JPH07135668A - カラー画像入力装置及びそれに用いるオフセット値検出方法、輝度ピークバランス検出回路並びにホワイトバランス検出方法 - Google Patents
カラー画像入力装置及びそれに用いるオフセット値検出方法、輝度ピークバランス検出回路並びにホワイトバランス検出方法Info
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- JPH07135668A JPH07135668A JP5279353A JP27935393A JPH07135668A JP H07135668 A JPH07135668 A JP H07135668A JP 5279353 A JP5279353 A JP 5279353A JP 27935393 A JP27935393 A JP 27935393A JP H07135668 A JPH07135668 A JP H07135668A
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N9/00—Details of colour television systems
- H04N9/11—Scanning of colour motion picture films, e.g. for telecine
Landscapes
- Projection-Type Copiers In General (AREA)
- Color Television Image Signal Generators (AREA)
- Processing Of Color Television Signals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ネガ写真フィルムをＣＣＤセンサで撮像して
ＴＶ画面に表示する場合に、黒及び白における適切な色
バランスを自動的にとること。 【構成】 原色フィルタを用いた撮像系２から得られる
ＲＧＢ信号３ａを画素毎に平均化して擬似輝度信号８ａ
を生成し、この擬似輝度信号８ａの高レベル側、低レベ
ル側での各ピーク値ＹHP，ＹLPを検出し、高レベル側輝
度ピーク点でのＲ，Ｇ，Ｂ各信号のレベルＲHP，ＧHP，
ＢHPと低レベル側輝度ピーク点でのＲ，Ｇ，Ｂ各信号の
レベルＲLP，ＧLP，ＢLPとから、各色成分のオフセット
設定値Ｒ0，Ｇ0 ，Ｂ0 及びゲイン設定値ｇR ，ｇG ，
ｇB を計算し、これらの設定値に応じてＲＧＢ信号３ａ
の色成分別にオフセットレベル補正を行い、次いでゲイ
ン補正を行う。
ＴＶ画面に表示する場合に、黒及び白における適切な色
バランスを自動的にとること。 【構成】 原色フィルタを用いた撮像系２から得られる
ＲＧＢ信号３ａを画素毎に平均化して擬似輝度信号８ａ
を生成し、この擬似輝度信号８ａの高レベル側、低レベ
ル側での各ピーク値ＹHP，ＹLPを検出し、高レベル側輝
度ピーク点でのＲ，Ｇ，Ｂ各信号のレベルＲHP，ＧHP，
ＢHPと低レベル側輝度ピーク点でのＲ，Ｇ，Ｂ各信号の
レベルＲLP，ＧLP，ＢLPとから、各色成分のオフセット
設定値Ｒ0，Ｇ0 ，Ｂ0 及びゲイン設定値ｇR ，ｇG ，
ｇB を計算し、これらの設定値に応じてＲＧＢ信号３ａ
の色成分別にオフセットレベル補正を行い、次いでゲイ
ン補正を行う。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はカラー画像入力装置及び
それに用いるオフセット値検出方法、輝度ピークバラン
ス検出回路並びにホワイトバランス検出方法に関し、特
にネガ写真フィルムをＲ，Ｇ，Ｂの３原色で撮影する場
合に有効なものである。
それに用いるオフセット値検出方法、輝度ピークバラン
ス検出回路並びにホワイトバランス検出方法に関し、特
にネガ写真フィルムをＲ，Ｇ，Ｂの３原色で撮影する場
合に有効なものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、原色（Ｒ，Ｇ，Ｂ）フィルタを用
いたＣＣＤセンサでネガ写真フィルムを撮像してＴＶ画
面に表示する場合、ネガ写真フィルムに対するホワイト
バランス及び露光量の自動調整においては、通常のポジ
