JPS6043322B2 - 口腔用組成物 - Google Patents

口腔用組成物

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JPS6043322B2
JPS6043322B2 JP54113773A JP11377379A JPS6043322B2 JP S6043322 B2 JPS6043322 B2 JP S6043322B2 JP 54113773 A JP54113773 A JP 54113773A JP 11377379 A JP11377379 A JP 11377379A JP S6043322 B2 JPS6043322 B2 JP S6043322B2
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    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は歯磨、局所塗布剤、知覚過敏症鈍麻1剤、プ
ロフイラクシスペースト、洗口剤、キャビティシール剤
、超音波処置剤、イオン導入用処置剤、デンタルフロス
、かみくだき錠剤、口腔用バンド、チユーインガム等と
して使用される口腔用組成物に関し、特に難溶性第1錫
化合物としてフィチッ酸化合物とが含有され、その適用
により歯質の耐酸性を向上させることができるなど、う
蝕予防、歯周疾患の予防に好適な口腔用組成物に関する
従来より、第1錫化合物及びフッ素化合物はその歯面
への適用によりう蝕抑制効果を与えることが知られてお
り、特に第1錫化合物はこれを含む液で歯牙エナメル質
及び象牙質を処理すると、第1錫イオンの作用で耐酸性
の高い歯質を与えることが知られている。
また最近の研究報告によると、第1錫イオンには口腔内
硬組織に対する上述した効果のほかにう蝕及び歯周疾患
の主たる原因とみなされている歯垢の形成抑制に優れた
効果があることが注目されている〔ActaOdOnt
.Scand.、箋、211。
(1978)〕。従つて第1錫イオンはう蝕の抑制、歯
周疾患の抑制に優れた較果を示すものと期待されている
しかし、第1錫化合物の溶液は保存安定性が悪く、その
溶存活性第1錫イオンが容易に失活してlしまう等の問
題がある。例えば最も汎用されているフッ化第1錫の水
溶液は、その第1錫イオンが加水分解や空気酸化によつ
て上述した効果を奏しない不活性な錫化合物(不溶性の
水酸化錫、酸化錫、酸化フッ化錫、4価の錫化合物等)
に容易に変化し、溶存活性第1錫イオン量が著しく減少
してしまい。この結果う蝕予防等の効果が減少する。特
にこの傾向はフッ化第1錫の濃度が低い程、保存温度が
高い程著しい。また、このフッ化第1錫イオンを歯磨剤
に配合した場合、歯磨剤中一の他の成分と反応して不溶
性の水酸化錫、リン酸化錫等や可溶性ではあるが、非常
に安定なコンプレックスを形成し易く、有効第1錫イオ
ン量が減少する(この傾向はPH6.O以上で著しい)
。更に、加水分解或いは溶存酸素によつても歯磨剤中の
Sn2+がSn4+に酸化され、有効活性な溶存第1錫
イオン量が減少してしまい、フッ化第1錫配合による効
果が十分に発揮されない。この場合、香料、香味、発泡
性、歯磨剤及び粘結剤の加水分解性、或いは劣化、変質
を考えると、歯磨剤のPHをあまり低くすることは好ま
しくない。このような保存に伴なう有効溶存第1錫イオ
ン量の減少を防止するため、従来種々の技術が提案され
ている。
例えば、米国特許第2946725号、英国特許第80
4486号、同第845611号公報には、難溶性の第
