】上記の構成により、ローパスフィルタは誤差増
幅器から電圧比較器へ入力される出力信号中の商用周波
数成分を除去するから、その商用周波数成分の帰還利得
が低下し、これにより商用リップル電圧に追従するパル
ス幅の変動が小さくなる。よって、力率が改善されると
ともに高調波電流を低減し得る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明による昇圧型スイッチングレギュ
レータの一実施例を示す構成図である。図1において、
1は商用交流電源、2は交流電力を全波整流するダイオ
ードブリッジの整流器であり、この整流器2の入力端間
には入力側フィルタを構成するコンデンサ3が並列に接
続されている。前記整流器2の正極側出力端とスイッチ
ングレギュレータの一方の出力端子6aとの間を結ぶ出
力ラインL1には、チョークコイル4および逆流防止用
のダイオード5が直列に接続されている。また、整流器
2の負極側出力端は出力ラインL2を介してスイッチン
グレギュレータの他方の出力端子6bに接続されてい
る。
【0007】7はチョークコイル4とダイオード5との
接続点と整流器2の負極側出力ラインL2間に接続した
スイッチング素子であり、トランジスタ、サイリスタ等
からなる。8はダイオード5の後段側において出力ライ
ンL1とL2間に接続した平滑用のコンデンサであり、
コンデンサ8の後段側には、スイッチングレギュレータ
の出力電圧と比例した電圧を取り出すための分圧抵抗
9、10が、出力ラインL1とL2間に直列に接続され
ている。なお、チョークコイル4、ダイオード5、およ
びコンデンサ8は出力フィルタ部を構成する。
【0008】図1中、全体符号11で示す制御回路は、
スイッチング素子7をPWM方式でオン、オフ制御する
ものであり、分圧抵抗9、10により分圧された出力電
圧V0 と基準電圧発生器12からの基準電圧Vref との
差から制御信号(帰還電圧)を得る誤差増幅器13と、
三角波またはのこぎり波を発生する発振器14と、この
発振器14からの三角波またはのこぎり波と前記誤差増
幅器13からの制御信号とを入力することにより、該制
御信号のレベル変化に応じてパルス幅の変化するパルス
信号を出力する電圧比較器15と、前記誤差増幅器13
の出力端とアースGND間に接続したローパスフィルタ
16とから構成される。本実施例においては、図1に示
すようにローパスフィルタ16はコンデンサC1から構
成されており、電圧比較器15からパルス幅変調されて
出力されるパルス信号はスイッチング素子7に加えられ
る。
【0009】次に、上記のように構成された本実施例の
動作について説明する。制御回路11からのPWM信号
によりスイッチング素子7がオンされると、商用交流電
源1から整流器2を通してチョークコイル4に電流iが
流れる。そして、この電流iが一定値に達した時点でス
イッチング素子7をオフすると、チョークコイル4に蓄
積されたエネルギはダイオード5を通じてコンデンサ8
を充電すると同時に負荷に電力を供給する。このコンデ
ンサ8に充電された電圧は、出力端子6a,6bに接続
される負荷に対し安定化直流電圧として供給される。
【0010】一方、直流安定化出力を得るために出力の
一部が帰還される関係上、制御回路11からスイッチン
グ素子7に加えられるPWM信号のパルス幅は、出力電
圧に含まれる商用リップル電圧に追従して変化し、力率
及び高調波電流の低減に悪影響を与えることになるが、
本実施例では、誤差増幅器13の出力側にコンデンサC
1からなるローパスフィルタ16が設けられているの
で、このローパスフィルタ16により誤差増幅器13の
帰還電圧に含まれる商用周波数成分が除去され、商用周
波数成分の帰還利得が低下される。これにより、商用リ
ップル電圧に追従するパルス幅変化が小さくなる。
【0011】したがって、本実施例においては、スイッ
チング素子7のスイッチングに伴う入力電流波形は入力
電圧波形と相似形に近いものとなり、力率が改善される
とともに高調波電流を低減できる。また、本実施例にお
いては、従来の様に誤差増幅器の出力電圧と入力電圧に
比例した電圧とを乗算することにより電流比較器に所定
のしきい値を与え、このしきい値とスイッチング電流の
瞬時値とを比較することでスイッチング素子の導通角を
制御するものでないため、制御系の安定度が向上し、ス
イッチングレギュレータの設計が容易になる。さらに、
PWM制御系にコンデンサからなるローパスフィルタを
設けるだけでよいため、回路が簡単になり、小型、低コ
スト化が可能になる。
【0012】なお、上記実施例では、昇圧型のスイッチ
ングレギュレータについて述べたが、本発明はこれに限
定されず、降圧型、フライバック型、フォーワード型等
のパルス幅変調方式を用いた種々のスイッチングレギュ
レータにも応用できる。また、制御回路に汎用ICであ
るTL494相当品を用いる場合は、このICのフィー
ドバック端子とグランド間にローパス用のコンデンサを
接続するだけで、PWM用の汎用ICを用いた制御回路
を低コストで構成できる。さらにまた、TL494相当
の汎用ICを用いる場合、そのフィードバック端子と5
Vの基準電圧端子(またはVCC端子)との間にローパス
用のコンデンサを接続すれば、スイッチング素子のソフ
トスタート機能を発揮出来る。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、商
用電源電力を整流した脈流電力をスイッチング素子によ
り直接スイッチングして直流出力電圧を得るとともに、
スイッチング素子をPWM方式で制御するスイッチング
レギュレータであって、検出した出力電圧と基準電圧と
を比較して差を取り出す誤差増幅器の出力電圧をローパ
スフィルタを通してPWM電圧比較器に入力する構成に
したので、商用電源周期の電圧変動に対するPWM信号
のパルス幅の変動を小さくすることができ、これに伴い
力率が改善されるとともに高調波電流を低減することが
でき、また、制御系の安定度が向上してスイッチングレ
ギュレータの設計が容易になる。さらにまた、PWM制
御部に付加される回路はコンデンサなどからなるローパ
スフィルタだけであるから、回路が簡単になり、小型、
低コスト化ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスイッチングレギュレータの一実
施例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 商用交流電源 2 整流器 4 チョークコイル 5 ダイオード 7 スイッチング素子 8 コンデンサ 9、10 分圧抵抗 11 PWM制御回路 13 誤差増幅器 14 発振器 15 電圧比較器 16 ローパスフィルタ C1 コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02M 7/06 A 9180−5H

