JPS6040812B2 - 骨紛添加食品 - Google Patents

骨紛添加食品

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JPS6040812B2
JPS6040812B2 JP52082384A JP8238477A JPS6040812B2 JP S6040812 B2 JPS6040812 B2 JP S6040812B2 JP 52082384 A JP52082384 A JP 52082384A JP 8238477 A JP8238477 A JP 8238477A JP S6040812 B2 JPS6040812 B2 JP S6040812B2
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JP
Japan
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bone
bones
bone meal
powder
bone powder
Prior art date
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Expired
Application number
JP52082384A
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English (en)
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JPS5417151A (en
Inventor
弥重郎 石田
嘉一 小山
正文 兎子尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
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Publication of JPS5417151A publication Critical patent/JPS5417151A/ja
Publication of JPS6040812B2 publication Critical patent/JPS6040812B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は骨粉添加食品に関するものである。
鶏、牛、豚のような家畜の骨は、カルシウム分およびリ
ン分等に富んでいることはよく知られている。ところが
、これらの骨は食用に供されず、殆んどが骨油、ニカワ
、ゼラチンの原料にされる、廃棄されてきた。これは、
これらの家畜の骨が固く、かつ形状が醜怪であることに
よるものである。しかしながら、世界の食糧資源の将来
性および廃棄物処理に関する公害規制の問題から、これ
らの家畜の骨を常温において粉砕し、これを食品に混合
することが提案された、ころが、家畜の骨を常温におい
て粉砕すると、骨の含有油脂および摩擦熱のため、粉砕
途中で骨粉がだんご状になり微粉砕ができないという問
題が生じた。そのため、このような骨粉を食品に混入す
ると骨粉の粗粒のために、ざらつきが大きく食感が極め
て低下していた。また、粉砕途中において骨中の油脂が
摩擦熱等のために悪変するため、これを添加した食品は
風味が損なわれるという問題も生じた。したがって、こ
の発明の目的は、そのような欠点をもたない骨粉添加食
品を提供することである。この発明の特徴は、食品に、
一100oo以下の超低温で微粉砕した骨粉末を添加し
たことにある。
すなわち、この発明の骨粉添加食品は、粉砕加工途中に
おける骨粉のだんご化および骨粉中の油脂の悪変を阻止
するために、一10000以下の超低温に冷却して含有
油脂を凍結させ、その状態で粉砕した骨粉を添加してい
るため、粗粒骨粉による食感の低下および油脂の悪変が
阻止され、骨粉添加による風味の低下が起らない。この
発明に用いる骨としては、たとえば前述の鶴、牛、豚等
の家畜の生骨およびこれらを煮沸した煮骨等があげられ
る。
これらの骨を−100oo以下で微粉砕するにあたって
、たとえば、鶏骨は、低温で1仇吻程度に粗砕し、つい
で−10000以下の超低温で微粉砕する。また、牛骨
は、300トンプレスでプレス粉砕し、さらに低温で1
比吻程度に粗砕したのち、一100oC以下の超低温で
微粉砕する。このように、この発明では、骨を−100
00以下の凍結状態で微粉砕するため、得られた骨粉は
極めて微粒になる。このようにして得られた骨粉の粒度
