JP2020070276A - 口腔用組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】コラーゲン分解抑制効果に優れ、保存による着色を防止した口腔用組成物を提供すること。【解決手段】(A)ピロリドンカルボン酸及び/又はその無機塩基塩と、(B)溶存カルシウムイオンと、を含有する口腔用組成物である。(A)成分の含有量は0.1〜10質量%が好ましく、(B)成分の含有量は0.0004〜0.0025質量%が好ましい。また、口腔用組成物のpHは6.0〜9.0であるのが好ましい。【選択図】なし

Description

本発明は、口腔用組成物に関する。
近年、歯肉退縮により露出した歯根部に発症する根面う蝕が増加傾向にあり、その予防が望まれている。
歯根部に発症する根面う蝕(象牙質う蝕)の発症機序について説明する。歯肉退縮により露出した歯根部では、象牙質がエナメル質に覆われない状態で存在している。まず、象牙質表面に付着したプラーク中の細菌によって糖の代謝がおこり、酸が産生される。産生された酸により象牙質のミネラル成分が溶出(脱灰)し、有機質(コラーゲン)層が露出する。そして露出したコラーゲン層は、物理的・化学的に破壊され、歯の根元に実質的な欠損が生じ、根面う蝕となる。
根面う蝕を予防する技術としては、特許文献1〜3に記載の技術が知られている。
特許文献1においては、象牙質う蝕抑制、象牙質知覚過敏症の抑制を目的として、ラクタム骨格を有し、かつ酸性基を有するラクタム化合物を含有する口腔用組成物が提案されている。
特許文献2においては、象牙質う蝕抑制効果の向上を目的として、ラクタム化合物と、所定の平均粒子径を有する水不溶性カルシウム塩と、を含有する口腔用組成物が提案されている。
特許文献3においては、象牙質う蝕抑制効果の向上を目的として、ラクタム化合物と、水溶性2価金属塩と、水溶性フッ素化合物とを含有する口腔用組成物が提案されている。
国際公開第2013/47826号 特開2017−48162号公報 特開2016−145156号公報
特許文献1〜3において、ラクタム化合物として例示されている、ピロリドンカルボン酸(以下「PCA」ともいう)及びその塩は、コラーゲン分解抑制効果を有しており、当該化合物を含む組成物は、根面う蝕予防に有用である。しかしながら、PCAまたはその塩を含む口腔用組成物は、保存により着色が発生することがあり、特に、高温での保存により着色が発生しやすいため、改善が求められている。
本発明の課題は、コラーゲン分解抑制効果に優れ、かつ、保存による着色を防止した口腔用組成物を提供することである。
本発明者らは、上記課題について鋭意検討した結果、ピロリドンカルボン酸及びその無機塩基塩の少なくともいずれかと、溶存カルシウムイオンと、を含有する口腔用組成物を用いることにより、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明者らは、下記の〔1〕〜〔7〕を提供する。
〔1〕(A)成分:ピロリドンカルボン酸及びその無機塩基塩の少なくともいずれかと、(B)成分:溶存カルシウムイオンと、を含有する口腔用組成物。
〔2〕前記(A)成分の含有量が0.1〜10質量%であり、前記(B)成分の含有量が0.0004〜0.0025質量%である、上記〔1〕に記載の口腔用組成物。
〔3〕25℃におけるpHが6.0〜9.0である、上記〔1〕又は〔2〕に記載の口腔用組成物。
〔4〕(C)成分:リン酸及びその塩の少なくともいずれかと、(D)成分:有機酸及びその塩の少なくともいずれかと、をさらに含有する、上記〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の口腔用組成物。
〔5〕前記(C)成分の含有量が0.1〜1質量%であり、前記(D)成分の含有量が0.01〜2質量%である、上記〔4〕に記載の口腔用組成物。
〔6〕前記(B)成分の質量に対する、前記(D)成分の質量の比(D/B)が、15以上である、上記〔4〕又は〔5〕に記載の口腔用組成物。
〔7〕液体口腔用組成物である、〔1〕〜〔6〕のいずれかに記載の口腔用組成物。
本発明によれば、コラーゲン分解抑制効果に優れ、保存による着色を防止した口腔用組成物を提供することができる。
以下、本発明をその好適な実施形態に即して詳細に説明する。
本発明の口腔用組成物は、(A)成分:ピロリドンカルボン酸及びその無機塩基塩の少なくともいずれか(以下「(A)成分」ともいう」と、(B)成分:溶存カルシウムイオン(以下、(B)成分ともいう)と、を含有する。(A)成分を含有することで、コラーゲン分解抑制効果を向上させることができ、(B)成分を含有することで保存による着色を防止することができる。
