JPS6041882B2 - 第1及び第2の増幅素子を具える増幅器 - Google Patents

第1及び第2の増幅素子を具える増幅器

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JPS6041882B2
JPS6041882B2 JP53150489A JP15048978A JPS6041882B2 JP S6041882 B2 JPS6041882 B2 JP S6041882B2 JP 53150489 A JP53150489 A JP 53150489A JP 15048978 A JP15048978 A JP 15048978A JP S6041882 B2 JPS6041882 B2 JP S6041882B2
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    • H03F2200/33Bridge form coupled amplifiers; H-form coupled amplifiers

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は出力端子を負荷に接続した第1および第2の増
幅素子と、減衰器を具える差動回路とを具え、第1の増
幅素子の出力信号を入力信号と比較し、その結果得られ
る補正信号第2の増幅素子に印加する増幅器に関するも
のである。
斯かる増幅器はクラインとザールベルグフアンゼルスト
著1プレシジヨン エレクトロニクスョ(セントレツク
ス社、アインドーフエン、1967年)第164〜16
5頁に記載されている。
この増幅器では2個の増幅素子の利得を略々等しくし、
第2の増幅素子や第1の増幅素子の補正増幅器として機
能する。この目的て減衰率が各増幅素子のの利得の逆数
に等しい減衰器を経て比較器内の補助回路で出力信号と
入力信号とを互に比較する。すると比較器から補正信号
が与えられ、既知の1補償ョ原理に従つてこの補正信号
を第2の増幅器を経て第1の増幅素子の出力信号に加え
る。2個の増幅素子の出力信号同士を加算するので、増
幅器全体の相対誤差は2個の増幅素子の相対誤差同士の
積に等しくなる。
斯かる増幅器の利点はこのようにすると総合歪が小さく
、しかも安定な系が得られることである。
本発明は一方の増幅素子だけが他方の増幅素子に対する
補正素子として働らくだけでなく、2個の増幅素子の各
々を他方の増幅素子の補正素子として使うという考えに
基づいてなされたものである。
こうすると増幅回路全体の中に多数のフィードバックル
ープが含まれるが、それでも安定な増幅回路が得られる
ことを確めた。本発明は所望に応じて前段に前置増幅器
を設けることができる2個の増幅素子を電力増幅器の形
態とし、第2の増幅素子にも減衰器を具える略々同一の
差動回路を具備せしめ、これから第1の増幅素子に補正
信号を供給し、増幅すべき信号を両方の増幅素子に印加
するように構成したことを特徴とするものである。
ノ 本発明増幅器によれば既知の増幅器系と比較して次
のような利点が得られる。
(1)総合歪率が下がり、高級な差動増幅器を使用する
と実際的には零乃至は殆ど測定にかからない値迄下がる
(この点で各増幅素子が常時信号を伝達する必要がある
)。
(2)増幅素子として歪率が高い最終電力増幅器を使用
でる。
(3)全出力電力は2個の増幅器が分坦する。
この結果本発明増幅器は集積回路として実現させる)
上で極めて好適である。また増幅素子が対称的に配置さ
れるのであるから減衰器、更に楊合によつては比較器に
ついても同様である。(4)増幅器内には負帰還ループ
だけでなく正帰還ループも入つてくるにもかかわらず、
増幅器は安定であることが判明している。
各増幅素子には反転入力端子と非反転入力端子とを有す
る前置増幅器を設けると殊に好適である。
本発明増幅器では増幅素子を電圧出力形としてもよいし
、電流出力形としてもよい。
電圧出力形(増幅器の出力抵抗が低い)の場合は、2個
の増幅素子の出力端子同士を既知の態様で負荷にプッシ