撮影と同様に、画面全体の色成分の総和が無彩色になる
との前提に基づいて、Ｒ，Ｇ，Ｂ各信号成分をそれぞれ
単独に積分する平均測光法によるか、またはＲ，Ｇ，Ｂ
各信号成分のピーク値をそれぞれ単独に検出してＲ，
Ｇ，Ｂ各色のダイナミックレンジを検出することによ
り、輝度信号あるいは色信号のレベルを判定して、輝度
信号レベルから露光量を調整し、色信号レベルから色バ
ランスを調整する方法が採用されている。このことは、
画面を複数のエリアに区切って測光する分割測光による
場合でも同様である。
いたＣＣＤセンサでネガ写真フィルムを撮像してＴＶ画
面に表示する場合、ネガ写真フィルムに対するホワイト
バランス及び露光量の自動調整においては、通常のポジ
撮影と同様に、画面全体の色成分の総和が無彩色になる
との前提に基づいて、Ｒ，Ｇ，Ｂ各信号成分をそれぞれ
単独に積分する平均測光法によるか、またはＲ，Ｇ，Ｂ
各信号成分のピーク値をそれぞれ単独に検出してＲ，
Ｇ，Ｂ各色のダイナミックレンジを検出することによ
り、輝度信号あるいは色信号のレベルを判定して、輝度
信号レベルから露光量を調整し、色信号レベルから色バ
ランスを調整する方法が採用されている。このことは、
画面を複数のエリアに区切って測光する分割測光による
場合でも同様である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ネガ写真フィ
ルムは印画紙やポジフィルムに焼付けられてから鑑賞に
供されるものであるため、ネガ写真フィルムの階調特性
は、印画紙の階調特性との組合せで最終画質が最適にな
るようにγ（ガンマ）が設定されている。即ち、ネガ写
真フィルムではＲ，Ｇ，Ｂそれぞれの成分の階調特性が
非線形であり、しかも、Ｒ，Ｇ，Ｂ間で階調特性が異な
る。また、ネガ写真フィルムでは、特定の色の彩度を強
調するための重層効果により、無彩色の被写体と有彩色
の被写体との間でも、階調特性が変化する。更に、ネガ
写真フィルムの分光感度特性は、原色フィルタを用いた
ＣＣＤセンサの分光感度特性と適合しない。従って、ネ
ガ写真フィルム全体の色成分の総和は無彩色に近似でき
る値とはならない。そのため、ネガ写真フィルム上での
測定値を用いたポジ撮影と同様な平均測光あるいは分割
測光の考え方は正しくは適合せず、黒における異常な色
付き、あるいは色バランスの崩れなどの不都合が生じる
ことがあり、精度を上げるには手動補正が必要であっ
た。逆に平均値を使用せず、Ｒ，Ｇ，Ｂ各色のピーク値
を単独に検出したとすると、黒ならざる色を黒に合わせ
込み、また白ならざる色を白に合わせ込む形となり、全
体としての色バランスがやはり崩れることになる。
ルムは印画紙やポジフィルムに焼付けられてから鑑賞に
供されるものであるため、ネガ写真フィルムの階調特性
は、印画紙の階調特性との組合せで最終画質が最適にな
るようにγ（ガンマ）が設定されている。即ち、ネガ写
真フィルムではＲ，Ｇ，Ｂそれぞれの成分の階調特性が
非線形であり、しかも、Ｒ，Ｇ，Ｂ間で階調特性が異な
る。また、ネガ写真フィルムでは、特定の色の彩度を強
調するための重層効果により、無彩色の被写体と有彩色
の被写体との間でも、階調特性が変化する。更に、ネガ
写真フィルムの分光感度特性は、原色フィルタを用いた
ＣＣＤセンサの分光感度特性と適合しない。従って、ネ
ガ写真フィルム全体の色成分の総和は無彩色に近似でき
る値とはならない。そのため、ネガ写真フィルム上での
測定値を用いたポジ撮影と同様な平均測光あるいは分割
測光の考え方は正しくは適合せず、黒における異常な色
付き、あるいは色バランスの崩れなどの不都合が生じる
ことがあり、精度を上げるには手動補正が必要であっ
た。逆に平均値を使用せず、Ｒ，Ｇ，Ｂ各色のピーク値
を単独に検出したとすると、黒ならざる色を黒に合わせ
込み、また白ならざる色を白に合わせ込む形となり、全
体としての色バランスがやはり崩れることになる。
【０００４】本発明の目的は上述した従来技術の問題点
を解決したカラー画像入力装置及びそれに用いるオフセ
ット値検出方法、輝度ピークバランス検出回路並びにホ
ワイトバランス検出方法を提供することである。
を解決したカラー画像入力装置及びそれに用いるオフセ
ット値検出方法、輝度ピークバランス検出回路並びにホ
