JPS63305335A - ビデオプリンタのシエーディング補正方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ビデオプリンタのシェーディング補正方法及
び装置に関するものである。

〔従来の技術〕

ビデオプリンタは、被写体例えば原画を撮像するテレビ
カメラと、テレビカメラから出力された画像データを画
像処理する画像処理部と、画像処理した画像データを露
光用ＣＲＴに表示して感光材料（印画紙、写真フィルム
等）にプリントするプリント部とから構成されている。

このビデオプリンタにおいては、他の光学機器と同様に
、露光面上での位置によって濃淡が変化する、いわゆる
シェーディングが発生する。このシェーディングは、テ
レビカメラのレンズ特性及び撮像部の光電変換特性、露
光用ＣＲＴの発光特性、焼付レンズの特性等によって発
生するものである。

（発明が解決しようとする問題点〕 従来は、熟練した技術者がテレビカメラや露光用ＣＲＴ
を微調節してシェーディング補正を行っているため、そ
の補正作業が極めて面倒なものであった。

〔発明の目的〕

本発明は、誰にでも簡単にシェーディング補正を行なう
ことができるようにしたビデオプリンタのシェーディン
グ補正方法及び装置を提供することを目的とするもので
ある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明は、シェーディング
補正データを記憶したシェーディング補正メモリと、こ
れから読み出したシェーディング補正データに、フレー
ムメモリから読み出した画像データを加算してシェーデ
ィング補正を行なう加算器とを設けたものである。

別の発明は、ビデオプリンタを用いて濃度が均一な基準
板のプリント写真を作成し、このプリント写真をテレビ
カメラで撮像し、得られた画像データと基準値との差か
らシェーディング補正データを作成し、被写体のプリン
ト時にテレビカメラで撮像して得た画像データに、シェ
ーディング補正データを加算してシェーディング補正を
行なうようにしたものである。

〔作用〕

本発明のシェーディング補正装置では、被写体例えば原
画のプリント時には、テレビカメラから出力された画像
データを加算器に送り、シェーディング補正メモリから
読み出したシェーディング補正データと加算することに
よりシェーディング補正を行なう。

本発明のシェーディング補正方法では、基準板のプリン
ト写真を作成し、これを撮像した画像データと基準値と
の差からシェーディング補正データを作成するから、熟
練した技術を要することなく、誰にでも簡単にシェーデ
ィング補正を行なうことができる。

以下、図面を参照して本発明の実施例について詳細に説
明する。

〔実施例〕

テレビカメラ１０は、被写体例えば人物や原画を撮像し
てビデオ信号を発生し、これをＡ／Ｄ変換器１１に送る
。シェーディング補正データの作成時には、濃度が一定
な基準板、例えば基準グレイ板１２と、これをプリント
したプリント写真が撮像される。Ａ／Ｄ変換器１１から
出力された画像データは、テレビカメラ１０の撮像に同
期してフレームメモリ１３に記憶される。

シェーディング補正メモリ１４には、テレビカメラ１０
．露光用ＣＲＴ１５．焼付レンズ１６等によるシェーデ
ィングを補正するためのデータが書き込まれている。こ
のシェーディング補正メモ１Ｊ１４から読み出した補正
データと、フレームメモリ１３に記憶された画像データ
は、加算器１７で加算されてシェーディング補正が行わ
れる。

前記加算器１７から出力された画像データは、画像処理
部２０に送られ、ここで画像処理例えば階調補正、画像
合成等の処理が施されてから、Ｄ／Ａ変換器２１に送ら
れてアナログ変換される。

このＤ／Ａ変換器２１から出力された画像信号は、モニ
タ２２とＣＲＴコントローラ２３とに送られる。このＣ
ＲＴコントローラ２３は、露光用ＣＲＴ１５を駆動して
その表示面にＣＲＴ画像を表示する。シャッタ２４は、
シャッタ駆動部２５により所定時間だけ開かれ、この開
口期間中に露光用ＣＲＴ１５に表示されたＣＲＴ画像が
、焼付レンズ１６により印画紙２６に結像される。露光
済み印画紙２６は、ローラ２７により写真現像処理部２
８に送られ、ここで写真現像処理と切断とが行われてか
らトレイ２９に排出される。