[1.(A)成分]
(A)成分は、ピロリドンカルボン酸及びその無機塩基塩の少なくともいずれかである。(A)成分は、1種単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。ピロリドンカルボン酸の構造式を下記式(1)に示す。
Figure 2020070276
ピロリドンカルボン酸は、通常、海草・小麦粉、サトウキビから抽出されたグルタミン酸を脱水することで生成され、上記式(1)で表される構造を有する。そこに、ナトリウムイオンを結合させたものをPCAソーダという。PCAソーダは、PCAよりも酸化安定性等の安定性が良好である。また、皮膚角質層の水分保持物質であるNMF(天然保湿因子)の構成要素でもある。
ピロリドンカルボン酸の無機塩基塩としては、例えば、ピロリドンカルボン酸の1〜3価の無機塩基塩が挙げられる。1〜3価の無機塩基塩としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩;銅塩、亜鉛塩、アルミニウム塩等の金属塩が挙げられる。これらのうち、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、アルミニウム塩が好ましく、ナトリウム塩、カリウム塩がより好ましい。
ピロリドンカルボン酸又はその無機塩基塩の製法は、特に制限されない。ピロリドンカルボン酸の無機塩基塩の製法としては、例えば、海藻、サトウキビ等の生物から、又は小麦粉等の加工品から抽出されたグルタミン酸を脱水してピロリドンカルボン酸を得て、これに金属イオン(例えば、ナトリウムイオン)を結合させる方法が挙げられる。
ピロリドンカルボン酸又はその無機塩基塩は、市販品を用いてもよい。ピロリドンカルボン酸の市販品としては、味の素社製の「AJIDEW A−100(登録商標)」、ピロリドンカルボン酸の塩として、例えば、ピロリドンカルボン酸ナトリウムの市販品としては、味の素社製の「AJIDEW−N−50、PCAソーダ(AI=50%水溶液)」等が挙げられる。
本発明の口腔用組成物における(A)成分の含有量は、特に制限されない。(A)成分の含有量の下限値は、口腔用組成物の全量に対して、0.1質量%以上が好ましく、0.3質量%以上がより好ましく、0.5質量%以上がさらに好ましい。また、その上限値は、口腔用組成物の全量に対して、10質量%以下が好ましく、7質量%以下がより好ましい。(A)成分の含有量が0.1質量%以上であると、コラーゲン分解抑制効果を向上し、これにより根面う蝕予防効果を向上し得る。また、(A)成分の含有量が10質量%以下であると、(A)成分自体に由来する異味が抑制され得る。
本発明の口腔用組成物の一実施態様として、(A)成分の含有量は、口腔用組成物全量に対して、0.1〜10質量%が好ましく、0.3〜7質量%がより好ましく、0.5〜7質量%がさらに好ましい。
[2.(B)成分]
(B)成分は溶存カルシウムイオンである。本発明において、溶存カルシウムイオンとは、口腔用組成物中(系中)に溶解しているカルシウムイオン(Caイオン)をいい、不溶状態のものは含まれない。
溶存カルシウムイオンを供給するカルシウム化合物としては、水溶性カルシウム塩が好ましい。水溶性とは、通常、25℃でpH7の水100gに対して少なくとも0.1gの溶解度を有することを意味する。溶存カルシウムイオンを供給するカルシウム化合物としては、例えば、塩化カルシウム、硝酸カルシウム、硫酸カルシウム、第一リン酸カルシウム等の無機酸のカルシウム塩;乳酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、酢酸カルシウム、パントテン酸カルシウム、プロピオン酸カルシウム、ギ酸カルシウム、グリセロリン酸カルシウム等の有機酸のカルシウム塩が挙げられる。これらのうち、塩化カルシウム、乳酸カルシウム、グルコン酸カルシウムが好ましく、塩化カルシウムがより好ましい。溶存カルシウムイオンを供給するカルシウム化合物は、1種単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明の口腔用組成物における(B)成分の含有量は、特に制限されない。(B)成分の含有量は、口腔用組成物中に溶解しているカルシウムイオン量である。(B)成分の含有量の下限値は、口腔用組成物の全量に対し、カルシウムイオンとして0.0004質量%以上が好ましく、0.0006質量%以上がより好ましい。また、その上限値は、口腔用組成物の全量に対し、カルシウムイオンとして、0.0025質量%以下が好ましく、0.0020質量%以下がより好ましく、0.0018質量%以下がさらに好ましい。(B)成分の含有量が0.0004質量%以上であると、(A)成分に起因する着色を十分に抑制し得る。また、(B)成分の含有量が0.002質量%以下であると、製造直後のオリの析出を抑制し得る。