ワイトバランス検出方法を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項１の発明は、カラー画像入力装置であり、原色フィル
タを用いた撮像系と、この撮像系から得られるＲ，Ｇ，
Ｂ信号を平均して擬似的な輝度信号を生成する擬似輝度
信号生成手段と、擬似輝度信号の高レベル側及び低レベ
ル側での各ピーク値を検出する輝度ピーク検出手段と、
擬似輝度信号のピーク点におけるＲ，Ｇ，Ｂ各信号のレ
ベルを検出するＲＧＢ信号レベル検出手段と、ＲＧＢ信
号レベル検出手段が検出したＲ，Ｇ，Ｂ各信号のレベル
からホワイトバランスをとるためのＲ，Ｇ，Ｂ各色のオ
フセット設定値及びゲイン設定値を計算する計算手段
と、Ｒ，Ｇ，Ｂ各信号のオフセットレベルを計算された
オフセット設定値に応じて補正するオフセットレベル補
正手段と、オフセットレベルが補正されたＲ，Ｇ，Ｂ各
信号のゲインを計算されたＲ，Ｇ，Ｂ各色のゲイン設定
値に応じて補正するゲイン補正手段とを具備することを
特徴とする。
項１の発明は、カラー画像入力装置であり、原色フィル
タを用いた撮像系と、この撮像系から得られるＲ，Ｇ，
Ｂ信号を平均して擬似的な輝度信号を生成する擬似輝度
信号生成手段と、擬似輝度信号の高レベル側及び低レベ
ル側での各ピーク値を検出する輝度ピーク検出手段と、
擬似輝度信号のピーク点におけるＲ，Ｇ，Ｂ各信号のレ
ベルを検出するＲＧＢ信号レベル検出手段と、ＲＧＢ信
号レベル検出手段が検出したＲ，Ｇ，Ｂ各信号のレベル
からホワイトバランスをとるためのＲ，Ｇ，Ｂ各色のオ
フセット設定値及びゲイン設定値を計算する計算手段
と、Ｒ，Ｇ，Ｂ各信号のオフセットレベルを計算された
オフセット設定値に応じて補正するオフセットレベル補
正手段と、オフセットレベルが補正されたＲ，Ｇ，Ｂ各
信号のゲインを計算されたＲ，Ｇ，Ｂ各色のゲイン設定
値に応じて補正するゲイン補正手段とを具備することを
特徴とする。
【０００６】請求項２の発明はオフセット値検出方法で
あり、原色フィルタを用いた撮像系から得られるＲ，
Ｇ，Ｂ信号を平均して擬似輝度信号を生成し、擬似輝度
信号のピーク点でのＲ，Ｇ，Ｂ各信号のレベルを保持
し、擬似輝度信号のピーク点におけるＲ，Ｇ，Ｂ各信号
のレベルから、Ｒ，Ｇ，Ｂ各信号のオフセット値を検出
することを特徴とする。また、請求項３の発明は輝度ピ
ークバランス検出回路であり、原色フィルタを用いる撮
像系から得られるＲ，Ｇ，Ｂ信号を平均して擬似輝度信
号を生成する擬似輝度信号生成回路と、擬似輝度信号の
ピーク値を検出し、ピーク値の検出時にパルスを出力す
る輝度ピーク検出回路と、前記パルスを受けてＲ，Ｇ，
Ｂ各信号のレベルを保持するメモリとを具備することを
特徴とする。更に、請求項４の発明はホワイトバランス
検出方法であり、原色フィルタを用いた撮像系から得ら
れるＲ，Ｇ，Ｂ信号を平均して擬似輝度信号を生成し、
擬似輝度信号の高レベル側及び低レベル側でのピーク値
を検出し、擬似輝度信号の高レベル側ピーク点及び低レ
ベル側ピーク点でのＲ，Ｇ，Ｂ各信号のレベルを保持
し、Ｒ，Ｇ，Ｂ各信号別に高レベル側ピーク点及び低レ
ベル側ピーク点での信号レベルからダイナミックレンジ
を求め、Ｒ，Ｇ，Ｂ各信号の前記ダイナミックレンジか
らホワイトバランスをとるためのＲ，Ｇ，Ｂ各信号に対
するゲイン設定値を計算することを特徴とする。
あり、原色フィルタを用いた撮像系から得られるＲ，
Ｇ，Ｂ信号を平均して擬似輝度信号を生成し、擬似輝度
信号のピーク点でのＲ，Ｇ，Ｂ各信号のレベルを保持
し、擬似輝度信号のピーク点におけるＲ，Ｇ，Ｂ各信号
のレベルから、Ｒ，Ｇ，Ｂ各信号のオフセット値を検出
することを特徴とする。また、請求項３の発明は輝度ピ
ークバランス検出回路であり、原色フィルタを用いる撮
像系から得られるＲ，Ｇ，Ｂ信号を平均して擬似輝度信
号を生成する擬似輝度信号生成回路と、擬似輝度信号の
ピーク値を検出し、ピーク値の検出時にパルスを出力す
る輝度ピーク検出回路と、前記パルスを受けてＲ，Ｇ，
Ｂ各信号のレベルを保持するメモリとを具備することを
特徴とする。更に、請求項４の発明はホワイトバランス
検出方法であり、原色フィルタを用いた撮像系から得ら
れるＲ，Ｇ，Ｂ信号を平均して擬似輝度信号を生成し、