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源電力を整流する整流器と、 前記整流器で整流した脈流電力の通過量をオン、オフ動
    作により制御するスイッチング素子と、 前記スイッチング素子のオン、オフにより得られる電圧
    波形をリップルの少ない直流出力電圧に変換するフィル
    タ部と、 前記直流出力電圧が一定となるように前記スイッチング
    素子に対してパルス幅変調されたパルス信号を出力し、
    該スイッチング素子をオン、オフ制御するPWM制御回
    路と、 を有するスイッチングレギュレータであって、 前記PWM制御回路を、前記スイッチング素子の出力電
    圧と基準電圧との差を増幅して出力する誤差増幅部と、
    該誤差増幅部の出力信号と発振器からの信号と比較し、
    該出力信号のレベル変化に応じてパルス幅の変化するス
    イッチング用のパルス信号を出力する電圧比較部と、該
    電圧比較部に入力される前記誤差増幅部の出力信号中の
    商用周波数成分を除去するローパスフィルタとで構成し
    た、 ことを特徴とするスイッチングレギュレータ。
  2. 【請求項2】 前記ローパスフィルタをコンデンサで構
    成したことを特徴とする請求項1記載のスイッチングレ
    ギュレータ。
JP3603793A 1993-02-01 1993-02-01 スイッチングレギュレータ Pending JPH06233541A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3603793A JPH06233541A (ja) 1993-02-01 1993-02-01 スイッチングレギュレータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3603793A JPH06233541A (ja) 1993-02-01 1993-02-01 スイッチングレギュレータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06233541A true JPH06233541A (ja) 1994-08-19

Family

ID=12458519

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3603793A Pending JPH06233541A (ja) 1993-02-01 1993-02-01 スイッチングレギュレータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06233541A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997003494A1 (fr) * 1995-07-11 1997-01-30 Kabushiki Kaisha Meidensha Circuit de conversion alimente par une onde sinusoidale
EP1221759A2 (en) * 2001-01-09 2002-07-10 Nec Corporation DC/DC converter and self-luminous display apparatus
KR100524883B1 (ko) * 1998-01-07 2005-12-21 페어차일드코리아반도체 주식회사 역률 보정 회로

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997003494A1 (fr) * 1995-07-11 1997-01-30 Kabushiki Kaisha Meidensha Circuit de conversion alimente par une onde sinusoidale
KR100524883B1 (ko) * 1998-01-07 2005-12-21 페어차일드코리아반도체 주식회사 역률 보정 회로
EP1221759A2 (en) * 2001-01-09 2002-07-10 Nec Corporation DC/DC converter and self-luminous display apparatus
EP1221759A3 (en) * 2001-01-09 2002-11-13 Nec Corporation DC/DC converter and self-luminous display apparatus
US6541920B2 (en) 2001-01-09 2003-04-01 Nec Corporation DC/DC converter and self-luminous display apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3994953B2 (ja) 力率改善回路
US5001620A (en) Power factor improvement
KR100599239B1 (ko) 스위칭 전원 장치
US7447601B2 (en) Power supply controller method and structure
KR20010098937A (ko) 발광 다이오드 구동 장치
JPH11178327A (ja) スイッチング型直流電源装置
JP4466089B2 (ja) 力率改善回路
JP2007037297A (ja) 力率改善回路
JP3196554B2 (ja) 電流モード型スイッチング安定化電源装置
JP2609330B2 (ja) 電源装置
JPH06233541A (ja) スイッチングレギュレータ
JPH11332220A (ja) 直流電源回路
JP2990867B2 (ja) 順変換装置
JP3472517B2 (ja) 直流安定化電源装置
JPH1132480A (ja) スイッチング型直流電源装置
JP2968670B2 (ja) 保護回路付きdc−dcコンバータ
JP2000197351A (ja) 力率改善型電源装置
JP3227637B2 (ja) 電源回路
JPH06327149A (ja) 電源回路
JP3203015B2 (ja) 電源装置
JPH0564434A (ja) 直流電源装置
JP3045204B2 (ja) スイッチング電源装置
JP3391201B2 (ja) Dc−dcコンバータ
JPH02280670A (ja) 電源装置
JPH08331849A (ja) 整流回路