JPS6043324B2 - 口腔用組成物 - Google Patents
口腔用組成物Info
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- JPS6043324B2 JPS6043324B2 JP52126102A JP12610277A JPS6043324B2 JP S6043324 B2 JPS6043324 B2 JP S6043324B2 JP 52126102 A JP52126102 A JP 52126102A JP 12610277 A JP12610277 A JP 12610277A JP S6043324 B2 JPS6043324 B2 JP S6043324B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は第1錫塩と可溶性フッ化物とを含み、う蝕予防
効果のきわめて高いかつ保存安定性に優れた口腔用組成
物(局所塗布剤(溶液形態、ペースト)、キャビティシ
ール剤、超音波処置剤、洗口剤、プロフイラクシスペー
スト、歯磨、デンタルフロス、知覚過敏症鈍麻剤)に関
する。
効果のきわめて高いかつ保存安定性に優れた口腔用組成
物(局所塗布剤(溶液形態、ペースト)、キャビティシ
ール剤、超音波処置剤、洗口剤、プロフイラクシスペー
スト、歯磨、デンタルフロス、知覚過敏症鈍麻剤)に関
する。
従来より、フッ素化合物がう蝕予防に優れた効果をもつ
ことは広く認識されているところであり、塗布剤、歯磨
、飲料水配合等、種々の形で応用されており、またこの
場合フッ素化合物としてフッ化第1錫等の第1錫イオン
を含むフッ素化合物を用いると、フッ化ナトリウム等と
比べて処置後のフッ素の歯牙への取り込み量、歯牙表面
の耐酸性を向上させることから、う蝕予防有効成分とし
て有用であることも確認されている。
ことは広く認識されているところであり、塗布剤、歯磨
、飲料水配合等、種々の形で応用されており、またこの
場合フッ素化合物としてフッ化第1錫等の第1錫イオン
を含むフッ素化合物を用いると、フッ化ナトリウム等と
比べて処置後のフッ素の歯牙への取り込み量、歯牙表面
の耐酸性を向上させることから、う蝕予防有効成分とし
て有用であることも確認されている。
更に、最近ではフッ化第1錫水溶液に歯面を長時間接触
させることにより、エナメル質の一部が溶解した11P
042−と反応し、難溶性の被膜(Sn3F3PO4)
が形成されることが報告されている。しかるに、フッ化
第1錫等の第1錫イオンを含むフッ素化合物は化学的に
不安定であり、例えばフッ化第1錫水溶液は保存安定性
、熱的安定性がきわめて悪く、容易に不溶性の白濁物(
酸化錫、水酸化錫等のアモルファス物質)が生じて、歯
のエナメル質とは反応しないものになつてしまい、ゆえ
に予防効果も保存と共に減少してしまう問題がある。
させることにより、エナメル質の一部が溶解した11P
042−と反応し、難溶性の被膜(Sn3F3PO4)
が形成されることが報告されている。しかるに、フッ化
第1錫等の第1錫イオンを含むフッ素化合物は化学的に
不安定であり、例えばフッ化第1錫水溶液は保存安定性
、熱的安定性がきわめて悪く、容易に不溶性の白濁物(
酸化錫、水酸化錫等のアモルファス物質)が生じて、歯
のエナメル質とは反応しないものになつてしまい、ゆえ
に予防効果も保存と共に減少してしまう問題がある。
このために、第1錫イオンを含むフッ化物を安定化させ
る方法として、酸を多量に配合して系のPHを2以下に
したり、EDTAやピロリン酸、トリポリリン酸等のリ
ン酸塩などのキレート試薬を加えて錫イオンをマスクし
、加水分解を抑制する方法が提案されているが、PHを
低下させる方法は錫イオンを安定化し得ても、口腔内で
使用する場合には適切でなく、またキレート試薬を加え
る方法は、有効な錫イオン(フリーな錫イオン)とキレ
ート試薬とが強度に結合した錯化合物を形成し、フリー
な錫イオンは殆んど存在しなくなるため、このフリーな
錫イオンのもつう蝕予防効果が殆んど期待できない問題
が生じる。
る方法として、酸を多量に配合して系のPHを2以下に
したり、EDTAやピロリン酸、トリポリリン酸等のリ
ン酸塩などのキレート試薬を加えて錫イオンをマスクし
、加水分解を抑制する方法が提案されているが、PHを
低下させる方法は錫イオンを安定化し得ても、口腔内で
使用する場合には適切でなく、またキレート試薬を加え
る方法は、有効な錫イオン(フリーな錫イオン)とキレ
ート試薬とが強度に結合した錯化合物を形成し、フリー
な錫イオンは殆んど存在しなくなるため、このフリーな
錫イオンのもつう蝕予防効果が殆んど期待できない問題
が生じる。
更に、上述した第1錫イオンを含むフッ化物の欠点を除
去するものとして、フッ素イオン1モルに対して第1錫
イオンを1モル以上の割合において配合すると共に、ア
ルドニツク酸を加え、第1錫を水溶性の第1錫アルドネ
ートの形の錯塩とした口腔用組成物を使用したり(米国
特許第3105798号)、フッ化ナトリウム1モルと
フッ化第1錫2モルとの反応によるペンタフルオロスタ
ナイト(NaSrl2F,)の結晶を使用したり(米国
特許第3490866号)する方法が提案されているが
、これらの方法によるう蝕予防効果は必ずしも高いもの
ではなく、また、メタンジホスホン酸又はエタンー1−
ヒドロキシー1・1ージホスホン酸のジ第1錫塩を使用
する方法も提案されている(特公昭46−10436号
)が、この方法はこれらホスホン酸第1錫塩の製造が面
倒な上、高価なものとなり、経済的ではない等の問題が
ある。
去するものとして、フッ素イオン1モルに対して第1錫
イオンを1モル以上の割合において配合すると共に、ア
ルドニツク酸を加え、第1錫を水溶性の第1錫アルドネ
ートの形の錯塩とした口腔用組成物を使用したり(米国
特許第3105798号)、フッ化ナトリウム1モルと
フッ化第1錫2モルとの反応によるペンタフルオロスタ
ナイト(NaSrl2F,)の結晶を使用したり(米国
特許第3490866号)する方法が提案されているが
、これらの方法によるう蝕予防効果は必ずしも高いもの
ではなく、また、メタンジホスホン酸又はエタンー1−
ヒドロキシー1・1ージホスホン酸のジ第1錫塩を使用
する方法も提案されている(特公昭46−10436号
)が、この方法はこれらホスホン酸第1錫塩の製造が面
倒な上、高価なものとなり、経済的ではない等の問題が
ある。
しかも、これら従来の第1錫イオンとフッ素とを含む口
腔用組成物は、いずれもある程度のう蝕予防効果は示す
ものの、特にその効果が顕著に高いものではなく、更に
歯面に対して塗布した場合における付着耐久性が弱く、
比較的容易に処置効果が失われてしまい、このように効
果の持続性が十分でないので、ひんぱんに処置を施さな
ければならない等の問題があり、従つて従来より優れた
う蝕予防効果を示し、かつ長期間その効果を持続し得る
保存安定性の良好な口腔用組成物の開発が要望されてい
る。本発明者らは上記事情に鑑み、う蝕予防効果に優れ
かつその効果が持続し、しかも第L錫イオン】がフッ素
イオンと共に安定に含有された口腔用組成物を得るべく
鋭意研究を重ねた結果、フッ化第1錫等の第1錫塩とフ
ッ化ナトリウム等の水溶性ツ化物とが第1錫イオン1モ
ルに対してフッ素イオン3.2〜7モルの割合で水に溶
解した状態で含有された口腔用組成物、特に好ましくは
前記第1錫塩とフッ化物とに加えてL−アスコルビン酸
やマロン酸等の酸を配合した口腔用組成物が、前記第1
錫イオンとフッ素イオンとのモル比の範囲において、特
異的で従来にない著しいう蝕予防効ノ果を示し、これを
歯面に塗布する場合には難溶でしかもブラッシング程度