本発明の口腔用組成物の一実施態様として、(B)成分の含有量は、口腔用組成物全量に対してカルシウムイオンとして、0.0004〜0.0025質量%が好ましく、0.0006〜0.0020質量%がより好ましく、0.0006〜0.0018質量%がさらに好ましい。
また、(A)成分の質量に対する(B)成分の質量の比(B/A)は、保存による着色を抑制する観点及びコラーゲン分解を抑制する観点から適宣調整される。質量比(B/A)の下限は、0.00004以上が好ましく、0.00008以上がより好ましい。質量比(B/A)の上限値は、0.02以下が好ましく、0.006以下がより好ましく、0.003以下がさらに好ましい。
本発明の口腔用組成物の一実施形態として、質量比(B/A)は、0.00004〜0.02の範囲が好ましく、0.0001〜0.006の範囲がより好ましく、0.0001〜0.003の範囲がさらに好ましい。
[3.(C)成分および(D)成分]
本発明の口腔用組成物は、(A)成分および(B)成分とともに、(C)成分:リン酸及びその塩の少なくともいずれか(以下、「(C)成分」ともいう)と、(D)成分:有機酸及びその塩の少なくともいずれか(以下、「(D)成分」ともいう)と、を含み得る。
本願発明者らは、本発明の口腔用組成物が、(A)成分および(B)成分とともに、(C)成分と(D)成分と、を含んでいると、口腔用組成物のpHを中性近辺で安定させ、かつ、高温保存した場合であっても析出やオリを防止することができることを見出した。
以下、(C)成分および(D)成分について説明する。
[3.1.(C)成分]
(C)成分はリン酸およびその塩の少なくともいずれかである。当該成分は、(D)成分とともに緩衝剤として機能する。(C)成分は1種単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。本発明において、(C)成分は任意成分である。
リン酸塩としては、例えば、リン酸二水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸ナトリウム、リン酸二水素カリウム、リン酸水素二カリウム等が挙げられる。
本発明の口腔用組成物における(C)成分の含有量は、特に制限されない。(C)成分の含有量の下限値は、口腔用組成物の全量に対し0.1質量%以上が好ましく、0.3質量%以上がより好ましい。また、その上限値は、口腔用組成物の全量に対し、1質量%以下が好ましく、0.5質量%以下がより好ましい。(C)成分の含有量が0.1質量%以上であると、充分な緩衝能が得られ、高温保存下でもpHを6.0〜9.0に維持しうる。また、(C)成分の含有量が1質量%以下であると、オリの析出を抑制するとともに、苦味を抑えて使用感を良好なものとし得る。
本発明の口腔用組成物の一実施態様として、(C)成分の含有量は、口腔用組成物全量に対して0.1〜1質量%が好ましく、0.1〜0.5質量%がより好ましい。
また、(A)成分の質量に対する(C)成分の質量比(C/A)の下限は、0.01以上が好ましく、0.03以上がより好ましく、0.1以上がさらに好ましい。質量比(C/A)の上限値は、5以下が好ましく、3以下がより好ましく、1以下がさらに好ましい。
本発明の口腔用組成物の一実施形態として、質量比(C/A)は、0.01〜5の範囲が好ましく、0.03〜3の範囲がより好ましく、0.1〜1の範囲がさらに好ましい。
[3.2.(D)成分]
(D)成分は有機酸およびその塩の少なくともいずれかである。当該成分は、(C)成分とともに用いて緩衝剤として機能する。(D)成分は1種単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。本発明において、(D)成分は任意成分である。
有機酸としては、例えば、モノカルボン酸、ジカルボン酸、オキシカルボン酸、ケトカルボン酸等が挙げられ、具体的には、例えば、シュウ酸、マロン酸、マレイン酸、フマル酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、ピルビン酸、オキサロ酸、アスパラギン酸、コハク酸、グルクロン酸、アジピン酸等が挙げられる。その中でもクエン酸、シュウ酸、酒石酸が好ましく、クエン酸がより好ましい。有機酸の塩としてはナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩が好ましい。