1錫化合物、例えばピロリン酸第1錫、メタリン酸第1
錫、酒石酸第1錫等を゜“ReservOir゛として
可溶性第1錫化合物、例えばフッ化第1錫と共に歯磨剤
中に配合することにより、この難溶性第1錫化合物から
少量の第1錫イオンを長期に亘つて供給し、第1錫イオ
ン濃度を一定のレベルに維持する歯磨剤が開示されてい
る。
また、ある種の有機キレート剤や錯形成可能な試薬を第
1錫イオンに作用させるこそとにより、第1錫イオンそ
のものを安定化する技術が提案され、例えばリンゴ酸や
クエン酸等のカルボン酸、或いはその塩を用いたり(米
国特許第328279鏝)、ヒドロキシエチルニトリロ
ジ酢酸もしくはその塩を用いたり(米国特許第3544
678号)、アルドン酸類を用いたり(米国特許第31
05798号)、更にはメタンジホスホン酸やエタンー
1−ヒドロキシー1・1ージホスホン酸類を用いたり(
米国特許第3549677号、英国特許第116064
吟、特公昭46−10436号)等して、第1錫イオン
の保存安定性を高めることが提案されている。
しかし、難溶性第L錫化合物を゜゜reserv0ir
゛として配合する技術は、本質的に難溶性第1錫化合物
が可溶化されているものではなく、このため特に、歯磨
剤系やゲルタイプ系、プロフイラクシスペースト系のよ
うなかなりの粘稠な系では溶解第L錫イオンの供給能力
が必ずしも十分高くなく、その結果溶存有効第1錫イオ
ンの経時的減少もかなり著しいといえる。
また、効果の面でも必ずしも高くはない。更に、第L錫
イオンそのものにある種のキレート剤や錯形成可能な試
薬を作用させて安定化する技術は、あまり強く第1錫イ
オンを安定化しすぎると第1錫イオンの歯質との反応活
性度が阻害され、第1錫イオンによる所期の効果が十分
達成されない。
一方、従来より第1錫化合物、フッ素化合物以外にもう
蝕抑制効果を与える種々の化合物が検討ノされており、
例えばフイチン酸ナトリウムやフイチン酸カルシウムを
用いてハイドロオキシアパタイトの酸への溶解性を減少
させることも検討されているが、その評価は一定してい
ない。
また、このフイチン酸を用いた例として、フイチン酸カ
ル7シウム等のフイチン酸の2価金属塩をモノフルオロ
リン酸塩と共に配合した口腔用組成物(英国特許第13
84385号)、更には水溶性カルシウム塩を含む相と
フイチン酸等の水溶性有機もしくは無機リン酸化合物、
場合によりこれに水溶性フッ素化合物を加えて得た相と
の2相を別個に隔離して有する口腔用組成物(英国特許
1408922号)も提案されているが、これらも同様
にその効果が広く認められるに至つていない。本発明者
らは、う蝕の抑制、口腔疾患の予防に好適に使用し得る
口腔用組成物につき鋭意研究を行なつた結果、従来それ
単独では使用されることがなく゜゜reserv0iビ
としてのみ可溶性第1錫と共に用いられてきた難溶性第
1錫化合物を使用し、これにフイチン酸化合物を配合す
ると、難溶性第1錫化合物が適度に可溶化し、かつ従来
の可溶性第1錫化合物、特に従来より効果の高いことが
知られているフッ素イオン含有第1錫化合物、典型的に
はフッ化第1錫イオンを用いて歯面に処置した場合に比
較して、より耐酸性の高い被膜を形成し、エナメル質耐
酸性を向上させることを知見した。
即ち、難溶性第1錫化合物を適度に可溶化し得る物質と
しては、フイチン酸化合物に限られず、クエン酸、シユ
ウ酸、安息香酸、EDTAなどにも認められたが、本発
明者らの知見によれば、難溶性第1錫化合物が上記の酸
によつて単に可溶化しているというだけでは歯質耐酸性