擬似輝度信号の高レベル側及び低レベル側でのピーク値
を検出し、擬似輝度信号の高レベル側ピーク点及び低レ
ベル側ピーク点でのＲ，Ｇ，Ｂ各信号のレベルを保持
し、Ｒ，Ｇ，Ｂ各信号別に高レベル側ピーク点及び低レ
ベル側ピーク点での信号レベルからダイナミックレンジ
を求め、Ｒ，Ｇ，Ｂ各信号の前記ダイナミックレンジか
らホワイトバランスをとるためのＲ，Ｇ，Ｂ各信号に対
するゲイン設定値を計算することを特徴とする。
【０００７】
【作用】ＣＣＤセンサなど通常の撮像素子の分光感度特
性は人間の視感度に極めて近い。そこで、原色フィルタ
を用いた撮像系から得られるＲ，Ｇ，Ｂ信号を平均して
擬似的に輝度信号を生成すると、この擬似輝度信号の感
度特性は視感度に近いため高レベル側ピーク点、低レベ
ル側ピーク点ではいずれも無彩色であると考えることが
できる。なお、ネガ写真フィルムを撮影した場合は、高
レベル側でのピーク点は実画の最黒に相当し、低レベル
側でのピーク点は実画の最白に相当する。従って、白と
黒各無彩色でのＲ，Ｇ，Ｂ各信号のレベルを見ればホワ
イトバランスの程度即ち各色成分のオフセット値が判
り、高レベル側ピーク点でＲ，Ｇ，Ｂ各信号のレベルを
一致させ且つ低レベル側ピーク点でもＲ，Ｇ，Ｂ各信号
のレベルを一致させるようなオフセット設定値及びゲイ
ン設定値を計算することができ、これらの設定値に応じ
てＲ，Ｇ，Ｂ各信号に対してオフセットレベル補正及び
ゲイン補正を行うことにより適切なホワイトバランスを
とることができる。なお、被写体はネガ写真フィルムに
限らず、通常のポジ撮影においても本発明を適用するこ
とができる。
性は人間の視感度に極めて近い。そこで、原色フィルタ
を用いた撮像系から得られるＲ，Ｇ，Ｂ信号を平均して
擬似的に輝度信号を生成すると、この擬似輝度信号の感
度特性は視感度に近いため高レベル側ピーク点、低レベ
ル側ピーク点ではいずれも無彩色であると考えることが
できる。なお、ネガ写真フィルムを撮影した場合は、高
レベル側でのピーク点は実画の最黒に相当し、低レベル
側でのピーク点は実画の最白に相当する。従って、白と
黒各無彩色でのＲ，Ｇ，Ｂ各信号のレベルを見ればホワ
イトバランスの程度即ち各色成分のオフセット値が判
り、高レベル側ピーク点でＲ，Ｇ，Ｂ各信号のレベルを
一致させ且つ低レベル側ピーク点でもＲ，Ｇ，Ｂ各信号
のレベルを一致させるようなオフセット設定値及びゲイ
ン設定値を計算することができ、これらの設定値に応じ
てＲ，Ｇ，Ｂ各信号に対してオフセットレベル補正及び
ゲイン補正を行うことにより適切なホワイトバランスを
とることができる。なお、被写体はネガ写真フィルムに
限らず、通常のポジ撮影においても本発明を適用するこ
とができる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例とともに詳
細に説明する。図１は本発明を適用した装置のブロック
構成を示す。本実施例の装置はネガ写真フィルム１を原
色（Ｒ，Ｇ，Ｂ）フィルタ付きの撮像系２で撮像し、
Ｒ，Ｇ，Ｂ各色信号をＡ／Ｄ変換器３でデジタル信号に
変換し、デジタル処理のオフセットレベル補正回路４及
びゲイン補正回路５に通した後、反転処理等の適宜な信
号処理を信号処理回路６で施してＴＶモニタ７の画面に
表示するものである。図示の撮像系２では一本の主走査
線に相当するリニアＣＣＤイメージセンサ２ａを用い、
ネガ写真フィルム１を機械的に副走査方向２ｂに動かす
ことにより、１枚の画像を得るようにしている。露光量
は走査速度等で調整することができる。もちろん、通常
のビデオカメラのように二次元ＣＣＤセンサを用いても
良い。また、撮像系２ではＲ，Ｇ，Ｂ各色信号をプリア
ンプ２ｃ，２ｄ，２ｅに通した後、スイッチ２ｆにより
点順次化したもの２ｇを用いている。もちろん、通常の
ように、個別のＲ，Ｇ，Ｂ信号を用いても良い。
細に説明する。図１は本発明を適用した装置のブロック
構成を示す。本実施例の装置はネガ写真フィルム１を原
色（Ｒ，Ｇ，Ｂ）フィルタ付きの撮像系２で撮像し、
Ｒ，Ｇ，Ｂ各色信号をＡ／Ｄ変換器３でデジタル信号に
変換し、デジタル処理のオフセットレベル補正回路４及
びゲイン補正回路５に通した後、反転処理等の適宜な信
号処理を信号処理回路６で施してＴＶモニタ７の画面に