本発明の口腔用組成物における(D)成分の含有量は、特に制限されない。(D)成分の含有量の下限値は、口腔用組成物の全量に対し0.01質量%以上が好ましく、0.03質量%以上がより好ましい。また、その上限値は、口腔用組成物の全量に対し、2質量%以下が好ましく、1質量%以下がより好ましい。(D)成分の含有量が0.01質量%以上であると、充分なオリ析出抑制効果が得られ得る。また、(D)成分の含有量が、2質量%以下であると、異味を抑えて使用感を良好なものとしうる。特に、(D)成分の含有量が、1質量%以下であると、より異味を抑えて、使用感を良好なものとし得る。
本発明の口腔用組成物の一実施態様として、(D)成分の含有量は、口腔用組成物全量に対して0.01〜2質量%が好ましく、0.03〜1質量%がより好ましい。
また、(B)成分の質量に対する(D)成分の質量の比(D/B)の下限は、15以上が好ましく、50以上がより好ましい。質量比(D/B)の上限値は、2000以下が好ましく、1500以下がより好ましく、1000以下がさらに好ましい。
本発明の口腔用組成物の一実施形態として、質量比(D/B)は、15〜2000範囲が好ましく、50〜1500の範囲がより好ましく、50〜1000の範囲がさらに好ましい。
また、(A)成分の質量に対する(D)成分の質量の比(D/A)の下限は、0.001以上が好ましく、0.01以上がより好ましい。質量比(D/A)の上限値は、5以下が好ましく、3以下がより好ましく、1以下がさらに好ましい。
本発明の口腔用組成物の一実施形態として、質量比(D/A)は、0.001〜5の範囲が好ましく、0.01〜3の範囲がより好ましく、0.02〜1の範囲がさらに好ましい。
[4.キャリア成分(溶媒)]
本発明の口腔用組成物は、通常、キャリア成分(溶媒)を含む。キャリア成分としては、例えば、水、アルコール等の水性溶剤が好ましい。アルコールとしては、例えば、エタノール等の一価低級アルコールが挙げられ、エタノールが好ましい。水の含有量は、口腔用組成物の全量に対し、通常、5質量%以上、好ましくは5〜95質量%、より好ましくは10〜90質量%である。これにより、水性製剤としての口腔用組成物が得られる。口腔用組成物が液体口腔用組成物である場合、水の含有量は、口腔用組成物の全量に対し、通常、50〜95質量%、好ましくは、50〜85質量%、より好ましくは50〜85質量%である。水以外の水性溶剤(例えば、エタノール)の含有量は、口腔用組成物の全量に対し、通常、0〜40質量%、好ましくは0〜20質量%、より好ましくは0〜10質量%である。
[5.他の成分]
本発明の口腔用組成物は、形状、剤型は特に限定されず、例えば、歯磨剤(練歯磨、液体歯磨、液状歯磨、粉歯磨等)、洗口液(洗口剤)、口中清涼剤、口腔内塗布剤、口腔内貼付剤、食品(例えば、チューインガム、錠菓、飴、グミ、フィルム、トローチ等)等の各種製品として利用することができ、口腔用途の範囲であれば、前記に限定されない。好ましくは、水性製剤であり、より好ましくは、洗口液、液体歯磨剤、口中清涼剤、濃縮タイプ洗口液等の液体口腔用組成物である。本発明の口腔用組成物は、その剤型に応じて、公知な他の成分を必要に応じて配合することができる。他の成分としては、例えば、薬用成分、香料、湿潤剤、増粘剤、粘稠剤、防腐剤、甘味剤、界面活性剤、pH調整剤が挙げられる。
薬用成分としては、例えば、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化デカリニウム等の第4級アンモニウム化合物;グルコン酸クロルヘキシジン、塩酸クロルヘキシジン等のビグアニド化合物;塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、グルコン酸亜鉛、クエン酸亜鉛、トリクロサン、イソプロピルメチルフェノール、チモール等の殺菌又は抗菌剤;縮合リン酸塩、エタンヒドロキシジホスフォネート等の歯石予防剤;トラネキサム酸、グリチルリチン2カリウム塩、ε-アミノカプロン酸、オウバクエキス等の抗炎症剤;ヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウムクロリド等のコーティング剤;アラントイン、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、ビタミンC、塩化リゾチーム、グリチルレチン酸及びその塩類、塩化ナトリウム等の収斂剤;塩化ストロンチウム、硝酸カリウム、乳酸アルミニウム等の知覚過敏抑制剤;フッ化ナトリウム、フッ化カリウム等のアルカリフッ化物;モノフルオロリン酸ナトリウム、モノフルオロリン酸アンモニウム、モノフルオロリン酸カリウム等のモノフルオロリン酸塩等の可溶性フッ素化合物;フッ化アンモニウム、フッ化第一スズ等のう蝕予防有効成分を挙げることができる。