を向上させるものではなく、換言すれば強い耐酸性被膜
形成能は必ずしも溶存第1錫量に対応しているものでは
なく、ただ難溶性第1錫化合物にフイチン酸化合物を配
合することにより、難溶性第L錫化合物を適度に可溶化
させて溶存活性な第1錫イオンを供給し、その結果を有
効に発揮させると同時に、この溶存第1錫化合物がフイ
チン酸化合物と相乗的に作用し、耐酸性の強い被膜を形
成し、歯一牙エナメル質の耐酸性を向上させることがで
きる特別な作用を有していることを知見し、これにより
難溶性第1錫化合物をそれ単独で使用し得るようにした
ものである。しかもこの場合、フイチン酸化合物を難溶
性第1錫の全部を溶解させず、一!部が沈殿状態にある
ように配合することにより、経時的な溶存第1錫イオン
量の低下を防止し、溶存第1錫イオン量をほぼ一定のレ
ベルに保持し得て、経時安定性を向上させることができ
ることを知見した。なおまた、難溶性第1錫化合物一フ
ィ3チン酸化合物の系は、フイチン酸化合物の特有な作
用により、第1錫化合物を用いる場合に従来より問題と
された第1錫イオンに特徴的な味覚に対する渋みを軽減
し、マイルドなものにすることができることを見い出し
、上記知見に基いて本発明4を完成するに至つたもので
ある。以下、本発明につき詳しく説明する。
本発明に係る口腔用組成物は、難溶性第1錫化合物とフ
イチン酸化合物とを含有してなるものであるが、この場
合、難溶性第1錫化合物としてはピロリン酸第1錫、酸
化第1錫、メタリン酸第1錫、シユウ酸第1錫、リン酸
第1錫、酒石酸第1錫等の1種又は2種以上が使用し得
る。
これら難溶性第L錫化合物は第L錫イオン源となるもの
で、その配合量は必ずしも限定されないが、0.2%(
重量%、以下同じ)以上とすることが好ましく、またそ
の上限は10%とすることが望ましい。フイチン酸化合
物としては、フイチン酸、それフにフイチン酸の1〜6
位のリン酸基の一部もしくは全部の水素原子をアルカリ
金属基で置換したフイチン酸ナトリウム、フイチン酸カ
リウム、フイチン酸リチウム等のフイチン酸のアルカリ
金属塩、フイチン酸アンモニウム、更にフイチン酸マ・
グネシウム、フイチン酸亜鉛、フイチン酸カルシウム等
のフイチン酸の■価金属塩、フイチン酸アルミニウム、
或いはフイチン、これらの複合塩等の1種又は2種以上
が使用でき、特に水溶性のものが好適である。これらフ
イチン酸化合物の配合量も必ずしも限定されないが、0
.1〜20%、特に0.2〜10%とすることが好まし
い。
この場合、フイチン酸化合物は、前記難溶性第1錫化合
物の全部を溶解させず、難溶性第]錫化合物の一部のみ
を溶解させる量において配合することが好ましく、これ
により沈殿している難溶性第1錫化合物が44rese
rv0ir′3として作用し、溶存第1錫イオン量をほ
ぼ一定量に保持する。本発明のその他の成分としては、
口腔用組成物の種類、その用途や剤型等に応じた公知の
成分が用いられ、水に難溶性第1錫化合物、フイチン酸
化合物、更には必要に応じて所望の公知成分を混ぜ合わ
せることによつて口腔用組成物を製造する。
即ち、本発明に係る口腔用組成物は、洗口剤(液剤、錠
剤、粉粒状剤、ペースト)、かみくだき錠剤、口腔用バ
ンド、局所用塗布剤(液剤、ペースト)、キャビティシ
ール剤、超音波処置剤、イオン導入用処置剤、プロフイ
ラクシスペースト、歯磨、デンタルフロス、知覚過敏症
鈍麻剤、チユーインガム等として使用されるものである
が、例えは液状の洗口剤や局所用塗布剤等を製造する場
合は、蒸留水又はイオン交換水、エタノール等の溶剤に