コントローラ３１は、テレビカメラ１０の同期信号によ
り、Ａ／Ｄ変換器１１の変換動作とフレームメモリ１３
の書込み制御を行なう。また、このコントローラ３１は
、フレームメモリ１３とシェーディング補正メモリ１４
の読出し制御１画像処理部２０の制御、Ｄ／Ａ変換器２
１の変換動作。

ＣＲＴコントローラ２３やシャンク駆動部２５の制御等
を行なう。キーボード３２は、シェーディング補正デー
タ作成モードとプリントモードの選択や、画像処理の内
容等を人力するためのキーを備えている。

第２図はシェーディング補正データの作成を示すコント
ローラの機能ブロック図である。メモリ３４には一定な
値、例えば基準グレイ板を標準状態で撮像した時の画像
データが基準値として記憶されている。シェーディング
補正データの作成モードでは、基準グレイ板のプリント
写真を撮像して得た画像データがフレームメモリ１３に
書き込まれており、この画像データと基準値とが減算器
３５に送られる。この減算器３５では、２種類のデータ
を画素毎に減算して、シェーディング補正データを作成
し、これをシェーディング補正メモリ１４に書き込む。

次に、上記実施例の作用について説明する。本発明のビ
デオプリンタでは、シェーディング補正データを作成し
てから、実際のプリントを行なう。

このシェーディング補正データの作成に際しては、キー
ボード３２を操作してシェーディング補正データ作成モ
ードを選択する。次に、基準グレイ板１２を撮像位置に
セットし、これをテレビカメラ１０で撮像する。このテ
レビカメラ１０から出力された画像信号は、Ａ／Ｄ変換
器１１でデジタル変換されてから、フレームメモリ１３
に書き込まれる。

シェーディング補正データ作成モードでは、シェーディ
ング補正メモリ１４の読出しが行われないため、フレー
ムメモリ１３から読み出した画像データが加算器１７を
経て画像処理部２０に送られ、ここで階調補正等が行わ
れる。この画像処理部２０から出力された画像データは
、Ｄ／Ａ変換器２１でアナログ信号に変換されてから、
ＣＲＴコントローラ２３を介して露光用ＣＲＴ１５に送
られる。この露光用ＣＲＴ１５がＣＲＴ画像を表示して
いる間に、シャッタ２４を一定時間だけ開口し、基準グ
レイ板１２のＣＲＴ画像を印画紙２６に焼き付ける。こ
の露光済み印画紙２６は、写真現像処理部２８に送られ
、ここで写真現像とコマの切り離しとが行われてから、
プリント写真としてトレイ２９に排出される。

こうして作成したプリント写真を撮像位置にセットして
テレビカメラ１０で↑最像し、これから出力された画像
データをフレームメモリ１３に書き込む。フレームメモ
リ１３の書込み後に、コントローラ３１はフレームメモ
リ１３から画像データを画素毎に順次読み出して減算器
３５に送る。この減算器３５は、メモリ３４から読み出
した基準値から画像データを減算する。この減算結果は
、シェーディング補正データとしてシェーディング補正
メモリ１４に書き込まれる。

次に、キーボード３２を操作してプリントモードを選択
する。このプリントモードでは、第４図に示すように、
撮像位置にプリントを希望する原画をセットしてテレビ
カメラ１０で撮像し、読み取った画像データをフレーム
メモリ１３に書き込む。このフレームメモリ１３の書込
み後に、コントローラ３１は、フレームメモリ１３とシ
ェーディング補正メモリ１４とを同時に読み出して加算
器１７に送る。この加算器１７は、二種類の画像データ
を画素毎に加算してシェーディング補正を行なう。この
補正された画像データは、画像処理部で画像処理（階調
補正、ポジ・ネガ反転、縮小・拡大、嵌込み合成等）が
施されてから、Ｄ／Ａ変換器２１に送られてアナログ変
換される。得られた画像信号は、モニタ２２とＣＲＴコ
ントローラ２３とに送られる。