薬用成分を用いる場合、その含有量は、それぞれの薬用成分について薬剤学的に許容できる範囲で適宜調整すればよい。
香料としては、例えば、ペパーミント油、スペアミント油、ユーカリ油、ウィンターグリーン油、クローブ油、タイム油、セージ油、カルダモン油、ローズマリー油、マジョラム油、レモン油、オレンジ油、ナツメグ油、ラベンダー油、パラクレス油等の天然精油;メントール、1−カルボン、シンナミックアルデヒド、アネトール、1,8−シネオール、メチルサリシレート、オイゲノール、チモール、リナロール、リモネン、メントン、メンチルアセテート、シトラール、カンファー、ボルネオール、ピネン、スピラントール等の上記天然精油中に含まれる香料成分;エチルアセテート、エチルブチレート、イソアミルアセテート、ヘキサナール、ヘキセナール、メチルアンスラニレート、エチルメチルフェニルグリシデート、ベンツアルデヒド、バニリン、エチルバニリン、フラネオール、N−エチル−p−メンタン−3−カルボキサミド、メンチルラクテート、エチレングリコール−l−メンチルカーボネート、γ−ヘキサラクトン又はδ−ヘキサラクトン、γ−ヘプタラクトン又はδ−ヘプタラクトン、γ−オクタラクトン又はδ−オクタラクトン、γ−ノナラクトン又はδ−ノナラクトン、γ−デカラクトン又はδ−デカラクトン、γ−ウンデカラクトン又はδ−ウンデカラクトン等の香料成分;及びいくつかの香料成分や天然精油を組み合わせてなるミント系、フルーツ系、ハーブ系等の各種調合フレーバーが挙げられる。
なお、香料は、1種単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
香料の含有量は、口腔用組成物の全量に対して、通常、総量として0.00001〜3質量%である。
湿潤剤としては、例えば、ソルビトール、マルチトール、ラクチトール等の糖アルコール;グリセリン、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール等の多価アルコールが挙げられる。湿潤剤を配合する場合、その含有量は、液体口腔用組成物の全量に対して、通常、2〜20質量%である。
増粘剤としては、例えば、キサンタンガム、カラギーナン、ヒドロキシエチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロースが挙げられる。増粘剤を配合する場合、その含有量は、口腔用組成物の全量に対して、通常、2〜20質量%である。
粘稠剤としては、例えば、キシリトール;エタノール、変性エタノール等のアルコール;糖アルコール還元でんぷん糖化物が挙げられる。粘稠剤を配合する場合、その含有量は、口腔用組成物の全量に対して、通常、4〜60質量%である。
防腐剤としては、例えば、ブチルパラベン、メチルパラベン、エチルパラベン等のパラベン類;パラオキシ安息香酸メチルやパラオキシ安息香酸エチル等のパラオキシ安息香酸エステル;安息香酸ナトリウムが挙げられる。
甘味剤としては、例えば、キシリトール、マルチトール、サッカリン、サッカリンナトリウム、ステビオサイド、アスパルテームが挙げられる。
界面活性剤としては、両性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤が挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えば、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン等の酢酸ベタイン型両性界面活性剤;N−脂肪酸アシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルエチレンジアミン塩等のイミダゾリン型両性界面活性剤が挙げられる。両性界面活性剤の含有量は、口腔用組成物の全量に対して、通常、0〜5質量%である。
ノニオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、アルキロールアミド、ソルビタン脂肪酸エステルが挙げられる。ノニオン性界面活性剤の具体例としては、アルキル鎖の炭素鎖長として炭素数が14〜18、エチレンオキサイド平均付加モル数が15〜30のポリオキシエチレンアルキルエーテル;エチレンオキサイド平均付加モル数が20〜100のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油;アルキル鎖の炭素鎖長として炭素数が12〜14のアルキロールアミド;脂肪酸の炭素数が12〜18のソルビタン脂肪酸エステル;脂肪酸の炭素数が16〜18で、エチレンオキサイド平均付加モル数が10〜40のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルが挙げられる。カチオン性界面活性剤としては、アルキルアンモニウム、アルキルベンジルアンモニウム塩等が挙げられる。