表示するものである。図示の撮像系２では一本の主走査
線に相当するリニアＣＣＤイメージセンサ２ａを用い、
ネガ写真フィルム１を機械的に副走査方向２ｂに動かす
ことにより、１枚の画像を得るようにしている。露光量
は走査速度等で調整することができる。もちろん、通常
のビデオカメラのように二次元ＣＣＤセンサを用いても
良い。また、撮像系２ではＲ，Ｇ，Ｂ各色信号をプリア
ンプ２ｃ，２ｄ，２ｅに通した後、スイッチ２ｆにより
点順次化したもの２ｇを用いている。もちろん、通常の
ように、個別のＲ，Ｇ，Ｂ信号を用いても良い。
【０００９】図１に示すように、本実施例のカラー画像
入力装置は、撮像系２と、オフセットレベル補正回路４
と、ゲイン補正回路５と、疑似輝度信号生成回路８と、
高レベル側輝度ピーク検出回路９と、低レベル側輝度ピ
ーク検出回路１０と、高レベル側ピーク点用のデータレ
ジスタ１１と、低レベル側ピーク点用のデータレジスタ
１２と、ＣＰＵ（マイクロコンピュータ）１３と、オフ
セット設定値用レジスタ１４と、ゲイン設定値用レジス
タ１５とを備えている。
入力装置は、撮像系２と、オフセットレベル補正回路４
と、ゲイン補正回路５と、疑似輝度信号生成回路８と、
高レベル側輝度ピーク検出回路９と、低レベル側輝度ピ
ーク検出回路１０と、高レベル側ピーク点用のデータレ
ジスタ１１と、低レベル側ピーク点用のデータレジスタ
１２と、ＣＰＵ（マイクロコンピュータ）１３と、オフ
セット設定値用レジスタ１４と、ゲイン設定値用レジス
タ１５とを備えている。
【００１０】撮像系２ではネガ写真フィルム１を走査す
ることにより、画像をＲ，Ｇ，Ｂの各信号成分に分解
し、それぞれの色成分毎にプリアンプ２ｃ〜２ｅにより
増幅したのち、スイッチ２ｆで点順次化し、更にＡ／Ｄ
変換器３によりデジタル化する。疑似輝度信号生成回路
８は、点順次化され且つデジタル化されたＲＧＢ信号３
ａを、画素毎に（Ｒ＋Ｇ＋Ｂ）÷３という平均化処理を
行うことにより疑似的な輝度信号８ａを生成する。この
疑似輝度信号８ａに対し、輝度ピーク検出回路９は高レ
ベル側のピーク値を検出し、ピーク値の検出と同時にピ
ーク判定信号（パルス）９ａをデータレジスタ１１に与
える。データレジスタ１１はピーク判定パルス９ａを受
けた時、その時点でのＲ，Ｇ，Ｂ各色成分のレベル
ＲHP，ＧHP，ＢHPを記録し保持することによって、レベ
ル検出を行う。走査に伴ってピーク値が更新される場合
は、当然ながらその都度ピーク判定パルスが出力され、
データレジスタ１１の内容も更新される。また、疑似輝
度信号８ａに対し、輝度ピーク検出回路１０は低レベル
側のピーク値を検出し、ピーク値の検出と同時にピーク
判定信号（パルス）１０ａをデータレジスタ１２に与え
る。データレジスタ１２はピーク判定パルス１０ａを受
けた時、その時点でのＲ，Ｇ，Ｂ各色成分のレベル
ＲLP，ＧLP，ＢLPを記録し保持することによって、レベ
ル検出を行う。走査に伴ってピーク値が更新される場合
は、当然ながらその都度ピーク判定パルスが出力され、
データレジスタ１２の内容も更新される。
ることにより、画像をＲ，Ｇ，Ｂの各信号成分に分解
し、それぞれの色成分毎にプリアンプ２ｃ〜２ｅにより
増幅したのち、スイッチ２ｆで点順次化し、更にＡ／Ｄ
変換器３によりデジタル化する。疑似輝度信号生成回路
８は、点順次化され且つデジタル化されたＲＧＢ信号３
ａを、画素毎に（Ｒ＋Ｇ＋Ｂ）÷３という平均化処理を
行うことにより疑似的な輝度信号８ａを生成する。この
疑似輝度信号８ａに対し、輝度ピーク検出回路９は高レ
ベル側のピーク値を検出し、ピーク値の検出と同時にピ
ーク判定信号（パルス）９ａをデータレジスタ１１に与
える。データレジスタ１１はピーク判定パルス９ａを受
けた時、その時点でのＲ，Ｇ，Ｂ各色成分のレベル
ＲHP，ＧHP，ＢHPを記録し保持することによって、レベ
ル検出を行う。走査に伴ってピーク値が更新される場合
は、当然ながらその都度ピーク判定パルスが出力され、
データレジスタ１１の内容も更新される。また、疑似輝
度信号８ａに対し、輝度ピーク検出回路１０は低レベル
側のピーク値を検出し、ピーク値の検出と同時にピーク
判定信号（パルス）１０ａをデータレジスタ１２に与え
る。データレジスタ１２はピーク判定パルス１０ａを受