で脱落しない強固な被膜が形成されて、エナメル質への
フッ素のアツプテーク量を増大させ(例えばエナメル質
最表層3μmのフッ素アツプテータ量は最大15000
ppmにも達する。
腔用組成物は、いずれもある程度のう蝕予防効果は示す
ものの、特にその効果が顕著に高いものではなく、更に
歯面に対して塗布した場合における付着耐久性が弱く、
比較的容易に処置効果が失われてしまい、このように効
果の持続性が十分でないので、ひんぱんに処置を施さな
ければならない等の問題があり、従つて従来より優れた
う蝕予防効果を示し、かつ長期間その効果を持続し得る
保存安定性の良好な口腔用組成物の開発が要望されてい
る。本発明者らは上記事情に鑑み、う蝕予防効果に優れ
かつその効果が持続し、しかも第L錫イオン】がフッ素
イオンと共に安定に含有された口腔用組成物を得るべく
鋭意研究を重ねた結果、フッ化第1錫等の第1錫塩とフ
ッ化ナトリウム等の水溶性ツ化物とが第1錫イオン1モ
ルに対してフッ素イオン3.2〜7モルの割合で水に溶
解した状態で含有された口腔用組成物、特に好ましくは
前記第1錫塩とフッ化物とに加えてL−アスコルビン酸
やマロン酸等の酸を配合した口腔用組成物が、前記第1
錫イオンとフッ素イオンとのモル比の範囲において、特
異的で従来にない著しいう蝕予防効ノ果を示し、これを
歯面に塗布する場合には難溶でしかもブラッシング程度
で脱落しない強固な被膜が形成されて、エナメル質への
フッ素のアツプテーク量を増大させ(例えばエナメル質
最表層3μmのフッ素アツプテータ量は最大15000
ppmにも達する。
)、かつ耐酸性を向上させ(例えばエナメル質を酸脱灰
した後の表面ビッカース硬度は最大280〜290にも
適するが、無処置群の酸脱灰後の硬度は80である)、
このようにエナメル質を著しく強化すると共に、前記口
腔用組成物は長期間保存しても第1錫イオンが安定な活
性状態のまま保持されることを知見し、本発明をなすに
至つたものである。長ち、本発明は第1錫塩と水溶性フ
ッ化物とが水に溶解された状態でかつ溶存した第1錫イ
オン1モルに対し溶存したフッ素イオンが3.2〜7モ
ルの割合で含有されてなることを特徴とする口腔用組成
物を提供するものである。
した後の表面ビッカース硬度は最大280〜290にも
適するが、無処置群の酸脱灰後の硬度は80である)、
このようにエナメル質を著しく強化すると共に、前記口
腔用組成物は長期間保存しても第1錫イオンが安定な活
性状態のまま保持されることを知見し、本発明をなすに
至つたものである。長ち、本発明は第1錫塩と水溶性フ
ッ化物とが水に溶解された状態でかつ溶存した第1錫イ
オン1モルに対し溶存したフッ素イオンが3.2〜7モ
ルの割合で含有されてなることを特徴とする口腔用組成
物を提供するものである。
更に、本発明は第1錫塩と水溶性フッ化物とが水に溶解
された状態でかつ溶存した第1錫イオン1モルに対し溶
存したフッ素イオンが3.2〜7モルの割合で含有され
ていると共に、口腔内適用可能な酸性物質を配合してな
ることを特徴とする口腔用組成物を提供するものである
。
された状態でかつ溶存した第1錫イオン1モルに対し溶
存したフッ素イオンが3.2〜7モルの割合で含有され
ていると共に、口腔内適用可能な酸性物質を配合してな
ることを特徴とする口腔用組成物を提供するものである
。
以下、本発明につき詳しく説明する。
本発明において使用される第1錫塩は、水溶性が良好な
ものとしてフッ化第1錫、塩化第1錫、ピロリン酸第1
錫、モノフルオロリン酸第1錫、酢酸第1錫、スタナス
クロロフロライド等であり、通常はフッ化第1錫が用い
られる。
ものとしてフッ化第1錫、塩化第1錫、ピロリン酸第1
錫、モノフルオロリン酸第1錫、酢酸第1錫、スタナス
クロロフロライド等であり、通常はフッ化第1錫が用い
られる。
また、その配合量は、口腔用組成物の使用態様等によつ
て相違するが、その上限は後述する水溶性フッ化物と共
に水に溶解されることが必要であるため飽和量であり、
かつ下限は第1錫イオンの効果を発揮させるために第1
錫イオン量が全体の約0.07%(重量%、以下同じ)
以上存在するようにすることが望ましい。例えば、フッ
化第1錫の場合、単にフッ化第1錫と水溶性フッ化物と
を配合する場合には全体の0.1〜4%であり(フッ化
第1錫を4%よりも多く配合すると沈殿が生じるため、
これ以上配合することは好ましくない)、フッ化第1錫
と水溶性フッ化物及ひ後述する口腔内適用可能な酸とを
配合する場合には全体の0.1〜6%であることが好ま
しい。なお、歯磨ではトータルフッ素量として1000
ppm以下になるようにすることが好ましい。また、水
溶性フッ化物としては、フッ化ナトリウム、フッ化カリ
ウム、フッ化リチウム、フッ化セシウム、フッ化ジルコ
ニウム、フッ化アンモニウム、それにモノフルオロリン
酸ナトリウム、モノフルオロリン酸カリウム等の水溶性
無機フッ化物(フッ化第L錫を除く)、ヘキシルアミン
ハイドロフロライド、ラウリルアミンハイドロフロライ
ド、セチルアミンハイドロフロライド、グリシンハイド
ロフロライド、リジンハイドロフロライド、アラニンハ
イドロフロライド等の水溶性有機フッ化物の1種又は2
種以上が使用されるが、特にフッ化ナトリウム、フッ化
カリウム、フッ化ア1ンモニウム、モノフルオロリン酸
ナトリウム、モノフルオロリン酸カリウムが口腔内で適
用する点、及び水溶性が良好であり、かつ水に溶解した
ときに中性で加水分解がなく安定であることから好まし
い。また、フッ化アンモニウム、セチルアミンハイドロ
フロライドも同様に好ましい。そして、本発明において
は、前記第1錫塩と水溶性フッ化物とを第1錫イオン1
モルに対してフッ素イオンが3.2〜7モルの割合で、
かつ口腔用組成物中にこれら第1錫塩とフッ化物とが水
に溶解された状態において含有されるように配合するこ
とが必要であり、第1錫イオンに対するフッ素イオンの
モル比をこの範囲にすることにより、口腔用組成物のう
蝕予防効果を非常に高いものとすることができる。これ
に対し、第1錫イオンに対するフッ素イオンのモル比が
前記範囲よりも小さい場合(第1錫塩に対し水溶性フッ
化物の配合量が少い場合)は、う蝕予防効果がかなり劣
る上、第1錫イオンの安定性が非常に低下し、また第1
錫イオンに対するフッ素イオンのモル比が前記範囲より
大きい場合(フッ化物過剰の場合)もう蝕予防効果が低
下し、いずれも本発明の目的を達成し得ない。なお、第
1錫イオンに対するフッ素イオンのモル比の好ましい範
囲は3.5〜6.0である。この場合、前記第1錫塩と
水溶性フッ化物とを前記モル比でかつ水に溶解されてい
る状態で含む口腔用組成物は、一般に酸性領域にあるが
、本発明では、更にこの口腔用組成物に口腔内適用可能
な酸性物質を配合することが好ましい。即ち、第1錫塩
と水溶性フッ化物とを前記モル比において含む口腔用組
成物に酸性物質を配合すると、この口腔用組成物を歯面
に塗布した際、3[株]程度のこく短時間で歯面に難溶
性かつブラッシングなどの物理的作用にも充分耐え得る
非常に脱落し難い被膜が確実に形成され、エナメル質を
酸脱灰した後の表面硬度並びにフッ素のアツプテーク量
が著しく増大し、またエナメル質からのCa2+溶出量
も非常に減少し、PH4.5の脱灰液で脱灰してもエナ
メル質の表面崩壊のみられない歯質に改善することがで
き、そのう蝕予防効果が顕著に増大する。このことは、
本発明者らの知見によれば、この口腔用組成物を歯面に
塗布した場合、歯面が若干エッチングされ、エナメル質
の一部が溶解してCa2+イオンとHPO42−イオン
になると共に、一方でCa2+イオンがF−イオンと反
応して比較的難溶性のCaF2が生成し、他方で1IP
042−がSrl2+、F−イオンと反応してSn3F
