JPS6044942B2 - パチンコ機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 従来パチンコ機においてゲーム盤裏側のセーフ球寄せ部
を構成するカバー樋は、裏装置の基板本体も兼ねるもの
て、その各部には裏装置を構成すべき、セーフ球・賞球
・アウト球の経路機構等が組付けられている。

従つてこの様なセーフ球寄せカバー樋内にあつて、セー
フ球の流出不良や法話りあるいは各入賞器の桟構部や入
賞器同 間に連繋された連動機構等に作動不調又は故障
等が発生した場合には裏装置の取外さないことには故障
の修理、不調の調整・点検等の処理がなし得なかつた。
本発明の目的とする所は従来の問題点を考慮してパチン
コ機の調整・故障による修理等を迅速に行うることを可
能とするため簡単な操作により容易に開閉できる裏装置
を備えたパチンコ機を提供することにある。

以下本発明の一実施例を図面を参照してする。

ただし、説明の便宜上前後、左右とは第１図の裏装置を
基準としていう。１はセーフ球寄せ部を構成するカバー
樋で、その本体をなす枠体１’と、扉体をなす蓋体Ｂと
から構成されている。

枠体１’については、第１図、第４図のように、横長箱
状に成形された上・下セット２、３と、枠杆状に成形さ
れた左・右側枠４、５とを、各々の連結片６、６、連結
孔部７、７及びビス８、８をもつて互いに着脱可能に組
付けてゲーム盤Ｇよりやや小さい縦長額様状に組立てら
れており、その開口面において上・下セット２、３及び
左側枠４のΞ周内縁がなす面部を第１窓９、上・下セッ
ト２、３及び右側枠５の日周内縁がなす面部を第２窓１
０として形成している。そしてゲーム盤Ｇに対しては、
上・下セット２、３及び左・右側枠４、５の各部分に形
成したＪ各々の係合孔１１、１１と、ゲーム盤Ｇ裏面の
各部に突出配置した係合ピン１２、１２とを係合して直
接着脱可能にセットされるようになつている。これに対
して蓋体１３は、第１窓９に対する扉用として縦長方形
板状に成形されたもので、上門記枠体１’に対しては、
その左側縁の上・下端に突出した枢軸１４、１４と、上
・下セット２、３の各軸孔１５、１５とをもつて左右方
向の回動横開き形式で開閉可能にかつ着脱可能に装着さ
れて第１窓９を覆蓋するようになつている。そして上記
枠体１″において、左側枠４の側壁部４ａと、右側枠５
の案内壁部５ａと、下セット３の案内斜板３ａにより、
ゲーム面ＧＦ及び枠体１″の開口全面に適合する広さの
セーフ球用の導入室１６が構成されており、そして下セ
ット３の中央部にはカバー樋板１７Ａをビス着したもと
で、導入室１６下端に連通する誘導樋１７が右下りに形
成されている。

なお、上記各係合孔１１は、第８図のように大径の挿入
孔部１１ａと小径の係合孔部１１ｂとを一連に形成して
なるもので、これに対して各係合ピン１２は、軸部１２
ｂ端に大径の頭部１２ａを形成してなるものてある。

また上記蓋体１３の右側中央部には、ゲーム面ＧＦ中央
部に、裏側への突出量が大小異なる入賞器が送着される
ことを考慮して円形の仮り蓋１３Ａが仮付け状態で形成
され、これを取外すことにより、入賞器用孔１３Ｂが開
口し得るようになつている。前述の枠体１″は、裏装置
全体の基体をも構成するものて、各部分には裏装置を構
成すべき、各球にかかる経路並びに機構や装置等が装備
されている。