分布を比較例(煮鶏骨を一100qo以上の温度、たと
えば一30『Cで粉砕したも)と対称して第1図に示す
。図において、曲線Aは煮鶏骨粉(煮とりがら)粒度分
布曲線、曲線Bは生牛骨粉の粒度分布曲線、曲線Cは煮
牛骨粉の粒度分布曲線、曲線Dは比較例の粒度分布曲線
である。曲線A,B,Cと曲線Dを批鮫すると骨粉の粒
度および粒度分布に顕著な差が認められる。すなわち、
比較例は、骨粉の粒度がかなり粗いため、これを食品に
添加すると、硬度の高い粗粒骨粉が食品中に分散して食
品のそしやく不能をひき起す。このことより、骨粉を食
品素材として使用するためには、−100℃以下の超低
温で微粉砕しなければならないことがわかる。つぎに、
このような骨の微粉砕化の一例を第2図に示す。図にお
いて、低温窒素ガスラィソ1によって予冷された混合機
2、内に液体窒素供給ライン3から供給された液体窒素
と骨4とが投入されて骨4が凍結される。ついで凍結骨
4と液体窒素は調節ギヤ5aをもつクラツシャ5に送ら
れ、ここで凍結骨4が微粉砕される。つぎに凍結骨4の
微粉末と低温窒素ガスは分級機6に送られ、所定の粒度
の凍結骨4の微粉末と低温窒素ガスがさらにサイクロン
に送り込まれる。粒度の粗い凍結骨4の微粉末は、フィ
ードバックライン8によりクラッシャ5に送り返される
。サイクロン7内では凍結骨の微粉末と低温窒素ガスと
が分離され、微粉末は、凍結状態で容器9内に収容され
、低温窒素ガスはブロア10に送られて低温窒素ガスラ
ィン1に供給される。このようにして所定の粒度の骨粉
が得られる。このようにして得られた骨の微粉末は、ほ
ぼ一30℃で保管される。なお、骨の粉砕は、一100
qo以下の超低温で凍結させた骨を、その状態のまま粉
砕することが必要であり、一100qo以上の低温で凍
結した骨を粉砕しても前述のように微粉砕化することは
困難である。このようにして得られた骨の微粉末を、食
品中に1〜3の重量%(以下%と略す)含有されるよう
.に添加することが好ましい。
骨の微粉末の添加量がこの範囲を下回ると栄養強化の効
果が小さく、含有量がこの範囲を上回ると風味に対して
悪影響を与える煩向がある。なお、前述のようにして得
られた骨の微粉末を真空凍結乾燥すると保存性が向上す
る。
また、骨を予め真空凍結乾燥したのちに、超低温下で微
粉砕してもよい。いずれにしても、骨の微粉末中の水分
を除去することにより保存性を向上することができる。
このようにして水分を除去した骨の微粉末を窒素ガスの
ような不活性ガスでシールして包装するか、真空包装す
ると保存性が一層向上する。以上のように、この発明の
骨粉添加食品は、一100℃以下の超低温で微粉砕した
骨粉末を添加したため、粗粒骨粉による食感の低下およ
び骨粉中の油脂の悪変による悪臭や異味の発生がなく、
骨粉添加による風味の低下が起らない。
すなわち、この発明では、骨を−100q○以下の超低
温で凍結させ、それを粉砕するため、粉砕時の摩擦熱に
よる骨中の油脂の悪変が阻止されるとともに、骨から鯵
出する油脂の作用による粉砕物の塊状化が阻止され骨が
微粉末状になる。そのため、この骨の微粉末を添加した
食品は、それの添加により風味が損われることがない。
また、この食品はカルシウム分およびリン分い富む骨粉
を含むため、それらを特に必要とする児童や病人の食品
として好適である。なお、鶏骨(生骨・煮骨)および牛
骨(生骨・煮骨)粉中の成分組成を牛肉(しもふり)を
対照用にして次表に示した。つぎに、実施について説明
する。
実施例 1 合びき肉50夕、生鶏骨粉5夕をボールに入れ、玉ねぎ
1/4個をすりおろしてボールに加え、さらに小麦粉大
さじ11/2、砂糖小さじ1、しようゆ大さじ1、生ク
リーム大さじ1および塩とこしようと油と牛乳を少少々
加えて15分間混合した。
ついでそれを5個に分けて丸め、油で3分間あげて肉だ
んごを得た。実施例 2 生鶏骨粉5のこ代えて煮鶏骨粉を5夕用いたほかは実施
例1と同様にして肉だんごを得た。
実施例 3生鶏骨粉5のこ代えて生牛骨粉を59用いた
ほかは実施例1と同様にして肉だんごを得た。
実施例 4生鶏骨粉5桝こ代えて煮牛骨粉を5夕用いた
ほかは実施例1と同様にして肉だんごを得た。
実施例 5生鶏骨粉の添加量を7.5のこ増加したほか
は実施例1と同様にして肉だんごを得た。
実施例 6 生鶏骨粉5のこ代えて煮鶏骨粉を7.5夕用いたほかは
実施例1と同様にして肉だんごを得た。
実施例 7生鶏骨粉5のこ代えて生牛骨粉を7.5夕用
いたほかは実施例1と同様にして肉だんごを得た。