けた時、その時点でのＲ，Ｇ，Ｂ各色成分のレベル
ＲLP，ＧLP，ＢLPを記録し保持することによって、レベ
ル検出を行う。走査に伴ってピーク値が更新される場合
は、当然ながらその都度ピーク判定パルスが出力され、
データレジスタ１２の内容も更新される。
【００１１】ＣＰＵ１３は、１画面の走査が終った時点
で、輝度ピーク検出回路９から高レベル側輝度ピーク値
ＹHPを、またそのピーク点でのＲ，Ｇ，Ｂ各信号のレベ
ルＲ HP，ＧHP，ＢHPをデータレジスタ１１から読み出
し、更に輝度ピーク検出回路１０から低レベル側輝度ピ
ーク値ＹLPを、またそのピーク点でのＲ，Ｇ，Ｂ各信号
のレベルＲLP，ＧLP，ＢLPをデータレジスタ１２から読
み出す。そして、ＣＰＵ１３は高レベル側輝度ピーク点
でのＲ，Ｇ，Ｂ各信号のレベルＲHP，ＧHP，ＢHPから、
“実画の黒レベル”でのＲ，Ｇ，Ｂ各色のバランス度合
を判定し、各信号レベルを相互に一致させる、例えば回
路のダイナミックレンジの最大値に一致させるに必要な
オフセット値ＲO ，ＧO ，ＢO を色成分毎に計算し、こ
れらをオフセット設定値としてレジスタ１４に書き込
む。また同時に、ＣＰＵ１３は高レベル側輝度ピーク点
でのＲ，Ｇ，Ｂ各信号のレベルＲHP，ＧHP，ＢHPと低レ
ベル側輝度ピーク点でのＲ，Ｇ，Ｂ各信号のレベル
ＲLP，ＧLP，ＢLPとの差分ＲHP−ＲLP，ＧHP−ＧLP，Ｂ
HP−ＢLPを色成分毎に計算する。これらは１画面中での
Ｒ，Ｇ，Ｂ各信号のダイナミックレンジであるから、Ｃ
ＰＵ１３はＲ，Ｇ，Ｂ各信号のダイナミックレンジＲHP
−ＲLP，ＧHP−Ｇ LP，ＢHP−ＢLPを相互に一致させる、
例えば回路のダイナミックレンジに一致させるに必要な
係数ｇR ，ｇG ，ｇB を色成分毎に計算し、これらをゲ
イン設定値としてレジスタ１５に書き込む。
で、輝度ピーク検出回路９から高レベル側輝度ピーク値
ＹHPを、またそのピーク点でのＲ，Ｇ，Ｂ各信号のレベ
ルＲ HP，ＧHP，ＢHPをデータレジスタ１１から読み出
し、更に輝度ピーク検出回路１０から低レベル側輝度ピ
ーク値ＹLPを、またそのピーク点でのＲ，Ｇ，Ｂ各信号
のレベルＲLP，ＧLP，ＢLPをデータレジスタ１２から読
み出す。そして、ＣＰＵ１３は高レベル側輝度ピーク点
でのＲ，Ｇ，Ｂ各信号のレベルＲHP，ＧHP，ＢHPから、
“実画の黒レベル”でのＲ，Ｇ，Ｂ各色のバランス度合
を判定し、各信号レベルを相互に一致させる、例えば回
路のダイナミックレンジの最大値に一致させるに必要な
オフセット値ＲO ，ＧO ，ＢO を色成分毎に計算し、こ
れらをオフセット設定値としてレジスタ１４に書き込
む。また同時に、ＣＰＵ１３は高レベル側輝度ピーク点
でのＲ，Ｇ，Ｂ各信号のレベルＲHP，ＧHP，ＢHPと低レ
ベル側輝度ピーク点でのＲ，Ｇ，Ｂ各信号のレベル
ＲLP，ＧLP，ＢLPとの差分ＲHP−ＲLP，ＧHP−ＧLP，Ｂ
HP−ＢLPを色成分毎に計算する。これらは１画面中での
Ｒ，Ｇ，Ｂ各信号のダイナミックレンジであるから、Ｃ
ＰＵ１３はＲ，Ｇ，Ｂ各信号のダイナミックレンジＲHP
−ＲLP，ＧHP−Ｇ LP，ＢHP−ＢLPを相互に一致させる、
例えば回路のダイナミックレンジに一致させるに必要な
係数ｇR ，ｇG ，ｇB を色成分毎に計算し、これらをゲ
イン設定値としてレジスタ１５に書き込む。
【００１２】オフセットレベル補正回路４では、レジス
タ１４に書き込まれたオフセット設定値ＲO ，ＧO ，Ｂ
O を次回の走査時に色成分別にＲＧＢ信号３ａに加減算
して、各色成分の黒レベルを揃える。次に、ゲイン補正
回路５では、オフセットレベル補正されたＲＧＢ信号４
ａに、レジスタ１５に書き込まれたゲイン設定値ｇR ，
ｇG ，ｇB を色成分別に乗算して、各色成分のダイナミ
ックレンジを揃える。以上の補正により、ネガ写真フィ
ルム１を撮像する場合に、適切なホワイトバランスを自
動的にとることができる。
タ１４に書き込まれたオフセット設定値ＲO ，ＧO ，Ｂ
O を次回の走査時に色成分別にＲＧＢ信号３ａに加減算
して、各色成分の黒レベルを揃える。次に、ゲイン補正
回路５では、オフセットレベル補正されたＲＧＢ信号４
ａに、レジスタ１５に書き込まれたゲイン設定値ｇR ，