すなわち、前記上セット２側において、左上部には賞球
用の球タンク（図示しない）の賞球を流下するタンクレ
ール１８がビス着されている。

これに対して右側部には、上セット３の蓋板部に対して
仕切板１９Ａ及びカバー樋板１９Ｂをビス着したもとで
、ほぼ横Ｕの字状の賞球用のカーブレール樋１９，１９
が前・後２列に区画形成されてその各人口が球タンクレ
ール１８の各給出路１８ａ，１８ｂの出口連通されてい
る。そしてこの各カーブレール樋１９，１９の折返し部
の外壁には球抜き口２０，２０が形成されており、この
球抜き口２０，２０に対して上セット２の右側縁部に前
・後２列に区画形成された各球抜き樋２１，２１が連通
可能とされている。なお、両球抜き口２０，２０に対し
ては、パチンコ機前面側から操作し得る開閉レバー２２
が枢着２３されて常態では閉鎖保持されている。一方、
前記下セット３側においては、中央部の内側には、前記
ゲーム面ＧＦ下端のアウトロ２４からのアウト球を機外
・＼排出する排出樋２５と、前記誘導樋１７からのセー
フ球を機外へ排出する排出樋２６とが、区画形成されて
いる。

右側部には上皿側と連通する賞球用の通口２７が形成さ
れており、そして中央上部の外側（前側）には、仕切板
２８Ａ及びカバー樋板２８Ｂをビス着したもとで、下皿
側と連通する賞球用の送出樋２８，２８が、また前記タ
ンクレール１８側のパチンコ球用の球抜き樋２９，２９
が、夫々前・後２列状態で区画形成されている。なお、
各送出樋２８，２８について、その上部では送出路２８
ａ，２８ｂが互いに区画されているが下部では一つの送
出路２８ｃにまとめられてその出口部が、下皿に連通す
る賞球用のパケット３０と連設されている。一方、各球
抜き樋２９，２９の出口は、上記アウト球用の排出樋２
５下部に連通されている。３１は前述の枠体１″の第２
窓１０に対する扉兼用として開閉並びに着脱可能に装着
されたメインセットである。

このメインセット３１については、第１図、第５図のよ
うに断面 形に成形された縦長方形のセット本体３１Ａ
に、縦長方形のセット板３１Ｂ及びカバー板３１Ｃを互
いにビス着して構成されたもので、セット本体３１Ａ右
側縁の上、下端に突出した枢軸３２，３２を、上セット
２の右側縁下端の軸孔３３と、下セット３の右側縁上端
に配置した軸受片３４の軸孔３５とに挿入したもとで、
前記蓋体１３とて観音扉形式とされている。そして第１
窓９第２窓１０に対する閉鎖覆蓋状態はゲーム盤Ｇ側へ
枢軸１４，１４を軸として閉鎖される蓋体１３の裏縁１
３Ｘは上セット２に形成された蓋体受縁２Ｘと下セット
３に形成された蓋体受縁３Ｘとにより当接係支される。

次に蓋体１３の右側縁の受縁１３ａに対して枢軸３２，
３２を軸としてゲーム盤Ｇ側に閉鎖されるメインセット
３１のセット本体３１Ａ左側縁に形成した支縁３１ａと
当接したもとで、前記上セット２側のカバー樋板１９Ｂ
と、下セット３とに配置した各施錠片３６，３６を各部
に掛止させることにより、蓋体１３とともに施錠される
ようになつている。

なお、各施錠片３６，３６及び軸受片３４については、
ともに止めビス３７と長孔３８とにより移動並びに着脱
が可能に取着されている。上述のメインセット３１は、
セーフ球に対する賞球を給出するための賞球給出装置の
基体をなすもので、該装置を構成すべく、上端部には後
述の賞球ケース用の整理室４０が区画形成されており、
そして中央部には賞球樋４６，４６が、また右側部には
球抜き樋５２，５２が夫々形成されている。

整理室４０については、セット本体３１Ａの左下側壁部
に開口した受入口４１をもつて前記誘導樋１７の出口と
連通され、またセット本体３１Ａの下面に開口した排出
口４２をもつて前記セーフ球用排出樋２６の受口２６ａ
と連通されており、そして前面が、カバー板３１Ｂの左
下隅部に対して軸孔４４と枢軸４５をもつて開閉可能に
取着された扉４３によつて覆蓋されている。各々の賞球
樋４６，４６と、球抜き樋５２，５２とは、第１図、第
５図のようにいずれもセット本体３１Ａとセット板３１
Ｂとの前・後同一部位に同一形状に区画形成されて前・
後２列状態で並設されているが、各々の賞球樋４６，４
６は、第５図のように上端の給入口４７を１つとし、内
部には賞球の振分け室４８を基準として右側に第１送出
路４９が、左側に第２送出路５０が互いに区画形成され
ている。両方の第１送出路４９，４９は、セット本体３
１Ａ１セット板３１Ｂに開口された送出口５１及ひ通口
２７を介して上皿側に連通されており、一方第２送出路
５０，５０はその出口が前記送出樋２８の入口と連通さ
れている。これに対し、球抜き樋５２，５２は、前記各
球抜き樋２１，２９に夫々連通されている。５３は前述
のメインセット３１の設置凹部３９内に着脱可能にセッ
トされた賞球ケースである。

