JPS60449A - フイルムの「がんま」調整装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、ビデオ製版システムｔこおけるフィルムの
リニアリゼーションをとるためのγ調整装置に関する。

一般的に、リバーサルフィルムの光量に対する濃度の特
性は第１図の実線に示すように逆Ｓ字状になっており、
電気信号に対応した光量を線形に増加又は減少させたの
ではフィルム上で濃度が線形にならない、このため、従
来は第２図の実線に示すようなフィルムの特性とは逆の
５字特性を有する補正回路により、グラフプロットを用
いて第３図に示すような理想的なγ特性曲線に近づくよ
うに補正回路を調整し、露光、現像、濃度測定及びグラ
フプロットを繰返すようにしている。

従って、従来におけるフィルム、のγ調整方法は露光、
現像、濃度測定、グラフプロットによる補正回路の調整
といった作業を繰返さなければならず、現像や濃度測定
等の作業に時間を要すると共に、フィルムの使用量が多
くなるといった欠点があった。また、補正回路の調整を
試行錯誤的に行なっていることから、現像による色バラ
ンスや濃度のバラツキも無視できないといった欠点もあ
った。よって、この発明の目的は、上述の如き欠点のな
いフィルムのγ調整装置を提供することにある。

以下にこの発明を説明する。

この発明は第４図に示すように、フィルム化装置１０内
のγ調整回路１３によって補正されるビデオ画像をカメ
ラ１２でフィルムに撮像するビデオ製版システムにおけ
るフィルムのγ調整装置に関し、カメラ１２の結像面に
配設された１次元の固体イメージセンサ１４と、この固
体イメージセンサ１４の出力信号ＶＮのノイズを除去す
るための差動増幅器２０と、固体イメージセンサ１４の
感度のバラツキを補正し、光量に対する直線性を保つた
めのセンサ補正回路２１と、フィルムのγ特性の初期設
定をするためのγイニシャライズ回路２２と、このγイ
ニシャライズ回路２２で設定されるγ特性曲線を表示す
る表示装置としてのＣＲＴディスプレイ２３とを設け、
　ＣＲＴディスプレイ２３のγ特性曲線を理想的特性曲
線とするようにγ調整回路１３を調整し、上記フィルム
のγ特性に合った最良の露光を可能にしたものである。

なお、フィルム化装置１０に入力されるビデオ画像信号
ｖＳはＣＲ７表示装置１１に入力され、γ調整回路１３
によってγ調整された画像がその管面に表示され、その
表示された画像がカメラ１２内のフィルムに結像される
。また、カメラ１２に配設された固体イメージセンサ１
４は駆動回路２４によって駆動されるようになっており
、γイニシャライズ回路２２は輝度−濃度の関係が得ら
れるような回路構成となっている。

このような構成において、先ずカメラ１２の結像面に、
固体イメージセンサ１４を駆動回路２４で駆動されるよ
うにして配設し、γ調整回路１３をリニアな特性となる
ように回路調整しておく、また、補正回路２１を固体イ
メージセンサ１４の特性、たとえばリニアリティ、感度
のバラツキにマツチするように調整しておくと共に、γ
イニシャライズ回路２２をリニアな特性となるように回
路調整しておく、そして、直線的に変化する信号（たと
えば釧歯状波）をビデオ画像信号ｖＳとしてＣＲ丁表示
装置１１に入力して、カメラ１２のフィルム上（固体イ
メージセンサ１４の位置）に露光し、その露光法フィル
ムを現像処理する。これにより、第１図に示すような逆
Ｓ字カーブのフィルム固有の特性が得られる。この後、
固体イメージセンサ１４をカメラ１２内に配設し、　Ｃ
ＲＴ表示装ｆｉｌｌに同様な直線的に変化する信号ｖＳ
を与え、γイニシャライズ回路２２を調整することによ
り、ＣＲＴディスプレイ２３の画面を見ながらｐＲ１図
の特性曲線と同じようにする。

次に、　ＣＲ７表示装置１１に上述と同じ直線的に変化
する信号ｖＳを与え、ＣＲＴディスプレイ２３の画面を
観測しなからγ調整回路１３を調整する。この場合、Ｃ
ＲＴディスプレイ２３の波形がリニアとなるように、γ
調整回路１３を調整する。これにより、γ調整回路１３
の特性は第２図の如き８字カーブとなるので、フィルム
を露光・現像した場合にはそのフィルム特性を丁度リニ
アな状態にしたのと等価となる。かくして、上述の操作
により、フィルム化装置１０のγ調整回路１３はフィル
ムのγ特性と相反するγ特性を有することになり、フィ
ルムのリニアリゼーションがとれることになる。

以上のようにこの発明のγ調整装置によれば、フィルム
への露光が不要になると共に、現像や濃度測定といった
作業が不要となり、７曲線のグラフプロットの作業も不
要になる。また、現像によるバラツキがなく、実時間で
調整ができ、ＣＲＴディスプレイを見ながら調整できる
ので作業が極めて容易である。

なお、上述の実施例ではフィルム化装置の結像面に１次
元の固体イメージセンサを配設するようにしているが、
フォトダイオードやフォトトランジスタ等の７レイにし
ても良く、この場合には印刷用の色分解スキャナ等にお
けるフィルムのリニアリゼーシ璽ンをとる場合にも適用
することができる。

【図面の簡単な説明】

！Ｒ１図はフィルムの光量に対する濃度の関係を示す特
性図、第２図は補正回路における電圧と光景との関係を
示す図、ｔ５３図は理想的なγ特性を示す図、第４図は
この発明の一実施例を示す構成図である。 ＩＯ・・・フィルム化装置、１１・・・ＣＲ７表示装置
、１２・・・カメラ、１３・・・γＭ４整回路、１４・
・・固体イメージセンサ、２０・・・差動増幅器、２１
・・・センサ補正回路、２２・・・γイニシャライズ回
路、２３・・・ＣＲＴディスプレイ、２４・・・駆動回
路。 出願人代理人　安　形　雄　三

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. γ調整回路によって補正されたビデオ画像をカメラでフ
   ィルムに撮像するシステムにおいて、前記カメラの結像
   面に配設された固体イメージセンサと、この固定イメー
   ジセンサの出力信号のノイズを除去するための差動増幅
   器と、前記固体イメージセンサの感度のバラツキを補正
   し、光量に対する直線性を保つためのセンサ補正回路と
   、前記フィルムのγ特性の初期設定をするためのγイニ
   シャライズ回路と、このγイニシャライズ回路で初期設
   定されるγ特性曲線を表示する表示装置とを具え、前記
   表示装置のγ特性曲線を理想的特性とするように前記γ
   調整回路を調整し、前記フィルムのγ特性に合った最良
   の露光を可能にしたことを特徴とするフィルムのγ調整
   装置。