アニオン性界面活性剤としては、例えば、N−アシルアミノ酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、N−アシルスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、グリセリン脂肪酸エステルの硫酸塩等が挙げられる。アニオン性界面活性剤の具体例としては、ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム等のアルキル基の炭素数が12〜14のアルキル硫酸塩;N−ラウロイル−N−メチルグリシン塩、N−ココイルグリシン塩、N−ラウロイル−β−アラニン塩、N−ミリスチル−β−アラニン塩、N−ココイル−β−アラニン塩、N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニン塩、N−ミリストイル−N−メチル−β−アラニン塩、N−ラウロイルグルタミン酸塩、N−ミリストイルグルタミン酸塩、N−ラウロイルアスパラギン酸塩、N−ココイルメチルタウリン塩等のN−アシルアミノ酸塩;N−ラウロイルサルコシンナトリウム、N−ミリストイルサルコシンナトリウム等のアシルサルコシンナトリウム;ラウロイルメチルタウリンナトリウム等のN−メチル−N−アシルタウリンナトリウム;N−メチル−N−アシルアラニンナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、水素添加ココナッツ脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸ナトリウム、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム、N−パルミトイルグルタルミン酸ナトリウム等が挙げられる。
界面活性剤を配合する場合、界面活性剤の含有量は、口腔用組成物の全量に対して、通常、0.3〜3質量%である。
pH調整剤としては、例えば、塩酸、硝酸、硫酸、ホウ酸等の酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム等の塩基が挙げられる。
なお、本発明の口腔用組成物は、研磨剤等の水不溶性粉体を含まないことが好ましい。
本発明の口腔用組成物の収容容器として、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ガラス、ポリプロピレン、ポリエチレンを使用できる。但し、香料の吸着抑制の観点から、PET又はガラスを収容容器として使用することが好ましい。
[6.pH値]
pH値は、口腔用組成物を東亜電波工業社製のpHメーター(型番Hm−30S)を用い、25℃、3分後に測定した値である。
根面う蝕が発症する根面は、象牙質がむき出しとなっており、その象牙質の臨界pH(脱灰pH)は、一般に、約6.7とされている。そのため、本発明の口腔用組成物のpH値の下限は、6.0以上が好ましく、6.4以上がより好ましく、6.7以上がさらに好ましい。これにより、製剤使用後に唾液の緩衝作用により臨界pH値に戻るまでの時間を短縮でき、充分な根面う蝕予防効果が得られる。一方、pH値の上限は、通常、9.0以下である。これにより、口腔用組成物の他の成分(例えば、香料成分)の分解を抑制できる。従って、pH値は、好ましくは6.0〜9.0、より好ましくは6.4〜9.0、更に好ましくは6.7〜9.0である。が好ましい。
pH値は、必要に応じて用いられるpH調整剤で調整してもよい。
本発明の口腔用組成物は、上述したように、原液のまま使用するタイプの洗口液、濃縮タイプで使用時に希釈して用いる洗口液等の洗口液;歯ブラシでブラッシングして使用する液体歯磨剤等の液体口腔用組成物として調製することができる。
本発明の口腔用組成物を液体口腔用組成物に適用した場合の使用方法は特に規定されない。例えば、本発明の口腔用組成物を口に適量を含んで10〜30秒間、特に20秒間程度、口をすすぐことによって使用することができる。なお、洗口後は、必要により歯をブラッシングしてもよい。
以下、本発明を実施例により詳細に説明する。以下の実施例は、本発明を好適に説明するためのものであって、本発明を限定するものではない。
1.洗口液の調製