3pO4という難溶性の化合物が生成して被膜を形成す
ることによるものであると考えられた。なお、このよう
な現象はSrlF′2単独では短時間て起こらず、本発
明に係る口腔用組成物に特徴的なものであつた。なお、
本発明においては、口腔内適用可能な酸性物質は、口腔
用組成物のPHを2〜4の範囲に調整するように配合す
ることが好ましく、第L錫塩と水溶性フッ化物とを前記
モル比で配合すると共に酸を配合し、かつPHを2〜4
にすることにより、上述した効果が更に高くなると共に
、第1錫イオンの安定性も更に高くなる。
て相違するが、その上限は後述する水溶性フッ化物と共
に水に溶解されることが必要であるため飽和量であり、
かつ下限は第1錫イオンの効果を発揮させるために第1
錫イオン量が全体の約0.07%(重量%、以下同じ)
以上存在するようにすることが望ましい。例えば、フッ
化第1錫の場合、単にフッ化第1錫と水溶性フッ化物と
を配合する場合には全体の0.1〜4%であり(フッ化
第1錫を4%よりも多く配合すると沈殿が生じるため、
これ以上配合することは好ましくない)、フッ化第1錫
と水溶性フッ化物及ひ後述する口腔内適用可能な酸とを
配合する場合には全体の0.1〜6%であることが好ま
しい。なお、歯磨ではトータルフッ素量として1000
ppm以下になるようにすることが好ましい。また、水
溶性フッ化物としては、フッ化ナトリウム、フッ化カリ
ウム、フッ化リチウム、フッ化セシウム、フッ化ジルコ
ニウム、フッ化アンモニウム、それにモノフルオロリン
酸ナトリウム、モノフルオロリン酸カリウム等の水溶性
無機フッ化物(フッ化第L錫を除く)、ヘキシルアミン
ハイドロフロライド、ラウリルアミンハイドロフロライ
ド、セチルアミンハイドロフロライド、グリシンハイド
ロフロライド、リジンハイドロフロライド、アラニンハ
イドロフロライド等の水溶性有機フッ化物の1種又は2
種以上が使用されるが、特にフッ化ナトリウム、フッ化
カリウム、フッ化ア1ンモニウム、モノフルオロリン酸
ナトリウム、モノフルオロリン酸カリウムが口腔内で適
用する点、及び水溶性が良好であり、かつ水に溶解した
ときに中性で加水分解がなく安定であることから好まし
い。また、フッ化アンモニウム、セチルアミンハイドロ
フロライドも同様に好ましい。そして、本発明において
は、前記第1錫塩と水溶性フッ化物とを第1錫イオン1
モルに対してフッ素イオンが3.2〜7モルの割合で、
かつ口腔用組成物中にこれら第1錫塩とフッ化物とが水
に溶解された状態において含有されるように配合するこ
とが必要であり、第1錫イオンに対するフッ素イオンの
モル比をこの範囲にすることにより、口腔用組成物のう
蝕予防効果を非常に高いものとすることができる。これ
に対し、第1錫イオンに対するフッ素イオンのモル比が
前記範囲よりも小さい場合(第1錫塩に対し水溶性フッ
化物の配合量が少い場合)は、う蝕予防効果がかなり劣
る上、第1錫イオンの安定性が非常に低下し、また第1
錫イオンに対するフッ素イオンのモル比が前記範囲より
大きい場合(フッ化物過剰の場合)もう蝕予防効果が低
下し、いずれも本発明の目的を達成し得ない。なお、第
1錫イオンに対するフッ素イオンのモル比の好ましい範
囲は3.5〜6.0である。この場合、前記第1錫塩と
水溶性フッ化物とを前記モル比でかつ水に溶解されてい
る状態で含む口腔用組成物は、一般に酸性領域にあるが
、本発明では、更にこの口腔用組成物に口腔内適用可能
な酸性物質を配合することが好ましい。即ち、第1錫塩
と水溶性フッ化物とを前記モル比において含む口腔用組
成物に酸性物質を配合すると、この口腔用組成物を歯面
に塗布した際、3[株]程度のこく短時間で歯面に難溶
性かつブラッシングなどの物理的作用にも充分耐え得る
非常に脱落し難い被膜が確実に形成され、エナメル質を
酸脱灰した後の表面硬度並びにフッ素のアツプテーク量
が著しく増大し、またエナメル質からのCa2+溶出量
も非常に減少し、PH4.5の脱灰液で脱灰してもエナ
メル質の表面崩壊のみられない歯質に改善することがで
き、そのう蝕予防効果が顕著に増大する。このことは、
本発明者らの知見によれば、この口腔用組成物を歯面に
塗布した場合、歯面が若干エッチングされ、エナメル質
の一部が溶解してCa2+イオンとHPO42−イオン
になると共に、一方でCa2+イオンがF−イオンと反
応して比較的難溶性のCaF2が生成し、他方で1IP
042−がSrl2+、F−イオンと反応してSn3F
3pO4という難溶性の化合物が生成して被膜を形成す
ることによるものであると考えられた。なお、このよう
な現象はSrlF′2単独では短時間て起こらず、本発
明に係る口腔用組成物に特徴的なものであつた。なお、
本発明においては、口腔内適用可能な酸性物質は、口腔
用組成物のPHを2〜4の範囲に調整するように配合す
ることが好ましく、第L錫塩と水溶性フッ化物とを前記
モル比で配合すると共に酸を配合し、かつPHを2〜4
にすることにより、上述した効果が更に高くなると共に
、第1錫イオンの安定性も更に高くなる。
(PHが2より低いと口腔内て適用する際に問題が生じ
る場合があり、PHが4より高いと効果、安定性が低下
する。)この場合、口腔内で適用可能な酸性物質として
は、特にモノカルボン酸、ジカルボン酸、トリカルボン
酸、鉱酸の一種又は二種以上が使用される。
る場合があり、PHが4より高いと効果、安定性が低下
する。)この場合、口腔内で適用可能な酸性物質として
は、特にモノカルボン酸、ジカルボン酸、トリカルボン
酸、鉱酸の一種又は二種以上が使用される。
モノカルボン酸としてはL−アスコルビン酸、乳酸、酢
酸、プロピオン酸、n一酪酸、グルコン酸、等が使用さ
れるが、第1錫イオンを安定化させる作用に優れている
点からL−アスコルビン酸、乳酸、グルコン酸が好まし
い。また、ジカルボン酸としてはマロン酸、酒石酸、リ
ンゴ酸、コハク酸、マレイン酸、L−アスパラギン酸、
L−グルタミン酸、シユウ酸等が使用され、更にトリカ
ルボン酸としてはクエン酸等が、鉱酸としては塩酸、硫
酸、正リン酸、ピロリン酸等のリン酸などが使用される
が、同様に安定性の点からマロン酸、酒石酸、クエン酸
、塩酸、ピロリン酸が好ましい。これら酸は、上述した
ように口腔用組成物のPHが2〜4になる範囲で配合す
ることが好ましいが、特にモノカルボン酸の場合には第
1錫イオン1モルに対してモノカルボン酸のモル比が0
.8×0.5Xモル(但しxは第1錫イオンの口腔用組
成物中の重量%値を表わす。)以上で30×0.6′モ
ル以下になる範囲(第6図において直線X1とX3との
間の範囲)で配合することが好ましく、ジカルボン酸、
トリカルボン酸、鉱酸の場合は第1錫イオン1モルに対
して0.2×0.6合モル以上かつ5×0.6′モル以
下の範囲(第11図において直線Y1と4との間の範囲
)で配合することが好ましい。即ち、酸の配合量は口腔
用組成物中の第1錫イオン量により効果に差が生じ、ま
たモノカルボン酸とジカルボン酸、トリカルボン酸、鉱
酸とでは口腔用組成物適用時における作用効果に若干の
差があり、モノカルボン酸の場合には前記モル比の範囲
で配合することにより、口腔用組成物のう蝕予防効果を
確実に高め、かつ第1錫イオンを十分安定して口腔用組
成物中に保持させることができ、ジカルボン酸、トリカ
ルボン酸、鉱酸の場合には前記モル比の範囲で配合する
ことにより、同様にう蝕予防効果、第1錫イオンの安定
性を良好なものとすることができる。これに対し、酸の
配合量が前記範囲外の場合には、十分なう蝕予防効果を
期待し得ない場合があり、また特に前記下限以下の範囲
では第L錫イオンの安定性が低下する場合がある。なお
、モノカルボン酸のより好ましい配合量は0.9×0.