前記モニタ２２を観察して画像の仕上がり等を確認して
から、キーボード３２を操作してプリント開始を指示す
れば、ＣＲＴコントローラ２３は露光用ＣＲＴに原画の
画像を表示し、前述したように印画紙２６に焼き付ける
。この露光済みの印画紙２６は、写真現像処理部２８に
送られて写真処理され、次に１コマ毎に切断されてから
トレイ２９に排出される。

前記実施例では、ビデオプリンタの稼働の前に、シェー
ディング補正データを作成しているため、光学部品の経
時変化や、被写体の照明状態（ライティング）の違いに
より、シェーディングが変化した場合でも、これに適切
に対処することができる。ところで、経時変化が殆どな
いか、あってもその影響が少ない場合には、シェーディ
ング補正メモリとしてＲＯＭを用い、個々のビデオプリ
ンタ毎に測定して得たシェーディング補正データをＲＯ
Ｍに書き込んでから出荷してもよい。

更に、上記実施例では、白黒画像のプリントについて説
明したが、本発明はカラービデオプリンタにも利用する
ことができるものである。このカラービデオプリンタで
は、赤色、緑色、青色の色信号を色毎に分離してフレー
ムメモリに書き込み、そして色毎に画像処理するから、
各色のシェーディング補正データを記憶する三個のシェ
ーディング補正メモリと、三個の加算器とが設けられる
。

前記実施例では、画素毎にシェーディング補正データを
作成しているが、適当なブロック単位（例えば８×８画
素）毎にシェーディング補正データを作成してもよい。

こうすると、シェーディング補正のデータ作成が簡単と
なるとともに、メモリの容量も小さくてもよいから、装
置のコストを安くすることができる。

〔発明の効果〕

以上詳細に説明したように、本発明によれば、シェーデ
ィング補正データの作成時には、均一な濃度を持った基
準板を用い、これをテレビカメラで撮像して露光用ＣＲ
Ｔに表示し、このＣＲＴ画像を感光材料に焼き付けてプ
リント写真を作成し、次にこのプリント写真をテレビカ
メラで撮像して各画素の画像データを求め、この画像デ
ータと予め設定した基準値との差から、各画素のシェー
ディング補正データを作成してメモリに記憶させ、ＣＲ
Ｔ画像のプリント時にテレビカメラで撮像した画像デー
タに加算するようにしたから、熟練した技術や面倒な作
業を不要となり、誰でも簡単にシェーディング補正を行
なうことができる。

また、本発明は、各画素のシェーディング補正データを
記憶したメモリ、このシェーディング補正データとテレ
ビカメラで読み取った被写体の画像データとを加算する
加算器とを設ければよいから、簡単な装置でシェーディ
ング補正を行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図である。 第２図はシェーディング補正データの作成を示すコント
ローラの機能ブロック図である。 第３図はシェーディング補正データの作成手順を示すフ
ローチャートである。 第４図はプリントモードを示すフローチャートである。 １２・・・基準グレイ板 １５・・・露光用ＣＲＴ ２２・・・モニタ ２４・・・シャッタ。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）被写体をテレビカメラで撮像し、得られた各画素
   の画像データをフレームメモリに記憶させ、このフレー
   ムメモリから読み出した画像データを画像処理してから
   露光用ＣＲＴに送り、この露光用ＣＲＴに表示された画
   像を感光材料に焼き付けるようにしたビデオプリンタに
   おいて、 シェーディング補正データを記憶したシェーディング補
   正メモリと、これから読み出したシェーディング補正デ
   ータと前記フレームメモリから読み出した画像データと
   を加算してシェーディング補正を行なう加算器とを設け
   たことを特徴とするシェーディング補正装置。
2. （２）テレビカメラで撮像した被写体を露光用ＣＲＴに
   表示し、この露光用ＣＲＴに表示された画像を感光材料
   にプリントするビデオプリンタにおいて、前記ビデオプ
   リンタを用いて濃度が均一な基準板のプリント写真を作
   成し、このプリント写真をテレビカメラで撮像して得た
   画像データと基準値との差からシェーディング補正デー
   タを作成し、被写体のプリント時にテレビカメラで撮像
   して得た画像データに、シェーディング補正データを加
   算することにより、シェーディング補正を行なうことを
   特徴とするシェーディング補正方法。