この賞球ケース５３については、第５図のように横長方
形状の前・後のセット板５３Ａ・５３Ｂ間に、ケース板
５３Ｃを交換可能にビス着して構成されたもので、メイ
ンセット３１に対しては後セット板５３Ａをセット本体
３１Ａにヒス止めして装着されている。この賞球ケース
５３において、その中身となるケース板５３Ｃ前・後面
には、ともに同一の向きに逆くの字状に区画形成された
第１、第２の収納樋５４，５５が互いに２列に並設され
ており、その上端の給入口５６，５６が前記カーブレー
ル樋１９，１９出口に、下端の給出口５７，５７が前記
メインセット３１内の賞球樋４６，４６の給入口４７，
４７に夫々連通されている。このケース板５３Ｃは、常
態では第１収納樋５４内に８個、第２収納樋５５に９個
の球を満杯収納し得るが、セーフ球に対しては第１側で
７個、第２側で８個の計１陥の賞球を同期的に給出し得
るように設定されたものを図示するが、これ以外に例え
ば賞球が１？、ｍ個用の他種のものが用意され、必要に
応じて互いに着脱交換されるようになつている。賞球ケ
ース５３をセットした前述のメインセット３１内には、
セーフ球、賞球にかかる経路の他に各部材が配設されて
いる。

すなわち、前記整理室４０側において、５８は受入口４
１下縁から室４０内に右下り斜状に突設された案内片で
、受入口４１からのセーフ到５Ｂを後述の球送り整理車
６２へ案内するようになつている。５９はセーフ球を排
出案内する案内板を示す。

６０はセット本体３１Ａに着脱可能に装着されたモータ
で、そのモータ軸６１端には整理室４０内に位置するセ
ーフ球用の球送り整理車６２が着脱交換可能に取着され
ている。

このモータ６０は、シンクロナスモータで、前記賞球ケ
ース５３側での正常かつ適切な賞球給出・収納動作のタ
イミングを考慮してゆつくりと定速で連続回転されるも
のとする。これに対して球送り整理車６２（単に整理車
ともいう。）は、図示のような４枚羽根形式のもので、
各羽根部間には球受部６３，６３が形成されており、上
記モータ６０の起動に対して図中時計方向へ連続定速回
転されて各球受部６３によりセーフ球を１個すつ間欠的
に受入れて所定時間を掛けて送込みながら排出口４２に
排出するように設定されている。６４は整理室４０内上
方において、セット本体３１Ａに対して昇降傾動可能に
ピン着６５された作動レバーで、このレバー６４は、作
動前の常態としてその自由端部がストッパー６６に係止
されてその下縁に形成した当接板６７を、上記整理車６
２の直上方に臨ませた、セーフ球非当接状態に保持され
ている。

一方、前記賞球ケース５３側において、６８は前・後の
両セット板５３Ａ，５３Ｂ間に昇降傾動可能にピン６９
着された操作レバーで、その自由端部にはローラ状の規
制子７０が枢着されかつ後ノ述の開閉レバー７６に対す
る制止片７１が突設されている。そしてこのレバー６８
は、前記作動レバー６４に対して昇降杆７２を介して連
繋されて作動前の常態として水平状の下降端位置に保持
されている。７３は両セット板５３Ａ，５３Ｂ間中央に
、ピン７４と長孔７５とを介して昇降動可能に縦挿され
た案内支杆で、その下端が操作レバー６８に連節されて
いる。