ュプル接続し、増幅すべき入力信号を互に逆相にして2
個の前置増幅器の入力端子に印加する。
このように入力信号を互に逆相にして印加すると負荷の
両端間に2個の増幅素子の出力電力の和が得られる。本
発明の好適な実施例によると各差動回路に比較器を設け
、ここで前置増幅器の後段に位置する最終電力増幅段の
入力信号と出力信号とを比較し、この比較器から他方の
増幅素子へ補正信号を供給するようにしたことを特徴と
する。
比較器として反転入力端子と非反転入力端子とを具える
差動増幅器を使用すると好適である。
この、場合比較器の結線方法には2通りあり、それによ
つて2通りの実施例ができる。一方の実施例ては最終電
力増幅段の出力端子を比較器の同じ極性の入力端子、に
接続し、補正信号を前置増幅器の対応する極性の入力端
子に印加することを特徴とする。
他方の実施例では最終電力増幅段の出力端子を比較器の
逆極性の入力端子に接続し、比較器の対応する最終電力
増幅段の出力信号が印加される入力端子の極性と同一極
性の前置増幅器の入力端子.に補正信号を印加すること
を特徴とする。
本発明プッシュプル増幅器のもう一つの好適な実施例は
各増幅素子にあつては前置増幅器の後段に位置する最終
電力増幅段の利得を略々1にし且つ反転入力端子を設け
、他方各差動回路にあつて.はこの反転入力端子と最終
電力増幅段の出力端子とを適当な略々等しい抵抗を介し
て互に接続し、この接続点に得られた補正信号を減衰器
を通してから対応しない側の前置増幅器の反転入力端子
に印加することを特徴とする。
電流増幅形(増幅器の出力抵抗は高い)の実施例では、
2個の増幅素子の出力端子を互に並列にして既知の態様
で負荷を介して接地し、増幅すべき入力信号を互に同相
にして増幅素子の入力端子に印加する。
この実施例では各差動回路内の対応する増幅素子の出力
端子と負荷との間に減衰器用の測定抵抗を設け、測定抵
抗の前后の電圧を互に比較し、その結果得られる減衰さ
れた信号を比較器で対応する最終電力増幅段の入力信号
と比較し、その後でこの比較器から対応しない側の前置
増幅器に増幅すべき入力信号と逆相にして補正信号を供
給することを特徴とする。
各減衰器は簡単なポテンショメータとすることができる
最后に述べた実施例ではこのポテンショメータを各増幅
素子の電圧を担う出力端子と接地点との間に設ける。前
述したように、このポテンショメータの抵抗は負荷の抵
抗よりも相当に高くする。増幅回路内で使用する差動増
幅器は線形演算増幅器とするのが好適で、これを前置増
幅器にも使用することができる。
これらの増幅器では歪率が殆ど無視できる程小さいから
実質的に理想増幅器とみなすことができる。本発明増幅
器が正しく動作するためには演算増幅器の歪率を最終電
力増幅段の歪率よりも相当に小さくすることが重要であ
る。
前述したように本発明増幅器は増幅素子等が対称的に配
置されるため集積回路とし造るのに殊に好適である。
上述したように線形演算増幅器を使用すると一層そうで
ある。
補助回路内の減衰器の減衰率が略々同一であると、総合
歪率は実質的に無視できる程小さく、これは各最終電力
増幅段の歪率の値に依存しない。
更に増幅素子の利得を略々等しくすると好適である。こ
れは集積回路化する上で要請されるものである。回路の
安定化のために更に2個の減衰器の減衰率δを2/αよ
りも小さくするのが望ましい(但し、αは所要に応じて
前置増幅器をも含めた各増幅素子の利得である)。
図面につき本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明増幅器の基本回路構成を示したものであ
る。
この増幅器は2個の増幅素子1及び2を具え、それらの
前段に夫々前置増幅器3及び4がある。増幅素子1及び
2は最終電力増幅段と考えることができ、A級又はB級
で動作することができ、低域フィルタと組合わせてD級
で動作させることもできる。
負荷7は例えばスピーカとすることができるが、2個の
増幅素子1及び2の出力端子5と6との間に直接挿入し
てある。
前置増幅器3及び4は差動増幅器の形態をしており、非