難溶性第1錫化合物、フイチン酸化合物を加え、これに
必要に応じてサッカリン等の甘味料やハツカ油、スペア
ミント油、アニス油等の付香剤を少量加えて製造する。
また、ゲル状の洗口剤や局所用塗布剤を製造する場合は
、前記液状物に更にグリセリン、ソルビトール、プロピ
レングリコール、ポリエチレングリコール等の保湿剤(
配一合量通常5〜7鍾量%)や、キサンタンガム、グア
ガム、カラギナン、ナトリウムカルボキシメチルセルロ
ース等の粘結剤(配合量通常0.3〜10重量%)、そ
れに少量のバラオキシ安息香酸エチル、バラオキシ安息
香酸ブチル等の防腐剤などを加えて製造する。更に、錠
剤や粉粒状剤は、乳糖、マンニット等の賦形剤、トウモ
ロコシデンプン、カルボキシメチルセルロース等の崩壊
剤、結合剤など、公知の錠剤、粉粒状剤用成分を用いて
常法に柔つて製造し得、また口腔用バンドは難溶性第1
錫化合物、フイチン酸化合物と共に水に溶解しもしくは
水てゲル化する粘着性高分子物質、多価アルコール、界
面活性剤等の所要の成分を水に溶解もしくは分散させ、
これを凍結乾燥し、所望の形状に裁断する等の方法で製
造する。また、歯磨の場合には、ピロリン酸カルシウム
、不溶性アルカリ金属メタリン酸塩(例えば不溶性メタ
リン酸ナトリウム)、二酸化チタン、レジン、水酸化ア
ルミニウム、無水ケイ素、アルミナシリケート等の研磨
剤(配合量通常20〜60重量%)、キサンタンガム、
グアガム、カラギナン、ハイドロキシエチルセルロース
、ナトリウムカルボキシメチルセルロース等の粘結剤(
イ).5〜5%)、グリセリン、ソルビトール、その他
の多価アルコール等の保湿剤(20〜25%)、ラウリ
ル硫酸ナトリウムなどの水溶性アルキル硫酸塩、その他
の発泡剤(イ).5〜3%)、それに付香剤、甘味剤、
防腐剤、更にクロルヘキシジン等の有効成分などを使用
して製造する。なお、本発明に係る口腔用組成物のPH
は2〜7てあり、特に組成物の効果を効率よく良好に発
揮させることができる点からPH3〜6とすることが好
ましい。
この場合、PHの調整はフイチン酸或いはその塩の配合
により行うようにしてもよいが、クエン酸、酒石酸、乳
酸、マロン酸、リンゴ酸、L−アスコルビン酸、コハク
酸、酢酸などの有機酸又はそのアルカリ金属塩、或いは
塩酸、リン酸等の無機酸や水酸化ナトリウム等のアルカ
リを加えて所望のPHに調整するようにしてもよい。本
発明の口腔用組成物は、その種類、剤型等に応じた通常
の方法で使用するもので、例えば洗口剤の場合、液剤で
あればそのままもしくは水に希釈して適用し、錠剤、粉
粒剤、ゲル形態のものであれば水に溶解又は分散させて
適用する。また、口腔用バンドは歯牙に貼布して使用す
るもので、その適用によりこのバンドの主構成成分であ
る粘着性高分子が唾液の作用でゲル化し、粘着性を帯び
て歯牙に密着よく保持され、バンド中の有効成分(第1
錫イオン、フイチン酸化合物)が歯牙に作用する。更に
、塗布剤の場合であればこれを歯面に塗布することによ
つて適用するなど、適宜使用法により適用する。このよ
うに、これら口腔用組成物はそのままもしくは水で希釈
、溶解、分散するなど、口腔内適用に適した状態に調製
して適用するが、歯面への適用により、フイチン酸化合
物の存在によつて難溶性第1錫化合物の一部もしくは全
部が可溶化されて存する有効活性な溶存第1錫イオンが
フイチン酸化合物と相乗的に作用し合い、耐酸性の強い
被膜を形成し、エナメル質の耐酸性を向上させると共に
、溶存第1錫イオンにより歯垢の形成または歯面付着を
抑制し得る。