７６は両セット板５３Ａ，５３Ｂ間に揺動可能にピン７
７着された開閉レバーで、このレバー７６は、作動前の
常態として自己のバランスにより垂下状態に静止保持さ
れてその上端部に突出形成した球止め部７８を、前記第
１、第２収納樋５４，５５の左側壁に開口した口７９か
ら路内の給入口５６，５６下方に突入させた閉鎖状態と
されているが、斯る状態は規制面８０に沿つて前記規制
子７０が移動する間に拘束保持されるものである。

８１は両セット板５３Ａ，５３Ｂ間中央に揺動可能にピ
ン８２着された開閉弁で、この弁８１は、作動前常態と
して自己のバランスにより垂下状態に保持されてその下
端に突出形成した球止め部８３を、第１、第２の収納樋
５４，５４の給出口５６，５６内に突入させた閉鎖状態
とされているが、斯る状態は前記規制子７０によつて拘
束保持されるものである。

なお、前述の前・後２列に区画形成された賞球用経路、
球抜き用経路については、路底面に球径の１Ｂ程の幅間
隔を有する開口面を形成して経路内に入つた塵埃等を排
除し得るようになつている。第１図中８４，８４は前記
メインセット３１の各第１送出路４９内と、前記下セッ
ト３の各送出樋２８内とに夫々配置された鈴を示す。８
５は両方の賞球樋４６，４６内に亘つて装着された賞球
の振分け装置て、各第１送出路４９の送出口５１部分に
ピン着した球受け環８６が賞球群によつて−押下される
と、各振分け室４８内に配置した振分けレバー８７が図
中左右に切換え傾動されて賞球を各側の送出路４９，５
０へ切換え送出するようになつている。

８８は前記上セット３前面の右下部に水平片持ち状態で
旋回動可能に枢着８９され．た球開閉レバーで、その下
端が前記賞球ケース５３の後セット板５３Ｂ上端と当接
している。

このレバー８８は、ばね９１により常には第１図手前に
附勢されており、メインセット３１の閉鎖状態に対して
は作動前の常態としてその左端の球止め・部９０を前記
カーブレール樋１９，１９の各出口１９ａ，１９ａ外に
臨ませているが、メインセット３１の開放時にはばね９
１で押出されて旋回動され、その球止め部９０を出口１
９ａ，１９ａ内に突入させて球の流出を防止するように
なつている。本例のパチンコ機において、ゲーム中に各
入賞器に入つたゲーム球は、セーフ球ＳＢとなつてゲー
ム盤Ｇ裏面から枠体１″の導入室１６内に入り下セット
３の案内斜板３ａ上から誘導樋１７内を流入して枠体１
″の第２窓１０に対する扉をなすメインセット３１にお
ける受入口４１を介して整理室４０内の案内片５８上に
至る。

そして、このＥセーフ球ＳＢは、モータ６０により連続
回転されている整理車６２の当該の球受部６３内に受入
られて図中時計方向へ送入まれ、しかるに後当該の球受
部６３から転がり出ると、整理室４０内を流下して排出
口４２からメインセット３１外に流出して受口２６ａ内
に入り、そのまま排出樋２６内を流通して機外へ排出さ
れる。上述した球導入排出途上におけるメインセット３
１の整理部側での整理車６２によるセーフ球送込み過程
において、第７図のように球受部６３内のセーフ？Ｂに
より作動レバー６４がその当接板６７を介して押上げら
れ所定時間所定の上昇位置に保持される。この作動レバ
ー６４の上傾動に伴い昇降杆７２、案内支杆７３を介し
て操作レバー６８とともに規制子７０が所定位置に上動
されるため、この規制子７０に対し、開閉レバー７６が
規制面８０を介して拘束制止される。これにより、賞球
ケース５３の両収納樋５４，５５内の賞球ＰＢがその球
圧を以つて開閉弁８１を押返しながら給出口５７，５７
が瞬時的に給出される。