6Xモル以上で30×0.6′モル以下の範囲(第6図
において直線X2とX3との間の範囲、酸の配合量を直
線X3より上の範囲とすることは不経済であり、ペース
ト化も難かしく、製″品製造上問題が生じる場合がある
。)ジカルボン酸、トリカルボン酸、鉱酸のより好まし
い配合量は0.3×0.6X〜3×0.5′モルの範囲
(第11図において直線Y2と4との間の範囲)である
。而して、本発明に係る口腔用組成物は、局所用塗布剤
(溶液形態、ペースト)、キャビティシール剤、超音波
処置剤(特開昭53−34934号公報)、洗口剤、プ
ロフイラクシスペースト、歯磨、デンタルフロス、知覚
過敏症鈍麻剤等として利用され、水に第1錫塩と水溶性
フッ化物、更に好ましくは口腔内適用可能な酸を溶解す
ると共に、この水溶液中にこれら口腔用組成物の製造に
通常使用される他の成分を配合することによつて製造す
る。
酸、プロピオン酸、n一酪酸、グルコン酸、等が使用さ
れるが、第1錫イオンを安定化させる作用に優れている
点からL−アスコルビン酸、乳酸、グルコン酸が好まし
い。また、ジカルボン酸としてはマロン酸、酒石酸、リ
ンゴ酸、コハク酸、マレイン酸、L−アスパラギン酸、
L−グルタミン酸、シユウ酸等が使用され、更にトリカ
ルボン酸としてはクエン酸等が、鉱酸としては塩酸、硫
酸、正リン酸、ピロリン酸等のリン酸などが使用される
が、同様に安定性の点からマロン酸、酒石酸、クエン酸
、塩酸、ピロリン酸が好ましい。これら酸は、上述した
ように口腔用組成物のPHが2〜4になる範囲で配合す
ることが好ましいが、特にモノカルボン酸の場合には第
1錫イオン1モルに対してモノカルボン酸のモル比が0
.8×0.5Xモル(但しxは第1錫イオンの口腔用組
成物中の重量%値を表わす。)以上で30×0.6′モ
ル以下になる範囲(第6図において直線X1とX3との
間の範囲)で配合することが好ましく、ジカルボン酸、
トリカルボン酸、鉱酸の場合は第1錫イオン1モルに対
して0.2×0.6合モル以上かつ5×0.6′モル以
下の範囲(第11図において直線Y1と4との間の範囲
)で配合することが好ましい。即ち、酸の配合量は口腔
用組成物中の第1錫イオン量により効果に差が生じ、ま
たモノカルボン酸とジカルボン酸、トリカルボン酸、鉱
酸とでは口腔用組成物適用時における作用効果に若干の
差があり、モノカルボン酸の場合には前記モル比の範囲
で配合することにより、口腔用組成物のう蝕予防効果を
確実に高め、かつ第1錫イオンを十分安定して口腔用組
成物中に保持させることができ、ジカルボン酸、トリカ
ルボン酸、鉱酸の場合には前記モル比の範囲で配合する
ことにより、同様にう蝕予防効果、第1錫イオンの安定
性を良好なものとすることができる。これに対し、酸の
配合量が前記範囲外の場合には、十分なう蝕予防効果を
期待し得ない場合があり、また特に前記下限以下の範囲
では第L錫イオンの安定性が低下する場合がある。なお
、モノカルボン酸のより好ましい配合量は0.9×0.
6Xモル以上で30×0.6′モル以下の範囲(第6図
において直線X2とX3との間の範囲、酸の配合量を直
線X3より上の範囲とすることは不経済であり、ペース
ト化も難かしく、製″品製造上問題が生じる場合がある
。)ジカルボン酸、トリカルボン酸、鉱酸のより好まし
い配合量は0.3×0.6X〜3×0.5′モルの範囲
(第11図において直線Y2と4との間の範囲)である
。而して、本発明に係る口腔用組成物は、局所用塗布剤
(溶液形態、ペースト)、キャビティシール剤、超音波
処置剤(特開昭53−34934号公報)、洗口剤、プ
ロフイラクシスペースト、歯磨、デンタルフロス、知覚
過敏症鈍麻剤等として利用され、水に第1錫塩と水溶性
フッ化物、更に好ましくは口腔内適用可能な酸を溶解す
ると共に、この水溶液中にこれら口腔用組成物の製造に
通常使用される他の成分を配合することによつて製造す
る。
例えば、液状の局所用塗布剤や洗口剤を製造する場合は
、蒸留水に第1錫塩と水溶性フッ化物、更に好ましくは
酸を溶解すると共に、サッカリン等の甘味料や付香剤等
を加えて製造し、またペースト状の局所用塗布剤を製造
する場合は、更にグリセリン等の保湿剤やキサンタンガ
ム等の粘結剤、防腐剤等を加える。また、歯磨の場合に
は、ピロリン酸カルシウム、不溶性ポリリン酸カルシウ
ム、二酸化チタン、レジン、石膏、水酸化アルミニウム
等の研磨剤(配合量通常20〜60%)、キサンタンガ
ム、グアガム、カラギナン、ナトリウム、カルボキシメ
チルセルロース等の粘結剤(4).5〜5%)、グリセ
リンやソルビトール、その他の多価アルコール等の保湿
剤(20〜25%)、ラウリル硫酸ナトリウムなどの水
溶性アルキル硫酸塩、その他の発泡剤(1.5〜3%)
、それにハツカ油、スペアミント油、アニス油等の付香
剤、サッカリン等の甘味剤、バラオキシ安息香酸エチル
、バラオキシ安息香酸ブチル等の防腐剤、更に有効成分
等を配合して製造する。このようにして製造された口腔
用組成物は、口腔内で適用されて歯面に接すると歯面に
難溶でかつ強固な被膜を形成し、エナメル質の耐熱性を
高め、フッ素を多く取り込んで、エナメル質の耐酸性を
向上させ、非常に優れたう蝕予防効果を発揮する。
、蒸留水に第1錫塩と水溶性フッ化物、更に好ましくは
酸を溶解すると共に、サッカリン等の甘味料や付香剤等
を加えて製造し、またペースト状の局所用塗布剤を製造
する場合は、更にグリセリン等の保湿剤やキサンタンガ
ム等の粘結剤、防腐剤等を加える。また、歯磨の場合に
は、ピロリン酸カルシウム、不溶性ポリリン酸カルシウ
ム、二酸化チタン、レジン、石膏、水酸化アルミニウム
等の研磨剤(配合量通常20〜60%)、キサンタンガ
ム、グアガム、カラギナン、ナトリウム、カルボキシメ
チルセルロース等の粘結剤(4).5〜5%)、グリセ
リンやソルビトール、その他の多価アルコール等の保湿
剤(20〜25%)、ラウリル硫酸ナトリウムなどの水
溶性アルキル硫酸塩、その他の発泡剤(1.5〜3%)
、それにハツカ油、スペアミント油、アニス油等の付香
剤、サッカリン等の甘味剤、バラオキシ安息香酸エチル
、バラオキシ安息香酸ブチル等の防腐剤、更に有効成分
等を配合して製造する。このようにして製造された口腔
用組成物は、口腔内で適用されて歯面に接すると歯面に
難溶でかつ強固な被膜を形成し、エナメル質の耐熱性を
高め、フッ素を多く取り込んで、エナメル質の耐酸性を
向上させ、非常に優れたう蝕予防効果を発揮する。
しかも、この被膜は上述したように歯面に強固に付着さ
れ、通常のブラッシングや食物の咀,しやく等によつて
は容易に脱落しないから、一度処置した後、う蝕予防効
果を長期間に亘り保持し、ひんぱんに処置する必要がな
い。従つて、局所用塗布剤、洗口剤、薬用歯磨剤等とし
ての優れた機能を有し、またキャビティシール剤として
も!非常に好適である。即ち、塗布剤、洗口剤、歯磨等
の口腔用組成物を歯面に塗布乃至は接触して上述の如き
被膜を形成することにより、処置した歯面のう蝕を確実
に防止することができ、またう蝕部の修復には現在アマ
ルガム、コンポジットレジ!ン等が用いられており、例
えばアマルガム充填の場合アマルガムとエナメル質問の
ギャップが必ず存在し、そこからう蝕が再発することが
多いが、このギャップをシールし、象牙質の侵入路を埋
める材料として本発明に係る口腔用組成物(キヤビ・テ
イシール剤)を窩洞に塗布するだけで耐う蝕性に優れた
被膜を付着し得、この被膜は上述したように強個に付着
される上、窩洞内では物理衝撃、摩擦は殆んどないため
更に長期間確実に保持されるので、キャビティシール剤
として非常に優れた効果を発揮する。しかも、本発明に
係る口腔用組成物は、第1錫イオンが安定して長期に亘
り活性状態で保持され、例えば液状の局所用塗布剤や洗
口剤の場合、従来よりも第1錫イオンが低濃度でも十分
安定保持され、これにより長期間保存後でも十分なう蝕
予防効果が発揮される。
れ、通常のブラッシングや食物の咀,しやく等によつて