しかもこの場合、この効果は広範囲の組成物PHにおい
て、また溶存第1錫イオンが低濃度においても良好に発
揮する。かつまた、難溶性第1錫化合物が口腔用組成物
中で一部沈殿状態にある場合は、長期保存後においても
溶存活性な第1錫イオン量がほぼ一定レベルに保持され
る。) また、本発明の口腔用組成物は、フイチン酸化
合物の存により溶存第1錫イオンによる味覚に対する渋
みが軽減し、使用感もよいものである。
次に実験例を示して本発明の効果を具体的に説明する。
なお、下記の例において%はいずれも重7量%である。
実験例1 第1表に示すキレート化剤乃至錯形成物を用い、下記処
方の試験試料を調製した。
なお、PHは水酸化ナトリウム又は塩酸を用いて4.0
に調整しつた。ピロリン酸第1錫
1.0%キレート化剤・錯形成物質 第1表に示
す量水 バランス
100.0%次に、
各試料につき、その調製直後及びこれら試料を加速試験
として1気圧酸素デシケ−ター中にて20℃で1ケ月間
保存した後の溶存第1錫イオン量とこれら試料で処理し
た場合のエナメル質脱灰後のビッカース硬度値を下記の
方法で測定し、第1表に示す結果を得た。
第1錫イオンの測定 第1錫イオンの定量は、遠沈分離(10000〜120
00r′.P.m)にて沈殿部を除いた上澄液について
、0.05Nヨウ素溶液を用いて溶存第1錫量を滴定し
た。
ビッカース硬度値の測定 前記試料中に人工ナメル質を30℃にて3分間浸漬した
後、歯刷子により縦横各1圓、計20回ブラッシングし
、その後流水下にて1紛間水洗を行なつた(温度20℃
)。
水洗後、処置した歯を脱灰液(イ).1M酢酸緩衝液、
PH4.5)に浸漬して20℃で2時間静置脱灰し、脱
灰後のエナメル質表面の硬度をビッカース硬度計を用い
て測定し、その測定値により試料のエナメル質耐酸性向
上効果を評価した。即ち、ビッカース硬度値の高い程、
エナメル質に対する耐酸性被膜形成能が高く、耐酸性を
向上させる効果が高いものである。なお、酸脱灰を受け
ない人工ナメル質のビッカース硬度は350〜370で
ある。注1:各キレート剤・錯形成物質はフイチン酸5
ナトリウム1.0%と等モル量となるように配合4した
注2:U.m.はエナメル質がひどく脱灰されて硬度測
定不能(■HN5O以下)であることを示す。
第1表の結果から明らかなように、難溶性であるピロリ
ン酸第1錫をある程度可溶化し得る化合物としては、フ
イチン酸5ナトリウム、クエン酸、シユウ酸、安息香酸
、EDTA−2Naがあることが認められた。
しかし、クエン酸、シユウ酸、安息香酸、EDTA62
Naを用いた場合の耐酸性向上効果は低く、従つて耐酸
性被膜形成能が必ずしも溶存第1錫イオン量に対応して
いるものではないことが知見され、ただフイチン酸化合
物(この場合はフイチン酸5ナトリウム)を用いた場合
にのみ、難溶性第1錫化合物を可溶化し、歯質反応性有
効第1錫イオンを供給して、歯質の耐酸性を向上させる
特別な作用を与えるものであることが認められた。なお
、比較のため、1.0%フイチン酸5ナトリウム水溶液
(PH2.8)、1%ピロリン酸第1錫、及び1.0%
フッ化第1錫水溶液(PH2.8)を用いて上記と同様
にして人工ナメル質を処理し、脱灰後のビッカース硬度
を測定した結果は、いずれも硬度値が低く、効果の認め
られないものであつた。
また、水にフッ化第1錫0.4%とピロリン酸第1錫1
.0%を加えた系を用いて同様にビッカース硬度を測定
した場合約100であり、従つて、このピロリン酸第1
錫一フイチン酸化合物の系は、従来のフッ化第1錫、或