ｇG ，ｇB を色成分別に乗算して、各色成分のダイナミ
ックレンジを揃える。以上の補正により、ネガ写真フィ
ルム１を撮像する場合に、適切なホワイトバランスを自
動的にとることができる。
【００１３】なお、上記実施例では高レベル側輝度ピー
ク点でのＲ，Ｇ，Ｂ各信号のレベルＲHP，ＧHP，ＢHPか
らオフセット値を算出したが、これの代りに、低レベル
側輝度ピーク点でのＲ，Ｇ，Ｂ各信号のレベルＲLP，Ｇ
LP，ＢLPから、“実画の白レベル”でのＲ，Ｇ，Ｂ各色
のバランス度合を判定して、各信号レベルを相互に一致
させる、例えば回路のダイナミックレンジの最小値に一
致させるに必要なオフセット値ＲO ，ＧO ，ＢO を計算
しても良い。また、上記実施例ではネガ写真フィルム１
を被写体としているが、ポジ撮像の場合でも同様な処理
により、適切なホワイトバランスを自動的にとることが
できる。更に、動画であっても同様な処理により、適切
なホワイトバランスを自動的にとることができる。この
場合、画像メモリを用いると都合が良い。
ク点でのＲ，Ｇ，Ｂ各信号のレベルＲHP，ＧHP，ＢHPか
らオフセット値を算出したが、これの代りに、低レベル
側輝度ピーク点でのＲ，Ｇ，Ｂ各信号のレベルＲLP，Ｇ
LP，ＢLPから、“実画の白レベル”でのＲ，Ｇ，Ｂ各色
のバランス度合を判定して、各信号レベルを相互に一致
させる、例えば回路のダイナミックレンジの最小値に一
致させるに必要なオフセット値ＲO ，ＧO ，ＢO を計算
しても良い。また、上記実施例ではネガ写真フィルム１
を被写体としているが、ポジ撮像の場合でも同様な処理
により、適切なホワイトバランスを自動的にとることが
できる。更に、動画であっても同様な処理により、適切
なホワイトバランスを自動的にとることができる。この
場合、画像メモリを用いると都合が良い。
【００１４】
【発明の効果】本発明によれば、原色フィルタを用いた
撮像系によりネガ写真フィルムを撮影してＴＶ画面に表
示する装置などにおいて、黒や白における色バランスを
自動的に適切に調整することができる。
撮像系によりネガ写真フィルムを撮影してＴＶ画面に表
示する装置などにおいて、黒や白における色バランスを
自動的に適切に調整することができる。
【図１】本発明の一実施例を示すブロック構成図。
１ ネガ写真フィルム ２ 撮像系 ２ｇ 点順次化されたＲＧＢ信号 ３ Ａ／Ｄ変換器 ３ａ デジタル化されたＲＧＢ信号 ４ オフセットレベル補正回路 ４ａ オフセットレベル補正された信号 ５ ゲイン補正回路 ８ 疑似輝度信号生成回路 ８ａ 疑似輝度信号 ９ 高レベル側輝度ピーク検出回路 ９ａ ピーク判定信号 １０ 低レベル側輝度ピーク検出回路 １０ａ ピーク判定信号 １１，１２ データレジスタ １３ ＣＰＵ １４ オフセット設定値用レジスタ １５ ゲイン設定値用レジスタ
Claims (4)
- 【請求項１】 原色フィルタを用いた撮像系と、この撮
像系から得られるＲ，Ｇ，Ｂ信号を平均して擬似的な輝
度信号を生成する擬似輝度信号生成手段と、擬似輝度信
号の高レベル側及び低レベル側での各ピーク値を検出す
る輝度ピーク検出手段と、擬似輝度信号のピーク点にお
けるＲ，Ｇ，Ｂ各信号のレベルを検出するＲＧＢ信号レ
ベル検出手段と、ＲＧＢ信号レベル検出手段が検出した
Ｒ，Ｇ，Ｂ各信号のレベルからホワイトバランスをとる
ためのＲ，Ｇ，Ｂ各色のオフセット設定値及びゲイン設
定値を計算する計算手段と、Ｒ，Ｇ，Ｂ各信号のオフセ
ットレベルを計算されたオフセット設定値に応じて補正
するオフセットレベル補正手段と、オフセットレベルが
補正されたＲ，Ｇ，Ｂ各信号のゲインを計算されたＲ，
Ｇ，Ｂ各色のゲイン設定値に応じて補正するゲイン補正
手段とを具備することを特徴とするカラー画像入力装
置。 - 【請求項２】 原色フィルタを用いた撮像系から得られ
るＲ，Ｇ，Ｂ信号を平均して擬似輝度信号を生成し、擬
似輝度信号のピーク点でのＲ，Ｇ，Ｂ各信号のレベルを
保持し、擬似輝度信号のピーク点におけるＲ，Ｇ，Ｂ各
信号のレベルから、Ｒ，Ｇ，Ｂ各信号のオフセット値を
検出することを特徴とするオフセット値検出方法。 - 【請求項３】 原色フィルタを用いる撮像系から得られ
るＲ，Ｇ，Ｂ信号を平均して擬似輝度信号を生成する擬
似輝度信号生成回路と、擬似輝度信号のピーク値を検出