は容易に脱落しないから、一度処置した後、う蝕予防効
果を長期間に亘り保持し、ひんぱんに処置する必要がな
い。従つて、局所用塗布剤、洗口剤、薬用歯磨剤等とし
ての優れた機能を有し、またキャビティシール剤として
も!非常に好適である。即ち、塗布剤、洗口剤、歯磨等
の口腔用組成物を歯面に塗布乃至は接触して上述の如き
被膜を形成することにより、処置した歯面のう蝕を確実
に防止することができ、またう蝕部の修復には現在アマ
ルガム、コンポジットレジ!ン等が用いられており、例
えばアマルガム充填の場合アマルガムとエナメル質問の
ギャップが必ず存在し、そこからう蝕が再発することが
多いが、このギャップをシールし、象牙質の侵入路を埋
める材料として本発明に係る口腔用組成物(キヤビ・テ
イシール剤)を窩洞に塗布するだけで耐う蝕性に優れた
被膜を付着し得、この被膜は上述したように強個に付着
される上、窩洞内では物理衝撃、摩擦は殆んどないため
更に長期間確実に保持されるので、キャビティシール剤
として非常に優れた効果を発揮する。しかも、本発明に
係る口腔用組成物は、第1錫イオンが安定して長期に亘
り活性状態で保持され、例えば液状の局所用塗布剤や洗
口剤の場合、従来よりも第1錫イオンが低濃度でも十分
安定保持され、これにより長期間保存後でも十分なう蝕
予防効果が発揮される。
また、経時的、熱的保存安定性が向上したことにより、
作り置きが可能に・なり、更に、安定化された高濃度の
塗布剤や洗口剤を所望に応じて希釈して使用することも
でき、使用上非常に便利である。次に実験例を示し、本
発明を具体的に説明する。
作り置きが可能に・なり、更に、安定化された高濃度の
塗布剤や洗口剤を所望に応じて希釈して使用することも
でき、使用上非常に便利である。次に実験例を示し、本
発明を具体的に説明する。
実験例1
フッ化第1錫3%とフッ化ナトリウムの所定量を水に溶
解し、第1錫イオンに対するフッ素イオンのモル比を種
々に変えた組成物を調製した。
解し、第1錫イオンに対するフッ素イオンのモル比を種
々に変えた組成物を調製した。
次に、これら組成物中にそれぞれ歯を20℃において3
分間浸漬して歯面塗布処理を行い、その後これを一晩水
道水中に放置し、次いて歯面をブラシで縦横それぞれ1
0回ずつブラシングし、表面付着物を除去した。こうし
て洗浄したサンプル(歯)を脱灰液(イ).1M酢酸緩
衝液、PH4.5)に浸漬し、20℃で2時間静置脱灰
した。次に、脱灰を受けたエナメル表面の硬度をヴイツ
カース硬度計を用いて測定し、その測定値て耐酸性の指
標とした。硬度測定結果を第1表及び第1図に示す。な
お、硬度値は5個のサンプルの平均値である。上記の結
果より、第1錫イオンに対するフッ素イオンのモル比が
ほぼ3.2の付近で変曲点があり、モル比3.2以上で
エナメル質の硬度を特異的に高くする効果が認められた
。実験例2 フッ化第1錫0.27yとフッ化ナトリウムの所定量と
L−アスコルビン酸の所定量とを水に溶解し、第1錫イ
オンに対するフッ素イオンのモル比及び第1錫イオンに
対するL−アスコルビン酸のモル比を種々に変えた組成
物100yを調製した。
分間浸漬して歯面塗布処理を行い、その後これを一晩水
道水中に放置し、次いて歯面をブラシで縦横それぞれ1
0回ずつブラシングし、表面付着物を除去した。こうし
て洗浄したサンプル(歯)を脱灰液(イ).1M酢酸緩
衝液、PH4.5)に浸漬し、20℃で2時間静置脱灰
した。次に、脱灰を受けたエナメル表面の硬度をヴイツ
カース硬度計を用いて測定し、その測定値て耐酸性の指
標とした。硬度測定結果を第1表及び第1図に示す。な
お、硬度値は5個のサンプルの平均値である。上記の結
果より、第1錫イオンに対するフッ素イオンのモル比が
ほぼ3.2の付近で変曲点があり、モル比3.2以上で
エナメル質の硬度を特異的に高くする効果が認められた
。実験例2 フッ化第1錫0.27yとフッ化ナトリウムの所定量と
L−アスコルビン酸の所定量とを水に溶解し、第1錫イ
オンに対するフッ素イオンのモル比及び第1錫イオンに
対するL−アスコルビン酸のモル比を種々に変えた組成
物100yを調製した。
これら組成物中にそれぞれ歯を50℃において3分間浸
漬して歯面塗布処理を行い、その後これを水道水(流水
下)て1時間水洗を行い、以下実施例1と同様な操作を
行つた後、エナメル表面硬度を測定し、第2表及び第3
表に示す結果を得た。第2表の結果を第2図に、第3表
の結果を第3図にそれぞれ示す。なお、第2表において
、“゜評価゛の欄の評価基準は以下の通りである。
漬して歯面塗布処理を行い、その後これを水道水(流水
下)て1時間水洗を行い、以下実施例1と同様な操作を
行つた後、エナメル表面硬度を測定し、第2表及び第3
表に示す結果を得た。第2表の結果を第2図に、第3表
の結果を第3図にそれぞれ示す。なお、第2表において
、“゜評価゛の欄の評価基準は以下の通りである。
(以下同じ)◎:歯面の耐酸性を向上させる効果及び組
成物の安定性がいずれも非常に良好。
成物の安定性がいずれも非常に良好。
0:歯面の耐酸性を向上させる効果及び組成物の安定性
がいずれも良好。
がいずれも良好。
Δ:歯面の耐酸性を向上させる効果又は組成物の安定性
が若干劣る。
が若干劣る。
×:歯面の耐酸性を向上させる効果及び組成物の安定性
のうちいずれか一方もしくは両方が劣る。
のうちいずれか一方もしくは両方が劣る。
次に、フッ化第1錫量を1.0%及び3.0%とし、上
記と同様に実験を行つた。
記と同様に実験を行つた。
結果を第4表に示す。また、第4表の結果を第3図に併
記する。実験例3フッ化第1錫0.27yとフッ化ナト
リウムの所定量と乳酸の所定量を水に溶解し、100g
の組成物を調製した。
記する。実験例3フッ化第1錫0.27yとフッ化ナト
リウムの所定量と乳酸の所定量を水に溶解し、100g
の組成物を調製した。
以下、実験例2と同様に操作し、エナメル質の表面硬度
を測定した。
を測定した。
第5表及び第6表にその結果を示す。また、第5表の結
果を第4図に、第6表の結果を第5図に示す。実験例2
、3の結果から、フッ化第1錫とフッ化ナトリウムとに
L−アスコルビン酸や乳酸といつたモノカルボン酸を配
合することにより、エナメル質の耐酸性を著しく高め得
ることが知見された。
果を第4図に、第6表の結果を第5図に示す。実験例2
、3の結果から、フッ化第1錫とフッ化ナトリウムとに
L−アスコルビン酸や乳酸といつたモノカルボン酸を配
合することにより、エナメル質の耐酸性を著しく高め得
ることが知見された。
また、実験例2、3の場合も実験例1と同様にF−/S
n2+が3.2の付近に変曲点があり、モル比3.2〜
7の範囲、特に3.5〜6の範囲でエナメル質の酸脱灰
後の表面硬度を200乃至は250以上に高くするとい
う特異性が認められた。なお、L−アスコルビン酸や乳
酸の代りに酢酸、プロピオン酸、n一酪酸、グルコン酸
を用いた場合も同様の結果が得られた。また、L−アス
コルビン酸や乳酸、或いは酢酸、プロピオン酸、n一酪
酸、グルコン酸といつたモノカルボン酸を配合した場合
、これらモノカルボン酸の下限配合量が第1錫イオン濃
度によつて差があることが認められた。
n2+が3.2の付近に変曲点があり、モル比3.2〜
7の範囲、特に3.5〜6の範囲でエナメル質の酸脱灰
後の表面硬度を200乃至は250以上に高くするとい
う特異性が認められた。なお、L−アスコルビン酸や乳
酸の代りに酢酸、プロピオン酸、n一酪酸、グルコン酸
を用いた場合も同様の結果が得られた。また、L−アス
コルビン酸や乳酸、或いは酢酸、プロピオン酸、n一酪
酸、グルコン酸といつたモノカルボン酸を配合した場合
、これらモノカルボン酸の下限配合量が第1錫イオン濃
度によつて差があることが認められた。
これらの結果より、第6図にう蝕予防効果(エナメル質
の表面硬度を高くする効果)及び第L錫イオンの安定性
を保持する効果を考慮したモノカルボン酸の好ましい配
合量を示す。即ち、第6図において直線X1(M=0.