いはフッ化第1錫−ピロリン酸第L錫の系よりも優れた
耐酸性効果を有することが知見された。なおまた、フイ
チン酸及びフイチン酸5カリウムを用いて上記と同様の
実験を行なつたところ、フイチン酸5ナトリウムを用い
た場合と同様の結果が得られた。
実験例2 ピロリン酸第1錫及びフイチン酸5ナトリウムを用いて
第2表に示す試験試料(PHはいずれも水酸化ナトリウ
ム又は塩酸で4.0に調整した。
)を調製し、実験例1と同様に試料調製直後及び1気圧
酸素デシケータ中にて20℃で1ケ月間保存した後の溶
存第1錫イオン量及び上記保存後の試料のエナメル質耐
酸性向上効果(これら試料で歯を処理した場合のエナメ
ル質脱灰後のビッカース硬度)を測定した。結果を第2
表に示す。実験例3 下記処方 シユウ酸第1錫 1.0%フイチ
ン酸5ナトリウム 第3表に示す量の試験試料(
PH4.O)を調製し、以下実験例2と同様の実験を行
ない、第3表に示す結果を得た。
*:第1錫が全てイオン化されて試験試料中に沈殿がな
い状態にある。実験例2、3の結果から、難溶性第1錫
化合物にフイチン酸化合物を加えることにより、難溶性
第1錫化合物が可溶化すると共に、フイチン酸化合物が
配合されて難溶性第1錫化合物の一部もしくは全部が溶
解された試料は長期保存後においても高い歯質耐酸性効
果を与えることが知見された。
また、フイチン酸化合物を、難溶性第1錫化合物の全て
を溶解させず、その一部が沈殿した状態にあるように配
合することにより、長期保存後においても溶存第1錫量
を低下させることがなく、溶存第1錫量をほぼ一定量に
保持し得ることが認められた。
実験例4 第4表に示す処方の練歯磨NO.l〜3を製造した。
次に、前記歯廓NO.l〜3につき、Scheffe′
の方法により嗜好テストを行なつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 難溶性第1錫化合物とフィチン酸化合物とを含有す
    ることを特徴とする口腔用組成物。 2 難溶性第1錫化合物が一部沈殿した状態にある特許
    請求の範囲第1項記載の口腔用組成物。 3 難溶性第1錫化合物がピロリン酸第1錫、酸化第1
    錫、メタリン酸第1錫、シユウ酸第1錫、リン酸第1錫
    、酒石酸第1錫から選ばれるものである特許請求の範囲
    第1項又は第2項記載の口腔用組成物。 4 難溶性第1錫化合物の配合量が全体の0.2〜10
    重量%である特許請求の範囲第1項乃至第3項いずれか
    記載の口腔用組成物。 5 フィチン酸化合物がフィチン酸、フィチン酸ナトリ
    ウム、フィチン酸カリウム、フィチン酸リチウム、フィ
    チン酸アンモニウム、フィチン酸マグネシウム、フィチ
    ン酸亜鉛、フィチン酸カルシウム、フィチン酸アルミニ
    ウム、フィチン、及びこれらの複合塩から選ばれるもの
    である特許請求の範囲第1項乃至第4項いずれか記載の
    口腔用組成物。 6 フィチン酸化合物の配合量が全体の0.1〜20重
    量%である特許請求の範囲第1項乃至第5項いずれか記
    載の口腔用組成物。 7 フィチン酸化合物の配合量が全体の0.2〜10重
    量%である特許請求の範囲第6項記載の口腔用組成物。 8 pHが2〜7である特許請求の範囲第1項乃至第7
    項いずれか記載の口腔用組成物。9 pHが3〜5であ
    る特許請求の範囲第8項記載の口腔用組成物。
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