実施例 8生鶏骨粉5のこ代えて煮牛骨粉を7.5夕用
いたほかは実施例1と同様にして肉だんごを得た。
比較例生鶏骨粉を除いたほかは実施例1と同様にして肉
だんごを得た。
以上の実施例および比較例で得た肉だんごについて、4
3名のパネルにより、外観、色、食味、歯ざわり、舌ざ
わり、香りおよび総合の各項目につし、て、十2〜一2
の5段階の評点を与えて官能検査をした。
その結果はつぎの通りである。すなわち、外観および色
は全てのものが殆んど差がない。食味は実施例2が最も
優れていて、実施例7および8がやや悪い。歯さ・わり
は実施例2が有意に優れており、ついで実施例6および
比較例の順となる。実施例1および4はやや悪い。実施
例3および7は不評である。舌ざわりは、ほぼ歯SIわ
りと同機である。香りは、全てのものが殆んど差なしで
ある。総合評価では、実施例2が有意に優れており、つ
いで実施例6および比較例の順となり、これらに続いて
実施例4の順となった。すなわち、煮鶴骨粉をほぼ10
%添加した肉だんごは、添加しないものよりも風味に優
れているという結果が明らかになった。また、煮鶏骨粉
は、カルシウム分に富んでいるため、煮鶏骨粉をほぼ1
0%添加した肉だんご中のカルシウム分は、添加しない
ものに比べてほぼ300M音となる。また、牛骨粉を添
加した肉だんごの風味は、鶏骨粉添加のものよりも一般
的に劣るが、骨粉を添加しない肉だんごの風味と比較し
た場合に、両者間に有意差はみられなかった。したがっ
て、牛骨粉を添加したものについても充分商品価値はあ
ると考えられる。なお、実施例はいずれも肉だんごにつ
いて説明しているが、この発明はそれに限定されるもの
でなく、コンビーフ、ソーセージ、チキンボール、コロ
ッケ、オムレツ、魚だんご、ハンバーグステーキ、ビー
フカレー、かまぼこ、シユウマイ、ぎようざ、スープ粉
末(汁もの)、ご飯類、めん類などあらゆる食品につい
て適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の骨粉末の粒度分布図、第2図はこの
発明の骨の微粉砕化の一例の工程説明図である。 第1図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 −100℃以下の超低温で微粉砕した骨粉末を添加
    したことを特徴とする骨粉添加食品。 2 前記骨粉末が1〜30重量%含有されている特許請
    求の範囲第1項記載の骨粉添加食品。
JP52082384A 1977-07-09 1977-07-09 骨紛添加食品 Expired JPS6040812B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP52082384A JPS6040812B2 (ja) 1977-07-09 1977-07-09 骨紛添加食品

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JP52082384A JPS6040812B2 (ja) 1977-07-09 1977-07-09 骨紛添加食品

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Publication Number Publication Date
JPS5417151A JPS5417151A (en) 1979-02-08
JPS6040812B2 true JPS6040812B2 (ja) 1985-09-12

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ID=13773077

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JP52082384A Expired JPS6040812B2 (ja) 1977-07-09 1977-07-09 骨紛添加食品

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63163011A (ja) * 1986-12-26 1988-07-06 株式会社 ニフコ 板の結合具
JP2014163347A (ja) * 2013-02-27 2014-09-08 Daihatsu Motor Co Ltd ブローバイガス還流装置

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