実施例1〜21、および比較例1の洗口液を常法により調製した。すなわち、各例の洗口液は、表1〜表5に示す配合量に従って、精製水中に原料を順次加えて攪拌し、均一に溶解して調製した。なお、製造にはスリーワンモーター(BL1200、HEIDON社製)を用いた。得られた洗口液について、下記評価方法及び基準により、評価を行い、その結果を表1〜表5に示した。洗口液のpHは、[6.pH値]に記載した条件で、調製直後及び60℃で4週間保存後に、それぞれ測定した。各成分の詳細を以下に示す。
<(A)成分>
ピロリドンカルボン酸ナトリウム(PCA−Na、味の素株式会社製、商品名「PCAソーダ」)
<(B)成分>
塩化カルシウム(富士フイルム和光純薬株式会社製)
<(C)成分>
リン酸二水素ナトリウム(豊通ケミプラス株式会社製)
<(D)成分>
(D−1)クエン酸ナトリウム(小松屋株式会社製)
(D−2)シュウ酸ナトリウム(富士フイルム和光純薬株式会社製)
(D−3)酒石酸ナトリウム(扶桑工業化学株式会社製)
2.評価方法
(1)外観(着色)の評価方法
実施例1〜21の洗口液、比較例1の洗口液を、それぞれ、100mlのペットボトル中に80ml入れ、60℃恒温槽中に静置保存し、4週間後の外観安定性を下記評価基準に則り、目視判定した。下記評点基準に従って評価した。結果は表1〜5に併記した。
外観(着色)の評価基準:
4点:着色が全くなかった
3点:僅かに着色が認められるが、問題ないレベルであった
2点:製剤全体に着色が認められた
1点:製剤全体が著しく着色していた
外観(着色)の評点基準:
A:平均点3.5点以上4.0点以下
B:平均点3.0点以上3.5点未満
C:平均点2.0点以上3.0点未満
D:平均点2.0点未満
(2)外観(オリ析出)の評価方法
実施例10〜21の各洗口液を100mlのペットボトル中に80ml入れ、50℃恒温槽中に静置保存し、4週間後の外観安定性を下記基準に則り、目視判定した。下記評点基準に従って評価した。結果は表3〜5に併記した。
外観(オリ析出)の評価基準:
4点:析出物が全くなかった
3点:析出物がほとんどなかった
2点:析出物がややあった
1点:析出物がかなりあった
外観(オリ析出)の評点基準:
A:平均点3.5点以上4.0点以下
B:平均点3.0点以上3.5点未満
C:平均点2.0点以上3.0点未満
D:平均点2.0点未満
(3)コラーゲン分解抑制効果の評価方法
牛歯根の表面を脱灰ウィンドウ用に約2mmの幅で研磨してセメント質を除去した後、マイクロカッターにより厚さ250μmの切片を切り出した。セメント質を除去した部分の内、約1.5mm×250μmを脱灰ウィンドウ用とし、それ以外の部分をマニキュア被覆した。マニキュアを室温で乾燥後、0.1mol/Lの酢酸水溶液(pH4.5)中に6時間浸漬してウィンドウ部にコラーゲンを露出させた根面う蝕サンプルを調製した。このサンプルを、実施例1〜21および比較例1の各洗口液に5分間、室温で浸漬し、蒸留水で洗浄後、37℃の人工唾液(CaCl:2.2mmol/L、KHPO:2.2mmol/L、酢酸:0.1mol/L、Clostridium histolyticum由来のコラゲナーゼ(Type 1A,Sigma社製):1.0単位/mL、pH6.5)に浸漬した。洗口液処置を朝、昼、夜と3回/日実施し、それ以外の時間はコラゲナーゼを含有する人工唾液に浸漬し、合計4日間繰り返した。実験終了後、根面う蝕サンプルを顕微鏡観察し、露出コラーゲンの深さを1サンプル当たり3箇所測定し平均化した。測定はn=3で実施し、平均値を算出した。下記の式によりコラーゲン分解抑制率を算出し、以下に示す基準で評価した。なお、コントロール群とは、実施例・比較例に示す洗口液で処置をしない群を示しており、同様にn=3で評価した。これらの結果を表1〜5に併記した。
象牙質コラーゲン分解抑制率(%)=
(コントロール群の分解深さ−実施例・比較例群の分解深さ)/(コントロール群の分解深さ)×100
評価基準:
A:コラーゲン分解抑制率が80%以上
B:コラーゲン分解抑制率が70%以上80%未満
C:コラーゲン分解抑制率が50%以上70%未満
D:コラーゲン分解抑制率が50%未満
(4)使用感(異味のなさ)の評価方法
実施例18〜21の各洗口液につき、5名の判定士が洗口後の香味劣化(使用感)について判定した。判定に際し、まず、各判定士は、10mlを口に含み、30秒間すすいだ後、洗口後の香味劣化(使用感)について、異味の無さの観点から、以下の評点基準に従い評点した。5名の判定士の評点の平均値を求め、下記評価基準に従って評価した。結果は表5に併記した。
洗口後の異味のなさの評点基準:
4点:異味がなかった
3点:異味がほとんどなかった
2点:異味がややあった
1点:異味があった
洗口後の異味のなさの評価基準:
A:平均点3.5点以上4.0点以下