反転入力端子(十符号で示す)と反転入力端子(一符号
で示す)とを有する。
前置増幅器3は反転入力端子で入力信号sを受け取り、
前置増幅器4は非反転入力端子でこの入力信号Sを受け
取る。
各増幅素子には差動回路を設けるが、これは本質的には
減衰器と比較器とより成る。
増幅素子1は関連差動回路Aを有する。
この差動回路Aでは出力電圧の一部を第1の増幅素子1
の出力端子5から取り出し、第1の減衰器(これはポテ
ンショメータ8の形態をとる。
)を経て第1の比較器9(これは差動増幅器の形をとる
。)の反転入力端子に印加する。比較器9の出力端子を
前置増幅器4の反転入力端子に接続する。同様にして第
2の増幅素子2に関連する差動回路Bでは第2の増幅素
子2の出力端子6をポテンショメータ10の形態をとる
第2の減衰器を経て第2の、比較器11の非反転入力端
子に接続し、この比較器11の出力信号を補正信号とし
て前置増幅器3の非反転入力端子に印加する。ポテンシ
ョメータ8及び10はいずれも接地する。更に第1の増
幅素子1の入力端子12を第1の比較器9の非反転入力
端子に接続し、他方第2の増幅素子2の入力端子13を
第2の比較器11の反転入力端子に接続する。差動増幅
器3,4,9及び11は電圧利得1の線形演算増幅器で
ある。
プッシュプル出力増幅器の動作は以下の通りである。
増幅すべき入力信号sと印加された補正信号とを組合わ
せ、前置増幅器で後者から前者を減算し、第1の増幅素
子1の入力端子12に印加すィここで、N=(1−(1
−αδ)(1−γβ))1る。この第1の増幅素子1で
は前記信号を利得αだけ増幅する。
この増幅素子1では上記信号に誤差信号Eを印加するも
のとする。誤差信号Eは増幅素子1の直線歪と非直線歪
とを表わす。点5の全出力信号の一部を減衰率δを有す
る第1の減衰器8を通した後比較器9で入力端子12か
ら取り出した印加信号と比較する。
但し、ここでは1減衰率ョという言葉はポテンショメー
タ8のタップ上の電圧をこのポテンショメータ8両端間
の全電圧で除したものを意味するものと理解すべきであ
る。
比較器9から補正信号を逆相で前置増幅器4の入力信号
sに印加する。
前置増幅器4でこの減算操作を施した後点13にできる
入力信号を増幅素子2で利得βだけ増幅する。この増幅
器は或るパーセンテージの歪をもたらす訳であるが、本
例ではこれを誤差信号Fとして増幅された出力信号に印
加する。この出力信号の一部を出力端子6から取り出し
、減衰器10でγだけ減衰させる。
この減衰させられた信号は第2の比較器11で増幅素子
2の印加信号と比較され、その後で補正信号が前置増幅
器3を経て増幅素子1に与えられる。今、第1図におい
て第1の増幅素子1の出力信号をU1、第2増幅素子の
出力信号をU2とすると次式が成立する。
(3)式に基く(1)式より (4)式に基く(2)式より (5)及び(6)式から次式が求まる (7)式を(1)式に代人すると次式が与えられる(8
)式を(2)式に代人すると次式が与えられる(9)式
及び(1a式を用いてU2−U1を計算すると次式が
導かれる従つて、最終的には負荷7の両端間に、即ち出
力端子5と6との間に下記の電圧が得られる。
即ち、である。
ここで第1項は無歪信号を表わし、第2項は歪信号を表
わす。
なお明らかなようにEβ(γ−δ)=Fα(δ−γ)で
あれば最后の項は零になる。
この条件はγ=δの時、即ち第1の減衰器8での減衰と
第2の減衰器10での減衰とが互に等しい時満足される
。その場合総合利得は(11)式の第1項を入力信号s
で除算した商で与えられるので、総合利得は2/γとな
る。しかし、この結果は以下の5つの条件が成立する時
だけ得られるものである。
(1)線形演算増幅器の歪率を各増幅素子、即ち各最終
電力増幅段の歪率よりも相当に小さく、例えば数十デシ
ベル低くする。
(2)負荷7の抵抗を減衰器の抵抗、即ちポテンショメ
ータ8及び10の全抵抗よりも数倍小さくする。
(3)最終電力増幅段は常時信号を転送できること。
(4)所謂「スルーレート」即ち全ての増幅素子と線形