8×0.5X)より上の範囲で直線X3(M=30×0
.6′)より下の範囲がモノカルボン酸の好ましい配合
範囲、直線X2(M=0.9×0.6′)と直線X3と
の間の範囲が更に好ましい範囲である。但し、Mは第1
錫イオン1モルに対するモノカルボン酸のモル数を表わ
し、xは第1錫イオンの組成物中の重量%値を表わす。
実験例4フッ化第1錫0.27yとフッ化ナトリウムの
所定量とマロン酸の所定量とを水に溶解し第L錫イオン
に対するフッ素イオンのモル比及び第1錫イオンに対す
るマロン酸のモル比を種々に変えた組成物100yを調
製した。
の表面硬度を高くする効果)及び第L錫イオンの安定性
を保持する効果を考慮したモノカルボン酸の好ましい配
合量を示す。即ち、第6図において直線X1(M=0.
8×0.5X)より上の範囲で直線X3(M=30×0
.6′)より下の範囲がモノカルボン酸の好ましい配合
範囲、直線X2(M=0.9×0.6′)と直線X3と
の間の範囲が更に好ましい範囲である。但し、Mは第1
錫イオン1モルに対するモノカルボン酸のモル数を表わ
し、xは第1錫イオンの組成物中の重量%値を表わす。
実験例4フッ化第1錫0.27yとフッ化ナトリウムの
所定量とマロン酸の所定量とを水に溶解し第L錫イオン
に対するフッ素イオンのモル比及び第1錫イオンに対す
るマロン酸のモル比を種々に変えた組成物100yを調
製した。
これら組成物を実験例2と同様に歯面に浸漬塗布し、同
様な操作を行なつた後、エナメル表面の硬度を測定し、
また各組成物の安定性を調べた。第7表及び第8表にそ
の結果を示す。また、第7表の結果を第7図に、第8表
の結果を第8図に示す。次に、フッ化第L錫量を1.0
%とし、上記と同様に実験を行つた。
様な操作を行なつた後、エナメル表面の硬度を測定し、
また各組成物の安定性を調べた。第7表及び第8表にそ
の結果を示す。また、第7表の結果を第7図に、第8表
の結果を第8図に示す。次に、フッ化第L錫量を1.0
%とし、上記と同様に実験を行つた。
結果を第9表に示す。また第9表の結果を第8図に併記
する。更に、フッ化第1錫量を3.0%とし、上記と同
様の実験を行つて第1咳及び第11表に示す結果を得た
。
する。更に、フッ化第1錫量を3.0%とし、上記と同
様の実験を行つて第1咳及び第11表に示す結果を得た
。
また、第1咳の結果を第9図に示し、第11表の結果を
第8図に併記する。実験例5 フッ化第1錫0.27yとフッ化ナトリウムの所定量と
酒石酸の所定量を水に溶解し、100yの組成物を調製
した。
第8図に併記する。実験例5 フッ化第1錫0.27yとフッ化ナトリウムの所定量と
酒石酸の所定量を水に溶解し、100yの組成物を調製
した。
以下、実験例2と同様に操作し、エナメル質の表面硬度
を測定した。
を測定した。
結果を第12表及び第13表に示す。また、第1法の結
果を第10図に示し、第13表の結果を第8図に併記す
る。実験例4、5の結果から、マロン酸や酒石酸といつ
たジカルボン酸を配合することによつても、第1錫イオ
ンに対するフッ素イオンのモル比が3.2〜7の範囲で
エナメル質の表面硬度を顕著に高めることができること
が認められた。
果を第10図に示し、第13表の結果を第8図に併記す
る。実験例4、5の結果から、マロン酸や酒石酸といつ
たジカルボン酸を配合することによつても、第1錫イオ
ンに対するフッ素イオンのモル比が3.2〜7の範囲で
エナメル質の表面硬度を顕著に高めることができること
が認められた。
なお、リンゴ酸、コハク酸、マレイン酸、L−アスパラ
ギン酸、L−グルタミン酸、シユウ酸といつたジカルボ
ン酸、クエン酸(トリカルボン酸)、塩酸や硫酸、ピロ
リン酸(鉱酸)も上記と同様の結果が得られた。
ギン酸、L−グルタミン酸、シユウ酸といつたジカルボ
ン酸、クエン酸(トリカルボン酸)、塩酸や硫酸、ピロ
リン酸(鉱酸)も上記と同様の結果が得られた。
また、マロン酸や酒石酸を配合した場合、モノカルボン
酸の場合と同様の傾向を示したが、好適な下限配合量、
上限配合量に差があることが認められた。
酸の場合と同様の傾向を示したが、好適な下限配合量、
上限配合量に差があることが認められた。
この場合、マロン酸、酒石酸以外の前記ジカルボン酸並
びにトリカルボン酸、鉱酸もマロン酸、酒石酸の場合と
同様の傾向を示し、モノカルボン酸とジカルボン酸、ト
リカルボン酸、鉱酸とではその作用効果に若干の差があ
ることが知見された。これらの結果より、第11図にう
蝕予防効果及び第1錫イオンの安定性を保持する効果を
考慮したジカルボン酸、トリカルボン酸、鉱酸の好まし
い配合量を示す。即ち、第11図において直線Y1(M
=0.2×0.6X)と乙(M=5×0.6′)との間
が好ましい範囲であり、より好ましくは直線Y2(M=
0.3×0.6′)とZ2(M=3X0.5′)との間
の範囲である。実験例6 フッ化第1錫0.205y1フッ化ナトリウム0.11
ダ、及びL−アスコルビン酸1.2yを水に溶解して1
00yの組成物(本発明品)を調製した。
びにトリカルボン酸、鉱酸もマロン酸、酒石酸の場合と
同様の傾向を示し、モノカルボン酸とジカルボン酸、ト
リカルボン酸、鉱酸とではその作用効果に若干の差があ
ることが知見された。これらの結果より、第11図にう
蝕予防効果及び第1錫イオンの安定性を保持する効果を
考慮したジカルボン酸、トリカルボン酸、鉱酸の好まし
い配合量を示す。即ち、第11図において直線Y1(M
=0.2×0.6X)と乙(M=5×0.6′)との間
が好ましい範囲であり、より好ましくは直線Y2(M=
0.3×0.6′)とZ2(M=3X0.5′)との間
の範囲である。実験例6 フッ化第1錫0.205y1フッ化ナトリウム0.11
ダ、及びL−アスコルビン酸1.2yを水に溶解して1
00yの組成物(本発明品)を調製した。
次に、この組成物中に歯を20℃で3分間浸漬し、水道
水(流水下)て2?間水洗を行い、以下実験例2と同様
な操作を行つた後エナメル質の表面硬度を測定した。ま
た、この硬度測定のための前処理操作と同様な操作にお
いて、脱灰液(イ).1M酢酸緩衝液、PH4.5)に
よる脱灰条件を脱灰温度37℃、脱灰時間5時間し、こ
の条件下でエナメル質から溶出したカルシウムイオンを
原子吸光光度計を用いて測定した。
水(流水下)て2?間水洗を行い、以下実験例2と同様
な操作を行つた後エナメル質の表面硬度を測定した。ま
た、この硬度測定のための前処理操作と同様な操作にお
いて、脱灰液(イ).1M酢酸緩衝液、PH4.5)に
よる脱灰条件を脱灰温度37℃、脱灰時間5時間し、こ
の条件下でエナメル質から溶出したカルシウムイオンを
原子吸光光度計を用いて測定した。
更に、同様の前処理操作において、ブラシングによるエ
ナメル質表面付着物の除去操作後、エナメル質の最表層
3μmを削り取り、その中のフッ素量をフッ素イオン電
極を用いて測定した。
ナメル質表面付着物の除去操作後、エナメル質の最表層
3μmを削り取り、その中のフッ素量をフッ素イオン電
極を用いて測定した。
上記の測定結果を第14表に示す。また、前記組成物を
40〜50℃に加温し、これに歯を3分間浸漬した後、
上記と同様の操作を行つてエナメル質の表面硬度、エナ
メル質からのCa2+溶出量、フッ素のアツプテーク量
を測定した。
40〜50℃に加温し、これに歯を3分間浸漬した後、
上記と同様の操作を行つてエナメル質の表面硬度、エナ
メル質からのCa2+溶出量、フッ素のアツプテーク量
を測定した。
その結果を第14表に併記する。更に比較のため、フッ