B:平均点3.0点以上3.5点未満
C:平均点2.0点以上3.0点未満
D:平均点2.0点未満
Figure 2020070276
Figure 2020070276
表1および表2に示す結果からわかるように、(A)成分及び(B)成分を含む実施例1〜9の洗口液は、コラーゲン分解抑制効果に優れ、かつ、高温(60℃)保存による着色の発生を抑制することができるものであった。これに対し、(A)成分は含むが、(B)成分を含まない比較例1の洗口液は、コラーゲン分解抑制効果は優れているが、高温保存により着色が発生した。これらの結果から、(A)成分及び(B)成分を配合することにより、コラーゲン分解抑制効果に優れ、かつ、高温保存による製剤の着色を抑制できることがわかった。
実施例1よりも(A)成分の含有量が多い実施例2では、実施例1よりもコラーゲン分解抑制効果が、優れていることがわかった。また、実施例9よりも(B)成分の含有量が多い実施例5では、実施例9よりも外観評価(着色)が優れており、高温保存による製剤の着色を抑制する効果が高いことがわかった。
Figure 2020070276
Figure 2020070276
表3及び4に示す結果からわかるように、(A)成分及び(B)成分とともに、(C)成分および(D)成分を含む実施例10〜17の洗口液は、コラーゲン分解抑制効果及び高温保存による着色の発生を抑制する効果に優れ、かつ高温保存によるオリの発生を抑制することができるものであった。
実施例14よりも質量比D/Bが大きい実施例15では、高温保存によるオリの発生抑制効果が優れていることがわかった。
Figure 2020070276
表5に示す結果から、(D)成分を含む実施例18では、(D)成分を含まない実施例19よりも、オリの発生を抑制する効果が優れていることがわかった。
下記に本発明の口腔用組成物の処方例を記す。
(処方例1;洗口液1)
ピロリドンカルボン酸ナトリウム:5%
塩化カルシウム:0.0009%
塩化セチルピリジニウム:0.05%
リン酸二水素ナトリウム:0.5%
クエン酸ナトリウム:0.1%
ラウロイルサルコシンナトリウム:0.1%
エタノール:4%
グリセリン:5%
プロピレングリコール:3%
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油:0.5%
キシリット:4%
サッカリンナトリウム:0.01%
水酸化ナトリウム:0.17%
パラオキシ安息香酸メチル:0.1%
パラオキシ安息香酸エチル:0.05%
ハーブ系香料:0.2%
精製水 : 残部
(pH7)

(処方例2;洗口液2)
ピロリドンカルボン酸ナトリウム:5%
塩化カルシウム:0.0012%
塩化セチルピリジニウム:0.05%
リン酸二水素ナトリウム:0.3%
クエン酸ナトリウム:0.1%
ラウロイルサルコシンナトリウム:0.1%
グリセリン:5%
プロピレングリコール:6%
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油:0.5%
キシリット:4%
サッカリンナトリウム:0.01%
水酸化ナトリウム:0.17%
パラオキシ安息香酸メチル:0.1%
パラオキシ安息香酸エチル:0.05%
ミント系香料:0.2%
精製水 : 残部
(pH 7)

Claims (7)

  1. (A)成分:ピロリドンカルボン酸及びその無機塩基塩の少なくともいずれかと、
    (B)成分:溶存カルシウムイオンと、を含有する口腔用組成物。
  2. 前記(A)成分の含有量が0.1〜10質量%であり、
    前記(B)成分の含有量が0.0004〜0.0025質量%である、請求項1に記載の口腔用組成物。
  3. 25℃におけるpHが6.0〜9.0である、請求項1又は2に記載の口腔用組成物。
  4. (C)成分:リン酸及びその塩の少なくともいずれかと、
    (D)成分:有機酸及びその塩の少なくともいずれかと、をさらに含有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の口腔用組成物。
  5. 前記(C)成分の含有量が0.1〜1質量%であり、前記(D)成分の含有量が0.01〜2質量%である、請求項4に記載の口腔用組成物。
  6. 前記(B)成分の質量に対する、前記(D)成分の質量の比(D/B)が、15以上である、請求項4又は5に記載の口腔用組成物。
  7. 液体口腔用組成物である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の口腔用組成物。
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