演算増幅器のパルス応答時間を入力信号の最大「スルー
レート」よりも小さく又は等しくする。
(5)減衰率δは2/αよりも小さくする。
これは回路が正しく安定するための制限条件である。第
1図の2個の比較器の内の一方の比較器、例えば比較器
9の結線の仕方を変えてもよいことに注意されたい。例
えば端子5から取り出され、減衰器8を経て送られてく
る出力信号を十人力端子、即ち非反転入力端子に接続し
、端子12から取り出された入力信号を一人力端子即ち
反転入力端子に接続する場合は、比較器9から出力され
る補正信号を前置増幅器4の十人力端子に印加すべきで
ある。増幅素子1及び2を電圧を出力する増幅器とする
代りに電流を出力する増幅器とすることができる(第2
図参照)。
この目的で出力端子5及び6を抵抗20及び21を介し
て共通出力端子22に接続し、この共通出力端子と接地
点との間に負荷7を挿入する。この場合夫々減衰器8及
び10並びに比較器9及び11を含む差動回路とそれら
のの増幅素子1及び2並びに前置増幅器3及び4への接
続の仕方は第1図の場合と同様である。
但し、入力端子の符号には注意する必要がある。この第
2図の増幅回路では抵抗20及び21が測定抵抗として
機能する。
これらの測定抵抗両端間の電圧を夫々減衰器8及び10
で正しい値に迄減衰させ、夫々増幅器1及び2の入力信
号(これらは夫々入力端子12及び13から取り出され
る)に対して逆相になる形で夫々比較器9及び11に印
加する。測定抵抗20及び21の抵抗値は負荷7の抵抗
値よりも数倍小さくする。
第3図は本発明増幅回路の具体的な構成を示す一実施例
の図であり、これは本質的には第1図のプッシュプル増
幅器の一変形例である。
減衰器8及び10はポテンショメータから成り、その減
衰率を利得α及びβの逆数に略々等しくする。
即ちγ=δ=1/α=1/β。ポテンショメータ8は固
定抵抗30と可変抵抗31とから構成され、他方ポテン
ショメータ9は固定抵抗32と固定抵抗33とから構成
される。
抵抗30と32及び抵抗31と33とを夫々略々等しく
する。可変抵抗31で減衰率γとδとを等しくできる。
入力信号sは線形演算増幅器34に印加されるが、この
線形演算増幅器34はインピーダンス整合段として機能
する。
前置増幅器3及び4、比較器9及び11並びに上記線形
演算増幅器34はいずれも利得1の線形演算増幅器とす
る。
Rという符号を付した抵抗の抵抗値は2200Ωとする
抵抗30と32との抵抗値は7500Ωであり、抵抗3
1と33の抵抗値は夫々100Ωと90Ωとする。この
増幅回路では入力電圧200mVの時増幅素子1及び2
から成る最終増幅段から2Ωの負荷に100Wの電力が
供給される。
即ち利得は約70である。これらの電力増幅器1及び2
はB級動作をさせるのであるが、フィリップス社のタイ
プSQ4で構成することができる。線形演算増幅器には
フィリップス社のタイプTDAlO34を使用したが、
これは20kHz迄理想通り動作するものとみなすこと
ができる。
負荷7としてはインピーダンスが4Ωのスピーカを使用
した。
ブリッジ回路に入れる増幅素子としては消費電力200
Wのものを使える。このプッシュプル増幅回路で高調波
歪と相互変調歪を実測したところ下表のような値を得た
これらの値は周波数分析器11P3580Aを使つて測
定したものである。相互変調歪を測定する際は振幅.が
同一で周波数が異る2個の信号を試験対象の増幅回路に
印加して測定した。なおこれらの測定値は電力増幅段を
一杯に駆動して測定したものである。ここで、補償時の
歪は第3図に示す回路構成によつて得た歪みを示し、無
補償時の時はフィードバック系の比較器9及び11をオ
ープンしたときの歪みを示す。
これらの数値から補償により即ち減衰器と補償回路を具
える差動回路を用いることによりこれらノの歪が相当に
小さくなることが結論される。
第4図は第3図の増幅回路の変形例である。第4図の楊
合は増幅素子1及び2のB級電力増幅段であるが、これ
らはいずれも電力利得0.9のシリコンのNpnパワー
トランジスとPnpパワート;ランジスタとを使うダー