し、ピーク値の検出時にパルスを出力する輝度ピーク検
出回路と、前記パルスを受けてＲ，Ｇ，Ｂ各信号のレベ
ルを保持するメモリとを具備することを特徴とする輝度
ピークバランス検出回路。 - 【請求項４】 原色フィルタを用いた撮像系から得られ
るＲ，Ｇ，Ｂ信号を平均して擬似輝度信号を生成し、擬
似輝度信号の高レベル側及び低レベル側でのピーク値を
検出し、擬似輝度信号の高レベル側ピーク点及び低レベ
ル側ピーク点でのＲ，Ｇ，Ｂ各信号のレベルを保持し、
Ｒ，Ｇ，Ｂ各信号別に高レベル側ピーク点及び低レベル
側ピーク点での信号レベルからダイナミックレンジを求
め、Ｒ，Ｇ，Ｂ各信号の前記ダイナミックレンジからホ
ワイトバランスをとるためのＲ，Ｇ，Ｂ各信号に対する
ゲイン設定値を計算することを特徴とするホワイトバラ
ンス検出方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5279353A JPH07135668A (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | カラー画像入力装置及びそれに用いるオフセット値検出方法、輝度ピークバランス検出回路並びにホワイトバランス検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5279353A JPH07135668A (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | カラー画像入力装置及びそれに用いるオフセット値検出方法、輝度ピークバランス検出回路並びにホワイトバランス検出方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07135668A true JPH07135668A (ja) | 1995-05-23 |
Family
ID=17609993
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5279353A Withdrawn JPH07135668A (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | カラー画像入力装置及びそれに用いるオフセット値検出方法、輝度ピークバランス検出回路並びにホワイトバランス検出方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07135668A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1176554A1 (en) * | 2000-07-20 | 2002-01-30 | Eastman Kodak Company | Digital image processing method and apparatus for brightness adjustment of digital images |
| KR100918701B1 (ko) * | 2007-10-11 | 2009-09-22 | 한국과학기술원 | 강인한 자동 화이트 밸런스 방법 |
-
1993
- 1993-11-09 JP JP5279353A patent/JPH07135668A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1176554A1 (en) * | 2000-07-20 | 2002-01-30 | Eastman Kodak Company | Digital image processing method and apparatus for brightness adjustment of digital images |
| KR100918701B1 (ko) * | 2007-10-11 | 2009-09-22 | 한국과학기술원 | 강인한 자동 화이트 밸런스 방법 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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