給出された各賞球ＰＢは、メインセット３１内の各列毎
の賞球樋４６の給入口４７から振分け室４８内に入り優
先的に第１送出路４９内を流下して送出口５１から下セ
ット３の通口２７を介して上皿側へ送出される。ただし
、賞球ＰＢが送出口５１部内の所定位置まで溜つている
楊合には、振分け装置８５の切換え動作によつて賞球Ｐ
Ｂは各振分け室４８から第２送出路５０内を流下し、そ
して送出樋２８，２８内を流通して下皿側へ送出される
ものである。そうして前述の整理車６２の送込み作動の
進行に伴いセーフ球ＳＢが所定位置まで移行されると、
このセーフ球から作動レバー６４が解放され該レバー６
４とともに操作レバー６８が元の常態位置に下降復帰さ
れ、規制子７０により開閉レバ一７６が解放される一方
、開閉弁８１が拘束保持される（第１図参照）。これに
より、賞球ケース５３の第１、第２収納樋５４，５５内
最上端の球Ｂがその重みをもつてフリー状態の開閉レバ
ー７６の球止め部７８を押下げて口７９から後退させ自
ら当該の路内を速やかに流下し５て各給出口５７部内で
開閉弁８１の球止め部８３により流出阻止されて賞球用
として収納され、これに続いて各列のカーブレール樋１
９，１９内の球Ｂが連続的に各列の収納樋５４，５５内
に挿入して順次収納されて再び元の満杯収納状態に瞬時
にして球詰めがなされるもので、ここに１個のセーフ球
ＳＢに対する１回の正常な賞球給出並びに収納動作が完
了される。

次いで、前述の整理車６２の次の球受部６３内に受取ら
れた次のセーフ球ＳＢに対して前述のように賞球の給出
並びに収納がなされ、以降はセーフ球１個毎をもつて１
回の賞球給出・収納動作が所定時間毎に正確に継続して
行ない得るものである。

なお、タンクレール１８及びカーブレール樋１９，１９
内の球Ｂについては、上セット２側の開閉レバー２２を
開放操作することにより、各列のカーブレール樋１９，
１９の球抜き口２０，２０が開口され、これにより球Ｂ
は各々の球抜き樋２１，５２，２９及ひアウト球用排出
樋２５を介して機外へ全て排出される。

さて、本例でのカバー樋１は、その枠体１″の第１窓９
に蓋体１３と第２窓１０に賞球給出装置のケース３１と
によつて観音扉形式で装着しているから、これらの開閉
にあたつては、まず上・下セット２，３側の施錠庁３６
，３６を指先操作で押してメインセット３１に対する施
錠を解いたもとで、メインセット３１次いで蓋体１３を
単に第４図中手前に引くことにより、両者３１，１３は
、当該の支点部に基づいて左・右に回動しながら観音開
きされ、両窓９，１０を開放して枠体１″内部、言換え
るとゲーム盤Ｇ裏面の、ゲーム面ＧＦに適合する面部さ
らには導入室１６を全関し得る。

また、逆に蓋体１３次いでメインセット３１を単に枠体
１″側に押込むことにより、第１図のように各窓９，１
０が閉鎖され、蓋体１３がその受縁１３ａをメインセッ
ト３１の支縁３１ａに接合掛止して拘束化され、しかる
後、前記各施錠片３６，３６を操作してメインセット３
１の支縁３１ａと前セット板５８Ｂの上縁部とに掛止す
ることによりメインセット３１の施錠に伴ない蓋体１３
がメインセット３１によつて施錠保持される（第１図参
照）。なお、メインセット３１の開閉に伴ない、球開閉
レバー８８はカーブレール樋１９，１９に対して出没動
作し、メインセット３１の開放時の球の流出を阻止する
。従つて、本例のパチンコ機でのゲーム中において、枠
体１″の両窓９，１０の広さ内に位置する各入賞器の後
部又はゲーム盤Ｇ裏面に装着され入賞器同志間に連繋さ
れた連動機構に作動不良や故障が発生した場合あるいは
入賞器や連動機構上又は流路途上でセーフ？Ｂの流出不
良や球詰りが発生した場合には、前述のようにケース３
１、蓋体１３を開いて窓９，１０を開口することにより
、上述の発生事態についてその場においてその状況を直
ちに確認し得るとともに正確に把握し得、そして斯る部
分に対する適切な点検・調節・修理・交換等の処置を施
すことができるものである。