化第1錫の8%水溶液及び酸性フッ素リン酸溶液(AP
F;フッ素1.23%、PH3.O)をそれぞれ調製し
、これら溶液に歯を20℃で3分間浸漬した後、水道水
(流水下)で2肴間水洗を行い、上記と同様にして硬度
、Ca2+溶出量、フッ素を測定した。
化第1錫の8%水溶液及び酸性フッ素リン酸溶液(AP
F;フッ素1.23%、PH3.O)をそれぞれ調製し
、これら溶液に歯を20℃で3分間浸漬した後、水道水
(流水下)で2肴間水洗を行い、上記と同様にして硬度
、Ca2+溶出量、フッ素を測定した。
第14表にその結果を併記する。また、上記各試料につ
き、それぞれ脱灰(脱灰条件3rC15時間)後のエナ
メル質表面の形態変化を走査型電子顕微鏡を用いて観察
した。
き、それぞれ脱灰(脱灰条件3rC15時間)後のエナ
メル質表面の形態変化を走査型電子顕微鏡を用いて観察
した。
第12図乃至第15図にその顕微鏡写真を示す(なお、
倍率はそれぞれ300@である。)なお、本発明に係る
組成物中に歯を50℃、3分間の条件で浸漬した後、水
道水で2〜3分洗浄した場合におけるフッ素アツプテー
ク量は15000ppmであつた。
倍率はそれぞれ300@である。)なお、本発明に係る
組成物中に歯を50℃、3分間の条件で浸漬した後、水
道水で2〜3分洗浄した場合におけるフッ素アツプテー
ク量は15000ppmであつた。
上記結果より、本発明に係る組成物は、これを歯面に適
用した場合、表面崩壊のない非常に耐酸性に富む歯質を
形成でき、かつそのフッ素アツプテーク量も顕著に増大
し、従来にない優れたう蝕予防効果を有していることが
わかる、、5.実験例7フッ化第1錫をフッ化ナトリウ
ム及び第1俵に示した酸と共に水に溶解した試料を密閉
もしくは開放条件下において室温で1ケ月保存した後、
溶存SIl2+量をヨウ素滴定法により定量し、溶存S
Il2+残存率を算出した。
用した場合、表面崩壊のない非常に耐酸性に富む歯質を
形成でき、かつそのフッ素アツプテーク量も顕著に増大
し、従来にない優れたう蝕予防効果を有していることが
わかる、、5.実験例7フッ化第1錫をフッ化ナトリウ
ム及び第1俵に示した酸と共に水に溶解した試料を密閉
もしくは開放条件下において室温で1ケ月保存した後、
溶存SIl2+量をヨウ素滴定法により定量し、溶存S
Il2+残存率を算出した。
結果を第1俵に示す。なお、各試料のPHはいずれも2
.6になるように調整した。前記各試料はいずれも6ケ
月間保存しておいても白濁乃至沈殿は全く生じなかつた
。
.6になるように調整した。前記各試料はいずれも6ケ
月間保存しておいても白濁乃至沈殿は全く生じなかつた
。
これに対し、酸を配合せず、フッ化第1錫とフッ化ナト
リウムとで調製したものはフッ化第1錫の濃度が0.2
05%の場合には半日、3%の場合には5日で沈殿が生
じた。以上説明したように、本発明は第1錫塩と水溶性
フッ化物とを水に溶解状態でかつ第1錫イオン1モルに
対しフッ素イオン3.2〜7モルの割合で配合し、更に
好ましくは口腔内適用可能な酸を配合するようにしたこ
とにより、優れたう蝕予防効果を発揮すると共に、口腔
内適用後その効果を長期間持続させることができ、かつ
第1錫イオンが長期に亘り安定して保持され、保存安定
性、熱的安定性がきわめて良好である。
リウムとで調製したものはフッ化第1錫の濃度が0.2
05%の場合には半日、3%の場合には5日で沈殿が生
じた。以上説明したように、本発明は第1錫塩と水溶性
フッ化物とを水に溶解状態でかつ第1錫イオン1モルに
対しフッ素イオン3.2〜7モルの割合で配合し、更に
好ましくは口腔内適用可能な酸を配合するようにしたこ
とにより、優れたう蝕予防効果を発揮すると共に、口腔
内適用後その効果を長期間持続させることができ、かつ
第1錫イオンが長期に亘り安定して保持され、保存安定
性、熱的安定性がきわめて良好である。
以下実施例を示す。
実施例1
水に下記各成分を溶解することにより液状局所用塗布剤
を調製した。
を調製した。
実施例2
水に下記各成分を溶解することにより液状局所用塗布剤
を調製した。
を調製した。
水5α邦にフッ化第1錫、フッ化ナトリウム、L−アス
コルビン酸を溶解したものと水(支)部に残り各成分を
配合したものとを混合して上記組成のゲル状塗布剤を調
製した。
コルビン酸を溶解したものと水(支)部に残り各成分を
配合したものとを混合して上記組成のゲル状塗布剤を調
製した。
実施例4
実施例3と同様にして超音波用処置剤を調製した。
実施例5
水に下記各成分を溶解して洗口剤を調製した。
実施例6水にフッ化第1錫、フッ化ナトリウム、乳酸を
溶解したものと水に残り各成分を常法に従つて混ぜ合せ
たものとを混合して上記組成の練歯磨を製造した。実施
例7 実施例6と同様にして下記組成の練歯磨を製造した。
溶解したものと水に残り各成分を常法に従つて混ぜ合せ
たものとを混合して上記組成の練歯磨を製造した。実施
例7 実施例6と同様にして下記組成の練歯磨を製造した。
第1図はフッ化第1錫とフッ化ナトリウムとを含む組成
物において、第1錫イオンに対するフッ素イオンのモル
比と硬度との関係を示すグラフ、第2図はフッ化第1錫
とフッ化ナトリウムとL−アスコルビン酸とを含む組成
物において、第1錫イオンに対するフッ素イオンのモル
比と硬度との関係を示すグラフ、第3図は同組成物にお
いて、第1錫イオンに対するL−アスコルビン酸のモル
比と硬度との関係を示すグラフ、第4図はフッ化第1錫
とフッ化ナトリウムと乳酸とを含む組成物において、第
L錫イオンに対するフッ素イオンのモル比と硬度との関
係を示すグラフ、第5図は同組成物において、第1錫イ
オンに対する乳酸のモル比と硬度との関係を示すグラフ
、第6図は第1錫イオン濃度と第1錫イオンに対するモ
ノカルボン酸のモル比との関係において、モノカルボン
酸の好ましい配合範囲を説明するグラフ、第7図はフッ
化第1錫0.27%とフッ化ナトリウムとマロン酸とを
含む組成物において、第L錫イオンに対するフッ素イオ
ンのモル比と硬度との関係を示すグラフ、第8図はフッ
化第1錫とフッ化ナトリウムとマロン酸もしくは酒石酸
とを含む組成物において、第1錫イオンに対するこれら
のジカルボゾ酸のモル比と硬度との関係を示すグラフ、
第9図はフッ化第1錫3%とフッ化ナトリウムとマロン
酸とを含む組成物において、第1錫イオンに対するフッ
素イオンのモル比と硬度との関係を示すグラフ、第10
図はフッ化第1錫とフッ化ナトリウムと酒石酸とを含む
組成物において、第1錫イオンに対するフッ素イオンの
モル比と硬度との関係を示すグラフ、第11図は第1錫
イオンと第1錫イオンに対するジカルボン酸、トリカル
ボン酸、鉱酸のモル比との関係において、これら酸の好
ましい配合範囲を説明するグラフ、第12図乃至第15
図はそれぞれ口腔用組成物を歯面に塗布し、脱灰した後
の表面状態を表わす顕微鏡写真て、第12図は従来の酸
性フッ素リン酸溶液、第13図は従来の8%フッ化第L
錫溶液、第14図及び第15図は本発明の一実施例をそ
れぞれ使用した場合の写真である。
物において、第1錫イオンに対するフッ素イオンのモル
比と硬度との関係を示すグラフ、第2図はフッ化第1錫
とフッ化ナトリウムとL−アスコルビン酸とを含む組成
物において、第1錫イオンに対するフッ素イオンのモル
比と硬度との関係を示すグラフ、第3図は同組成物にお
いて、第1錫イオンに対するL−アスコルビン酸のモル
比と硬度との関係を示すグラフ、第4図はフッ化第1錫
とフッ化ナトリウムと乳酸とを含む組成物において、第