リントン回路を成す。前置増幅器3及び4並びに比較器
9及び11としてはタイプTDAlO34の集積回路化
線形演算増幅器を使用する。本例では前置増幅器3及び
4は利得19.2の電圧・増幅器として機能すると共に
同時にダーリントン回路電力増幅段のドライバとして機
能する。
比較器9及び11から取り出された補正信号は夫々ポテ
ンショメータ40及び41並びに42及び43で0.0
?減衰させる。電力増幅段1及び2内のダイオードを流
れる電流は約10TT1Aであり常に電力段を駆動する
に十分足る大きさを有する。
パワートランジスタを流れる零入力時の電流Lは約3.
3m1Aであり、これは零点通過時でもパワートランジ
スタが動作し続けることを意味する。即ち電力増幅段は
常時信号を伝達し得る。このことは下表の測定結果から
も結論される。ここで補償時の歪み及び無補償時の歪み
は共に第4図に示す回路構成で得た値であり、無補償時
の歪みは比較器9及び11をオープンとしたものτオー
ス歪の数値は各欄毎に負荷R=6Ω両端間の電圧Vuの
実効値が低レベルと高レベルの時とにつき測定した。
低電圧■。
=0.3Vの時ダーリント電力増幅段はターンオフ状態
に近く、補償効果が顕著であるものの歪率は非常に高い
。しかし、零入力時電流1、が或る特定の値をとる時は
ずつと小さくなる。この増幅回路内の主な抵抗はR又は
その倍数とするが、Rの値は2200Ωとする。減衰器
の抵抗41は135Ωとした。第5図は本発明増幅回路
の一実施例を示したものであるが、これは基本的には第
2図の増幅回路の一変形例である。
但し、電力増幅段は第4図の回路と同じくダーリントン
接続にしてある。測定抵抗20及び21の抵抗値は0.
1Ωとする。増幅回路内の主な抵抗はR又はその倍数と
するが、R=2200Ωとする。比較器9及び11は利
得を10とする。全体の減衰は夫々測定抵抗20及び2
1と夫々関連比較器9及び11の利得との数値により決
まる。
第6図は本発明増幅回路のシンプルな一変形例を示した
ものである。
増幅素子1及び2には反転入力端子を設ける。
最終電力段1ては入力端子12の到達信号と出力端子5
から取出した出力信号とをそれぞれ等”しい抵抗20R
を介して接続点50において逆相で加算し、その差信号
を減衰率2紛の1に減衰して前置増幅器4の反転入力端
子に印加する。従つてこれら抵抗20Rが前述した差動
回路を構成するのである。第2の補助回路では同様にし
て接続点51で差信号を得、これを同じく2吟の1に減
衰して前置増幅器3の反転入力端子に印加する。
この変形例の増幅回路では線形演算増幅器と最終段の電
力増幅段に第4図の増幅回路と同じものを使用して実験
したが、その結果全ての歪測定に際し、有効出力電力を
どののようなレベルにしても出力信号に含まれる歪成分
は−70c1Bより小さいことが判明した。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明増幅器の回路図であつて、第
1図は電圧出力形のもの、第2図は電流出力形のものの
回路図、第3図及び第4図は第1図の増幅器の変形例の
回路図、第5図は第2図の増幅器の変形例の回路図、第
6図は第1図の増幅器の簡単な変形例の回路図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 出力を負荷に接続した第1及び第2の増幅素子を具
    え、これら各増幅素子が前置増幅器と電力増幅器との直
    列接続回路を有し、第1の増幅素子には第2の増幅素子
    のための第1の補正信号を得る第1の差動回路を設け、
    第2の増幅素子には第1の増幅素子のための第2の補正
    信号を得る差動回路を設け、第1及び第2の差動回路の
    第1入力をそれぞれの減衰器を介して第1及び第2の増
    幅素子の出力にそれぞれ結合した増幅器において、前記
    第1及び第2の差動回路の第2入力を第1及び第2の増
    幅素子の前置増幅器と電力増幅器との間の接続ライン中