特に本例のカバー樋１では、蓋体１３そしてメインセッ
ト３１の両方を開閉可能としたことにより、枠体１″と
ともに導入室１６を実質的に全面開口してゲーム面に対
応する裏面部を露呈し得るので、全ての入賞器の裏側部
分並びに連動機構を全面に亘つてチェックし得る。

またゲーム盤が、下方の打球発射盤部と、上方のゲーム
面盤部とのセパレート形式とされる場合には、本例での
カバー樋は、両盤部を装備する基板の裏面に対し、着脱
可能に装着することもできる。上述してきた様に本願パ
チンコ機は、ゲーム盤裏面に装備される裏装置において
、球タンクからの球を賞球収納給出部側へ給出する経路
を装備する上セットと、ゲーム面上の各入賞器からのセ
ーフ球をセーフ球整理部側へ誘導する経路を装備する下
セットとにより、セーフ球寄せ部を形成した枠体を構成
し、該枠体にはゲーム盤の裏側に対応する裏装置の部分
を複数個の開閉着脱可能な開閉”体として装着し、該開
閉体の一体が他体により係止され、一体に対して設けら
れた係止部材の係脱操作により前記開閉体の全てが開閉
可能となる事を特徴とするパチンコ機。

であるから従つて本発明のパチンコ機においてはゲーム
盤裏面に装備される裏装置の一部であるセーフ球寄せ部
を開閉でき、蓋体を開くことにより枠体の窓を開口して
ゲーム面に対応する裏面部を露呈し得るので、セーフ球
寄せ部において入賞器又はゲーム盤裏側に装着され入賞
器同志間に連繋された連動機構に作動不良や故障が発生
した場合あるいは入賞器や連動機構における流路途上で
のセーフ球の流出制止・球詰りが発生した場合には、蓋
体の開放により容易に斯る状況の点検及び斯る支障部分
に適切な処置を施すことができるものである。

特に複数個の開閉体のうち一方の開閉体（蓋体）を他方
の開閉体で係止し、他方の開閉体を施錠片等により係脱
可能とした事により開閉体の開閉操作が容易にできる効
果がある。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示すもので、第１図はパチンコ
機の裏装置の一部開蓋して示す正面図、第２図、第３図
は夫々第１図中Ｈ−Ｈ線、■−■線に基づく断面図、第
４図はカバー樋を示す分解斜視図、第５図は賞球給出装
置のメインセットを略示する分解斜視図、第６図は賞球
給出装置側を主に示す斜視図である。 １・・・・・・カバー樋、１″・・・・・・枠体、２・
・・・・・上セット、３・・・・・・下セット、４・・
・・・・左側枠、５・・・・・・右側枠、９・・・・・
・第１窓、１０・・・・・・第２窓、１３・・・・・・
蓋体、１６・・・・・導入室、１７・・・・・・誘導樋
、３１・・・メインセット、４０・・・・・・整理室、
４６・・・・・・賞球樋、５３・・・・・・賞球ケース
、５４・・・・・・第１収納樋、５５・・・・・・第２
収納樋、６０・・・・・・モータ、６２・・整理車、６
４・・・・・・作動レバー、６８・・・・・操作レバー
、７０・・・・・・規制子、７６・・・・・・開閉レバ
ー、８１・・・・開閉弁、８５・・・・・・賞球振分け
装置、８８・・球開閉レバー、Ｇ・・・・・・ゲーム盤
、ＧＦ・・・・・・ゲーム面。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ ゲーム盤裏面に装備される裏装置において、球タン
   クからの球を賞球収納給出部側へ給出する経路を装備す
   る上セット２と、ゲーム面上の各入賞器からのセーフ球
   をセーフ球整理部側へ誘導する経路を装備する下セット
   ３とにより、セーフ球寄せ部を形成した枠体１′を構成
   し、該枠体１′にはゲーム盤Ｇの裏側に対応する裏装置
   の部分を複数個の開閉着脱可能な開閉体として装着し、
   該開閉体の一体が他体により係止され、一体に対して設
   けられた係止部材の係脱操作により前記開閉体の全てが
   開閉可能となる事を特徴とするパチンコ機。