L錫イオンに対するフッ素イオンのモル比と硬度との関
係を示すグラフ、第5図は同組成物において、第1錫イ
オンに対する乳酸のモル比と硬度との関係を示すグラフ
、第6図は第1錫イオン濃度と第1錫イオンに対するモ
ノカルボン酸のモル比との関係において、モノカルボン
酸の好ましい配合範囲を説明するグラフ、第7図はフッ
化第1錫0.27%とフッ化ナトリウムとマロン酸とを
含む組成物において、第L錫イオンに対するフッ素イオ
ンのモル比と硬度との関係を示すグラフ、第8図はフッ
化第1錫とフッ化ナトリウムとマロン酸もしくは酒石酸
とを含む組成物において、第1錫イオンに対するこれら
のジカルボゾ酸のモル比と硬度との関係を示すグラフ、
第9図はフッ化第1錫3%とフッ化ナトリウムとマロン
酸とを含む組成物において、第1錫イオンに対するフッ
素イオンのモル比と硬度との関係を示すグラフ、第10
図はフッ化第1錫とフッ化ナトリウムと酒石酸とを含む
組成物において、第1錫イオンに対するフッ素イオンの
モル比と硬度との関係を示すグラフ、第11図は第1錫
イオンと第1錫イオンに対するジカルボン酸、トリカル
ボン酸、鉱酸のモル比との関係において、これら酸の好
ましい配合範囲を説明するグラフ、第12図乃至第15
図はそれぞれ口腔用組成物を歯面に塗布し、脱灰した後
の表面状態を表わす顕微鏡写真て、第12図は従来の酸
性フッ素リン酸溶液、第13図は従来の8%フッ化第L
錫溶液、第14図及び第15図は本発明の一実施例をそ
れぞれ使用した場合の写真である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 第1錫塩と水溶性フッ化物とが水に溶解された状態
でかつ溶存した第1錫イオン1モルに対して溶存したフ
ッ素イオンが3.2〜7モルの割合で含有されてなるこ
とを特徴とする口腔用組成物。 2 第1錫塩としてフッ化第1錫を全体の0.1〜4重
量%配合した特許請求の範囲第1項記載の口腔用組成物
。 3 水溶性フッ化物としてフッ化ナトリウム、フッ化カ
リウム、フッ化アンモニウム、モノフルオロリン酸ナト
リウム、モノフルオロリン酸カリウムからなる群より選
ばれる1種又は2種以上のフッ化物を使用した特許請求
の範囲第1項又は第2項記載の口腔用組成物。 4 第1錫塩と水溶性フッ化物とが水に溶解された状態
でかつ溶存した第1錫イオン1モルに対して溶存したフ
ッ素イオンが3.2〜7モルの割合で含有されていると
共に、口腔内適用可能な酸性物質が配合されてなること
を特徴とする口腔用組成物。 5 pHが2〜4の範囲にある特許請求の範囲第4項記
載の口腔用組成物。 6 第1錫塩としてフッ化第1錫を全体の0.1〜6重
量%配合した特許請求の範囲第4項又は第5項記載の口
腔用組成物。 7 水溶性フッ化物としてフッ化ナトリウム、フッ化カ
リウム、フッ化アンモニウム、モノフルオロリン酸ナト
リウム、モノフルオロリン酸カリウムからなる群より選
ばれる1種又は2種以上のフッ化物を使用した特許請求
の範囲第4項、第5項又は第6項記載の口腔用組成物。 8 口腔内適用可能な酸性物質としてモノカルボン酸、
ジカルボン酸、トリカルボン酸、及び鉱酸から選ばれる
1種もしくは2種以上を使用した特許請求の範囲第4項
乃至第7項いずれか記載の口腔用組成物。9 口腔内適
用可能な酸性物質としてモノカルボン酸を第1錫イオン
1モルに対して0.8×0.5^xモル(但し、xは口
腔用組成物中の第1錫イオンの重量%値)以上かつ30
×0.6^xモル以下の割合で配合した特許請求の範囲
第4項乃至第7項いずれか記載の口腔用組成物。 10 モノカルボン酸がL−アスコルビン酸及び/又は
乳酸である特許請求の範囲第9項記載の口腔用組成物。 11 口腔内適用可能な酸性物質としてジカルボン酸、
トリカルボン酸もしくは鉱酸を第1錫イオン1モルに対
して0.2×0.6^xモル(但し、xは口腔用組成物
中の第1錫イオンの重量%値)以上かつ5×0.6^x
モル以下の割合で配合した特許請求の範囲第4項乃至第
7項いずれか記載の口腔用組成物。12 ジカルボン酸
がマロン酸及び/又は酒石酸であり、トリカルボン酸が
クエン酸であり、鉱酸が塩酸及び/又はピロリン酸であ
る特許請求の範囲第11項記載の口腔用組成物。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52126102A JPS6043324B2 (ja) | 1977-10-20 | 1977-10-20 | 口腔用組成物 |
US05/949,031 US4363794A (en) | 1977-10-20 | 1978-10-06 | Oral composition for caries prophylaxis |
AU40841/78A AU4084178A (en) | 1977-10-20 | 1978-10-18 | Dental composition |
GB7841072A GB2007974B (en) | 1977-10-20 | 1978-10-18 | Oral composition |
FR7829839A FR2406437A1 (fr) | 1977-10-20 | 1978-10-19 | Composition pour traitements buccaux |
CA313,874A CA1113007A (en) | 1977-10-20 | 1978-10-20 | Fluoride and stannous salt in acidic oral composition |
DE19782845822 DE2845822A1 (de) | 1977-10-20 | 1978-10-20 | Zahnbehandlungsmittel |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52126102A JPS6043324B2 (ja) | 1977-10-20 | 1977-10-20 | 口腔用組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5459339A JPS5459339A (en) | 1979-05-12 |
JPS6043324B2 true JPS6043324B2 (ja) | 1985-09-27 |
Family
ID=14926655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52126102A Expired JPS6043324B2 (ja) | 1977-10-20 | 1977-10-20 | 口腔用組成物 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4363794A (ja) |
JP (1) | JPS6043324B2 (ja) |
AU (1) | AU4084178A (ja) |
CA (1) | CA1113007A (ja) |
DE (1) | DE2845822A1 (ja) |
FR (1) | FR2406437A1 (ja) |
GB (1) | GB2007974B (ja) |
Families Citing this family (62)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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