    の回路点にそれぞれ結合したことを特徴とする増幅器。 2 前記各差動回路が2個の抵抗の直列接続回路を有し
    、この直列接続回路の22個の端子を差動回路の第1及
    び第2の入力端子とし、2個の抵抗間の接続点を差動回
    路の出力端子とし、この出力端子から補正信号を取り出
    し、差動回路の2個の入力端子における信号を互いに逆
    相としたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    増幅器。3 増幅すべき信号を第1増幅素子の前置増幅
    器の反転入力及び第2増幅素子の前置増幅器の非反転入
    力にそれぞれ供給し、2個の増幅素子の出力をプッシュ
    プルにして負荷に結合し、補正信号を第1及び第2の増
    幅素子の前置増幅器の入力に互いに逆極性に供給するよ
    うに構成したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の増幅器。 4 2個の増幅素子の出力を互いに並列にして負荷を介
    して基準電位に結合し、増幅すべき信号を両方の前置増
    幅器の等しい極性の入力に供給し、前記各減衰器がそれ
    ぞれの増幅素子の出力と負荷との間に設けた測定抵抗を
    有し、各測定抵抗の両端間の電圧を比較器で測定して対
    応する差動回路の第1入力に供給するように構成したこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の増幅器。 5 2個の増幅素子の出力を2個の差動回路の同相の入
    力にそれぞれ結合し、2個の差動回路の出力を両方の前
    置増幅器の同相の入力にそれぞれ結合したことを特特徴
    とする特許請求の範囲第4項記載の増幅器。 6 2個の増幅素子の出力を差動回路の反転及び非反転
    入力にそれぞれ結合し、2個の差動回路の出力を前置増
    幅器の反転及び非反転入力にそれぞれ結合したことを特
    徴とする特許請求の範囲第3項記載の増幅器。 7 2個の増幅素子の出力をプッシュプルにして負荷に
    結合し、増幅すべき信号を第1増幅素子の前置増幅器の
    反転入力及び第2増幅素子の前置増幅器の非反転入力に
    それぞれ供給し、各増幅素子の電力増幅器を反転状態と
    すると共にほぼ1のゲインを有し、各差動回路の複数の
    抵抗をほぼ等しくし、両方の差動回路の出力を他方の増
    幅素子の前置増幅器の反転入力に、それぞれ結合したこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の増幅器。 8 増幅器内の素子の歪み率を電力増幅器の歪み率より
    も一層小さくなるように構成したことを特徴とする特許
    請求の範囲第1項乃至第7項のいずれかに記載の増幅器
    。 9 両方の減衰器がほぼ理想的な減衰を行なうように構
    成したことを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第8
    項のいずれかに記載の増幅器。 10 2個の増幅素子が共にほぼ等しいゲイン特性を有
    するように構成したことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項乃至第9項のいずれかに記載の増幅器。 11 αを各増幅素子のゲインとした場合に2個の減衰
    器をその減衰が2/αよりも小さくなるように構成した
    ことを特徴とする特許請求の範囲第10項記載の増幅器
JP53150489A 1977-12-07 1978-12-05 第1及び第2の増幅素子を具える増幅器 Expired JPS6041882B2 (ja)

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NO150100B (no) 1984-05-07
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